JPH0728174A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH0728174A
JPH0728174A JP5152195A JP15219593A JPH0728174A JP H0728174 A JPH0728174 A JP H0728174A JP 5152195 A JP5152195 A JP 5152195A JP 15219593 A JP15219593 A JP 15219593A JP H0728174 A JPH0728174 A JP H0728174A
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Norio Yamada
典生 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、DCサーボモータの良好な立ち上
がり特性が得られてスキャナの適切な速度制御を行える
ようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、制御手段1がスキャナの前進立
ち上がり時のサーボループゲインとスキャナの等速走査
時のサーボループゲインとの切り換えを、DCサーボモ
ータ2の目標速度によってあらかじめ決定したスキャナ
の位置アドレスで行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスキャナをDCサーボモ
ータにより速度線図に応じて駆動する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】スリット露光型の複写機においては、一
般に、原稿をその複写すべき画像面を下側にして原稿台
上に載置し、この原稿台上の原稿を下側からスキャナで
走査しながらその原稿画像を感光体上に結像するように
なっている。スキャナは露光時にDCサーボモータによ
り駆動されてホームポジションから前進して往動し、露
光終了後に一旦停止してからDCサーボモータにより駆
動されてリターン(復動)する。DCサーボモータはサー
ボ制御装置により制御される。
【0003】ところで、この複写機では、ぶれのない複
写画像を得ようとすると、スキャナがモータにより駆動
されて一定の速度で往動する区間に入ってから原稿の走
査を始める必要がある。そのためには、スキャナが一定
の速度に立ち上がるまで助走する助走距離をホームプジ
ションと原稿台上の原稿の始端との間に設けなければな
らない。
【0004】一方、複写機の小型化が要求されるため、
助走距離を長くとれず、例えば20mm程度にしかとれ
ないという背景がある。したがって、スキャナの走査時
及びリターン時の速度を示す速度線図が変化しても助走
距離が固定されてしまうことになる。そこで、スキャナ
の速度線図が変化する場合には、スキャナの加速度を変
化させて、固定されている助走距離でスキャナを一定の
速度まで立ち上げている。
【0005】また、複写機は原稿を拡大して複写する拡
大複写機能や、原稿を縮小して複写する縮小複写機能な
どを有するものがある。これらの機能を有する複写機で
は、スキャナの速度線図の変化がさらに大きくなり、ス
キャナの加速度の変化量は基準となる等倍複写時のスキ
ャナの速度線図による加速度の1/2〜4倍程度まで変
化する。そのため、サーボ制御装置はスキャナの速度線
図に応じてサーボループのゲインを変化させてスキャナ
の動作の安定化を計っている。そして、サーボ制御装置
は拡大複写時や縮小複写時などDCサーボモータの目標
速度が変化した場合にはスキャナの前進立ち上がり時の
サーボループゲインとスキャナの等速走査時のサーボル
ープゲインとの切り換えを所定の決められた位置で行っ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記複写機では、拡大
複写時や縮小複写時などDCサーボモータの目標速度が
変化した場合には、スキャナの前進立ち上がり時のサー
ボループゲインとスキャナの等速走査時のサーボループ
ゲインとの切り換えを所定の決められた位置で行うの
で、DCサーボモータの良好な立ち上がり特性を得るこ
とができず、スキャナの適切な速度制御を行うことがで
きなかった。
【0007】本発明は、上記欠点を改善し、DCサーボ
モータの良好な立ち上がり特性を得ることができてスキ
ャナの適切な速度制御を行うことができる複写機を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原稿を走査するスキャナ
と、このスキャナを駆動するDCサーボモータと、この
DCサーボモータを制御し前記スキャナの速度線図に応
じてサーボループゲインを切り換える制御手段とを有す
る複写機において、図1に示すように前記制御手段1が
前記スキャナの前進立ち上がり時のサーボループゲイン
と前記スキャナの等速走査時のサーボループゲインとの
切り換えを、前記DCサーボモータ2の目標速度によっ
てあらかじめ決定した前記スキャナの位置アドレスで行
うものである。
【0009】請求項2記載の発明は、原稿を走査するス
キャナと、このスキャナを駆動するDCサーボモータ
と、このDCサーボモータを制御し前記スキャナの速度
線図に応じてサーボループのゲインを切り換える制御手
段とを有する複写機において、前記制御手段が前記スキ
ャナの前進立ち上がり時のサーボループゲインと前記ス
キャナの等速走査時のサーボループゲインとの切り換え
を、前記DCサーボモータの速度が前記DCサーボモー
タの目標速度によってあらかじめ決定した速度に到達し
た時に行うものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、スキャナがDCサー
ボモータにより駆動され、原稿がスキャナにより走査さ
れる。制御手段1は、スキャナの速度線図に応じてサー
ボループゲインを切り換えてDCサーボモータ2を制御
し、スキャナの前進立ち上がり時のサーボループゲイン
とスキャナの等速走査時のサーボループゲインとの切り
換えをDCサーボモータ2の目標速度によってあらかじ
め決定したスキャナの位置アドレスで行う。
【0011】請求項2記載の発明では、スキャナがDC
サーボモータにより駆動され、原稿がスキャナにより走
査される。制御手段は、スキャナの速度線図に応じてサ
ーボループのゲインを切り換えてDCサーボモータを制
御し、スキャナの前進立ち上がり時のサーボループゲイ
ンとスキャナの等速走査時のサーボループゲインとの切
り換えを、DCサーボモータの速度がDCサーボモータ
の目標速度によってあらかじめ決定した速度に到達した
時に行う。
【0012】
【実施例】図2は本発明の一実施例におけるDCサーボ
モータの目標とする動作速度線図を示す。この実施例
は、周知のスリット露光型の複写機において図4に示す
ようなサーボ制御装置を用いたものであり、原稿台上に
セットされた原稿をスキャナで走査しながらその原稿画
像を感光体に結像する。この感光体は帯電器で均一に帯
電された後に上記原稿画像の結像による露光で静電潜像
が形成され、この静電潜像が現像装置で現像されて転写
装置により転写紙へ転写されて定着器で定着される。こ
のような複写動作は操作部のコピースタートキーが押さ
れることにより開始されて設定枚数分だけ繰り返して行
われる。
【0013】通常、スキャナの動作は、大きく分けて所
定の停止位置から前進往動して原稿台上の原稿を走査す
る走査動作(スキャン動作)と、復動して所定の停止位置
に復帰するリターン動作とに分けられる。スキャナはD
Cサーボモータにより駆動され、このDCサーボモータ
の駆動制御がサーボ制御装置により行われる。サーボ制
御装置は、スキャナの複数の所定位置アドレスでサーボ
ループのゲインをG1〜G7に順次に切り換えながら前進
時の立ち上がり時間t1,前進時の一定速(等速)時間
2,反転時間3,リターン時の立ち上がり時間t4,リ
ターン時の一定速時間t5,リターン時の減速時間t6
停止制御時間t7にDCサーボモータを次のように制御
する。
【0014】即ち、サーボ制御装置は、立ち上がり時間
1にはDCサーボモータを駆動することによりスキャ
ナを停止位置から原稿台上の原稿の始端以前の所までの
助走距離だけ往動させてスキャナの速度を一定の速度に
立ち上げ、一定速時間t2にはDCサーボモータを駆動
してスキャナを一定の速度で往動させることにより原稿
台上の原稿を走査させる。
【0015】次いで、サーボ装置は、反転時間3にはD
Cサーボモータを減速させることによりスキャナを減速
させて停止させ、リターン時立ち上がり時間t4にはD
Cサーボモータを駆動することによりスキャナをリター
ン時の一定速度まで立ち上げる。次いで、サーボ装置
は、リターン時の一定速時間t5にはDCサーボモータ
を駆動することによりスキャナをリターン時の一定速度
で復動させ、リターン時の減速時間t6にはDCサーボ
モータを減速させる。さらに、サーボ装置は、停止制御
時間t7にはDCサーボモータを所定の停止位置に停止
させるように制御する。
【0016】また、この実施例は、等倍複写機能、拡大
複写機能及び縮小複写機能を有し、図3に示すようにス
キャナの速度は拡大複写時より等倍複写時の方が大きく
て等倍複写時より縮小複写時の方が大きい。したがっ
て、スキャナの立上り時の加速度は拡大複写時の加速度
1よりも等倍複写時の加速度a2を大きくして等倍複写
時の加速度a2よりも縮小複写時の加速度a3を大きくす
る必要がある。また、高速複写機においては、スキャナ
の加速度をリターン時立ち上がり時間t4とリターン時
減速時間t6に更に大きくする必要がある。スキャナの
加速度の大きさはスキャナの速度線図における傾きの大
小に比例する。
【0017】そこで、この実施例では、サーボ制御装置
は前進立ち上がり時間t1,リターン時立ち上がり時間
4,リターン時減速時間t6の期間にはサーボループの
ゲインを大きくして系(サーボループ)の応答性を高め、
スキャナの急激な速度変化に追従しやすいものとしてい
る。また、サーボ制御装置は、前進立ち上がり時間t1
のサーボループゲインと前進時の一定速時間t2のサー
ボループゲインとの切り換えを、DCサーボモータの前
進時一定速時間t2の目標速度によってあらかじめ決定
したスキャナの位置アドレスで行うことにより、滑らか
なスキャナの動作を行う。
【0018】図4は上述のようなDCサーボモータの動
作速度線図を得るための本実施例のデジタルサーボ制御
装置を示す。このデジタルサーボ制御装置は、スキャナ
を駆動するDCサーボモータ11と、このDCサーボモ
ータ11に取り付けられたエンコーダ12と、このエン
コーダ12からのフィードバックパルスの数のカウント
によるスキャナの位置アドレスのカウント及びエンコー
ダ12からのフィードバックパルスの周期の測定を行う
内部タイマを備えていてその周期によってPI演算を行
うマイクロプロセッサ1(CPU)3と、このマイクロプ
ロセッサ13の演算結果に応じてデューティ比を変化さ
せたPWMパルスを出力するプログラマブルタイマ14
と、分周器15と、レベルシフト回路16,17と、電
界効果トランジスタ18〜21と、ダイオード22〜2
5と、アンドゲート26,27と、プルアップ抵抗2
8,29とを有する。
【0019】電界効果トランジスタ18,19はCPU
13の出力ポート1,2からレベルシフト回路16,1
7を介して入力される入力信号によりオン/オフ制御さ
れ、アンドゲート26,27はCPU13の出力ポート
1,2から入力される入力信号によりオン/オフされて
プログラマブルタイマ14からのPWMパルスをオン時
に通過させる。電界効果トランジスタ20,21はアン
ドゲート26,27からのPWMパルスによりオンす
る。
【0020】DCサーボモータ11は、電界効果トラン
ジスタ18,21が同時にオンした時に電源から給電さ
れてアンドゲート27からのPWMパルスに応じた速度
で正回転することによりスキャナを往動させ、電界効果
トランジスタ19,20が同時にオンした時に電源から
給電されてアンドゲート26からのPWMパルスに応じ
た速度で逆回転することによりスキャナを復動させる。
エンコーダ12はDCサーボモータ11の回転を検出し
てDCサーボモータ11の回転数に比例したフィードバ
ックパルスを発生し、分周器15はエンコーダ12から
のフィードバックパルスを分周してCPU13へ送る。
【0021】CPU13は、エンコーダ12から分周器
15を介して入力されるフィードバックパルスの数をア
ドレスカウンタを兼ねた内部タイマでカウントすること
によってスキャナの位置アドレスをカウントし、エンコ
ーダ12から分周器15を介して入力されるフィードバ
ックパルスの周期を内部タイマで測定する。そして、C
PU13は、内部タイマで測定したフィードバックパル
スの周期によりPI演算(比例制御及び積分の演算)を行
うことによって、DCサーボモータ11を速度線図に応
じた速度で回転させるための制御データを得る。
【0022】この場合、CPU13は、上述した速度線
図を実現するために、制御プログラム処理中に内部タイ
マでカウントしたスキャナの位置アドレスから前進立ち
上がり時間t1、一定速時間t2、反転時間3、リターン
時立ち上がり時間t4、リターン時一定速時間t5、リタ
ーン時減速時間t6の制御定数(Pゲイン,Iゲイン)G
1〜G6と上記フィードバックパルスの周期によってP
I演算を行い、その演算結果に応じてプログラマブルタ
イマ14を制御してPWMパルスのデューティ比を変化
させてDCサーボモータ11を制御する。ここに、CP
U13はサーボループゲインをスキャナの速度線図に応
じて各時間t1〜t6毎に最適な値G1〜G6に切り換え
る。
【0023】図5はCPU13のDCサーボモータ制御
フローを示す。CPU13は、スキャナの走査開始前
に、前進立ち上がり時間t1及び前進時一定速時間t2
各サーボループゲインG1,G2を、目標とする速度線
図に応じて最適な値に設定し、かつ、立ち上がり時間t
1のサーボループゲインと前進時の一定速時間t2のサー
ボループゲインとの切り換えを行うべき位置(スキャナ
の位置アドレス)をDCサーボモータの前進時一定速時
間t2の目標速度に応じて設定することによって、サー
ボループゲイン切り換え時のDCサーボモータの立ち上
がり特性を良好な立ち上がり特性に改善してスキャナの
適切な速度制御を行う。
【0024】この場合、CPU13は、図3に示すよう
に拡大複写時におけるDCサーボモータ11の前進時一
定速時間t2の目標速度が等倍複写時におけるDCサー
ボモータ11の前進時一定速時間t2の目標速度より小
さいから、拡大複写時における前進立ち上がり時間t1
のサーボループゲインと前進時の一定速時間t2のサー
ボループゲインとの切り換えを行うべきスキャナ位置ア
ドレスD1を等倍複写時における前進立ち上がり時間t1
のサーボループゲインと前進時の一定速時間t2のサー
ボループゲインとの切り換えを行うべきスキャナ位置ア
ドレスD2より小さく設定する。
【0025】また、CPU13は、縮小複写時における
DCサーボモータの前進時一定速時間t2の目標速度が
等倍複写時におけるDCサーボモータの前進時一定速時
間t2の目標速度より大きいから、拡大複写時における
前進立ち上がり時間t1のサーボループゲインと前進時
の一定速時間t2のサーボループゲインとの切り換えを
行うべきスキャナ位置アドレスD3を等倍複写時におけ
る前進立ち上がり時間t1のサーボループゲインG1と
前進時の一定速時間t2のサーボループゲインG2との
切り換えを行うべきスキャナ位置アドレスD2より大き
く設定する。
【0026】CPU13は、コピースタートキーからの
入力信号により、コピースタートキーが押されて複写動
作が開始される時には、出力ポート1,2から出力信号
を出して電界効果トランジスタ18,19をオンさせて
DCサーボモータ11の回転を開始させてスキャナの往
動を開始させ、前進立ち上がり時間t1のサーボループ
ゲイン制御定数(Pゲイン,Iゲイン)G1と上記フィー
ドバックパルスの周期によってPI演算を行い、その演
算結果に応じてプログラマブルタイマ14を制御してP
WMパルスのデューティ比を変化させることによりDC
サーボモータ11の前進立ち上がり時間t1の制御を行
う。
【0027】CPU13は、エンコーダ12から分周器
15を介して入力されるフィードバックパルスの数をア
ドレスカウンタを兼ねた内部タイマでカウントすること
によってスキャナの位置アドレスをカウントし、スキャ
ナの位置アドレスが上記スキャナ位置アドレスD1〜D3
のうちの設定したスキャナ位置アドレスに到達したか否
かを判断してスキャナの位置アドレスが設定スキャナ位
置アドレスに到達した時にはサーボループゲインを前進
立ち上がり時間t1のサーボループゲインG1から前進
時の一定速時間t2のサーボループゲインG2切り換え
る。以後はCPU13が上述のようにサーボループのゲ
インを切り換えながらDCサーボモータ11を制御す
る。
【0028】この実施例では、スキャナの前進立ち上が
り時間t1のサーボループのゲインG1とスキャナの等
速走査時間t2のサーボループのゲインG2との切り換
えを、DCサーボモータ11の目標速度によってあらか
じめ決定したスキャナの位置アドレスで行うので、DC
サーボモータ11の良好な立ち上がり特性を得ることが
でき、スキャナの適切な速度制御を行うことができる。
【0029】図6は本発明の他の実施例におけるCPU
のDCサーボモータ制御フローを示す。この実施例は、
上記実施例において、CPU13が、スキャナの前進立
ち上がり時間t1のサーボループゲインG1とスキャナ
の等速走査時間t2のサーボループゲインG2との切り
換えを、DCサーボモータ11の目標速度によってあら
かじめ決定したスキャナの位置アドレスで行う代りに、
スキャナの前進立ち上がり時間t1のサーボループゲイ
ンG1とスキャナの等速走査時間t2のサーボループゲ
インG2との切り換えを、DCサーボモータ11の速度
がDCサーボモータ11の目標速度によってあらかじめ
決定した速度に到達した時に行うようにしたものであ
る。
【0030】すなわち、CPU13は、内部タイマで測
定したエンコーダ12からのフィードバックパルスの周
期よりDCサーボモータ11の速度を演算してこのDC
サーボモータ11の速度がDCサーボモータ11の目標
速度によってあらかじめ決定した速度(DCサーボモー
タ11の目標速度に応じた速度)に到達した時にスキャ
ナの前進立ち上がり時間t1のサーボループゲインG1
とスキャナの等速走査時間t2のサーボループゲインG
2との切り換えを行う。
【0031】この実施例では、スキャナの前進立ち上が
り時間t1のサーボループゲインG1とスキャナの等速
走査時間t2のサーボループゲインG2との切り換え
を、DCサーボモータ11の速度がDCサーボモータ1
1の目標速度によってあらかじめ決定した速度に到達し
た時に行うので、DCサーボモータ11の良好な立ち上
がり特性を得ることができ、スキャナの適切な速度制御
を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、原稿を走査するスキャナと、このスキャナを駆動す
るDCサーボモータと、このDCサーボモータを制御し
前記スキャナの速度線図に応じてサーボループゲインを
切り換える制御手段とを有する複写機において、前記制
御手段が前記スキャナの前進立ち上がり時のサーボルー
プゲインと前記スキャナの等速走査時のサーボループゲ
インとの切り換えを、前記DCサーボモータの目標速度
によってあらかじめ決定した前記スキャナの位置アドレ
スで行うので、DCサーボモータの良好な立ち上がり特
性を得ることができ、スキャナの適切な速度制御を行う
ことができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、原稿を走査
するスキャナと、このスキャナを駆動するDCサーボモ
ータと、このDCサーボモータを制御し前記スキャナの
速度線図に応じてサーボループゲインを切り換える制御
手段とを有する複写機において、前記制御手段が前記ス
キャナの前進立ち上がり時のサーボループゲインと前記
スキャナの等速走査時のサーボループゲインとの切り換
えを、前記DCサーボモータの速度が前記DCサーボモ
ータの目標速度によってあらかじめ決定した速度に到達
した時に行うので、DCサーボモータの良好な立ち上が
り特性を得ることができ、スキャナの適切な速度制御を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例におけるスキャナの速度と移
動位置との関係を示す速度線図である。
【図3】同実施例におけるスキャナの各複写モードの速
度及びループゲイン切り換え位置アドレスを示す図であ
る。
【図4】同実施例のサーボ制御装置を示すブロック図で
ある。
【図5】同サーボ制御装置におけるCPUの処理フロー
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例のサーボ制御装置における
CPUの処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御手段 2 DCサーボモータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 3/12 306 R 9179−3H 13/62 E 9132−3H // G05B 13/02 B 9131−3H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を走査するスキャナと、このスキャナ
    を駆動するDCサーボモータと、このDCサーボモータ
    を制御し前記スキャナの速度線図に応じてサーボループ
    ゲインを切り換える制御手段とを有する複写機におい
    て、前記制御手段が前記スキャナの前進立ち上がり時の
    サーボループゲインと前記スキャナの等速走査時のサー
    ボループゲインとの切り換えを、前記DCサーボモータ
    の目標速度によってあらかじめ決定した前記スキャナの
    位置アドレスで行うことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】原稿を走査するスキャナと、このスキャナ
    を駆動するDCサーボモータと、このDCサーボモータ
    を制御し前記スキャナの速度線図に応じてサーボループ
    ゲインを切り換える制御手段とを有する複写機におい
    て、前記制御手段が前記スキャナの前進立ち上がり時の
    サーボループゲインと前記スキャナの等速走査時のサー
    ボループゲインとの切り換えを、前記DCサーボモータ
    の速度が前記DCサーボモータの目標速度によってあら
    かじめ決定した速度に到達した時に行うことを特徴とす
    る複写機。
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