JP5158096B2 - 符号化用データ生成装置、符号化用データ生成方法、復号装置および復号方法 - Google Patents
符号化用データ生成装置、符号化用データ生成方法、復号装置および復号方法 Download PDFInfo
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Description
[0001]
本発明は、2次元信号の符号化や復号に用いられる符号化装置、符号化方法、符号化プログラム、復号装置、復号方法および復号プログラムに関する。
背景技術
[0002]
画像信号に代表される2次元信号を記録媒体に格納する場合や通信ネットワークを介して伝送する場合には、記録媒体や伝送路を効率的に利用するためにデータの圧縮あるいは符号化が不可欠である。例えば、DCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)を用いた符号化や予測符号化などの種々の方式が提案され、実際に使用されている。
[0003]
画像符号化方式は、対象とする画像の種別(自然画像または人工画像)や速度・圧縮率・機能などの面で多様化が進んでいる。機能の例としては、プログレッシブ復号(漸進的な高品質化)や誤り耐性などが挙げられる。プログレッシブ復号とは、符号データのうち一部だけを用いて低品質な画像を復元できるようにしたものであり、データを伝送しながら漸次的に高精細化していくなどの用途に用いられる。
[0004]
画像信号の形式としては、各ピクセルにR(赤)、G(緑)、B(青)の成分を持ち、かつピクセルが格子状に配置された画素構造が多く用いられる。これは、この構造が計算機で扱いやすく、また様々な画像情報を普遍的に扱うことができる(すなわち応用範囲が広い)からである。この形式に対応している符号化方式は多く、画像処理用のハードウェア(例えばLSIなど)が豊富に存在する。
[0005]
なお、RGB画像の圧縮では、RGB信号をYCbCrなどの輝度、色差の信号に変換して圧縮するものが多い。これは、人間の視覚が色の変化に鈍感であるため、色差の情報量を間引くことによって、高い圧縮率を達成できるためである。
[0006]
一方、現在、一般的なデジタルカメラでは、単板の感光センサとカラーフィルタアレイを利用してカラー画像を撮像する。よく利用されるカラーフィルタアレイとして、ベイヤー配列を採用したものがある。ベイヤー配列では、2×2の画素ブロック(2行2列の画素ブロック)ごとに赤および青がそれぞれ1画素、緑が2画素配置されている。以下、ベイヤー配列において、2×2の画素ブロックにおける赤、青の画素をR,Bと表記し、2つの緑の画素をG1,G2と表記する。
【0007】
一般的なカラー画像圧縮規格はこうした特殊な色成分配置に対応していないため、ベイヤー配列の画像の圧縮に関して、種々の独自形式が提案されている。例えば、特許文献1には、各色コンポーネント毎にグレースケール画像を生成し、JPEGアルゴリズムで圧縮する画像データ符号化方法が記載されている。また、例えば、特許文献2には、G1成分のみを抽出してグレースケール画像として符号化し、R,B,G2についてはG1との差分を符号化する画像圧縮方法が記載されている。
【0008】
また、特許文献3には、適応ゴロムライス符号化が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2006−94225号公報(段落0011,0012など)
【特許文献2】
特開2005−286415号公報(図6など)
【特許文献3】
米国特許第5764374号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1に記載の符号化方法では、符号化の際に、グレースケール用の符号化方式を利用しなければならず、RGB用の任意の符号化方式と組み合わせて利用することができない。すなわち、利用できる符号化方式が限定されてしまう。また、特許文献1に記載の符号化方法は、色成分毎に個別に符号化する方法であるため、符号データからRGB画像を得るためには全画素の全成分を復号する必要がある。
【0011】
また、特許文献2に記載の符号化方法は、2×2の画素ブロックごとに独自の色差変換を行って符号化するものであるため、特許文献1に記載の符号化方法と同様に、RGB用の任意の符号化方式で符号化を行うことができない。また、独自の色差変換を行って符号化するため、RGB画像を得るためには全画素の全成分を復号する必要がある。
【0012】
このように、特許文献1や特許文献2に記載された方法は、符号化方式が限定されているため、既存のRGBの符号化ハードウェア(LSIなど)と組み合わせて用いることが困難である。
[0013]
そこで、本発明は、カラーフィルタを用いた感光センサ画像などを符号化する場合に、RGB用の任意の符号化方式で符号化可能な符号化用データを生成することができ、また、全画素の全成分を復号しなくてもRGB画像を得られるようにすることができる符号化装置、符号化方法、符号化プログラムを提供することを目的する。また、そのような符号化用データから符号化されたデータを復号する復号装置、復号方法および復号プログラムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0014]
本発明の符号化装置は、各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出するカラー成分形成手段と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を1種以上抽出する単一成分形成手段と、
前記カラー成分形成手段が抽出した画素の組を符号化するカラー成分符号化手段と、
前記単一成分形成手段が抽出した単一成分に関する情報を符号化する単一成分符号化手段とを含み、
前記カラー成分符号化手段は、前記カラー成分形成手段が抽出した3原色の画素の各組を、該カラー成分の画素のみを参照して符号化を行うものであることを特徴とする。
[0015]
また、本発明の符号化方法は、各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出し、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を1種以上抽出し、
前記抽出した3原色の画素の各組を、該カラー成分の画素のみを参照して符号化を行い、
前記抽出した単一成分に関する情報を符号化することを特徴とする。
[0016]
また、本発明の符号化プログラムは、各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
コンピュータに、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出する機能と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を1種以上抽出する機能と、
前記抽出した3原色の画素の各組を、該カラー成分の画素のみを参照して符号化を行う機能と、
前記抽出した単一成分に関する情報を符号化する機能とを実行させることを特徴とする。
[0017]
また、本発明の復号装置は、各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色の画素が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組をカラー成分として復号するカラー成分復号手段と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を復号する単一成分復号手段と、
各空間座標に配置された画素が3原色のいずれかの成分を表す画像メモリに対して、前記カラー成分の値を所定の座標変換を行って出力するカラー成分出力手段と、
前記画像メモリに対して、前記単一成分の値を所定の座標変換を行って出力する単一成分出力手段とを含み、
前記カラー成分復号手段は、前記カラー成分形成手段が抽出したカラー成分の画素のみを参照して復号を行うものであり、
前記カラー成分出力手段は、各空間座標のカラー成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置へ画素値を出力するものであり、
前記単一成分出力手段は、各空間座標の単一成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置へ画素値を出力するものであることを特徴とする。
[0018]
また、本発明の復号方法は、各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色の画素が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
抽出されたカラー成分の画素のみを参照して、前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組をカラー成分として復号し、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を復号し、
各空間座標に配置された画素が3原色のいずれかの成分を表す画像メモリに対して、各空間座標のカラー成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力し、
前記画像メモリに対して、各空間座標の単一成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力することを特徴とする。
[0019]
また、本発明の復号プログラムは、各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色の画素が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
コンピュータに
抽出されたカラー成分の画素のみを参照して、前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組をカラー成分として復号する機能と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を復号する機能と、
各空間座標に配置された画素が3原色のいずれかの成分を表す画像メモリに対して、各空間座標のカラー成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力する機能と、
前記画像メモリに対して、各空間座標の単一成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力する機能とを実行させることを特徴とする。
発明の効果
[0020]
本発明によれば、入力画像データから画素ブロック毎に、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出するので、RGB用の任意の符号化方式で符号化可能な符号化用データを得ることができる。また、全画素の全成分を復号しなくてもRGB画像を得られるようにすることができる。
発明を実施するための最良の形態
[0021]
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[0022]
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態の符号化用データ生成装置を示すブロック図である。
第1の実施形態の符号化用データ生成装置は、例えば、プログラム制御により動作するデータ処理装置20と、データ記憶装置30と、符号出力装置40とを備える。以下、符号化用データ生成装置が符号化の対象となるデータを生成し、更にそのデータの符号化も行う場合を例にして説明し、符号化用データ生成装置を符号化装置と記す。
【0023】
データ処理装置20は、RGB成分形成手段201と、RGB成分符号化手段202と、単一成分形成手段203と、単一成分符号化手段204とを含む。例えば、RGB成分形成手段201、RGB成分符号化手段202、単一成分形成手段203、および単一成分符号化手段204は、例えば、プログラム(符号化用データ生成プログラム)に従って動作するCPUによって実現され、CPUがプログラムに従い、それらの各手段201〜204として動作してもよい。データ記憶装置30は、RGB成分メモリ301と、単一成分メモリ302とを含む。
【0024】
符号化装置(具体的にはデータ処理装置20)には、画像データ10が入力する、あるいは、画像データを読み込む。以下、符号化装置に入力される画像データ、または符号化装置が読み込む画像データを入力画像データと記す。入力画像データ10は、一定の大きさの画素ブロック毎に、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組と、そのR,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれないR成分、G成分、またはB成分とに分けることが可能な画像である。このような入力画像データの例としてベイヤー配列の画像データが挙げられる。ベイヤー配列の画像データでは、2×2の画素ブロック(2行2列の画素ブロック)毎に、R成分、G1成分、B成分、G2成分を含む。従って、ベイヤー配列の画像データでは、2×2の画素ブロック毎に、R,G,B成分を1つずつ含む画素の組と、そのR,G,B成分の組に含まれない単独のG成分とに分けることができる。なお、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれない成分は1種類とは限らず2種類であってもよい。例えば、4×2の画素ブロック毎に、3つのR成分(R1,R2,R3)と、3つのG成分(G1,G2,G3)と、2つのB成分(B1,B2)を含む画像では、4×2の画素ブロック毎毎に、R,G,B成分を2つずつ含む画素の組と、その組に含まれないR成分、G成分とに分けることができる。よって、このような画像が本発明における入力画像データ10であってもよい。以下、入力画像データ10がベイヤー配列である場合を例にして説明する。また、ベイヤー配列の入力画像データでは、2×2の画素ブロック中に2つのG成分(G1成分およびG2成分)が含まれるが、以下の説明ではG1成分をR,G,B成分の組に含める場合を例にして説明する。
【0025】
なお、R,G,B等の各成分は「信号」と称される場合もある。入力画像データ10は画素が二次元に配置されているので、2次元信号に該当する。
【0026】
RGB成分メモリ301は、入力画像データ10に含まれる一定の大きさのブロック毎に抽出されたR,G,B成分の組を記憶する記憶装置である。本例では、RGB成分メモリ301は、ベイヤー配列の入力画像データ10の2×2の各画素ブロックから抽出されるR,G1,B成分の組を記憶する。
【0027】
RGB成分形成手段201は、入力画像データ10における一定の大きさの画素ブロック毎に、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組を抽出し、その組に含まれるR成分、G成分およびB成分を対応付けて、RGB成分メモリ301に記憶させる。以下、RGB成分形成手段201によって対応付けられたR成分、G成分、B成分をRGB画素データと記す。RGB成分形成手段201は、対応付けたR,G,Bの各成分を連続してRGB成分メモリ301に記憶させる。本例では、入力画像データ10はベイヤー配列であり、RGB成分形成手段201は、入力画像データ10に含まれる2×2の画素ブロック毎に、R,G1,B成分を1つずつ含む画素の組を抽出し、そのR成分、G1成分、B成分を対応付けたRGB画素データをRGB成分メモリ301に記憶させる。このとき、R成分、G1成分、B成分の各データを連続させてRGB成分メモリ301に記憶させる。
【0028】
単一成分メモリ302は、入力画像データ10に含まれる一定の大きさのブロック毎に含まれている単一成分を記憶する記憶装置である。単一成分とは、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれなかったR,G,Bのいずれかの成分である。本例では、単一成分メモリ302は、ベイヤー配列の入力画像データ10の2×2の各画素ブロックから抽出されるG2成分を記憶する。
【0029】
単一成分形成手段203は、入力画像データ10における一定の大きさの画素ブロック毎に、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれない個々の成分を抽出し、その成分を一つの画素として、単一成分メモリ302に記憶させる。単一成分形成手段203が抽出する単一成分は1種以上である。本例では、入力画像データ10はベイヤー配列であり、単一成分形成手段203は、入力画像データ10中の2×2の画素ブロック毎に、R,G1,B成分の組に含まれないG2成分を抽出し、そのG2成分を一つの画素として単一成分メモリ302に記憶させる。
【0030】
RGB成分符号化手段202は、RGB成分メモリ301からRGB画素データを読み出しながら、そのRGB画素データを符号化し、符号化後のデータを符号出力装置40に出力する。RGB成分符号化手段202がRGB画素データを符号化する方法は限定されない。RGB成分符号化手段202は、R,G,B成分を符号化するための任意のRGB画像符号化方式を用いてRGB画素データを符号化すればよい。
【0031】
単一成分符号化手段204は、単一成分メモリ302から単一成分の画素データを読み出しながら、その単一成分(本例ではG2成分)の画素データを符号化し、符号化後のデータを符号出力装置40に出力する。単一成分符号化手段204が単一成分の画素データを符号化する方法は限定されない。RGB成分符号化手段202は、単一成分の画素データを符号化するための任意の単一成分用画像符号化方式を用いて符号化を行えばよい。
【0032】
符号出力装置40は、RGB成分符号化手段202と単一成分符号化手段204が出力したデータを受け取る装置であり、例えば、RGB成分符号化手段202が出力するデータ、および単一成分符号化手段204が出力するデータを記憶する記憶装置により構成される。
【0033】
次に、動作について説明する。なお、既に述べたように、入力画像データ10がベイヤー配列の画像データである場合を例にして説明する。図2は、第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
【0034】
まず、RGB成分形成手段201は、ベイヤー配列の入力画像データ10から、2×2の画素ブロック毎にR成分、G1成分およびB成分を1つずつ含む画素の組を抽出し、そのR成分、G1成分、B成分を対応付けたRGB画素データをRGB成分メモリ301に記憶させる(ステップS101)。このとき、RGB成分形成手段201は、そのR成分、G1成分、B成分を連続させて(すなわち隣接させて)RGB成分メモリ301に記憶させる。
【0035】
次に、RGB成分符号化手段202は、ステップS101でRGB成分メモリ301に記憶されたRGB画素データを読み出しながら、読み出したRGB画素データを符号化し、符号化したデータを符号化出力装置40に出力する(ステップS102)。例えば、符号化したデータを符号化出力装置40に記憶させる。
【0036】
RGB成分符号化手段202は、R,G,B成分を符号化する符号化方法であれば、任意の方法でRGB画素データを符号化してよい。例えば、ITU(International Telecommunication Union)−T.81で定められたJPEG(Joint Photographic Experts Group)の演算を行うことにより、RGB画素データを符号化してもよい。この場合、RGB成分符号化手段202は、RGB画素データに含まれるR,G1,B成分に対して色変換およびDCT(離散コサイン変換)を施し、その結果得られる係数を連長ハフマン符号化(ランレングスハフマン符号化)すればよい。上記の色変換を行う場合、R,G,B成分をY,Cb,Cr成分に変換する変換式により、R,G1,B成分からY,Cb,Cr成分を計算すればよい。
【0037】
また、例えば、RGB成分符号化手段202は、RFC2083で定められたPNG(Portable Network Graphics )の演算を行って、RGB画素データを符号化してもよい。この場合、RGB成分符号化手段202は、隣接するRGB画素データにおけるR,G1,B成分の値から注目するRGB画素データにおけるR,G1,B成分の値を予測し、その予測値と注目するRGB画素データのR,G1,B成分の値との残差をLZ77符号化すればよい。また、この予測をする場合、例えば、隣接するRGB画素データにおける値の平均を予測値としてもよい。
【0038】
上記の符号化方法はいずれも例示であり、RGB成分符号化手段202がRGB画素データを符号化する動作は上記の方法に限定されない。
【0039】
ステップS102の後、単一成分形成手段203は、ベイヤー配列の入力画像データ10から、2×2の画素ブロック毎に、G2成分を抽出する。このG2成分は、2×2の画素ブロックのうちステップS101で抽出されたR,G1,B成分の組に含まれなかった残りの成分である。単一成分形成手段203は、抽出したG2の単一成分を1画素として単一成分メモリ302に記憶させる(ステップS103)。この単一成分(G2成分)からなる画素を単一成分画素データと記す。
【0040】
次に、単一成分符号化手段204は、ステップS103で単一成分メモリ302に記憶された単一成分画素データを読み出しながら、読み出した単一成分画素データを符号化し、符号化したデータを符号化出力装置40に出力する(ステップS104)。例えば、符号化したデータを符号化出力装置40に記憶させる。
【0041】
単一成分符号化手段204は、単一の成分を符号化する方法であれば、任意の方法で単一成分画素データを符号化してよい。例えば、ITU−T.81で定められたJPEGの演算を行うことにより単一成分画素データを符号化してもよい。この場合、単一成分符号化手段204は、画素ブロックにDCTを施し、その結果得られる係数を連長ハフマン符号化すればよい。また、RFC2083で定められたPNGの演算を行って単一成分画素データを符号化してもよい。この場合、単一成分符号化手段204は、隣接画素のG2成分の値から注目画素のG2成分の値を予測し、予測値と注目画素のG2成分の値との残差をLZ77符号化すればよい。また、この予測をする場合、例えば、隣接する画素における値の平均を予測値としてもよい。
【0042】
上記の符号化方法はいずれも例示であり、単一成分符号化手段204が単一成分画素データを符号化する動作は上記の方法に限定されない。
【0043】
また、上記のステップS102,S103の動作順が逆になっていてもよい。
【0044】
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態では、ベイヤー配列画像のように、一定の大きさの各画素ブロックにおいて、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組と、その組に含まれないR成分、G成分、またはB成分とに分けることが可能な画像から、RGB成分形成手段201がR,G,B成分を同数ずつ含む画素の組を抽出し、単一成分形成手段203がその組に含まれない単一成分を抽出する。R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組は、R,G,B成分を符号化する任意の符号化方法で符号化可能であり、抽出された単一成分も、単一成分を符号化する任意の符号化方法で符号化可能である。このように、本実施形態によれば、様々な既存の画像符号化方式で符号化可能なRGB画素データや単一成分画素データを生成することができ、そのRGB画素データや単一成分画素データの符号化方式として、任意の画像符号化方式を利用することができる。従って、安価な既存のLSIを使いまわすことができ、装置のコストを低く抑えることが可能となる。すなわち、RGB成分符号化手段202および単一成分符号化手段204として安価な既存のLSIを使うことができ、低コスト化を実現できる。また、速度や圧縮率の要求に応じて、様々な特性を持つ符号化方式を入れ替えて適用することが容易になる。例えば、RGB成分符号化手段202および単一成分符号化手段204をLSI等で実現している場合、符号化の速度や圧縮率の要求に応じて、符号化方法の異なるRGB成分符号化手段202および単一成分符号化手段204に入れ替えることが容易になる。
【0045】
また、一定の大きさの画素ブロック毎にR,G,B成分を同数ずつ含む画素の組と、その組に含まれない成分とに分けるので、それらをそれぞれ符号化することにより、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組の符号化データを復号すればRGB画像を得ることができる。すなわち、その組に含まない成分のデータについては復号しなくてもRGB画像を得ることができる。
【0046】
また、RGB成分符号化手段202は、ステップS102において、RGB成分メモリ301から読み出したRGB画素データに対して、JPEG2000などのプログレッシブ復号に対応した符号化(すなわちプログレッシブ符号化)を行ってもよい。RGB画素データに対してプログレッシブ符号化を行えば、符号化方式そのものに手を加えることなく、カラー状態のままでプログレッシブ復号することができる。本実施形態で出力される符号データでは、前半にRGB画像(R,G1,B成分を含む画像)が格納され、後半に単一成分画像(G2成分を含む画像)が格納されている。このうち、前半のRGB画像をプログレッシブ復号すれば、復号の中間段階において、低品質なカラー画像を得ることができる。本発明において、RGB成分形成手段201が抽出するR,G,B成分は、厳密には同一空間座標上にはないが、互いに隣接しているため、擬似的に同一空間座標上にあるものとして扱っても大きな齟齬が生じない。すなわち、プログレッシブ復号時に中間解像度画像などのような形で表示しても違和感が生じにくい。
【0047】
また、既に例示したように、RGB成分符号化手段202は、符号化の際に、R,G,B成分をY,Cb,Cr成分に変換する変換式により、R,G1,B成分からY,Cb,Cr成分への色変換を行ってもよい。その場合、単一成分用の符号化方式を複数回適用した場合に比べて、圧縮率が向上する。本発明でRGB成分形成手段201が抽出するR,G,B成分は、厳密には同一空間座標上にはないが、互いに隣接しているため、R,G,B成分間の相関に大きな低下はなく、YCbCr変換などを適用することで圧縮率が向上する。
【0048】
また、RGB成分符号化手段202は、一定の大きさの画素ブロック毎に、RGB成分形成手段201に、ステップS101で画素を抽出すべき画素ブロックの座標を指定し、ステップS101においてRGB成分形成手段201は、指定された座標の画素ブロックからR,G1,B成分を抽出し、それらの成分の座標をRGB画像における座標に変換してRGB成分メモリ301に記憶させてもよい。同様に、単一成分符号化手段204は、一定の大きさの画素ブロック毎に、単一成分形成手段203に、ステップS103で画素を抽出すべき画素ブロックの座標を指定し、ステップS103において単一成分形成手段203は、指定された座標の画素ブロックからG2成分を抽出し、その座標を単一成分画像における座標に変換して単一成分メモリ302に記憶させてもよい。。RGB成分符号化手段202および単一成分符号化手段204は、入力画像データ10がラスタースキャン順に入力されるか、8画素ブロックなどのように所定のブロック毎に入力されるかなどの入力態様に応じて、画素を抽出すべき画素ブロックの座標を指定すればよい。このように、座標が指定されることで、RGB成分形成手段201および単一成分符号化手段204は、画像の入力態様に依らずに、各成分を抽出できる。
【0049】
また、上記の説明では入力画像データ10がベイヤー配列である場合を例に説明したが、既に説明したように、元画像のカラーフィルタの形式は、一定の大きさの画素ブロック毎に、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組と、そのR,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれないR成分、G成分、またはB成分とに分けることが可能な画像であればよい。例えば、2×2の画素ブロック毎に、2つのR成分(R1,R2とする)と、G,Bの各成分を含む画像データであってもよい。この場合、RGB成分形成手段201は、R1成分,G成分,B成分を抽出して、RGB画素データとしてRGB成分メモリ301に記憶させればよい。そして、単一成分形成手段203は、R2成分を抽出して単一成分メモリ302に記憶させればよい。
【0050】
また、例えば、4×2の画素ブロック毎に、R1,G1,B1,R2,G2,B2,G3,R3の各成分(3つのR成分、3つのG成分、2つのB成分)が格納されていてもよい。RGB成分形成手段201は、R1,G1,B1,R2,G2,B2を格子状に配置したRGB画素データをRGB成分メモリ301に記憶させればよい。単一成分形成手段203は、G3成分、R3成分をそれぞれ抽出し、G3成分からなる単一成分画素データおよびR3成分からなる単一成分画素データをそれぞれ単一成分メモリ302に記憶させる。単一成分符号化手段204は、G3成分およびR3成分それぞれの単一成分画素データを符号化すればよい。
【0051】
また、図1に示す例では、符号化用データ生成装置が符号化も行う場合を例にして説明したが、RGB成分符号化手段202および単一成分符号化手段204を備えていない構成であってもよい。そのような構成であっても、RGB成分形成手段201がRGB画素データを形成し、単一成分形成手段203が単一成分画素データを形成するので、様々な画像符号化方式で符号化可能なRGB画素データや単一成分画素データを生成することができる。また、RGB画素データを符号化すれば、そのデータを復号するだけでRGB画像をえることができる。
【0052】
実施形態2.
図3は、本発明の第2の実施形態の符号化用データ生成装置を示すブロック図である。第1の実施形態の符号化用データ生成装置と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付す。第2の実施形態の符号化用データ生成装置は、例えば、プログラム制御により動作するデータ処理装置20と、データ記憶装置30と、符号出力装置40とを備える。第1の実施形態と同様に、符号化用データ生成装置がデータの符号化までも行う場合を例に説明し、符号化用データ生成装置を符号化装置と記す。また、入力画像データ10がベイヤー配列のデータである場合を例にして説明するが、入力画像データ10は、一定の大きさの画素ブロック毎に、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組と、そのR,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれないR成分、G成分、またはB成分とに分けることが可能な画像であればよい。
【0053】
データ処理装置20は、RGB成分形成手段201と、RGB成分符号化手段202と、単一成分形成手段203と、単一成分符号化手段2040とを含む。単一成分符号化手段2040は、参照画素形成手段2041と、単一成分予測手段2042と、予測誤差符号化手段2043とを含む。RGB成分形成手段201、RGB成分符号化手段202、単一成分形成手段203、および単一成分符号化手段2040(参照画素形成手段2041、単一成分予測手段2042、予測誤差符号化手段2043)は、プログラム(符号化用データ生成プログラム)に従って動作するCPUによって実現され、CPUがプログラムに従い、それらの各手段として動作してもよい。
【0054】
データ記憶装置30は、RGB成分メモリ301と、単一成分メモリ302と、参照画素メモリ303と、予測誤差メモリ304とを含む。
【0055】
RGB成分形成手段201は、入力画像データ10における一定の大きさの画素ブロック毎(本例では2×2の画素ブロック毎)に、画素を抽出すべき画素ブロックを指定した画素抽出命令をRGB成分符号化手段202から受ける。すると、RGB成分形成手段201は、指定された座標の画素ブロックからR,G1,B成分を1つずつ含む画素の組を抽出し、その組に含まれるR成分、G1成分およびB成分を対応付けて、そのRGB画素データをRGB成分メモリ301に記憶させる。このとき、R,G1,B成分の座標をRGB画像における座標に変換してRGB成分メモリ301に記憶させる。RGB成分メモリ301は、第1の実施形態と同様に、RGB画素データを記憶する。
【0056】
RGB成分符号化手段202は、入力画像データ10における一定の大きさの画素ブロック毎(本例では2×2の画素ブロック毎)に、画素を抽出すべき画素ブロックを指定した画素抽出命令をRGB成分形成手段201に対して発行する。また、RGB成分符号化手段202は、抽出されたRGB画素データをRGB成分メモリ301から読み出しながら、そのRGB画素データを符号化し、符号化後のデータを符号出力装置40に出力する。第1の実施形態と同様に、RGB成分符号化手段202がRGB画素データを符号化する方法は限定されない。
【0057】
単一成分形成手段203は、入力画像データ10における一定の大きさの画素ブロック毎(本例では2×2の画素ブロック毎)に、画素を抽出すべき画素ブロックを指定した画素抽出命令を単一成分符号化手段2040から受ける。すると、単一成分形成手段203は、指定された座標の画素ブロックから、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれない成分(本例ではG2成分)を抽出し、その成分を一つの画素として、単一成分メモリ302に記憶させる。このとき、G2成分の画像を単一成分画像における座標に変換して単一成分メモリ302に記憶させる。単一成分メモリ302は、第1の実施形態と同様に、単一成分画素データを記憶する。
【0058】
単一成分符号化手段2040は、入力画像データ10における一定の大きさの画素ブロック毎(本例では2×2の画素ブロック毎)に、画素を抽出すべき画素ブロックを指定した画素抽出命令を単一成分形成手段203に対して発行する。さらに、抽出された単一成分画素データを単一成分メモリ302から読み出しながら、入力画像データ10におけるその単一成分画素データの周囲の成分から単一成分画素データの予測値を計算し、その予測値と実際の値との差分を求める。さらに、単一成分符号化手段2040は、その差分を符号化し、符号出力装置40へ出力する。
【0059】
参照画素形成手段2041は、入力画像データ10における一定の大きさの画素ブロック毎(本例では2×2の画素ブロック毎)に、画素を抽出すべき画素ブロックを指定した画素抽出命令を単一成分形成手段203に対して発行する。
【0060】
また、参照画素形成手段2041は、単一成分形成手段203によって抽出される単一成分(符号化の対象となる単一成分)と同じ色を表す成分であって、その単一成分を囲むようにして配置されるその単一成分の直近の4つの成分(空間的に直近の4つの成分)を入力画像データ10から抽出し、その4つの成分を参照画素メモリ303に記憶させる。参照画素形成手段2041は、そのような4つの成分を、既にRGB成分符号化手段202によって符号化が済んでいる成分の中から抽出する。本例では、参照画素形成手段2041は、単一成分形成手段203によって抽出されるG2成分と同じ色を表すG1成分であって、そのG2成分を囲むように配置されているG2成分の直近の4つのG1成分を抽出し、参照画素メモリ303に記憶させる。参照画素形成手段2041は、個々のG2成分毎に、4つのG1成分を、参照画素メモリ303に記憶させる。
【0061】
参照画素メモリ303は、単一成分形成手段203によって抽出される単一成分と同じ色を表す成分であって、その単一成分を囲む4つの成分を記憶する。本例では、それぞれのG2成分を囲む4つのG1成分を記憶する。
【0062】
単一成分予測手段2042は、単一成分形成手段203に抽出されるそれぞれの単一成分毎に、参照画素メモリ303に記憶された4つの成分を読み込み、その成分の値の平均値を求め、その平均値を、単一成分形成手段203に抽出される単一成分の予測値とする。さらに、単一成分予測手段2042は、実際の単一成分(単一成分画素データとして単一成分メモリ302に記憶されているデータ)を読み出し、平均値との差分を求め、その差分を予測誤差メモリ304に記憶させる。すなわち、単一成分予測手段2042は、参照画素メモリ303に記憶された4つのG1成分の平均値を求め、その4つのG1成分に囲まれるG2成分の予測値とする。また、単一成分メモリ302から実際のG2成分を読み出し、予測値との差分を求め、予測誤差メモリ304に記憶させる。
【0063】
予測誤差符号化手段2043は、単一成分として抽出される成分(ここではG2成分)の予測値と実際の値との差分を、予測誤差メモリ304から予測誤差を読み出し、可変長符号化して符号出力装置40へ出力する。
【0064】
符号出力装置40は、RGB成分符号化手段202と予測誤差符号化手段2043が出力するデータを受け取る装置であり、例えば、RGB成分符号化手段202が出力するデータ、および予測誤差符号化手段2043が出力するデータを記憶する記憶装置により構成される。
【0065】
次に、動作について説明する。図4は、第2の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。以下に示す例では、最初にRGB符号化処理(ステップS201〜S204)を行い、次に単一成分符号化処理(ステップS205〜S210)を行う。
【0066】
RGB符号化処理では、まず、RGB成分符号化手段202が、RGB成分形成手段201に対して、画素を抽出する画素ブロックの座標を指定し、画素抽出命令を発行する(ステップS201)。RGB成分形成手段201は、この画素抽出命令を受け付けると、入力画像データ10における指定座標の画素ブロックからR、G1,Bの成分を抽出し、そのR、G1,Bの各成分を対応付けたRGB画素データをRGB成分メモリ301に記憶させる(ステップS202)。このとき、R,G1,B成分の座標をRGB画像における座標に変換してRGB成分メモリ301に記憶させる。
【0067】
次に、RGB成分符号化手段202は、ステップ202でRGB成分メモリ301に記憶されたRGB画素データを読み出しながら、読み出したRGB画素データを符号化し、符号化したデータを符号化出力装置40に出力する(ステップS203)。例えば、符号化したデータを符号化出力装置40に記憶させる。ステップS203の動作は、第1の実施形態におけるステップS102の動作と同様であり、R,G,B成分を符号化する符号化方法であれば、任意の方法でRGB画素データを符号化してよい。例えば、第1の実施形態で説明したように、ITU−T.81で定められたJPEGの演算を行ってもよい。すなわち、RGB画素データに含まれるR,G1,B成分に対して色変換およびDCTを施し、その結果得られる係数を連長ハフマン符号化してもよい。また、RFC2083で定められたPNGの演算を行ってもよい。すなわち、隣接するRGB画素データにおけるR,G1,B成分の値から注目するRGB画素データにおけるR,G1,B成分の値を予測し、その予測値と注目するRGB画素データのR,G1,B成分の値との残差をLZ77符号化してもよい。
【0068】
ステップS203の後、RGB成分符号化手段202は、全てのRGB画素の符号化が完了したか否かを判定する(ステップS204)。例えば、入力画像データ10の全ての画素ブロックについて画素抽出命令を発行済であるならば、全てのRGB画素の符号化が完了したと判定し、画素抽出命令を発行していない画素ブロックが残っていれば、符号化が未完のRGB画素があると判定すればよい。全てのRGB画素の符号化が完了しているならば(ステップS204のY)、ステップS205に移行し、完了していなければ(ステップS204のN)、ステップS201以降の処理を繰り返す。
【0069】
単一成分符号化処理では、まず、単一成分符号化手段204の参照画素形成手段2041が、単一成分形成手段203に対して、画素を抽出する画素ブロックの座標を指定し、画素抽出命令を発行する(ステップS205)。単一成分形成手段203は、この画素抽出命令を受け付けると、入力画像データ10における指定座標の画素ブロックからG2成分を抽出し、その単一成分を単一成分画素データとして単一成分メモリ302に記憶させる(ステップS206)。このとき、G2成分の画像を単一成分画像における座標に変換して単一成分メモリ301に記憶させる。
【0070】
次に、参照画素形成手段2041は、入力画像データ10から、符号化の対象となる単一成分(G2成分)を囲む4つのG1成分を抽出し、その4つのG1成分を参照画素メモリ303に記憶させる(ステップS207)。
【0071】
次に、単一成分予測手段2042は、ステップS207で抽出された4つのG1成分を参照画素メモリ303から読み出し、その4つのG1成分の平均値を算出し、G2成分の予測値とする。さらに、単一成分予測手段2042は、ステップS206で抽出され単一成分メモリ302に記憶された実際のG2の画素値(G2成分)を単一成分メモリ302から読み出し、予測値との差分(予測誤差)を求めて予測誤差メモリ304に記憶させる(ステップS208)。
【0072】
次に、予測誤差符号化手段2043は、予測誤差メモリ304から予測誤差(G2成分の実際の値と予測値との差分)を読み出し、可変長符号化して符号出力装置40へ出力する(ステップS209)。例えば、符号化したデータを符号化出力装置40に記憶させる。
【0073】
ステップS209において、予測誤差符号化手段2043は、予測誤差に対して、例えば、PNGの予測誤差符号化に用いられているLZ77符号化を行えばよい。また、予測誤差に対して、JPEG−LSの予測誤差符号化に用いられている適応ゴロムライス符号化を行ってもよい。
【0074】
ステップS209の後、単一成分符号化手段2040の参照画素形成手段2041は、全ての単一成分画素に関する予測誤差の符号化が完了したか否かを判定する(ステップS210)。例えば、入力画像データ10の全ての画素ブロックについて画素抽出命令を発行済であるならば、全ての単一成分画素について予測誤差の符号化が完了したと判定し、画素抽出命令を発行していない画素ブロックが残っていれば、予測誤差の符号化が未完の単一成分画素があると判定すればよい。全ての単一成分画素に関する予測誤差が完了している場合(ステップS210のY)、処理を終了し、完了していない場合、ステップS205以降の処理を繰り返す。
【0075】
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態では、RGB成分符号化手段202および単一成分符号化手段2040が要求した画素を、逐次、RGB成分形成手段201および単一成分形成手段203が座標変換して取得する。このため、RGB成分メモリ301および単一成分メモリ302として画像1枚分の容量を確保する必要がなく、所要メモリ容量が削減できる。また、レジスタなど高速なメモリを割り当てることで動作の高速化が可能である。
【0076】
また、R,G,B成分の組に含まれないの単一成分(G2成分)に関する符号化について、圧縮率を向上させることができる。本実施形態では、単一成分予測手段2042がRGB成分符号化手段202で符号化済の周辺の4画素(G1成分)から単一成分画素(G2成分)を予測する。一般に、画素値を予測する際には、空間的により近い画素を用いて予測した方が予測精度が高くなる。このため、あるG2成分の値を予測する際には、G2よりも空間的に近い、隣接するG1成分の情報を用いた方が、予測精度が高くなる。特に、写真や自然画では、G1成分の中心に位置するG2成分は、周囲のG1成分の平均値に近い値を取ることが多いため、本実施形態で述べた平均値での予測が特に有効である。この結果、本実施形態では、単一成分符号化手段2042は、単一成分(G2成分)の予測誤差を小さく抑えることができ、簡易な演算で圧縮率を向上させることができる。
【0077】
また、本実施形態においても、RGB画素データの符号化方式として任意の画像符号化方式を利用することができるという効果が得られる。また、一定の大きさの画素ブロック毎にR,G,B成分を同数ずつ含む画素の組と、その組に含まれない成分とに分けるので、R,G,B成分を含む画素の組を符号化することにより、その符号化データを復号すればRGB画像を得ることができる。
【0078】
また、第1の実施形態と同様に、RGB成分符号化手段202は、プログレッシブ復号に対応したプログレッシブ符号化を行ってもよい。また、符号化の際に、R,G,B成分をY,Cb,Cr成分に変換する変換式により、R,G1,B成分からY,Cb,Cr成分への色変換を行ってもよい。
【0079】
また、上記の説明では、参照画素形成手段2041が単一成分形成手段203に対して座標を指定する場合を例にして説明したが、単一成分符号化手段2040が備える他の手段が単一成分形成手段203に対して座標を指定してもよい。
【0080】
実施形態3.
図5は、本発明の第3の実施形態の復号装置を示すブロック図である。第3の実施形態の復号装置は、第1の実施形態で示した符号化用データ生成装置によって生成されたRGB画素データおよび単一成分画素データを復号化したデータを復号する。例えば、図1に示す符号化用データ生成装置が出力した符号化データを復号する。
【0081】
第3の実施形態の復号装置は、例えば、プログラム制御により動作するデータ処理装置70と、データ記憶装置80と、符号入力装置90とを備える。データ処理装置70は、RGB成分出力手段701と、RGB成分復号手段702と、単一成分出力手段703と、単一成分復号手段704とを含む。RGB成分出力手段701、RGB成分復号手段702、単一成分出力手段703、および単一成分復号手段704は、復号プログラムに従って動作するCPUによって実現され、CPUが復号プログラムに従い、それらの各手段として動作してもよい。データ記憶装置80は、RGB成分メモリ801と、単一成分メモリ802とを含む。
【0082】
符号入力装置90には、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を符号化したデータの集合と、そのR、G、B成分の組(R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組)に属さない単一のR成分、G成分、またはB成分を符号化したデータの集合が入力される。ここでは、R,G,Bの各成分の組に含まれる個々の成分の数が1つである場合を例にして説明するが、R,G,B成分が1つずつ含まれる場合に限定されるわけではない。また、ここでは、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組は、ベイヤー配列におけるR成分、G1成分、B成分の組であるとする。また、その組に属さない単一成分は、ベイヤー配列におけるG2成分である場合を例にして説明する。符号入力装置90は、R,G1,B成分を1つずつ含む画素の組の符号化データをRGB成分復号手段702に送り、G2成分の符号化データを単一成分復号手段704に送る。
【0083】
RGB成分メモリ801は、R,G1,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を記憶する。また、単一成分メモリ802は、単一成分(ここではG2成分)を記憶する。
【0084】
RGB成分復号手段702は、符号入力装置90から入力されるR,G1,B成分を1つずつ含む画素の組の符号化データを復号し、復号により得たR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801に記憶させる。RGB成分復号手段702は、R,G1,B成分の組を符号化したときの符号化方法に対応する方法で、復号を行えばよい。
【0085】
RGB成分出力手段701は、一定の大きさの画素ブロック毎に(例えば、R、G1,B成分を一つずつ含む画素ブロック毎に)、復号後のR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801から読み出して出力する。この結果、RGB形式の画像データが出力される。
【0086】
単一成分復号手段704は、符号入力装置90から入力される単一成分の符号化データ(G2成分の符号化データ)を復号し、復号により得たG2成分を単一成分メモリ802に記憶させる。単一成分復号手段704は、単一成分を符号化したときの符号化方法に対応する方法でG2成分を復号すればよい。
【0087】
単一成分出力手段703は、一定の大きさの画素ブロック毎に(例えば、G2成分を1つ含む画素ブロック毎に)復号後の単一成分を単一成分メモリ802から読み出して出力する。この結果、単一成分(ここではG2成分)からなる画像データが出力される。
【0088】
次に、動作について説明する。図6は、第3の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。符号入力装置90は、R,G1,B成分を1つずつ含む画素の組の符号化データおよびG2成分の符号化データが入力されると、そのR,G1,B成分の組の符号化データをRGB成分復号手段702に送り、G2成分の符号化データを単一成分復号手段704に送る。RGB成分復号手段702は、R,G1,B成分の組の符号化データが入力されると、その符号化データを復号し、復号によって得たR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801に記憶させる(ステップS301)。
【0089】
ステップS301において、RGB成分復号手段702は、R,G1,B成分の組を符号化したときの符号化方法に対応する方法で復号を行えばよい。例えば、ITU−T.81で定められたJPEGの演算で符号化が行われているならば、その符号化に対応する方法で復号を行えばよい。この場合、RGB成分復号手段702は、連長ハフマン符号から係数を復号し、DCTおよび色変換(例えば、Y,Cb,CrからR,G,Bへの変換)を行えばよい。なお、Y,Cb,CrからR,G,Bへの変換は、Y,Cb,Cr成分をR,G,B成分に変換する変換式の計算を行えばよい。
【0090】
また、RFC2083で定められたPNGの演算で符号化が行われているならば、隣接画素のR,G1,B成分の値から注目画素のR,G1,B成分の値を予測し、その値と注目画素のR,G1,B成分との差分をLZ77符号化したデータが復号対象として入力される。この場合、RGB成分復号手段702は、LZ77符号化されたデータを復号し、隣接画素のR,G1,B成分の値から注目画素のR,G1,B成分の値を予測し、その予測値に復号した差分データを加算することにより、R、G1,B成分をそれぞれ復号すればよい。
【0091】
RGB成分出力手段701は、ステップS301でRGB成分メモリ801に記憶されたR,G1,B成分の組を読み出し、出力する(ステップS302)。すなわち、R,G,Bの各成分を含むRGB画像を出力する。出力態様は、特に限定されない。例えば、ディスプレイ装置に表示出力させてもよく、あるいは、他の装置に出力してもよい。
【0092】
RGB成分出力手段701は、全てのR,G1,B成分の組が復号されRGB成分メモリ801に記憶された後に、全てのR,G1,B成分の組を読み出して出力してもよい。
【0093】
また、RGB成分復号手段702は、復号したR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801に記憶させるときに、その各成分の座標情報と対応付けて記憶させ、その座標情報をRGB成分出力手段701に通知することにより、座標情報が示すR,G1,B成分の組の出力を命令してもよい。そして、RGB成分出力手段701は、この命令に従い、通知された座標情報をキーとして、RGB成分メモリ801から読み出すべきR,G1,B成分を特定し、そのR,G1,B成分を読み出して出力してもよい。
【0094】
このようにRGB成分出力手段701は、R,G1,B成分の組をまとめて出力してもよく、あるいは、逐次出力してもよい。
【0095】
R、G1,B成分の出力後、単一成分復号手段704は、入力されたG2成分の符号化データを復号し、復号したG2成分を単一成分メモリに記憶させる(ステップS303)。
【0096】
ステップS303において、単一成分復号手段704は、単一成分(G2成分)を符号化したときの符号化方法に対応する方法で符号化を行えばよい。ITU−T.81で定められたJPEGの演算で符号化が行われているならば、その符号化に対応する方法で復号を行えばよい。この場合、単一成分復号手段704は、連長ハフマン符号から係数を復号し、DCT演算(具体的にはDCTの逆変換)を行えばよい。
【0097】
また、RFC2083で定められたPNGの演算で符号化が行われているならば、単一成分復号手段704は、隣接画素のG2成分の値から注目画素のG2成分を予測し、その値とG2成分との差分をLZ77符号化したデータが復号対象として入力される。この場合、単一成分復号手段704は、LZ77符号化されたデータを復号し、隣接画素のG2成分の値から注目画素のG2成分の値を予測し、その予測値に復号した差分データを加算することにより、G2成分を復号すればよい。
【0098】
単一成分出力手段703は、ステップS303で単一成分メモリ802に記憶されたG2成分を読み出し、出力する(ステップS304)。すなわち、G2成分の単一画像を出力する。出力態様は、ステップS302と同様、特に限定されない。
【0099】
単一成分出力手段703は、全てのG2成分が復号されて単一成分メモリ802に記憶された後に、全てのG2成分を出力してもよい。
【0100】
また、単一成分復号手段704は、復号したG2成分を単一成分メモリ802に記憶させるときに、そのG2成分の座標情報と対応付けて記憶させ、その座標情報を単一成分出力手段703に通知することにより、座標情報が示すG2成分の出力を命令してもよい。そして、単一成分出力手段703は、この命令に従い、通知された座標情報をキーとして、単一成分メモリ802から読み出すべきG2成分を特定し、そのG2成分を読み出して出力してもよい。
【0101】
このように単一成分出力手段703は、G2成分をまとめて出力しても、あるいは、逐次出力してもよい。
【0102】
ここでは、R、G1,B成分の出力が完了してから、G2成分の復号および出力画像100の出力を行う場合を示した。このように、R,G1,B成分の組と、G2成分のみの単一成分とを別々に出力すれば、RGBデータを処理可能な多様な用途や、単一成分を処理可能な多様な用途に、復号装置の出力を利用することができる。また、R,G1,B成分を含む画像と、単一成分の画像とをそれぞれ別々に利用することができる。
【0103】
また、RGB成分復号手段702および単一成分復号手段704は、R,G1,B成分の組の復号と、G2成分の復号を同時に行ってもよい。そして、データ処理装置70は、同時に復号されたR,G1,B成分とG2成分とをマージするマージ手段(図示せず。)を備えていてもよい。マージ手段が、R,G1,B成分とG2成分とをマージして、2×2の画素ブロックにR、G1,G2,B成分を含むベイヤー配列の画像を生成して、出力してもよい。
【0104】
本実施形態の復号装置によれば、第1の実施形態で示した符号化用データ生成装置によって生成されたRGB画素データおよび単一成分画素データを復号化したデータを復号することができる。
【0105】
実施形態4.
図7は、本発明の第4の実施形態の復号装置を示すブロック図である。第3の実施形態と同様の構成要素については、図5と同一の符号を付す。第4の実施形態の復号装置は、第2の実施形態で示した符号化用データ生成装置によって生成されたRGB画素データと、単一成分に関するデータ(予測値と実際の値との差分)とを復号する。例えば、図3に示す符号化用データ生成装置が出力した符号化データを復号する。
【0106】
第4の実施形態の復号装置は、例えば、プログラム制御により動作するデータ処理装置70と、データ記憶装置80と、符号入力装置90とを備える。データ処理装置70は、RGB成分出力手段701と、RGB成分復号手段702と、単一成分出力手段703と、単一成分復号手段7040とを含む。単一成分復号手段7040は、参照画素形成手段7041と、単一成分逆予測手段7042と、予測誤差復号手段7043とを含む。RGB成分出力手段701、RGB成分復号手段702、単一成分出力手段703、および単一成分復号手段7040(参照画素形成手段7041、単一成分逆予測手段7042、予測誤差復号手段7043)は、復号プログラムに従って動作するCPUによって実現され、CPUが復号プログラムに従い、それらの各手段として動作してもよい。データ記憶装置80は、RGB成分メモリ801と、単一成分メモリ802と、参照画素メモリ803と、予測誤差メモリ804とを含む。
【0107】
符号入力手段90には、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を符号化したデータの集合および、そのR、G、B成分の組に属さない単一成分の予測値と実際の値との差分(予測誤差)を符号化したデータの集合が入力される。ここでは、R,G,Bの各成分の組に含まれる個々の成分の数が1つである場合を例にして説明するが、R,G,B成分が1つずつ含まれる場合に限定されるわけではない。また、ここでは、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組は、ベイヤー配列におけるR成分、G1成分、B成分の組であるとする。また、その組に属さない単一成分が、ベイヤー配列におけるG2成分である場合を例にして説明する。符号入力装置90は、R,G1,B成分を1つずつ含む画素の組の符号化データをRGB成分復号手段702に送り、G2成分の予測誤差の符号化データを予測誤差復号手段7043に送る。
【0108】
第3の実施形態と同様に、RGB成分メモリ801は、R,G1,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を記憶し、単一成分メモリ802は、単一成分(ここではG2成分)を記憶する。また、参照画素メモリ803は、R,G,B成分の組に属さない単一成分(G2成分)と同じ色を表す成分であって、その単一成分とR,G,B成分の組とを組み合わせて1つの画像データにしたときに、その単一成分を囲むようにして配置されるその単一成分の直近の4つの成分(空間的に直近の4つの成分)を記憶する。本例では、ベイヤー配列の画像データにおいてG2成分を囲む4つのG1成分を記憶する。予測誤差メモリ804は、復号の結果得られた予測誤差を記憶する。
【0109】
RGB成分復号手段702は、符号入力装置90から入力されるR,G1,B成分を1つずつ含む画素の組の符号化データを復号し、復号により得たR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801に記憶させる。RGB成分復号手段702は、R,G1,B成分の組を符号化したときの符号化方法に対応する方法で、復号を行えばよい。また、RGB成分復号手段702は、出力すべきR,G1,B成分の組を示す座標情報を指定した画素出力命令をRGB成分出力手段701に発行する。
【0110】
RGB成分出力手段701は、RGB成分復号手段702からの画素出力命令に応じて、画素出力命令で指定された座標情報が示す復号後のR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801から読み出して出力する。この結果、RGB形式の画像データが出力される。
【0111】
単一成分復号手段7040は、予測誤差の符号化データを復号し、予測誤差(単一成分の予測値と実際の値との差分)を得る。また、RGB成分出力手段701が出力したR,G,B成分の中から、単一成分と同じ色を表す成分であって、その単一成分とR,G,B成分の組とを組み合わせて1つの画像データにしたときに、その単一成分を囲む4つの成分を、個々の単一成分毎に抽出する。そして、その4つの成分(ここではG1成分)から、G2成分の予測値を求め、その予測値に予測誤差を加算することで、G2成分を求め、そのG2成分を単一成分メモリ802に記憶させる。以下、単一成分復号手段7040が備える各手段について説明する。
【0112】
予測誤差復号手段7043は、符号入力装置90から入力される予測誤差の符号化データを復号し、復号によって得た予測誤差を予測誤差メモリ804に記憶させる。
【0113】
参照画素形成手段7041は、RGB成分出力手段701が出力したR,G1,B成分の中から、単一成分とR,G,B成分の組とを組み合わせてベイヤー配列としたときにG2成分を囲むことになる4つのG1成分を、個々のG2成分毎(予測誤差毎)に抽出する。例えば、RGB成分出力手段701がR,G1,B成分を記憶装置に記憶させ、参照画素形成手段7041は、G2成分を囲むことになる4つのG1成分をその記憶装置から読み込む。参照画素形成手段7041は、各G2成分毎に抽出する4つのG1成分を参照画素メモリ803に記憶させる。
【0114】
単一成分逆予測手段7042は、参照画素メモリ803に記憶された4つのG1成分の組を読み込み、その4つのG1成分が囲むことになるG2成分の値を予測する。例えば、4つのG1成分の平均値を計算し、その平均値をG2成分の予測値とすればよい。さらに、単一成分逆予測手段7042は、予測値を求めたG2成分に関する予測誤差を予測誤差メモリ804から読み込み、G2成分の予測値に加算する。この結果、G2成分が導出される。単一成分逆予測手段7042は、そのG2成分を、単一成分メモリ802に記憶させる。
【0115】
また、参照画素形成手段7041は、出力すべきG2成分を示す座標情報を指定した画素出力命令を単一成分出力手段703に発行する。
【0116】
単一成分出力手段703は、参照画素形成手段7041からの画素出力命令に応じて、画素出力命令で指定された座標情報が示すG2成分を単一成分メモリ802から読み出して出力する。この結果、G2成分の画像データが出力される。
【0117】
次に、動作について説明する。図8は、第4の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。符号入力装置90は、R,G1,B成分を1つずつ含む画素の組の符号化データおよびG2成分に関する予測誤差の符号化データが入力されると、そのR,G1,B成分の組の符号化データをRGB成分復号手段702に送り、その予測誤差の符号化データを予測誤差復号手段7043に送る。RGB成分復号手段702は、R,G1,B成分の組の符号化データが入力されると、その符号化データを復号し、復号によって得たR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801に記憶させる(ステップS401)。ステップS401におけるRGB成分復号手段702の動作は、第3の実施形態におけるステップS301と同様である。RGB成分復号手段702は、R,G1,B成分の組を符号化したときの符号化方法に対応する方法で復号を行えばよい。
【0118】
ここでは、RGB成分復号手段702が、復号したR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801に記憶させるときに、その各成分の座標情報と対応付けて記憶させる場合を例にする。
【0119】
ステップS401の後、RGB成分復号手段702は、出力すべきR,G1,B成分の組の座標情報を指定した画素出力命令を、RGB成分出力手段701に発行する(ステップS402)。すると、RGB成分出力手段701は、画素出力命令で指定された座標情報が示すR,G1,B成分の組をRGB成分メモリ801から読み込んで出力する(ステップS403)。このときの出力態様は特に限定されない。また、RGB成分出力手段701は、そのR,G1,B成分の組を記憶装置に記憶させる。
【0120】
次に、RGB成分復号手段702は、全てのR、G1,B成分の組について復号および出力が完了したか否かを判定する(ステップS404)。復号および出力が完了してないR、G1,B成分の組が残っていれば(ステップS404のN)、ステップS401以降の処理を繰り返す。全てのR、G1,B成分の組について復号および出力が完了していれば、ステップS405に移行する。
【0121】
ステップS405において、参照画素形成手段7041は、RGB成分出力手段701がステップS403で記憶装置に記憶させたR,G1,B成分の中から、G2成分とR,G1,B成分の組とを組み合わせてベイヤー配列としたときにG2成分を囲むことになる4つのG1成分を抽出し、参照画素メモリ803に記憶させる。本例では、参照画素形成手段7041は、4つのG1成分を一組抽出して参照画素メモリ803に記憶させる。
【0122】
次に、予測誤差復号手段7043は、符号入力装置90から入力される予測誤差の符号化データのうち、ステップS7041で抽出された4つのG1成分に囲まれるG2成分に関する予測誤差の符号化データを復号し、その予測誤差を予測誤差メモリ804に記憶させる(ステップS406)。
【0123】
次に、単一成分逆予測手段7042は、ステップS7041で抽出された4つのG1成分から、そのG1成分に囲まれるG2成分の値を予測する。例えば、4つのG1成分の平均値を求め、その平均値をG2成分の予測値とする。さらに、単一成分逆予測手段7042は、そのG2成分の予測値に、ステップS406で復号した予測誤差を加算することにより、G2成分を算出する(ステップS407)。単一成分逆予測手段7042は、そのG2成分を単一成分メモリ802に記憶させる。ここでは、単一成分逆予測手段7042が、算出したG2成分を単一成分メモリ802に記憶させるときに、その各成分の座標情報と対応付けて記憶させる場合を例にする。
【0124】
ステップS407の後、参照画素形成手段7041は、出力すべきG2成分の座標情報を指定した画素出力命令を、単一成分出力手段703に発行する(ステップS408)。すると、単一成分出力手段703は、画素出力命令で指定された座標情報が示すG2成分を単一成分メモリ802から読み込んで出力する(ステップS409)。このときの出力態様は特に限定されない。
【0125】
次に、参照画素形成手段7041は、全てのG2成分の出力が完了したか否かを判定する(ステップS410)。出力が完了していないG2成分が残っていれば(ステップS410のN)、ステップS405以降の処理を繰り返す。全てのG2成分について処理が完了していれば、処理を終了する。
【0126】
なお、R、G1,B成分の組、およびG2成分は、それぞれ逐次出力するのではなく、まとめて出力してもよい。
【0127】
また、上記の説明では、R、G1,B成分の出力が完了してから、G2成分の算出および出力を行う場合を示した。このように、R,G1,B成分の組と、G2成分のみの単一成分とを別々に出力すれば、RGBデータを処理可能な多様な用途や、単一成分を処理可能な多様な用途に、復号装置の出力を利用することができる。また、R,G1,B成分を含む画像と、単一成分の画像とをそれぞれ別々に利用することができる。
【0128】
また、RGB成分復号手段702および単一成分復号手段7040は、R,G1,B成分の組の復号と、G2成分の算出を同時に行ってもよい。そして、データ処理装置70は、同時に復号されたR,G1,B成分とG2成分とをマージするマージ手段(図示せず。)を備えていてもよい。マージ手段が、R,G1,B成分とG2成分とをマージして、2×2の画素ブロックにR、G1,G2,B成分を含むベイヤー配列の画像を生成して、出力してもよい。この点は第3の実施形態と同様である。
【0129】
本実施形態の復号装置によれば、第2の実施形態で示した符号化用データ生成装置によって生成された符号化データから、R,G,B成分の組および単一成分をそれぞれ生成することができる。
【0130】
また、上記の説明では、参照画素形成手段7041が単一成分出力手段703に対して座標を指定する場合を例にして説明したが、単一成分復号手段7040が備える他の手段が単一成分出力手段703に対して座標を指定してもよい。
【実施例1】
【0131】
以下、第1の実施例として、第1の実施形態の符号化用データ生成装置の実施例を示す。図9は、第1の実施例の動作(符号化動作等)を模式的に示す説明図である。ここでは、符号化用データ生成装置が、符号化も行う符号化装置である場合を例にして説明する。第1の実施例では、符号化装置が、データ処理装置20(図1参照)としてパーソナルコンピュータを備え、データ記憶装置30(図1参照)としてパーソナルコンピュータに含まれる半導体メモリを備え、符号出力装置40として、磁気ディスク装置を備える場合を例に説明する。そして、入力画像データ10は、磁気ディスク装置上のファイルとして与えられるものとする。また、図9では、図1に示す構成要素と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付す。図9に示すJPEG2000エンコーダ202は、RGB成分符号化手段202に相当する。また、JPEGエンコーダ204は、単一成分符号化手段204に相当する。
【0132】
入力画像データ10の画素配置形式はベイヤー配列とし、また、RGBの符号化にはJPEG2000エンコーダ202、単一成分の符号化にはJPEGエンコーダ204を利用するものとする。
【0133】
RGB成分形成手段201は、磁気ディスク装置からベイヤー配列の入力画像データ10を読み出し、R,G1,B成分の組を分離してRGB成分メモリ301に格納する。すなわち、RGB成分形成手段201は、R,G1,B成分の組からなる格子配列のRGB画像をRGB成分メモリ301に格納する。
【0134】
JPEG2000エンコーダ202は、RGB成分メモリ301からRGB画像を読み出して、JPEG2000形式で符号化し、磁気ディスク上の出力ファイルへ書き出す。
【0135】
また、単一成分形成手段203は、磁気ディスク装置からベイヤー配列の入力画像データ10を読み出し、G2成分を分離して単一成分メモリに格納する。このデータは、単一成分(グレースケール)の格子配列の画像データとなる。
【0136】
次に、JPEGエンコーダ204は単一成分メモリ302から単一画像を読み出してJPEG形式で符号化し、磁気ディスク上の出力ファイルへ書き出す。
【実施例2】
【0137】
以下、第2の実施例として、第2の実施形態の符号化用データ生成装置の実施例を示す。図10は、第2の実施例の動作(符号化動作等)を模式的に示す説明図である。ここでは、符号化用データ生成装置が、符号化も行う符号化装置である場合を例にして説明する。本実施例では、符号化装置が、データ処理装置20(図3参照)としてパーソナルコンピュータを備え、データ記憶装置30(図3参照)としてパーソナルコンピュータに含まれる半導体メモリを備え、符号出力装置40として、磁気ディスク装置を備える場合を例に説明する。そして、入力画像データ10は、磁気ディスク装置上のファイルとして与えられるものとする。また、図10では、図3に示す構成要素と同様の構成要素については、図3と同一の符号を付す。RGB成分レジスタ301は、RGB成分メモリ301に相当し、単一成分レジスタ302は、単一成分メモリ302に相当する。JPEG2000エンコーダ202は、RGB成分符号化手段202に相当し、Golomb-Rice 符号化手段2043は、予測誤差符号化手段2043に相当する。
【0138】
まず、JPEG2000エンコーダ202は、RGB成分形成手段201に対して、(0,0)の座標からラスタースキャン順に座標を指定してRGB画素を要求する。RGB成分形成手段201は、与えられたx,y座標値に対応する画素ブロックを抽出し、そのうちのR,G1,B成分を、RGB成分レジスタ301を介してJPEG2000エンコーダ202に受け渡す。JPEG2000エンコーダ202は、RGB成分レジスタ301を介して、RGB画素データを受け取り、そのRGB画素データを符号化する。
【0139】
単一成分形成手段203は、G2成分を順に抽出して、単一成分レジスタ302に格納する。参照画素形成手段2041は、G2成分の周囲の4つのG1成分を抽出する。単一成分予測手段2042は、抽出された各G1成分(4つのG1成分)の平均値を計算して予測値とし、4つのG1成分に囲まれたG2成分との差分(予測誤差)を算出する。Golomb-Rice 符号化手段は、予測誤差をGolom-Rice符号により可変長符号化する。
【0140】
次に、本発明の概要について説明する。
図11は、本発明の符号化用データ生成装置の概要を示すブロック図である。本発明の符号化用データ生成装置は、カラー成分形成手段151(例えば、RGB成分形成手段201)と、単一成分形成手段152(例えば、単一成分形成手段203)とを備える。
【0141】
カラー成分形成手段151は、一定の大きさの画素ブロック毎にR,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組と、R,G,B成分を同数ずつ含む画素の組に含まれないR成分、G成分、またはB成分とに分けることが可能な入力画像データから、画素ブロック毎に、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出する。
【0142】
また、単一成分形成手段152は、入力画像データから、画素ブロック毎に、その画素の組に含まれないR成分、G成分、またはB成分である単一成分を1種以上抽出する。
【0143】
このような構成により、画素ブロック毎に、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出することができるので、RGB用の任意の符号化方式で符号化可能な符号化用データを得ることができる。また、全画素の全成分を復号しなくてもRGB画像を得られるようにすることができる。
【0144】
また、上記の実施形態には、カラー成分形成手段151が抽出したR,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を符号化するカラー成分符号化手段(例えば、RGB成分符号化手段202)と、単一成分形成手152段が抽出した単一成分に関する情報を符号化する単一成分符号化手段(例えば、単一成分符号化手段204,2040)とを備える構成が開示されている。
【0145】
また、上記の実施形態には、単一成分符号化手段が、単一成分に関する情報として、単一成分形成手段512が抽出した単一成分を符号化する構成が開示されている。
【0146】
また、上記の実施形態には、入力画像データが、2×2の画素ブロック毎に1つのR成分と1つのB成分と2つのG成分とを含むベイヤー配列の画像データであり、単一成分形成手段152が、2×2の画素ブロック毎に、R,G,Bの各成分を1つずつ含む画素の組に属さないG成分を抽出し、単一成分符号化手段が、そのG成分を符号化する構成が開示されている。
【0147】
また、上記の実施形態には、単一成分符号化手段が、単一成分形成手段152が抽出した単一成分と同じ色を表す成分であって、その単一成分を囲むようにして配置される単一成分の直近の4つの成分を入力画像データから抽出する参照画素形成手段(例えば、参照画素形成手段2041)と、参照画素形成手段が抽出する4つの成分によって囲まれる単一成分の予測値を算出する単一成分予測手段(例えば、単一成分予測手段2042)と、 その予測値と、単一成分形成手段が抽出した単一成分との差分を計算し、単一成分に関する情報としてその差分を符号化する符号化手段(例えば、単一成分予測手段2042および予測誤差符号化手段2043)とを含む構成が開示されている。
【0148】
また、上記の実施形態には、単一成分予測手段が、参照画素形成手段が抽出する4つの成分の平均値を、その4つの成分によって囲まれる単一成分の予測値とする構成が開示されている。
【0149】
また、上記の実施形態には、入力画像データが、2×2の画素ブロック毎に1つのR成分と1つのB成分と2つのG成分とを含むベイヤー配列の画像データであり、単一成分形成手段152が、2×2の画素ブロック毎に、R,G,Bの各成分を1つずつ含む画素の組に属さないG成分を抽出し、参照画素形成手段が、単一成分形成手段152が抽出するG成分を囲むようにして配置されるそのG成分の直近の4つのG成分を抽出し、単一成分予測手段が、参照画素形成手段が抽出した4つのG成分に囲まれ、単一成分形成手段152によって抽出されるG成分の予測値を算出し、符号化手段が、その予測値と、単一成分形成手段152が抽出したG成分との差分を計算し、その差分を符号化する構成が開示されている。
【0150】
また、上記の実施形態には、カラー成分形成手段151に対して、抽出すべき画素の組を示す座標を指定するカラー成分座標指定手段を備える構成が開示されている。
【0151】
また、上記の実施形態には、単一成分形成手段152に対して、抽出すべき単一成分を示す座標を指定する単一成分座標指定手段を備える構成が開示されている。
【0152】
図12は、本発明の復号装置の概要を示すブロック図である。本発明の復号装置は、カラー成分復号手段161(例えば、RGB成分復号手段702)と、カラー成分出力手段162(例えば、RGB成分出力手段701)と、単一成分復号手段163(例えば、単一成分復号手段704,7040)と、単一成分出力手段164(例えば、単一成分出力手段703)とを備える。
【0153】
カラー成分復号手段161は、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を符号化したデータの集合を復号する。カラー成分出力手段162は、カラー成分復号手段161によって復号されたR,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を出力する。
【0154】
単一成分復号手段163は、R、G、B成分の組に属さない単一のR成分、G成分、またはB成分である単一成分に関する情報の符号化データを復号して、その単一成分を導出する。単一成分出力手段164は、単一成分復号手段163によって復号された単一成分を出力する。
【0155】
以上のような構成により、上述の符号化用データ生成装置によって得られたデータを符号化したデータを復号することができる。
【0156】
また、上記の実施形態には、単一成分復号手段163が、単一成分を符号化したデータを復号することにより単一成分を導出する構成が開示されている。
【0157】
また、上記の実施形態には、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を符号化したデータの集合は、ベイヤー配列の画像データにおける2×2の画素ブロック毎にR,G,Bの各成分を1つずつ含む画素の組を符号化したデータの集合であり、単一成分は、2×2の画素ブロックにおいてその画素の組に含まれずに残るG成分であり、カラー成分復号手段161が、その2×2の画素ブロック毎のR,G,Bの各成分を1つずつ含む画素の組を復号し、単一成分復号手段163が、単一成分となったG成分を符号化したデータを復号する構成が開示されている。
【0158】
また、上記の実施形態には、単一成分復号手段163が、単一成分と同じ色を表す成分であって、単一成分とR,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組とを組み合わせて一つの画像データとしたときに単一成分を囲むようにしてその単一成分の直近に配置される4つの成分から求められたその単一成分の予測値とその単一成分との差分の符号化データを復号する差分復号手段(例えば、予測誤差復号手段7043)と、その4つの成分からその4つの成分に囲まれる単一成分の予測値を計算する単一成分予測値算出手段(例えば、単一成分逆予測手段7042)と、その予測値に、差分復号手段が復号した差分を加算することにより単一成分を導出する単一成分導出手段(例えば、単一成分逆予測手段)とを含む構成が開示されている。
【0159】
また、上記の実施形態には、単一成分予測値算出手段が、4つの成分の平均値を、その4つの成分に囲まれる単一成分の予測値として計算する構成が開示されている。
【0160】
また、上記の実施形態には、R,G,Bの各成分を同数ずつ含む画素の組を符号化したデータの集合は、ベイヤー配列の画像データにおける2×2の画素ブロック毎にR,G,Bの各成分を1つずつ含む画素の組を符号化したデータの集合であり、単一成分は、2×2の画素ブロックにおいてその画素の組に含まれずに残るG成分であり、差分復号手段が、単一成分となるG成分を囲むようにして単一成分となるG成分の直近に配置される4つのG成分から求められた単一成分となるG成分の予測値と、単一成分となるG成分との差分の符号化データを復号し、単一成分導出手段は、予測値算出手段が計算した予測値に、差分復号手段が復号した差分を加算することにより、単一成分となるG成分を導出する構成が開示されている。
【0161】
また、上記の実施形態には、カラー成分出力手段162に対して、出力すべき画素の組を示す座標を指定するカラー成分座標指定手段を備える構成が開示されている。
【0162】
また、上記の実施形態には、単一成分出力手段164に対して、出力すべき単一成分を示す座標を指定する単一成分座標指定手段を備える構成が開示されている。
【0163】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0164】
この出願は2008年1月8日に出願された日本出願特願2008−001620 を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【産業上の利用可能性】
【0165】
本発明は、例えば、単板感光センサとカラーフィルタアレイによって得られたイメージデータ等を圧縮符号化するための符号化用データの生成や、そのような符号化用データから符号化されたデータの復号に好適に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0166】
【図1】第1の実施形態の符号化用データ生成装置を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
【図3】第2の実施形態の符号化用データ生成装置を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
【図5】第3の実施形態の復号装置を示すブロック図である。
【図6】第3の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施形態の復号装置を示すブロック図である。
【図8】第4の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施例の動作を模式的に示す説明図である。
【図10】第2の実施例の動作を模式的に示す説明図である。
【図11】本発明の符号化用データ生成装置の概要を示すブロック図である。
【図12】本発明の復号装置の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0167】
20 データ処理装置
30 データ記憶装置
40 符号出力装置
201 RGB成分形成手段
202 RGB成分符号化手段
203 単一成分形成手段
204 単一成分符号化手段
301 RGB成分メモリ
302 単一成分メモリ
Claims (24)
- 各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出するカラー成分形成手段と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を1種以上抽出する単一成分形成手段と、
前記カラー成分形成手段が抽出した画素の組を符号化するカラー成分符号化手段と、
前記単一成分形成手段が抽出した単一成分に関する情報を符号化する単一成分符号化手段とを含み、
前記カラー成分符号化手段は、前記カラー成分形成手段が抽出した3原色の画素の各組を、該カラー成分の画素のみを参照して符号化を行うものであることを特徴とする符号化装置。 - 前記カラー成分符号化手段は、3原色の画素の一組毎に、単一の仮想的な空間座標を割り当て、同一空間座標に3原色の成分を有する画像を対象とした符号化方式を用いて、前記仮想的な空間座標の各画素を符号化するものであることを特徴とする請求項25に記載の符号化装置。
- 前記単一成分符号化手段は、
符号化対象である各単一成分に対して参照画素を抽出する参照画素形成手段と、
前記参照画素の値から単一成分の予測値を求める単一成分予測手段と、
前記予測値と該単一成分の値との差分を符号化する符号化手段とを含み、
前記参照画素形成手段は、符号化対象である各単一成分の近傍から1つ以上の成分を参照画素として抽出するものであり、
前記参照画素は、
前記カラー成分形成手段によってカラー成分として抽出される成分のうち、符号化対象である各単一成分と同じ色を表す成分の画素であり、かつ、それらの画素のうち該単一成分と空間的に最も近い位置にある画素であることを特徴とする請求項25に記載の符号化装置。 - 前記参照画素形成手段は、符号化対象である各単一成分の近傍から4つの成分を参照画素として抽出するものであり、
前記参照画素は、符号化対象である各単一成分を中心として空間的に対称に配置されるものであることを特徴とする請求項25に記載の符号化装置。 - 前記画素ブロックの大きさは2×2であり、
前記参照画素は、入力画像上で、符号化対象である各単一成分の左上、右上、左下、右下に位置することを特徴とする請求項28に記載の符号化装置。 - 前記単一成分予測手段は、前記参照画素形成手段が抽出する4つの成分の平均値を、復号対象である単一成分の予測値とする請求項29に記載の符号化装置。
- 各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
コンピュータに、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出する機能と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を1種以上抽出する機能と、
前記抽出した3原色の画素の各組を、該カラー成分の画素のみを参照して符号化を行う機能と、
前記抽出した単一成分に関する情報を符号化する機能とを実行させることを特徴とする符号化プログラム。 - 前記コンピュータに、
3原色の画素の一組毎に、単一の仮想的な空間座標を割り当て、同一空間座標に3原色の成分を有する画像を対象とした符号化方式を用いて、前記仮想的な空間座標の各画素を符号化する機能を実行させることを特徴とする請求項31に記載の符号化プログラム。 - 参照画素として、前記カラー成分として抽出される成分のうち、符号化対象である各単一成分と同じ色を表す成分の画素であって、かつ、それらの画素のうち該単一成分と空間的に最も近い位置にある画素を用い、
前記コンピュータに、
符号化対象である各単一成分の近傍から1つ以上の成分を前記参照画素として抽出する機能と、
前記参照画素の値から単一成分の予測値を求める機能と、
前記予測値と該単一成分の値との差分を符号化する機能とを実行させることを特徴とする請求項31に記載の符号化プログラム。 - 参照画素として、符号化対象である各単一成分を中心として空間的に対称に配置される画素を用い、
前記コンピュータに、
符号化対象である各単一成分の近傍から4つの成分を前記参照画素として抽出する機能を実行させることを特徴とする請求項31に記載の符号化プログラム。 - 前記画素ブロックの大きさを2×2に設定し、
前記参照画素として、入力画像上で、符号化対象である各単一成分の左上、右上、左下、右下に位置する画素を用いることを特徴とする請求項34に記載の符号化用プログラム。 - 前記抽出する4つの成分の平均値を、復号対象である単一成分の予測値とする請求項35に記載の符号化プログラム。
- 各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組を抽出し、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を1種以上抽出し、
前記抽出した3原色の画素の各組を、該カラー成分の画素のみを参照して符号化を行い、
前記抽出した単一成分に関する情報を符号化することを特徴とする符号化方法。 - 各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色の画素が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組をカラー成分として復号するカラー成分復号手段と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を復号する単一成分復号手段と、
各空間座標に配置された画素が3原色のいずれかの成分を表す画像メモリに対して、前記カラー成分の値を所定の座標変換を行って出力するカラー成分出力手段と、
前記画像メモリに対して、前記単一成分の値を所定の座標変換を行って出力する単一成分出力手段とを含み、
前記カラー成分復号手段は、前記カラー成分形成手段が抽出したカラー成分の画素のみを参照して復号を行うものであり、
前記カラー成分出力手段は、各空間座標のカラー成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置へ画素値を出力するものであり、
前記単一成分出力手段は、各空間座標の単一成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置へ画素値を出力するものであることを特徴とする復号装置。 - 前記単一成分復号手段は、
復号対象である各単一成分に対して参照画素を抽出する参照画素形成手段と、
前記参照画素の値から単一成分の予測値を求める単一成分予測手段と、
前記予測値と該単一成分の値との差分を復号する差分復号手段と、
前記予測値に、前記差分復号手段が復号した差分を加算することにより前記単一成分を導出する単一成分導出手段とを含み、
前記参照画素形成手段は、復号対象である各単一成分の近傍から4つの成分を参照画素として抽出するものであり、
前記参照画素は、前記カラー成分形成手段によってカラー成分として抽出される成分のうち、復号対象である各単一成分と同じ色を表す成分の画素であり、かつ、それらの画素のうち該単一成分と空間的に最も近い位置にある画素であることを特徴とする請求項38に記載の復号装置。 - 前記参照画素形成手段は、復号対象である各単一成分の近傍から4つの成分を参照画素として抽出するものであり、
前記参照画素は、復号対象である各単一成分を中心として空間的に対称に配置されるものであることを特徴とする請求項39に記載の復号装置。 - 前記単一成分予測手段は、前記参照画素形成手段が抽出する4つの成分の平均値を、復号対象である単一成分の予測値とする請求項40に記載の復号装置。
- 前記カラー成分復号手段は、低品質から高品質へ階層的に符号化されたデータを入力とし、カラー画像を生成して出力する機能を備えることを特徴とする請求項38に記載の復号装置。
- 空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色の画素が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
コンピュータに
抽出されたカラー成分の画素のみを参照して、前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組をカラー成分として復号する機能と、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を復号する機能と、
各空間座標に配置された画素が3原色のいずれかの成分を表す画像メモリに対して、各空間座標のカラー成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力する機能と、
前記画像メモリに対して、各空間座標の単一成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力する機能とを実行させることを特徴とする復号プログラム。 - 前記参照画素として、前記カラー成分形成手段によってカラー成分として抽出される成分のうち、復号対象である各単一成分と同じ色を表す成分の画素であり、かつ、それらの画素のうち該単一成分と空間的に最も近い位置にある画素を用い、
前記コンピュータに、
復号対象である各単一成分の近傍から4つの成分を参照画素として抽出する機能と、
前記参照画素の値から単一成分の予測値を求める機能と、
前記予測値と該単一成分の値との差分を復号する機能と、
前記予測値に、前記差分復号手段が復号した差分を加算することにより前記単一成分を導出する機能とを実行させることを特徴とする請求項43に記載の復号プログラム。 - 前記参照画素として、復号対象である各単一成分を中心として空間的に対称に配置される画素を用い、
前記コンピュータに、
復号対象である各単一成分の近傍から4つの成分を参照画素として抽出する機能を実行させることを特徴とする請求項44に記載の復号プログラム。 - 前記抽出される4つの成分の平均値を、復号対象である単一成分の予測値とする請求項45に記載の復号プログラム。
- 前記コンピュータに、
低品質から高品質へ階層的に符号化されたデータを入力とし、カラー画像を生成して出力する機能を実行させることを特徴とする請求項43に記載の復号プログラム。 - 各空間座標に3原色いずれかの成分を表す画素が配置された画像であって、かつ、一定の大きさの画素ブロック毎に3原色の画素が同数ずつ含まれない画像を対象とし、
抽出されたカラー成分の画素のみを参照して、前記画素ブロック毎に、3原色の各成分を同数ずつ含む画素の組をカラー成分として復号し、
前記画素ブロック毎に、前記画素の組に含まれない個々の成分である単一成分を復号し、
各空間座標に配置された画素が3原色のいずれかの成分を表す画像メモリに対して、各空間座標のカラー成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力し、
前記画像メモリに対して、各空間座標の単一成分が復号されると、対応する空間座標の画素ブロック内の、各成分の種類ごとに予め決められた位置への画素値を出力することを特徴とする復号方法。
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