JPH0728173A - 写真プリンタのロールペーパー取出し装置 - Google Patents

写真プリンタのロールペーパー取出し装置

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Publication number
JPH0728173A
JPH0728173A JP17446593A JP17446593A JPH0728173A JP H0728173 A JPH0728173 A JP H0728173A JP 17446593 A JP17446593 A JP 17446593A JP 17446593 A JP17446593 A JP 17446593A JP H0728173 A JPH0728173 A JP H0728173A
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JP
Japan
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take
spool
roll paper
receiving shaft
paper
Prior art date
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Application number
JP17446593A
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English (en)
Inventor
Susumu Sato
佐藤  進
Yasuhiro Kaneko
靖弘 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1対の受取軸65a,65bを支持板66b
に取り付けて受取軸支持部66を構成する。受取軸支持
部66を移動台67に回動自在に取り付ける。受取軸支
持部66及び移動台67に移動反転機構68を設ける。
移動反転機構68により、移動台67を受け渡し位置と
反転位置との間で往復動させる。移動反転機構68によ
り、反転位置で受取軸支持部66を反転させる。受け渡
し位置で巻取スプール46からロールペーパーを受取軸
65a側に送る。ロールペーパーの受け取り後に移動台
67を反転位置に移動する。この移動後に受取軸支持部
66を反転させる。反転後に、移動台67を受け渡し位
置に戻す。受取軸25bから巻き芯18aを巻取スプー
ル46に送り出す。 【効果】 ペーパーの巻き取り終了後に、巻取スプール
46からのロールペーパーの取り出しと、巻取スプール
46への巻き芯18aのセットとを簡単に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真プリンタのロール
ペーパー取出し装置に関し、更に詳しくは大規模現像所
において効率良く焼付露光するための写真プリンタのロ
ールペーパー取出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模現像所では、効率良く写真焼き付
けを行うために、多数の写真フイルムを接続して長尺化
し、これをロール形態に巻き取っている。そして、ロー
ル形態でフイルムを取り扱って、フイルムプロセサで現
像処理した後に、ノッチャーパンチャーでフイルム検定
を行い、この後、フイルム検定結果に基づきオートプリ
ンタで焼付露光している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オートプリンタでは、
ロールフイルムの各コマをプリント位置にセットして高
速で焼付露光する。焼付露光済みのカラーペーパーはペ
ーパー巻取部でロール状に巻き取られる。例えば、フイ
ルム1ロール分(1ロット分)の焼付露光を終了する
と、この焼付露光済みのペーパーが未露光部分と切り離
される。このため、巻取部からロールペーパーを人手に
より取り出して空の巻き芯を巻取スプールにセットして
次のペーパー巻き取りの準備をする必要がある。このロ
ールペーパーの取り出し及び巻き芯のセット中は高速で
プリントしているためプリンタを止める必要がある。し
たがって、プリント作業が中断して能率良くプリントす
ることができないという問題がある。
【0004】これに対して、ペーパー巻取部を複数個設
け、これらを交互に用いるようにして、ロールペーパー
の取り出し及び空の巻き芯のセットがプリント時間に含
まれないようにしてプリントを効率良く行うことも考え
られる。しかし、この場合には、複数個のペーパー巻取
部を設けるため、設置スペースが大きくなるとともに、
製造コストも上昇するという問題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、巻取スプールを複数個設けることなく、プリント
を効率良く行えるようにした写真プリンタのロールペー
パー取出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、1対のロールペーパー
受取軸と、この1対の受取軸を同一軸心上に配置すると
ともに、これら受取軸を巻取スプールの軸心の延長方向
で、巻取スプールの軸心に合わせて配置した受取軸支持
部と、この支持部を巻取スプールの軸心に直交する軸心
を中心として反転させて、各受取軸の先端部を巻取スプ
ールの先端部に対面させる受取軸反転手段と、巻取スプ
ールと受取軸とが接近した受け渡し位置と、巻取スプー
ルから受取軸が離れてこれらの間にロールペーパーの反
転スペースを形成する反転位置との間で受取軸支持部を
移動させる支持部移動手段と、ロールペーパーを巻取ス
プールから受取軸側に送り出すロールペーパー送出手段
と、受取軸にセットされた巻き芯を空の巻取スプールに
送り出す巻き芯送出手段と、巻取完了信号によりロール
ペーパー送出手段を作動させてロールペーパーを巻取ス
プールから受取軸に移動させ、この後に移動手段を作動
させて受取軸支持部を反転位置に移動させた後に受取軸
支持部を反転させて受け渡し位置に移動させ、次に巻き
芯送出手段を作動させて空の巻取スプールに巻き芯をセ
ットするコントローラとを備えたものである。
【0007】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1記載の写真プリンタのロールペーパー取出し装置にお
いて、ロールペーパー送出手段を、巻取スプールの軸方
向で移動自在に設けたフランジと、このフランジが巻取
スプールの先端を越えるまでフランジをシフトさせるシ
フト手段とから構成し、シフト手段を、ペーパー幅に合
わせた位置でフランジを停止自在にしたものである。
【0008】また、請求項3に記載した発明は、巻取ス
プールの軸方向に移動自在に設けられ、前記1対の受取
軸を巻取スプールの軸心を含む平面内で回動するように
受取軸支持部を回動自在に保持する移動台と、受取軸支
持部に取り付けられ受取軸支持部を回動する部材と、こ
の回動部材に連結したリンク部材と、このリンク部材を
巻取スプールの軸方向で前記受け渡し位置と反転位置と
の間で移動させるリンク部材移動手段と、各受取軸と巻
取スプールとの軸心が合致する位置で受取軸支持部の回
動を規制してこれをロックする回動規制手段と、受取軸
支持部が反転位置にあるときに、移動台の移動を規制し
てロックし、このロック時の係止力は回動規制手段の係
止力よりも小さくした移動規制手段とから、前記支持部
反転手段と支持部移動手段を構成し、リンク部材移動手
段の移動量を、受け渡し位置から反転位置までの移動台
送り量と、支持部を反転させるための回動送り量との和
としたものである。
【0009】また、請求項4に記載した発明は、ロール
ペーパーの受取軸と、この受取軸を、先端が巻取スプー
ルの先端に接近した位置で且つ巻取スプールの軸心の延
長方向で巻取スプールの軸心に合った受け渡し位置と、
この受け渡し位置から水平軸回りに回動させてロールペ
ーパーを取り出し易くした取り出し位置との間で変位さ
せる受取軸変位手段と、ロールペーパーを巻取スプール
から受け渡し位置にある受取軸側に送り出すロールペー
パー送出手段と、ロールペーパー送り出し後の巻取スプ
ールに空の巻き芯を送り出す巻き芯送出手段と、巻取完
了信号によりロールペーパー送出手段を作動させてロー
ルペーパーを巻取スプールから受取軸に移動させ、この
後に移動手段を作動させて受取軸を巻取スプールから移
動させた後に巻き心送出手段を作動させて空の巻取スプ
ールに巻き芯をセットするコントローラとを備えたもの
である。
【0010】
【作用】ロールペーパーの巻き取りが終了すると、ロー
ルペーパー送出手段が作動してロールペーパーが巻取ス
プールから受取軸に移動する。次に、移動手段が作動し
て受取軸支持部が反転位置まで移動して、この位置で受
取軸支持部が反転する。この反転により、他方の受取軸
にセットされていた巻き芯が巻取スプールに対面した位
置となる。この後、移動手段が作動して受取軸支持部が
受取位置まで戻る。そして、巻き芯送出手段により巻き
芯が巻取スプールに送り出され、この後、巻き芯がチャ
ッキングされ、次のロット分の焼付露光済みカラーペー
パーの巻き取りが行われる。また、反転された受取軸に
移されたロールペーパーは次のロット分のプリント中に
取り出され、この後、受取軸の一方に巻き芯がセットさ
れる。
【0011】
【実施例】図2は本発明のロールペーパー取出し装置を
用いたオートプリンタを示す概略図である。機枠10の
上部には、水平方向でフイルム搬送部11が配置されて
いる。また、機枠10の下部には、水平方向でペーパー
搬送部12が配置されている。これらフイルム搬送部1
1とペーパー搬送部12との間には、垂直方向でプリン
ト部13が配置されている。また、ペーパー搬送部12
のペーパー入口側の上部には、フイルム搬送部11との
間でペーパー供給部14が配置されており、ペーパー搬
送部12のペーパー出口側には、フイルム搬送部11と
の間でペーパー巻取装置15が配置されている。
【0012】フイルム搬送部11は、フイルム供給用の
リール取付軸20と、供給側ダンサー部21と、フイル
ムキャリア22と、巻取側ダンサー部23と、フイルム
巻取用のリール取付軸24とを備えている。フイルムキ
ャリア22は、ロールフイルム25から引き出されたフ
イルム26のプリント対象コマをノッチに基づきプリン
ト位置にセットする。
【0013】プリント位置にセットされたコマは、プリ
ント部13によりペーパー搬送部12のカラーペーパー
31に焼付露光される。光源部30は、ランプ28と図
示しないカットフイルタ部及び拡散箱とから構成されて
おり、フイルムキャリア22にセットされたプリント対
象コマを照明する。プリント対象コマを透過した光は、
シャッタ33が開いた時にズームレンズ32によりカラ
ーペーパー31に結像される。
【0014】カラーペーパー31はペーパー供給部14
にセットされたロールペーパー17から引き出され、ペ
ーパー搬送部12によりプリント位置にセットされる。
ペーパー供給部14は、ペーパー取付軸35のロールペ
ーパー17からペーパー31を引き出して、これをフイ
ルム送りローラ対37によりペーパー搬送部12に送
る。ペーパー取付軸35にはブレーキ機構38が設けら
れており、ダンサーローラ39との連動によりロールペ
ーパー17に巻き弛みが発生しないようにペーパー31
を円滑に送りだす。
【0015】ペーパー搬送部12にはペーパー送りロー
ラ対40a,40b,40c,及び送り込みローラ対5
0が配置されており、これらにより、ペーパー31はス
プライサ41,カッタ42,可変ペーパーマスク43を
通過して、ペーパー巻取装置15に送られる。スプライ
サ41の前には、焼付露光のためのペーパー間欠送りと
ペーパー供給部14からのペーパー引き出し送りとの速
度差を吸収するためと、ペーパー31を接合したり切断
したりするための処理時間を稼ぐ第1のループ形成部4
4が設けられている。また、ペーパー巻取装置15の前
には、ペーパー巻取速度とプリント処理速度との差を吸
収するための第2のループ形成部45が設けられてい
る。
【0016】ペーパー巻取装置15は、巻取スプール4
6とペーパーガイドアーム47a,47bと、ペーパー
送り込みローラ対50と、ガイドローラ49とを備えて
おり、プリント済みのペーパー31を巻き芯18aに巻
き付けて、ロールペーパー18にして巻き取る。
【0017】ペーパー送り込みローラ対50は、駆動ロ
ーラ50aと、プレスローラ50bと、ガイドローラ5
0cとから構成されており、駆動ローラ50aとプレス
ローラ50bとによりペーパー31を挟んでペーパー送
りを行う。ガイドローラ50cは、水平に送られて来た
ペーパーを斜め上方に案内する。また、ペーパー送り込
みローラ対50のペーパー送り上流側にはペーパーガイ
ドローラ51が設けられている。ペーパーガイドローラ
51の軸には、ガイドローラ51の両端側で、フランジ
付きのペーパーガイド(図示せず)が軸方向で移動自在
に取り付けられており、ペーパー幅に応じてその固定位
置が変化するようになっている。駆動ローラ50aには
図示しないブレーキ機構が設けられており、これは、ペ
ーパー巻き取り時に巻き締め力をかけるための負荷を駆
動ローラ50aに与える。
【0018】図3に示すように、ガイドアーム47a,
47bはガイドアーム開閉機構54により、ペーパーを
巻き芯18a側に案内するガイド位置(図中2点鎖線で
示す)と、巻き芯18aから離れた退避位置(図中実線
で示す)との間で変位する。ガイドアーム開閉機構54
は、リンク機構55とこれを駆動する電磁クラッチ56
とモータ57とから構成されている。
【0019】リンク機構55は、連動レバー58a,5
8b、連動円盤59と、連動ロッド60a,60bとか
ら構成されており、ガイドアーム47a,47bを連動
させる。また、連動円盤59にはコイルバネ61が取り
付けられている。コイルバネ61は、連動円盤59を図
中反時計方向に付勢する。これにより、各ガイドアーム
47a,47bの先端が巻き芯18a側に付勢されるよ
うになる。また、連動円盤59の取付軸59aには電磁
クラッチ56及びガイドアーム回動モータ57が設けら
れており、巻き取ったロールペーパー18を排出すると
きに強制的にガイドアーム47a,47bを退避位置に
セットする。図1に示すように、電磁クラッチ56及び
モータ57はドライバ56a,57aを介してロールペ
ーパー取出し用コントローラ62で制御される。
【0020】ガイドアーム47a,47bの先端はバネ
材で構成されており、ロールペーパーの外形状に応じて
湾曲するようになっている。このバネ材には2個のプレ
スローラ63が取り付けられており、これらプレスロー
ラ63はペーパーロール18の外周面に密着する。ま
た、下側ガイドアーム47aは、ペーパー搬送路も兼ね
ており、ペーパー31の先端を巻き芯18aに案内す
る。
【0021】図1に示すように、本発明を実施したロー
ルペーパー取出し装置は、1対のロールペーパー受取軸
65a,65bと、受取軸支持部66と、移動台67
と、移動反転部68と、巻き芯送出部69と、ロールペ
ーパー送出部70とを備えている。このロールペーパー
取出し装置は、巻取スプール46から焼付露光済みロー
ルペーパー18を取り出した後に、この巻取スプール4
6に空の巻き芯18aをセットする。
【0022】図4に示すように、移動台67は2本のガ
イド棒71a,71bにより巻取スプールの軸方向で移
動自在に構成されている。移動台67の上には移動台6
7に平行にブラケット板72が固定されており、これに
軸受け72aを介して受取軸支持部66が鉛直軸回りに
回動自在に取り付けられている。移動台67は、後に詳
しく説明するリンク棒73により、受取軸65aが巻取
スプール46の先端に接近したロールペーパーの受取位
置(図1中実線表示)と、ロールペーパーの反転スペー
スを受取軸65aと巻取スプール46との間に形成する
ための反転位置(図1中2点鎖線表示)との間で往復動
する。
【0023】受取軸支持部66は、支持板66aとカム
板66bと回動軸66cとから構成されており、支持板
66aの上部中央には、支持板66aに垂直に1対の受
取軸65a,65bが固定されている。図5に示すよう
に、受取軸65a,65bには、4個のローラ74を軸
方向に並べたローラ列が周方向で4列設けられており、
巻き芯18aの軸方向での移動を円滑にしている。ま
た、図4に示すように、受取軸65a,65bの取付端
部側にはフランジ75が形成されており、巻き芯18a
がこれ以上挿入されることのないようにしている。
【0024】回動軸66cの下側には、ギヤ76が固定
されており、このギヤ76には回動ギヤ77が噛み合っ
ている。回動ギヤ77にはリンク棒73が回動自在に連
結されており、このリンク棒73の移動により、移動台
67の巻取軸方向での往復動と、受取軸支持部66の反
転とが行われる。
【0025】また、カム板66bには、巻取スプール4
6と受取軸65a,65bとの軸心が合った位置で受取
軸支持部66の回動を規制する回動規制手段80が設け
られている。回動規制手段80は、カム板66bに設け
た係止切欠き81と、この係止切欠き81に入り込み、
受取軸支持部66の回動を規制するロックレバー82と
から構成されている。ロックレバー82は取付軸82a
を介してブラケット板72に回動自在に取り付けられて
おり、このロックレバー82には係止切欠き81に入り
込む係止ローラ83と、ロックレバー82をカム板66
b側に付勢するコイルバネ84とが設けられている。係
止切欠き81は円弧状の切欠きからなり、この係止切欠
き81は、2個の受取軸65a,65bの先端が巻取ス
プール46の先端に対面する位置で係止ローラ83が入
り込む位置に形成されている。
【0026】また、移動台67には、リンク棒73の押
し出しにより反転位置にされた時に、移動台67のこれ
以上の移動を規制する移動規制手段85が設けられてい
る。移動規制手段85は、移動台67の一方の側縁部に
形成した係止切欠き86と、この係止切欠き86に入り
込み移動台67の移動を規制するロックレバー87とか
ら構成されている。ロックレバー87は機枠に回動自在
に取り付けられており、係止ローラ88が係止切欠き8
6に入り込むようにコイルバネ89により付勢されてい
る。この移動規制手段85のコイルバネ89は回動規制
手段80のコイルバネ84よりも弱く設定されており、
これによりリンク棒73の往復動のときに、先ず移動規
制手段85のロックが解除され、この後に回動規制手段
80のロックが解除される。
【0027】リンク機構90は、リンク棒73とレバー
91と偏心カム92とモータ93とから構成されてい
る。リンク棒73は回動ギヤ77とレバー91とに回動
自在に連結されている。レバー91は取付軸91aを介
して機枠に回動自在に取り付けられており、偏心カム9
2のピン92aが長孔91bに入っている。図1に示す
ように、モータ93はドライバ93aを介してロールペ
ーパー取出し用コントローラ62により制御される。そ
して、偏心カム92がモータ93により回転すると、レ
バー91が揺動して、リンク棒73を受取位置と反転位
置との間で往復動させる。
【0028】図6に示すように、巻取スプール46は、
軸受け部100と、チャック開閉軸101と、スプール
軸本体102と、チャック部103と、ペーパーガイド
フランジ104とから構成されている。図1に示すよう
に、巻取スプール46には、前記ロールペーパー送出部
70と、巻き芯18aのチャック開閉機構95とが設け
られている。
【0029】図6に示すように、軸受け部100は巻取
スプール46を機枠99に回動自在に取り付けるもので
あり、スプール軸本体102を回動自在に保持してい
る。スプール軸本体102は筒状に構成されており、内
部にはチャック開閉軸101が軸方向で移動自在に配置
されている。
【0030】チャック部103は、円周方向で3分割さ
れた割り胴106と、この割り胴106を放射線方向で
移動させる2個のテーパー部材107,108とから構
成されている。一方のテーパー部材107はスプール軸
本体102の先端に固定されており、他方のテーパー部
材108はチャック開閉軸101の先端に固定されてい
る。割り胴106は、これらテーパー部材107,10
8のテーパー面の間に、Oリング109,110で脱落
することのないように取り付けられており、テーパー部
材107,108の接近及び離反により、巻き芯18c
の内周面から離れた開放位置と、巻き芯18cの内周面
に密着する固定位置との間で変位する。また、テーパー
部材107にはローラ107bが回動自在に取り付けら
れており、このローラ107bは、割り胴106の中央
部に形成した孔106aから、割り胴106が開放位置
にあるときに突出する。これにより、巻き芯18aのチ
ャック開放時に巻き芯18aを巻取スプール46から円
滑に送り出すことができる。
【0031】チャック開閉軸101には2個のテーパー
部材107,108との間でコイルバネ111が取り付
けられており、これらテーパー部材107,108を離
す方向に付勢している。チャック開閉軸101の他端側
には、チャック開閉機構95が取り付けられており、こ
のチャック開閉機構95はチャック開閉軸101を軸方
向で移動させる。この移動により先端のテーパー部材1
08が他方のテーパー部材107に接近するため、テー
パー面107a,108aを介して割り胴106が開放
位置から放射線方向に移動して外径が大きくなった固定
位置になり、巻き芯18cを固定する。
【0032】チャック開閉機構95は、立体カム115
と、電磁クラッチ116とモータ117とから構成され
ている。クラッチ116及びモータ117は軸受け12
8及びブラケット129を介して機枠99に取り付けら
れており、これらは図1に示すようにドライバ116
a,117aを介してロールペーパー取出し用コントロ
ーラ62で制御される。
【0033】立体カム115は、2個の円盤118,1
19の接触面に、山と谷からなるカム面120,121
を形成して構成されており、一方の円盤118は回動ス
プロケット125を介してスプール軸本体102に、他
方の円盤119はチャック開閉軸101に固定されてい
る。また、他方の円盤119にはギヤ126が固定され
ており、一方の円盤118の回動スプロケット125と
の間の回転差により、円盤118,119の山のカム面
120同士が接触すると、チャック開閉軸101を引き
出して、巻き芯固定位置側にシフトする。また、円盤1
18,119の山のカム面120と谷のカム面121同
士が噛み合うと、チャック開閉軸101を押し出して巻
き芯開放位置側にシフトする。
【0034】チャック開閉軸101のギヤ126には駆
動ギヤ127が噛み合っており、この駆動ギヤ127
は、電磁クラッチ116を介してモータ117により間
欠回転される。これにより、回動スプロケット125を
固定した状態でクラッチ116を介して駆動ギヤ126
を90°ずつ間欠回転することにより、チャック部10
3を開閉して、巻き芯18の開放及び固定が行われる。
【0035】図7はロールペーパー送出部70を示す要
部断面図である。巻取スプール46には、ペーパーガイ
ドフランジ104がガイドリング130,フランジ保持
リング131,及び押動棒132、軸受け133を介し
て軸方向で移動自在に取り付けられている。押動棒13
2にはフランジシフト機構134が接続されている。フ
ランジシフト機構134は、ペーパーガイドフランジ1
04をカラーペーパーの幅に応じた停止位置に設定する
他、ロールペーパー18を受取軸65aに送り出す際に
は巻取スプール46の先端を越えた位置までペーパーガ
イドフランジ104を往復動させる。
【0036】フランジ保持リング131にはカムフォロ
ワー135が3個取り付けられており、このカムフォロ
ワー135は、ガイドリング130の外周面に形成した
ガイド溝130aに入り込んでおり、ペーパーガイドフ
ランジ104を回動自在に保持する。
【0037】押動棒132の他端には係合ブラケット1
37が固定されており、これの係合長孔137aには押
動レバー138の押動ピン138aが入っている。押動
レバー138は取付軸138bを介して機枠99側に揺
動自在に取り付けられており、中間位置に設けた係合ピ
ン138cがカム円盤136のカム溝136aに入って
いる。カム円盤136はモータ140により回動され、
図示しないセンサで所定の角度位置で停止される。これ
により、カム溝136aを介して揺動する押動レバー1
38により、ペーパーガイドフランジ104がカラーペ
ーパーの幅に合わせた位置にセットされる。図1に示す
ように、モータ140はドライバ140aを介してロー
ルペーパー取出し用コントローラ62で制御される。
【0038】ロールペーパー18を巻取スプール46か
ら排出するときには、前記チャック開閉機構95が開放
状態にされる。そして、カム円盤136が回動して、押
動レバー138の係合ピン138cがカム溝136aの
最大リフト位置を越えるまで回動された後、カラーペー
パーの幅に合わせた位置で停止される。これにより、ペ
ーパーガイドフランジ104が巻取スプール46の先端
を越える位置まで移動した後に所定のペーパーガイド位
置で停止される。したがって、巻取スプール46からロ
ールペーパー18が押し出され、これが受取軸65aに
送られる。また、カム円盤136には、ペーパーガイド
位置に対応する位置で係止孔が形成されており、この係
止孔には図示しない回動規制用ソレノイドのプランジャ
(共に図示せず)が挿入され、ペーパー巻き取り時にペ
ーパーガイドフランジ104が軸方向で移動することの
ないようにされる。
【0039】図5は巻き芯送出部69を示す斜視図であ
る。巻き芯送出部69は、1対の巻き芯送り出し枠15
0,151と、これら枠150,151を揺動させる揺
動機構152とから構成されている。巻き芯送り出し枠
150,151は、上部フレーム153と下部フレーム
154とから構成されており、これらはヒンジ部155
及びコイルバネ156を介して中折れ自在に構成されて
いる。
【0040】下部フレーム154は取付軸157及びブ
ラケット158を介して受取軸支持部66の支持板66
aに揺動自在に取り付けられている。また、1対の下部
フレーム154間にはコイルバネ160が取り付けられ
ており、これら下部フレーム154を支持板66a側に
付勢している。下部フレーム154の下端部には係合棒
161が横方向に突出して取り付けられており、この突
出端部に揺動機構152が係合するようになっている。
【0041】上部フレーム153には、受取軸65a,
65bが入り込む切欠き162が形成されている。この
切欠き幅は巻き芯18aの外径よりも小さく設定されて
おり、巻き芯18aが上部フレーム153により確実に
巻取スプール46側に押し出されるようになっている。
また、上部フレーム153はヒンジ155及びコイルバ
ネ156を介して下部フレーム154と連結され、中折
れ自在に形成されているため、巻き芯18aが途中で引
っ掛かって止まってしまった場合等に、中折れとなるこ
とで、それ以上の巻き芯18aの挿入を行うことがな
く、巻き芯送り出し枠150,151や揺動機構152
が損傷することのないようにされている。
【0042】揺動機構152は、送り出しレバー163
とソレノイド164とから構成されており、巻き芯18
aを送り出す時にソレノイド164をオンにすると、送
り出しレバー163が揺動して、送り出し枠150の上
部フレーム153を受取軸65aの先端側に押し出す。
これにより巻き芯18aが受取軸65bから巻取スプー
ル46側に送りだされる。
【0043】次に、図8のフローチャートに基づき各図
を参照して本実施例の作用を説明する。ペーパーの巻取
が完了すると、図1に示すように、マスターコントロー
ラ170はペーパー巻取完了信号をロールペーパー取出
し用コントローラ62に送る。コントローラ62は、こ
の信号を受けると、図6に示すように、先ずチャック開
閉機構95の電磁ソレノイド116及びモータ117を
駆動して、立体カム115の噛み具合を変え、チャック
開閉軸101を先端側に押し出す。これにより、巻き芯
18aのチャッキングが解除される。また、これとほぼ
同時に、図3に示すように、ガイドアーム開閉機構54
を作動して、図3に2点鎖線で示すガイド位置から実線
で示す退避位置にガイドアーム47a,47bをセット
する。図9(A)にこのロールペーパーのフリー状態を
示す。
【0044】次に、図1に示すように、コントローラ6
2は、ロールペーパー送出部70のモータ140を回転
して、ペーパーガイドフランジ104を巻取スプール4
6の先端まで押し出す。これにより、図9(B)に示す
ように、ロールペーパー18は受取軸65aに送られ
る。ロールペーパー18の受取軸65aへの送り出し後
は、図9(C)に示すように、ペーパーガイドフランジ
104は元のペーパーガイド位置に復帰する。
【0045】次に、図1に示すように、コントローラ6
2は、移動反転部68のモータ93を回転して、リンク
棒73を押し出す。リンク棒73は移動台67の回動ギ
ヤ77に連結されているため、この押し出しにより回動
ギヤ77と移動台67とが共に変位しようとするが、回
動ギヤ77は回動規制手段80でロックされているた
め、回動ギヤ77は回ることがなく、図10(A)〜
(B)に示すように、移動台67のみが押し出される。
これによりロールペーパー18がセットされた受取軸6
5aと巻取スプール46との間にロールペーパー18の
反転スペース171が形成される。移動台67が移動終
端まで押し出されると、移動規制手段85が作動して、
移動台67の移動を規制する。これにより、図4に示す
ように、回動規制手段80の係止力を越えた力で回動ギ
ヤ77が回転されるため、図10(C)に示すように、
受取軸支持部66が反転を開始する。そして、反転を終
了すると、図4に示すように、回動規制手段80の係止
ピン83がカム板66bの係止切欠き81に入り込むた
め、図10(D)に示すように、巻き芯18aがセット
された受取軸65bが巻取スプール46に対面する位置
で回動規制される。
【0046】次に、コントローラ62は移動反転部68
のモータ93を回転させてリンク棒73を移動台シフト
量だけ引き戻す。これにより、図10(E)に示すよう
に、移動台67が反転位置から受け渡し位置に復帰す
る。また、移動台シフト量だけの引き戻しであるから、
受取軸支持部66は反転することがない。
【0047】この状態では、図11(A)に示すよう
に、巻き芯18aがセットされた受取軸65bが巻取ス
プール46に対面した位置となる。この後、図1に示す
ように、コントローラ62は、巻き芯送出部69を作動
させ、図11(B)に示すように、巻き芯送り出し枠1
51の上部が受取軸65bの先端側に向かうように回動
する。これにより、巻き芯18aを巻取スプール46側
に送り出す。この後に、図11(C)示すように巻き芯
送り出し枠151を元位置に復帰する。
【0048】巻き芯18aが巻取スプール46にセット
されると、コントローラ62は、図3に示すように、チ
ャック開閉機構95を作動させ、巻き芯18aを巻取ス
プール46に固定する。次に、コントローラ62は、電
磁クラッチ及びモータ57を駆動してガイドアーム開閉
機構54を作動させる。これにより、図3に2点鎖線で
示すように、ペーパーガイドアーム47a,47bがペ
ーパーガイド位置に復帰する。コントローラ62は、ガ
イドアーム47a,47bがガイド位置に復帰した後
に、巻き芯セット完了信号をマスターコントローラ17
0に送る。マスターコントローラ170はこの信号に基
づき図2に示すペーパー搬送部12を作動させて、ペー
パー31の先端を巻取スプール46に送る。これによ
り、ペーパーの巻き取りが開始される。この場合には、
巻取用モータ(図示せず)により巻取スプール46の巻
取スプロケット125(図6参照)が回転して巻き芯1
8aを回転させる。
【0049】なお、上記実施例は移動台67により受取
軸支持部66を巻取スプール46の軸方向に平行移動さ
せて、ロールペーパー18の反転スペースを形成した
が、この他に、図12及び図13に示すように、1対の
受取軸200をスイング枠201に水平軸201aによ
り回動自在に取り付け、スイング枠201を巻取スプー
ル202から離す方向に揺動させてロールペーパー20
3の反転スペースを形成し、この反転位置でロールペー
パー204を反転させてもよい。この場合には、図12
(B)に示すように、ペーパーガイドフランジ205に
より、ロールペーパー203を受取軸200側に送りだ
す。次に、同図(C)に示すように、スイング枠201
を揺動させてロールペーパー204の反転スペースを形
成した後、受取軸203を180°回転させる。次に、
スイング枠201の揺動により図13(D)に示す反転
位置から同図(E)に示す受け渡し位置に受取軸200
を位置させる。この後に、ペーパーガイドフランジ20
5側に設けた巻き芯206のクランプ機構(図示せず)
により巻き芯206を受取軸200から引き出して、巻
取スプール202にセットする。巻き芯206の巻取ス
プール202へのセット後は、次のロット分のカラーペ
ーパーが巻取スプール202に巻き取られるため、巻取
済みのロールペーパーの取出しをプリントを中断して行
う必要がなくなる。
【0050】更には、受取軸を両側に設けた上記各実施
例に代えて、図14及び図15に示すように、受取軸2
10を片側のみに設け、これをスイング枠211により
90°回転させてロールペーパー212を取り出すよう
にしてもよい。この場合には、図14(A)に示す状態
から同図(B)に示すように、ロールペーパー212を
ペーパーガイドフランジ213により受取軸210側に
送りだす。次に、同図(C)に示すように、スイング枠
211を図示しないシフト機構により上方に持ち上げて
巻き芯セット軸214を巻取スプール215の軸心に合
わせる。次に、図15(D)に示すように、図示しない
巻き芯クランプにより、巻き芯216を巻取スプール2
15側に送り出す。この巻き芯216の送り出しは、ペ
ーパーガイドフランジ213に設けた巻き芯クランプに
より行っているが、これに代えて、図5に示すような送
り出し枠を用いてもよい。
【0051】巻き芯216のセット後は、図15(E)
に示すように、スイング枠211を下降させて元に戻
す。この後、次のロット分のカラーペーパーが巻取スプ
ール215に巻き取られるため、巻取済みのロールペー
パーの取出しをプリントを中断して行う必要がなくな
る。この次のロッドのプリント中に、取出し蓋217の
開放操作に連動させてスイング枠211を90°回転さ
せることにより、ロールペーパー212をダークバック
218を介して簡単に取り出すことができる。取出し後
は巻き芯セット軸214に空の巻き芯216をセットし
て取出し蓋217を閉じると、スイング枠211が受け
渡し位置に復帰する。
【0052】なお、上記実施例では、巻き芯18aを用
いたロールペーパー18に本発明を実施したが、この他
に巻き芯を用いることのないロールペーパーに本発明を
適用してもよい。また、上記実施例では、巻き取ったロ
ールペーパーを巻取スプールから自動的に取り出すロー
ルペーパーの取出し装置に本発明を実施したが、この他
にペーパー供給部の巻取スプールにロールペーパーを自
動供給する装置に本発明を実施することもできる。この
場合には、上記実施例とは逆の操作を行うことにより、
巻き芯を取り出し、この後に巻取スプールにペーパーロ
ールをセットすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1対のロールペーパー受取軸を同一軸心上に配置すると
ともに、これら受取軸を巻取スプールの軸心の延長方向
で、巻取スプールの軸心に合わせて受取軸支持部に取り
付け、この支持部を巻取スプールの軸心に直交する軸心
を中心として反転させたから、巻取スプールからロール
ペーパーを送りだした後にこれを反転させることで空の
巻き芯を巻取スプールに位置させることができ、巻き芯
のセットを簡単に行うことができる。
【0054】また、受取軸支持部を移動させて、巻取ス
プールと受取軸との間にロールペーパーの反転スペース
を形成したから、ロールペーパーを簡単に反転させるこ
とができ、受取軸からのロールペーパーの取り出しを容
易に行うことができる。
【0055】ロールペーパーを巻取スプールから受取軸
側に送り出すロールペーパー送出手段と、受取軸にセッ
トされた巻き芯を空の巻取スプールに送り出す巻き芯送
出手段とを設けたから、効率良く巻き芯を交換すること
ができる。そして、ロールペーパーの取り出しは、新し
い巻き芯にペーパーを巻き取っている間に行うことがで
き、ロールペーパーの取り出しがプリント時間に含まれ
ることがなく、効率の良いプリントを行うことができ
る。
【0056】ロールペーパー送出手段を、巻取スプール
の軸方向で移動自在に設けたフランジと、このフランジ
が巻取スプールの先端を越えるまでフランジをシフトさ
せるシフト手段とから構成し、シフト手段を、ペーパー
幅に合わせた位置で停止自在にしたから、カラーペーパ
ーの幅ガイド用フランジをロールペーパー送出手段とし
て用いることができ、専用のロールペーパー送出手段を
用いないため、構成の簡素化と部品点数の削減化とを図
ることができる。
【0057】巻取スプールの軸方向に移動自在に設けら
れ、前記1対の受取軸を巻取スプールの軸心を含む平面
内で回動するように受取軸支持部を回動自在に保持する
移動台と、受取軸支持部に固定され受取軸支持部を回動
する部材と、この回動部材に連結したリンク部材と、こ
のリンク部材を巻取スプールの軸方向で前記受け渡し位
置と反転位置との間で移動させるリンク部材移動手段
と、各受取軸と巻取スプールとの軸心が合致する位置で
受取軸支持部の回動を規制してこれをロックする回動規
制手段と、受取軸支持部が反転位置にあるときに、移動
台の移動を規制してロックし、このロック時の係止力は
回動規制手段の係止力よりも小さくした移動規制手段と
から、前記支持部反転手段と支持部移動手段を構成する
とともに、リンク部材移動手段の移動量を、受け渡し位
置から反転位置までの移動台送り量と、支持部を反転さ
せるための回動送り量との和としたから、受取軸支持部
の反転と、受取軸支持部の移動とを1個のリンク部材移
動手段で行うことができ、構成の簡素化を図ることがで
きる。また、回動規制手段と第2規制手段の係止力を変
えることで、移動台のシフトと支持部の反転とを機械的
に行うことができ、制御系を簡単にすることができる。
【0058】ロールペーパーの受取軸を、先端が巻取ス
プールの先端に接近した位置で且つ巻取スプールの軸心
の延長方向で巻取スプールの軸心に合った受け渡し位置
と、この受け渡し位置から水平軸回りに回動させてロー
ルペーパーを取り出し易くした取り出し位置との間で変
位させる受取軸変位手段を設け、ロールペーパーを巻取
スプールから受け渡し位置にある受取軸側に排出した後
に、巻取スプールに空の巻き芯を送り出したから、上記
同様にロールペーパーの取り出しは、新しい巻き芯にペ
ーパーを巻き取っている間に行うことができ、ロールペ
ーパーの取り出しがプリント時間に含まれることがな
く、効率の良いプリントを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したロールペーパー取出し装置を
示す概略図である。
【図2】同ロールペーパー取出し装置を用いたオートプ
リンタの概略図である。
【図3】ペーパー巻取部を示す正面図である。
【図4】ロールペーパー取出し装置の要部を示す分解斜
視図である。
【図5】巻き芯送出部を示す斜視図である。
【図6】巻取スプールと巻き芯チャック機構を示す一部
切欠き側面図である。
【図7】ロールペーパー送出機構を示す断面図である。
【図8】ロールペーパーの取出しと巻き芯のセットの処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】巻取スプールから受取軸へのロールペーパーの
送り出しを順に示す一部切り欠いた側面図である。
【図10】受取軸支持部の反転と移動台の移動とを順に
示す一部切り欠いた平面図である。
【図11】巻き芯の送り出し動作を順に示す一部切り欠
いた側面図である。
【図12】スイング枠を用いた他の実施例の動作を順に
示す一部切り欠いた側面図である。
【図13】スイング枠を用いた他の実施例の動作を順に
示す一部切り欠いた側面図である。
【図14】スイング枠を用いた他の実施例の動作を順に
示す一部切り欠いた側面図である。
【図15】スイング枠を用いた他の実施例の動作を順に
示す一部切り欠いた側面図である。
【符号の説明】
11 フイルム搬送部 12 ペーパー搬送部 13 プリント部 14 ペーパー供給部 15 ペーパー巻取部 18 ロールペーパー 18a 巻き芯 26 フイルム 31 カラーペーパー 46 巻取スプール 62 ロールペーパー取出し用コントローラ 64 ロールペーパー取出し装置 65a,65b 受取軸 66 受取軸支持部 67 移動台 68 移動反転部 69 巻き芯送出部 70 ロールペーパー送出部 80 回動規制手段 85 移動規制手段 90 リンク機構 95 チャック開閉機構 104 ペーパーガイドフランジ 150,151 巻き芯送り出し枠 201,211 スイング枠 217 取出し蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼付露光済みのペーパーを巻取スプール
    によりロール状に巻き取る写真プリンタのロールペーパ
    ー取出し装置において、1対のロールペーパー受取軸
    と、この1対の受取軸を同一軸心上に配置するととも
    に、これら受取軸を巻取スプールの軸心の延長方向で、
    巻取スプールの軸心に合わせて配置した受取軸支持部
    と、この支持部を巻取スプールの軸心に直交する軸心を
    中心として反転させて、各受取軸の先端部を巻取スプー
    ルの先端部に対面させる受取軸反転手段と、巻取スプー
    ルと受取軸とが接近した受け渡し位置と、巻取スプール
    から受取軸が離れてこれらの間にロールペーパーの反転
    スペースを形成する反転位置との間で受取軸支持部を移
    動させる支持部移動手段と、ロールペーパーを巻取スプ
    ールから受取軸側に送り出すロールペーパー送出手段
    と、受取軸にセットされた巻き芯を空の巻取スプールに
    送り出す巻き芯送出手段と、巻取完了信号によりロール
    ペーパー送出手段を作動させてロールペーパーを巻取ス
    プールから受取軸に移動させ、この後に移動手段を作動
    させて受取軸支持部を反転位置に移動させた後に受取軸
    支持部を反転させて受け渡し位置に移動させ、次に巻き
    芯送出手段を作動させて空の巻取スプールに巻き芯をセ
    ットするコントローラとを備えたことを特徴とする写真
    プリンタのロールペーパー取出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の写真プリンタのロールペ
    ーパー取出し装置において、ロールペーパー送出手段
    を、巻取スプールの軸方向で移動自在に設けたフランジ
    と、このフランジが巻取スプールの先端を越えるまでフ
    ランジをシフトさせるシフト手段とから構成し、シフト
    手段を、ペーパー幅に合わせた位置で停止自在にしたこ
    とを特徴とする写真プリンタのロールペーパー取出し装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の写真プリンタのロ
    ールペーパー取出し装置において、巻取スプールの軸方
    向に移動自在に設けられ、前記1対の受取軸を巻取スプ
    ールの軸心を含む平面内で回動するように受取軸支持部
    を回動自在に保持する移動台と、受取軸支持部に取り付
    けられ受取軸支持部を回動する部材と、この回動部材に
    連結したリンク部材と、このリンク部材を巻取スプール
    の軸方向で前記受け渡し位置と反転位置との間で移動さ
    せるリンク部材移動手段と、各受取軸と巻取スプールと
    の軸心が合致する位置で受取軸支持部の回動を規制する
    回動規制手段と、受取軸支持部が反転位置にあるとき
    に、移動台の移動を規制し、この移動規制時の係止力は
    回動規制手段の回動規制時の係止力よりも小さくした移
    動規制手段とから、前記支持部反転手段と支持部移動手
    段を構成し、リンク部材移動手段の移動量を、受け渡し
    位置から反転位置までの移動台送り量と、支持部を反転
    させるための回動送り量との和としたことを特徴とする
    写真プリンタのロールペーパー取出し装置。
  4. 【請求項4】 焼付露光済みのペーパーを巻取スプール
    によりロール状に巻き取る写真プリンタのロールペーパ
    ー取出し装置において、ロールペーパーの受取軸と、こ
    の受取軸を、先端が巻取スプールの先端に接近した位置
    で且つ巻取スプールの軸心の延長方向で巻取スプールの
    軸心に合った受け渡し位置と、この受け渡し位置から水
    平軸回りに回動させてロールペーパーを取り出し易くし
    た取り出し位置との間で変位させる受取軸変位手段と、
    ロールペーパーを巻取スプールから受け渡し位置にある
    受取軸側に送り出すロールペーパー送出手段と、ロール
    ペーパー送り出し後の巻取スプールに空の巻き芯を送り
    出す巻き芯送出手段と、巻取完了信号によりロールペー
    パー送出手段を作動させてロールペーパーを巻取スプー
    ルから受取軸に移動させ、この後に移動手段を作動させ
    て受取軸を巻取スプールから移動させた後に巻き心送出
    手段を作動させて空の巻取スプールに巻き芯をセットす
    るコントローラとを備えたことを特徴とする写真プリン
    タのロールペーパー取出し装置。
JP17446593A 1993-07-14 1993-07-14 写真プリンタのロールペーパー取出し装置 Pending JPH0728173A (ja)

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