JPH07283938A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07283938A
JPH07283938A JP6097920A JP9792094A JPH07283938A JP H07283938 A JPH07283938 A JP H07283938A JP 6097920 A JP6097920 A JP 6097920A JP 9792094 A JP9792094 A JP 9792094A JP H07283938 A JPH07283938 A JP H07283938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
data storage
picture data
storage means
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6097920A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nishikawa
喜章 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6097920A priority Critical patent/JPH07283938A/ja
Publication of JPH07283938A publication Critical patent/JPH07283938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙幣,有価証券,チケット等の偽造複写防止
の範囲をフレキシブルに広げ,さらに,偽造複写行為に
関する明確な情報を提供する。 【構成】 原稿画像をデジタルの画像データとして入力
する画像データ入力部301と,画像データ入力部30
1で入力した画像データを格納する第1画像データ記憶
部303および第2画像データ記憶部304と,入力し
た画像データを第1画像データ記憶部303あるいは第
2画像データ記憶部304に格納するかを選択する画像
データ入力制御部302と,第1画像データ記憶部30
3と第2画像データ記憶部304に格納されている画像
データを比較照合する画像データ認識部305と,第1
画像データ記憶部303に格納されている画像データを
出力する画像データ出力部308と,画像データ認識部
305の出力信号に基づいて第1画像データ記憶部30
3の画像データの出力可否を制御する画像データ出力制
御部307とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,紙幣,有価証券,チケ
ット等の偽造複写を防止する機能を有する画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては,紙幣,
有価証券,チケット等の偽造複写を防止するために,メ
ーカー側が偽造複写を防止したい紙幣等の画像データを
予め装置内のROMに格納しておき,そのROMに格納
されている画像データと同じ画像を複写しようとしたと
きに,パターンマッチング処理により複写画像が偽造複
写であると認識して,複写できないように処理したり,
あるいは,複写した記録紙に偽造複写であることがすぐ
に識別できるように画像データに処理を施して出力して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の画像形成装置にあっては,メーカ
ー側が提供するある限られた高額紙幣や有価証券等のみ
を対象とした偽造複写防止しかできず,また,その偽造
複写行為の情報を追跡することが困難であるという問題
点があった。
【0004】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,紙幣,有価証券,チケット等の偽造複写防止の範囲
をユーザーが自由に選択できるようにすることを目的と
する。
【0005】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,偽造複写行為に関する明確な情報を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,請求項1に係る画像形成装置は,原稿画
像をデジタルの画像データとして入力する画像データ入
力手段と,前記画像データ入力手段で入力した画像デー
タを記憶する第1画像データ記憶手段および第2画像デ
ータ記憶手段と,前記画像データ入力手段で入力した画
像データを前記第1画像データ記憶手段あるいは第2画
像データ記憶手段の何れに格納するかを選択するための
選択手段と,前記第1画像データ記憶手段と第2画像デ
ータ記憶手段とに格納されている画像データを比較照合
し,一致するか否かを判定する比較照合手段と,前記第
1画像データ記憶手段に格納されている画像データを出
力する画像データ出力手段と,前記比較照合手段の判定
結果に基づいて前記第1画像データ記憶手段の画像デー
タの出力可否を制御する出力制御手段とを具備するもの
である。
【0007】また,請求項2に係る画像形成装置は,原
稿画像をデジタルの画像データとして入力する画像デー
タ入力手段と,前記画像データ入力手段で入力した画像
データを記憶する第1画像データ記憶手段および第2画
像データ記憶手段と,前記画像データ入力手段で入力し
た画像データを前記第1画像データ記憶手段あるいは第
2画像データ記憶手段の何れに格納するかを選択するた
めの選択手段と,前記第1画像データ記憶手段と第2画
像データ記憶手段とに格納されている画像データを比較
照合し,一致するか否かを判定する比較照合手段と,前
記第1画像データ記憶手段に格納されている画像データ
を出力する画像データ出力手段と,前記比較照合手段の
判定結果に基づいて前記第1画像データ記憶手段の画像
データの出力可否を制御する出力制御手段と,前記比較
照合手段によって一致すると判定された場合に,その判
定日時,一致した画像情報,装置番号等を判定情報とし
て記憶する判定情報記憶手段とを具備し,前記比較照合
手段は,前記第1画像データ記憶手段と第2画像データ
記憶手段とに格納されている画像データとが一致する場
合に,前記判定情報を判定情報記憶手段に記憶させるも
のである。
【0008】
【作用】本発明に係る画像形成装置(請求項1)は,予
め選択手段によって第2画像データ記憶手段を選択し,
画像データ入力手段を介して特定の画像データを第2画
像データ記憶手段に格納する。その後,複写する目的で
画像データ入力手段から第1画像データ記憶手段に画像
データが記憶されると,比較照合手段により第1画像デ
ータ記憶手段の画像データと第2画像データ記憶手段の
特定画像データとを比較照合し,一致するか否かを判定
する。ここで,一致すると判定されると,画像データ出
力制御手段によって,その画像データが画像データ出力
手段から出力されることを停止して,違法な偽造複写を
防止する。
【0009】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
2)は,予め選択手段によって第2画像データ記憶手段
を選択し,画像データ入力手段を介して特定の画像デー
タを第2画像データ記憶手段に格納する。その後,複写
する目的で画像データ入力手段から第1画像データ記憶
手段に画像データが記憶されると,比較照合手段により
第1画像データ記憶手段の画像データと第2画像データ
記憶手段の特定画像データとを比較照合し,一致するか
否かを判定する。ここで,一致すると判定されると,画
像データ出力制御手段によって,その画像データが画像
データ出力手段から出力されることを停止し,さらに,
比較照合手段によって,その判定日時,一致した画像情
報,装置番号等の判定情報を判定情報記憶手段に記憶さ
せ,違法な偽造複写を防止すると共に,判定情報に基づ
く偽造複写行為の追跡を可能とする。
【0010】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明に係る偽造防止機能が装備
されている複写機(以下,単に画像形成装置という)の
外観図であり,100は複写作業時に初期設定を行うた
めの入力キー群や装置の状態を表示するLEDやパネル
等が配列されている操作パネルである。
【0011】図2は,本発明に係る画像形成装置の基本
的な構成を示すブロック図である。図において,200
は,本装置におけるマイクロコンピュータシステムの中
核を成し,所定の制御プログラムに基づいて装置全体を
構成する各モジュールや電装部品等を制御するCPUで
あり,バス201を介して下記の装置等が接続されてい
る。
【0012】すなわち,バス201には,専用の各イン
ターフェイスを介し,原稿画像をカラーCCDイメージ
センサ(図示せず)を用いて読み取り,階調データに変
換する,いわゆる,カラースキャナと呼ばれる画像入力
装置202と,画像入力装置202からの入力画像や画
像処理中における画像データを一時的に格納しておくた
めの画像記憶装置203と,入力した画像データを記録
紙上に形成して出力する画像出力装置204と,CPU
200の制御プログラムが格納されているプログラムR
OM205と,外部から機能等の指定を行うための操作
パネル100と,画像入力装置202からの画像データ
を拡張用として外部の大容量の記憶装置に格納するため
の外部記憶装置206と,本発明に係る偽造防止のため
の処理を実行する偽造防止処理装置207とが接続され
ている。
【0013】図3は,上記偽造防止処理装置の細部構成
を示すブロック図であり,以下のモジュールで構成され
ている。すなわち,画像入力装置202を制御するため
の入力タイミング信号等を発生させる画像データ入力部
301と,画像入力装置202から入力された画像デー
タを画像記憶装置203内の第1画像データ記憶部30
3あるいは第2画像データ記憶部304に転送するか,
あるいは外部に接続された外部記憶装置206に転送す
るかを制御する画像データ入力制御部302と,画像入
力装置202からの原稿の画像データを記憶するための
リードライト可能なRAMで構成する第1画像データ記
憶部303と,RAMとROM,あるいは外部記憶装置
で構成され,RAMと外部記憶装置には画像入力装置2
02から転送されてくる偽造防止用画像データを格納
し,ROMには予めメーカー側から提供される偽造防止
用の画像データが格納される第2画像データ記憶部30
4と,第1画像データ記憶部303に格納された原稿の
画像データと第2画像データ記憶部304に格納されて
いる画像データとをパターンマッチング処理により比較
する画像データ認識部305と,画像データ認識部30
5による処理情報(判定情報)を格納する第3データ記
憶部306と,画像データ認識部305の認識結果によ
り第1画像データ記憶部303に格納されている画像デ
ータを画像データ出力部308から出力するか否かを制
御する画像データ出力制御部307と,画像データ出力
制御部307の制御信号に基づいて第1画像データ記憶
部303の画像データを出力する画像データ出力部30
8とから構成されている。
【0014】次に,以上のように構成された偽造防止処
理装置の動作について説明する。画像データ入力部30
1は,画像入力装置202に対して図4に示すタイミン
グチャートに基づいてライン同期信号,ゲート信号,画
素クロック信号,ストローブ信号,画像データの各信号
を発生させる。画素クロック信号は,本システムの制御
信号で最も周波数の高い信号で1クロック1ビットの画
像データに同期している。実際には,例えば,1画素8
ビットの画像データの場合,8ビット並列にデータは扱
われ,1クロック1画素,すなわち,8ビットとしてい
る。また,ゲート信号をライン同期信号の立ち下がりか
ら画素クロックをカウントし,生成している。上記ゲー
ト信号は,1ライン上の有効な画像データの範囲を示す
信号である。このゲート信号と画素クロック信号とを合
成したストローブ信号を生成し,画像入力装置202,
画像出力装置204のタイミング信号としている。
【0015】上記タイミング信号の生成回路を図5に示
す。図において,501,502はライン同期信号およ
び画素クロック信号を基準として動作するカウンタ,5
03はカウンタ501の出力と有効範囲データ1とを比
較処理するコンパレータ,504はカウンタ502の出
力と有効範囲データ2とを比較処理するコンパレータ,
505はコンパレータ504の出力を反転するためのN
OT回路,506はコンパレータ503の出力信号とN
OT回路505の出力信号の論理和をとってゲート信号
を出力するOR回路,507は画素クロック信号とOR
回路506の出力信号の論理和をとってストローブ信号
を出力するOR回路である。
【0016】次に,以上のように構成された生成回路の
動作について説明する。カウンタ501にライン同期信
号と画素クロック信号が入力され,このカウンタ501
の動作出力がコンパレータ503にセットされる。同時
に,コンパレータ503には有効範囲データ1がセット
され,該コンパレータ503の比較出力がOR回路50
6に与えられる。また,カウンタ502にライン同期信
号と画素クロック信号が入力され,このカウンタ502
の動作出力がコンパレータ504にセットされる。同時
に,コンパレータ504には有効範囲データ2がセット
され,該コンパレータ504の比較出力は,NOT回路
505で反転された後,OR回路506に与えられる。
OR回路506は上記2つの信号の論理和をとってゲー
ト信号を出力する。また,OR回路506の出力信号と
画素クロック信号は,OR回路507に入力され,この
2つの信号の論理和をとって,画像の有効範囲を示すス
トローブ信号を出力する。
【0017】ここで図3に戻って,その動作を説明す
る。画像データ入力制御部302は,画像入力装置20
2から入力された画像データを,第1画像データ記憶部
303に転送するか第2画像データ記憶部304に転送
するか,あるいは外部に接続された外部記憶装置206
に転送するかを制御する。このとき,どの記憶部へ転送
するかは,操作パネル100からのユーザの入力操作に
より決定する。この操作パネル100の詳細を図6に示
す。操作パネル100のタッチパネル部分には動作モー
ドとして,通常複写モードと偽造防止元画像データ読込
モードの2つのモードが選択可能に表示される。通常複
写モードは,通常の複写時に偽造元画像データ読込モー
ドで読み込んだ画像データと複写しようとしている画像
データをパターンマッチングし,同じであれば偽造複写
と判断し,その複写処理を停止するモードである。ま
た,偽造元画像データ読込モードは,偽造防止しようと
する画像データを予め内部の記憶装置あるいは外部の記
憶装置に読み込んでおくモードである。
【0018】したがって,上記操作パネル100で偽造
防止元画像データ読込モードを選択した場合は,さらに
内部の記憶装置あるいは外部記憶装置かを選択すること
ができ,画像入力装置202から入力した画像データは
第2画像データ記憶部304あるいは外部記憶装置20
6へ転送される。また,通常複写モードを選択した場合
は,第1画像データ記憶部303へ転送される。
【0019】第1画像データ記憶部303を構成するリ
ードライト可能なRAMには,原稿データを格納する。
また,第2画像データ記憶部304を構成するRAMと
外部記憶装置には,画像入力装置202から転送されて
くる偽造防止用の画像データが格納され,ROMには予
めメーカ側から提供されてくる偽造防止用の画像データ
が格納されている。このとき,画像データを第1画像デ
ータ記憶部303へ転送するか,第2画像データ記憶部
304へ転送するかは,図7に示す切換え回路により実
行する。
【0020】図7において,操作パネル100からの1
ビットの制御信号により8ビットの画像データを3ステ
ートバッファ701,702によって,第1画像データ
記憶部303か第2画像データ記憶部304に転送する
かを決定する。
【0021】また,図8は,第2画像データ記憶部30
4の構成を示すブロック図である。図において,801
は画像データ入力制御部302からの入力データを制御
する入力データ制御部,802は入力データ制御部80
1の出力信号に基づいて,RAM803に対して制御信
号を発生するRAM制御信号発生部,803はRAM,
804は入力データ制御部801の出力信号に基づい
て,ROM805に対して制御信号を発生するROM制
御信号発生部,805はROM,806は入力データ制
御部801の出力信号に基づいて,外部記憶装置807
に対して制御信号を発生する外部記憶装置制御信号発生
部,807は外部記憶装置,808はRAM803,R
OM805,外部記憶装置807に格納されている画像
データを画像データ出力制御部307,画像データ認識
部305に出力する際に出力制御を実行する出力データ
制御部である。
【0022】次に,以上の構成における動作について説
明すると,操作パネル100からの制御信号により,第
2画像データ記憶部304の入力データ制御部801
は,RAM803,ROM805,外部記憶装置807
の何れかに画像データを格納するかをRAM制御信号発
生部802,ROM制御信号発生部804,外部記憶装
置制御信号発生部806を切り換える。
【0023】図9は,本発明に係る偽造防止用の元デー
タの読込処理を示すフローチャートである。図におい
て,本処理が開始されると,先ず,操作パネル100か
ら偽造防止元画像データ読込モードを選択する(S90
1)。次いで,画像データ入力制御部302は,操作パ
ネル100の指定に基づいて画像データ入力部301か
らの画像データを第2画像データ記憶部304に格納で
きるように設定する(S902)。なお,このとき図7
に示す制御回路を用いる。すなわち,このように設定さ
れた画像データは,偽造防止用の元データとして第2画
像データ記憶部304のRAM803に格納される。
【0024】なお,上記RAM803においては,バッ
クアップ電源を用いて装置の電源がOFFされても保持
しておく必要がある。また,第2画像データ記憶部30
4については,外部記憶装置を使用することが可能であ
り,偽造防止元画像データのデータ量が大きくなると大
容量の外部記憶装置に格納する。また,各種の元画像デ
ータをそれぞれ複数の外部記憶装置に格納しておき,場
合に応じてこれらの外部記憶装置を切り換えて使用する
ことにより,効率的に偽造防止元データを扱うことがで
きる。
【0025】次に,偽造防止用元データとなる原稿を画
像入力装置202により読み込ませ(S903),上記
設定の通り第2画像データ記憶部304に読み込んだ画
像データを格納して(S904),本処理を終了する。
なお,上記処理は,不特定多数の者がだれでも本モード
において元データを登録することができないようにパス
ワード等の使用により,偽造防止用の元データ登録者を
特定しておくことが望ましい。
【0026】図10は,本発明に係る偽造判定処理を示
すフローチャートであり,複写画像データが上記図9に
示した処理により読み込んだ偽造防止用の元データと同
じであるか否かを調べ,同じであると判定したときに偽
造と認識して複写処理を停止するものである。
【0027】すなわち,図10において,処理が開始さ
れると,図6に示す操作パネル100のモード選択操作
により,偽造防止元画像データ入力モードを解除し,通
常の複写モードに設定する(S1001)。次いで,画
像データ入力制御部302は,画像データ入力部301
からの画像データを第1画像データ記憶部303に格納
できるように設定する(S1002)。複写したい原稿
を画像入力装置202により読み込み(S1003),
第1画像データ記憶部303に読み込んだ画像データを
格納する(S1004)。続いて,画像データ認識部3
05により第1画像データ記憶部303の画像データと
第2画像データ記憶部304の画像データとのパターン
マッチングにより同じ画像であるか否かを判断する(S
1005)。
【0028】上記ステップS1005において,第1画
像データ記憶部303と第2画像データ記憶部304の
画像データが同一であると判断したときには,画像デー
タ出力制御部307が画像データ出力部308から出力
する画像データを停止し(S1006),本処理を終了
する。一方,第1画像データ記憶部303と第2画像デ
ータ記憶部304の画像データが異なるものであると判
断したときには,画像データ出力部308より読み込ま
れた画像データを出力して(S1007),本処理を終
了する。
【0029】上記ステップS1005におけるパターン
マッチング方法について説明する。図11は,上記のパ
ターンマッチング処理の構成を示すブロック図である。
図において,1101はパターンマッチング処理部であ
る。本実施例では,図12に示すように,テンプレート
マッチングを用いる。なお,図12では,説明の便宜
上,白黒2値画像の場合を例にとって表現している。図
12において,予め読み込んでおいた「A,B,C,
D,E」の画像データと実際に複写しようとした「D」
に近い画像を読み込んで,両者それぞれを重ね合わせて
各画素が一致するかしないかを,パターンマッチング処
理部1101により判定する。なお,この場合,一致し
ていない画素を★マークに置き換えてある。このよう
に,一致していない部分がある程度少ない元画像データ
が判定結果となり,この場合「D」ということになる。
【0030】さらに,上記パターンマッチング処理とし
てのテンプレートマッチングについて図13を用いて説
明する。図13(a)は,それぞれ複写しようとしてい
る画像データ,すなわち,複写データaと偽造防止元デ
ータbである。次に,図13(b)に示すように,この
偽造防止元データbを一般的によく用いられているフィ
ルタリング処理と同様に,複写データaを1画素ずつず
らしながら数1に示す演算式に基づいて演算を実行す
る。
【0031】
【数1】 なお,Pk は,複写データaの画素値 pk は,偽造防止元データbの画素値である。
【0032】上記数1により,その答えであるAを求
め,そのAが最小値となるような画像データが最も偽造
防止元データbに近いと考えられる。
【0033】図13(c)は,複写データaと偽造防止
元データbが一致した例を示している。ただし,これら
2つの画像データが必ずしも一致することは可能性とし
て少ないため,あるスレッシュレベルを設けてある程度
式1のAの値が小さければ2つの画像データは同一であ
ると判断すべきである。このようにして,画像データ認
識部305において複写しようとして読み込んだ画像デ
ータが,偽造防止元画像データと同じ画像データである
と判断した場合,画像データ認識部305は,画像デー
タ出力制御部307にその結果を通知し,画像データ出
力制御部307により画像データ出力部308から偽造
防止画像データの出力を停止する。
【0034】図14は,上記画像データの出力処理の構
成を示す回路図であり,トライステートバッファ140
1に,第1画像データ記憶部303からの画像データと
画像データ認識部305からの出力制御信号が入力さ
れ,入力された画像データの出力可否を出力制御信号に
より決定し,出力可の場合に,画像データ出力部308
に出力する。
【0035】また,このとき,画像データ認識部305
は,いつどのような複写禁止である紙幣やその他の有価
証券等が複写されようとしたかという情報を,第3デー
タ記憶部306に書き込み,画像データ出力部308か
らその情報を出力できるようにする。これにより,偽造
という犯罪行為に対する追跡調査に役立たせることがで
きる。
【0036】このように,本実施例によれば,複写防止
対象画像パターンをユーザ側で読み込んだり,希望する
元画像データを再登録したりすることにより,偽造複写
され易い画像データを入力しておくことができる。ま
た,画像データの記憶用として外部記憶装置を使用する
ことにより,多くの画像データを記憶することができ
る。さらに,偽造複写された場合,その偽造情報が第3
データ記憶部306に書き込まれるため,その追跡調査
における有効な情報を提供することができる。したがっ
て,従来におけるメーカー側が提供する偽造防止データ
のみに限定された画像データの偽造防止しかできない不
具合に対し,偽造防止複写の対象範囲をフレキシブルに
広げることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る画像
形成装置(請求項1)によれば,原稿画像をデジタルの
画像データとして入力する画像データ入力手段と,前記
画像データ入力手段で入力した画像データを記憶する第
1画像データ記憶手段および第2画像データ記憶手段
と,前記画像データ入力手段で入力した画像データを前
記第1画像データ記憶手段あるいは第2画像データ記憶
手段の何れに格納するかを選択するための選択手段と,
前記第1画像データ記憶手段と第2画像データ記憶手段
とに格納されている画像データを比較照合し,一致する
か否かを判定する比較照合手段と,前記第1画像データ
記憶手段に格納されている画像データを出力する画像デ
ータ出力手段と,前記比較照合手段の判定結果に基づい
て前記第1画像データ記憶手段の画像データの出力可否
を制御する出力制御手段とを具備するため,違法な偽造
複写を広範囲にわたって防止することができる。
【0038】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
2)によれば,原稿画像をデジタルの画像データとして
入力する画像データ入力手段と,前記画像データ入力手
段で入力した画像データを記憶する第1画像データ記憶
手段および第2画像データ記憶手段と,前記画像データ
入力手段で入力した画像データを前記第1画像データ記
憶手段あるいは第2画像データ記憶手段の何れに格納す
るかを選択するための選択手段と,前記第1画像データ
記憶手段と第2画像データ記憶手段とに格納されている
画像データを比較照合し,一致するか否かを判定する比
較照合手段と,前記第1画像データ記憶手段に格納され
ている画像データを出力する画像データ出力手段と,前
記比較照合手段の判定結果に基づいて前記第1画像デー
タ記憶手段の画像データの出力可否を制御する出力制御
手段と,前記比較照合手段によって一致すると判定され
た場合に,その判定日時,一致した画像情報,装置番号
等を判定情報として記憶する判定情報記憶手段とを具備
し,前記比較照合手段は,前記第1画像データ記憶手段
と第2画像データ記憶手段とに格納されている画像デー
タとが一致する場合に,前記判定情報を判定情報記憶手
段に記憶させるため,違法な偽造複写を広範囲にわたっ
て防止できると共に,比較照合手段の処理結果(判定情
報)を判定情報記憶手段に格納して,この判定情報から
偽造複写行為の追跡調査を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偽造防止機能が装備されている複
写機の外観図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の基本的な構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明に係る偽造防止処理装置の細部構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の基本信号を示すタ
イミングチャートである。
【図5】本発明に係る基本信号を生成する回路図であ
る。
【図6】本発明に係る操作パネルにおける動作モード切
換部分を示す説明図である。
【図7】本発明に係る画像データの格納切り換えを実行
するための回路図である。
【図8】本発明に係る第2画像データ記憶部の内部構成
等を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る偽造防止用元データの読み込み処
理を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る偽造判定処理動作を示すフロー
チャートである。
【図11】本発明に係るパターンマッチングに関するブ
ロック図である。
【図12】本発明に係るパターンマッチングの詳細例を
示す説明図である。
【図13】本発明に係るテンプレートマッチング処理例
を示す説明図である。
【図14】本発明に係るデータ出力に関するブロック図
である。
【符号の説明】
301 画像データ入力部 302 画像デー
タ入力制御部 303 第1画像データ記憶部 304 第2画像
データ記憶部 305 画像データ認識部 306 第3デー
タ記憶部 307 画像データ出力制御部 308 画像デー
タ出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 410 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像をデジタルの画像データとして
    入力する画像データ入力手段と,前記画像データ入力手
    段で入力した画像データを記憶する第1画像データ記憶
    手段および第2画像データ記憶手段と,前記画像データ
    入力手段で入力した画像データを前記第1画像データ記
    憶手段あるいは第2画像データ記憶手段の何れに格納す
    るかを選択するための選択手段と,前記第1画像データ
    記憶手段と第2画像データ記憶手段とに格納されている
    画像データを比較照合し,一致するか否かを判定する比
    較照合手段と,前記第1画像データ記憶手段に格納され
    ている画像データを出力する画像データ出力手段と,前
    記比較照合手段の判定結果に基づいて前記第1画像デー
    タ記憶手段の画像データの出力可否を制御する出力制御
    手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像をデジタルの画像データとして
    入力する画像データ入力手段と,前記画像データ入力手
    段で入力した画像データを記憶する第1画像データ記憶
    手段および第2画像データ記憶手段と,前記画像データ
    入力手段で入力した画像データを前記第1画像データ記
    憶手段あるいは第2画像データ記憶手段の何れに格納す
    るかを選択するための選択手段と,前記第1画像データ
    記憶手段と第2画像データ記憶手段とに格納されている
    画像データを比較照合し,一致するか否かを判定する比
    較照合手段と,前記第1画像データ記憶手段に格納され
    ている画像データを出力する画像データ出力手段と,前
    記比較照合手段の判定結果に基づいて前記第1画像デー
    タ記憶手段の画像データの出力可否を制御する出力制御
    手段と,前記比較照合手段によって一致すると判定され
    た場合に,その判定日時,一致した画像情報,装置番号
    等を判定情報として記憶する判定情報記憶手段とを具備
    し,前記比較照合手段は,前記第1画像データ記憶手段
    と第2画像データ記憶手段とに格納されている画像デー
    タとが一致する場合に,前記判定情報を判定情報記憶手
    段に記憶させることを特徴とする画像形成装置。
JP6097920A 1994-04-13 1994-04-13 画像形成装置 Pending JPH07283938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6097920A JPH07283938A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6097920A JPH07283938A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07283938A true JPH07283938A (ja) 1995-10-27

Family

ID=14205139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6097920A Pending JPH07283938A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07283938A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6628824B1 (en) 1998-03-20 2003-09-30 Ken Belanger Method and apparatus for image identification and comparison

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6628824B1 (en) 1998-03-20 2003-09-30 Ken Belanger Method and apparatus for image identification and comparison

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5796835A (en) Method and system for writing information in a data carrier making it possible to later certify the originality of this information
EP0751663B1 (en) Image processing method and image processing system employing same
EP0706283B1 (en) Image processor including copying machine
JPH11275339A (ja) 画像形成装置
EP1073253B1 (en) Image processsing system, image processing method, image processing apparatus, and storage medium
US20060268361A1 (en) Reproduction equipment-associated user interface for enabling two-sided identification document copying
JPH0283571A (ja) 画像記録装置
JP2001186340A (ja) 偽造検出方法
JP2000022934A (ja) 画像処理装置
JP3867845B2 (ja) 認識装置
JPH07283938A (ja) 画像形成装置
JP3493044B2 (ja) 追跡機能付画像形成装置
JP2003271908A (ja) チェックコード作成方法およびチェックコード作成装置
JPH07288681A (ja) カラー画像形成装置
JP3135372B2 (ja) 画像処理装置
JP3220178B2 (ja) 画像処理装置
JPH07264398A (ja) 有価証券及び極秘文書を認識する機能を有する画像形成システム
JP3233962B2 (ja) カラー画像処理装置及びその方法
JP2000293691A (ja) 画像処理方法、ドライバ、オペレーティングシステム、スキャナ、記憶媒体
JPH0818774A (ja) 画像形成装置
JP2001078030A (ja) 画像認識装置及び画像形成装置並びに記録媒体
JPH05282448A (ja) 画像処理装置
WO1994003998A1 (en) Special document identifier, and system for controlling image forming device having special document identifying function
JP2001218008A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体
JP3363488B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法