JPH0728194Y2 - マンホール首部の整合ブロック - Google Patents

マンホール首部の整合ブロック

Info

Publication number
JPH0728194Y2
JPH0728194Y2 JP1988155461U JP15546188U JPH0728194Y2 JP H0728194 Y2 JPH0728194 Y2 JP H0728194Y2 JP 1988155461 U JP1988155461 U JP 1988155461U JP 15546188 U JP15546188 U JP 15546188U JP H0728194 Y2 JPH0728194 Y2 JP H0728194Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
manhole
neck
iron lid
root
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988155461U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0278637U (ja
Inventor
徳治 巽
安良 柄溝
英俊 加古
Original Assignee
日本電通建設株式会社
英俊 加古
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電通建設株式会社, 英俊 加古 filed Critical 日本電通建設株式会社
Priority to JP1988155461U priority Critical patent/JPH0728194Y2/ja
Publication of JPH0278637U publication Critical patent/JPH0278637U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728194Y2 publication Critical patent/JPH0728194Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば電線等を埋設するマンホールから立ち
上げた首部の開口部に取り付ける鉄蓋受枠等のマンホー
ルの整合ブロックに関する。
〔従来の技術〕
マンホールの鉄蓋は、第5図の断面図に示す如く、路面
との整合性を保つために、最終レベルは路面勾配に一致
することが要求され、マンホールから立ち上がった首部
1の上端とマンホールの鉄蓋受枠2の間に整合目地3が
設けられている。
従来この整合目地3は、路面勾配に一致するように、現
場において首部1の上端にモルタルによって形成してい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
マンホールの設置、取り替えさらには周辺路面の補修作
業においては、通行車両への交通制限を最小限にするた
めに、交通量が低減する深夜や早朝に集中的に行なうこ
とが一般となっている。
ところが、整合目地をモルタルによって形成するため
に、養生時間が必要であり、作業時間がかかり交通制限
の問題は解決されない。
さらに、根巻きブロックおよび首部を構成するブロック
はそれぞれ工場生産によるコンクリート製の既製のブロ
ックであり、それらを現場で組み立てると首部とそれを
囲む根巻きブロックとの間には隙間が生じてしまい、そ
の隙間に鉄蓋受枠と舗装との隙間から浸入した雨水が入
ってマンホール内に多量の水が溜まってしまうという問
題がある。
また、このモルタル等の整合目地に早強セメント等を用
いて早期に強度を得ようとすると、養生時間を短縮する
ことができるが、養生期間中に収縮減少が激しく、ひび
割れが発生したりする二次的な弊害が発生する問題があ
る。
さらに、上記した労働時間の特殊性から作業者不足や急
速施工化に伴う使用材料の取り扱いの難易性も問題とな
る。
また、マンホールの鉄蓋受枠がモルタルによって固定さ
れているために通行車両によってマンホール蓋が上下動
し、その動きと目地材の振動周期が同調した場合には、
運動が増幅し、動きが増進されてひどい場合には蓋が跳
ねて外れてしまう問題がある。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案は、水平もしくは所定の勾配があるエンドレス状
の弾性材製のブロックを設け、マンホールに立ち上がっ
た首部の上端に上記ブロックを載せ、その外周を根巻き
ブロックの内周面に密着させることによりマンホール内
に水が浸入しないように構成し、その上にマンホールの
鉄蓋受枠を設置したことを特徴とする。
〔作用〕
以上の構成によると、首部の上端に所望の勾配で、所望
の厚さのブロックを載せ、その上にマンホールの鉄蓋受
枠を設置し、鉄蓋受枠のフランジを介して周囲の基盤に
ボルトによって固定することにより、マンホールの鉄蓋
受枠は所定の勾配でかつ所定の高さでブロックの上面に
密着し、さらにブロックの外周が首部周囲の根巻きブロ
ックの内周面に密着するために、マンホール内への雨水
等の浸入を防ぐと共に上下動が抑制され、しかも車両通
過時の騒音の発生を防いだ状態で保持されることにな
る。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図はブロッ
クの平面図、第3図は断面図である。
なお、首部1と鉄蓋受枠2は上記従来技術と同様であ
り、4はマンホールの鉄蓋である。
道路の幅方向の勾配は、一般に10/1000から20/1000程度
であり、マンホール枠の直径は規格化されている。そこ
で本実施例は、そのような点に着目したものであり、図
において、5はブロックであり、所定の勾配であるエン
ドレス状の弾性材製の環状体であって、この弾性材とし
ては天然ゴム、合成ゴムさらには合成樹脂、アスファル
ト等が考えられる。
このブロック5の断面形状は、第4図に示す如く方形、
台形、円形、楕円形等が考えられ、さらに必要に応じて
中空部が中に形成してあってもよい。
6は必要に応じてこのブロック5内に埋設した補強材で
あり、ガラス、天然もしくは合成樹脂等の種々の繊維、
ゴム材、合成樹脂材や金属材が用いられる。
ここで、繊維を補強材として用いる場合は、ブロック内
部に変動張力が発生して材料の劣化が促進されるような
場合に埋設し、弾性定数を高くして上下方向の変形量を
小さくすることができる。また、ゴム材、合成樹脂材や
金属材を補強材として用いる場合は、高さ、厚さ等の条
件によって剛性が低い場合や剛性の低い弾性材で構成さ
れる場合であり、上下方向の変形量を小さくすることが
でき、ブロック内部において変動張力が発生して材料の
劣化を防ぐこともできる。
なお、上記のブロック5は、場所によっては勾配を必要
としないで施工できるところがあり、そのような場合で
は勾配がなく全周が等しい厚さのブロックを用いること
になり、また、厚さも数種類用意しておくとよい。
7はマンホールの首部を覆い保護する根巻きブロックで
ある。
以上の構成によると、第1図に示す如く、首部1の上端
にブロック5を載せる。
この際、ブロック5の外周を根巻きブロック7の内周面
に密着するように嵌合配置することにより止水性、防水
性に優れることになる。
このようにしたブロック5の上にマンホールの鉄蓋受枠
2を設置し、フランジ2aを介して周囲の基盤にボルト8
によって固定することにより、鉄蓋受枠2は所定の勾配
で上下動が抑制された状態で固定されることになる。
なお、上記のブロック5は首部1から路面までの高さに
応じて、その高さ、勾配に合ったものを選択して用いる
ことになる。
また、上記説明は整合目地として説明したが、必ずしも
整合目地のブロックに限るものではなく首部を構成する
ブロックと一体にしたブロックとして構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した本考案によると、水平もしくは所定
の勾配があるエンドレス状の弾性材製のブロックを設
け、その上にマンホールの鉄蓋受枠を設置したことによ
り、従来の剛体との接合に比べて固有周期が長くなり、
物体内部での伝播速度も遅くなるためにマンホールの上
下動が抑止され、さらに防音が行われることになる。
また、ブロックが弾性材製であるためにブロックと首部
上面、ブロックとマンホールの鉄蓋受枠との間の密接性
がよく、それらの個所からのマンホール内への雨水等の
水の浸入を防ぐことができる効果を有する。
さらに、首部周囲の根巻きブロックに本ブロックの外周
を密着させたことにより、既製のブロックを組み立てた
首部とそれを囲むやはり既製の根巻きブロックとの間に
生じた隙間を閉じてマンホール内への水の浸入を防ぐ効
果が得られる。
また、ブロックは事前に工場で製品化され、現場で人力
等の軽作業によって設置することができ、さらに従来の
ような養生時間を必要としないために、工事時間を大幅
に短縮することができ、交通渋滞を最小限におさえるこ
とが可能となり、しかも施工完了後に直ちに通行可能と
なる効果を有する。
このように作業の容易化、簡略化さらに急速施工化によ
ってマンホール工事の通行車両への影響が極めて少なく
なるために作業時間帯を深夜や早朝に限る必要がなくな
る効果は大きい。
また、重合したブロックを着脱することによって容易に
高さの調整を行うことができ、作業性にすぐれる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図はブロッ
クの平面図、第3図は断面図、第4図はブロックの形状
例を示す断面図、第5図はマンホールの首部の従来例を
示す断面図である。 1……首部 2……鉄蓋受枠 4……鉄蓋 5……ブロック 7……根巻きブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−296018(JP,A) 実開 昭62−12647(JP,U) 実公 昭50−37179(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール内に立ち上げた首部の周囲を根
    巻きブロックで囲ってあるマンホール首部の整合ブロッ
    クにおいて、 水平もしくは所定の勾配があるエンドレス状の弾性材製
    のブロックを設け、このブロックをマンホール首部に載
    せ、その外周を根巻きブロックの内周面に密着させるこ
    とによりマンホール内に水が浸入しないように構成し、
    その上にマンホールの鉄蓋受枠を設置したことを特徴と
    するマンホール首部の整合ブロック。
JP1988155461U 1988-11-29 1988-11-29 マンホール首部の整合ブロック Expired - Lifetime JPH0728194Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988155461U JPH0728194Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29 マンホール首部の整合ブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988155461U JPH0728194Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29 マンホール首部の整合ブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0278637U JPH0278637U (ja) 1990-06-18
JPH0728194Y2 true JPH0728194Y2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=31433111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988155461U Expired - Lifetime JPH0728194Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29 マンホール首部の整合ブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728194Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037179U (ja) * 1973-07-31 1975-04-18
JPS6212647U (ja) * 1985-07-08 1987-01-26
JPS62296018A (ja) * 1986-06-16 1987-12-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 鉄蓋受枠装置
JPS63112548U (ja) * 1987-01-13 1988-07-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0278637U (ja) 1990-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101295890B1 (ko) 도로 및 전기통신 시설물을 포함하는 지주시설물의 지주 매립형 기초 조립체
JPH0728194Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JPH06316942A (ja) 鉄塔基礎用プレキャスト製品及び鉄塔基礎の施工方法
JPH0724422Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JPH0728195Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JP3519378B2 (ja) トンネル内監視員通路の擁壁構造及び擁壁構成用部材
JPH0728193Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JP2612599B2 (ja) 中央分離帯の改修方法
JPH0728199Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JPH0728197Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JPH0728196Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JPH0728198Y2 (ja) マンホール首部の整合ブロック
JPH072703Y2 (ja) マンホール構造
JPH11117316A (ja) 仮締切構造体
JP3926613B2 (ja) 地中構造物の補修方法
JP2516066B2 (ja) マンホ―ルの蓋高さ調整装置
JP2515227B2 (ja) 現場打ちコンクリ―ト布基礎とプレキャストコンクリ―ト壁版との取付け方法
JPH0324541B2 (ja)
JP2604189Y2 (ja) 原子炉格納容器のバットレス壁構築構造
KR20180129409A (ko) 지주의 파일기초 합성구조물 및 이를 이용한 지주의 시공방법
JPS5925969Y2 (ja) 基礎金物
KR100569174B1 (ko) 맨홀 제작용 거푸집과 그에 의해 제작된 맨홀구조물
JPH07113321A (ja) 住宅用布基礎の施工方法
JP3629684B2 (ja) 遮音壁用基礎ブロック
JP3599328B2 (ja) 連結側溝用蓋

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term