JP2001085999A - 画像圧縮および伸張装置 - Google Patents

画像圧縮および伸張装置

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JP2001085999A JP25709599A JP25709599A JP2001085999A JP 2001085999 A JP2001085999 A JP 2001085999A JP 25709599 A JP25709599 A JP 25709599A JP 25709599 A JP25709599 A JP 25709599A JP 2001085999 A JP2001085999 A JP 2001085999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像を効率的に圧縮し、かつ画質の劣化を抑え
ながら原画像を復元する。 【解決手段】画像圧縮装置10内に、縮小画像生成部1
1、変換モード設定部12、フルーエンシー変換部1
3、差分値生成部14、DCT演算部15、符号量算定
部16、最適モード選択部17、ハフマン符号化部18
を設ける。縮小画像生成部11において、原画像データ
を縮小して縮小画像データを生成する。フルーエンシー
変換部13において、変換モード設定部12で設定され
た変換モードにしたがって、変換縮小画像データから拡
大画像データを生成し、差分値生成部14において、原
画像データと拡大画像データとの差分値を算出する。D
CT演算部15において差分値をDCT演算し、符号量
算定部16において差分DCT係数の符号量を算定す
る。複数の変換モードの中で最も符号量が少ない変換モ
ードを最適モード選択部17において定め、最適モード
に応じた差分DCT係数をハフマン符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー静止画像で
ある原画像の画素数を低減させることで画像を圧縮し、
画素数が低減された画像から原画像を復元するための画
像圧縮および伸張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像圧縮処理方法として、複数の
画素ブロックで構成されるデジタルの原画像に対し、画
素ブロック毎に平均値となる平均画素値を算出し、その
平均画素値から成る画像を縮小画像データとして記録媒
体に記録するものが知られている。画素数が縮小された
画像を伸張する場合、線形補間などの補間処理を施すこ
とにより、原画像に対応する画像が生成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧縮処理過
程において原画像の情報が一部欠落するため、補間処理
を施しても、圧縮処理される前の各画素の値と補間処理
によって生成される各画素の値は必ずしも一致しない。
すなわち、圧縮、伸張過程において、画質劣化が生じ、
縮小された画像データから原画像そのものを復元するこ
とができない。
【0004】本発明は、画像を効率的に圧縮し、かつ画
質の劣化を抑えながら原画像を復元することができる画
像圧縮および伸張装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像圧縮装置
は、複数の画素から成る第1のブロックにより構成され
るデジタルの原画像データを、原画像データの画素数よ
りも少ない画素から成る縮小画像データに変換する縮小
画像生成手段と、縮小画像データに対し、複数の変換モ
ードをもつフルーエンシー(Fluency )変換を適用させ
ることにより、第1のブロックに対応する第2のブロッ
クで構成される拡大画像データを、変換モードにしたが
って生成するフルーエンシー変換手段と、複数の変換モ
ードの中から1つの変換モードを設定する変換モード設
定手段と、拡大画像データと原画像データの差である差
分値を算出する差分値算出手段と、差分値に対して直交
変換を施すことにより、直交変換係数を生成する直交変
換手段と、直交変換係数のエントロピー符号化に対する
符号量を、複数の変換モードについてそれぞれ計算する
符号量算定手段と、複数の変換モードの中で、符号量が
最も少ない変換モードを最適モードに定める変換モード
最適化手段と、最適モードに応じた直交変換係数をエン
トロピー符号化することによって、符号ビットを生成す
るエントロピー符号化手段とを備えたことを特徴とす
る。このように原画像データと拡大画像データとの差で
ある差分値を算出し、その差分値をエントロピー符号化
することにより、効率的に画像を圧縮することができる
とともに、画像伸張処理において、原画像データとほぼ
同じ画像を復元することができる。さらに、最も符号量
が少ない変換モードを最適モードとして定めることによ
り、記録する符号ビットの符号量が少なくて済む。
【0006】画像圧縮装置は、最適モードと縮小画像デ
ータを記録媒体に記録する記録手段をさらに有すること
が望ましい。
【0007】第1および第2のブロックは、8×8=6
4個の画素から成ることが望ましい。このとき、縮小画
像データ生成手段は、第1のブロックにおける画素の平
均値をブロック毎に算出し、算出された平均値を縮小画
像の画素値として定めることによって、縮小画像データ
を生成することが望ましい。これにより、各ブロックに
おける平均値から成る縮小画像データが生成される。
【0008】フルーエンシー変換手段は、縮小画像デー
タの各画素値に対して次式に示すフルーエンシー変換を
施すことにより、縮小画像データを拡大画像データに変
換することが望ましい。
【数式2】 ただし、F(u)を縮小画像データの画素値と定め、f
(t)をその出力値と定める。φ(t,u)は、フルー
エンシー関数空間 mSの関数であり、関数空間のm(=
1、2、3・・・)は、微分可能性を示すパラメータで
ある。なお、p、qは任意の整数である。これにより、
縮小画像データの画素値は、連続的な関数値に変換され
る。
【0009】フルーエンシー変換手段は、縮小画像デー
タの各画素値に対してフルーエンシー変換による出力値
を生成した後、第2ブロックにおける各画素の位置に対
応するフルーエンシー変換の出力値の総和を第2のブロ
ックの画素値と定めることが望ましい。これにより、生
成される拡大画像データにおいて、各画素間における画
素値の変化は、滑らかになる。さらに、フルーエンシー
変換手段は、フルーエンシー変換により、縮小画像デー
タの画素値から水平方向に沿った複数の画素値をまず生
成し、その後、水平方向に沿った複数の画素値に基づい
て、フルーエンシー変換により垂直方向に沿った複数の
画素値を生成することによって、第2のブロックを生成
することが望ましい。このようなフルーエンシー変換を
適用することにより、線形補間に比べ、より原画像に近
い拡大画像データが得られ、各画素毎の差分値が小さく
なり、符号量を抑えることができる。
【0010】変換モードは、パラメータmの値であるこ
とが望ましい。このパラメータmの値を変えることで、
フルーエンシー変換の出力値を変えることが可能とな
る。
【0011】直交変換手段は、差分値に対してDCT
(離散コサイン変換)演算を施すことを施すことが望ま
しい。また、エントロピー符号化手段は、直交変換係数
に対してハフマン符号化を施すことが望ましい。この場
合、符号量算定手段は、直交変換係数のハフマン符号化
に対する符号量を算出する。これにより、差分値はDC
T演算により差分DCT係数に変換され、また、ハフマ
ン符号化により符号ビットが生成される。
【0012】変換モード最適化手段は、複数のパラメー
タの中で、符号量が最も少ない時のパラメータを最適パ
ラメータとして定めることが望ましい。これにより、最
も符号量の少ない変換モードによる符号ビットが生成さ
れ、圧縮率が向上する。
【0013】さらに、変換モード最適化手段は、拡大画
像データを構成する第2のブロック1つずつに対して最
適パラメータを順次定めていくことが望ましい。これに
より、各ブロックの画像データに応じて変わる最適パラ
メータをそれぞれ求めることができる。
【0014】画像圧縮装置は、直交変換係数を量子化す
ることにより量子化直交変換係数を生成し、ハフマン符
号化手段へ量子化直交変換係数を送る量子化手段を有す
ることが望ましい。これにより、さらに画像を効率的に
圧縮することができる。この場合、符号量算定手段は、
量子化直交変換係数のエントロピー符号化に対する符号
量を計算する。
【0015】本発明の画像伸張装置は、記録媒体に記録
された最適モードと縮小画像データおよび符号ビットを
読み出すデータ読み出し手段と、複数の変換モードをも
つフルーエンシー変換に対し、変換モードを前記最適モ
ードに設定する最適モード設定手段と、縮小画像データ
に対し、最適モードによるフルーエンシー変換を適用さ
せることにより、原画像データに対応する拡大画像デー
タを生成する拡大画像生成手段と、符号ビットに対して
エントロピー復号化を施すことによって、直交変換係数
を復元するエントロピー復号化手段と、直交変換係数に
対して逆直交変換を施すことにより、差分値を復元する
差分値復元手段と、拡大画像データと差分値とに基づい
て原画像データを復元する画素値合成手段とを備えたこ
とを特徴とする。このような画像伸張処理手段により、
原画像データと略同じ拡大画像データが復元される。
【0016】エントロピー復号化手段は、符号ビットに
対してハフマン復号化を施すことが望ましい。また、逆
直交変換手段は、直交変換係数に対してIDCT(逆離
散コサイン変換)演算を施すことが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して本発明
の実施形態である画像圧縮および伸張装置について説明
する。
【0018】図1は、画像圧縮装置の電気的回路を示し
たブロック図である。図1を参照して、画像圧縮装置を
概略的に説明する。なお、本実施形態において、画像圧
縮装置はデジタルカメラ内に設けられている。
【0019】被写体Sにおいて反射した光は、レンズL
を介して、撮像素子31の受光面上に結像される。撮像
素子31の受光面には、レッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)のカラーフィルタがそれぞれ設け
られており、光電変換によって、各色に応じた画像信号
が発生する。R、G、Bに応じた画像信号は、A/D変
換器32においてデジタル信号に変換され、画像処理回
路(図示せず)において輝度データYおよび色差データ
Cb、Crに変換される。格納メモリ33には、輝度、
色差データ毎にメモリ領域が設けられており、輝度デー
タYおよび色差データCb、Crは、格納メモリ33の
各領域に一時的に格納される。なお、輝度データYおよ
び色差データCb、Crの原画像データは、8×8=6
4個の画素からなる複数の画素ブロック(第1のブロッ
ク)により構成されている。
【0020】輝度データYおよび色差データCb、Cr
は、格納メモリ33から読み出されると、画像圧縮装置
10に入力される。画像圧縮装置10は、縮小画像生成
部11、変換モード設定部12、フルーエンシー変換部
13、差分値生成部14、DCT(離散コサイン変換)
演算部15、符号量算定部16、最適モード選択部1
7、ハフマン符号化部18、記憶媒体Mから構成されて
いる。なお、画像圧縮装置10内において、輝度データ
Yおよび色差データCb、Crは、ブロック毎に圧縮処
理されるとともに、それぞれ別々に圧縮処理される。
【0021】縮小画像生成部11では、輝度データYお
よび色差データCb、Crに対し、縮小処理が各画素ブ
ロック毎に施される。これにより、原画像データの画素
数より少ない画素数で構成される縮小画像データが生成
される。ここでの画素数は、原画像の64分の1であ
る。縮小画像データは、ICメモリなどの記録媒体Mの
画像データ記録領域M1に記録される。
【0022】本実施形態では、後述する画像伸張装置に
おける画像伸張処理において、フルーエンシー変換を適
用する。画像圧縮装置10では、伸張装置において原画
像と同じ画像データが復元されるように、あらかじめ縮
小画像データに対してフルーエンシー変換を施し、フル
ーエンシー変換により生成される画像データと原画像デ
ータとの差分を求め、その差分を符号化する。符号化に
は、静止画像の圧縮符号方式として標準化されているJ
PEG(Joint Photographic coding ExpertsGroup)方
式を適用する。
【0023】フルーエンシー変換部13では、縮小画像
データがフルーエンシー変換される。フルーエンシー変
換は複数の変換モードを有しており、変換モード設定部
12において、複数ある変換モードの中から1つの変換
モードが設定されている。設定された変換モードに応じ
たフルーエンシー変換が縮小画像データに対して施され
ると、原画像データに対応する拡大画像データが得られ
る。この拡大画像データは、原画像データと同じ画素数
(サイズ)で構成される。
【0024】差分値生成部14では、フルーエンシー変
換部13において生成された拡大画像データと原画像デ
ータとの差である差分値が算出される。DCT演算部1
5では、差分値に対してDCT演算(離散コサイン変
換)が施され、差分値は差分DCT係数に変換される。
DCT演算は直交変換の1つであり、各ブロックを空間
周波数毎に分解する。
【0025】符号量算定部16では、差分DCT係数の
ハフマン符号化に対する符号量が計算される。すなわ
ち、差分DCT係数に対してハフマン符号化に必要なビ
ット長が算出される。フルーエンシー変換部13では、
設定可能な変換モードの数だけ縮小画像データに対しフ
ルーエンシー変換が順次施されている。そのため、符号
量算定部16においても、変換モードに応じた符号量が
順次算出される。最適モード選択部17では、複数の変
換モードの中で、符号量が最小となる変換モードが最適
モードとして定められる。最適モードは、記録媒体Mの
モード記録領域M2に記録される。
【0026】最適モードによるフルーエンシー変換が縮
小画像データに施され、差分値生成部14、DCT演算
部15を介して拡大画像データが差分DCT係数に変換
されると、ハフマン符号化部18では、差分DCT係数
がハフマン符号化され、符号ビットが生成される。符号
ビットは、データとして記録媒体Mのビットデータ記録
領域M3に記録される。
【0027】図2は、第1の実施形態である画像伸張装
置の電気的回路を示したブロック図である。
【0028】画像伸張装置20は、記憶媒体M、最適モ
ード設定部21、拡大画像生成部22、ハフマン復号化
部23、IDCT(逆離散コサイン変換)演算部24お
よび画素値合成部25から構成されており、記録媒体M
には、図1の画像圧縮装置10により得られた縮小画像
データ、最適モードおよび符号ビットが記録されてい
る。
【0029】最適モード設定部21では、最適モードが
読み出され、読み出された最適モードがフルーエンシー
変換の変換モードとして定められる。そして、拡大画像
生成部22では、縮小画像データが読み出されるととも
に、最適モードに従ったフルーエンシー変換が縮小画像
データに対して施される。
【0030】ハフマン復号化部23では、符号ビットが
ビットデータ記録領域M3から読み出され、符号ビット
に対してハフマン復号化が施される。ハフマン復号化
は、ハフマン符号化と逆の作用であり、符号ビットから
差分DCT係数が復元される。そして、IDCT演算部
24では、差分DCT係数に対してIDCT演算が施さ
れる。IDCT演算は、DCT演算と逆の演算であり、
差分DCT係数は差分値に変換される。
【0031】画素値合成部25では、拡大画像生成部2
2において生成された拡大画像データに対し、IDCT
演算部24において得られた差分値が減じられる。これ
により、原画像データが復元される。復元された原画像
データは、格納メモリ33に送られる。なお、DCT演
算、IDCT演算により生じる誤差は微小であることか
ら、本実施形態による画像圧縮および伸張処理に関して
は、実質的に可逆とみなすことができる。
【0032】格納メモリ33に格納された輝度データY
および色差データCb、Crの原画像データは、外部の
表示装置(図示せず)などに送り出される。これによ
り、原画像が画面上で再生表示される。
【0033】図3は、図1の画像圧縮装置10において
縮小処理される原画像データを示す図である。図3を参
照して、1つのブロックに対する縮小画像生成部11の
作用を説明する。
【0034】原画像データは、1024×512の画素
値Pvuから成り、8×8=64個の画素から成るブロッ
クB毎にそれぞれ分割されている。図3には、左上隅の
ブロックを原点として水平方向にsブロック目、垂直方
向にtブロック目に位置するブロックB0を示してい
る。なお、原画像データにおいて、左上隅を原点とし、
水平右方向をu座標、垂直下方向をv座標とする。
【0035】縮小画像生成部11(図1参照)では、各
ブロックを構成する8×8の画素値Pvuの平均値がブロ
ック毎に求められ、これにより縮小画像データRが生成
される。例えば、水平方向にsブロック目、垂直方向に
tブロック目に位置するブロックB0は、次式において
縮小画像データRの画素値Rtsに変換される。画素値R
tsは、水平方向にs画素目、垂直方向にt画素目に位置
する。
【0036】
【数式3】
【0037】このような平均値算出を各ブロック毎に施
すことによって、画素数が原画像データよりも少ない縮
小画像データRが生成される。すなわち、原画像データ
が圧縮される。縮小画像データRの画素数は、原画像デ
ータの1/64である。
【0038】図4は、図1の画像圧縮装置10における
フルーエンシー変換部13(および図2の画像伸張装置
20における拡大画像生成部22)において実行され
る、縮小画像データRに対する伸張処理(拡大処理)を
示した図である。
【0039】縮小画像データRの各画素値は、フルーエ
ンシー変換により、8×8=64個の画素からなるブロ
ックB’(第2のブロック)に変換される。例えば、画
素値Rtsに対してフルーエンシー変換を適用させると、
まず、水平方向に沿った8つの画素値で構成されるブロ
ックIが生成され、次に、水平方向の8つの画素値から
垂直方向に沿った画素値が生成される。これにより、8
×8=64個の画素からなるブロックB0’が形成され
る。ブロックB0’は、原画像データにおけるブロック
B0に対応する。
【0040】ブロックB0’の画素値を、I’yx(0≦
x≦7、0≦y≦7)として表す。このとき、I’
yxは、次の関係式を満たす。
【0041】
【数式4】
【0042】縮小画像データRのすべての画素値につい
てフルーエンシー変換が施されると、原画像データと同
じ画素数(サイズ)で構成される拡大画像データJvu
得られる。
【0043】図5、図6を用いて、画像圧縮装置10に
おける差分値生成部14、DCT演算部15、ハフマン
符号化部18(図1参照)において実行される処理を具
体的に1つのブロックB0’を対象にして説明する。た
だし、原画像データPvuのブロックB0において、水平
方向にx座標、垂直方向にy座標を設定する。
【0044】図5には、ブロックB0と、ブロックB
0’と、差分値行列Dと、差分DCT係数行列Cがそれ
ぞれ8×8のマトリクスで例示されている。各マトリク
スの要素は、それぞれ原画像データPyx、拡大画像デー
タI’yx、差分値Dyx、差分DCT係数Cjiと表され
る。
【0045】差分DCT係数Cjiにおける添字jは、添
字yと同じように垂直方向の位置を示し、また、添字i
は、添字xと同じように水平方向の位置を示す。例え
ば、j=1、i=1の場合、差分DCT係数Cjiの値は
0である。
【0046】まず、ブロックB0の画素Pyxと対応する
ブロックB0’の画素Jyxとの差である差分値Dyxが、
各画素毎に次式で求められる。
【0047】
【数式5】
【0048】例えば、原画像データP10(=74)と拡
大画像データI’10(=77)を(4)式に代入するこ
とにより、差分値D10(=3)が求められる。
【0049】次に、差分値行列Dの各差分値Dyxは、D
CT演算によって差分DCT係数C jiに変換される。差
分DCT係数行列Cの中において、位置(0,0)にあ
る差分DCT係数C00はDC成分であり、残りの位置に
ある差分DCT係数CjiはAC成分である。DC成分
は、差分値行列Dの各差分値Dyxの平均値を示してお
り、空間周波数は0である。一方、AC成分は、差分D
CT係数C01ないしC10から差分DCT係数C77に向か
って、より高い空間周波数の成分の値が差分DCT係数
行列Cの中にどれほどあるかを示す。このように差分値
行列Dは、DCT演算によって空間周波数成分毎に分解
され、差分DCT係数行列Cに変換される。
【0050】図6は、図5に示した差分DCT係数行列
Cに対するハフマン符号化を示している。
【0051】本実施形態では、差分値Dyxに対するDC
T演算を実行しているため、DC成分である差分DCT
係数C00は0の値に近い。したがって、ハフマン符号化
の際には、差分DCT係数行列Cに対し、AC成分に対
するハフマン符号化のみ実行する。
【0052】差分DCT係数行列Cは、図6に示す矢印
方向の順に沿ってジグザグスキャンされ、1次元の列に
並び替えられる。そして、1次元の列(−2、−20、
−18,9,0、−14,0、−2・・・・)に対し、
以下に述べるように、左から順に符号化される。
【0053】1次元の列に並べられた差分DCT係数C
jiのうち、値が0以外の差分DCT係数Cjiは、グルー
プ表(図示せず)によりグループ分けされ、対応するグ
ループのグループ番号Hに基づいて付加ビットが求めら
れる。また、差分DCT係数Cjiが0である場合、0が
連続する長さ、すなわちゼロラン長Zが求められる。
【0054】そして、グループ番号Hとゼロラン長Zに
基づいてハフマンテーブル(図示せず)を参照すること
により、符号語が求められる。この符号語と付加ビット
を組み合わせることにより、符号ビットが得られる。
【0055】例えば、差分DCT係数C10(=−18)
の場合、グループ番号H=5であることから、付加ビッ
ト「01101」が得られる。このとき、前後に0の差
分DCT係数Cjiが存在しないためゼロラン長Z=0で
あることから、グループ番号H+ゼロラン長Zは、図6
に示すように、「05」と表される。そして、グループ
番号H=5およびゼロラン長Z=0に基づいてハフマン
テーブルを参照することにより、符号語「11010」
が得られる。したがって、符号ビットは、符号語と付加
ビットを組み合わせた「1101001101」とな
る。他の差分DCT係数Cjiに対しても、ハフマン符号
化が同様に施され、1ブロック分の符号ビットが生成さ
れる。
【0056】このようなハフマン符号化が1画像分に対
して施されると、符号ビットはビット列データとしてビ
ットデータ記録領域M3(図1参照)に記録される。グ
ループ表およびハフマンテーブルに関しては、従来の画
像圧縮装置に使用されているデフォルトのテーブルを適
用する。
【0057】なお、画像伸張装置20では、符号ビット
に対し、ハフマン復号化およびIDCT演算の処理、す
なわち、図5、6で示した処理と逆の順による処理が施
される。
【0058】図7〜図10を参照して、フルーエンシー
変換について説明する。フルーエンシー変換は、フルー
エンシー(Fluency)関数に基づいた変換であるので、始
めに、フルーエンシー関数空間およびフルーエンシー関
数を説明し、その後、直交変換であるフルーエンシー変
換について述べる。
【0059】フルーエンシー関数は、様々な信号を適切
に表現できる関数として従来知られており、例えば、
「数理科学No.363, pp8-12(1993)」(以下、文献1とい
う)に開示されている。
【0060】まず、フルーエンシー関数の関数空間につ
いて定義する。下に示すように、(5)式で示される矩
形関数により生成される階段状関数からなる関数を
(6)式で示すとき、関数空間 mSは、(7)式で定義
される。ただし、(6)式のbnは、係数である。
【0061】
【数式6】
【0062】関数空間 mSのmは、(m−2)回連続微
分可能な高々(m−1)次の区分的多項式から関数が成
り立っていることを意味する。また、(7)式では、畳
み込み積分が施されていることを示している。
【0063】この一連の関数空間 mSが、連続微分可能
性mをパラメータとして、階段状関数空間(m=1)か
らフーリエ帯域制限関数空間(m→∞)までを結びつけ
る関数空間となっている。関数空間 mSを特徴づける、
インパルス応答に相当する関数系は、標本化基底とその
双直交基底の組として双直交標本化定理により導出され
ており、この定理において、任意の関数f∈ mSは、標
本値fn : =f(n)に対して、次の(8)、(9)式
を満たす。
【0064】
【数式7】
【0065】(8)式は、標本値から導出されたフルー
エンシー変換関数を示し、標本値列を展開係数とする関
数の展開形式を表している。また、(9)式は、フルー
エンシー変換関数から導出されたフルーエンシー逆変換
関数を示しており、関数からその標本値列を得る作用素
を積分変換の形式で表している。なお、p、qは、任意
の整数であり、(9)式においてφの上部に示されたバ
ー(横線)は、φの共役複素数をとることを示してい
る。
【0066】また、関数空間 mSにおいて、mを無限大
とする極限でフーリエ変換に一致するという意味での周
波数概念の一般化を与え、 mSの高調波構造を特徴付け
る直交変換は、フルーエンシー直交変換定理により導入
されており、この定理において、任意の関数f∈ m
は、(10)、(11)式を満たす。ただし、φ(t,
u)は、 mSの関数であり、Dirac のδ関数を用いて表
される。なお、uは任意の変数である。
【0067】
【数式8】
【0068】本実施形態では、(10)式をフルーエン
シー直交変換、(11)式をフルーエンシー逆直交変換
として表す。このような双直交標本化定理や直交変換な
どを含めた枠組みを、フルーエンシー解析と呼ぶ。
【0069】(10)式のフルーエンシー直交変換は、
離散的なサンプル(標本値)を連続的な関数値に変換さ
せることが可能である。そこで、本実施形態では、直交
変換であるフルーエンシー変換(10)式を利用して、
縮小された画像に拡大処理を施す。すなわち、縮小画像
データRの各画素値に対して(10)式のフルーエンシ
ー変換を適用し、出力される連続的な関数値に基づいて
拡大画像データJvuを生成する。
【0070】そこで、まず具体的にパラメータmの値を
設定した時のフルーエンシー関数を示す。
【0071】関数空間 mSにおいて、パラメータmを順
次1、2・・・としたときのフルーエンシー関数を求め
ていく。フルーエンシー関数の最も簡単な関数系は、
(5)式で示した矩形関数χ(t)を(6)式のf
(t)∈ 1Sとし、このf(t)を(7)式における関
数g∈ 1Sとした関数である。すなわち、入力値として
矩形関数の代わりにδ関数を用いることで出力f(t)
1Sを矩形関数とし、(7)式において関数空間 m-1
Sから関数空間 mSへの変換のために施される畳み込み
の関数にf(t)を適用させる。
【0072】入力値(標本値)χn を、t=τの時に
1、それ以外のときに0であるδ関数とする(図7参
照)。m=1の場合、その出力であるフルーエンシー関
数f(t)は、次式で表される。
【0073】
【数式9】
【0074】m=1でのフルーエンシー関数は、図7に
示すように、矩形関数となる。そして、パラメータm=
2である時のフルーエンシー関数g(t)は、次式で示
すように、この矩形関数とf(t)との畳み込み積分に
より求められる。フルーエンシー関数g(t)は、図8
に示すように、三角形状関数となる。
【0075】
【数式10】
【0076】パラメータm=3、4・・・の場合も、同
様に畳み込み積分が施される。すなわち、パラメータ
(m−1)におけるフルーエンシー関数と(12)式の
f(t)との畳み込み積分が施されると、 m-1Sの関数
空間が mSの関数空間に変換され、これにより、パラメ
ータmにおけるフルーエンシー関数が生成される。
【0077】例えば、パラメータm=3の時、(13)
式で求められたg(t)とf(t)とのたたみ積分が施
されることにより、図8に示すような曲線状のフルーエ
ンシー関数h(t)が求められる。フルーエンシー関数
h(t)は、次式で表される。
【0078】
【数式11】
【0079】このように、パラメータmの値を変えてい
くことにより、フルーエンシー関数は様々な関数に変化
する。図7、8で示された、パラメータm=1、2、3
におけるフルーエンシー関数は、(8)式におけるφ
(t)の例となる基本的関数であり、文献1にも開示さ
れている。そして、本実施形態では、これら具体的に示
されたフルーエンシー関数に基づくフルーエンシー変換
を、縮小画像データRに対して施す。
【0080】なお、関数空間 m-1Sから mSへの変換
(m≧3)において、図7に示したf(t)をそのまま
畳み込みに使用すると、t=τで関数値が入力値の1と
ならない。そこで、本実施形態では、関数空間 m-1Sか
ら関数空間 mSへの変換時(m≧3)において畳み込み
に使用されるf(t)を、図7ではなく図9に示すよう
な形状の関数を使用する。例えば、m=3のとき、f
(t)は、次式で表される。
【0081】
【数式12】
【0082】関数f(t)は、面積が1になるように正
規化されており、これにより、フルーエンシー関数は、
正規系をなす。したがって、t=τの値は、常に1とな
る。
【0083】図10は、縮小画像データRの画素値およ
びそれに対応する拡大画像データJ vuの画素値をそれぞ
れグラフで示した図である。ここでは、フルーエンシー
変換による画素値生成について説明するため、水平方向
へのフルーエンシー変換を取り上げる。
【0084】一例として、縮小画像データRにおいて互
いに値が異なった隣接する3つの画素値Rts-1、Rts
ts+1に対し、(10)式に示すフルーエンシー変換を
水平方向へ適用させる。ただし、入力値F(u)は、縮
小画像データRの画素値である。
【0085】出力となるf(t)の関数形状は、図7、
図8で示したフルーエンシー関数に対応する。すなわ
ち、(10)式のフルーエンシー直交変換により、サン
プルである画素値が連続的な関数の値に変換される。
【0086】例えば、パラメータm=1の場合、画素値
tsに対するフルーエンシー変換の出力関数fs は矩形
関数となり、生成されるブロックIの8つの水平方向の
画素値は、それぞれ同じ値となる。本実施形態では、こ
の矩形関数の出力範囲Lを、ブロックIの8画素と対応
させており、パラメータm=1である場合、画素値R
ts-1、Rts+1に対するフルーエンシー変換の出力
s-1 、fs+1 は、画素ブロックIにおける画素値の算
出に影響しない。なお、水平方向へのフルーエンシー変
換によって生成された各画素値を、それぞれ縦棒線Qで
示す。
【0087】パラメータm=2の場合、3つの画素値R
ts-1、Rts、Rts+1がそれぞれ(10)式によりフルー
エンシー変換されると、出力f(t)は、それぞれ図1
0で示すような三角形状の関数fs-1 、fs 、fs+1
なる。この場合、各出力の出力範囲において、お互いに
重なり合う部分が存在し(LとL’)、生成されるブロ
ックIの画素値は、各出力fs-1 、fs 、fs+1 の出力
値を加算した値となる。つまり、ブロックB0’におけ
る各画素の位置に応じたそれぞれの出力値の総和を、そ
の位置における画素値として算出する。
【0088】さらにパラメータmの値が大きくなると、
フルーエンシー変換による出力f(t)の出力範囲はよ
り広くなり、ブロックIの各画素値は、画素値Rts-1
ts +1だけでなく、それ以外の周辺画素値に対するフル
ーエンシー変換の出力値に基づいて算出される。
【0089】このように縮小画像データRの画素値に対
して(10)式のフルーエンシー変換を水平方向へ施す
と、水平方向に沿って画素値が生成される。したがっ
て、縮小画像データRの各画素値を水平方向、垂直方向
へ順次フルーエンシー変換することによって、離散的に
配置されたサンプル(縮小画像データの画素値)からサ
ンプル間の画素値が生成(補間)され、拡大画像データ
vuの生成が可能となる。
【0090】また、パラメータmを変えることによっ
て、生成される拡大画像データJvuの各画素値が変化す
る。このパラメータmが、フルーエンシー変換の変換モ
ードとなる。
【0091】図11〜図14を用いて、本実施形態にお
いて実行される、フルーエンシー変換による拡大画像デ
ータJvu(特にブロックB0’)の生成について説明す
る。
【0092】図11は、縮小画像データRに対する水平
方向のフルーエンシー変換を示した図である。なお、パ
ラメータmを1〜3の範囲で設定することを考慮し、生
成されるブロックIの水平方向の各画素値を算出するの
に必要となる縮小画像データRの画素値を、それぞれ
b、c、Rts、d、eで表す。また、ブロックIにおけ
る画素値の位置を、水平方向に沿って左から0、1、2
・・・7と順番で表す。
【0093】まず、縮小画像データRの各画素値に対
し、所定のパラメータm(1〜3)によるフルーエンシ
ー変換が水平方向に施される。このとき、画素値R
tsは、生成されるブロックI内の水平方向に沿った中心
(3番目と4番目の画素の間)位置に配置された状態で
フルーエンシー変換される。同じように、画素値b、
c、d、eに対しても、各ブロックの水平方向に沿った
中心位置において、フルーエンシー変換が施される。
【0094】図12は、ブロックIにおける水平方向の
各画素値を算出する式を示した表である。この表では、
パラメータmが1〜3の時の算術式をそれぞれ示してお
り、これらの式は(10)式に基づいて得られる。な
お、ブロックIの各画素値を、水平方向の画素値の順0
〜7(図11参照)に対応させるように、それぞれI
0、I1、I2、・・・I7と表す。
【0095】パラメータm=1の場合、すべての画素値
I0、I1・・・I7が、縮小画像データRの画素値R
tsの値となる(図10参照)。一方、パラメータm=2
の場合、画素値c、Rts、dに対するフルーエンシー変
換により得られるそれぞれの出力値に基づいて、ブロッ
クIの水平方向の8つの画素値I0〜I7が求められ
る。また、パラメータm=3の場合、画素値b、c、R
ts、d、eに対するフルーエンシー変換により得られる
それぞれの出力値に基づいて、8つの画素値I0〜I7
が求められる。
【0096】水平方向のフルーエンシー変換が施される
と、次に、生成された水平方向の8つの画素値に対し、
垂直方向のフルーエンシー変換が施される。
【0097】図13は、水平方向へのフルーエンシー変
換により生成された水平方向の画素値I0〜I7に対す
る垂直方向へのフルーエンシー変換を示した図である。
生成されるブロックB0’における垂直方向の各画素値
の位置に対しても、それぞれ垂直方向に沿って0〜7の
順序を設ける。また、パラメータmが1〜3であるフル
ーエンシー変換を考慮して、ブロックB0’の各画素値
を求めるために必要となる周辺画素値を、b、c、d、
eに加え、垂直方向に沿ってそれぞれf、g、h、kと
する。
【0098】縮小画像データRの各画素値に対して水平
方向にフルーエンシー変換が施されているため、画素値
f、g、h、kに関しても、水平方向に8つの画素値が
生成されている。例えば、縮小画像データRの画素値g
に対してフルーエンシー変換が施され、水平方向にg
0、g1、g2・・・g7の画素値が生成されている。
【0099】8つの画素値I0〜I7は、生成されるブ
ロックB0’の垂直方向に沿った中心位置(3番目と4
番目の画素値の間)において、それぞれ垂直方向に沿っ
てフルーエンシー変換される。他の画素値f0〜f7、
g0〜g7、h0〜h7、k0〜k7に対しても、同様
にフルーエンシー変換が施される。
【0100】ブロックB0’における各画素値I’
yxは、図12で示された算術式により求められる。ただ
し、画素値b、c、Rts、d、eの代わりに、それぞれ
f0〜f7、g0〜g7、I0〜I7、h0〜h7、k
0〜k7が用いられる。
【0101】図14では、パラメータm=1〜3の範囲
において、水平方向に沿って7番目に位置する8つの画
素値I’y7(y=0〜7)を求める算術式を示した表で
ある。例えば、パラメータm=2の場合、8つの画素値
I’y7は、3つの画素値g7、I7、h7に基づいてそ
れぞれ求められる。
【0102】このような水平方向、垂直方向のフルーエ
ンシー変換により、8×8=64個の画素から成るブロ
ックB0’が生成される。そして、フルーエンシー変換
が縮小画像データRのすべての画素値に対して施される
ことによって、拡大画像データJvuが生成される。
【0103】ところで、パラメータmを一定に定めた場
合、水平、垂直方向のフルーエンシー変換をすべての画
素値に対して同時に施すことにより、拡大画像データJ
vuが生成される。しかしながら、本実施形態では、生成
される拡大画像データJvuをより原画像データPvuに近
づけるため、拡大画像データJvuの各ブロックB’(縮
小画像データRの各画素値)毎にフルーエンシー変換の
パラメータmの値を設定する。
【0104】図15は、符号量が最小になるパラメータ
m(変換モード)を定めるモード最適化動作を示すフロ
ーチャートである。ここでは、ブロックB0’(B0)
に対する最適なパラメータmを求める。
【0105】ステップ101では、パラメータmが1に
設定される。そして、ステップ102では、m=1にお
ける符号量E(m)が計算される。符号量E(m)は、
差分DCT係数をハフマン符号化することにより生成さ
れる1ブロック分の符号ビットのビット長に等しい。
【0106】符号量算定部16において施される符号量
算定処理は、一部ハフマン符号化処理と異なる部分を有
する。まず、図6に示すように、差分DCT係数行列C
に対してジグザグスキャンを実行する。1次元に並べら
れた差分DCT係数Cjiのうち、0でない差分DCT係
数Cjiをグループ表によりグループ分けし、グループ番
号Hに対応する付加ビット長を求める。さらに、0であ
る差分DCT係数Cjiに基づいてゼロラン長Zが求めら
れることから、グループ番号Hとゼロラン長Zをハフマ
ンテーブルに照らし合わせることにより、符号語に応じ
た符号長を求める。そして、求められた符号長と付加ビ
ット長を順次組み合わせていくことによって、符号ビッ
トを生成せずに、1ブロック分のハフマン符号化に必要
となる符号量(ビット長)を算出する。
【0107】ステップ102では、パラメータm(1〜
3)の中で符号量E(m)が最小となるパラメータが1
に設定されるとともに、このときの符号量E(1)も最
小符号量Emin と設定される。以下では、符号量Eが最
小となる時のパラメータmを最適パラメータmdとして
表す。
【0108】ステップ103では、パラメータmに1が
加算され、新たに設定されたパラメータmでの符号量E
(m)が求められる。
【0109】ステップ104では、ステップ103にお
いて求められた符号量E(m)が最小符号量Emin より
も小さいか否かが判定される。
【0110】ステップ104において、符号量E(m)
が最小符号量Emin よりも小さいと判断されると、ステ
ップ105に移る。ステップ105では、新たに符号量
E(m)が最小符号量Emin として設定され、最適モー
ドmdがmに設定される。最小符号量Emin と最適モー
ドmdが設定されると、ステップ106に移る。
【0111】ステップ104において、符号量E(m)
が最小符号量Emin 以上である判断された場合、ステッ
プ105はスキップされ、ステップ106に移る。
【0112】ステップ106では、パラメータmが3で
あるか否かが判定される。パラメータmが3であると判
断されると、このモード最適化動作は終了する。パラメ
ータmが3ではないと判断されると、ステップ103に
戻る。
【0113】ステップ103〜106の実行が繰り返さ
れることにより、パラメータm=1〜3の中で符号量E
(m)が最小となる最適パラメータmdが求められる。
このようなステップ101〜106の実行は、すべての
ブロックに対して施される。
【0114】このように本実施形態によれば、画像圧縮
装置10において、原画像データP vuが画素数の少ない
縮小画像データRに変換され、記録媒体Mに記録され
る。そして、画像伸張装置20において、縮小画像デー
タRに対してフルーエンシー変換が施され、これにより
原画像データPvuに応じた拡大画像データJvuが生成さ
れる。画像伸張処理においてフルーエンシー変換を適用
することにより、線形補間に比べ、画素間の変化量が滑
らかな拡大画像データJvuが得られる。
【0115】画像圧縮装置10内において、縮小画像デ
ータRに対してフルーエンシー変換を施し、生成される
拡大画像データJvuと原画像データPvuとの差分値を算
出し、その差分値をハフマン符号化して記録媒体Mに記
録する。そして、画像伸張装置20では、生成される拡
大画像データJvuとハフマン復号化によって復元された
差分値とに基づいて、原画像データPvuが復元される。
すなわち、ブロックB0およびB0’に関して言えば、
次の(16)式に示すように、フルーエンシー変換によ
り生成された拡大画像データI’yxから差分値Dyxを減
じることによって、原画像データPyxが求められる。
【0116】
【数式13】
【0117】このように画像圧縮装置10内においてあ
らかじめフルーエンシー変換を施し、原画像データPvu
と拡大画像データJvuとの差である差分値を算出するこ
とによって、画像伸張処理において原画像データPvu
復元することができるとともに、差分値をハフマン符号
化することにより、記録媒体Mに記録される情報量(ビ
ットデータ量)を抑えることができる。すなわち、画質
劣化を抑えながら、効率的に画像を圧縮することができ
る。
【0118】また、画像伸張処理においてフルーエンシ
ー変換を適用していることにより、原画像データPvu
拡大画像データJvuとの各画素毎の差は、線形補間処理
に比べて小さい。すなわち、各差分値はいずれも小さな
値となる。これにより、ハフマン符号化により生成され
る符号ビットの情報量は抑えられ、効率的に画像を圧縮
することができる。
【0119】複数のパラメータm(1〜3)の中で最も
符号量が少なくなるパラメータmを最適パラメータとし
て定めることにより、記録媒体Mに記録される情報量が
さらに抑えられ、効率的に画像を圧縮することができ
る。さらに、ブロック毎に最適パラメータを定めること
により、記録される情報量をより抑えることができる。
【0120】なお、本実施形態では、差分DCT係数を
ハフマン符号化しているが、差分DCT係数を量子化す
る量子化部を、ハフマン符号化部18の入力側に設けて
もよい。ただし、量子化に用いられる量子化テーブルに
は、各量子化係数の値が小さい圧縮率の低いテーブルを
用いる。この場合、符号量算定部16では、差分DCT
係数が量子化され、量子化差分DCT係数のハフマン符
号化に対する符号量が算定される。
【0121】差分値に対する圧縮処理として、直交変換
の1つであるDCT演算を適用しいるが、代わりに、ア
ダマール変換を適用してもよい。この場合、画像伸張装
置20において、逆アダマール変換処理が施される。ま
た、エントロピー符号化の1つとしてハフマン符号化を
適用しているが、代わりに算術符号化などを適用させて
もよい。この場合、画像伸張装置20において、算術復
号化などが施される。
【0122】本実施形態では、画像圧縮装置10をデジ
タルカメラ内に設けたが、コンピュータにおける画像の
記録処理に適用させてもよい。
【0123】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像を効
率的に圧縮し、かつ画質の劣化を抑えながら原画像を復
元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である画像圧縮装置の電気的回
路を示したブロック図である。
【図2】画像伸張装置の電気的回路を示したブロック図
である。
【図3】原画像データに対する縮小処理を示した図であ
る。
【図4】縮小画像データに対する拡大処理を示した図で
ある。
【図5】差分値の生成および差分DCT係数の生成を示
した図である。
【図6】差分DCT係数行列に対するハフマン符号化を
示した図である。
【図7】フルーエンシー関数を示した図である。
【図8】フルーエンシー関数を示した図である。
【図9】正規化したフルーエンシー関数を示した図であ
る。
【図10】水平方向へのフルーエンシー変換により生成
される拡大画像データの画素値を示した図である。
【図11】水平方向のフルーエンシー変換を示した図で
ある。
【図12】水平方向の各画素値を求める算術式を示した
表である。
【図13】垂直方向のフルーエンシー変換を示した図で
ある。
【図14】垂直方向の画素値を求める算術式を示した表
である。
【図15】変換モードの最適化動作を示したフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 画像圧縮装置 11 縮小画像生成部 12 変換モード設定部 13 フルーエンシー変換部 14 差分値生成部 15 DCT演算部(直交変換手段) 16 符号量算定部 17 最適モード選択部(モード最適化手段) 18 ハフマン符号化部(エントロピー符号化手段) 20 画像伸張装置 21 最適モード設定部 22 拡大画像生成部 23 ハフマン復号化部(エントロピー復号化手段) 24 IDCT演算部(逆直交変換手段) 25 画素値合成部 B0 ブロック(第1のブロック) B0’ ブロック(第2のブロック) B ブロック(第1のブロック) B’ ブロック(第2のブロック) Cji 差分DCT係数(直交変換係数) Dyx 差分値 Pvu 原画像データ Jvu 拡大画像データ M 記録媒体(記録手段) m パラメータ(変換モード) md 最適パラメータ(最適モード)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月12日(2000.9.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】まず、ブロックB0の画素Pyx と対応す
るブロックB0’の画素I’yxとの差である差分値Dyx
が、各画素毎に次式で求められる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】ブロックB0’における各画素値I’yx
は、図14で示された算術式により求められる。ただ
し、画素値b、c、Rts、d、eの代わりに、それぞれ
f0〜f7、g0〜g7、I0〜I7、h0〜h7、k
0〜k7が用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】ところで、パラメータmを一定に定めた場
合、水平、垂直方向のフルーエンシー変換をすべての画
素値に対して同時に施すことにより、拡大画像データJ
vuが生成される。しかしながら、本実施形態では、生成
される拡大画像データJvuをより原画像データPvuに近
づけるため、拡大画像データJvuの各ブロックB’(換
言すると、縮小画像データRの各画素)毎にフルーエン
シー変換のパラメータmの値を設定する。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C055 AA03 AA06 BA06 CA03 EA02 EA04 FA22 HA31 5C059 KK38 MA00 MA22 MA23 MC01 MC11 MC38 ME02 ME11 PP01 PP14 PP16 SS11 SS14 SS26 TA01 TA47 TC02 TC04 TC18 TC24 TD03 TD05 UA02 UA05 5C076 AA21 AA22 BB40 5C078 AA09 BA21 BA23 BA57 CA14 DA00 DA01 DA02 DA07 DA22 DB18 5J064 AA01 AA02 BA09 BA16 BB01 BC02 BC25 BD01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素から成る第1のブロックによ
    り構成されるデジタルの原画像データを、前記原画像デ
    ータの画素数よりも少ない画素から成る縮小画像データ
    に変換する縮小画像生成手段と、 前記縮小画像データに対し、複数の変換モードをもつフ
    ルーエンシー(Fluency )変換を適用させることによ
    り、前記第1のブロックに対応する第2のブロックで構
    成される拡大画像データを、前記変換モードにしたがっ
    て生成するフルーエンシー変換手段と、 前記複数の変換モードの中から1つの変換モードを設定
    する変換モード設定手段と、 前記拡大画像データと前記原画像データの差である差分
    値を算出する差分値算出手段と、 前記差分値に対して直交変換を施すことにより、直交変
    換係数を生成する直交変換手段と、 前記直交変換係数のエントロピー符号化に対する符号量
    を、前記複数の変換モードについてそれぞれ計算する符
    号量算定手段と、 前記複数の変換モードの中で、前記符号量が最も少ない
    変換モードを最適モードに定める変換モード最適化手段
    と、 前記最適モードに応じた前記直交変換係数をエントロピ
    ー符号化することによって、符号ビットを生成するエン
    トロピー符号化手段とを備えたことを特徴とする画像圧
    縮装置。
  2. 【請求項2】 前記最適モード、前記縮小画像データお
    よび前記符号ビットを、記録媒体に記録する記録手段を
    さらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像圧
    縮装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のブロックが、8×
    8=64個の画素から成ることを特徴とする請求項1に
    記載の画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 前記縮小画像データ生成手段が、前記第
    1のブロックにおける画素の平均値をブロック毎に算出
    し、算出された前記平均値を前記縮小画像の画素値とし
    て定めることによって、前記縮小画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1もしくは請求項3に記載の画
    像圧縮装置。
  5. 【請求項5】 前記フルーエンシー変換手段が、前記縮
    小画像データの各画素値に対して次式に示すフルーエン
    シー変換を施すことにより、前記縮小画像データを前記
    拡大画像データに変換することを特徴とする請求項1に
    記載の画像圧縮装置。 【数式1】 ただし、F(u)を前記縮小画像データの画素値とし、
    f(t)をその出力値と定める。φ(t,u)は、フル
    ーエンシー関数空間 mSの関数であり、関数空間のm
    (=1、2、3・・・)は、微分可能性を示すパラメー
    タである。なお、p、qは任意の整数である。
  6. 【請求項6】 前記フルーエンシー変換手段が、前記縮
    小画像データの各画素値に対して前記フルーエンシー変
    換による出力値を生成し、前記第2ブロックにおける各
    画素の位置に対応する前記フルーエンシー変換の出力値
    の総和を前記第2のブロックの画素値と定めることを特
    徴とする請求項5に記載の画像圧縮装置。
  7. 【請求項7】 前記フルーエンシー変換手段が、前記フ
    ルーエンシー変換により、前記縮小画像データの画素値
    から水平方向に沿った複数の画素値をまず生成し、その
    後、前記水平方向に沿った複数の画素値に基づいて、前
    記フルーエンシー変換により垂直方向に沿った複数の画
    素値を生成することによって、前記第2のブロックを生
    成することを特徴とする請求項1もしくは請求項6に記
    載の画像圧縮装置。
  8. 【請求項8】 前記変換モードが、前記パラメータmの
    値であることを特徴とする請求項5に記載の画像圧縮装
    置。
  9. 【請求項9】 前記直交変換手段が、前記差分値に対し
    てDCT(離散コサイン変換)演算を施すことを特徴と
    する請求項1に記載の画像圧縮装置。
  10. 【請求項10】前記エントロピー符号化手段が、前記直
    交変換係数に対してハフマン符号化を施すことを特徴と
    する請求項1に記載の画像圧縮装置。
  11. 【請求項11】前記符号量算定手段が、前記直交変換係
    数のハフマン符号化に対する符号量を算出することを特
    徴とする請求項10に記載の画像圧縮装置。
  12. 【請求項12】前記変換モード最適化手段が、複数の前
    記パラメータの中で、前記符号量が最も少ない時のパラ
    メータを最適パラメータとして定めることを特徴とする
    請求項8もしくは請求項11に記載の画像圧縮装置。
  13. 【請求項13】前記変換モード最適化手段が、前記拡大
    画像データを構成する前記第2のブロック1つずつに前
    記最適パラメータを順次定めていくことを特徴とする請
    求項12に記載の画像圧縮装置。
  14. 【請求項14】前記直交変換係数を量子化することによ
    り量子化直交変換係数を生成し、エントロピー符号化手
    段へ前記量子化直交変換係数を送る量子化手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  15. 【請求項15】前記符号量算定手段が、前記量子化直交
    変換係数のエントロピー符号化に対する符号量を計算す
    ることを特徴とする請求項14に記載の画像圧縮装置。
  16. 【請求項16】請求項2に記載された画像圧縮装置によ
    り前記記録媒体に記録された前記最適モードと前記縮小
    画像データおよび前記符号ビットを読み出すデータ読み
    出し手段と、 複数の変換モードをもつフルーエンシー変換に対し、変
    換モードを前記最適モードに設定する最適モード設定手
    段と、 前記縮小画像データに対し、前記最適モードによるフル
    ーエンシー変換を適用させることにより、原画像データ
    に対応する拡大画像データを生成する拡大画像生成手段
    と、 前記符号ビットに対してエントロピー復号化を施すこと
    によって、直交変換係数を復元するエントロピー復号化
    手段と、 前記直交変換係数に対して逆直交変換を施すことによ
    り、差分値を復元する差分値復元手段と、 前記拡大画像データと前記差分値とに基づいて原画像デ
    ータを復元する画素値合成手段とを備えたことを特徴と
    する画像伸張装置。
  17. 【請求項17】前記エントロピー復号化手段が、前記符
    号ビットに対してハフマン復号化を施すことを特徴とす
    る請求項16に記載の画像伸張装置。
  18. 【請求項18】前記逆直交変換手段が、前記直交変換係
    数に対してIDCT(逆離散コサイン変換)演算を施す
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像伸張装置。
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