JP3456617B2 - 領域分割装置 - Google Patents

領域分割装置

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JP3456617B2
JP3456617B2 JP30545895A JP30545895A JP3456617B2 JP 3456617 B2 JP3456617 B2 JP 3456617B2 JP 30545895 A JP30545895 A JP 30545895A JP 30545895 A JP30545895 A JP 30545895A JP 3456617 B2 JP3456617 B2 JP 3456617B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、領域分割装置に
する。特に、画像の領域分割を、少ない演算量で行い、
また、いずれの領域にも分割されない領域が生じるのを
防止することができるようにした領域分割装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像の高能率符号化方式としては、従来
より、例えば入力画像にDCT(離散コサイン変換)な
どの直交変換処理を施し、人間の視覚特性にしたがった
適応量子化を行う方式や、入力画像をウェーブレット基
底によりサブバンド分割し、それぞれのバンドごとに重
み付けをして符号化する方式などが知られている。これ
らの方式によれば、ある程度の高圧縮率が得られ、復号
画像にも、視覚上、それほど目立つ歪は生じない。
【0003】しかしながら、これらの符号化方式では、
さらに圧縮率を高くすると、ブロック歪を始めとする視
覚上好ましくない影響が顕著になる。そこで、そのよう
な高圧縮率下でも、視覚上有害な歪が顕著にならない符
号化方式として、画像を、複数の、画素値の均一な(一
様な)領域(以下、適宜、テクスチャ領域という)に分
割し、そのテクスチャ領域単位で符号化を行う画像の領
域分割による構造抽出符号化方式が知られている。
【0004】図14は、そのような符号化方式におい
て、画像を領域分割するのに採用される領域分割回路の
一例の構成を示している。この領域分割回路では、いわ
ゆるスネークアルゴリズムにしたがって領域分割が行わ
れるようになされている。
【0005】即ち、領域分割すべき画像の画像データ
(ディジタルデータ)は、フレームバッファ41に供給
されて記憶される。フレームバッファ41に、1フレー
ム分の画像データが記憶されると、領域中心点検出回路
42は、フレームバッファ41を参照することで、テク
スチャ領域の中心点と考えられる点(画素)を検出し、
例えば、いわゆるラインスキャン順に、その検出した点
の座標を、スネーク領域分割回路43に出力する。スネ
ーク領域分割回路43は、中心点検出回路42からの座
標で表される点を中心とする、画素値がほぼ均一な領
域、即ち、テクスチャ領域を検出し、そのテクスチャ領
域に対応する、領域フレームバッファ44のアドレス
に、各テクスチャ領域を識別するための番号(以下、適
宜、領域番号という)を書き込む。
【0006】なお、領域フレームバッファ44は、1フ
レームの画像データの処理が開始される直前に、領域番
号として用いられない値(未セグメント値)(例えば、
−1など)に初期化されるようになされている。
【0007】スネーク領域分割回路43において、中心
点検出回路42からの座標すべてについて上述した処理
が行われると、領域フレームバッファ44に記憶された
領域番号が読み出される。以下、図示せぬ回路におい
て、その領域番号に基づき、画像のテクスチャ領域が認
識され、各テクスチャ領域単位で、画像データが処理さ
れる。
【0008】図15は、図14の領域分割装置による画
像の領域分割結果を示している。即ち、図15(A)
は、領域分割すべき画像を示している。なお、図15
(A)においては、白い部分ほど、画素値が小さい(黒
い部分ほど、画素値が大きい)ことを表している。図1
5(A)に示した画像は、内側の部分と、外側の部分と
で、それぞれ画素値がほぼ均一となっている。その結
果、この画像は、図15(B)に、白い部分と、影を付
した部分とで示すように、2つのテクスチャ領域(regi
on0, region1)に分割される。なお、図15(B)にお
いては、内側のテクスチャ領域には領域番号0が、外側
のテクスチャ領域には領域番号1が、それぞれ割り当て
られている。
【0009】次に、図16は、図14の領域中心点検出
回路42の構成例を示している。垂直フィルタリング回
路51および水平フィルタリング回路52には、フレー
ムバッファ41(図14)に記憶された画像データが入
力される。垂直フィルタリング回路51または水平フィ
ルタリング回路52は、それぞれ、例えば図17(A)
または図17(B)に示すようなフィルタ係数を有する
2次元フィルタで構成され、画像データをフィルタリン
グする。
【0010】垂直フィルタリング回路51のフィルタリ
ング結果は、演算器53に供給され、そこで2乗され
る。その結果得られる垂直パワー信号は、比較器55に
出力される。同時に、水平フィルタリング回路52のフ
ィルタリング結果は、演算器54に供給され、そこで2
乗される。そして、その結果得られる水平パワー信号
は、やはり、比較器55に出力される。
【0011】比較器55は、以上のようにして垂直パワ
ー信号および水平パワー信号が求められた注目画素に対
応するアドレスの記憶値を、領域フレームバッファ44
(図14)から読み出す。そして、比較器55は、その
記憶値が未セグメント値(ここでは、上述したように−
1)であり、かつ、垂直パワー信号と水平パワー信号と
の和が、所定の閾値Tより小さい場合、その注目画素
を、テクスチャ領域の中心点とする。その後、比較器5
5は、その中心点の座標を、スネーク領域分割回路43
に出力する。
【0012】図18は、図14のスネーク領域分割回路
43の構成例を示している。ノード生成回路61は、領
域中心点検出回路42から座標を受信すると、その座標
を中心とする、所定の半径の円周上に位置する点(画
素)(以下、適宜、ノードという)を検出し、そのノー
ドの座標を、ノード座標RAM62に記憶させること
で、その記憶値の初期化を行う。これにより、ノード座
標RAM62には、例えば図19(A)に示すように、
中心点(initial center coordinates)(図中、●印で
示す部分)を中心とする所定の半径の円の円周上に配置
されたN個(図19においては、16個)の画素、即ち
ノード(initial nodes)(図中、○で示す部分)の座
標が記憶される。
【0013】その後、ポテンシャル計算回路63におい
て、図19(B)に示すように、各ノードが、半径方向
に、中心点から遠ざかるように、例えば1画素単位で移
動され、その移動後の位置におけるノードのポテンシャ
ルが、フレームバッファ41(図14)に記憶された画
像データを参照しながら計算される。
【0014】ポテンシャル計算回路63は、ノードを移
動して、ポテンシャルを計算した後、そのノードについ
て、移動後と移動前とのポテンシャルの差を計算する。
そして、その差(以下、適宜、ポテンシャル差分とい
う)を、所定の閾値T0と比較し、ポテンシャル差分が
所定の閾値T0以上である場合、さらに、ノードを移動
し、以下、上述した処理を繰り返す。また、ポテンシャ
ル計算回路63は、ポテンシャル差分が所定の閾値T0
より小さい場合、そのノードについての移動を終了す
る。
【0015】ポテンシャル計算回路63は、最初に、ノ
ード座標RAM62に記憶されたノードすべてについ
て、上述したノードの移動処理を行う。そして、すべて
のノードについての処理が終了すると、領域内部座標計
算回路64は、そのときノード座標RAM62に記憶さ
れているノードが位置する点どうしを直線で結び、その
直線で囲まれる範囲にある画素すべてを検出する。即
ち、例えば、ノードの移動処理を終了した時点で、ノー
ドが、図20(A)に示すような位置にあった場合、図
20(B)に示すような範囲にある画素が検出される。
【0016】そして、領域内部座標計算回路64は、そ
の画素で構成される領域が1つのテクスチャ領域を構成
するとして、所定の領域番号を割り当て、そのテクスチ
ャ領域を構成する画素に対応する、領域フレームバッフ
ァ44(図14)のアドレスに、割り当てた領域番号を
書き込む。
【0017】ここで、領域内部座標計算回路64におい
ては、領域番号は、例えば、1フレームごとに、テクス
チャ領域が検出されるたびに、0から昇順に割り当てら
れるようになされている。
【0018】なお、画像の領域分割の候補点の検出方法
としては、例えば左右の特徴量の差が最大になる点を検
出するものが、特開平6−60182号公報などに、ヒ
ストグラムの差分による多重閾値を用いるものが、特開
平6−83959号公報などに、それぞれ掲載されてい
る。また、領域の形状の決定方法については、例えば特
開平2−279080号公報などに、その詳細が掲載さ
れている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なスネークアルゴリズムに代表されるようなテクスチャ
領域の境界(周囲)を拡張して行くような領域分割方式
では、1つの中心点について、その周囲にあるN個のノ
ードそれぞれに対して、ノードを移動し、そのポテンシ
ャルを計算することを、ポテンシャル差分が所定の閾値
T0より小さくなるまで、繰り返し行わなければならな
いため、処理に多くの演算を必要とする課題があった。
【0020】また、この領域分割方式では、ノードを、
中心点から遠ざけ、最終的にノードが位置する点を結ぶ
直線で囲まれる範囲をテキスチャ領域とするため、図2
1に示すように、いずれのテクスチャ領域にも分割され
ない(いずれのテクスチャ領域の範疇にも属さない)領
域(以下、適宜、未分割領域(non-segmented region)
という)(図中、斜線を付してある部分)が生じる場合
があった。
【0021】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、画像の領域分割を、少ない演算量で行う
ことができるようにし、さらには、いずれのテクスチャ
領域にも分割されない未分割領域が生じるのを防止する
ことができるようにするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の領域分割
装置は、入力された画像からエッジを検出するエッジ検
出手段と、エッジを含む領域であるエッジ領域と、それ
以外の領域である非エッジ領域とでなるエッジ画像であ
って、空間的尺度の異なる複数のものを生成するエッジ
画像生成手段と、空間的尺度の異なる複数のエッジ画像
に基づいて、画像を、複数の領域に分割する領域分割手
段とを備え、領域分割手段は、空間的尺度が最大である
エッジ画像に基づいて、画像を、複数の領域に分割した
領域分割画像を記憶する領域記憶手段と、空間的尺度が
次に大きいエッジ画像における非エッジ領域のうち、領
域記憶手段に記憶された領域分割画像の非エッジ領域に
対応する部分をエッジ領域に補正して、補正エッジ画像
を生成するエッジ画像補正手段と、エッジ画像補正手段
より生成された補正エッジ画像を、複数の領域に分割す
る補正エッジ画像領域分割手段と、補正エッジ画像領域
分割手段により複数の領域に分割された補正エッジ画像
における非エッジ領域に対応する、領域記憶手段に記憶
された領域分割画像における領域を、非エッジ領域とす
ることで、領域分割画像を再分割し、再分割した新たな
領域分割画像において、再分割により非エッジ領域とさ
れた新非エッジ領域が、既に非エッジ領域とされている
1つ以上の既非エッジ領域と隣接するとき、1つ以上の
既非エッジ領域のうちの所定の1つに、新非エッジ領域
を併合する画像領域分割手段を有し、エッジ画像補正
手段、補正エッジ画像領域分割手段、および、画像領域
分割手段のそれぞれの処理を、その順番で、空間的尺度
が最小のエッジ画像についてまで繰り返すことを特徴と
する。
【0023】本発明の第2の領域分割装置は、入力され
た画像からエッジを検出するエッジ検出手段と、エッジ
を含む領域であるエッジ領域と、それ以外の領域である
非エッジ領域とでなるエッジ画像であって、空間的尺度
の異なる複数のものを生成するエッジ画像生成手段と、
空間的尺度の異なる複数のエッジ画像に基づいて、画像
を、複数の領域に分割する領域分割手段とを備え、領域
分割手段は、空間的尺度が最大であるエッジ画像に基づ
いて、画像を、複数の領域に分割した領域分割画像を記
憶する領域記憶手段と、空間的尺度が次に大きいエッジ
画像における非エッジ領域のうち、領域記憶手段に記憶
された領域分割画像の非エッジ領域に対応する部分をエ
ッジ領域に補正して、補正エッジ画像を生成するエッジ
画像補正手段と、エッジ画像補正手段より生成された補
正エッジ画像を、複数の領域に分割する補正エッジ画像
領域分割手段と、補正エッジ画像領域分割手段により複
数の領域に分割された補正エッジ画像における非エッジ
領域に対応する、領域記憶手段に記憶された領域分割画
像における領域を、非エッジ領域とすることで、領域分
割画像を再分割するとともに、再分割された新たな領域
分割画像において、再分割により非エッジ領域とされた
新非エッジ領域が、既に非エッジ領域とされている複数
の既非エッジ領域と隣接するとき、新非エッジ領域を保
留領域とする画像領域分割手段と、エッジ画像補正手
段、補正エッジ画像領域分割手段、および、画像領域分
割手段のそれぞれの処理が、その順番で、空間的尺度が
最小のエッジ画像についてまで繰り返し行われた後、
像領域分割手段は、その時点で領域記憶手段に記憶され
ている領域分割画像におけるエッジ領域および保留領域
のうちの、非エッジ領域に隣接するものを、その非エッ
ジ領域に併合させることを特徴とする。
【0024】
【0025】
【0026】本発明の領域分割装置においては、画像か
らエッジが検出され、エッジを含む領域であるエッジ領
域と、それ以外の領域である非エッジ領域とでなるエッ
ジ画像であって、空間的尺度の異なる複数のものが生成
される。そして、空間的尺度の異なる複数のエッジ画像
に基づいて、画像が、複数の領域に分割される。詳細に
は、空間的尺度が最大であるエッジ画像に基づいて、画
像が、複数の領域に分割された領域分割画像として記憶
される。空間的尺度が次に大きいエッジ画像における非
エッジ領域のうち、領域記憶手段に記憶された領域分割
画像の非エッジ領域に対応する部分がエッジ領域に補正
されて、補正エッジ画像が生成され、生成された補正エ
ッジ画像が、複数の領域に分割され、複数の領域に分割
された補正エッジ画像に基づいて、既に記憶された領域
分割画像が再分割され、再分割により非エッジ領域とさ
れた新非エッジ領域が、既に非エッジ領域とされている
既非エッジ領域と隣接するとき、新非エッジ領域が既非
エッジ領域に併合される処理が、空間的尺度が最小のエ
ッジ画像についてまで繰り返される。或いは、空間的尺
度が最大であるエッジ画像に基づいて、画像が、複数の
領域に分割された領域分割画像として記憶されると、空
間的尺度が次に大きいエッジ画像における非エッジ領域
のうち、領域記憶手段に記憶された領域分割画像の非エ
ッジ領域に対応する部分がエッジ領域に補正されて、補
正エッジ画像が生成され、生成された補正エッジ画像
が、複数の領域に分割され、複数の領域に分割された補
正エッジ画像に基づいて、既に記憶された領域分割画像
が再分割され、再分割により非エッジ領域とされた新非
エッジ領域が、既に非エッジ領域とされている既非エッ
ジ領域と隣接するとき、新非エッジ領域が保留領域とさ
れる処理が、空間的尺度が最小のエッジ画像についてま
で繰り返される。そして、その時点で記憶されている領
域分割画像におけるエッジ領域および保留領域のうち
の、非エッジ領域に隣接するものが、その非エッジ領域
に併合される。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】図1は、本発明を適用した、画像の領域分
割による構造抽出符号化方式により、画像の符号化を行
う画像符号化装置の一実施例の構成を示している。符号
化すべき画像データ(ディジタルデータ)は、領域分割
回路11および特徴量計算回路12に入力される。領域
分割回路11では、画像が、複数の、画素値がほぼ均一
な領域、即ち、テクスチャ領域に分割され、特徴量計算
回路12および領域位置情報計算回路13に供給され
る。
【0036】特徴量計算回路12は、領域分割回路11
の出力を参照することで、画像のテクスチャ領域を認識
し、各テクスチャ領域ごとに、その特徴量を計算する。
即ち、特徴量計算回路12では、各テクスチャ領域の、
例えば画素値の平均値や分散などが特徴量として計算さ
れる。この特徴量は、VLC回路14に供給される。
【0037】一方、領域位置情報計算回路13も、やは
り、領域分割回路11の出力を参照することで、画像の
テクスチャ領域を認識する。そして、領域位置情報計算
回路13は、各テクスチャ領域の境界をチェーン符号化
する。即ち、領域位置情報計算回路13では、テクスチ
ャ領域の境界線上に位置する一続きの画素(チェーン)
が検出され、それらの画素の座標をリストにしたもの
(以下、適宜、チェーン座標リストという)が作成され
る。領域位置情報計算回路13は、チェーン座標リスト
の作成後、それを、VLC回路14に出力する。
【0038】VLC回路14は、同一のテクスチャ領域
についての特徴量と、チェーン座標リストとを対応付
け、これに対し、例えばハフマン符号化などのエントロ
ピー符号化を施す。その結果得られた符号化データは、
バッファ15に供給されて、一旦記憶され、これによ
り、データ量が平滑された後、例えば光ディスクや光磁
気ディスク、磁気テープ、光カードその他の記録媒体1
6に記録される。あるいは、また、伝送路を介して伝送
される。
【0039】次に、図2は、図1の領域分割回路11の
構成例を示している。画像データは、エッジ検出回路2
1に供給されるようになされている。エッジ検出回路2
1は、入力された画像からエッジを検出し、マルチスケ
ール輪郭画像生成回路22に出力するようになされてい
る。即ち、エッジ検出回路21は、画素値の変化の割合
が大きい画素(例えば、物体の輪郭部分を構成する画素
など)を、エッジを構成する特徴点として検出する。そ
して、エッジ検出回路21は、画像を構成する画素を、
例えばいわゆるラインスキャン順に、順次注目画素と
し、その注目画素が特徴点である場合、例えば値が1の
エッジデータを、そうでない場合は、例えば値が0のエ
ッジデータを、マルチスケール輪郭画像生成回路22に
出力する。
【0040】マルチスケール輪郭画像生成回路22は、
エッジ検出回路21からのエッジデータに基づいて、エ
ッジを含む領域であるエッジ領域と、それ以外の領域で
ある非エッジ領域とでなるエッジ画像であって、空間的
尺度が、0乃至Mのものを生成するようになされてい
る。なお、このエッジ画像は、画像中の物体の輪郭部分
などを表示するものであるから、その意味で、輪郭画像
ということもできる。
【0041】輪郭画像フレームバッファ230乃至23M
は、マルチスケール輪郭画像生成回路22で生成され
た、空間的尺度が0乃至Mのエッジ画像をそれぞれ記憶
するようになされている。
【0042】マルチスケール領域分割回路24は、輪郭
画像フレームバッファ230乃至23Mそれぞれに記憶さ
れた空間的尺度が0乃至Mのエッジ画像に基づいて、画
像を、複数のテクスチャ領域に分割するようになされて
いる。さらに、マルチスケール領域分割回路24は、例
えば、従来における場合と同様に、各テクスチャ領域に
対し、0から昇順に、領域番号を割り当て、画像を構成
する各画素について、その領域番号を、画像の領域分割
結果として出力するようになされている。
【0043】以上のように構成される領域分割回路11
では、エッジ検出回路21において、エッジを構成する
画素が、特徴点として検出される。そして、特徴点であ
る画素については、値が1のエッジデータが、特徴点で
ない画素については、値が0のエッジデータが、マルチ
スケール輪郭画像生成回路22に出力される。
【0044】マルチスケール輪郭画像生成回路22で
は、エッジ検出回路21からのエッジデータに基づい
て、エッジを含む領域であるエッジ領域と、それ以外の
領域である非エッジ領域とでなるエッジ画像であって、
空間的尺度が、0乃至M(Mは、所定の正の整数)のも
のが生成される。
【0045】即ち、マルチスケール輪郭画像生成回路2
2は、空間的尺度(空間尺度)の値がiのエッジ画像と
して、このiを引数とする所定の関数f(i)×f
(i)画素の正方形状のブロックに、画像を分割し、エ
ッジを含むブロック全体をエッジ領域とするとともに、
それ以外のブロックを非エッジ領域とした2値画像を生
成する。
【0046】具体的には、例えばf(i)=2iとした
場合、エッジ検出回路21において、図3(A)に黒塗
りで示すようなエッジが検出されたとき、空間的尺度
(空間尺度)(scale)の値が0,1、または2のエッ
ジ画像としては、同図(B),(C)、または(D)に
示すような2値画像が生成される。ここで、図3(B)
乃至図3(D)においては、黒塗りの部分がエッジ領域
を、白の部分が非エッジ領域を表している。
【0047】マルチスケール輪郭画像生成回路22は、
以上のようなエッジ画像を生成した後、エッジ領域を構
成する画素については、例えば1を、非エッジ領域を構
成する画素については、例えば0を出力する。
【0048】なお、空間的尺度iを引数とする所定の関
数f(i)は上述したものに限定されるものではない。
また、空間的尺度iに対応するブロックも、f(i)×
f(i)画素の正方形状のブロックに限定されるもので
はない。即ち、例えば、f(i)=2iなどとし、空間
的尺度iに対応するブロックとして、2iを半径とする
円形状のブロックなどを用いるようにすることが可能で
ある。
【0049】マルチスケール輪郭画像生成回路22で生
成された空間的尺度が0乃至Mのエッジ画像は、輪郭画
像フレームバッファ230乃至23Mにそれぞれ供給され
て記憶される。
【0050】その後、マルチスケール領域分割回路24
では、輪郭画像フレームバッファ230乃至23Mそれぞ
れに記憶された空間的尺度が0乃至Mのエッジ画像に基
づいて、画像が、複数のテクスチャ領域に分割され、上
述したように領域番号が割り当てられる。そして、画像
を構成する各画素についての領域番号が出力される。
【0051】次に、図4は、図2のマルチスケール領域
分割回路24の構成例を示している。2値画像領域分割
回路310乃至31Mは、空間的尺度が0乃至Mのエッジ
画像(輪郭画像)(以下、適宜、空間的尺度がiのエッ
ジ画像を、エッジ画像Liという)を、エッジ(エッジ
領域)で囲まれた領域にそれぞれ分割するようになされ
ている。なお、2値画像領域分割回路31Mは、輪郭画
像フレームバッファ23M(図2)に記憶されたエッジ
画像LMそのものの領域分割を行うようになされている
が、2値画像領域分割回路310乃至31M-1は、後述す
る輪郭画像補正回路330乃至33M-1で補正されたエッ
ジ画像L0乃至LM-1の領域分割をそれぞれ行うようにな
されている。
【0052】領域バッファ32は、画像(元の画像)の
領域分割結果を記憶するようになされている。輪郭画像
補正回路330乃至33M-1は、輪郭画像フレームバッフ
ァ230乃至23M-1に記憶されたエッジ画像L0乃至L
M-1を、領域バッファ32に記憶された領域分割結果に
対応して補正し、その補正の結果得られるエッジ画像
(以下、適宜、補正エッジ画像という)L0乃至L
M-1を、領域登録/併合回路340乃至34M-1に、それ
ぞれ出力するようになされている。領域登録/併合回路
340乃至34M-1は、輪郭画像補正回路330乃至33
M-1それぞれから供給される補正エッジ画像L0乃至L
M-1に基づいて、領域バッファ32に記憶された領域分
割結果を更新するようになされている。残存領域併合回
路14は、領域バッファ32に記憶された領域分割結果
に、いずれのテクスチャ領域にも含まれない画素(領
域)が存在する場合、その画素を、いずれかのテクスチ
ャ領域に併合させる(含ませる)ようになされている。
【0053】次に、図5のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。まず最初に、ステップS1
において、空間的尺度が最大のエッジ画像(輪郭画像)
Mの領域分割が行われる。即ち、ステップS1では、
2値画像領域分割回路31Mにおいて、エッジ画像L
Mが、輪郭画像フレームバッファ23Mより読み出され
る。さらに、2値画像領域分割回路31Mでは、エッジ
画像LMが、例えばラインスキャン順にスキャンされる
ことにより、エッジ領域(ここでは、画素値が1になっ
ている領域)が検出され、そのエッジ領域で囲まれた領
域、即ち、非エッジ領域(ここでは、画素値が0になっ
ている領域)が検出される(但し、この場合、画枠はエ
ッジ領域として扱われる)。
【0054】そして、2値画像領域分割回路31Mは、
エッジ領域に、その旨を示すコード(以下、適宜、エッ
ジコードという)(ここでは、領域番号に用いられてい
ない、例えば−1などとする)を割り当てるとともに、
非エッジ領域をテクスチャ領域として、領域番号を割り
当てる。なお、領域番号は、検出された非エッジ領域の
順に、0,1,2,・・・というように割り当てられ
る。従って、例えば、図6(A)に示すようなエッジ画
像が入力された場合(図6(A)では、黒塗りの部分が
エッジ領域を、白い部分が非エッジ領域を示してい
る)、同図(B)に示すように、エッジコード(−1)
と領域番号(0,1,2,3,4)とが割り当てられ
る。
【0055】以上のようなエッジコードと領域番号の割
り当て結果であるエッジ画像LMの領域分割結果は、ス
テップS2において、2値画像領域分割回路31Mから
領域バッファ32に供給されて記憶される。
【0056】その後、ステップS3において、空間的尺
度をカウントするための変数iに、初期値としてのM−
1がセットされ、ステップS4に進み、エッジ画像Li
が、領域バッファ32の領域分割結果に基づいて補正さ
れる。即ち、エッジ画像LMの領域分割結果が、領域バ
ッファ32に記憶された直後においては、輪郭画像補正
回路33M-1において、空間的尺度が、その次に大きい
エッジ画像LM-1が、輪郭画像フレームバッファ23M-1
から読み出され、そのエッジ画像LM-1を構成する画素
の画素値が、その画素に対応する、領域バッファ32に
記憶された領域分割結果の画素の画素値との関係に基づ
いて補正される。
【0057】具体的には、補正の対象であるエッジ画像
M-1を構成する画素(このように補正の対象となって
いる画像の画素を、以下、適宜、補正対象画素という)
の画素値が1の場合、それに対応する領域分割結果の画
素(以下、適宜、対応画素という)の画素値に関係な
く、補正対象画素の画素値は、そのままとされる。即
ち、補正対象画素が、エッジ画像LM-1におけるエッジ
領域の画素である場合、その補正は行われない。
【0058】さらに、補正対象画素の画素値が0で、対
応画素の画素値が−1の場合も、補正対象画素の画素値
は、そのままとされる。即ち、補正対象画素が、エッジ
画像LM-1における非エッジ領域の画素であるが、その
対応画素が、領域分割結果におけるエッジ領域の画素で
ある場合も、補正対象画素の補正は行われない。
【0059】また、補正対象画素の画素値が0で、対応
画素の画素値が−1以外の場合、補正対象画素の画素値
は、0から1に補正される。即ち、補正対象画素が、エ
ッジ画像LM-1における非エッジ領域の画素であり、さ
らに、その対応画素も、領域分割結果における非エッジ
領域の画素である場合は、補正対象画素は、0から1に
補正され、これにより、その補正対象画素は、エッジ領
域を構成する画素とされる。
【0060】ここで、図7および図8を参照して、ステ
ップS4の処理について、さらに説明する。例えば、い
ま、上述した図3(B)乃至図3(D)に示すようなエ
ッジ画像L0乃至L2が得られたとして、このうちの空間
的尺度が最大のエッジ画像L2の領域分割結果が領域バ
ッファ32に記憶されたとする。この場合、エッジ画像
2(図3(D))における非エッジ領域は、右下の4
×4画素でなる領域だけであるから、ここには、領域番
号0が割り当てられる。そして、それ以外の領域は、エ
ッジ領域であるから、領域バッファ32の記憶値は、図
7に示すように、右下の4×4画素の部分(以下、適
宜、領域R1という)については0(領域番号)とな
り、残りについては−1となる。
【0061】一方、空間的尺度がエッジ画像L2の次に
大きいエッジ画像L1(図3(C))は、図8(A)に
示すものであり、この場合、図8(A)および図7を比
較して分かるように、非エッジ領域の画素であって、対
応画素が、領域分割結果における非エッジ領域の画素と
なっているのは、即ち、図8(A)および図7のいずれ
においても画素値が0となっているのは、領域R1の4
×4画素である。
【0062】従って、エッジ画像L1における領域R1
の画素の画素値は0から1に補正され、その結果、図8
(B)に示すような補正エッジ画像L1が得られる。
【0063】ステップS4において、以上のような処理
が行われることにより、エッジ画像LM-1についての補
正エッジ画像LM-1が得られると、その補正エッジ画像
M-1は、2値画像領域分割回路31M-1に供給される。
2値画像領域分割回路31M-1では、ステップS5にお
いて、補正エッジ画像LM-1の領域分割が行われる。
【0064】即ち、2値画像領域分割回路31M-1
は、補正エッジ画像LM-1が、ラインスキャン順にスキ
ャンされることにより、エッジ領域(ここでは、画素値
が1になっている領域)が検出され、そのエッジ領域で
囲まれた領域、即ち、非エッジ領域(ここでは、画素値
が0になっている領域)が検出される(この場合も、画
枠はエッジ領域として扱われる)。
【0065】従って、補正エッジ画像LM-1が、例え
ば、上述の図8(B)に示したようなものである場合、
この補正エッジ画像LM-1からは、同図に太線で囲んで
示す領域R2乃至R4が検出される。
【0066】以上のような補正エッジ画像LM-1の領域
分割結果(図8(B))は、領域登録/併合回路34
M-1に出力される。領域登録/併合回路34M-1では、ス
テップS6において、補正エッジ画像LM-1の領域分割
結果に対応して、領域バッファ32に記憶された領域分
割結果が更新される。
【0067】即ち、領域登録/併合回路34M-1では、
まず、ステップS5で検出された補正エッジ画像LM-1
の非エッジ領域に対応する、領域バッファ32に記憶さ
れた領域が、非エッジ領域とされる。これにより、領域
バッファ32に記憶された領域分割結果が再分割され
る。そして、その結果、領域バッファ32に記憶され
た、新たな領域分割結果において、上述の再分割により
非エッジ領域とされた新非エッジ領域が、既に非エッジ
領域とされている既非エッジ領域と隣接するかどうか
が、領域登録/併合回路34M-1によって調べられる。
【0068】新非エッジ領域が、いずれの既非エッジ領
域とも隣接しない場合、即ち、新非エッジ領域が、エッ
ジ領域にのみ隣接する場合、領域登録/併合回路34
M-1は、その新非エッジ領域に、新たな領域番号を割り
当て、それを、領域バッファ32に記憶させる。また、
新非エッジ領域が、いずれかの既非エッジ領域と隣接す
る場合、その新非エッジ領域が、幾つの既非エッジ領域
と隣接するかが、領域登録/併合回路34M-1によって
調べられる。
【0069】そして、新非エッジ領域が、1の既非エッ
ジ領域にのみ隣接する場合、領域登録/併合回路34
M-1は、それらを併合して1つのエッジ領域とする。即
ち、領域登録併合回路34M-1は、新非エッジ領域に、
それに隣接する既非エッジ領域に割り当てられた領域番
号と同一の領域番号を割り当て、それを、領域バッファ
32に記憶させる。
【0070】また、新非エッジ領域が、複数の既非エッ
ジ領域に隣接する場合、領域登録/併合回路34
M-1は、新非エッジ領域を、複数の既非エッジ領域のう
ち、その新非エッジ領域に隣接する画素数が最も多いも
のに併合する。
【0071】従って、例えば、領域バッファ32に記憶
された領域分割結果が、図7に示したものであり、ステ
ップS5において、補正エッジ画像LM-1から、図8
(B)に示したように、非エッジ領域R2乃至R4が検
出された場合、新非エッジ領域である非エッジ領域R2
は、既非エッジ領域である非エッジ領域R1とは隣接し
ないので(エッジ領域にのみ隣接するので)、この非エ
ッジ領域R2には、図9に示すように、新たな領域番号
1(この場合、領域番号0が、既に、領域R1に割り当
てられているので、新たな領域番号は1となる)が割り
当てられる。また、新非エッジ領域である非エッジ領域
R3およびR4は、いずれも既非エッジ領域である非エ
ッジ領域R1にのみ隣接するので、非エッジ領域R3お
よびR4は、同じく図9に示すように、非エッジ領域R
1と併合され、これにより、非エッジ領域R1の領域番
号と同一の領域番号0が割り当てられる。
【0072】なお、例えば、図10(A)に示すよう
に、領域バッファ32に記憶された領域分割結果が、領
域番号0と1の2つの非エッジ領域(既非エッジ領域)
を有し、その2つの非エッジ領域に隣接する新非エッジ
領域R5が検出された場合、新非エッジ領域R5は、上
述したように、領域番号0と1の2つの既非エッジ領域
のうち、新非エッジ領域R5に隣接する画素数が最も多
いものと併合される。図10(A)に示す場合において
は、新非エッジ領域R5に隣接する画素数は、領域番号
0の既非エッジ領域よりも、領域番号1の既非エッジ領
域の方が多いので、新非エッジ領域R5は、領域番号1
の既非エッジ領域と併合され、その結果、領域バッファ
32の記憶内容は、図10(B)に示すようになる。
【0073】ステップS6において、上述のような、領
域バッファ32に記憶された領域分割結果の更新が終了
すると、ステップS7に進み、変数iが0に等しいか否
かが判定される。ステップS7において、変数iが0に
等しくないと判定された場合、即ち、ステップS4乃至
S6の処理が、空間的尺度0乃至M−1のすべてのエッ
ジ画像を対象として行われていない場合、ステップS8
に進み、変数iが1だけデクリメントされ、ステップS
4に戻る。従って、この場合、前回より、空間的尺度が
1だけ小さいエッジ画像について、ステップS4乃至S
6の処理が行われる。なお、空間的尺度がiのエッジ画
像についてのステップS4乃至S6の処理は、輪郭画像
補正回路33i、2値画像領域分割回路31i、または領
域登録/併合回路34iでそれぞれ行われるようになさ
れている。
【0074】一方、ステップS7において、変数iが0
に等しいと判定された場合、即ち、ステップS4乃至S
6の処理が、空間的尺度が0のエッジ画像についてまで
行われた場合、ステップS9に進み、その時点で、領域
バッファ32に記憶されている領域分割結果におけるエ
ッジ領域(輪郭領域)が、残存領域併合回路35によっ
て、非エッジ領域に変換される。
【0075】即ち、残存領域併合回路35は、領域バッ
ファ32に記憶されている領域分割結果のエッジ領域を
構成する画素のうち、非エッジ領域に隣接するものを検
出する。そして、検出した画素を、それに隣接する非エ
ッジ領域に併合させる。具体的には、検出した画素の画
素値を、それに隣接する非エッジ領域に割り当てられた
領域番号と同一の値に変換する。
【0076】そして、残存領域併合回路35は、上述の
処理を、領域バッファ32に記憶されている領域分割結
果において、エッジ領域を構成する画素(本実施例で
は、画素値が−1の画素)がなくなるまで繰り返し行
う。
【0077】即ち、ステップS9の処理が開始される直
前の領域バッファ32に記憶された領域分割結果(の一
部)が、例えば図11(A)に示すものである場合、画
素値が−1の画素であって、領域番号が0または5の非
エッジ領域と隣接するものの画素値は、その隣接する非
エッジ領域の領域番号と同一の値0または5に変換さ
れ、これにより、領域分割結果は、図11(B)に示す
ようになる。
【0078】この場合、画素値が−1の画素が、まだ存
在するので、再び同様の変換処理が行われ、これによ
り、領域分割結果は、図11(B)に示すようになる。
【0079】以上のようにして、エッジ領域を構成する
画素は、いずれかの非エッジ領域に含まれることとな
り、その結果、画像は、それを構成する画素が、いずれ
かの非エッジ領域に含まれるように、即ち、未分割領域
が生じないように分割される。
【0080】なお、上述の変換処理は、画素値が−1の
画素がなくなるまでではなく、所定の回数だけ繰り返し
行うようにしても良い。
【0081】また、エッジ領域を構成する画素は、1つ
の非エッジ領域ではなく、上下左右の2または3方向に
隣接する2以上の非エッジ領域に隣接する場合がある。
このような場合は、例えば、隣接する方向に対し、優先
順位を設定しておき、その優先順位が最も高い方向に隣
接する非エッジ領域に併合させるようにすることができ
る。あるいはまた、エッジ領域を構成する画素は、それ
に隣接する画素が最も多い非エッジ領域に併合させるよ
うにすることなども可能である。
【0082】ステップS9の処理が終了すると、ステッ
プS10に進み、領域バッファ32に記憶された領域分
割結果としての各画素に割り当てられた領域番号が読み
出され、処理を終了する。
【0083】ところで、図5に示す場合においては、ス
テップS6において、新非エッジ領域が、複数の既非エ
ッジ領域に隣接するとき、新非エッジ領域を、複数の既
非エッジ領域のうち、その新非エッジ領域に隣接する画
素数が最も多いものと併合するようにしたが、このよう
に、新非エッジ領域が、複数の既非エッジ領域に隣接す
るときに、その複数の既非エッジ領域のうちの1つに、
新非エッジ領域全体を併合すると、即ち、領域単位で併
合を行うと、領域の分割が、精度良く行われない場合が
ある。
【0084】そこで、新非エッジ領域が、複数の既非エ
ッジ領域に隣接するときには、その新非エッジ領域を、
図5のステップ9における場合と同様に、画素単位で、
隣接する既非エッジ領域に併合させるようにすることが
できる。
【0085】図12のフローチャートは、新非エッジ領
域が、複数の既非エッジ領域に隣接するときには、その
新非エッジ領域を保留領域として、その処理を保留して
おき、エッジ画像L0を用いての領域分割結果の更新が
終了した後に、保留領域を処理する場合の図4のマルチ
スケール領域分割回路24の処理を示している。なお、
図12に示すステップS21乃至S30の処理は、基本
的に、図5に示したステップS1乃至S10の処理とそ
れぞれ同様であり、図12において、図5における場合
と異なるのは、ステップS6に対応するステップS26
と、ステップS9に対応するステップS29だけである
ので、以下では、このステップS26およびS29を除
く処理についての説明は、適宜省略する。
【0086】ステップS26では、ステップS6で説明
したように、領域バッファ32に記憶された領域分割結
果が再分割され、その結果得られる新たな領域分割結果
において、新非エッジ領域が、エッジ領域にのみ隣接す
る場合、および1の既非エッジ領域にのみ隣接する場合
は、同じくステップS6で説明した処理が行われる。
【0087】また、ステップ26では、新非エッジ領域
が、複数の既非エッジ領域に隣接する場合、その新非エ
ッジ領域を保留領域とし、領域バッファ32には、保留
領域であることを示すコード(以下、適宜、保留コード
という)(ここでは、領域番号およびエッジコードに用
いられない、例えば−2などとする)を記憶させる。
【0088】従って、上述した図10(A)と同様の図
13(A)に示すように、領域バッファ32に記憶され
た領域分割結果が、領域番号0と1の2つの非エッジ領
域(既非エッジ領域)を有し、新非エッジ領域R5が、
その2つの非エッジ領域に隣接する場合、新非エッジ領
域R5を構成する画素の画素値は、同図(B)に示すよ
うに、保留コード(−2)とされる。
【0089】そして、ステップS29では、ステップS
9で説明した非エッジ領域への変換が、領域バッファ3
2に記憶されている領域分割結果のエッジ領域(輪郭領
域)だけでなく、保留領域をも対象として行われる。
【0090】なお、図12においては、エッジ画像L0
を用いての領域分割結果の更新が終了した後に、保留領
域を処理するようにしたが、この他、例えば、保留領域
が生じた場合には、その時点で、その保留領域を処理す
るようにすることも可能である。即ち、エッジ画像Li
についての処理を行っている場合に、保留領域が生じた
ときには、そのエッジ画像Liを用いての、領域バッフ
ァ32に記憶された領域分割結果の更新が終了した直後
に、保留領域に対し、図5のステップS9で説明した非
エッジ領域への変換処理を施すようにすることができ
る。この場合、より正確な領域分割を行うことができ
る。
【0091】以上のように、テクスチャ領域の境界とな
るのが、画素値の変化の大きい部分、即ち、物体の輪郭
部分などであることに注目し、原画像から、そのような
点(画素)を検出して、複数の空間的尺度のエッジ画像
(輪郭画像)を生成するようにした。そして、空間的尺
度の最も大きいエッジ画像の領域分割を行い、その領域
分割結果を、順次、空間的尺度の小さいエッジ画像との
相互関係に対応して、各空間的尺度に対応した領域分割
結果を得るようにした。
【0092】即ち、従来のように、多値をとる原画像を
そのまま用いて領域分割を行うのではなく、エッジ(輪
郭)の有無を示す2値のエッジ画像を用いて領域分割を
行うようにしたので、前述したようなノードのポテンシ
ャルの計算などを行う必要がなく、従って、計算量を大
幅に削減することができる。
【0093】さらに、未分割領域については、それに隣
接する非エッジ領域(テクスチャ領域)に併合し、最終
的な領域分割結果を得るようにしたので、未分割領域が
生じるのを防止することができる。
【0094】以上、本発明を適用した画像符号化装置に
ついて説明したが、本発明は、画像符号化装置の他、例
えば画像から物体を認識する装置や、ビデオ監視装置な
ど、画像の領域分割を必要とするあらゆる装置に適用可
能である。
【0095】なお、以上のような画像符号化装置は、限
られた伝送容量を持つ伝送媒体を用いて画像伝送を行う
画像伝送装置や、画像を記録媒体に記録する、例えばV
TR(ビデオテープレコーダ)などの装置その他に適用
可能である。
【0096】また、本実施例においては特に言及しなか
ったが、本発明は、動画および静止画のいずれにも適用
可能である。
【0097】さらに、本実施例では、空間的尺度の最大
値Mの決定方法についても特に言及しなかったが、この
値Mは、例えば領域分割する画像の大きさと無関係な固
定値とすることもできるし、また、領域分割する画像の
大きさに対応した値に変化させるようにすることもでき
る。空間的尺度の最大値Mを、領域分割する画像の大き
さに対応した値に変化させる場合は、Mは、例えば次式
にしたがって決定するようにすることができる。
【0098】M=floor(log2Z) 但し、floor()は、括弧内の値の小数点以下を切
り捨てる関数であり、Zは、領域分割する画像の横また
は縦の長さのうち、短い方の長さを意味する。
【0099】
【発明の効果】本発明の領域分割装置によれば、画像か
らエッジが検出され、エッジを含む領域であるエッジ領
域と、それ以外の領域である非エッジ領域とでなるエッ
ジ画像であって、空間的尺度の異なる複数のものが生成
される。そして、空間的尺度の異なる複数のエッジ画像
に基づいて、画像が、複数の領域に分割される。詳細に
は、空間的尺度が最大であるエッジ画像に基づいて、画
像が、複数の領域に分割された領域分割画像として記憶
される。空間的尺度が次に大きいエッジ画像における非
エッジ領域のうち、領域記憶手段に記憶された領域分割
画像の非エッジ領域に対応する部分がエッジ領域に補正
されて、補正エッジ画像が生成され、生成された補正エ
ッジ画像が、複数の領域に分割され、複数の領域に分割
された補正エッジ画像に基づいて、既に記憶された領域
分割画像が再分割され、再分割により非エッジ領域とさ
れた新非エッジ領域が、既に非エッジ領域とされている
既非エッジ領域と隣接するとき、新非エッジ領域が既非
エッジ領域に併合される処理が、空間的尺度が最小のエ
ッジ画像についてまで繰り返される。或いは、空間的尺
度が最大であるエッジ画像に基づいて、画像が、複数の
領域に分割された領域分割画像として記憶されると、空
間的尺度が次に大きいエッジ画像における非エッジ領域
のうち、領域記憶手段に記憶された領域分割画像の非エ
ッジ領域に対応する部分がエッジ領域に補正されて、補
正エッジ画像が生成され、生成された補正エッジ画像
が、複数の領域に分割され、複数の領域に分割された補
正エッジ画像に基づいて、既に記憶された領域分割画像
が再分割され、再分割により非エッジ領域とされた新非
エッジ領域が、既に非エッジ領域とされている既非エッ
ジ領域と隣接するとき、新非エッジ領域が保留領域とさ
れる処理が、空間的尺度が最小のエッジ画像についてま
で繰り返される。そして、その時点で記憶されている領
域分割画像におけるエッジ領域および保留領域のうち
の、非エッジ領域に隣接するものが、その非エッジ領域
に併合される。従って、少ない演算量(計算量)で、画
像の分割を行うことが可能となる。
【0100】
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像符号化装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の領域分割回路11の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2のマルチスケール輪郭画像生成回路22の
処理を説明するための図である。
【図4】図2のマルチスケール領域分割回路24の構成
例を示すブロック図である。
【図5】図4のマルチスケール領域分割回路24の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図6】図4の2値画像領域分割回路310乃至31M
処理を説明するための図である。
【図7】図4の領域バッファ32の記憶内容を示す図で
ある。
【図8】図4の輪郭画像補正回路330乃至33M-1の処
理を説明するための図である。
【図9】図4の領域登録/併合回路340乃至34M-1
処理を説明するための図である。
【図10】図5のステップS6の処理を説明するための
図である。
【図11】図5のステップS9の処理を説明するための
図である。
【図12】図4のマルチスケール領域分割回路24の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図13】図12のステップS26の処理を説明するた
めの図である。
【図14】従来の領域分割回路の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】図14の領域分割回路の処理を説明するため
の図である。
【図16】図14の領域中心点検出回路42の構成例を
示すブロック図である。
【図17】図16の垂直フィルタリング回路51および
水平フィルタリング回路52で用いられるフィルタ係数
を示す図である。
【図18】図14のスネーク領域分割回路43の構成例
を示すブロック図である。
【図19】ノードの移動方向を説明するための図であ
る。
【図20】図18の領域内部座標計算回路64の処理を
説明するための図である。
【図21】未分割領域が生じている様子を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 領域分割回路 12 特徴量計算回路 13 領域位置情報計算回路 14 VLC回路 16 記録媒体 21 エッジ検出回路 22 マルチスケール輪郭画像生成回路 230乃至23M 輪郭画像フレームバッファ 24 マルチスケール領域分割回路 310乃至31M 2値画像領域分割回路 32 領域バッファ 330乃至33M-1 輪郭画像補正回路 340乃至34M-1 領域登録/併合回路 35 残存領域併合回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 H04N 1/41 H04N 5/92 H04N 7/24 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像からエッジを検出する
    エッジ検出手段と、 前記エッジを含む領域であるエッジ領域と、それ以外の
    領域である非エッジ領域とでなるエッジ画像であって、
    空間的尺度の異なる複数のものを生成するエッジ画像生
    成手段と、 前記空間的尺度の異なる複数のエッジ画像に基づいて、
    前記画像を、複数の領域に分割する領域分割手段とを備
    え、 前記領域分割手段は、 前記空間的尺度が最大である前記エッジ画像に基づい
    て、前記画像を、複数の領域に分割した領域分割画像を
    記憶する領域記憶手段と、 前記空間的尺度が次に大きい前記エッジ画像における前
    記非エッジ領域のうち、前記領域記憶手段に記憶された
    前記領域分割画像の前記非エッジ領域に対応する部分を
    前記エッジ領域に補正して、補正エッジ画像を生成する
    エッジ画像補正手段と、 前記エッジ画像補正手段より生成された前記補正エッジ
    画像を、複数の領域に分割する補正エッジ画像領域分割
    手段と、 前記補正エッジ画像領域分割手段により複数の領域に分
    割された前記補正エッジ画像における前記非エッジ領域
    に対応する、前記領域記憶手段に記憶された前記領域分
    割画像における領域を、前記非エッジ領域とすること
    で、前記領域分割画像を再分割し、再分割した新たな領
    域分割画像において、再分割により前記非エッジ領域と
    された新非エッジ領域が、既に前記非エッジ領域とされ
    ている1つ以上の既非エッジ領域と隣接するとき、1つ
    以上の前記既非エッジ領域のうちの所定の1つに、前記
    新非エッジ領域を併合する画像領域分割手段とを有し、 前記エッジ画像補正手段、前記補正エッジ画像領域分割
    手段、および、前記画像領域分割手段のそれぞれの処理
    を、その順番で、前記空間的尺度が最小の前記エッジ画
    像についてまで繰り返すことを特徴とする領域分割装
    置。
  2. 【請求項2】 入力された画像からエッジを検出する
    エッジ検出手段と、 前記エッジを含む領域であるエッジ領域と、それ以外の
    領域である非エッジ領域とでなるエッジ画像であって、
    空間的尺度の異なる複数のものを生成するエッジ画像生
    成手段と、 前記空間的尺度の異なる複数のエッジ画像に基づいて、
    前記画像を、複数の領域に分割する領域分割手段とを備
    え、 前記領域分割手段は、 前記空間的尺度が最大である前記エッジ画像に基づい
    て、前記画像を、複数の領域に分割した領域分割画像を
    記憶する領域記憶手段と、 前記空間的尺度が次に大きい前記エッジ画像における前
    記非エッジ領域のうち、前記領域記憶手段に記憶された
    前記領域分割画像の前記非エッジ領域に対応する部分を
    前記エッジ領域に補正して、補正エッジ画像を生成する
    エッジ画像補正手段と、 前記エッジ画像補正手段より生成された前記補正エッジ
    画像を、複数の領域に分割する補正エッジ画像領域分割
    手段と、 前記補正エッジ画像領域分割手段により複数の領域に分
    割された前記補正エッジ画像における前記非エッジ領域
    に対応する、前記領域記憶手段に記憶された前記領域分
    割画像における領域を、前記非エッジ領域とすること
    で、前記領域分割画像を再分割し、再分割した新たな領
    域分割画像において、再分割により前記非エッジ領域と
    された新非エッジ領域が、既に前記非エッジ領域とされ
    ている複数の既非エッジ領域と隣接するとき、前記新非
    エッジ領域を保留領域とする画像領域分割手段とを有
    し、 前記エッジ画像補正手段、前記補正エッジ画像領域分割
    手段、および、前記画像領域分割手段のそれぞれの処理
    が、その順番で、前記空間的尺度が最小の前記エッジ画
    像についてまで繰り返し行われた後、前記画像領域分割
    手段は、その時点で前記領域記憶手段に記憶されている
    前記領域分割画像における前記エッジ領域および前記保
    留領域のうちの、前記非エッジ領域に隣接するものを、
    その非エッジ領域に併合させることを特徴とする領域分
    割装置
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長谷川、那須、志水,多重解像度画像処理とsnakesを用いた顔画像の特徴点抽出の一方法,電子情報通信学会技術研究報告,日本,電子情報通信学会,1990年 6月22日,Vol.90 No.89 EID90−19,P.70−82

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