JPH07283460A - 磁気検出素子 - Google Patents

磁気検出素子

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Publication number
JPH07283460A
JPH07283460A JP6089159A JP8915994A JPH07283460A JP H07283460 A JPH07283460 A JP H07283460A JP 6089159 A JP6089159 A JP 6089159A JP 8915994 A JP8915994 A JP 8915994A JP H07283460 A JPH07283460 A JP H07283460A
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JP
Japan
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resistor
thin film
substrate
film pattern
trimming
Prior art date
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Pending
Application number
JP6089159A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Hoshina
顕一 保科
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中点バランス調整用の抵抗体のトリミングを
簡易に行うと共に、実装率の向上及び回路との一体化を
図る。 【構成】 感光性ガラス材からなる基板1の一方面1a
に磁気抵抗薄膜パターン2を形成すると共に、基板1の
他方面1bに磁気抵抗薄膜パターン2の中点バランスを
調整する抵抗体4を形成し、磁気抵抗薄膜パターン2と
抵抗体4とを、基板1に設けたスルーホール5により接
続してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気検出素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばモータ回転数の検出や磁界
強度の検出等に磁気検出素子が用いられており、この磁
気検出素子については、例えば特公平4−67795号
公報記載の磁気検出素子が知られている。この特公平4
−67795号公報記載の磁気検出素子を示したのが図
8である。
【0003】同図において、磁気検出素子11は、つづ
ら折り形状にパターン形成した4つの磁気抵抗素子12
を、接続端子13に接続したフルブリッジ構成を採って
おり、少なくとも1つの磁気抵抗素子(図にあっては4
つの磁気抵抗素子)12の一方(図にあっては外方)の
一辺とその接続端子13との間に、トリミングで該磁気
抵抗素子12の電気抵抗値を調整できる導体パターン1
4が形成されている。そして、導体パターン14の一部
(複数箇所)にトリミング(中間部の切断)を施すこと
により、4つの磁気抵抗素子12の間の不平衡電圧の調
整、すなわち中点バランスの調整ができるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平4−67795号公報記載の磁気検出素子にあって
は、以下の問題点がある。すなわち、中点バランス調整
用の抵抗体(導体パターン)14を、磁気抵抗薄膜パタ
ーン(磁気抵抗素子)12と同一表面上に形成し直接に
直列接続する構成を採っているので、上記トリミングは
磁性薄膜のトリミングとなり、従って特別に高精度なト
リミングを行わなければいけないといった問題がある。
【0005】また同様に、抵抗体14を、磁気抵抗薄膜
パターン12と同一表面上に形成し直接に直列接続する
構成を採っているので、実装率が比較的悪く、しかも例
えば増幅回路等との一体化が難しいといった問題もあ
る。
【0006】そこで本発明は、中点バランス調整用の抵
抗体のトリミングが簡易になされると共に、実装率の向
上及び回路との一体化がなされる磁気検出素子を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の磁気検出素子
は、上記目的を達成するために、感光性ガラス材からな
る基板の一方面に磁気抵抗薄膜パターンを形成すると共
に、該基板の他方面に前記磁気抵抗薄膜パターンの中点
バランスを調整する抵抗体を形成し、前記磁気抵抗薄膜
パターンと前記抵抗体とを、前記基板に設けたスルーホ
ールにより接続してなる。
【0008】請求項2の磁気検出素子は、上記目的を達
成するために、上記請求項1に加えて、基板の他方面
に、磁気抵抗薄膜パターンの中点バランスを調整する抵
抗体を含む厚膜回路を形成したことを特徴としている。
【0009】請求項3の磁気検出素子は、上記目的を達
成するために、上記請求項1に加えて、抵抗体をトリミ
ング抵抗としたことを特徴としている。
【0010】請求項4の磁気検出素子は、上記目的を達
成するために、上記請求項1に加えて、抵抗体をボリュ
ームとしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】このような請求項1、2、3、4における磁気
検出素子によれば、磁気抵抗薄膜パターンと中点バラン
ス調整用の抵抗体とは基板の別面にそれぞれ形成される
ようになり、抵抗体を厚膜プロセスによって形成でき
る。また、抵抗体を磁気抵抗薄膜パターンと別面に形成
していることから、実装率の向上がなされると共に、抵
抗体と回路とを一体化して形成できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1実施例を示す磁気検出素子の
模式平面図であり、(a)は基板表面図、(b)は基板
裏面図、図2は図1に示される磁気検出素子の1/2チ
ップ分の等価回路図である。
【0013】図1において、符号1は感光性ガラス材か
らなる基板を示しており、この基板1の表面1aには、
図1(a)に示されるように、磁気抵抗薄膜パターン2
が、一方裏面1bには、図1(b)に示されるように、
磁気抵抗薄膜パターン2の中点バランスを調整する抵抗
体として、例えばトリミング抵抗4が、それぞれ形成さ
れている。
【0014】基板1にはスルーホール5が形成されてお
り、上記基板1の表面1a上の磁気抵抗薄膜パターン2
と裏面1b上のトリミング抵抗4とは、該スルーホール
5に形成された立体配線により接続されている。
【0015】トリミング抵抗4と磁気抵抗薄膜パターン
2を構成する磁気抵抗素子R1,R2とは、図2に示さ
れるように、並列接続されており、且つトリミング抵抗
4は、磁気抵抗素子R1,R2の長手方向において各1
点で接続されている。すなわち、この実施例のトリミン
グ抵抗4は、図8及び図9の従来技術に示されるトリミ
ング抵抗14のように磁気抵抗素子R1,R2に対して
多点で接続されておらず、従って、トリミング抵抗4を
スルーホール5を介して磁気抵抗薄膜パターン2と異な
る面(裏面)1bに形成することが可能となっている。
【0016】トリミング抵抗4の中点(図2における抵
抗体R4,R5の接続点)と磁気抵抗薄膜パターン2の
中点(図2における磁気抵抗素子R1,R2の接続点)
との間には、抵抗R3が接続されている。この抵抗R3
は、抵抗体R4,R5の抵抗値をトリミングにより大き
く変化させた場合であっても、磁気抵抗素子R1,R2
の中点電位の変動を小さくさせ得るものであり、従って
調整を容易に行わさせ得るものである。
【0017】次に、このように構成された磁気検出素子
の製造方法の一例について、図3を参照しながら説明す
る。先ず、感光性ガラス基板1を用意し、第1工程とし
て、該感光性ガラス基板1に対してスルーホールパター
ンの露光を行い、一次焼成し、第2工程において、エッ
チングを行い、第3工程において、全面露光を行って、
二次焼成する。
【0018】次いで、第4工程において、Agペースト
を付着してスルーホールの印刷・焼成を行い、第5工程
において、Agペーストを付着してスルーホール内の充
填印刷を行い焼成し、第6工程において、研磨を行う。
【0019】次いで、第7工程において、Agペースト
を表面1aに付着して表面電極を印刷し、第8工程にお
いて、Agペーストを裏面1bに付着して裏面電極導体
を印刷し、焼成する。次いで、第9工程において、Rt
2 を付着して裏面抵抗体を印刷し、焼成し、第10工
程において、グレーズにより裏面1bをオーバーコート
する。
【0020】次いで、第11工程において、FeNiを
用い表面1aに対して磁性薄膜を蒸着する。これによ
り、磁気抵抗薄膜パターン2が形成される。
【0021】そして、第12工程において、SiO2
用い表面に保護膜を形成すると、図1に示される完成さ
れた磁気検出素子が得られる。
【0022】このように、第1実施例においては、感光
性ガラス基板1の表面1aに磁気抵抗薄膜パターン2
を、例えば薄膜技術を用いて高精度に形成すると共に、
該基板1の裏面1bに磁気抵抗薄膜パターン2の中点バ
ランスを調整するトリミング抵抗4を、例えば厚膜技術
を用いて形成し、磁気抵抗薄膜パターン2とトリミング
抵抗4とを、基板1に設けたスルーホール5により接続
するようにしており、該トリミング抵抗4は、従来技術
のように薄膜形成されておらず厚膜形成されているの
で、該トリミング抵抗4のトリミングは、例えばレーザ
ー等で焼き切ることによりなされるようになっている。
従って、トリミング抵抗4のトリミングを簡易に行うこ
とが可能となっている。
【0023】また、トリミング抵抗4を磁気抵抗薄膜パ
ターン2と別面に形成しているので、実装率の向上を図
ることも可能となっている。
【0024】因みに、この第1実施例におけるトリミン
グ抵抗値とトリミング量との関係を抵抗R3をパラメー
タとして表したものが図4である。
【0025】同図より明らかなように、抵抗R3の抵抗
値を磁気抵抗素子R1の約5倍以内とすれば、磁気抵抗
薄膜パターン2の平均的中点ずれ(2.5V±25m
V;但し、Vcc=5V)をトリミング比100%以内
で補正することができる。
【0026】図5は本発明の第2実施例を示す磁気検出
素子の等価回路図であり、この第2実施例の磁気検出素
子はフルブリッジ構成を採っている。
【0027】この第2実施例の磁気検出素子が先の第1
実施例のそれと違う点は、基板1の裏面1bに、トリミ
ング抵抗24,24と共に薄膜トランジスタよりなる増
幅回路Tを一体化して形成した点である。
【0028】このように、第2実施例においては、トリ
ミング抵抗24,24と増幅回路Tとを一体化して形成
しているので、実装率の向上がさらに図られると共に出
力の向上も図られるようになっている。
【0029】なお、符号Ta〜TdはPNPトランジス
タを、Te〜ThはNPNトランジスタを、Ra〜Rd
は抵抗を、I1,I2は定電流源をそれぞれ示してい
る。
【0030】図6は本発明の第3実施例を示す磁気検出
素子の等価回路図であり、この第3実施例の磁気検出素
子は片ブリッジ構成を採っている。
【0031】この第3実施例の磁気検出素子が先の第1
実施例のそれと違う点は、基板1の裏面1bに、トリミ
ング抵抗4と共に厚膜回路として、例えばコンパレータ
Cよりなる増幅回路を一体化して形成した点である。
【0032】このように構成しても、先の第1実施例と
同様な効果を得ることができるというのはいうまでもな
く、しかもトリミング抵抗4と増幅回路Cとを一体化し
て形成しているので、実装率の向上がさらに図られると
共に出力の向上も図られるようになっている。また、小
型化も図れるようになっている。
【0033】図7に示される本発明の第4実施例の磁気
検出素子は、先の第3実施例の磁気検出素子をフルブリ
ッジ構成としたものである。
【0034】このように構成しても、先の第3実施例と
同様な効果を得ることができるというのはいうまでもな
い。
【0035】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例えば
上記実施例においては、磁気抵抗薄膜パターン2の中点
バランスを調整する抵抗体をトリミング抵抗としている
が、ボリュームに代えることも可能である。さらに、固
定抵抗体を交換するようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1、2、3、
4によれば、磁気抵抗薄膜パターンと中点バランス調整
用の抵抗体とを基板の別面にそれぞれ形成するようにし
たので、抵抗体を厚膜プロセスにより形成できるように
なり、該抵抗体のトリミングを簡易に行うことが可能と
なる。また、抵抗体を磁気抵抗薄膜パターンと別面に形
成していることから、実装率の向上及び該抵抗体と回路
との一体化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す磁気検出素子の模式
平面図であり、(a)は基板表面図、(b)は基板裏面
図である。
【図2】図1に示される磁気検出素子の1/2チップ分
の等価回路図である。
【図3】磁気検出素子の製造工程の一例を表したフロー
チャートである。
【図4】トリミング抵抗値とトリミング量との関係を抵
抗R3をパラメータとして表した図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す磁気検出素子の等価
回路図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す磁気検出素子の等価
回路図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す磁気検出素子の等価
回路図である。
【図8】従来技術を示す磁気検出素子の模式平面図であ
る。
【図9】図8に示される磁気検出素子の1/2チップ分
の等価回路図である。
【符号の説明】
1 基板 1a 基板の一方面 1b 基板の他方面 2 磁気抵抗薄膜パターン 4,24 抵抗体 5 スルーホール C 厚膜回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 33/09 H01C 10/00 M 17/24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性ガラス材からなる基板の一方面に
    磁気抵抗薄膜パターンを形成すると共に、 該基板の他方面に前記磁気抵抗薄膜パターンの中点バラ
    ンスを調整する抵抗体を形成し、 前記磁気抵抗薄膜パターンと前記抵抗体とを、前記基板
    に設けたスルーホールにより接続してなる磁気検出素
    子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気検出素子において、 基板の他方面に、磁気抵抗薄膜パターンの中点バランス
    を調整する抵抗体を含む厚膜回路を形成したことを特徴
    とする磁気検出素子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気検出素子において、 抵抗体は、トリミング抵抗であることを特徴とする磁気
    検出素子。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気検出素子において、 抵抗体は、ボリュームであることを特徴とする磁気検出
    素子。
JP6089159A 1994-04-04 1994-04-04 磁気検出素子 Pending JPH07283460A (ja)

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JP6089159A JPH07283460A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 磁気検出素子

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JP (1) JPH07283460A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11312448A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Murata Mfg Co Ltd 鋼球検出センサ
JP2004061146A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Asahi Denso Co Ltd 角度センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11312448A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Murata Mfg Co Ltd 鋼球検出センサ
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Effective date: 20000306