JP2002209468A - 通信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置 - Google Patents
通信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置Info
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Abstract
を行うにあたって、通信のための費用の節減を図り、
又、各装置の異常の有無、程度の判断を精度よく行える
装置を提供する。 【解決手段】 「重度の異常」と判断されたときは、異
常の内容が直ちにメンテナンスを担当する業者の監視セ
ンターのコンピュータに送信されるが、「軽度の異常」
と判断されたときは、異常の発生時刻とその内容が客先
の制御装置のメモリーに記憶され、定められた周期又は
監視センター側からの呼出に応じて電話回線を通じて送
信される。また、各検出器の異常の有無、程度の判定に
あたっては、被選別鶏卵群の親鶏の日齢や種類等の群情
報を考慮する。
Description
た鶏卵選別装置の遠隔監視装置に関するものであり、特
に計量装置、ひび卵検出装置、血卵検出装置、汚卵検出
装置等の遠隔監視装置に関するものである。
卵の洗浄、乾燥、検卵、計量、サイズ別の選別、包装等
からなるが、これら一連の工程が円滑に行われるために
は、配置されている計量器、血卵検出器(血卵を検出す
る装置)、ひび卵検出器(ひび卵を検出する装置)、汚
卵検出器(汚卵を検出する装置)等が正常に機能してい
ることが不可欠である。
うかを監視する方法としては、その装置のある客先で監
視する方法と、通信回線を利用して遠隔でメンテナンス
を担当する業者の監視センター等で監視する方法が考え
られる。適切かつ迅速な専門的対応が常時可能であると
いう点からは後者の遠隔監視の方が優れているが、この
遠隔監視に関する先行技術としては、特開平9−471
82号公報に開示されているものがある。
コンピュータ、ローカル拠点コンピュータ、センターコ
ンピュータを通信回線で接続し、機械制御コンピュータ
にセルフチェック機能、日報データ通報機能、緊急時の
自動通報機能を持たせ、システム全体を管理するセンタ
ーコンピュータに日報データを基にデータ構築し、異常
予想、異常時のメンテナンスガイド機能を持たせる。ま
た、前記拠点コンピュータにセンターコンピュータの保
持するデータ検索、機械制御コンピュータとセンターコ
ンピュータとの仲介機能を持たせる。そして、処理機の
稼働時間、処理量、機器別の異常発生時刻とその種類を
内容とする日報データは、処理機が重大な異常を起こさ
ないで稼働している場合にもローカル拠点コンピュータ
又はセンターコンピュータへ送信される。
行技術によると、日報データは、処理機が重大な異常を
起こさないで稼働している場合にも毎日、ローカル拠点
コンピュータ又はセンターコンピュータへ送信されるの
で、通信のための費用がかさむという問題がある。
ているか否かを判断するにあたっては、当該被選別鶏卵
群に関する群情報(例えば、親鶏の日齢、種類等)は考
慮されていない。例えば、計量器が正常に稼働している
か否かを判断するにあたって、当該計量器によって得ら
れた鶏卵の卵重分布データ(例えば、40g以上〜46
g未満はA%、46g以上〜52g未満はB%、52g
以上〜58g未満はC%………というように鶏卵の卵重
の分布割合を示したデータ)を、標準的な卵重分布デー
タと比較し、一定の許容範囲内で符合しているかどうか
で当該計量器の異常を推測するという方法が考えられ
る。しかし、一般に鶏卵の重量は、親鶏の日齢によって
卵重の中心値(中心卵重)が少しづつ変化するので、計
量器が正常に稼働しているかどうかの判断にあたって
は、当該被選別鶏卵群の親鶏の日齢等の群情報を考慮し
た方が、より判断の精度を高めることができるのであ
る。
れたものであって、その目的とするところは、鶏卵選別
装置の遠隔監視を行うにあたって、通信のための費用の
節減を図り、また各装置の異常の有無、程度の判断を精
度よく行える装置を提供することにある。
信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置は、通信
回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置にあって、
鶏卵選別装置の運転状況の異常を判断するに際しての異
常の程度に少なくとも2つの段階を設け、重要度の高い
異常があれば、直ちに異常の発生時刻とその内容を通信
回線を介して遠隔監視側に送信し、重要度の低い異常の
ときは、異常の発生時刻とその内容をメモリーに記憶
し、定められた周期又は遠隔監視側からの要求に応じて
送信することを特徴とする。
鶏卵選別装置の遠隔監視装置は、請求項1に係る発明に
おいて、前記異常の判断にあたって、被選別鶏卵群の群
情報を考慮することを特徴とする。
鶏卵選別装置の遠隔監視装置は、請求項2に係る発明に
おいて、前記被選別鶏卵群の群情報が、少なくとも親鶏
の日齢情報又はその日齢を特定する記号を含む情報であ
ることを特徴とする。
鶏卵選別装置の遠隔監視装置は、請求項2又は3に係る
発明において、前記被選別鶏卵群の群情報が、同一鶏卵
群の前日情報を含む情報であることを特徴とする。
であり、以下、これに基づいて説明する。
断する場合、例えば、計量器1から得られた卵重分布デ
ータ(40g以上〜46g未満はA%、46g以上〜5
2g未満はB%、52g以上〜58g未満はC%………
というように鶏卵の卵重の分布割合を示したデータ)を
標準的な卵重分布データと比較し、一定の許容範囲内で
符合しているかどうかで当該計量器1の異常を推測す
る。その際、親鶏の日齢(たとえば、150日齢、30
0日齢等)等によって卵重標準分布データは異なるか
ら、当該被選別鶏卵群の親鶏の種類や日齢等の被選別群
情報を考慮する。たとえば被選別鶏卵群の親鶏が150
日齢のときには、計量によって得られた卵重分布データ
を150日齢の卵重標準分布データと比較し、また被選
別鶏卵群の親鶏が300日齢のときには、計量によって
得られた卵重分布データを300日齢の卵重標準分布デ
ータと比較することにより、計量器1が正常に稼働して
いるか否かの判断の精度を高めることができる。
群情報を考慮する際、親鶏の日齢を記号により特定化し
て、当該記号がその日齢を表示するものとして当該記号
を用いてもよい(たとえば、150日齢をA、300日
齢をBと特定化して、150日齢を示すものとしてAを
用いる)。
別群情報を考慮する際、当該日齢の標準的な卵重分布デ
ータにかえて、あるいはこれと併用して、同一の被選別
鶏卵群の前日情報(たとえば、同じ鶏舎の鶏卵を計量し
て得られた前日の卵重分布データ)を用いてもよい。
理的特徴検出装置が正常に稼働しているか否かの判断を
行い、その結果、異常があると判断された場合は次のよ
うな対応がなされる。
す情報や、稼働はしているが故障している蓋然性が高い
と判断される情報など、重要度の高い異常があると判断
される情報が得られた場合には、「重度の異常」と判断
される。例えば、一般に、鶏卵の卵重標準分布データか
らみても卵重40gの極小の鶏卵の存在は極めて少ない
ことがわかっているが、いま、ある計量器1aから卵重
40gの鶏卵が数個連続して検出された場合には、当該
計量器1aに故障が存する蓋然性は極めて高いと判断さ
れるので、かかる場合には「重度の異常」と判断され
る。この場合には、直ちに電話回線10等の通信回線を
通じて異常の内容がメンテナンスを担当する業者の監視
センター11のコンピュータ12に送信される。これに
より、専門知識を有する技術部員による迅速な復旧が可
能となる。また、「重度の異常」と判断された場合に
は、同時に選別装置制御ユニットに対して緊急の停止信
号が発せられ、選別装置全体の稼働を停止させる。
る情報、あるいは少しでも異常があると疑われる情報が
得られると、「軽度の異常」と判断される。例えば、あ
る計量器1bが計量した卵重の平均値と全計量器の計量
した卵重の平均値の差が所定の許容範囲(例えば、0.
5g)を僅かに越えるような場合である。この場合に
は、異常の内容が直ちにメンテナンスを担当する業者の
監視センター11のコンピュータ12に送信されるので
はなく、異常の発生時刻とその内容が客先の制御装置の
メモリーに記憶され、定められた周期(例えば、数日
毎、あるいは一週間毎)又は、監視センター11側から
の呼出しに応じて、電話回線10等の通信回線を通じ
て、前記記憶内容がメンテナンスを担当する業者の監視
センター11のコンピュータ12に送信される。そし
て、この場合、異常の重要度は低いので、選別装置の稼
働は停止されることなく、続行される。
の発生時刻とその内容の送信を定められた周期又は、監
視センター11側からの呼出しに応じて行うことにする
と、異常の有無を問わず日々日報を送信し、あるいは軽
微な異常が頻繁にありその都度送信する場合に比べて、
電話回線10等の通信回線の利用を減らすことができ、
電話回線10等の通信回線利用に伴う費用の節減を図る
ことができる。
れると、異常の発生時刻とその内容が所定の周期又は監
視センター11側からの呼出しに応じて監視センター1
1のコンピュータ12に送信されるので、本来、「重度
の異常」と判断されるべき異常を誤って「軽度の異常」
と判断して「重度の異常」をそのまま放置することがな
いよう、その判断の精度の向上が強く要求されるとこ
ろ、前記のようにその判断の際、被選別鶏卵群に関する
群情報を考慮することによって、判断の精度を高めるこ
とができるのである。
常」と「軽度の異常」の2種類としたが、「重度の異
常」「中度の異常」「軽度の異常」というように3種類
としてもよい。この場合、「中度の異常」は、定められ
た周期又は監視センター11側からの呼出しに応じて、
異常の発生時刻とその内容を監視センター11のコンピ
ュータ12に送信するという点では「軽度の異常」と同
じであるが、送信の周期を異なるようにしてもよい。す
なわち、例えば、「軽度の異常」は1週間毎に送信する
のに対し、「中度の異常」は2日毎あるいは3日毎に送
信するようにしてもよい。
多くの客先からデータが送信されてくるので、数ヶ所の
客先から送信されてくるデータを相対的に比較すること
により、選別装置の異常の有無の判定が可能となる。た
とえば、客先1、客先2、客先3の被選別鶏卵群の親鶏
の日齢が300日齢で同一の場合、送信されてくる客先
1、客先2、客先3の送信データを相対的に比較するこ
とにより、各客先の計量器1等の異常の有無の判定が可
能となる。
ば、通信回線を利用して鶏卵選別装置の遠隔監視を行う
にあたって、通信のための費用の節減を図り、又、各装
置の異常の有無、程度の判断を精度よく行うことができ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 通信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔
監視装置にあって、鶏卵選別装置の運転状況の異常を判
断するに際しての異常の程度に少なくとも2つの段階を
設け、重要度の高い異常があれば、直ちに異常の発生時
刻とその内容を通信回線を介して遠隔監視側に送信し、
重要度の低い異常のときは、異常の発生時刻とその内容
をメモリーに記憶し、定められた周期又は遠隔監視側か
らの要求に応じて送信することを特徴とする通信回線を
利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置。 - 【請求項2】 前記異常の判断にあたって、被選別鶏卵
群の群情報を考慮する請求項1記載の通信回線を利用し
た鶏卵選別装置の遠隔監視装置。 - 【請求項3】 前記被選別鶏卵群の群情報は、少なくと
も親鶏の日齢情報又はその日齢を特定する記号を含む情
報である請求項2記載の通信回線を利用した鶏卵選別装
置の遠隔監視装置。 - 【請求項4】 前記被選別鶏卵群の群情報は、同一鶏卵
群の前日情報を含む情報である請求項2又は3記載の通
信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005510A JP2002209468A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 通信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001005510A JP2002209468A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 通信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002209468A true JP2002209468A (ja) | 2002-07-30 |
Family
ID=18873555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005510A Pending JP2002209468A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 通信回線を利用した鶏卵選別装置の遠隔監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002209468A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100476024B1 (ko) * | 2002-09-09 | 2005-04-07 | 윤택진 | 계란선별기의 인터넷기반 원격감시 제어시스템의 처리방법 |
JP2011193385A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Toshiba Corp | 遠隔監視制御システム及びローカル監視装置 |
JP2021083370A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 株式会社ナベル | 情報取得及び分析機能付きの卵充填装置 |
-
2001
- 2001-01-12 JP JP2001005510A patent/JP2002209468A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100476024B1 (ko) * | 2002-09-09 | 2005-04-07 | 윤택진 | 계란선별기의 인터넷기반 원격감시 제어시스템의 처리방법 |
JP2011193385A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Toshiba Corp | 遠隔監視制御システム及びローカル監視装置 |
JP2021083370A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 株式会社ナベル | 情報取得及び分析機能付きの卵充填装置 |
JP7287675B2 (ja) | 2019-11-28 | 2023-06-06 | 株式会社ナベル | 情報取得及び分析機能付きの卵充填装置 |
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