JPH07281732A - 監視装置 - Google Patents

監視装置

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JPH07281732A
JPH07281732A JP6071925A JP7192594A JPH07281732A JP H07281732 A JPH07281732 A JP H07281732A JP 6071925 A JP6071925 A JP 6071925A JP 7192594 A JP7192594 A JP 7192594A JP H07281732 A JPH07281732 A JP H07281732A
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Application number
JP6071925A
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Tsutomu Suzuki
力 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、監視対象設備機器のイベント発生
時刻を適切に補正し、各端末装置のイベント情報を真の
発生順に整理して管理することにある。 【構成】 センタ装置1に伝送ライン2を介して複数の
端末装置3が接続されてなる監視装置において、端末装
置は、機器7の信号の変化に伴うイベント情報およびイ
ベント発生時刻を検出するイベント情報検出手段を設
け、センタ装置は、伝送所要時間を測定する測定手段2
2と、端末装置の現在時刻、センタ装置の現在時刻、伝
送所要時間から端末装置の時計誤差値を求める時計誤差
算出手段24と、イベント発生時刻を時計誤差値で補正
し、この時間補正後のイベント情報をイベントファイル
25に格納するファイリング手段26と、このイベント
ファイルからイベント情報を取出し、イベント発生時刻
の順に並び変えるイベント発生順ソーティング手段29
とを設けた監視装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物や各種産業の設備
機器の監視を行う監視装置に係わり、特に現場側に設置
される多数の設備機器のイベント発生状態を適切に時間
管理する監視装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、設備の監視点数が増大する監視装
置においては、監視装置本体となるべきCPUなどのセ
ンタ装置が設置され、このセンタ装置にはLANを介し
て監視対象設備機器の動作状態に関連する信号の入出力
を行う複数の入出力装置が設置され、センタ装置側では
各監視対象設備機器の動作状態に関連する信号を入出力
装置を介して取り込み、監視対象設備機器の運転状態信
号や異常信号等の変化に伴うイベント発生状態を一括し
て検出し管理することが行われている。
【0003】また、分散処理型の監視装置においては、
センタ装置にLANを介してインテリジェンシー機能を
有するローカルコントローラが分散設置され、各コント
ローラはそれぞれ監視対象設備機器のイベント情報の検
出およびイベント発生時刻をセンタ装置側に発報するこ
とが行われている。
【0004】ところで、このような監視装置では、監視
対象設備機器の動作状態や異常発生原因を解析する観点
から何れの時間にイベントが発生したかを適切に把握す
る必要がある。そのためには、各ローカルコントローラ
の時計とセンタ装置の時計とを整合する必要があるが、
従来の場合には1日1回程度時刻校正のみを行い、セン
タ装置は、各ローカルコントローラから発報されてくる
イベント発生時刻に基づいてイベント発生順にイベント
情報を並び変えた後、CRT装置に表示したり、プリン
ト装置から印字出力している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような監視装置によれば、次に述べるような種々の問題
が指摘されている。先ず、センタ装置側で一括してイベ
ントの発生状態を検出し管理する監視装置では、監視対
象設備点数が多くなってくると、センタ装置の処理速度
能力によって短周期でイベントの発生状態が検出できな
くなり、ひいては監視対象設備の適確な監視ができなく
なること。
【0006】また、各ローカルコントローラによりイベ
ント情報を検出する分散処理方式の監視装置では、各コ
ントローラの時計精度が個々に異なることから、同じ時
刻にイベントが発生しても、真の時刻に対して各コント
ローラのイベント発生時刻が互いに相前後するといった
問題がある。従って、センタ装置側においては、各ロー
カルコントローラから発報されるイベント情報をイベン
ト発生時刻順に並び変えてCRT装置に表示したり、ま
たはプリンタ装置から印字出力するが、真のイベント発
生順にCRT表示し或いは印字出力することができない
問題がある。
【0007】また、分散処理方式の監視装置は、センタ
装置と各ローカルコントローラとの時刻合わせを定期的
に行っているが、伝送ラインの影響を受けて各コントロ
ーラの時刻がセンタ装置の時刻に比べて遅れる傾向にあ
り、真のイベント発生時刻を求めることが難しい。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、イベントの発生状態を正確にファイリングする監視
装置を提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的は、各端末装置のイベント情報を真の発生順に整理
し管理する監視装置を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の他の発明は、各端末装置
のイベント情報を真の発生順に整理し管理し、かつ、各
端末装置の時刻を正確に校正する監視装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、センタ装置に伝送ライ
ンを介して複数の端末装置が接続されてなる監視装置に
おいて、前記端末装置は、監視対象機器の動作に関連す
る信号の変化に伴うイベント情報およびイベント発生時
刻を検出するイベント情報検出手段を設け、前記センタ
装置は、端末装置からの読取りによる現在時刻、前記セ
ンタ装置の現在時刻および前記伝送ラインの伝送所要時
間から端末装置の時計誤差値を求める端末時計誤差算出
手段と、前記端末装置から伝送されてくるイベント情報
およびイベント発生時刻のうち、当該イベント発生時刻
を前記時計誤差値で補正し、この時間補正後の前記イベ
ント情報を端末機器毎にイベントファイルに格納するイ
ベントファイリング手段とを設けた監視装置である。
【0011】次に、請求項2に対応する発明は、センタ
装置に伝送ラインを介して複数の端末装置が接続されて
なる監視装置において、前記端末装置は、監視対象機器
の動作に関連する信号の変化に伴うイベント情報および
イベント発生時刻を検出するイベント情報検出手段を設
け、前記センタ装置は、前記伝送ラインの伝送所要時間
を測定する伝送所要時間測定手段と、前記端末装置から
の読取りによる現在時刻、前記センタ装置の現在時刻お
よび前記伝送所要時間から端末装置の時計誤差値を求め
る端末時計誤差算出手段と、前記端末伝送処理部から伝
送されてくるイベント情報およびイベント発生時刻のう
ち、当該イベント発生時刻を前記時計誤差値で補正し、
この時間補正後の前記イベント情報を端末機器毎にイベ
ントファイルに格納するイベントファイリング手段と、
このイベントファイルからイベント情報を取出し、イベ
ント発生時刻の順に並び変えてファイリングするイベン
ト発生順ソーティング手段とを設けた監視装置である。
【0012】さらに、請求項3に対応する発明は、セン
タ装置に伝送ラインを介して複数の端末装置が接続され
てなる監視装置において、前記端末装置は、監視対象機
器の動作に関連する信号の変化に伴うイベント情報およ
びイベント発生時刻を検出するイベント情報検出手段を
設け、前記センタ装置は、前記伝送ラインの伝送所要時
間を測定する伝送所要時間測定手段と、前記端末装置か
らの読取りによる現在時刻、前記センタ装置の現在時刻
および前記伝送所要時間から端末装置の時計誤差値を求
める端末時計誤差算出手段と、前記端末伝送処理部から
伝送されてくるイベント情報およびイベント発生時刻の
うち、当該イベント発生時刻を前記時計誤差値で補正
し、この時間補正後の前記イベント情報を端末機器毎に
イベントファイルに格納するイベントファイリング手段
と、このイベントファイルからイベント情報を取出し、
イベント発生時刻の順に並び変えてファイリングするイ
ベント発生順ソーティング手段と、前記センタ装置の現
在時刻に前記端末装置ごとの伝送所要時間を加えた時間
情報を各端末装置ごとに伝送し、各端末装置の時刻校正
を行う時刻校正処理手段とを設けた監視装置である。
【0013】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、端末装置側では、イベン
ト情報検出手段が監視対象設備機器の信号を取込み、こ
の信号と前回入力時の信号とを比較し変化があれば、少
くとも変化した信号であるイベント情報およびイベント
発生時刻をファイリングした後、センタ装置に伝送す
る。
【0014】一方、センタ装置側では、端末時計誤差算
出手段が予め端末装置ごとに伝送ラインの伝送所要時間
を測定し、また各端末装置から現在時刻を読取った後、
この端末装置の現在時刻,センタ装置の現在時刻および
伝送所要時間から各端末装置の時計誤差値を求める。こ
のようにして各端末装置の時計誤差値を求めたならば、
イベントファイルリング手段によって、端末装置から伝
送されてきたイベント情報およびイベント発生時刻のう
ち、このイベント発生時刻を時計誤差値で補正しイベン
トファイルに格納するので、当該イベントファイルには
正確なイベント発生時刻のイベント情報が格納されてい
るので、イベントの発生状態が正確に把握可能となる。
【0015】次に、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明と同様な作用の他、センタ装置側のイ
ベント発生順ソーティング手段がイベントファイルから
イベント情報を取出し、イベント発生時刻の順に並び変
えてファイリングするので、CRT表示または印字出力
したとき、監視対象設備機器の動作状態が的確に把握で
き、かつ、異常原因の解析に必要な指標を適切に与えて
くれる。
【0016】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応する発明の作用の他、センタ装置側の時刻校
正処理手段がセンタ装置の現在時刻に各端末装置ごとの
伝送所要時間を加えた時間情報を各端末装置ごとに伝送
し、各端末装置の時刻校正を行うので、各端末装置の時
刻を正確に校正できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係わる監視装置の一実施例
を示す構成図である。この監視装置は、監視機能をもつ
センサ装置1にLANなどの伝送ライン2を介して分散
処理用端末機器である例えばローカルコントローラ3,
…が接続されている。このセンサ装置1は、伝送ライン
2の伝送所要時間の測定、イベント発生時刻の補正処
理、イベント発生時刻によるイベント情報の並び変え処
理その他イベント情報の表示出力処理制御等を行う,C
PUなどを用いたデータ処理装置本体4、このデータ処
理装置本体4の処理結果その他必要な情報を表示する表
示装置5および同じくセンタデータ処理部4による処理
結果その他必要な情報を印字出力するプリンタ装置6が
設けられている。各ローカルコントローラ3は、各監視
対象設備機器7の動作状態を監視し、変化が発生したと
きにその変化したイベント情報,イベント発生時刻等の
イベント内容情報をセンタ装置1側に伝送する機能をも
っている。
【0018】図2はセンタ装置1のデータ処理装置本体
4および各ローカルコントローラ3の構成を示す機能ブ
ロック図である。前記各ローカルコントローラ3は、時
間を刻時する時計部11と、監視対象設備機器7の動作
状態に関連する信号を検出し、この現在検出信号と前回
検出信号との間に変化があればその変化に伴う現在検出
信号であるイベント情報およびイベント発生時刻等のイ
ベント内容情報をイベントファイル12にファイリング
するイベント情報検出部13と、このイベントファイル
12にファイリングされたイベント内容情報をローカル
コントローラID(識別)情報とともにセンタ装置1側
に伝送し、またセンタ装置1から伝送されてくる情報を
図示しない記憶手段に格納する端末伝送処理部14とに
よって構成されている。
【0019】一方、センタ装置1のデータ処理装置本体
4は、ローカルコントローラ3からのイベント内容情報
その他必要な情報を受信し、かつ、各ローカルコントロ
ーラ3に必要な情報を伝送するインタフェイス機能をも
つセンタ伝送処理部21と、各ローカルコントローラ3
に所要の情報を送出して伝送ライン2の伝送所要時間を
測定する伝送所要時間測定部22と、ローカルコントロ
ーラ3から読取る現在時刻,コントローラ3の現在時刻
の読取り時のセンタ側時計部23の現在時刻および伝送
所要時間からローカルコントローラ3の時計誤差値を算
出する端末時計誤差算出部24と、イベント内容情報の
中のイベント発生時刻を前記端末時計誤差算出部24で
算出された時計誤差値で補正し、この補正後のイベント
内容情報をイベントファイル25にファイリングするイ
ベントファイリング部26とが設けられている。
【0020】なお、センタ伝送処理部21、イベントフ
ァイル25およびイベントファイリング部26は、各ロ
ーカルコントローラ3ごとに個別に設けたが、全コント
ローラ3,…に対して共通に設けてもよい。
【0021】このイベントファイル25には図3に示す
ように多数のイベント内容情報27が格納されている。
このイベント内容情報27は例えばローカルコントロー
ラNO,イベント発生時刻,イベント情報からなってい
る。なお、イベント情報は少くとも監視対象設備機器7
の動作状態に関連する信号の変化時の検出信号である
が、それ以外に例えば前回の検出信号や前回の検出信号
と現在の検出信号との変化幅信号などが含まれ、必要に
応じて他の信号を含めてもよい。
【0022】また、データ処理装置本体4は、イベント
発生順ファイル28の他、イベントファイル25からロ
ーカルコントローラ毎のイベント内容情報27を取り出
してイベント発生時間順に並び変えてイベント発生順フ
ァイル28にファイリングするイベント発生順ソーティ
ング部29、イベント発生順ファイル28のイベント内
容情報を表示装置5に表示する表示処理制御部30およ
び同じくファイル28のイベント情報を印字出力するプ
リンタ出力処理制御部31が設けられ、さらにセンタ装
置1の現在時刻に伝送ライン2の伝送所要時間を加えた
時間情報を各ローカルコントローラ3に伝送し、各ロー
カルコントローラ3の時刻校正を行う時刻校正処理部3
2が設けられている。
【0023】次に、以上のように構成された監視装置の
動作について説明する。先ず、データ処理装置本体4の
伝送所要時間測定部22は、図4に示すフローチャート
に従って伝送所要時間を測定する。この時間測定処理
は、複数のローカルコントローラ3の伝送所要時間を測
定するためにローカルコントローラ台数チェックカウン
タ(図示せず)のカウント値をn=0に初期化した後
(ST1)、コントローラID情報付きの伝送所要時間
測定用情報をセンタ伝送処理部21を通して該当ローカ
ルコントローラ3に伝送する(ST2)。センタ伝送処
理部21は公知のプロトコルのいずれを採用してもよ
い。なお、伝送所要時間測定用情報の伝送時、伝送所要
時間カウンタ(図示せず)の内容はクリアされ(ST
3)、該当ローカルコントローラ3からの測定用情報の
アンサが有るか否かを判定する(ST4)。
【0024】ここで、アンサ無しの場合には伝送所要時
間カウンタの伝送所要時間を100msカウントアップ
し(ST5)、100ms遅延処理後(ST6)にステ
ップST4に戻って再度アンサの有無を判定し、同様の
処理を繰り返す。ステップST4においてアンサ有りの
場合には伝送所要時間カウンタの伝送所要時間から片道
の伝送所要時間△tLagnを算出する(ST7)。
【0025】しかる後、ローカルコントローラ台数チェ
ックカウンタをn=n+1に設定した後(ST8)、ス
テップST2に戻って同様の処理を繰り返し実行する
(ST2〜ST8)。そして、全部のコントローラの伝
送所要時間を測定したか否かを判定し(ST9)、全部
のコントローラの伝送所要時間を測定完了したとき終了
する。ここで、全コントローラの伝送所要時間はメモリ
テーブル(図示せず)に保存される。
【0026】従って、伝送所要時間測定部22は、コン
トローラ台数チェックカウンタ、伝送所要時間カウンタ
の他、伝送所要時間測定用情報を伝送する情報伝送手
段、ローカルコントローラからのアンサの有無を判定す
るアンサ有無判定手段、アンサなしの時に所要とする時
間だけ遅延する遅延手段、伝送所要時間カウンタのカウ
ント時間から片道の伝送所要時間を求める時間演算手
段、この時間演算手段で求めた各ローカルコントローラ
ごとの伝送所要時間を記憶する記憶手段などが設けられ
ている。
【0027】なお、伝送所要時間の測定は、伝送所要時
間測定用情報の送出およびその情報の返送から得るよう
にしたが、例えば伝送所要時間測定用情報またはそれに
類する情報を伝送後、ローカルコントローラ3側から時
間情報を返送し、伝送所要時間測定部22ではその時間
情報を受けときにセンタ側時計部23の時刻を読取り、
ローカルコントローラ3側の時間情報とセンタ側時刻と
の時間差を伝送所要時間と決定してもよい。
【0028】次に、端末時計誤差算出部24の動作につ
いて図5を参照して説明する。この端末時計誤差算出処
理は、複数のローカルコントローラ3の時計誤差を測定
する必要があることからローカルコントローラ台数チェ
ックカウンタ(図示せず)のカウント値をn=0に初期
化した後(ST11)、コントローラID情報を付して
該当ローカルコントローラに現在時刻の伝送要求を行う
(ST12)。しかる後、該当ローカルコントローラの
現在時刻を受信したか否かを判定し(ST13)、受信
していない場合には受信の有無を繰り返し判定する。
【0029】ここで、該当ローカルコントローラの現在
時刻を受信すると、この受信時点のセンタ時計の現在時
刻Tsをセーブする一方(ST14)、受信したローカ
ルコントローラの現在時刻TLocolnをセーブする(ST
15)。
【0030】このようにしてローカルコントローラの現
在時刻TLocolnとセンタ時計の現在時刻Tsとを得たな
らば、下記式によって当該ローカルコントローラの時計
誤差値△tdifnを算出する(ST16)。
【0031】Ts−△tLagn−TLocoln=△tdifn ここで、△tLagnは図4に示す伝送所要時間である。し
かる後、ローカルコントローラ台数チェックカウンタを
n=n+1に設定した後(ST17)、ステップST1
2に戻って同様の処理を繰り返し実行する(ST12〜
ST17)。そして、全部のコントローラの時計誤差値
を算出したか否かを判定し(ST18)、全部のコント
ローラの時計誤差値を算出完了したとき終了する。ここ
で、全コントローラの時計誤差値はメモリテーブル(図
示せず)に保存される。
【0032】従って、この端末時計誤差算出部24は、
コントローラ台数チェックカウンタ、各ローカルコント
ローラに対して現在時刻を要求する現在時刻要求手段、
各コントローラの現在時刻を受信したかを判定する受信
判定手段、コントローラの現在時刻を受信したときセン
タ側の現在時刻およびコントローラ側の現在時刻をセー
ブする時刻セーブ手段、このセンタ側の現在時刻とコン
トローラ側の現在時刻と伝送所要時間とからコントロー
ラの時計誤差値を算出する誤差算出手段等が設けられて
いる。
【0033】さらに、イベントファイリング部28の動
作について図6を参照して説明する。このイベントファ
イリング部28は、ローカルコントローラ3からのイベ
ント内容情報を受信したとき、イベント内容情報の中の
イベント発生時刻に対して前記端末時計誤差算出部24
によって得られる時計誤差値を用いて補正処理を行う機
能をもっている。
【0034】具体的には、ローカルコントローラ3から
イベント内容情報を送信する旨の通知があれば、イベン
トファイル25が満杯状態にあるか否かを判定し(ST
21)、満杯状態にあれば空きが出るまでファイリング
待ちを行う(ST22)。イベントファイル25が満杯
状態になければ、ローカルコントローラ3から伝送され
てくるイベント内容情報を受信する(ST23)。そし
て、イベント内容情報の中のイベント発生時刻Teve を
端末時計誤差算出部24によって得られる時計誤差値を
用いて補正し、真のイベント発生時刻Teve ′を求める
(ST24)。
【0035】Teve +△tdifn=Teve ′ しかる後、求めた真のイベント発生時刻Teve ′を含む
イベント内容情報をイベントファイル25にファイルす
る(ST25)。
【0036】次に、図7は真のイベント発生時刻のイベ
ント内容情報をイベントファイル25にファイリングし
た後、イベント発生順ソーティング部29でイベント発
生時刻順にソーティングする処理例を示している。
【0037】例えばローカルコントローラ3ごとにイベ
ントファイル25A,25B,25Cが存在するとき、
イベント発生順ソーティング部29では、各イベントフ
ァイル25A,25B,25Cからイベント内容情報を
取り出し、これらの中から発生時刻の一番若い順にイベ
ント発生順ファイル28にファイリングする。
【0038】そして、必要なときにイベント発生順ファ
イル28から取り出して表示装置5やプリンタ装置6に
出力するが、この出力処理は従来公知のいずれの手段で
も実現できる。
【0039】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、各ローカルコントローラの時計に誤差があっても、
センタ装置1の端末時計誤差算出部24では、ローカル
コントローラの現在時刻を読取り、このローカルコント
ローラの現在時刻とセンタ装置1の現在時刻と予め測定
記憶する伝送ライン2の伝送所要時間とを用いて該当ロ
ーカルコントローラの時計誤差値を求めた後、イベント
ファイリング部26によりイベント発生時刻を前記時計
誤差値で補正し、この時間補正後のイベント情報をコン
トローラ毎にイベントファイル25にファイリングする
ので、真のイベント発生時刻のイベント情報を管理で
き、イベントの発生状態が正確に把握可能となる。
【0040】また、真のイベント発生時刻のイベント情
報をイベントファイル25に格納した後、イベント発生
順ソーティング部29によって真のイベント発生時刻の
順に並び変えてファイリングし、CRT表示または印字
出力するので、監視対象設備機器の動作状態が的確に把
握でき、かつ、異常原因の解析に必要な指標を適切に与
えてくれる。
【0041】さらに、従来装置の場合にはセンタ装置1
から各コントローラ3の時計を時刻校正しても、各ロー
カルコントローラ3の時刻がセンタ装置1の時刻に比べ
て常に伝送所要時間分遅れる状態となるが、本発明装置
では、センタ装置1の現在時間に各ローカルコントロー
ラ3ごとの伝送所要時間を加えた時間情報を各ローカル
コントローラ3ごとに伝送し、各ローカルコントローラ
3の時刻校正を行うので、各コントローラ3の時間を正
確に校正でき、イベント発生時刻の正確性をより一層高
めることができる。その他、本発明はその要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1の発明は、端末
機器の時計に誤差があっても、監視対象設備機器のイベ
ント発生時刻を適切に補正でき、イベントの発生状態を
正確にファイリングすることができる。
【0043】次に、請求項2の発明によれば、端末機器
の時計に誤差があっても、監視対象設備機器のイベント
発生時刻を適切に補正でき、イベントの発生状態を正確
にファイリングでき、しかも各端末装置のイベント情報
を真の発生順に整理して管理することができる。
【0044】さらに、請求項3の発明においては、各端
末装置のイベント情報を真の発生順に整理して管理でき
るだけでなく、伝送所要時間を考慮しつつセンタ装置か
ら各端末装置の時刻を正確に校正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる監視装置の一実施例を示すシス
テム構成図。
【図2】センタ装置側およびローカルコントロールの一
実施例を示す機能ブロック図。
【図3】センタ装置側のイベントファイルおよびイベン
ト発生順ファイルの格納内容を示す図。
【図4】図2に示す伝送所要時間測定部の動作を説明す
るフローチャート。
【図5】図2に示す端末時計誤差算出部の動作を説明す
るフローチャート。
【図6】図2に示すイベントファイリング部の動作を説
明するフローチャート。
【図7】図2に示すイベント発生順ソーティング部の処
理動作を説明する図。
【符号の説明】
1…端末装置、2…伝送ライン、3…ローカルコントロ
ーラ、4…データ処理装置本体、7…監視対象設備機
器、11…端末側時計部、13…イベント情報検出部、
22…伝送所要時間測定部、23…センタ側時計部、2
4…端末時計誤差算出部、25…イベントファイル、2
6…イベントファイリング部、28…イベント発生順フ
ァイル、29…イベント発生順ソーティング部、32…
時刻校正処理部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/05 H04L 12/40 H04L 11/00 321

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ装置に伝送ラインを介して複数の
    端末装置が接続されてなる監視装置において、 前記端末装置は、 監視対象設備機器の動作に関連する信号の変化に伴うイ
    ベント情報およびイベント発生時刻を検出するイベント
    情報検出手段を備え、 前記センタ装置は、 端末装置からの読取りによる現在時刻、前記センタ装置
    の現在時刻および前記伝送ラインの伝送所要時間から端
    末装置の時計誤差値を求める端末時計誤差算出手段と、
    前記端末装置から伝送されてくるイベント情報およびイ
    ベント発生時刻のうち、当該イベント発生時刻を前記時
    計誤差値で補正し、この時間補正後の前記イベント情報
    を端末機器毎にイベントファイルに格納するイベントフ
    ァイリング手段とを備えたことを特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】 センタ装置に伝送ラインを介して複数の
    端末装置が接続されてなる監視装置において、 前記端末装置は、 監視対象設備機器の動作に関連する信号の変化に伴うイ
    ベント情報およびイベント発生時刻を検出するイベント
    情報検出手段を備え、 前記センタ装置は、 前記伝送ラインの伝送所要時間を測定する伝送所要時間
    測定手段と、前記端末装置からの読取りによる現在時
    刻、前記センタ装置の現在時刻および前記伝送所要時間
    から端末装置の時計誤差値を求める端末時計誤差算出手
    段と、前記端末伝送処理部から伝送されてくるイベント
    情報およびイベント発生時刻のうち、当該イベント発生
    時刻を前記時計誤差値で補正し、この時間補正後の前記
    イベント情報を端末機器毎にイベントファイルに格納す
    るイベントファイリング手段と、このイベントファイル
    からイベント情報を取出し、イベント発生時刻の順に並
    び変えてファイリングするイベント発生順ソーティング
    手段と、 を備えたことを特徴とする監視装置。
  3. 【請求項3】 センタ装置に伝送ラインを介して複数の
    端末装置が接続されてなる監視装置において、 前記端末装置は、 監視対象設備機器の動作に関連する信号の変化に伴うイ
    ベント情報およびイベント発生時刻を検出するイベント
    情報検出手段を備え、 前記センタ装置は、 前記伝送ラインの伝送所要時間を測定する伝送所要時間
    測定手段と、前記端末装置からの読取りによる現在時
    刻、前記センタ装置の現在時刻および前記伝送所要時間
    から端末装置の時計誤差値を求める端末時計誤差算出手
    段と、前記端末伝送処理部から伝送されてくるイベント
    情報およびイベント発生時刻のうち、当該イベント発生
    時刻を前記時計誤差値で補正し、この時間補正後の前記
    イベント情報を端末機器毎にイベントファイルに格納す
    るイベントファイリング手段と、このイベントファイル
    からイベント情報を取出し、イベント発生時刻の順に並
    び変えてファイリングするイベント発生順ソーティング
    手段と、前記センタ装置の現在時刻に前記端末装置ごと
    の伝送所要時間を加えた時間情報を各端末装置ごとに伝
    送し、各端末装置の時刻校正を行う時刻校正処理手段
    と、を設けたことを特徴とする監視装置。
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