JPH0728248Y2 - 木構造における集成材梁の継手構造 - Google Patents

木構造における集成材梁の継手構造

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JPH0728248Y2
JPH0728248Y2 JP6487788U JP6487788U JPH0728248Y2 JP H0728248 Y2 JPH0728248 Y2 JP H0728248Y2 JP 6487788 U JP6487788 U JP 6487788U JP 6487788 U JP6487788 U JP 6487788U JP H0728248 Y2 JPH0728248 Y2 JP H0728248Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は集成材梁継手部の変形を小さくした、木構造
における集成材梁の継手構造に関するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
集成材構造の梁の継手部は従来第8図−Iに示すように
接合プレートを両梁間に埋め込み、これをボルト等で跨
設する等によりピン接合とされるが、この構造では継手
部に鉛直荷重が働いた際、ボルト等が梁にめり込み、II
に示すような変形をし、不安定な状態になる恐れがあ
る。
この考案はこうした集成材梁継手部の難点に着目してな
されたもので、継手部を剛節化することによりこれを解
消しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では相互に接続される集成材梁の端部に鉛直に設
けられた各スリットそれぞれに接合プレートを差し込
み、両接合プレートを互いに複数箇所ボルト接合してこ
こを剛節化するとともに、スリット内の空隙部に充填剤
を密実に充填することにより接合プレートの緩み、回転
を拘束し、継手部の変形を低減する。
接合プレートは梁成より小さい高さのもので、片側が梁
端面より突出してスリットに差し込まれ、その突出部分
で互いに接合される。
接合プレート上下のスリット内には、集成材梁を耐火構
造化するための、燃え代相当高さの埋込材が挿入され、
接合プレートが保護される。
〔実施例〕
以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
この考案は第1図に示すように集成材梁1(以下梁
1),1を接合プレート2,2を介して接合し、空隙部に充
填剤3を充填してなるものである。
梁1の端部には第2図に示すように鉛直にスリット1aが
形成されており、このスリット1aに梁成より小さい高さ
の接合プレート2が差し込まれる。このとき接合プレー
ト2の片側は梁1の端面より突出する。
初めに第一実施例を説明する。
この実施例は接合プレート2をボルト,ピン等の係止ピ
ン4によって梁1に取り付けるものである。
接合プレート2には所要位置に、梁1に取り付けられる
ための孔2a及び相互にボルト接合するためのボルト孔2b
が複数個明けられており、一方梁1の側面には孔2aと同
一位置に面外方向に貫通する挿通孔1bが穿設されてい
る。
スリット1a内に差し込まれた接合をプレート2は第3図
に示すように挿通孔1b及び孔2aを貫通する係止ピン4に
よって梁1に取り付けられ、第4図に示すように梁1,1
端面から突出した部分において重ね合わせられ、ボルト
孔2bにおいて高力ボルト5等により相互にボルト接合さ
れる。
係止ピン4の長さは梁1の幅より短く、接合プレート2
とともに第3図に示すように木材、または耐火材等の埋
込材6によって耐火被覆される。
埋込材6は梁1を耐火構造化するための、すなわち接合
プレート2及び係止ピン4を耐火被覆するための燃え代
相当の高さ、もしくは長さを有するもので、接合プレー
ト2上下のスリット1a内及び係止ピン4両外側の挿通孔
1b内に挿入される。
第5図−Iのよに耐火被覆が施された接合プレート2と
係止ピン4の回りの空隙部には第5図−IIに示すように
接着剤,固定液等の充填剤3が注入され、密実に充填さ
れ、梁1と一体化される。
更に接合プレート2の梁1端面からの突出部分の回りは
充填剤3の漏出を防ぐためにシール材7で塞がれる。
次に第二実施例を説明する。
この実施例は第6図に示すように接合プレート2をスリ
ット1a内に単に差し込んで梁1に取り付けたものであ
る。
接合プレート2の梁1側の端部は鉛直に極太に形成さ
れ、スリット1aも同様の断面形状に明けられており、接
合プレート2は水平移動と回転に対して拘束されてい
る。
接合プレート2の他方側端部には第一実施例と同じく複
数のボルト孔2bが明けられており、第7図に示すように
相互に高力ボルト5等によって接合される。
更にスリット1aの空隙部に充填剤3が充填され、また接
合プレート2の上下には埋込材6が挿入される。
〔考案の効果〕
この考案は以上の通りであり、梁は接合プレートを介し
て剛接合化され、接合プレートは充填剤によって梁に拘
束されているため、接合プレート等のがたつき,めり込
み,そして継手部の変形が有効に防止され、また接合プ
レート等の金物は耐火用の埋込材によって保護されてい
るため火災に対する安全性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図−I,IIは本考案の実施例を示したそれぞれ平面
図,正面図、第2図は接合プレート差し込みの様子を示
した斜視図、第3図は係止ピン挿通の様子を示した斜視
図、第4図−I,IIは耐火被覆を施した状態を示したそれ
ぞれ平面図,正面図、第5図−I,IIはそれぞれ埋込材挿
入、充填剤注入の様子を示した斜視図、第6図は他の実
施例を示した斜視図、第7図−I,IIはそのそれぞれ平面
図、正面図、第8図−I,IIは従来構造を示した正面図で
ある。 1……集成材梁、1a……スリット、1b……挿通孔、2…
…接合プレート,2a……孔、2b……ボルト孔、3……充
填剤、4……係止ピン、5……高力ボルト、6……埋込
材、7……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に接続される集成材梁の端部に鉛直に
    設けられたスリットに、梁成より小さい高さの接合プレ
    ートを片側を集成材梁端面から突出させて差し込み、両
    集成材梁の端面から突出した接合プレートを互いに複数
    箇所ボルト接合するとともに、接合プレート上下のスリ
    ット内に埋込材を挿入し、スリット内の空隙部に充填剤
    を密実に充填してなる木構造における集成材梁の継手構
    造。
JP6487788U 1988-05-17 1988-05-17 木構造における集成材梁の継手構造 Expired - Lifetime JPH0728248Y2 (ja)

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JPH01170702U JPH01170702U (ja) 1989-12-04
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JP2005002751A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Nippon Steel Corp 建築構造物に用いる木製部材の継手構造
JP6387236B2 (ja) * 2014-03-13 2018-09-05 株式会社竹中工務店 柱梁接合構造。
JP6876549B2 (ja) * 2017-07-05 2021-05-26 株式会社竹中工務店 木質床版の接合構造

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