JP4070846B2 - 画像符号化装置、画像復号化装置、画像符号化方法、及び画像復号化方法 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号化装置、画像符号化方法、及び画像復号化方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像の伝送・蓄積に利用出来る、画像符号化装置、画像復号化装置、画像符号化方法、及び画像復号化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像を合成する際、物体の輝度の他にアルファ値と呼ばれる物体の占有領域や透過度を示す情報を付加する場合がある。このアルファ値は画素毎に定められ、1では不透過もしくは占有、0では完全透過もしくは不占有を意味する。すなわちある物体の画像を背景画像にはめ込む際には、アルファ値が必要となる。以下、このアルファ値のみを持つ画像をアルファプレーンと呼ぶ。
【0003】
なお、アルファ値は、雲、すりガラスなどの場合では、[0、1]の中間値で表す。
【0004】
一般のアルファプレーンの符号化には、JPEG方式と同様に、波形符号化が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、多くのアルファプレーンには、ほとんどが一様な部分でその境界部分に中間値が分布しているという性質がある。
【0006】
従って、そのようなアルファプレーンは、境界部分で高周波成分を含むので、従来の様な波形符号化では効率的な符号化が難しいと言う課題が有った。
【0007】
本発明は、この様な従来の課題を考慮し、中間値の分布を解析し、その分布を近似する平滑化関数と、最大値と最小値の2値しか持たない2値基底画像とをそれぞれ符号化することにより、従来に比べてより一層効率的な符号化が行える画像符号化装置とその復号化装置、画像符号化方法とその復号化方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、被符号化画像である対象多値画像から得られる画素値の平均勾配により平滑化関数の係数を推定し、平滑化関数を生成する平滑化関数推定手段と、
記推定された係数を利用して得られる多値2値変換基準を用いて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換手段と、
前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段と、
前記生成された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段と、
を備えたことを特徴とする画像符号化装置である。
【0010】
また、第2の本発明は、被符号化画像である対象多値画像から2値画像を生成する多値2値変換手段と、
前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段と、
前記2値画像と前記対象多値画像から平滑化関数を生成する平滑化関数生成手段と、
前記平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段と、
を備えたことを特徴とする画像符号化装置であって、
前記平滑化関数生成手段は、前記2値画像の中で最大画素値を持つ画素につき近傍画素の各画素値から中間値を置換値として求めることにより前記2値画像の前記最大画素値を置換し、輪郭近傍の前記求めた中間値が2画素以上の幅で存在する場合は、前記置換後の前記2値画像に対して前記置換値を求め、前記置換を再帰的に多段階に適用する、画像符号化装置である。
【0011】
また、第3の本発明は、前記平滑化関数は、前記近傍画素の2値パターンとそれに対する前記置換値からなる1以上のテーブルで表現されることを特徴とする上記第2の本発明の画像符号化装置である。
【0012】
また、第4の本発明は、前記2値画像を前記平滑化関数で平滑化して、多値画像を生成する2値多値変換手段と、
前記2値多値変換手段により生成された多値画像と、前記多値2値変換手段において変換対象となった前記多値画像との残差成分を符号化する残差成分符号化手段と、
を更に備えたことを特徴とする上記第2の本発明の画像符号化装置である。
【0013】
また、第5の本発明は、前記対象多値画像からダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ推定手段と、
前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力するダイナミックレンジ符号化手段とを備え、
前記多値2値変換手段は、前記ダイナミックレンジをも加味して前記2値画像を生成することを特徴とする上記第1、又は第2の本発明の画像符号化装置である。
【0014】
また、第6の本発明は、被符号化画像である対象多値画像に対応した多値2値変換基準に基づいて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換手段と、
前記2値画像に適用したとしたら元の多値画像が実質的に再現できる平滑化関数を推定する平滑化関数推定手段と、
前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段と、
前記推定された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段と、
前記対象多値画像の画素値の最大値と最小値からダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ推定手段と、
前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力するダイナミックレンジ符号化手段とを備え、
前記多値2値変換手段は、前記ダイナミックレンジをも加味して前記2値画像を生成することを特徴とする画像符号化装置である。
【0015】
また、第7の本発明は、上記第1、2、又は6の本発明の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換手段と、
を備えたことを特徴とする画像復号化装置である。
【0016】
また、第8の本発明は、上記第5の本発明の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
前記符号化データの内、前記ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、ダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ復号化手段と、
前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化し、前記復号化されたダイナミックレンジで画素値変換し、多値画像を得る2値多値変換手段と、
を備えたことを特徴とする画像復号化装置である。
【0017】
また、第9の本発明は、上記第3の本発明の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換手段とを備え、
前記復号化された平滑化関数は、近傍画素の2値パターンとそれに対する置換値からなる1以上のテーブルで表現されることを特徴とする画像復号化装置である。
また、第10の本発明は、前記2値多値変換手段は、前記テーブルで表現される平滑化関数により、前記2値画像に対して画素置換を再帰的に多段階に適用して多値画像を得ることを特徴とする上記第9の本発明の画像復号化装置である。
また、第11の本発明は、上記第4の本発明の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換手段と、
前記残差成分を復号化する残差成分復号化手段とを備え、
前記2値多値変換手段からの出力に前記復号化された残差成分を加算することにより出力画像を得ることを特徴とする画像復号化装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態である画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
【0019】
同図において、ダイナミックレンジ推定手段(10101)は、対象多値画像を入力とし、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出し、ダイナミックレンジとして出力する手段である。
【0020】
平滑化関数推定手段(10102)は、多値画像とダイナミックレンジを入力とし、多値画像中の輝度勾配を解析し、平滑化関数を推定する手段である。
【0021】
多値2値変換手段(10103)は、上記ダイナミックレンジを利用して輝度変換し、対応する復号化装置側で、上記と同じ平滑化関数を用いて平滑化したとした場合に、元の多値画像を良く近似する様に予め決められた多値2値変換基準としての閾値を用いて、多値画像から2値画像を生成する手段である。尚、この閾値を用いた閾値処理は、以下の動作説明において詳細に述べる。又、平滑化関数推定手段10102により、多値画像に応じて推定された平滑化関数は、対応する復号化装置側で、対応する2値画像にその平滑化関数を適用したとしたら元の多値画像が実質的又は近似的に再現できる様に調整された関数である。
【0022】
ダイナミックレンジ符号化手段(10105)は、ダイナミックレンジを符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0023】
平滑化関数符号化手段(10106)は、平滑化関数を符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0024】
2値画像符号化手段(10104)は、2値画像を符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0025】
以上のように構成された本実施の形態の画像符号化装置の動作を、図1〜図9を用いて以下で説明しながら、本発明の画像符号化方法の一実施の形態についても同時に述べる。
【0026】
ここで、図2は、対象多値画像(10201)を示す図である。又、図3は、図2中に示すA−B線上における画素値の分布図である。図2に示す様に、黒の画素値を255とし、白の画素値を0とした。
【0027】
ダイナミックレンジ推定手段(10101)では、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出するが、多くの多値画像の場合、最大画素値と最小画素値に一致するので、本実施の形態では、対象多値画像を走査し、画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを抽出する。
【0028】
平滑化関数推定手段(10102)を図4に示す。
【0029】
同図に示す様に、x方向フィルタリング(10301)では、x方向フィルタ(10401)を画像上走査し、作用させて、画像中のx方向の勾配を検出する。
【0030】
y方向フィルタリング(10302)では、y方向フィルタ(10402)を画像上走査し、作用させて、画像中のy方向の勾配を検出する。
【0031】
勾配検出(10303)では、x方向フィルタリング(10301)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(10302)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、数1により勾配d(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。
【0032】
【数1】
Figure 0004070846
【0033】
勾配方向検出(10304)では、x方向フィルタリング(10301)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(10302)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、数2により勾配方向θ(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。
【0034】
【数2】
Figure 0004070846
【0035】
非極大値抑制(10305)では、図5に示すように、θによって変化する窓を用いて、窓内で基準点の勾配値が最大値ならば基準点の座標の画像を1、窓内で基準点の勾配が最大値でなければ基準点の座標の画像を0にした画像を作成する。
【0036】
平均勾配検出(10306)では、非極大値抑制(10305)で得られた2値画像の1の画素の座標に対応する、勾配検出(10303)で得られた勾配の平均を計算し、平均勾配d'aveを得る。さらに、ダイナミックレンジ推定手段(10101)で検出された画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを用いて、数3により正規化平均勾配を再計算し、daveを得る。
【0037】
【数3】
Figure 0004070846
【0038】
平滑化関数選択手段(10307)では、平均勾配daveにより、図6に示すように平滑化フィルタを選択する。図6の平滑化フィルタ1の詳細を図7に示す。図7において、丸で囲んだ箇所は、平滑化の対象となる画素位置を示す。画像を走査しながら、フィルタ1(10601)の畳み込み結果、フィルタ2(10602)の畳み込み結果、フィルタ3(10603)の畳み込み結果、フィルタ4(10604)の畳み込み結果をそれぞれ計算し、4つのフィルタの最小値を平滑化フィルタ1の結果とする。図7のa、b、c、d、e、f、g、hは、それぞれ0.5とする。平滑化フィルタ2は、平滑化フィルタ1を作用させた後、平滑化フィルタ1を作用させるフィルタである。
【0039】
平滑化フィルタ3は、平滑化フィルタ2を作用させた後、平滑化フィルタ1を作用させるフィルタである。daveが、191より大きい場合は、画像の勾配はステップエッジと考えられるので、平滑化フィルタは平滑化を行わないものとする。また、daveが10より小さい場合は、画像の勾配はないと考えられるので、平滑化フィルタは、平滑化を行わないものとする。
【0040】
多値2値変換手段(10103)では、平滑化関数推定手段(10102)で、推定された平滑化関数の特性を考慮し、多値画像を255と0の2値しか持たない2値画像に変換する。平滑化フィルタ1、平滑化フィルタ2、平滑化フィルタ3の1次元のステップに対する応答は、図8に示すようになるので、平滑化フィルタ1、平滑化フィルタ2、平滑化フィルタ3に対応する多値2値変換は図9に示すような閾値処理となる。したがって、多値2値変換手段(10103)では、図9の閾値処理を多値画像に適用する。
【0041】
2値画像符号化手段(10104)では、従来のファクシミリなどに使われているCCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化を用いて符号化し、符号化データを出力する。
【0042】
平滑化関数符号化手段(10106)では、平滑化関数推定手段(10102)で推定された平滑化関数を符号化し、符号化データを出力する。本実施の形態の場合は、3つの平滑化関数から選択されるので、平滑化関数の識別番号を符号化し、符号化データを出力する。
【0043】
ダイナミックレンジ符号化手段(10105)では、ダイナミックレンジ推定手段(10101)で得られたDmax、Dminを、それぞれ符号化し、符号化データを出力する。
【0044】
以上のように、本実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な最小値もしくは最大値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定し、推定された平滑化関数に対する2値の基底画像を推定する。推定された画素値最大値、画素値最小値、推定された平滑化関数、推定された2値基底画像をそれぞれ符号化し、符号化データを出力することで、効率の良い符号化が可能である。
(実施の形態2)
図10は本発明の第2の実施の形態である画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
【0045】
同図において、2値画像復号化手段(10901)は、2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る手段である。
【0046】
平滑化関数復号化手段(10902)は、平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る手段である。
ダイナミックレンジ復号化手段(10903)は、ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、ダイナミックレンジを得る手段である。
【0047】
2値多値変換手段(10904)は、2値画像を平滑化関数復号化手段(10902)で得られた平滑化関数により平滑化し、ダイナミックレンジ復号化手段(10903)で得られたダイナミックレンジにより輝度変換して多値画像を得る手段である。
【0048】
2値マスク適用手段(10905)は、2値画像復号化手段(10901)で得られた2値画像により、多値画像をマスク処理し、新たな多値画像をえる手段である。
【0049】
以上のように構成された本実施の形態の画像復号化装置の動作を以下で説明する。
【0050】
2値画像復号化手段(10901)では、従来のファクシミリなどに使われているCCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化で符号化された2値画像符号化データを復号化し、0と255の画素値しかもたない2値画像を得る。
【0051】
平滑化関数復号化手段(10902)では、平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る。
【0052】
ダイナミックレンジ復号化手段(10903)では、ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、画素値最大値Dmaxと画素値最小値Dminを得る。
【0053】
2値多値変換手段(10904)では、平滑化関数復号化手段(10902)で得られた平滑化フィルタを実際に適用する。(平滑化フィルタの適用方法は、平滑化関数選択手段(10307)の説明と図7を参照。)さらに、ダイナミックレンジ復号化手段(10903)で得られた画素値最大値Dmaxと画素値最小値Dminを用いて、図11に示すように線形変換を行い多値画像を得る。
【0054】
2値マスク適用手段(10905)では、被符号化多値画像の画素値最小を持つ画素が、画素値最小以外の値を持たないように、2値画像復号化手段(10901)で得られた2値画像を用い、2値画像が0の画素に対応する多値画像の画素値を強制的にDminに変更する。2値マスク適用手段(10905)は、特に、テクスチャデータとの整合をとるためにDminの位置を限定する必要がある場合には有効であるが、その必要がない場合には省略が可能である。
【0055】
以上のように、本実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な最小値もしくは最大値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定し、推定された平滑化関数に対する2値の基底画像を推定する。推定された画素値最大値、画素値最小値、推定された平滑化関数、推定された2値基底画像をそれぞれ符号化し、出力された符号化データを復号化することで、符号量の少ない効率な復号化が可能である。
(実施の形態3)
図12は本発明の第3の実施の形態である画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
【0056】
同図において、対象多値画像を入力とし、ダイナミックレンジ推定手段(11101)は、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出する手段である。
【0057】
平滑化関数推定手段(11102)は、多値画像とダイナミックレンジを入力とし、多値画像中の輝度勾配を解析し、平滑化関数を推定する手段である。
【0058】
多値2値変換手段(11103)は、ダイナミックレンジと平滑化関数と多値画像より、ダイナミックレンジで輝度変換し、平滑化関数を用いて平滑化した場合に、多値画像を良く近似するように2値画像を生成する手段である。ダイナミックレンジ符号化手段(11105)は、ダイナミックレンジを符号化し、符号化データを出力する手段である。
平滑化関数符号化手段(11106)は、平滑化関数を符号化し、符号化データを出力する手段である。2値画像符号化手段(11104)は、2値画像を符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0059】
以上のように構成された本実施の形態の画像符号化装置の動作を以下で説明する。
【0060】
ダイナミックレンジ推定手段(11101)では、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出するが、多くの多値画像の場合、最大画素値と最小画素値に一致するので、本実施の形態では、対象多値画像を走査し、画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを抽出する。
【0061】
平滑化関数推定手段(11102)を図13に示す。
【0062】
x方向フィルタリング(11201)では、x方向フィルタ(10401)を画像上走査し、作用させて、画像中のx方向の勾配を検出する。y方向フィルタリング(11202)では、y方向フィルタ(10402)を画像上走査し、作用させて、画像中のy方向の勾配を検出する。
【0063】
勾配検出(11203)では、x方向フィルタリング(11201)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(11202)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、数1により勾配d(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。
【0064】
勾配方向検出(11204)では、x方向フィルタリング(11201)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(11202)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、数2により勾配方向θ(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。
【0065】
非極大値抑制(11205)では、図5に示すように、θによって変化する窓を用いて、窓内で基準点の勾配値が最大値ならば基準点の座標の画像を1、窓内で基準点の勾配が最大値でなければ基準点の座標の画像を0にした画像を作成する。
【0066】
平均勾配検出(11206)では、非極大値抑制(11205)で得られた2値画像の1の画素の座標に対応する、勾配検出(11203)で得れた勾配の平均を計算し、平均勾配d'aveを得る。さらに、ダイナミックレンジ推定手段(11101)で検出された画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを用いて、数2により正規化平均勾配を再計算し、daveを得る。
【0067】
平滑化関数構成(11207)では、正規化平均勾配daveにより、図14に示すように平滑化フィルタを構成する。構成される平滑化フィルタは、図14のように勾配によりステップ数を変化させる。図14の平滑化フィルタの詳細を図15に示す。同図において、平滑化フィルタステップ2、平滑化フィルタステップ3、平滑化フィルタステップ4をそれぞれ、11401、11402、11403で示す。又、平滑化フィルタ係数表11404を同図に示す。daveが、191より大きい場合は、画像の勾配はステップエッジと考えられるので、平滑化フィルタは平滑化を行わないものとする。また、daveが10より小さい場合は、画像の勾配はないと考えられるので、平滑化フィルタは、平滑化を行わないものとする。
【0068】
多値2値変換手段(11103)では、平滑化関数推定手段(11102)で、推定された平滑化関数の特性を考慮し、多値画像を255と0の2値しか持たない2値画像に変換する。平滑化フィルタステップ2、平滑化フィルタステップ3、平滑化フィルタステップ4の1次元のステップエッジに対する応答は、図16に示すようになるので、平滑化フィルタステップ2(11401)、平滑化フィルタステップ3(11402)、平滑化フィルタステップ4(11403)に対する多値2値変換は、図9に示す閾値処理を行った後に、図17に示すようなモルフォロジーフィルタでモルフォロジー処理を行ったものとなる。つまり、平滑化フィルタステップ2が構成された場合は、モルフォロジーフィルタ1(11601)を用いて基準点をフィルタ窓内の最小値に置き換える処理、平滑化フィルタステップ3(11603)が構成された場合は、モルフォロジーフィルタ2(11602)を用いて基準点をフィルタ窓内の最小値に置き換える処理、平滑化フィルタステップ4が構成された場合は、モルフォロジーフィルタ3を用いて基準点をフィルタ窓内の最小値に置き換える処理である。
【0069】
したがって、多値2値変換手段(11103)では、図9に示す閾値処理を行った後に、図17の構成された平滑化フィルタによって、前述のモルフォロジー処理を多値画像に適用する。
【0070】
2値画像符号化手段(11104)では、従来のファクシミリなどに使われているCCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化を用いて符号化し、符号化データを出力する。
【0071】
平滑化関数符号化手段(11105)では、平滑化関数推定手段(11102)で推定された平滑化関数を符号化し、符号化データを出力する。
【0072】
ダイナミックレンジ符号化手段(11106)では、ダイナミックレンジ推定手段(11101)で得られたDmax、Dminを、それぞれ符号化し、符号化データを出力する。
【0073】
以上のように、本実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な最小値もしくは最大値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定し、推定された平滑化関数に対する2値の基底画像を推定する。推定された画素値最大値、画素値最小値、推定された平滑化関数、推定された2値基底画像をそれぞれ符号化し、符号化データを出力することで、効率のよい符号化が可能である。
(実施の形態4)
図18は本発明の第4の実施の形態である画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
【0074】
同図において、2値画像復号化手段(11701)は、2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る手段である。
平滑化関数復号化手段(11702)は、平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る手段である。
【0075】
ダイナミックレンジ復号化手段(11703)は、ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、ダイナミックレンジを得る手段である。
2値多値変換手段(11704)は、2値画像を平滑化関数復号化手段(11702)で得られた平滑化関数により平滑化し、ダイナミックレンジ復号化手段(11703)で得られたダイナミックレンジにより輝度変換して多値画像を得る手段である。
【0076】
以上のように構成された本実施の形態の画像復号化装置の動作を以下で説明する。
【0077】
2値画像復号化手段(11701)では、従来のファクシミリなどに使われているCCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化で符号化された2値画像符号化データを復号化し、0と255の画素値しかもたない2値画像を得る。
【0078】
平滑化関数復号化手段(11702)では、平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る。
【0079】
ダイナミックレンジ復号化手段(11703)では、ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、画素値最大値Dmaxと画素値最小値Dminを得る。2値多値変換手段(11704)では、平滑化関数復号化手段(11702)で得られた平滑化フィルタを実際に適用する。(平滑化フィルタの適用方法は、平滑化関数構成手段(11207)の説明と図15を参照。)さらに、ダイナミックレンジ復号化手段(11703)で得られた画素値最大値Dmaxと画素値最小値Dminを用いて、図11に示すように線形変換を行い多値画像を得る。
【0080】
以上のように、本実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な最小値もしくは最大値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定し、推定された平滑化関数に対する2値の基底画像を推定する。推定された画素値最大値、画素値最小値、推定された平滑化関数、推定された2値基底画像をそれぞれ符号化し、出力された符号化データを復号化することで、符号量の少ない効率な復号化が可能である。
(実施の形態5)
図19は本発明の第5の実施の形態である画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
同図において、対象多値画像を入力とし、ダイナミックレンジ推定手段(11801)は、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出する手段である。
【0081】
平滑化関数推定手段(11802)は、多値画像とダイナミックレンジを入力とし、多値画像中の輝度勾配を解析し、平滑化関数を推定する手段である。多値2値変換手段(11803)は、ダイナミックレンジと平滑化関数と多値画像より、ダイナミックレンジで輝度変換し、平滑化関数を用いて平滑化した場合に、多値画像を良く近似するように2値画像を生成する手段である。
【0082】
ダイナミックレンジ符号化手段(11804)は、ダイナミックレンジを符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0083】
平滑化関数係数符号化手段(11805)は、平滑化関数を符号化し、符号化データを出力する手段である。2値画像符号化手段(11806)は、2値画像を符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0084】
以上のように構成された本実施の形態の画像符号化装置の動作を以下で説明する。
【0085】
ダイナミックレンジ推定手段(11801)では、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出するが、多くの多値画像の場合、最大画素値と最小画素値に一致するので、本実施の形態では、対象多値画像を走査し、画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを抽出する。
【0086】
平滑化関数推定手段(11802)を図20に示す。x方向フィルタリング(11901)では、x方向フィルタ(10401)を画像上走査し、作用させて、画像中のx方向の勾配を検出する。
【0087】
y方向フィルタリング(11902)では、y方向フィルタ(10402)を画像上走査し、作用させて、画像中のy方向の勾配を検出する。勾配検出(11903)では、x方向フィルタリング(11901)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(11902)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、数1により勾配d(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。
【0088】
勾配方向検出(11904)では、x方向フィルタリング(11901)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(11902)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、数2により勾配方向θ(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。非極大値抑制(11905)では、図5に示すように、θによって変化する窓を用いて、窓内で基準点の勾配値が最大値ならば基準点の座標の画像を1、窓内で基準点の勾配が最大値でなければ基準点の座標の画像を0にした画像を作成する。
【0089】
方向別平均勾配検出(11906)では、非極大値抑制(11905)で得られた2値画像の1の画素の座標に対応する、勾配検出(11903)で得れた勾配の平均を、勾配方向検出(11904)で得られた勾配方向に基づいて、上下、左右の2方向別に、平均勾配を得る。さらに、ダイナミックレンジ推定手段(11901)で検出された画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを用いて、数3により正規化平均勾配を再計算し、上下方向の平均勾配、dave_1、左右方向の平均勾配、dave_2を得る。
【0090】
平滑化関数生成(11907)では、平均勾配dave_1、dave_2により、平滑化フィルタの係数を推定し、平滑化フィルタを生成する。本実施の形態では図21に示すステップ数3の平滑化フィルタの係数を推定する。ここでは、数4の拘束を持たせるが、画像によってはそれぞれに重みを持たせても良い。
【0091】
【数4】
Figure 0004070846
【0092】
dave_1を用いて、cを数式(8)によって推定する。但し、dave_1が、200より大きい場合は、画像の勾配はステップエッジと考えられるので、cは0とする。また、dave_1が50より小さい場合は、画像の勾配はないと考えられるので、cは0とする。
【0093】
【数5】
Figure 0004070846
【0094】
dave_2を用いて、bを数式(9)によって推定する。但し、dave_2が、200より大きい場合は、画像の勾配はステップエッジと考えられるので、bは0とする。また、dave_2が50より小さい場合は、画像の勾配はないと考えられるので、bは0とする。
【0095】
【数6】
Figure 0004070846
【0096】
以上、数式(4)〜数式(9)より、フィルタ係数、スケールを推定する。多値2値変換手段(1103)では、平滑化関数推定手段(1102)で、推定された平滑化関数の特性を考慮し、多値画像を255と0の2値しか持たない2値画像に変換する。ここでは、フィルタ係数に基づいて閾値を推定し、推定された閾値で、多値画像を閾値処理し、2値画像を得る。閾値γは数式(10)によって推定する。
【0097】
【数7】
Figure 0004070846
【0098】
2値画像符号化手段(11804)では、従来のファクシミリなどに使われているCCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化を用いて符号化し、符号化データを出力する。
【0099】
平滑化関数係数符号化手段(11806)では、平滑化関数推定手段(11802)で推定された平滑化関数の各係数と、スケールをそれぞれ符号化し、符号化データを出力する。ダイナミックレンジ符号化手段(11805)では、ダイナミックレンジ推定手段(11801)で得られたDmax、Dminを、それぞれ符号化し、符号化データを出力する。
【0100】
以上のように、本実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な最小値もしくは最大値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定し、推定された平滑化関数に対する2値の基底画像を推定する。推定された画素値最大値、画素値最小値、推定された平滑化関数、推定された2値基底画像をそれぞれ符号化し、符号化データを出力することで、効率のよい符号化が可能である。
(実施の形態6)
図22は本発明の第6の実施の形態である画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
同図において、2値画像復号化手段(12101)は、2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る手段である。
【0101】
平滑化関数係数復号化手段(12102)は、平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る手段である。
【0102】
ダイナミックレンジ復号化手段(12103)は、ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、ダイナミックレンジを得る手段である。
【0103】
2値多値変換手段(12104)は、2値画像を平滑化関数復号化手段(12102)で得られた平滑化関数により平滑化し、ダイナミックレンジ復号化手段(12103)で得られたダイナミックレンジにより輝度変換して多値画像を得る手段である。
【0104】
以上のように構成された本実施の形態の画像復号化装置の動作を以下で説明する。
【0105】
2値画像復号化手段(12101)では、従来のファクシミリなどに使われているCCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化で符号化された2値画像符号化データを復号化し、0と255の画素値しかもたない2値画像を得る。
【0106】
平滑化関数係数復号化手段(12102)では、平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化フィルタの係数と、スケールを得、平滑化関数を得る。ダイナミックレンジ復号化手段(12103)では、ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、画素値最大値Dmaxと画素値最小値Dminを得る。
【0107】
2値多値変換手段(12104)では、平滑化関数係数復号化手段(12102)で得られた平滑化フィルタを畳み込み処理により適用する。
さらに、ダイナミックレンジ復号化手段(12103)で得られた画素値最大値Dmaxと画素値最小値Dminを用いて、図11に示すように線形変換を行い多値画像を得る。
【0108】
以上のように、本実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な最小値もしくは最大値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定し、推定された平滑化関数に対する2値の基底画像を推定する。推定された画素値最大値、画素値最小値、推定された平滑化関数、推定された2値基底画像をそれぞれ符号化し、出力された符号化データを復号化することで、符号量の少ない効率な復号化が可能である。
(実施の形態7)
図23は本発明の第7の実施の形態である画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
【0109】
同図において、多値2値変換手段(12201)は 対象入力画像(値域は0から255の整数値)を入力として 0を0、それ以外を255として2値化する手段である。
【0110】
2値画像符号化手段(12202)は、{0,255}の値を持つ2値画像を符号化し、符号化データを出力する手段である。平滑化関数推定手段(12203)は、平滑化関数を決定する手段である。平滑化関数符号化手段(12204)は決定された関数を符号化する手段である。尚、平滑化関数推定手段(12203)は、本発明の平滑化関数生成手段に対応する。
【0111】
以上のように構成された本実施の形態の画像符号化装置の動作を以下で説明する。
【0112】
多値2値変換手段(12201)によって2値化された2値画像は2値画像符号化手段(12202)によって符号化される。これには、0を白、255を黒として、CCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化を用る 。
【0113】
一方、平滑化関数推定手段(12203)により2値化された画像は 入力多値画像と比較されて 平滑化関数が決定される。これを図25、図26を用いて以下に説明する。
【0114】
背景技術の説明のところで述べたように、多くのアルファプレーンには、ほとんどが一様な部分でその境界部分に中間値が分布しているという性質がある。この境界部分の中間値を再現するために、図25に示すように上下(b3, b0)、左右(b2, b1)の画素が255かそれ以外かで中心画素値xを置き換える平滑化を考える。
【0115】
対象多値入力画像の中で、0の値は、0に、それ以外は255として2値化されているために、この置換は 対象画素が255の場合にのみ行なわれる。したがって、255の値をとる画素の4近傍の2値化パターンは4bit(16パターンで表現される)。
【0116】
平滑化関数推定手段(12203)は画像を走査して、255の値を持つ画素につき近傍4画素の16パターンに対して平均値を求めることにより置換値を求める。この例を表1に示す。
【0117】
【表1】
Figure 0004070846
【0118】
これにより、例えば、図26の平滑化1段目のように0から255に変化する境界の1画素が128に置換される。輪郭近傍の中間値が2画素以上の幅で存在する場合は、以上の255の値を持つ画素につき近傍4画素の16パターンに対して平均値を求める処理を再帰的に繰り返す。 表2に、この2回目の処理結果の例を示す。これにより図26の平滑化2段目に相当する中間値をもつ境界を表現することができる。
【0119】
【表2】
Figure 0004070846
【0120】
平滑化関数推定手段(12203)の出力は、平滑化の段数(この例では2段、最大8段)と、 段数分の(b3,b2,b1,b0)のパターンに対応する画素値テーブルとして得られる。 ここで、段数とは、平滑化処理を再帰的に繰り返すときの繰り返し回数のことである。そして、平滑化関数符号化手段(12204)が平滑化の段数を3bit、 (b3, b2, b1, b0)のパターンに対応する画素値テーブルを8bit×15(全ての画素値が255となるパターンを除くパターン数)×段数、として符号化する。
(実施の形態8)
図24は本発明の第8の実施の形態である画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。 本実施の形態は 実施の形態7の画像符号化装置の出力を入力とする。2値画像復号化手段(12301)は2値画像符号化手段(12202)の出力を入力として2値画像符号化データから{0、255}の2値画像を得る手段である。 平滑化関数復号化手段(12302)は 平滑化関数符号化手段(12204)の出力に対応する復号手段である。 2値多値変換手段(12303)は 平滑化関数と2値画像を入力として多値画像を再構成する手段である。
【0121】
以上のように構成された本実施の形態の画像復号化装置の動作を以下で説明する。
【0122】
2値画像復号化手段(12301)には MMR復号化方式が用いられる。 平滑化関数復号化手段は平滑化の段数と段数分のパターンに対する置換画素値のテーブルを復号化する。 これを画像符号化装置の例と同じく表1、表2の二つのテーブルであるとする。 2値多値変換手段(12303)は 図26に示すように、255の値を持つ画素について、その4近傍画素から 表1、表2に従って、値を2段階で変換していく。
【0123】
以上のように、第7,8の実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な2値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定する。 この平滑化関数は多段で表現されていることから、中間値が2画素以上の幅を持った場合でも、最大8画素までであれば 任意の平滑化パターンが表現できる。 ここで 任意の平滑化パターンとは、境界部で立ち上がり、立ち下がり特性のことを意味する。(実施の形態9)
図27は本発明の第9の実施の形態である画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。 同図において、多値2値変換手段(12601)は 対象入力画像(値域は0から255の整数値)を入力として 0を0、それ以外を255として2値化する手段である。 2値画像符号化手段(12602)は、{0、255}の値を持つ2値画像を符号化し、符号化データを出力する手段である。 平滑化関数推定手段(12603)は、平滑化関数を決定する手段である。
【0124】
平滑化関数符号化手段(12604)は決定された関数を符号化する手段である。 2値多値変換手段(12605)は 平滑化関数と2値画像を入力として多値画像を再構成する手段である。 差分器(12606)は2値多値変換手段(12605)の出力と対象多値画像との差分を求める手段である。 残差符号化手段(12607)は前記差分を符号化する手段である。
【0125】
以上のように構成された本実施の形態の画像符号化装置の動作を以下で説明する。
【0126】
付された番号が2601から2605までのブロックは図23および図24で既に説明された同名のブロックと全く同じで動作を行なう。 本実施の形態は、実施の形態7で示した画像符号化装置を予測器として用いている。 すなわち、2値多値変換手段(12605)の出力を予測画像として、これとの差分を 差分器(12606)により求め、差分を残差符号化手段(12607)で符号化する。 この差分符号化にはCCITTによる国際標準である動画像符号化技術H.261のをフレーム間符号化モードの方式(離散コサイン変換符号化)を用いる。
(実施の形態10)
図28は本発明の第10の実施の形態である画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。本実施の形態は実施の形態9の画像符号化装置の出力を入力とする。
【0127】
同図において、2値画像復号化手段(12701)は2値画像符号化手段(12602)の出力を入力として2値画像符号化データから{0、255}の2値画像を得る手段である。 平滑化関数復号化手段(12702)は 平滑化関数符号化手段(12604)の出力に対応する復号手段である。 2値多値変換手段(12703)は 平滑化関数と2値画像を入力として多値画像を再構成する手段である。 残差復号化手段(12704)は残差符号化手段(12607)の出力を入力として残差を求める手段である。 加算器(12705)は 2値多値変換手段(12703)と残差復号化手段(12704)の出力を加算する。
【0128】
以上のように構成された本実施の形態の画像復号化装置の動作を以下で説明する。
【0129】
付された番号が2701から2703までのブロックは図23および図24で既に説明された同名のブロックと全く同じ動作を行なう。 残差復号化手段(12704)には残差符号化手段(12607)の出力に対応して、前記画像符号化技術H.261のをフレーム間復号化モードの方式を用いる。 これにより、図6における対象多値画像と2値画像の平滑化により得られた画像との差分信号が復元され、これを加算器(12705)により加算することにより、多値画像が復元される。 第9,10の実施の形態では、第7,8の実施の形態で示した画像符号化方式を予測に用いてその残差成分を別途符号化し伝送・蓄積することにより、 より正確に対象多値画像を再現する。 特に、境界部での急峻な値の変化を予測することにより、残差信号から高い周波数成分を除くことができ、離散コサイン変換の符号化による符号化効率を改善することができる。
(実施の形態11)
図29は本発明の第11の実施の形態である画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて本実施の形態の構成を説明する。
【0130】
同図において、ダイナミックレンジ推定手段(20101)は、対象多値画像を入力とし、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出し、ダイナミックレンジとして出力する手段である。
【0131】
多値2値変換手段(20103)は、上記ダイナミックレンジを利用して輝度変換し、所定の閾値により閾値処理を行い、2値画像を生成する手段である。
【0132】
平滑化関数推定手段(20102)は、多値2値変換手段(20103)で行われた閾値処理を考慮し、多値画像中の輝度勾配を解析し、平滑化関数を推定する手段である。
【0133】
ダイナミックレンジ符号化手段(20105)は、ダイナミックレンジを符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0134】
平滑化関数符号化手段(20106)は、平滑化関数を符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0135】
2値画像符号化手段(20104)は、2値画像を符号化し、符号化データを出力する手段である。
【0136】
以上のように構成された本実施の形態の画像符号化装置の動作を、図5,図14等を用いて以下で説明しながら、本発明の画像符号化方法の一実施の形態についても同時に述べる。
【0137】
ダイナミックレンジ推定手段(20101)では、多値画像の最大領域の画素値と2番目に大きい領域の画素値を抽出するが、多くの多値画像の場合、最大画素値と最小画素値に一致するので、本実施の形態では、対象多値画像を走査し、画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを抽出する。
【0138】
多値2値変換手段(20103)では、各画素値を最大値Dmaxが255、最小値Dminが0となるように、図5の様に線形変換し、閾値128により閾値処理を行う。
【0139】
平滑化関数推定手段(20102)で、多値2値変換手段(20103)での閾値処理と画像中の画素値の勾配の平均を考慮し、平滑化関数を推定する。本実施の形態の場合、多値2値変換手段(20103)で、閾値128による閾値処理を行ったので、基準点を中心に持つ平均フィルタを採用する。
【0140】
平均フィルタの大きさは、画像中の画素値の勾配の平均により決定する。
【0141】
画像中の画素値の勾配の平均daveは、以下のようにして計算する。
【0142】
即ち、x方向フィルタリング(10301)では、x方向フィルタ(10401)を画像上走査し、作用させて、画像中のx方向の勾配を検出する。
【0143】
y方向フィルタリング(10302)では、y方向フィルタ(10402)を画像上走査し、作用させて、画像中のy方向の勾配を検出する。
【0144】
勾配検出(10303)では、x方向フィルタリング(10301)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(10302)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、実施の形態1で述べた、数1により勾配d(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。
【0145】
勾配方向検出(10304)では、x方向フィルタリング(10301)で得られたx方向の勾配dx(i,j)と、y方向フィルタリング(10302)で得られたy方向の勾配dy(i,j)を用いて、実施の形態1で述べた数2により勾配方向θ(i,j)を検出する。但し、(i,j)は、画像上の座標を表す。
【0146】
非極大値抑制(10305)では、図5に示すように、θによって変化する窓を用いて、窓内で基準点の勾配値が最大値ならば基準点の座標の画像を1、窓内で基準点の勾配が最大値でなければ基準点の座標の画像を0にした画像を作成する。
【0147】
平均勾配検出(10306)では、非極大値抑制(10305)で得られた2値画像の1の画素の座標に対応する、勾配検出(10303)で得られた勾配の平均を計算し、平均勾配d'aveを得る。さらに、ダイナミックレンジ推定手段(20101)で検出された画素値の最大値Dmaxと最小値Dminを用いて、上記実施の形態で述べた数3により正規化平均勾配を再計算し、daveを得る。
【0148】
この正規化平均勾配daveと、図14により、平均フィルタの大きさを決定する。
【0149】
2値画像符号化手段(20104)では、従来のファクシミリなどに使われているCCITTによる国際標準である2値画像符号化技術MMR符号化を用いて符号化し、符号化データを出力する。
【0150】
平滑化関数符号化手段(20106)では、平滑化関数推定手段(20102)で推定された平滑化関数を符号化し、符号化データを出力する。本実施の形態の場合は、平均フィルタの大きさを符号化し、符号化データを出力する。
【0151】
ダイナミックレンジ符号化手段(20105)では、ダイナミックレンジ推定手段(20101)で得られたDmax、Dminを、それぞれ符号化し、符号化データを出力する。
【0152】
以上のように、本実施の形態では、多値画像の、画像の画素値のほとんどが一様な最小値もしくは最大値からなり、境界部で中間値を持つ特性を利用し、多値画像の多値2値変換処理を行い、中間値の分布状況を解析し、中間値の分布をよく近似する平滑化関数を推定する。推定された画素値最大値、画素値最小値、推定された平滑化関数、推定された2値画像をそれぞれ符号化し、符号化データを出力することで、効率の良い符号化が可能である。
【0153】
ところで、上述した実施の形態の何れか一つの実施の形態に記載の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを磁気ディスクや光ディスク等に記録した媒体を作成して、その媒体を利用して上記と同様の動作をコンピュータに実行させることも可能である。
【0154】
尚、本発明の画像符号化装置は、以上述べた実施の形態では、ダイナミックレンジ推定手段とその符号化手段を備えていたが、これに限らず例えば、一般にDmaxが255、Dminが0となる場合が多いので、それら双方の手段を備えない構成でもよい。即ち、この場合の画像符号化装置は、図30に示す様に、被符号化画像である対象多値画像から平滑化関数を推定する平滑化関数推定手段(10102)と、前記推定された平滑化関数に対応した多値2値変換基準に基づいて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換手段(10103)と、前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段(10104)と、前記推定された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段(10106)とを備えた構成である。この構成によれば、被符号化画像である対象多値画像から平滑化関数を推定し、前記推定された平滑化関数に対応した多値2値変換基準に基づいて、前記多値画像を2値画像に変換し、前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力し、前記推定された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力するものであり、上記の構成の場合とほぼ同様の効果を得る。
【0155】
又、本発明の画像符号化装置は、以上述べた実施の形態では、平滑化関数推定手段を備えていたが、これに限らず例えば、平滑化関数推定手段を備えない構成でもよい。即ち、この場合の画像符号化装置は図31に示す様に、被符号化画像である対象多値画像と平滑化関数とを入力とし、前記平滑化関数に基づき前記多値画像から2値画像を生成する多値2値変換手段と、前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段と、前記平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段とを備えた構成であり、前記平滑化関数は、前記2値画像にその平滑化関数を適用したとしたら元の多値画像が実質的、近似的に再現できる様に調整された関数であり、予め定められている。又、この構成によれば、被符号化画像である対象多値画像と平滑化関数とを入力とし、前記平滑化関数に基づき前記多値画像から2値画像を生成し、前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力し、前記平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力するものであり、上記の構成の場合とほぼ同様の効果を得る。
【0156】
又、本発明の画像符号化装置は、図31を用いて述べた上記実施の形態では、ダイナミックレンジ推定手段等を備えていなかったが、これに限らず例えば、ダイナミックレンジ推定等を備えた構成でもよい。即ち、この場合の画像符号化装置は、図32に示すように、図31に示した構成に、更に、前記対象多値画像からダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ推定手段と、前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力するダイナミックレンジ符号化手段とを備えた構成であり、前記多値2値変換手段は、前記ダイナミックレンジをも加味して前記2値画像を生成するものである。この構成における動作は、図31の構成において説明した動作に、更に以下の動作、即ち、前記対象多値画像からダイナミックレンジを得、前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力すると言う動作が加わるものである。
【0157】
又、本発明の画像符号化装置は、図29を用いて述べた上記実施の形態では、ダイナミックレンジ推定手段等を備えていたが、これに限らず例えば、ダイナミックレンジ推定手段等を備えない構成でもよい。即ち、この場合の画像符号化装置は、図33に示すように、被符号化画像である対象多値画像に対応した多値2値変換基準に基づいて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換手段(20103)と、前記2値画像に適用したとしたら元の多値画像が実質的、近似的に再現できる平滑化関数を推定する平滑化関数推定手段(20102)と、前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段(20104)と、前記推定された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段(20106)とを備えている。又、この構成によれば、被符号化画像である対象多値画像に対応した多値2値変換基準に基づいて、前記多値画像を2値画像に変換し、前記2値画像に適用したとしたら元の多値画像が実質的、近似的に再現できる平滑化関数を推定し、前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力し、前記推定された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力するものであり、上記構成とほぼ同様の効果を発揮する。
【0158】
又、本発明の画像復号化装置は、上述した実施の形態では、ダイナミックレンジ復号化手段を備えていたが、これに限らず例えば、ダイナミックレンジ復号化手段を備えない構成でもよい。即ち、この場合の画像復号化装置は、図34に示すように、図23,図30,図31,又は図33に記載の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする構成であり、前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換手段とを備えている。この構成により、上記いずれかの画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とし、前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得、前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得、前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得るものであり、上記の構成とほぼ同様の効果を発揮する。
【0159】
以上述べたように、本発明の画像符号化装置、画像復号化装置、画像符号化方法と画像復号化方法では、以下の理由により、従来の多値画像符号化技術を用いるよりも効率の良い符号化と復号化が可能となる。
【0160】
即ち、1.多値画像において、その大部分を占める最大値領域と、同じく大部分を占める最小値領域の、境界部分にある中間値領域の分布を解析し、その分布をよく近似する平滑化関数を決定する。
【0161】
2.上記1で決定された平滑化関数を基に、最大値と最小値のみをもつ2値画像を生成する。
【0162】
3.多値画像を上記1の平滑化関数と、上記2の2値画像により表現し符号化する。
【0163】
4.復号化器において、符号化された平滑化関数と2値画像を復号化し、多値画像を再構成する。
【0164】
【発明の効果】
以上述べたことから明らかなように本発明は、従来に比べてより一層効率の良い符号化又は復号化が出来ると言う長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における画像符号化装置のブロック図
【図2】同実施の形態で用いる多値画像の図
【図3】図2のAーB線上における画素値の分布図
【図4】第1の実施の形態における平滑化関数推定手段のブロック図
【図5】 本実施の形態で用いる非極大値抑制の説明図
【図6】第1の実施の形態における正規化平均勾配と平滑化フィルタの対応図
【図7】第1の実施の形態における平滑化フィルタの説明図
【図8】第1の実施の形態における平滑化フィルタのステップ応答の説明図
【図9】本実施の形態で用いる閾値処理の説明図
【図10】第2の実施の形態における画像復号化装置のブロック図
【図11】本実施の形態で用いる画素値変換の説明図
【図12】第3の実施の形態における画像符号化装置のブロック図
【図13】第3の実施の形態における平滑化関数推定手段のブロック図
【図14】第3の実施の形態における正規化平均勾配と平滑化フィルタの対応図
【図15】第1の実施の形態における平滑化フィルタの説明図
【図16】第1の実施の形態における平滑化フィルタのステップ応答の説明図
【図17】本実施の形態のモルフォロジーフィルタの説明図
【図18】第4の実施の形態における画像復号化装置のブロック図
【図19】第5の実施の形態における画像符号化装置のブロック図
【図20】第5の実施の形態における平滑化関数推定手段のブロック図
【図21】第5の実施の形態における平滑化フィルタの説明図
【図22】第6の実施の形態における画像復号化装置のブロック図
【図23】第7の実施の形態における画像符号化装置のブロック図
【図24】第8の実施の形態における画像復号化装置のブロック図
【図25】第7,第8,第9,第10の実施の形態における平滑化パターンを説明する図
【図26】第7,第8,第9,第10の実施の形態における多段階平滑化を説明する図
【図27】第9の実施の形態における画像符号化装置のブロック図
【図28】第10の実施の形態における画像復号化装置のブロック図
【図29】第11の実施の形態における画像復号化装置のブロック図
【図30】第1の実施の形態の変形例における画像符号化装置のブロック図
【図31】本発明の他の実施の形態における画像符号化装置のブロック図
【図32】図31に示す実施の形態の変形例における画像符号化装置のブロック図
【図33】第11の実施の形態の変形例における画像符号化装置のブロック図
【図34】本発明の他の実施の形態における画像復号化装置のブロック図
【符号の説明】
10101 ダイナミックレンジ推定手段, 10102 平滑化関数推定手段
10103 多値2値変換手段 10104 2値画像符号化手段
10105 ダイナミックレンジ符号化手段, 10106 平滑化関数符号化手段10201 多値画像 10301 x方向フィルタリング10302 y方向フィルタリング 10303 勾配検出
10304 勾配方向検出 10305 非極大値抑制
10306 平均勾配検出 10307 平滑化関数選択
10601 フィルタ1 10602 フィルタ2
10603 フィルタ3 10604 フィルタ4
10901 2値画像復号化手段 10902 平滑化関数復号化手段10903 ダイナミックレンジ復号化手段, 10904 2値多値変換手段
10905 2値マスク適用手段
11101 ダイナミックレンジ推定手段
11102 平滑化関数推定手段 11103 多値2値変換手段
11104 2値画像符号化手段
11105 ダイナミックレンジ符号化手段
11106 平滑化関数符号化手段 11201 x方向フィルタリング11202 y方向フィルタリング 11203 勾配検出
11204 勾配方向検出 11205 非極大値抑制
11206 平均勾配検出 11207 平滑化関数構成
11401 平滑化フィルタステップ2
11402 平滑化フィルタステップ3
11403 平滑化フィルタステップ4
11404 平滑化フィルタ係数表
11601 モルフォロジーフィルタ1
11602 モルフォロジーフィルタ2
11603 モルフォロジーフィルタ3
11701 2値画像復号化手段 11702 平滑化関数復号化手段11703 ダイナミックレンジ復号化手段, 11704 2値多値変換手段
11801 ダイナミックレンジ推定手段, 11802 平滑化関数推定手段
11803 多値2値変換手段 11804 2値画像符号化手段
11805 ダイナミックレンジ符号化手段
11806 平滑化関数係数符号化手段 11901 x方向フィルタリング11902 y方向フィルタリング 11903 勾配検出
11904 勾配方向検出 11905 非極大値抑制
11906 平均勾配検出 11907 平滑化関数生成
12101 2値画像復号化手段
12102 平滑化関数係数復号化手段
12103 ダイナミックレンジ復号化手段
12104 2値多値変換手段 12201 多値2値変換手段
12202 2値画像符号化手段 12203 平滑化関数推定手段
12204 平滑化関数符号化手段 12301 2値画像復号化手段
12302 平滑化関数復号化手段 12303 2値多値変換手段
12601 多値2値変換手段 12602 2値画像符号化手段
12603 平滑化関数推定手段 12604 平滑化関数符号化手段12605 2値多値変換手段 12606 差分器
12607 残差符号化手段 12701 2値画像復号化手段
12702 平滑化関数復号化手段 12703 2値多値変換手段
12704 残差復号化手段 12705 加算器

Claims (22)

  1. 被符号化画像である対象多値画像から得られる画素値の平均勾配により平滑化関数の係数を推定し、平滑化関数を生成する平滑化関数推定手段と、
    記推定された係数を利用して得られる多値2値変換基準を用いて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換手段と、
    前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段と、
    前記生成された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段と、
    を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 被符号化画像である対象多値画像から2値画像を生成する多値2値変換手段と、
    前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段と、
    前記2値画像と前記対象多値画像から平滑化関数を生成する平滑化関数生成手段と、
    前記平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段と、
    を備えたことを特徴とする画像符号化装置であって、
    前記平滑化関数生成手段は、前記2値画像の中で最大画素値を持つ画素につき近傍画素の各画素値から中間値を置換値として求めることにより前記2値画像の前記最大画素値を置換し、輪郭近傍の前記求めた中間値が2画素以上の幅で存在する場合は、前記置換後の前記2値画像に対して前記置換値を求め、前記置換を再帰的に多段階に適用する、画像符号化装置。
  3. 前記平滑化関数は、前記近傍画素の2値パターンとそれに対する前記置換値からなる1以上のテーブルで表現されることを特徴とする請求項2記載の画像符号化装置。
  4. 前記2値画像を前記平滑化関数で平滑化して、多値画像を生成する2値多値変換手段と、
    前記2値多値変換手段により生成された多値画像と、前記多値2値変換手段において変換対象となった前記多値画像との残差成分を符号化する残差成分符号化手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の画像符号化装置。
  5. 前記対象多値画像からダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ推定手段と、
    前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力するダイナミックレンジ符号化手段とを備え、
    前記多値2値変換手段は、前記ダイナミックレンジをも加味して前記2値画像を生成することを特徴とする請求項1、又は2記載の画像符号化装置。
  6. 被符号化画像である対象多値画像に対応した多値2値変換基準に基づいて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換手段と、
    前記2値画像に適用したとしたら元の多値画像が実質的に再現できる平滑化関数を推定する平滑化関数推定手段と、
    前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化手段と、
    前記推定された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化手段と、
    前記対象多値画像の画素値の最大値と最小値からダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ推定手段と、
    前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力するダイナミックレンジ符号化手段とを備え、
    前記多値2値変換手段は、前記ダイナミックレンジをも加味して前記2値画像を生成することを特徴とする画像符号化装置。
  7. 請求項1、2、又は6記載の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換手段と、
    を備えたことを特徴とする画像復号化装置。
  8. 請求項5記載の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
    前記符号化データの内、前記ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、ダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ復号化手段と、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化し、前記復号化されたダイナミックレンジで画素値変換し、多値画像を得る2値多値変換手段と、
    を備えたことを特徴とする画像復号化装置。
  9. 請求項3記載の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換手段とを備え、
    前記復号化された平滑化関数は、近傍画素の2値パターンとそれに対する置換値からなる1以上のテーブルで表現されることを特徴とする画像復号化装置。
  10. 前記2値多値変換手段は、前記テーブルで表現される平滑化関数により、前記2値画像に対して画素置換を再帰的に多段階に適用して多値画像を得ることを特徴とする請求項9記載の画像復号化装置。
  11. 請求項4記載の画像符号化装置により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化手段と、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化手段と、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換手段と、
    前記残差成分を復号化する残差成分復号化手段とを備え、
    前記2値多値変換手段からの出力に前記復号化された残差成分を加算することにより出力画像を得ることを特徴とする画像復号化装置。
  12. 被符号化画像である対象多値画像から得られる画素値の平均勾配により平滑化関数の係数を推定し、平滑化関数を生成する平滑化関数推定ステップと
    記推定された係数を利用して得られる多値2値変換基準を用いて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換ステップと、
    前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化ステップと、
    前記生成された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像符号化方法。
  13. 被符号化画像である対象多値画像から2値画像を生成する多値2値変換ステップと、
    前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化ステップと、
    前記2値画像と前記対象多値画像から平滑化関数を生成する平滑化関数生成ステップと、
    前記平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像符号化方法であって、
    前記平滑化関数生成ステップは、前記2値画像の中で最大画素値を持つ画素につき近傍画素の各画素値から中間値を置換値として求めることにより前記2値画像の前記最大画素値を置換し、輪郭近傍の前記求めた中間値が2画素以上の幅で存在する場合は、前記置換後の前記2値画像に対して前記置換値を求め、前記置換を再帰的に多段階に適用する、画像符号化方法。
  14. 前記平滑化関数は、前記近傍画素の2値パターンとそれに対する前記置換値からなる1以上のテーブルで表現されることを特徴とする請求項13記載の画像符号化方法。
  15. 前記2値画像を前記平滑化関数で平滑化して、多値画像を生成する2値多値変換ステップと、
    前記2値多値変換ステップにおいて生成された多値画像と、前記多値2値変換ステップにおいて変換対象となった前記多値画像との残差成分を符号化する残差成分符号化ステップと、
    を更に備えたことを特徴とする請求項13記載の画像符号化方法。
  16. 前記対象多値画像からダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ推定ステップと、
    前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力するダイナミックレンジ符号化ステップとを備え、
    前記多値2値変換ステップは、前記ダイナミックレンジをも加味して前記2値画像を生成することを特徴とする請求項12、又は13記載の画像符号化方法。
  17. 被符号化画像である対象多値画像に対応した多値2値変換基準に基づいて、前記多値画像を2値画像に変換する多値2値変換ステップと、
    前記2値画像に適用したとしたら元の多値画像が実質的に再現できる平滑化関数を推定する平滑化関数推定ステップと、
    前記2値画像を符号化し、2値画像符号化データとして出力する2値画像符号化ステップと、
    前記推定された平滑化関数を符号化し、平滑化関数符号化データとして出力する平滑化関数符号化ステップと、
    前記対象多値画像の画素値の最大値と最小値からダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ推定ステップと、
    前記ダイナミックレンジを符号化し、ダイナミックレンジ符号化データとして出力するダイナミックレンジ符号化ステップとを備え、
    前記多値2値変換ステップは、前記ダイナミックレンジをも加味して前記2値画像を生成することを特徴とする画像符号化方法。
  18. 請求項12,13,又は17記載の画像符号化方法により符号化された各種符号化データを入力とするステップと、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化ステップと、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化ステップと、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像復号化方法。
  19. 請求項16記載の画像符号化方法により符号化された各種符号化データを入力とするステップと、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化ステップと、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化ステップと、
    前記符号化データの内、前記ダイナミックレンジ符号化データを復号化し、ダイナミックレンジを得るダイナミックレンジ復号化ステップと、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化し、前記復号化されたダイナミックレンジで画素値変換し、多値画像を得る2値多値変換ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像復号化方法。
  20. 請求項14記載の画像符号化方法により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化ステップと、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化ステップと、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換ステップとを備え、
    前記復号化された平滑化関数は、近傍画素の2値パターンとそれに対する置換値からなる1以上のテーブルで表現されることを特徴とする画像復号化方法。
  21. 前記2値多値変換ステップは、前記テーブルで表現される平滑化関数により、前記2値画像に対して画素置換を再帰的に多段階に適用して多値画像を得ることを特徴とする請求項20記載の画像復号化方法。
  22. 請求項15記載の画像符号化方法により符号化された各種符号化データを入力とする手段と、
    前記符号化データの内、前記2値画像符号化データを復号化し、2値画像を得る2値画像復号化ステップと、
    前記符号化データの内、前記平滑化関数符号化データを復号化し、平滑化関数を得る平滑化関数復号化ステップと、
    前記復号化された2値画像を前記復号化された平滑化関数により平滑化して、多値画像を得る2値多値変換ステップと、
    前記残差成分を復号化する残差成分復号化ステップとを備え、
    前記2値多値変換ステップからの出力に前記復号化された残差成分を加算することにより出力画像を得ることを特徴とする画像復号化方法。
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