JP3867845B2 - 認識装置 - Google Patents
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Description
本発明は、画像認識装置に関するものである。具体的には画像処理装置,画像形成装置,画像読み取り装置等において、処理対象の画像データが特定の画像を含むものか否かを認識するための画像認識装置(以下、単に「認識装置」と称することもある)に関する。
[背景技術]
従来の紙幣・有価証券などの偽造に対応するための画像処理システムは、カラー複写機のような画像入力から画像形成までを閉じたシステム内において実施する装置に対して各種のものが提案され、実施されてきた。また、近年のイメージスキャナ等の画像読み取り装置,パーソナルコンピュータ等の画像処理装置及びプリンタ等の画像形成装置の高性能化・低価格化に伴い、開いたシステムでの偽造が社会問題化してきており、それに対する対応策も種々研究されている。
いずれの場合も、基本的な画像認識処理としては、取得した画像データ(入力データ)を画像データ処理部(特徴抽出部)で加工され、画像データ処理部により出力された画像データと、不揮発性メモリにあらかじめ記憶された特定パターンとを比較し、認識結果を制御部に出力する構成となっている。
しかしながら、従来の画像認識システムでは、特定パターンデータは常に不揮発性メモリに記憶されていたため、この不揮発性メモリを解析され、認識対象の画像データ中のどの部分が特定パターンとなっているかを知られてしまうおそれがある。そして、特定パターンが知られていると、認識装置では認識されないように元の画像データに改ざんを加えた状態で複写処理等を実行し、偽造されてしまうおそれがある。また、不揮発性メモリに対して改ざんが行われ、正常な認識処理自体ができなくなるおそれもある。
機密性の高い認識分野、例えば不正複写禁止原稿(紙幣、証券など)に対する認識や、特定の個人であることの認識(指紋照合、筆跡照合、音声認識など)分野においては、上記した解析,改ざんは特に大きな問題となる。
また特定パターンデータを不揮発性メモリに記憶する構成の場合、特定パターンデータの更新が困難という問題がある。すなわち、認識対象の紙幣等が変更・追加した場合には、特定パターンデータもそれに合わせて更新する必要があるが、その更新のためには認識装置自体を回収し、工場等に持ち帰った上で、新たな特定パターンデータを記憶した不揮発性メモリと交換する作業を行う必要があり、莫大な時間と費用を要する。さらに、その交換作業中は、認識処理ができない状態となるので、実用に供し得ない。
本発明は、解析・改ざんされにくく、また、特定パターンデータの更新も容易に行える画像認識装置を提供することを目的としている。
[発明の開示]
この発明による画像認識装置では、紙幣や有価証券の偽造を防止するための画像認識装置であって、与えられた画像データに対し、記憶部に記憶された偽造防止用の辞書データを用いて前記与えられた画像が前記辞書データと適合するかの認識処理をする認識処理部と、前記記憶部に対し、前記辞書データを書き込む手段を備え、前記記憶部に記憶された前記辞書データは、少なくとも電源が投入されていない時には消去されるように構成した。
このようにすると、電源が投入されていないときには、記憶部には認識処理をするための正規の辞書データは格納されていないので、電源が入っていない状態でメモリを取り外して内容を解析されても、辞書データの内容が解析されることはない。また、電源が入っている状態でメモリを取り外すことは、機器全体を損傷するおそれがあるため、通常行われない。従って、解析・改ざんがされるおそれが抑制される。
前記記憶部は揮発性メモリから構成し、前記辞書データの消去は、電源供給の遮断に伴い自動的に行われるように構成すると良い。よく知られているように、揮発性メモリは、電源が供給されている間だけ、その記憶内容を保持するものであるので、揮発メモリに格納された辞書データは、電源OFFとともに自動的に消失される。よって、特に消去する手段を設ける必要がなくなる。
また、前記記憶部は、書き換え可能メモリから構成し、所定のタイミングで前記記憶部に格納した前記辞書データを消去する手段を設けるようにしてもよい。消去する手段を設けることにより、記憶部に用いるメモリの種類として書き換え可能なメモリを使用可能となり、選択の余地が広がる。また、辞書データの消去のタイミングとしては、電源を落とす(OFFにする)際でも良いし、認識処理を終了するときでも良い。さらに、認識処理に支障がなければ、電源を投入後、電源をOFFにするまでの間の任意のタイミングをとることができる。もちろん、一旦消去した後で再度辞書データを書き込むことも構わない。さらに、書き換え可能なメモリを使用した場合、電源OFFの際に、記憶部にダミーの辞書データを格納することが可能となる。これにより、偽造・辞書データの解析をしようとした人に対し、誤った知識を与えることができ、偽造されるおそれを可及的に抑制できる。
さらにまた、前記記憶部の接続状況を監視する手段を備えるとなおよい。稼動中(電源ON時)に接続状況を監視することにより、記憶部の取り外し、交換その他の不正行為の有無をチェックでき、正しく認識処理をすることができる。そして、不正行為が有った場合には、その旨通知することにより、認識装置が実装された装置本体の機能を停止することにより、例えば偽造などを防止できる。
[発明を実施するための最良の形態]
本発明をより詳細に説明するにあたり、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1は、本発明に係る認識装置の好適な一実施の形態を示している。同図に示すように、認識対象の画像データは、画像処理部1に与えられる。画像処理部1は、受け取った画像を、RAM(SRAM,DRAM等)2を使って2値化,切り出し,特徴抽出を行うようになっている。そして、画像処理部1は、抽出した特徴量と、辞書データメモリ3に格納された特定パターンデータとを比較し、類似度(適合度)を求め、その求めた認識結果をCPU4に与えるようになっている。そして、それら各部は、データバス5に接続され、データの送受が可能となっている。
CPU4は、受け取った認識結果を図外の制御部へ出力し、その制御部において所定の複写等禁止処理をする。すなわち、この認識装置を複写機や画像形成装置に実装した場合には、認識結果が「特定パターンを検出」とすると、解像度を落とした画像を出力したり、塗り潰しなど正常な複写処理・印刷処理を禁止するようになる。また、実装したのが画像読み取り装置の場合には、解像度を落とした画像データに変換して記憶したり、出力禁止物であるという情報を関連付けて記憶するなど各種の手法が採れる。上記した構成並びに処理は、従来と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
ここで本発明では、辞書データメモリ3を揮発性メモリを用いて構成した。さらに、CPU4の機能として、図2に示すように、電源OFFのときは、CPU4が辞書データ(特定パターンデータ)を保持しており(図2(a)参照)、電源ONした後、CPU4は、保有する辞書データを、辞書データメモリ3に対して書き込む(図2(b)参照)。
このようにすると、動作中は、辞書データメモリ3に格納された辞書データを用い、画像処理部1にて高精度な測定が可能となる。そして、電源をOFFにすると、特定パターンデータは揮発性メモリである辞書データメモリ3から自動的に消去(消失)される。そして、この処理の流れを示すと、図3に示すフローチャートのようになる。
なお、CPU4に辞書データを保存するに際し、そのままのデータでも良いし、圧縮したり暗号化した状態で保存しても良い。CPU4であるので、そのままのデータでも解析される可能性は少ないが、圧縮・保存することにより、セキュリティがより向上する。
また、上記した実施の形態では、CPU4内に辞書データを有するようにしたが、本発明はこれに限ることはない。別の一例を示すと、図4に示すように、電源OFF時には、ドライバ・ソフトウェア6に辞書データ(特定パターンデータ)を保持させておき(図4(a)参照)、図4(b)に示すように、電源がONした後や、或いは、ソフトウェア起動後に、ドライバ・ソフトウェア6からCPU4に特定パターンデータがダウンロードされる。そして、ダウンロード(データ転送)終了後や、転送しながら、CPU4から辞書データメモリ3に対して特定パターンデータを書き込むようにしてもよい。
この場合も、電源がONの間は、辞書データメモリ3内に特定パターンデータが記憶保持されているので、正常な認識処理が行え、電源OFFと同時に揮発性メモリである辞書データメモリ3内に記憶された情報がなくなるので、電源OFF時におけるメモリ内容の解析が不可能となる。
なお、電源OFF時のデータの保持の形態としては、上記のもの以外に、データファイルとして保持していても良い。さらには、データの保持方法はそのままでも良いし、圧縮していても良いし、暗号化していても良いのはもちろんである。
図5は、本発明の第2の実施の形態の要部であるCPU4の機能を示している。すなわち、第1の実施の形態では、CPU4は、辞書データメモリ3に特定パターンデータを書き込む処理のみを行っていたが、本形態では、電源投入後、辞書データメモリ3(揮発性メモリ)に特定パターンデータを書き込んだならば(ST1,ST2)、その後は所定のタイミングでメモリの接続状態を確認する(ST3)。この接続状態の確認の具体的な手法としては、例えば一般的なベリファイチェックで良い。また、この所定のタイミングは、認識処理をしている間であったり、或いは認識処理をしていない待機中のいずれでも良い。
そして、辞書データメモリ3が正常に接続されていることを確認した場合には、その辞書データメモリ3に格納され、正常な認識処理が可能と推定できるので正規の認識処理を行う(ST4)。一方、異常を検出したら処理を終了し、異常を検出したことを図外の制御部に出力する(ST5)。
係る構成にすると、例えば電源ON最中に、辞書データメモリ3に対して改ざんされたり、辞書データメモリ3自体が取り外されたり、他のものに交換されてしまうようなことがあっても、係る異常状態を検出できる。従って、その異常を検出した場合には、正常な認識ができないので、複写処理,画像読み取り,画像形成等の本来の装置としての画像処理自体を行わないようにすることにより、偽造等を確実に防止できる。
図6は、本発明の第3の実施の形態の要部であるCPU4の機能を示している。すなわち、上記した各実施の形態では、辞書データメモリ3として揮発性メモリを用いたが、本実施の形態では、書き換え可能なメモリを用いるようにしている。
すなわち、電源OFFの状態では、CPU4やデバイスドライバ6などに辞書データ(特定パターンデータ)を保持させておき、電源ONとともにその特定パターンデータを辞書データメモリ(不揮発性メモリ)に書き込む(ST11,ST12)。次いで、その書き込んだ特定パターンデータに基づく認識処理をする(ST13)。
そして、電源OFF信号をCPU4が受けると、CPU4は辞書データメモリ3の内容を消去する(ST14)。このように、電源OFFの際に積極的に辞書データメモリ3の記憶情報を削除することにより、電源OFFの際にデータが消去されてメモリ上に存在しないので、解析や改ざんに強くなる。
その後、電源をOFFにする(ST15)。この場合に、電源スイッチが切られてから実際に電源が切られるまでの間にメモリの消去を行うので、電源回路に遅延回路もしくはコンデンサを設けて、消去時間分の時間を確保する。なお、特定パターンデータの消去は、上記したように電源OFF時に限ることはなく、例えばソフトウェアによって認識している場合には、ソフトウェアの終了時点で辞書データメモリ3の消去を行っても良い。また、電源OFF時等に単に特定パターンデータを消去するのではなく、ダミーデータを格納するようにしても良い。このようにダミーデータを格納しておけば、メモリ内容を解析されても問題がない。
さらにまた、このように辞書データメモリとして書き換え可能なメモリを用いるタイプにおいても、第2の実施の形態を基本とし、図7に示すように、電源ONに伴い辞書データメモリ3に特定パターンデータを書き込んだ後(ST11,ST12)、辞書データメモリ3の接続状態の確認を行い(ST16)、その確認結果により認識処理の有無を決定するようにしても良い(ST17,ST18)。
図8は、本発明の第4の実施の形態を示している。上記した各実施の形態では、パーソナルコンピュータなどを使用した開いたシステムに適用した例を説明した。しかし、本発明は、そのように開いたシステムに限ることは無く、複写機など閉じたシステムにおいても適用できる。
さらに、従来の偽造防止装置は、基板として供給されてきたが、近年の集積回路の高集積化,価格低下などによって、一つの集積回路にて実現することも可能となってきた。また、偽造防止装置を搭載する本体側のシステムにも高性能な中央演算装置が搭載されるようになってきている。そこで、従来、基板上に、中央演算装置,偽造防止用認識集積回路,辞書メモリなどの各種部品を搭載して実現してきた認識装置も、一つの集積回路で実現可能となってきている。
そこで、この第4の実施の形態では、カラー複写機などの画像処理装置10内に、一つの集積回路から構成される認識装置11を組み込んでいる。図8に示すように、カラー複写機,カラープリンタなどの画像処理装置10の基本機能を実施するための中央演算装置12とメモリ13がメインバス14で接続されている。なお、図では、中央演算装置12,メモリ13はともに1つずつ示しているが、複数個を備えていても良い。
本発明の認識装置11は、一つのメインバス14に従属する一つの周辺装置として接続される。すなわち、認識装置11は、メインバス14に接続され、メインバス14を介して中央演算装置12との間でデータの送受が行われ、制御される。そして、認識装置11が認識すべき画像信号は、画像データバス15によって供給される。
認識装置11の内部構造の一例を示すと、図9に示すようになっている。この認識装置11は、1つのLSIに集積して形成され、複写機やプリンタなどの画像処理装置本体から見てSRAM的に接続される。すなわち、認識処理するための各種パラメータやコマンドを外部通信インタフェース(I/F)部21のレジスタに書き込み、また、外部インタフェース部21のレジスタに記憶された画像処理部22で行われた認識結果や動作ステータスを読み出すようになる。画像処理装置本体(中央演算装置12)は、この読み出した認識結果に基づいて、動作が制御される。なお、通信相手は、中央演算装置に限らず、シグナルプロセッサ等でもよい。
具体的には、チップセレクトCEZがONで、ライトイネーブルWEZ並びにリードイネーブルREZのいずれかがONになった時に、アドレスバスADRES(16bits)で指定されるアドレスで特定されるレジスタの記憶領域に対し、データバスDATA(8bits)を介してデータの読み書きを行う。
通信形態は、一般の中央演算装置との通信と同様であり、一例を示すと、図10,図11に示すようなタイミングチャートにより実行される。すなわち、図10に示すように、チップセレクト並びにライトイネーブルがON(Low)のときに、アドレスバスで指定される記憶領域に対し、データバスから送られてくるデータが書き込まれる。また、図11に示すように、チップセレクト並びにリードイネーブルがON(Low)のときに、アドレスバスで指定される記憶領域に記憶されているデータが、データバスを介して読み出され、メインバスを介して中央演算装置12に与えられる。
なお、認識装置11には、データ入出力用クロックSCLKと、画像同期クロックVCLKが与えられる。そして、データ入出力用クロックSCLKが、外部通信インタフェース部21を制御するシステムクロックとなり、このシステムクロックに同期して、上記したデータの書き込み/読み出しが行われる。
なおまた、本例では、データ入出力用クロックSCLKと画像同期クロックVCLKとは区別した名称で示したが、画像同期信号VCLKが、常時入力されるようなクロックであるとともに、画像処理装置10の中央演算装置12のパフォーマンスに影響を与えない周波数であったならば、同じクロックを用いてもよい。
一方、認識装置11内には、画像処理部22が設けられ、外部通信インタフェース部21から画像処理に必要な各種パラメータ(しきい値等)を受け取るとともに、認識結果を外部通信インタフェース部21の所定記憶領域に格納するようにしている。
それらのデータの送受は、データバス25,アドレスバス26を介して行われる。さらに、認識対象の画像データは、3つの入力端子(各8bits)から与えられる。具体的には、VDRB端子,VDGA端子,VDBL端子の3つの入力端子であり、入力部を構成する。
そして、この画像データ信号の入力は、例えば、図12,図13に示すタイミングで行われる。すなわち、図12に示すように、副走査有効期間信号PAGEと主走査有効期間信号LENOがともにON(High)の時に、RGBの画像信号の入力端子VDからラスター方式に従って順に画素単位で画像データが画像処理部22に入力される。1つの有効画素に対する画像データの入力は、図13に示すように、VDRB端子からのデータ(Ri),VDGA端子からのデータ(Gi),VDBL端子からのデータ(Bi)が、順に入力される。なお、この入力方式は、従来と同様であるので、その詳細な説明を省略する。また、本例では、RGBの3色成分での説明を記載したが、RGBα,YMCKなどの4色成分において各8bitsの4つの入力端子を用いるようにしても構わない。
そして、画像処理部22は、受け取った画像データに対し、一時記憶部であるワークメモリ23を使用しつつ、辞書メモリ24に格納された認識アルゴリズムに基づいて画像認識処理をし、その認識結果を外部通信インタフェース部21に格納する。つまり、受け取った画像データに対して画像処理を行い、辞書メモリ24に格納された辞書と画像処理結果を照合して、認識を実施する。
辞書メモリ24は、従来の画像認識装置においては、不揮発性のメモリ(フラッシュROM,PROM,マスクROMなど)によって構成されていたものである。これに対し、本形態では、SRAMを用いて辞書メモリ24を構成している。なお、SRAM以外としては、フリップフロップ,Dラッチなどで代表されるレジスタや、DRAMなどで構成しても良い。いずれも、電源オフ時は、データが保持されない揮発性の記憶媒体を用いる。
このように、辞書メモリ24は揮発性であるので、電源投入後に辞書データを設定する必要がある。そこで、辞書データは、画像処理装置10の中央演算装置12からメインバス14を介して認識装置11の外部通信インタフェース部21に与えられる。そして、認識装置11の内部のデータバス25、アドレスバス26を介して、外部通信インタフェース部21に与えられた辞書データが、辞書メモリ24の所定の記憶エリアに格納される。
このようにすると、上記した各実施の形態と同様に、電源がOFFの時は、辞書メモリ24内には辞書データが消去されているので、盗み出されることはない。つまり、認識装置(認識チップ)11を取り外して解析したとしても、揮発性メモリに格納されたデータを取り出すことは不可能である。そして、電源投入後に、辞書データが辞書メモリ24内に設定されるので、認識処理は正しくできる。
外部通信インタフェース部21は、上記したように、辞書データを本体システムである画像処理装置10から認識装置11へダウンロードし、認識装置11内のバス25,26を介して辞書メモリ24へ格納する機能を備えている。さらに、認識装置11に対し、認識開始/終了等の制御を画像処理装置10から受ける。また、画像処理装置10がカラー複写機,カラープリンタなどの変倍処理機能を備えたものの場合、その変倍率を画像処理装置10から受け取り、画像処理部22に渡す機能も有する。この変倍率情報を受けた画像処理部22は、変倍率に応じて受け取った画像データ或いは辞書データを変倍処理し、比較する2つの画像の変倍率を同じにし、精度のよい認識処理をすることができる。さらに、認識装置11で行った認識結果や、認識中,検出中であるなどのステータス等を記憶し、画像処理装置10がその記憶内容を読み出す際にも利用される。
なお、この第4の実施の形態では、認識装置11は、一つの集積回路内に構成したが、各ブロックなどを分割して、複数の集積回路で構成してもよいのはもちろんである。
[産業上の利用可能性]
本発明に係る認識装置では、特定パターンデータ(辞書データ)を機器稼動時に揮発性メモリ或いは書き換え可能メモリに書き込み、稼動終了時に記憶内容を消去するので、電源が入っていない状態でメモリを取り外して内容を解析しても、情報が書き込まれていないために解析できない。また、電源が入っている状態でメモリを取り外すことは、電気的に機器全体を損傷するおそれがあるため不可能であり、認識装置としての機能を損なうことがない。さらに、例えば、ドライバの書き換えを行うことによりメモリの部品交換をせずに、最新の辞書データに更新可能である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係る認識装置の好適な一実施の形態を示すブロック図である。
図2は、要部の動作原理を説明する図である
図3は、第1の実施の形態の作用を説明するフローチャートである。
図4は、変形例を示す図である。
図5は、第2の実施の形態の要部となるCPUの機能を示すフローチャートである。
図6は、第3の実施の形態の要部となるCPUの機能を示すフローチャートである。
図7は、第3の実施の形態の変形例となるCPUの機能を示すフローチャートである。
図8は、第4の実施の形態の認識装置が組み込まれた画像処理装置を示すブロック図である。
図9は、第4の実施の形態を示すブロック図である。
図10は、データの書き込みを示すタイミングチャートである。
図11は、データの読み出しを示すタイミングチャートである。
図12は、画像データの入力を示すタイミングチャートである。
図13は、画像データの入力を示すタイミングチャートである。
Claims (4)
- 紙幣や有価証券の偽造を防止するための画像認識装置であって、
与えられた画像データに対し、記憶部に記憶された偽造防止用の辞書データを用いて前記与えられた画像が前記辞書データと適合するかの認識処理をする認識処理部と、
前記記憶部に対し、前記辞書データを書き込む手段を備え、
前記記憶部に記憶された前記辞書データは、少なくとも電源が投入されていない時には消去されるように構成したことを特徴とする画像認識装置。 - 前記記憶部は揮発性メモリから構成し、
前記辞書データの消去は、電源供給の遮断に伴い自動的に行われるようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の画像認識装置。 - 前記記憶部は、書き換え可能メモリから構成し、
所定のタイミングで前記記憶部に格納した前記辞書データを消去する手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の画像認識装置。 - 前記記憶部の接続状況を監視する手段を備えたことを特徴とする請求の範囲第1項から第3項のいずれか1項に記載の画像認識装置。
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