JPH07282252A - 画像データ補正方法及び画像データ補正装置及びその処理方法 - Google Patents
画像データ補正方法及び画像データ補正装置及びその処理方法Info
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- JPH07282252A JPH07282252A JP6097872A JP9787294A JPH07282252A JP H07282252 A JPH07282252 A JP H07282252A JP 6097872 A JP6097872 A JP 6097872A JP 9787294 A JP9787294 A JP 9787294A JP H07282252 A JPH07282252 A JP H07282252A
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- 238000003672 processing method Methods 0.000 title claims abstract description 29
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims abstract description 8
- 230000008707 rearrangement Effects 0.000 claims description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 abstract description 34
- 230000006835 compression Effects 0.000 abstract description 18
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- 230000008569 process Effects 0.000 description 47
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 33
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- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮/伸長又は雑音により劣化した画像デー
タを補正し、高品位な画像を再生できる画像データ補正
方法及び画像データ補正装置及びその処理方法を提供す
る。 【構成】 補正手段22における、同一画素値点算出手
段31が第1の画像メモリ41から同一の画素値の点を
算出し、被近似点列抽出手段32が算出した点を近傍順
に並び替え、ベーススプライン近似手段33が並び替え
られた点を基にスプライン関数で演算してスプライン曲
線の座標点を得て、画素値書込み手段35が座標点に対
応する第2の画像メモリ45における画素に画像値エリ
ア46に設定された画素値を書き込み、未書込み画素処
理手段36が、第2の画像メモリ45から画素値が未書
込みの画素を抽出して近傍の画素値を書き込む画像デー
タ補正方法及び画像データ補正装置及びその処理方法で
ある。
タを補正し、高品位な画像を再生できる画像データ補正
方法及び画像データ補正装置及びその処理方法を提供す
る。 【構成】 補正手段22における、同一画素値点算出手
段31が第1の画像メモリ41から同一の画素値の点を
算出し、被近似点列抽出手段32が算出した点を近傍順
に並び替え、ベーススプライン近似手段33が並び替え
られた点を基にスプライン関数で演算してスプライン曲
線の座標点を得て、画素値書込み手段35が座標点に対
応する第2の画像メモリ45における画素に画像値エリ
ア46に設定された画素値を書き込み、未書込み画素処
理手段36が、第2の画像メモリ45から画素値が未書
込みの画素を抽出して近傍の画素値を書き込む画像デー
タ補正方法及び画像データ補正装置及びその処理方法で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを補正する
画像データ補正方法に係り、特にデジタル画像データの
圧縮/伸長に伴い劣化した画像データや、アナログ信号
として読み込んだ画像を、A/D変換及びD/A変換し
て画像出力する際に雑音により劣化した画像データを補
正して高品位な画像を得ることができる画像データ補正
方法及び画像データ補正装置及びその処理方法に関す
る。
画像データ補正方法に係り、特にデジタル画像データの
圧縮/伸長に伴い劣化した画像データや、アナログ信号
として読み込んだ画像を、A/D変換及びD/A変換し
て画像出力する際に雑音により劣化した画像データを補
正して高品位な画像を得ることができる画像データ補正
方法及び画像データ補正装置及びその処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理方法に関して、アナログ
の画像信号をデジタルに変換して一旦データとして蓄積
し、更にアナログ信号に変換して画像出力する画像処理
方法について、図10を使って説明する。図10は、画
像信号をA/D,D/A変換する画像処理方法を実現す
る装置の概念構成ブロック図である。
の画像信号をデジタルに変換して一旦データとして蓄積
し、更にアナログ信号に変換して画像出力する画像処理
方法について、図10を使って説明する。図10は、画
像信号をA/D,D/A変換する画像処理方法を実現す
る装置の概念構成ブロック図である。
【0003】図10の画像処理方法は、アナログ信号の
画像を入力する画像入力手段11と、アナログ/デジタ
ル(A/D)変換を行うA/D変換手段12と、デジタ
ルデータを蓄積する蓄積手段13と、蓄積されたデジタ
ルデータをデジタル/アナログ(D/A)変換するD/
A変換手段14と、補正を行う補正手段15と、補正さ
れたアナログ画像信号を出力する画像出力手段16とか
ら構成される装置において実現されるようになってい
た。
画像を入力する画像入力手段11と、アナログ/デジタ
ル(A/D)変換を行うA/D変換手段12と、デジタ
ルデータを蓄積する蓄積手段13と、蓄積されたデジタ
ルデータをデジタル/アナログ(D/A)変換するD/
A変換手段14と、補正を行う補正手段15と、補正さ
れたアナログ画像信号を出力する画像出力手段16とか
ら構成される装置において実現されるようになってい
た。
【0004】図10の構成の画像処理装置において、画
像入力手段11で原画像をアナログ入力し、A/D変換
手段12でA/D変換して、蓄積手段13にデジタルの
画像データを蓄積し、更にD/A変換手段14でD/A
変換し、出力されるアナログ信号を補正手段15で雑音
等を取り除くように補正し、画像出力手段16から再生
画像を出力するようになっていた。
像入力手段11で原画像をアナログ入力し、A/D変換
手段12でA/D変換して、蓄積手段13にデジタルの
画像データを蓄積し、更にD/A変換手段14でD/A
変換し、出力されるアナログ信号を補正手段15で雑音
等を取り除くように補正し、画像出力手段16から再生
画像を出力するようになっていた。
【0005】補正手段15での補正方法は、D/A変換
手段14から出力されるライン単位のアナログの画素値
の画像データを一般的に知られている平滑化回路等を使
って図11に示すように雑音等を取り除くよう平滑化
し、画像出力手段16に出力するものである。図11
は、ライン単位の画素値の画像データを平滑化した場合
の例を示す図である。
手段14から出力されるライン単位のアナログの画素値
の画像データを一般的に知られている平滑化回路等を使
って図11に示すように雑音等を取り除くよう平滑化
し、画像出力手段16に出力するものである。図11
は、ライン単位の画素値の画像データを平滑化した場合
の例を示す図である。
【0006】また、画像データを圧縮/伸長する従来の
画像処理方法としては、図12に示すようなものがあっ
た。図12は、従来の画像圧縮/伸長を行う画像処理方
法を実現する装置の概念構成ブロック図である。図12
の画像処理方法は、原画像をデジタル入力するデジタル
画像入力手段1と、画像を圧縮する圧縮手段2と、圧縮
データを蓄積する蓄積手段3と、画像を伸長する伸長手
段4と、伸長したデジタル画像を出力するデジタル画像
出力手段6とから構成される装置において実現されるよ
うになっていた。
画像処理方法としては、図12に示すようなものがあっ
た。図12は、従来の画像圧縮/伸長を行う画像処理方
法を実現する装置の概念構成ブロック図である。図12
の画像処理方法は、原画像をデジタル入力するデジタル
画像入力手段1と、画像を圧縮する圧縮手段2と、圧縮
データを蓄積する蓄積手段3と、画像を伸長する伸長手
段4と、伸長したデジタル画像を出力するデジタル画像
出力手段6とから構成される装置において実現されるよ
うになっていた。
【0007】ここで、画像圧縮/伸長を行う画像処理方
法としては、JPEG方式によるものが知られている
(インターフェース「カラー静止画像の国際標準符号化
方式」遠藤俊明著 1991年12月号p160〜p1
82参照)。
法としては、JPEG方式によるものが知られている
(インターフェース「カラー静止画像の国際標準符号化
方式」遠藤俊明著 1991年12月号p160〜p1
82参照)。
【0008】図12の構成の画像処理装置において、デ
ジタル画像入力手段1で原画像をデジタル入力し、圧縮
手段2で画像データを圧縮し、蓄積手段3で圧縮された
データを蓄積し、伸長手段4で圧縮データを伸長し、伸
長した画像データをデジタル画像出力手段6から再生画
像として出力するようになっていた。
ジタル画像入力手段1で原画像をデジタル入力し、圧縮
手段2で画像データを圧縮し、蓄積手段3で圧縮された
データを蓄積し、伸長手段4で圧縮データを伸長し、伸
長した画像データをデジタル画像出力手段6から再生画
像として出力するようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理方法では、以下に説明する問題点があっ
た。まず、図10に示した画像処理装置では、雑音が乗
った画像データを平滑化しているために、雑音部分だけ
でなく本来の画像データ部分も失われてしまうことがあ
り、良好な画像を得ることができないという問題点があ
った。
来の画像処理方法では、以下に説明する問題点があっ
た。まず、図10に示した画像処理装置では、雑音が乗
った画像データを平滑化しているために、雑音部分だけ
でなく本来の画像データ部分も失われてしまうことがあ
り、良好な画像を得ることができないという問題点があ
った。
【0010】また、図12に示した画像処理装置では、
圧縮/伸長により劣化した画像データを補正する適切な
方法がなく、従って、良好な画像を得ることができない
という問題点があった。
圧縮/伸長により劣化した画像データを補正する適切な
方法がなく、従って、良好な画像を得ることができない
という問題点があった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、圧縮/伸長又は雑音により劣化した画像データを補
正し、高品位な画像を再生できる画像データ補正方法及
び画像データ補正装置及びその処理方法を提供すること
を目的とする。
で、圧縮/伸長又は雑音により劣化した画像データを補
正し、高品位な画像を再生できる画像データ補正方法及
び画像データ補正装置及びその処理方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、画像処理装置の画
像データ補正方法において、画像データの座標点と画素
値に基づいてスプライン関数を用いて画素値の等高線を
計算し、前記等高線を基準として座標点の画素値の画像
データを補正することを特徴としている。
決するための請求項1記載の発明は、画像処理装置の画
像データ補正方法において、画像データの座標点と画素
値に基づいてスプライン関数を用いて画素値の等高線を
計算し、前記等高線を基準として座標点の画素値の画像
データを補正することを特徴としている。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、画像データ補正装置において、補正
前の画像データを記憶する第1の記憶手段と、補正後の
画像データを記憶する第2の記憶手段と、画像データの
補正を行う補正手段とを有し、前記補正手段が、前記第
1の記憶手段から同一の画素値の点を算出する算出手段
と、前記算出した点を近傍順に並び替える並び替え手段
と、前記並び替えられた点を基にスプライン関数で演算
してスプライン曲線の座標点を得る演算手段と、前記座
標点に対応する前記第2の記憶手段における画素の画素
値を前記画素値で書き込む書込み手段とを具備すること
を特徴としている。
項2記載の発明は、画像データ補正装置において、補正
前の画像データを記憶する第1の記憶手段と、補正後の
画像データを記憶する第2の記憶手段と、画像データの
補正を行う補正手段とを有し、前記補正手段が、前記第
1の記憶手段から同一の画素値の点を算出する算出手段
と、前記算出した点を近傍順に並び替える並び替え手段
と、前記並び替えられた点を基にスプライン関数で演算
してスプライン曲線の座標点を得る演算手段と、前記座
標点に対応する前記第2の記憶手段における画素の画素
値を前記画素値で書き込む書込み手段とを具備すること
を特徴としている。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
の処理方法において、算出手段が第1の記憶手段から同
一の画素値の点を算出し、並び替え手段が前記算出した
点を近傍順に並び替え、演算手段が前記並び替えられた
点を基にスプライン関数で演算してスプライン曲線の座
標点を得て、書込み手段が前記座標点に対応する第2の
記憶手段における画素の画素値を前記画素値で書き込む
ことを特徴としている。
項3記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
の処理方法において、算出手段が第1の記憶手段から同
一の画素値の点を算出し、並び替え手段が前記算出した
点を近傍順に並び替え、演算手段が前記並び替えられた
点を基にスプライン関数で演算してスプライン曲線の座
標点を得て、書込み手段が前記座標点に対応する第2の
記憶手段における画素の画素値を前記画素値で書き込む
ことを特徴としている。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
において、補正手段が、画素値が未書込みの画素を第2
の記憶手段にから抽出し、前記抽出した画素の画素値を
近傍の画素値で前記第2の記憶手段に書き込む未書込み
画素処理手段を有することを特徴としている。
項4記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
において、補正手段が、画素値が未書込みの画素を第2
の記憶手段にから抽出し、前記抽出した画素の画素値を
近傍の画素値で前記第2の記憶手段に書き込む未書込み
画素処理手段を有することを特徴としている。
【0016】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項4記載の画像データ補正装置
の処理方法において、未書込み画素処理手段が、画素値
が未書込みの画素を第2の記憶手段から抽出し、前記抽
出した画素の画素値を近傍の画素値でもって前記第2の
記憶手段に書き込むことを特徴としている。
項5記載の発明は、請求項4記載の画像データ補正装置
の処理方法において、未書込み画素処理手段が、画素値
が未書込みの画素を第2の記憶手段から抽出し、前記抽
出した画素の画素値を近傍の画素値でもって前記第2の
記憶手段に書き込むことを特徴としている。
【0017】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
の処理方法において、算出手段が、第1の記憶手段をス
キャンしながら同一画素値の画素点を検出し、更に前記
画素値の前後の画素値から前記画素値と推定される点を
均等補間計算で算出することを特徴としている。
項6記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
の処理方法において、算出手段が、第1の記憶手段をス
キャンしながら同一画素値の画素点を検出し、更に前記
画素値の前後の画素値から前記画素値と推定される点を
均等補間計算で算出することを特徴としている。
【0018】上記従来例の問題点を解決するための請求
項7記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
の処理方法において、書込み手段が、スプライン曲線の
座標点を四捨五入して画素点を求め、前記画素点に対応
する第2の記憶手段における画素を算出手段で特定した
画素値で書き込むことを特徴としている。
項7記載の発明は、請求項2記載の画像データ補正装置
の処理方法において、書込み手段が、スプライン曲線の
座標点を四捨五入して画素点を求め、前記画素点に対応
する第2の記憶手段における画素を算出手段で特定した
画素値で書き込むことを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明によれば、画像データの座
標点と画素値からスプライン関数で画素値の等高線を計
算し、この等高線を基準に画素値の画像データを補正す
る画像データ補正方法としているので、圧縮/伸長又は
雑音で劣化した画像データをスプライン関数を用いて画
素値の等高線分布が滑らかに変化するように補正でき、
よって高品位な画像データを得ることができる。
標点と画素値からスプライン関数で画素値の等高線を計
算し、この等高線を基準に画素値の画像データを補正す
る画像データ補正方法としているので、圧縮/伸長又は
雑音で劣化した画像データをスプライン関数を用いて画
素値の等高線分布が滑らかに変化するように補正でき、
よって高品位な画像データを得ることができる。
【0020】請求項2,3記載の発明によれば、補正手
段における、算出手段が第1の記憶手段から同一の画素
値の点を算出し、並び替え手段が算出した点を近傍順に
並び替え、演算手段が並び替えられた点を基にスプライ
ン関数で演算してスプライン曲線の座標点を得て、書込
み手段が座標点に対応する第2の記憶手段における画素
の画素値を算出手段で特定した画素値で書き込む画像デ
ータ補正装置及びその処理方法としているので、圧縮/
伸長又は雑音で劣化した画像データをスプライン関数で
演算したスプライン曲線の座標点を基に画素値の等高線
分布が滑らかに変化するように補正でき、よって高品位
な画像データを得ることができる。
段における、算出手段が第1の記憶手段から同一の画素
値の点を算出し、並び替え手段が算出した点を近傍順に
並び替え、演算手段が並び替えられた点を基にスプライ
ン関数で演算してスプライン曲線の座標点を得て、書込
み手段が座標点に対応する第2の記憶手段における画素
の画素値を算出手段で特定した画素値で書き込む画像デ
ータ補正装置及びその処理方法としているので、圧縮/
伸長又は雑音で劣化した画像データをスプライン関数で
演算したスプライン曲線の座標点を基に画素値の等高線
分布が滑らかに変化するように補正でき、よって高品位
な画像データを得ることができる。
【0021】請求項4,5記載の発明によれば、補正手
段における、未書込み画素処理手段が、画素値が未書込
みの画素を第2の記憶手段から抽出し、抽出した画素の
画素値を近傍の画素値でもって第2の記憶手段に書き込
む請求項2記載の画像データ補正装置及びその処理方法
としているので、圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像デ
ータを補正した後で、未処理の画素の画素値を近傍の画
素値とすることにより適正な画像データに補正でき、よ
って高品位な画像データを得ることができる。
段における、未書込み画素処理手段が、画素値が未書込
みの画素を第2の記憶手段から抽出し、抽出した画素の
画素値を近傍の画素値でもって第2の記憶手段に書き込
む請求項2記載の画像データ補正装置及びその処理方法
としているので、圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像デ
ータを補正した後で、未処理の画素の画素値を近傍の画
素値とすることにより適正な画像データに補正でき、よ
って高品位な画像データを得ることができる。
【0022】請求項6記載の発明によれば、算出手段
が、第1の記憶手段をスキャンしながら同一画素値の画
素点を検出するとともに、更に上記画素値の前後の画素
値から上記画素値と推定される点を均等補間計算で算出
する請求項2記載の画像データ補正装置の処理方法とし
ているので、スプライン関数での演算の基になる点を細
かく得ることができ、画素値の等高線分布が一層滑らか
に変化するように補正できるため、更に高品位な画像デ
ータを得ることができる。
が、第1の記憶手段をスキャンしながら同一画素値の画
素点を検出するとともに、更に上記画素値の前後の画素
値から上記画素値と推定される点を均等補間計算で算出
する請求項2記載の画像データ補正装置の処理方法とし
ているので、スプライン関数での演算の基になる点を細
かく得ることができ、画素値の等高線分布が一層滑らか
に変化するように補正できるため、更に高品位な画像デ
ータを得ることができる。
【0023】請求項7記載の発明によれば、書込み手段
が、スプライン曲線の座標点を四捨五入して画素点を求
め、当該画素点に対応する第2の記憶手段における画素
を算出手段で特定した画素値で書き込む請求項2記載の
画像データ補正装置の処理方法としているので、スプラ
イン曲線が通過する画素点を容易に求めることができ、
その画素点に算出手段で特定した画素値を書き込んで、
圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像データを画素値の等
高線分布が滑らかに変化するように補正できるため、高
品位な画像データを得ることができる。
が、スプライン曲線の座標点を四捨五入して画素点を求
め、当該画素点に対応する第2の記憶手段における画素
を算出手段で特定した画素値で書き込む請求項2記載の
画像データ補正装置の処理方法としているので、スプラ
イン曲線が通過する画素点を容易に求めることができ、
その画素点に算出手段で特定した画素値を書き込んで、
圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像データを画素値の等
高線分布が滑らかに変化するように補正できるため、高
品位な画像データを得ることができる。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の一実施例に係る画像デー
タ補正方法及び画像データ補正装置を用いる装置の構成
ブロック図である。尚、図12と同様の構成をとる部分
については同一の符号を付して説明する。
ら説明する。図1は、本発明の一実施例に係る画像デー
タ補正方法及び画像データ補正装置を用いる装置の構成
ブロック図である。尚、図12と同様の構成をとる部分
については同一の符号を付して説明する。
【0025】本実施例の画像データ補正方法及び画像デ
ータ補正装置を用いる装置は、図1に示すように、従来
の装置と同様の部分として、デジタル画像入力手段1
と、圧縮手段2と、蓄積手段3と、伸長手段4と、デジ
タル画像出力手段6とを具備し、本実施例の特徴部分と
して、伸長手段4とデジタル画像出力手段6との間に画
像データ補正装置20が設けられ、画像データ補正装置
20は、第1の記憶手段21と、補正手段22と、第2
の記憶手段23とから構成されている。
ータ補正装置を用いる装置は、図1に示すように、従来
の装置と同様の部分として、デジタル画像入力手段1
と、圧縮手段2と、蓄積手段3と、伸長手段4と、デジ
タル画像出力手段6とを具備し、本実施例の特徴部分と
して、伸長手段4とデジタル画像出力手段6との間に画
像データ補正装置20が設けられ、画像データ補正装置
20は、第1の記憶手段21と、補正手段22と、第2
の記憶手段23とから構成されている。
【0026】従来と同様の構成は、その動作も同様であ
り、従って、本実施例の特徴部分である第1の記憶手段
21、補正手段22、第2の記憶手段23について説明
する。第1の記憶手段21は、伸長手段4で伸長処理を
施して画質が劣化している可能性のある補正前の画像デ
ータ(原画像データ)を一時記憶する手段である。そし
て、補正手段22は、第1の記憶手段21に記憶された
原画像データの画素値の等高線が滑らかに連続するよう
に画素値を補正する手段である。また、第2の記憶手段
23は、補正手段22で補正された画像データを記憶す
る手段であり、補正手段22で補正されたデータの格納
が終了するとデジタル画像出力手段6によって読み込ま
れ出力されるようになっている。
り、従って、本実施例の特徴部分である第1の記憶手段
21、補正手段22、第2の記憶手段23について説明
する。第1の記憶手段21は、伸長手段4で伸長処理を
施して画質が劣化している可能性のある補正前の画像デ
ータ(原画像データ)を一時記憶する手段である。そし
て、補正手段22は、第1の記憶手段21に記憶された
原画像データの画素値の等高線が滑らかに連続するよう
に画素値を補正する手段である。また、第2の記憶手段
23は、補正手段22で補正された画像データを記憶す
る手段であり、補正手段22で補正されたデータの格納
が終了するとデジタル画像出力手段6によって読み込ま
れ出力されるようになっている。
【0027】また、本実施例の画像データ補正方法及び
画像データ補正装置を用いて雑音等の影響で劣化した画
像データを補正する場合について、図2を用いて説明す
る。図2は、本実施例に係る画像データ補正方法及び画
像データ補正装置を雑音等の補正に用いる装置の構成ブ
ロック図である。尚、図10と同様の構成をとる部分に
ついては同一の符号を付して説明する。
画像データ補正装置を用いて雑音等の影響で劣化した画
像データを補正する場合について、図2を用いて説明す
る。図2は、本実施例に係る画像データ補正方法及び画
像データ補正装置を雑音等の補正に用いる装置の構成ブ
ロック図である。尚、図10と同様の構成をとる部分に
ついては同一の符号を付して説明する。
【0028】本実施例の画像データ補正方法及び画像デ
ータ補正装置を雑音等の補正に用いる装置は、図2に示
すように、従来の装置と同様の部分として、画像入力手
段11と、A/D変換手段12と、D/A変換手段14
と、画像出力手段16とを具備し、本実施例の特徴部分
として、従来の補正手段15の代わりにA/D変換手段
12とD/A変換手段14との間に画像データ補正装置
20′が設けられ、画像データ補正装置20′は、従来
の蓄積手段13と同様の第1の蓄積手段13aと、補正
手段22と、第2の蓄積手段13bとから構成されてい
る。
ータ補正装置を雑音等の補正に用いる装置は、図2に示
すように、従来の装置と同様の部分として、画像入力手
段11と、A/D変換手段12と、D/A変換手段14
と、画像出力手段16とを具備し、本実施例の特徴部分
として、従来の補正手段15の代わりにA/D変換手段
12とD/A変換手段14との間に画像データ補正装置
20′が設けられ、画像データ補正装置20′は、従来
の蓄積手段13と同様の第1の蓄積手段13aと、補正
手段22と、第2の蓄積手段13bとから構成されてい
る。
【0029】従来と同様の構成は、その動作も同様であ
り、本実施例の特徴部分である補正手段22は、第1の
蓄積手段13aで蓄積されている雑音等の影響で画質が
劣化している可能性がある画像データについて、その画
素値の等高線が滑らかに連続するように画素値を補正す
る手段である。また、第2の蓄積手段13bは、補正手
段22で補正した画像データを格納する手段であり、補
正手段22で補正されたデータの格納が終了するとD/
A変換手段14でアナログ信号に変換されて画像出力手
段16で出力されるようになっている。
り、本実施例の特徴部分である補正手段22は、第1の
蓄積手段13aで蓄積されている雑音等の影響で画質が
劣化している可能性がある画像データについて、その画
素値の等高線が滑らかに連続するように画素値を補正す
る手段である。また、第2の蓄積手段13bは、補正手
段22で補正した画像データを格納する手段であり、補
正手段22で補正されたデータの格納が終了するとD/
A変換手段14でアナログ信号に変換されて画像出力手
段16で出力されるようになっている。
【0030】次に、本実施例の画像データ補正方法につ
いて、図3、図4を用いて具体的に説明する。図3、図
4は本実施例の画像データ補正方法を説明する説明図で
ある。例えば、デジタル画像データに圧縮伸長処理を施
した結果、画質が劣化した画像が、図3(a)に示すよ
うな画素分布であるとする。この場合に、画素分布をx
y平面に置き換え、同一画素値に着目して画素値の等高
線を考えると、図3(b)に示すように画素値の等高線
が滑らかに変化していないことがわかる。
いて、図3、図4を用いて具体的に説明する。図3、図
4は本実施例の画像データ補正方法を説明する説明図で
ある。例えば、デジタル画像データに圧縮伸長処理を施
した結果、画質が劣化した画像が、図3(a)に示すよ
うな画素分布であるとする。この場合に、画素分布をx
y平面に置き換え、同一画素値に着目して画素値の等高
線を考えると、図3(b)に示すように画素値の等高線
が滑らかに変化していないことがわかる。
【0031】そこで、本実施例の画像データ補正方法で
は、画素値の等高線が滑らかに連続するように原画像の
デジタル画像データに補正処理を施して、画質を向上さ
せるものである。具体的な方法としては、図4(a)に
示すように、ある画素値に着目して(例えば画素値80
とする)、該当する画素値を持つ点(同一画素値点)の
x座標とy座標を拾い上げ、各同一画素値点(x,y)
の近傍を通る曲線をベーススプライン関数等で近似計算
して求め、滑らかに変化する等高線(近似曲線)上の画
素を該当の画素値で置き換える。そして、同様の処理を
原画像データが取りうる全画素値について行うことによ
り、図4(b)に示すような補正された画像データを得
るものである。
は、画素値の等高線が滑らかに連続するように原画像の
デジタル画像データに補正処理を施して、画質を向上さ
せるものである。具体的な方法としては、図4(a)に
示すように、ある画素値に着目して(例えば画素値80
とする)、該当する画素値を持つ点(同一画素値点)の
x座標とy座標を拾い上げ、各同一画素値点(x,y)
の近傍を通る曲線をベーススプライン関数等で近似計算
して求め、滑らかに変化する等高線(近似曲線)上の画
素を該当の画素値で置き換える。そして、同様の処理を
原画像データが取りうる全画素値について行うことによ
り、図4(b)に示すような補正された画像データを得
るものである。
【0032】尚、本実施例の画像データ補正方法では、
同一画素値点の近傍を通る曲線を近似する方法としてベ
ーススプライン関数を用いているが、複数の点の近傍を
通る近似曲線を表す関数であれば、別の関数を用いても
構わない。
同一画素値点の近傍を通る曲線を近似する方法としてベ
ーススプライン関数を用いているが、複数の点の近傍を
通る近似曲線を表す関数であれば、別の関数を用いても
構わない。
【0033】ここで、ベーススプライン関数について簡
単に説明する。ベーススプライン関数は、n個の点P1
,P2 ,・・・,Pn からなる点列があるとき、これ
らの点の近傍を通る曲線(ベーススプライン曲線)をパ
ラメータ表現する関数である。
単に説明する。ベーススプライン関数は、n個の点P1
,P2 ,・・・,Pn からなる点列があるとき、これ
らの点の近傍を通る曲線(ベーススプライン曲線)をパ
ラメータ表現する関数である。
【0034】例えば、ベーススプライン関数として3次
のベーススプライン関数を用いた場合、n個の点P1 ,
P2 ,・・・,Pn からなる点列があるとき、各点の座
標をPi (xi ,yi )とすると、これらの点の近傍を
通るベーススプライン曲線のi番目の区間の曲線の形状
は、4つの点Pi ,Pi+1 ,Pi+2 ,Pi+3 の座標を用
いて表すことができる。
のベーススプライン関数を用いた場合、n個の点P1 ,
P2 ,・・・,Pn からなる点列があるとき、各点の座
標をPi (xi ,yi )とすると、これらの点の近傍を
通るベーススプライン曲線のi番目の区間の曲線の形状
は、4つの点Pi ,Pi+1 ,Pi+2 ,Pi+3 の座標を用
いて表すことができる。
【0035】つまり、n個の点列の中のある連続する4
つの点x0 ,x1 ,x2 ,x3 の近傍を通るx1 とx2
との間のベーススプライン曲線式は、よく知られている
ように以下の数1〜数3の数式を用いて求めることがで
きる(「Cによる科学技術計算」小池慎一著 CQ出版
社 p182以降参照)。
つの点x0 ,x1 ,x2 ,x3 の近傍を通るx1 とx2
との間のベーススプライン曲線式は、よく知られている
ように以下の数1〜数3の数式を用いて求めることがで
きる(「Cによる科学技術計算」小池慎一著 CQ出版
社 p182以降参照)。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
【数3】
【0039】そこで、本実施例のデジタル画像データ補
正方法では、補正したいデジタル画像データを構成する
任意の画素値について、同一画素値を持つn個の点列P
1 ,P2 ,・・・,Pn の座標を求め、上述のベースス
プライン関数を用いて各点の近傍を通る滑らかな近似曲
線(等高線)を求め、近似曲線上に対応する画素の画素
値を当該画素値に置き換える。そして、原画像データを
構成している全画素値について同様の処理を繰り返し行
うことにより、デジタル画像全体を滑らかな等高線分布
を持つ画像に補正することができるものである。
正方法では、補正したいデジタル画像データを構成する
任意の画素値について、同一画素値を持つn個の点列P
1 ,P2 ,・・・,Pn の座標を求め、上述のベースス
プライン関数を用いて各点の近傍を通る滑らかな近似曲
線(等高線)を求め、近似曲線上に対応する画素の画素
値を当該画素値に置き換える。そして、原画像データを
構成している全画素値について同様の処理を繰り返し行
うことにより、デジタル画像全体を滑らかな等高線分布
を持つ画像に補正することができるものである。
【0040】次に、本実施例の画像データ補正方法を実
現する画像データ補正装置20の内部の構成について、
図5を用いて説明する。図5は、本実施例の画像データ
補正装置20の構成ブロック図である。本実施例の画像
データ補正装置20は、ある同一画素値の点を算出する
同一画素値点算出手段31と、1つの近似曲線で近似す
る点列を近傍順に並び替えて抽出する被近似点列抽出手
段32と、ベーススプライン関数演算で近似曲線上の点
の座標を算出するベーススプライン近似手段33と、ベ
ーススプライン関数の係数を算出するベーススプライン
係数算出手段34と、近似曲線上の画素に画素値を書き
込む画素値書込み手段35と、1度も画素値が書き込ま
れなかった画素の処理を行う未書込み画素処理手段36
とから構成されている。
現する画像データ補正装置20の内部の構成について、
図5を用いて説明する。図5は、本実施例の画像データ
補正装置20の構成ブロック図である。本実施例の画像
データ補正装置20は、ある同一画素値の点を算出する
同一画素値点算出手段31と、1つの近似曲線で近似す
る点列を近傍順に並び替えて抽出する被近似点列抽出手
段32と、ベーススプライン関数演算で近似曲線上の点
の座標を算出するベーススプライン近似手段33と、ベ
ーススプライン関数の係数を算出するベーススプライン
係数算出手段34と、近似曲線上の画素に画素値を書き
込む画素値書込み手段35と、1度も画素値が書き込ま
れなかった画素の処理を行う未書込み画素処理手段36
とから構成されている。
【0041】そして各手段で使用するデータエリアとし
て、第1の画像メモリ41と、同一画素値点テーブル4
2と、被近似点列エリア43と、近似曲線エリア44
と、第2の画像メモリ45と、画素値エリア46と、同
一画素値点カウンタ47と、被近似点列カウンタ48
と、補正カウンタ49と、近似フラグ50と、ベースス
プライン係数エリア51とが設けられている。
て、第1の画像メモリ41と、同一画素値点テーブル4
2と、被近似点列エリア43と、近似曲線エリア44
と、第2の画像メモリ45と、画素値エリア46と、同
一画素値点カウンタ47と、被近似点列カウンタ48
と、補正カウンタ49と、近似フラグ50と、ベースス
プライン係数エリア51とが設けられている。
【0042】次に、各部の働きを具体的に説明する。第
1の画像メモリ41は、補正前の原画像の1画面分のデ
ジタル画像データを格納するメモリであり、図1の第1
の記憶手段21、及び図2の第1の蓄積手段13aに当
たるものである。そして、1画面分の画像データがmカ
ラム×nライン(画素)からなる場合に、各画素位置
(1,1)〜(m,n)をそのまま各画素のx,y座標
として扱うようになっている。
1の画像メモリ41は、補正前の原画像の1画面分のデ
ジタル画像データを格納するメモリであり、図1の第1
の記憶手段21、及び図2の第1の蓄積手段13aに当
たるものである。そして、1画面分の画像データがmカ
ラム×nライン(画素)からなる場合に、各画素位置
(1,1)〜(m,n)をそのまま各画素のx,y座標
として扱うようになっている。
【0043】同一画素値点テーブル42は、第1の画像
メモリ41に格納された1画面分の画像データの中で、
ある同一の画素値を持つ点の座標を格納するテーブル
で、同一画素値点算出手段31が第1の画像メモリを水
平にスキャンして、同一画素値の点を拾い上げ、拾い上
げた順にその座標を格納するようになっている。
メモリ41に格納された1画面分の画像データの中で、
ある同一の画素値を持つ点の座標を格納するテーブル
で、同一画素値点算出手段31が第1の画像メモリを水
平にスキャンして、同一画素値の点を拾い上げ、拾い上
げた順にその座標を格納するようになっている。
【0044】同一画素値点テーブル42について、図6
を用いて更に詳しく説明する。図6は、本実施例の同一
画素値点テーブル42の構成を示す説明図である。同一
画素値点テーブル42は、同一画素値点座標とそれに対
応する抽出フラグとから構成されている。同一画素値点
座標は、同一画素値点算出手段31で第1の画像メモリ
41をスキャンし、ある同一の画素値を持つ点を拾い上
げ、そのx,y座標を格納するものである。
を用いて更に詳しく説明する。図6は、本実施例の同一
画素値点テーブル42の構成を示す説明図である。同一
画素値点テーブル42は、同一画素値点座標とそれに対
応する抽出フラグとから構成されている。同一画素値点
座標は、同一画素値点算出手段31で第1の画像メモリ
41をスキャンし、ある同一の画素値を持つ点を拾い上
げ、そのx,y座標を格納するものである。
【0045】また、抽出フラグは、対応する同一画素値
点の座標が被近似点列抽出手段32によって1つのベー
ススプライン曲線で近似できる点列(被近似点列)とし
て抽出されたかどうかを示すフラグで、初期値であり抽
出される前の状態は”0”(OFF)であり、抽出済み
の状態が”1”(ON)である。つまり、抽出フラグ
は、同一画素値算出手段31の初期処理で無条件にOF
Fにセット(後述する図8の処理200)し、被近似点
列抽出手段32で被近似点列として抽出された場合にO
Nにセット(後述する図9の処理312と処理342)
するものである。
点の座標が被近似点列抽出手段32によって1つのベー
ススプライン曲線で近似できる点列(被近似点列)とし
て抽出されたかどうかを示すフラグで、初期値であり抽
出される前の状態は”0”(OFF)であり、抽出済み
の状態が”1”(ON)である。つまり、抽出フラグ
は、同一画素値算出手段31の初期処理で無条件にOF
Fにセット(後述する図8の処理200)し、被近似点
列抽出手段32で被近似点列として抽出された場合にO
Nにセット(後述する図9の処理312と処理342)
するものである。
【0046】次に、同一画素値カウンタ47は、同一画
素値点テーブル42に格納された点の数をカウントする
カウンタである。
素値点テーブル42に格納された点の数をカウントする
カウンタである。
【0047】次に、被近似点列エリア43は、スキャン
順に同一画素値点テーブル42に格納された同一画素値
点の中で、1つのベーススプライン曲線で近似できる点
(被近似点)のx,y座標を近傍順に並び替えて被近似
点列として格納するエリアであり、被近似点列エリア4
3の内部形式は、図6に示す同一画素値点テーブル42
の抽出フラグがない形のものである。
順に同一画素値点テーブル42に格納された同一画素値
点の中で、1つのベーススプライン曲線で近似できる点
(被近似点)のx,y座標を近傍順に並び替えて被近似
点列として格納するエリアであり、被近似点列エリア4
3の内部形式は、図6に示す同一画素値点テーブル42
の抽出フラグがない形のものである。
【0048】そして、被近似点列カウンタ48は、被近
似点列エリア43に格納された点の数をカウントするカ
ウンタである。また、補正カウンタ49は、同一画素値
について被近似点列エリア43に格納された点の数を累
積していくカウンタである。
似点列エリア43に格納された点の数をカウントするカ
ウンタである。また、補正カウンタ49は、同一画素値
について被近似点列エリア43に格納された点の数を累
積していくカウンタである。
【0049】そして、近似フラグ50は、被近似点列エ
リア43に格納された点についてベーススプライン近似
手段33で近似計算を行うかどうかを示すフラグで、近
似計算を行う場合は”1”(ON)であり、近似計算を
行わない場合は”0”(OFF)である。つまり、近似
フラグ50は、被近似点列抽出手段32で1つのベース
スプライン曲線で近似できる点(被近似点)として抽出
し被近似点列エリア43に格納した点の数が4未満の場
合はOFFにセット(後述する図9の処理356)し、
4以上の場合はONにセット(後述する図9の処理35
4)するものである。そして、近似フラグ50がONの
場合にベーススプライン近似手段33が起動されるよう
になっている。
リア43に格納された点についてベーススプライン近似
手段33で近似計算を行うかどうかを示すフラグで、近
似計算を行う場合は”1”(ON)であり、近似計算を
行わない場合は”0”(OFF)である。つまり、近似
フラグ50は、被近似点列抽出手段32で1つのベース
スプライン曲線で近似できる点(被近似点)として抽出
し被近似点列エリア43に格納した点の数が4未満の場
合はOFFにセット(後述する図9の処理356)し、
4以上の場合はONにセット(後述する図9の処理35
4)するものである。そして、近似フラグ50がONの
場合にベーススプライン近似手段33が起動されるよう
になっている。
【0050】次に、近似曲線エリア44は、ベーススプ
ライン近似手段33で求めたベーススプライン曲線上の
点の座標を格納するエリアであり、近似曲線エリア44
の内部形式は、図6に示す同一画素値点テーブル42の
抽出フラグがない形のものである。
ライン近似手段33で求めたベーススプライン曲線上の
点の座標を格納するエリアであり、近似曲線エリア44
の内部形式は、図6に示す同一画素値点テーブル42の
抽出フラグがない形のものである。
【0051】次に、第2の画像メモリ45は、第1の画
像メモリ41に本実施例の補正方法で補正を施した1画
面分の画像データを格納するメモリであり、図1の第2
の記憶手段23のメモリ、及び図2の第2の蓄積手段1
3bのメモリに当たるものである。
像メモリ41に本実施例の補正方法で補正を施した1画
面分の画像データを格納するメモリであり、図1の第2
の記憶手段23のメモリ、及び図2の第2の蓄積手段1
3bのメモリに当たるものである。
【0052】次に、画素値エリア46は、同一画素値点
の算出からベーススプライン近似、及び画素値の格納ま
での一連の処理を行う対象となる画素値をセットするエ
リアで、本実施例の画像データ補正手段22の処理の最
初に原画像データの最小画素値をセットし、以降1つの
画素値についての処理が終了する毎に増やして行き、原
画像データの最大画素値よりも大きくなった時点で補正
処理を終了するようになっている。
の算出からベーススプライン近似、及び画素値の格納ま
での一連の処理を行う対象となる画素値をセットするエ
リアで、本実施例の画像データ補正手段22の処理の最
初に原画像データの最小画素値をセットし、以降1つの
画素値についての処理が終了する毎に増やして行き、原
画像データの最大画素値よりも大きくなった時点で補正
処理を終了するようになっている。
【0053】次に、ベーススプライン係数エリア51
は、ベーススプライン関数式(数1)〜(数3)の各係
数を予め計算して格納しておくエリアで、パラメータu
の値に対応する各係数値が格納されるようになってい
る。
は、ベーススプライン関数式(数1)〜(数3)の各係
数を予め計算して格納しておくエリアで、パラメータu
の値に対応する各係数値が格納されるようになってい
る。
【0054】次に、同一画素値点算出手段31は、第1
の画像メモリ41に記憶されている1画面分の画像デー
タ(原画像データ)からある任意の同一画素値を持つ点
を算出して拾い上げ、その点の座標を同一画素値点テー
ブル42に格納する手段である。
の画像メモリ41に記憶されている1画面分の画像デー
タ(原画像データ)からある任意の同一画素値を持つ点
を算出して拾い上げ、その点の座標を同一画素値点テー
ブル42に格納する手段である。
【0055】具体的には、画素値エリア46にセットさ
れた画素値(対象画素値)について、第1の画像メモリ
41を水平方向にスキャンしながら、対象画素値自体を
持つ画素の座標(座標値は整数)と、更に対象画素値前
後の画素値を持つ画素の座標から対象画素値になるであ
ろう点の座標(座標値はx,yのどちらか一方が小数)
を均等補間計算で算出し、同一画素値点テーブル42に
格納する。そして同時に、格納した同一画素値を持つ点
の数を同一画素値点カウンタ47でカウントするように
なっている。
れた画素値(対象画素値)について、第1の画像メモリ
41を水平方向にスキャンしながら、対象画素値自体を
持つ画素の座標(座標値は整数)と、更に対象画素値前
後の画素値を持つ画素の座標から対象画素値になるであ
ろう点の座標(座標値はx,yのどちらか一方が小数)
を均等補間計算で算出し、同一画素値点テーブル42に
格納する。そして同時に、格納した同一画素値を持つ点
の数を同一画素値点カウンタ47でカウントするように
なっている。
【0056】ここで、対象画素値自体を持つ画素位置
と、対象画素値になるであろう点とを合わせて同一画素
値点と呼ぶことにする。また、均等補間計算とは、隣合
う2つの画素x,x+1がそれぞれ対象画素値前後の画
素値f1 ,f2 を持つ場合に、その2つの画素値及び画
素位置(座標)から対象画素値F(f1 <F<f2 )の
値となる座標X(x<X<x+1)を算出する一般的な
演算手段によるものである。
と、対象画素値になるであろう点とを合わせて同一画素
値点と呼ぶことにする。また、均等補間計算とは、隣合
う2つの画素x,x+1がそれぞれ対象画素値前後の画
素値f1 ,f2 を持つ場合に、その2つの画素値及び画
素位置(座標)から対象画素値F(f1 <F<f2 )の
値となる座標X(x<X<x+1)を算出する一般的な
演算手段によるものである。
【0057】次に、被近似点列抽出手段32は、同一画
素値点算出手段31によってスキャン順に格納された同
一画素値点テーブル42の同一画素値点座標の中から、
1つのベーススプライン曲線で近似する点(被近似点)
を近傍順に並び替えて被近似点列として抽出する手段で
ある。
素値点算出手段31によってスキャン順に格納された同
一画素値点テーブル42の同一画素値点座標の中から、
1つのベーススプライン曲線で近似する点(被近似点)
を近傍順に並び替えて被近似点列として抽出する手段で
ある。
【0058】具体的には、同一画素値点テーブル42に
格納されている点について、まず1番目の点を被近似点
として抽出し、次に1番目の点を基準点としてxy方向
共に基準点座標の±1の範囲に存在する同一画素値点を
全て検出し、その検出点の中で最も基準点に近い距離に
ある点を2番目の被近似点として抽出する。
格納されている点について、まず1番目の点を被近似点
として抽出し、次に1番目の点を基準点としてxy方向
共に基準点座標の±1の範囲に存在する同一画素値点を
全て検出し、その検出点の中で最も基準点に近い距離に
ある点を2番目の被近似点として抽出する。
【0059】ここで、基準点と検出点間の距離計算は、
xy各座標の差の2乗を加算して平方根を取るという、
2点の座標からその距離を求める一般的な計算式による
ものである。また、基準点座標の±1の範囲に存在する
同一画素値点を検出する際は、同一画素値点テーブル4
2の抽出フラグをチェックし、未だ抽出されていない点
(抽出フラグがOFFの点)だけを検出するようになっ
ている。
xy各座標の差の2乗を加算して平方根を取るという、
2点の座標からその距離を求める一般的な計算式による
ものである。また、基準点座標の±1の範囲に存在する
同一画素値点を検出する際は、同一画素値点テーブル4
2の抽出フラグをチェックし、未だ抽出されていない点
(抽出フラグがOFFの点)だけを検出するようになっ
ている。
【0060】次に、2番目の被近似点を基準点として、
同様にxy方向共に座標の±1の範囲に存在する同一画
素値点を全て検出し、その検出点の中で最も基準点に近
い距離にある点を3番目の被近似点とし、以降同様に基
準点を順次変えながら最も基準点に近い距離の点を被近
似点として抽出していく。そして、xy方向共に座標の
±1の範囲に存在する同一画素値点が存在しなくなった
時点で、1つのベーススプライン曲線で近似できる点が
終了したものと考え、被近似点列の抽出が完了したこと
になる。
同様にxy方向共に座標の±1の範囲に存在する同一画
素値点を全て検出し、その検出点の中で最も基準点に近
い距離にある点を3番目の被近似点とし、以降同様に基
準点を順次変えながら最も基準点に近い距離の点を被近
似点として抽出していく。そして、xy方向共に座標の
±1の範囲に存在する同一画素値点が存在しなくなった
時点で、1つのベーススプライン曲線で近似できる点が
終了したものと考え、被近似点列の抽出が完了したこと
になる。
【0061】尚、被近似点として抽出した点は、その都
度被近似点列エリア43に格納し、その数を被近似点列
カウンタ48でカウントし、同時に、同一画素値点テー
ブル42の抽出フラグをOFFにする。
度被近似点列エリア43に格納し、その数を被近似点列
カウンタ48でカウントし、同時に、同一画素値点テー
ブル42の抽出フラグをOFFにする。
【0062】そして、被近似点列抽出手段32で1つの
ベーススプライン曲線で近似する点列(被近似点列)の
抽出を完了し、それに続くベーススプライン近似手段3
3、画素値書込み手段35を実行した後に、再び被近似
点列抽出手段32の処理を行う場合は、1番目の被近似
点となる点を、同一画素値点テーブル42の中で抽出フ
ラグがOFFである最初の点とし、以後同様に被近似点
列を抽出していく。
ベーススプライン曲線で近似する点列(被近似点列)の
抽出を完了し、それに続くベーススプライン近似手段3
3、画素値書込み手段35を実行した後に、再び被近似
点列抽出手段32の処理を行う場合は、1番目の被近似
点となる点を、同一画素値点テーブル42の中で抽出フ
ラグがOFFである最初の点とし、以後同様に被近似点
列を抽出していく。
【0063】尚、被近似点列抽出手段32において、1
つのベーススプライン曲線で近似できる点列(被近似点
列)の抽出を完了した時点で、被近似点列数(被近似点
列カウンタ48の値)が4未満の場合は、ベーススプラ
イン近似計算を行うことができないため、近似フラグ5
0をOFFに設定してベーススプライン近似手段33を
起動しないようにし、被近似点列数が4以上の場合は、
近似フラグ50をONに設定してベーススプライン近似
手段33を起動するようになっている。
つのベーススプライン曲線で近似できる点列(被近似点
列)の抽出を完了した時点で、被近似点列数(被近似点
列カウンタ48の値)が4未満の場合は、ベーススプラ
イン近似計算を行うことができないため、近似フラグ5
0をOFFに設定してベーススプライン近似手段33を
起動しないようにし、被近似点列数が4以上の場合は、
近似フラグ50をONに設定してベーススプライン近似
手段33を起動するようになっている。
【0064】尚、被近似点列の数が4未満でベーススプ
ライン近似計算を行わない場合は、被近似点列エリア4
3に格納された点の座標をそのまま近似曲線エリア44
にコピーして画素値書込み手段35で該当する画素位置
に対象画素値を格納するようになっている。
ライン近似計算を行わない場合は、被近似点列エリア4
3に格納された点の座標をそのまま近似曲線エリア44
にコピーして画素値書込み手段35で該当する画素位置
に対象画素値を格納するようになっている。
【0065】次に、ベーススプライン係数算出手段34
は、前述したベーススプライン関数式(数1)〜(数
3)の各係数部分を、画像データの補正処理の最初に予
め算出しておく手段である。具体的には、第1の画像メ
モリ1に格納されている画像データの構成画素数(解像
度)によって、ベーススプライン関数のパラメータu
(0≦u≦1)の値をどの程度の間隔でとるかが決定さ
れ与えられるとする。例えば、構成画素数が1000×
1000の場合、被近似点が画面の4隅の点であった場
合を考え、その間の曲線の形状を各画素で表現するため
にはパラメータuの値を0.0005ステップでとって
いけば十分である。
は、前述したベーススプライン関数式(数1)〜(数
3)の各係数部分を、画像データの補正処理の最初に予
め算出しておく手段である。具体的には、第1の画像メ
モリ1に格納されている画像データの構成画素数(解像
度)によって、ベーススプライン関数のパラメータu
(0≦u≦1)の値をどの程度の間隔でとるかが決定さ
れ与えられるとする。例えば、構成画素数が1000×
1000の場合、被近似点が画面の4隅の点であった場
合を考え、その間の曲線の形状を各画素で表現するため
にはパラメータuの値を0.0005ステップでとって
いけば十分である。
【0066】このような形で決定されたパラメータuの
値全てに対してベーススプライン関数式(数1)〜(数
3)の各係数部分を算出し、ベーススプライン係数エリ
ア51に格納しておくようになっている。尚、具体的な
ベーススプライン係数の算出処理方法については、「C
による科学技術計算」小池慎一著 CQ出版社 p18
4を参照。
値全てに対してベーススプライン関数式(数1)〜(数
3)の各係数部分を算出し、ベーススプライン係数エリ
ア51に格納しておくようになっている。尚、具体的な
ベーススプライン係数の算出処理方法については、「C
による科学技術計算」小池慎一著 CQ出版社 p18
4を参照。
【0067】次に、ベーススプライン近似手段33は、
被近似点列エリア43に格納された被近似点列の数が4
以上の場合(具体的な処理においては、近似フラグ50
がONの場合)に起動され、被近似点列エリア43に格
納された被近似点列について、前述したベーススプライ
ン関数(数1)〜(数3)の数式を用いて近似曲線式を
求め、近似曲線上の点列の座標を算出する手段である。
被近似点列エリア43に格納された被近似点列の数が4
以上の場合(具体的な処理においては、近似フラグ50
がONの場合)に起動され、被近似点列エリア43に格
納された被近似点列について、前述したベーススプライ
ン関数(数1)〜(数3)の数式を用いて近似曲線式を
求め、近似曲線上の点列の座標を算出する手段である。
【0068】具体的には、被近似点列エリア43に格納
された点列をP1 ,P2 ,・・・,Pn とすると、第1
の区間としてP1 〜P4 の4点の座標を読み込み、(数
1)の数式を用いてx0 ,x1 ,x2 ,x3 にP1 〜P
4 の各x,y座標値を代入し、予め算出し格納されてい
るベーススプライン係数エリア51の係数を用いてベー
ススプライン曲線上の点の座標を算出し、近似曲線エリ
ア44に格納する。次に、第2の区間としてP2 〜P5
の4点の座標を読み込み、(数2)の数式を用いてx0
,x1 ,x2 ,x3 にP2 〜P5 の各x,y座標値を
代入し、同様にベーススプライン曲線上の点の座標を算
出し、近似曲線エリア44に格納する。
された点列をP1 ,P2 ,・・・,Pn とすると、第1
の区間としてP1 〜P4 の4点の座標を読み込み、(数
1)の数式を用いてx0 ,x1 ,x2 ,x3 にP1 〜P
4 の各x,y座標値を代入し、予め算出し格納されてい
るベーススプライン係数エリア51の係数を用いてベー
ススプライン曲線上の点の座標を算出し、近似曲線エリ
ア44に格納する。次に、第2の区間としてP2 〜P5
の4点の座標を読み込み、(数2)の数式を用いてx0
,x1 ,x2 ,x3 にP2 〜P5 の各x,y座標値を
代入し、同様にベーススプライン曲線上の点の座標を算
出し、近似曲線エリア44に格納する。
【0069】以降同様に、第(n−3)の区間まで1点
づつシフトしながら4点の座標を読み込み、その区間に
応じて(数1)〜(数3)の数式の何れかを選択してx
0 ,x1 ,x2 ,x3 に4点の各x,y座標値を代入
し、予め算出されているベーススプライン係数エリア5
1の係数を用いてベーススプライン曲線上の点の座標を
算出し、近似曲線エリア44に格納するようになってい
る。尚、具体的なベーススプライン近似処理の方法につ
いては、「Cによる科学技術計算」小池慎一著 CQ出
版社 p183を参照。
づつシフトしながら4点の座標を読み込み、その区間に
応じて(数1)〜(数3)の数式の何れかを選択してx
0 ,x1 ,x2 ,x3 に4点の各x,y座標値を代入
し、予め算出されているベーススプライン係数エリア5
1の係数を用いてベーススプライン曲線上の点の座標を
算出し、近似曲線エリア44に格納するようになってい
る。尚、具体的なベーススプライン近似処理の方法につ
いては、「Cによる科学技術計算」小池慎一著 CQ出
版社 p183を参照。
【0070】次に、画素値書込み手段35は、ベースス
プライン近似手段33で近似された曲線上に位置する画
素に対象画素値を書き込む手段である。具体的には、近
似曲線エリア44に格納された近似曲線上の座標点から
対応する画素点を四捨五入で算出し、画素点に対応する
第2の記憶手段における画素に画像値エリア46に設定
されている値(対象画素値)を書き込むようになってい
る。尚、近似曲線上の座標点から対応する画素点を算出
する方法は、切り捨て演算でもよい。
プライン近似手段33で近似された曲線上に位置する画
素に対象画素値を書き込む手段である。具体的には、近
似曲線エリア44に格納された近似曲線上の座標点から
対応する画素点を四捨五入で算出し、画素点に対応する
第2の記憶手段における画素に画像値エリア46に設定
されている値(対象画素値)を書き込むようになってい
る。尚、近似曲線上の座標点から対応する画素点を算出
する方法は、切り捨て演算でもよい。
【0071】次に、未書込み画素処理手段36は、第1
の画像メモリ41に記憶されている画像データの全画素
値について、同一画素値算出手段31〜画素値書込み手
段35を終了した時点で起動され、第2の画像メモリ4
5上で1度も画素値が格納されていない画素が存在した
場合に、その画素値を回りの画素値から算出する手段で
ある。
の画像メモリ41に記憶されている画像データの全画素
値について、同一画素値算出手段31〜画素値書込み手
段35を終了した時点で起動され、第2の画像メモリ4
5上で1度も画素値が格納されていない画素が存在した
場合に、その画素値を回りの画素値から算出する手段で
ある。
【0072】具体的には、補正処理の最初に第2の画像
メモリ45全体をマイナスの値で初期化するので、未書
き込み画素処理手段36では第2の画像メモリ45をス
キャンして画素値としてマイナスの値を持つ画素(未書
込み画素)があったなら、左隣の画素の画素値を格納す
る。但し、未書込み画素が画面左端の画素の場合は、上
の画素の画素値を格納する。また、マイナスの値を持つ
画素が画面左上端の画素の場合は、マイナスの値でない
一番近い画素の画素値を格納するようになっている。
メモリ45全体をマイナスの値で初期化するので、未書
き込み画素処理手段36では第2の画像メモリ45をス
キャンして画素値としてマイナスの値を持つ画素(未書
込み画素)があったなら、左隣の画素の画素値を格納す
る。但し、未書込み画素が画面左端の画素の場合は、上
の画素の画素値を格納する。また、マイナスの値を持つ
画素が画面左上端の画素の場合は、マイナスの値でない
一番近い画素の画素値を格納するようになっている。
【0073】次に、本実施例の画像データ補正装置の処
理方法について、図7を用いて説明する。図7は、本実
施例の画像データ補正装置における補正処理の流れを示
すフローチャート図である。
理方法について、図7を用いて説明する。図7は、本実
施例の画像データ補正装置における補正処理の流れを示
すフローチャート図である。
【0074】本実施例の画像データ補正装置における補
正処理は、まず初期処理として、ベーススプライン係数
算出手段34の動作であるベーススプライン係数算出処
理を行い(100)、次に第1の画像メモリ41をスキ
ャンして画像データの最小画素値と最大画素値を求め
(102)、第2の画像メモリ45の全画素にマイナス
1の画素値を格納し(104)、画像値エリア46に最
小画素値の値を代入する(106)。
正処理は、まず初期処理として、ベーススプライン係数
算出手段34の動作であるベーススプライン係数算出処
理を行い(100)、次に第1の画像メモリ41をスキ
ャンして画像データの最小画素値と最大画素値を求め
(102)、第2の画像メモリ45の全画素にマイナス
1の画素値を格納し(104)、画像値エリア46に最
小画素値の値を代入する(106)。
【0075】次に、1つの画素値に関する処理として、
同一画素値点算出手段31の動作である同一画素値点算
出処理を行い(110)、補正カウンタ49をゼロクリ
アする(112)。
同一画素値点算出手段31の動作である同一画素値点算
出処理を行い(110)、補正カウンタ49をゼロクリ
アする(112)。
【0076】次に、1つの近似曲線に関する処理とし
て、被近似点列抽出手段32の動作である被近似点抽出
処理を行い(120)、近似フラグ50がONかどうか
判断し(122)、ONであればベーススプライン近似
手段33の動作であるベーススプライン近似処理を行い
(124)、近似フラグ50がONでなければ被近似点
列エリア43を近似曲線エリア44にコピーする(12
6)。
て、被近似点列抽出手段32の動作である被近似点抽出
処理を行い(120)、近似フラグ50がONかどうか
判断し(122)、ONであればベーススプライン近似
手段33の動作であるベーススプライン近似処理を行い
(124)、近似フラグ50がONでなければ被近似点
列エリア43を近似曲線エリア44にコピーする(12
6)。
【0077】処理124及び処理126が終了したな
ら、画素値書込み手段35の動作である画素値書込み処
理を行い(128)、補正カウンタ49の値が同一画素
値点カウンタ47の値以上であるか判断し(130)、
補正カウンタ49の値が同一画素値点カウンタ47の値
以上でない場合は処理120に戻って次の近似曲線に関
する処理を繰り返す。
ら、画素値書込み手段35の動作である画素値書込み処
理を行い(128)、補正カウンタ49の値が同一画素
値点カウンタ47の値以上であるか判断し(130)、
補正カウンタ49の値が同一画素値点カウンタ47の値
以上でない場合は処理120に戻って次の近似曲線に関
する処理を繰り返す。
【0078】処理130において、補正カウンタ49の
値が同一画素値点カウンタ47の値以上の場合は、1つ
の画素値に関する処理が終了したことになるので、画素
値エリア46に1を加算し(132)、画素値エリア4
6の値が最大画素値よりも大きいかどうか判断し(13
4)、大きくない場合は、処理110に戻って次の画素
値に関する処理を繰り返す。
値が同一画素値点カウンタ47の値以上の場合は、1つ
の画素値に関する処理が終了したことになるので、画素
値エリア46に1を加算し(132)、画素値エリア4
6の値が最大画素値よりも大きいかどうか判断し(13
4)、大きくない場合は、処理110に戻って次の画素
値に関する処理を繰り返す。
【0079】処理134において画素値エリア46の値
が最大画素値よりも大きい場合は、未書込み画素処理手
段36の動作として未書込み画素処理を行い(14
0)、本実施例の補正処理を終了する。
が最大画素値よりも大きい場合は、未書込み画素処理手
段36の動作として未書込み画素処理を行い(14
0)、本実施例の補正処理を終了する。
【0080】尚、ベーススプライン係数算出処理(処理
100)の内容は、パラメータuの値を一定間隔で増加
させて、ベーススプライン関数式(式1)〜(式3)の
係数値を算出して格納する一般的な演算処理であるので
詳しい処理フローの説明は省略する(「Cによる科学技
術計算」小池慎一著 CQ出版社 p184参照)。
100)の内容は、パラメータuの値を一定間隔で増加
させて、ベーススプライン関数式(式1)〜(式3)の
係数値を算出して格納する一般的な演算処理であるので
詳しい処理フローの説明は省略する(「Cによる科学技
術計算」小池慎一著 CQ出版社 p184参照)。
【0081】また、ベーススプライン近似処理(処理1
24)の内容は、被近似点列エリア43に格納されてい
る近似点列を読み込み、区間に応じてベーススプライン
ベーススプライン関数式(数1)〜(数3)を選択し、
ベーススプライン係数エリア51の係数を用いて関数演
算を行う一般的な処理であるので詳しい処理フローの説
明は省略する(「Cによる科学技術計算」小池慎一著
CQ出版社 p183参照)。
24)の内容は、被近似点列エリア43に格納されてい
る近似点列を読み込み、区間に応じてベーススプライン
ベーススプライン関数式(数1)〜(数3)を選択し、
ベーススプライン係数エリア51の係数を用いて関数演
算を行う一般的な処理であるので詳しい処理フローの説
明は省略する(「Cによる科学技術計算」小池慎一著
CQ出版社 p183参照)。
【0082】また、画素値書込み処理(処理128)の
内容は、近似曲線エリア44に格納されている点の座標
値を四捨五入(又は切り捨てでもよい)して対応する画
素位置を算出し、第2の画像メモリの画素位置に画像値
エリア46に設定されている値(対象画素値)を書き込
む一般的な処理であるので詳しい処理フローの説明は省
略する。
内容は、近似曲線エリア44に格納されている点の座標
値を四捨五入(又は切り捨てでもよい)して対応する画
素位置を算出し、第2の画像メモリの画素位置に画像値
エリア46に設定されている値(対象画素値)を書き込
む一般的な処理であるので詳しい処理フローの説明は省
略する。
【0083】また、未書込み画素処理(処理140)の
内容は、第2の画像メモリ45をスキャンして、画素値
がマイナス1の場合に、左隣の画素又は上の画素又はマ
イナスの値でない一番近い画素の画素値を第2の画像メ
モリに書き込む一般的な処理であるので詳しい処理フロ
ーの説明は省略する。
内容は、第2の画像メモリ45をスキャンして、画素値
がマイナス1の場合に、左隣の画素又は上の画素又はマ
イナスの値でない一番近い画素の画素値を第2の画像メ
モリに書き込む一般的な処理であるので詳しい処理フロ
ーの説明は省略する。
【0084】次に、本実施例の同一画素値点算出手段3
1の動作である同一画素値点算出処理(図7の処理11
0)内部の流れについて、図8を用いて説明する。図8
は、本実施例の同一画素値点算出処理の流れを示すフロ
ーチャート図である。尚、図8において、画素値エリア
46に設定されている対象画素値をFとし、x,yはそ
れぞれ第1の画像メモリに格納された画像データの横方
向、縦方向の画素位置を示し、画素位置(x,y)に格
納されている画素値をf(x,y)とする。また、均等
補間計算によって算出した同一画素値点の小数値座標を
x′又はy′で表す。
1の動作である同一画素値点算出処理(図7の処理11
0)内部の流れについて、図8を用いて説明する。図8
は、本実施例の同一画素値点算出処理の流れを示すフロ
ーチャート図である。尚、図8において、画素値エリア
46に設定されている対象画素値をFとし、x,yはそ
れぞれ第1の画像メモリに格納された画像データの横方
向、縦方向の画素位置を示し、画素位置(x,y)に格
納されている画素値をf(x,y)とする。また、均等
補間計算によって算出した同一画素値点の小数値座標を
x′又はy′で表す。
【0085】本実施例の同一画素値点算出手段31の動
作である同一画素値点算出処理は、まず同一画素値点テ
ーブル42を初期化し(200)、同一画素値点カウン
タ47をゼロクリアし(202)、縦方向の画素位置を
示すyに1を代入し(204)、横方向の画素位置を示
すxに1を代入する(206)。
作である同一画素値点算出処理は、まず同一画素値点テ
ーブル42を初期化し(200)、同一画素値点カウン
タ47をゼロクリアし(202)、縦方向の画素位置を
示すyに1を代入し(204)、横方向の画素位置を示
すxに1を代入する(206)。
【0086】次に、1つの画素に関する処理として、画
素値f(x,y)が対象画素値Fと同じであるかどうか
判断し(210)、対象画素値Fと同じ場合は画素位置
(x,y)を同一画素値点テーブル42に格納し(21
2)、同一画素値点カウンタ47に1を加算し(21
4)、1つの画素に関する処理を終了して処理240に
飛ぶ。
素値f(x,y)が対象画素値Fと同じであるかどうか
判断し(210)、対象画素値Fと同じ場合は画素位置
(x,y)を同一画素値点テーブル42に格納し(21
2)、同一画素値点カウンタ47に1を加算し(21
4)、1つの画素に関する処理を終了して処理240に
飛ぶ。
【0087】一方、処理210において画素値f(x,
y)が対象画素値Fと同じでない場合は、((f(x,
y)>Fかつf(x+1,y)<F)又は(f(x,
y)<Fかつf(x+1,y)>F))の条件を満たす
かどうか判断し(220)、条件を満たさない場合は処
理230に飛び、条件を満たす場合は、x方向の均等補
間計算処理としてf(x′、y)=Fとなるx′を求め
(222)、同一画素値点座標(x′、y)を同一画素
値点テーブル42に格納し(224)、同一画素値点カ
ウンタ47に1を加算し(226)、x方向の均等補間
計算処理を終了する。
y)が対象画素値Fと同じでない場合は、((f(x,
y)>Fかつf(x+1,y)<F)又は(f(x,
y)<Fかつf(x+1,y)>F))の条件を満たす
かどうか判断し(220)、条件を満たさない場合は処
理230に飛び、条件を満たす場合は、x方向の均等補
間計算処理としてf(x′、y)=Fとなるx′を求め
(222)、同一画素値点座標(x′、y)を同一画素
値点テーブル42に格納し(224)、同一画素値点カ
ウンタ47に1を加算し(226)、x方向の均等補間
計算処理を終了する。
【0088】次に、((f(x,y)>Fかつf(x,
y+1)<F)又は(f(x,y)<Fかつf(x,y
+1)>F))の条件を満たすかどうか判断し(23
0)、条件を満たさない場合は処理240に飛び、条件
を満たす場合は、y方向の均等補間計算処理としてf
(x、y′)=Fとなるy′を求め(232)、同一画
素値点座標(x、y′)を同一画素値点テーブル42に
格納し(234)、同一画素値点カウンタ47に1を加
算し(236)、y方向の均等補間計算処理を終了して
1つの画素に関する処理を終了する。
y+1)<F)又は(f(x,y)<Fかつf(x,y
+1)>F))の条件を満たすかどうか判断し(23
0)、条件を満たさない場合は処理240に飛び、条件
を満たす場合は、y方向の均等補間計算処理としてf
(x、y′)=Fとなるy′を求め(232)、同一画
素値点座標(x、y′)を同一画素値点テーブル42に
格納し(234)、同一画素値点カウンタ47に1を加
算し(236)、y方向の均等補間計算処理を終了して
1つの画素に関する処理を終了する。
【0089】次に、xに1を加算して(240)、x方
向(横方向)の画素が終了したか判断し(242)、x
方向が終了していない場合は、処理210に戻って1つ
の画素に関する処理を繰り返し、x方向が終了した場合
は、yに1を加算して(244)、y方向(縦方向)の
画素が終了したか判断し(246)、y方向が終了して
いない場合は、処理206に戻って左端の画素から1つ
の画素に関する処理を繰り返し、y方向が終了した場合
は、同一画素値算出処理を終了する。
向(横方向)の画素が終了したか判断し(242)、x
方向が終了していない場合は、処理210に戻って1つ
の画素に関する処理を繰り返し、x方向が終了した場合
は、yに1を加算して(244)、y方向(縦方向)の
画素が終了したか判断し(246)、y方向が終了して
いない場合は、処理206に戻って左端の画素から1つ
の画素に関する処理を繰り返し、y方向が終了した場合
は、同一画素値算出処理を終了する。
【0090】次に、本実施例の被近似点列抽出手段32
の動作である被近似点列抽出処理(図7の処理120)
内部の流れについて、図9を用いて説明する。図9は、
本実施例の被近似点列抽出処理の流れを示すフローチャ
ート図である。尚、図9において、(x0 ,y0 ),
(x′,y′),(x″,y″)はそれぞれ同一画素値
点テーブルに格納された同一画素値点P0 ,P′,P″
のx,y座標を示し、X,Yは基準点のx,y座標を設
定する変数である。
の動作である被近似点列抽出処理(図7の処理120)
内部の流れについて、図9を用いて説明する。図9は、
本実施例の被近似点列抽出処理の流れを示すフローチャ
ート図である。尚、図9において、(x0 ,y0 ),
(x′,y′),(x″,y″)はそれぞれ同一画素値
点テーブルに格納された同一画素値点P0 ,P′,P″
のx,y座標を示し、X,Yは基準点のx,y座標を設
定する変数である。
【0091】本実施例の被近似点列抽出手段32の動作
である被近似点列抽出処理は、まず被近似点列エリア4
3を初期化し(300)、被近似点列カウンタ48をク
リアし(302)、同一画素値点テーブル42の抽出フ
ラグがOFFである最初の同一画素値点P0 の座標(x
0 ,y0 )を被近似点列エリア43に格納し(31
0)、同一画素値点テーブル42の点P0 の抽出フラグ
をONにセットし(312)、被近似点列カウンタ48
に1を加算し(314)、点P0 の座標(x0 ,y0 )
を基準点座標としてそれぞれX,Yに代入する(31
6)。
である被近似点列抽出処理は、まず被近似点列エリア4
3を初期化し(300)、被近似点列カウンタ48をク
リアし(302)、同一画素値点テーブル42の抽出フ
ラグがOFFである最初の同一画素値点P0 の座標(x
0 ,y0 )を被近似点列エリア43に格納し(31
0)、同一画素値点テーブル42の点P0 の抽出フラグ
をONにセットし(312)、被近似点列カウンタ48
に1を加算し(314)、点P0 の座標(x0 ,y0 )
を基準点座標としてそれぞれX,Yに代入する(31
6)。
【0092】そして、基準点の近傍点を抽出する処理と
して、(X−1≦x′≦X+1)かつ(Y−1≦y′≦
Y+1)の条件を満たす座標(x′、y′)を持つ同一
画素値点で、抽出フラグがOFFである点P′を全て検
出し(320)、検出点が有るかどうか判断し(32
2)、有る場合は基準点と検出点との距離を計算し、1
番近い点P″を決定する(330)。ここで、基準点と
検出点との距離計算は、xy各座標の差の2乗を加算し
て平方根を取るという、2点の座標からその距離を求め
る一般的な計算式によるものである。
して、(X−1≦x′≦X+1)かつ(Y−1≦y′≦
Y+1)の条件を満たす座標(x′、y′)を持つ同一
画素値点で、抽出フラグがOFFである点P′を全て検
出し(320)、検出点が有るかどうか判断し(32
2)、有る場合は基準点と検出点との距離を計算し、1
番近い点P″を決定する(330)。ここで、基準点と
検出点との距離計算は、xy各座標の差の2乗を加算し
て平方根を取るという、2点の座標からその距離を求め
る一般的な計算式によるものである。
【0093】そして、1番近い点P″の座標(x″,
y″)を被近似点列エリア43に格納し(340)、同
一画素値点テーブル42の点P″の抽出フラグをONに
セットし(342)、被近似点列カウンタ48に1を加
算し(344)、点P″の座標(x″,y″)を基準点
座標としてそれぞれX,Yに代入し(346)、処理3
20に戻って次の近傍点を抽出する処理を繰り返す。
y″)を被近似点列エリア43に格納し(340)、同
一画素値点テーブル42の点P″の抽出フラグをONに
セットし(342)、被近似点列カウンタ48に1を加
算し(344)、点P″の座標(x″,y″)を基準点
座標としてそれぞれX,Yに代入し(346)、処理3
20に戻って次の近傍点を抽出する処理を繰り返す。
【0094】一方、処理322において、検出点がなか
った場合は、被近似点列の終了を意味するので、補正カ
ウンタ49に被近似点列カウンタ48を加算し(35
0)、被近似点列カウンタ48の値が4以上であるか判
断し(352)、被近似点列カウンタ48の値が4以上
の場合は近似フラグ50をONにセットし(354)、
被近似点列カウンタ48の値が4未満の場合は近似フラ
グ50をOFFにセットして(356)、被近似点列抽
出処理を終了する。
った場合は、被近似点列の終了を意味するので、補正カ
ウンタ49に被近似点列カウンタ48を加算し(35
0)、被近似点列カウンタ48の値が4以上であるか判
断し(352)、被近似点列カウンタ48の値が4以上
の場合は近似フラグ50をONにセットし(354)、
被近似点列カウンタ48の値が4未満の場合は近似フラ
グ50をOFFにセットして(356)、被近似点列抽
出処理を終了する。
【0095】本実施例の画像データ補正方法では、画像
データの圧縮/伸長によって画質が劣化したり、又は雑
音が乗って劣化した1画面分の画像データ(第1の画像
メモリ41)から同一画素値を持つ点を拾い上げ、拾い
上げた点の近傍を通る近似曲線を求め、近似曲線上の画
素の画素値を拾い上げた画素値で置き換えて補正した画
像データ(第2の画像メモリ45)を作成するので、画
素値の等高線分布が滑らかに変化する高品位な画像デー
タを得ることができる効果がある。
データの圧縮/伸長によって画質が劣化したり、又は雑
音が乗って劣化した1画面分の画像データ(第1の画像
メモリ41)から同一画素値を持つ点を拾い上げ、拾い
上げた点の近傍を通る近似曲線を求め、近似曲線上の画
素の画素値を拾い上げた画素値で置き換えて補正した画
像データ(第2の画像メモリ45)を作成するので、画
素値の等高線分布が滑らかに変化する高品位な画像デー
タを得ることができる効果がある。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像デー
タの座標点と画素値からスプライン関数で画素値の等高
線を計算し、この等高線を基準に画素値の画像データを
補正する画像データ補正方法としているので、圧縮/伸
長又は雑音で劣化した画像データをスプライン関数を用
いて画素値の等高線分布が滑らかに変化するように補正
でき、よって高品位な画像データを得ることができる効
果がある。
タの座標点と画素値からスプライン関数で画素値の等高
線を計算し、この等高線を基準に画素値の画像データを
補正する画像データ補正方法としているので、圧縮/伸
長又は雑音で劣化した画像データをスプライン関数を用
いて画素値の等高線分布が滑らかに変化するように補正
でき、よって高品位な画像データを得ることができる効
果がある。
【0097】請求項2,3記載の発明によれば、補正手
段における、算出手段が第1の記憶手段から同一の画素
値の点を算出し、並び替え手段が算出した点を近傍順に
並び替え、演算手段が並び替えられた点を基にスプライ
ン関数で演算してスプライン曲線の座標点を得て、書込
み手段が座標点に対応する第2の記憶手段における画素
の画素値を算出手段で特定した画素値で書き込む画像デ
ータ補正装置及びその処理方法としているので、圧縮/
伸長又は雑音で劣化した画像データをスプライン関数で
演算したスプライン曲線の座標点を基に画素値の等高線
分布が滑らかに変化するように補正でき、よって高品位
な画像データを得ることができる効果がある。
段における、算出手段が第1の記憶手段から同一の画素
値の点を算出し、並び替え手段が算出した点を近傍順に
並び替え、演算手段が並び替えられた点を基にスプライ
ン関数で演算してスプライン曲線の座標点を得て、書込
み手段が座標点に対応する第2の記憶手段における画素
の画素値を算出手段で特定した画素値で書き込む画像デ
ータ補正装置及びその処理方法としているので、圧縮/
伸長又は雑音で劣化した画像データをスプライン関数で
演算したスプライン曲線の座標点を基に画素値の等高線
分布が滑らかに変化するように補正でき、よって高品位
な画像データを得ることができる効果がある。
【0098】請求項4,5記載の発明によれば、補正手
段における、未書込み画素処理手段が、画素値が未書込
みの画素を第2の記憶手段から抽出し、抽出した画素の
画素値を近傍の画素値でもって第2の記憶手段に書き込
む請求項2記載の画像データ補正装置及びその処理方法
としているので、圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像デ
ータを補正した後で、未処理の画素の画素値を近傍の画
素値とすることにより適正な画像データに補正でき、よ
って高品位な画像データを得ることができる効果があ
る。
段における、未書込み画素処理手段が、画素値が未書込
みの画素を第2の記憶手段から抽出し、抽出した画素の
画素値を近傍の画素値でもって第2の記憶手段に書き込
む請求項2記載の画像データ補正装置及びその処理方法
としているので、圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像デ
ータを補正した後で、未処理の画素の画素値を近傍の画
素値とすることにより適正な画像データに補正でき、よ
って高品位な画像データを得ることができる効果があ
る。
【0099】請求項6記載の発明によれば、算出手段
が、第1の記憶手段をスキャンしながら同一画素値の画
素点を検出するとともに、更に上記画素値の前後の画素
値から上記画素値と推定される点を均等補間計算で算出
する請求項2記載の画像データ補正装置の処理方法とし
ているので、スプライン関数での演算の基になる点を細
かく得ることができ、画素値の等高線分布が一層滑らか
に変化するように補正できるため、更に高品位な画像デ
ータを得ることができる効果がある。
が、第1の記憶手段をスキャンしながら同一画素値の画
素点を検出するとともに、更に上記画素値の前後の画素
値から上記画素値と推定される点を均等補間計算で算出
する請求項2記載の画像データ補正装置の処理方法とし
ているので、スプライン関数での演算の基になる点を細
かく得ることができ、画素値の等高線分布が一層滑らか
に変化するように補正できるため、更に高品位な画像デ
ータを得ることができる効果がある。
【0100】請求項7記載の発明によれば、書込み手段
が、スプライン曲線の座標点を四捨五入して画素点を求
め、当該画素点に対応する第2の記憶手段における画素
を算出手段で特定した画素値で書き込む請求項2記載の
画像データ補正装置の処理方法としているので、スプラ
イン曲線が通過する画素点を容易に求めることができ、
その画素点に算出手段で特定した画素値を書き込んで、
圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像データを画素値の等
高線分布が滑らかに変化するように補正できるため、高
品位な画像データを得ることができる効果がある。
が、スプライン曲線の座標点を四捨五入して画素点を求
め、当該画素点に対応する第2の記憶手段における画素
を算出手段で特定した画素値で書き込む請求項2記載の
画像データ補正装置の処理方法としているので、スプラ
イン曲線が通過する画素点を容易に求めることができ、
その画素点に算出手段で特定した画素値を書き込んで、
圧縮/伸長又は雑音で劣化した画像データを画素値の等
高線分布が滑らかに変化するように補正できるため、高
品位な画像データを得ることができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例に係る画像データ補正方法及
び画像データ補正装置を用いる装置の概念構成ブロック
図である。
び画像データ補正装置を用いる装置の概念構成ブロック
図である。
【図2】本実施例に係る画像データ補正方法及び画像デ
ータ補正装置を雑音等の補正に用いる装置の概念構成ブ
ロック図である。
ータ補正装置を雑音等の補正に用いる装置の概念構成ブ
ロック図である。
【図3】本実施例の画像データ補正方法を説明する説明
図である。
図である。
【図4】本実施例の画像データ補正方法を説明する説明
図である。
図である。
【図5】本実施例の画像データ補正装置20の構成ブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】本実施例の同一画素値点テーブル42の構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】本実施例の画像データ補正方法における補正手
段22の処理の流れを示すフローチャート図である。
段22の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図8】本実施例の同一画素値点算出処理の流れを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図9】本実施例の被近似点列抽出処理の流れを示すフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
13a…第1の蓄積手段、 13b…第2の蓄積手段、
20,20′…画像データ補正装置、 21…第1の
記憶手段、 22…補正手段、 23…第2の記憶手
段、 31…同一画素値点算出手段、 32…被近似点
列抽出手段、 33…ベーススプライン近似手段、 3
4…ベーススプライン係数算出手段、 35…画素値書
込み手段、 36…未書込み画素処理手段、 41…第
1の画像メモリ、 42…同一画素値点テーブル、 4
3…被近似点列エリア、 44…近似曲線エリア、 4
5…第2の画像メモリ、 46…画素値エリア、 47
…同一画素値点カウンタ、 48…被近似点列カウン
タ、 49…補正カウンタ、50…近似フラグ、 51
…ベーススプライン係数エリア
20,20′…画像データ補正装置、 21…第1の
記憶手段、 22…補正手段、 23…第2の記憶手
段、 31…同一画素値点算出手段、 32…被近似点
列抽出手段、 33…ベーススプライン近似手段、 3
4…ベーススプライン係数算出手段、 35…画素値書
込み手段、 36…未書込み画素処理手段、 41…第
1の画像メモリ、 42…同一画素値点テーブル、 4
3…被近似点列エリア、 44…近似曲線エリア、 4
5…第2の画像メモリ、 46…画素値エリア、 47
…同一画素値点カウンタ、 48…被近似点列カウン
タ、 49…補正カウンタ、50…近似フラグ、 51
…ベーススプライン係数エリア
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】 画像信号をA/D,D/A変換する画像処
理方法を実現する装置の概念構成ブロック図である。
理方法を実現する装置の概念構成ブロック図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】追加
【補正内容】
【図11】 ライン単位の画素値の画像データを平滑化
した場合の例を示す図である。
した場合の例を示す図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】追加
【補正内容】
【図12】 従来の画像圧縮/伸長を行う画像処理方法
を実現する装置の概念構成ブロック図である。
を実現する装置の概念構成ブロック図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 画像処理装置の画像データ補正方法にお
いて、画像データの座標点と画素値に基づいてスプライ
ン関数を用いて画素値の等高線を計算し、前記等高線を
基準として座標点の画素値の画像データを補正すること
を特徴とする画像データ補正方法。 - 【請求項2】 補正前の画像データを記憶する第1の記
憶手段と、補正後の画像データを記憶する第2の記憶手
段と、画像データの補正を行う補正手段とを有し、前記
補正手段が、前記第1の記憶手段から同一の画素値の点
を算出する算出手段と、前記算出した点を近傍順に並び
替える並び替え手段と、前記並び替えられた点を基にス
プライン関数で演算してスプライン曲線の座標点を得る
演算手段と、前記座標点に対応する前記第2の記憶手段
における画素の画素値を前記画素値で書き込む書込み手
段とを具備することを特徴とする画像データ補正装置。 - 【請求項3】 算出手段が第1の記憶手段から同一の画
素値の点を算出し、並び替え手段が前記算出した点を近
傍順に並び替え、演算手段が前記並び替えられた点を基
にスプライン関数で演算してスプライン曲線の座標点を
得て、書込み手段が前記座標点に対応する第2の記憶手
段における画素の画素値を前記画素値で書き込むことを
特徴とする請求項2記載の画像データ補正装置の処理方
法。 - 【請求項4】 補正手段が、画素値が未書込みの画素を
第2の記憶手段にから抽出し、前記抽出した画素の画素
値を近傍の画素値で前記第2の記憶手段に書き込む未書
込み画素処理手段を有することを特徴とする請求項2記
載の画像データ補正装置。 - 【請求項5】 未書込み画素処理手段が、画素値が未書
込みの画素を第2の記憶手段から抽出し、前記抽出した
画素の画素値を近傍の画素値でもって前記第2の記憶手
段に書き込むことを特徴とする請求項4記載の画像デー
タ補正装置の処理方法。 - 【請求項6】 算出手段が、第1の記憶手段をスキャン
しながら同一画素値の画素点を検出し、更に前記画素値
の前後の画素値から前記画素値と推定される点を均等補
間計算で算出することを特徴とする請求項2記載の画像
データ補正装置の処理方法。 - 【請求項7】 書込み手段が、スプライン曲線の座標点
を四捨五入して画素点を求め、前記画素点に対応する第
2の記憶手段における画素を算出手段で特定した画素値
で書き込むことを特徴とする請求項2記載の画像データ
補正装置の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6097872A JPH07282252A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 画像データ補正方法及び画像データ補正装置及びその処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6097872A JPH07282252A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 画像データ補正方法及び画像データ補正装置及びその処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07282252A true JPH07282252A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14203845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6097872A Pending JPH07282252A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 画像データ補正方法及び画像データ補正装置及びその処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07282252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113706625A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-11-26 | 昆山丘钛微电子科技股份有限公司 | 一种镜头畸变校正方法及装置 |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP6097872A patent/JPH07282252A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113706625A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-11-26 | 昆山丘钛微电子科技股份有限公司 | 一种镜头畸变校正方法及装置 |
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