JPH08130539A - ネットワーク監視装置 - Google Patents

ネットワーク監視装置

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JPH08130539A
JPH08130539A JP6268451A JP26845194A JPH08130539A JP H08130539 A JPH08130539 A JP H08130539A JP 6268451 A JP6268451 A JP 6268451A JP 26845194 A JP26845194 A JP 26845194A JP H08130539 A JPH08130539 A JP H08130539A
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JP
Japan
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frame
data
transmission
update
interval
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JP6268451A
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Mitsuko Kobayashi
光子 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データの更新間隔を監視して、規程の更新間隔
を越えると検出信号を出力し、データの更新状況を表示
し、CRCエラーフレーム送信元を判定し、CRCエラ
ー発生状況を表示する 【構成】ネットワークシステムの伝送路1に接続され、
伝送フレームを受信して受信時刻と共にフレームファイ
ルに格納する伝送フレーム検出手段1〜9と、前記フレ
ームファイルの情報から更新データを持つ伝送フレーム
の受信時刻の間隔をノード別に算出してデータ更新間隔
を求め、このデータ更新間隔がシステムとして要求され
るデータ更新間隔よりも大きいとき、データ更新周期オ
ーバーと判定するデータ更新周期判定手段6,9,1
1,12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いにデータの更新を
行う複数のノードを持つネットワークの監視装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークシステムが重要なイ
ンフラとして導入されてきており、ユーザに常時、サー
ビスを提供できることが要求されてきている。それに伴
い、ネットワークシステムの故障等によるサービスの停
止を回避するため、ネットワーク管理ツールの導入が増
えてきた。これら管理ツールでは、スループットの算
出、ブロードキャスト発生、プロトコルシーケンスエラ
ー、CRC(Cyclic Redundancy Cheac )エラーフレー
ムなどの検出を行い、ネットワークシステムの状況を監
視するものがある。以下、プロセス制御に用いられるネ
ットワークシステムの概要について説明する。
【0003】図6(a) は、スキャン伝送方式のネットワ
ークシステムの構成例である。ループ状の伝送路1に接
続された複数のノード2にそれぞれ全ノードのデータを
格納するコモンメモリ3を備え、各ノード2が、自局の
送信データを周期的に他局に一斉(同報)送信すること
で周期的にデータを更新するスキャン伝送が行われる。
すなわち、ノード#1が、自局のコモンメモリ3の送信
データをスキャンして同報送信すると、各ノード#2〜
Nは、そのスキャンデータを受信して、それぞれ自局の
コモンメモリ3のノード#1に対応するエリアにオーバ
ーライトし、各局のデータが更新される。このスキャン
データの送信は、各ノードで周期的に行われ、一定周期
内に全てのノードのデータの更新が行われる。各ノード
に接続された図示しない周辺装置は、更新されたデータ
によりプロセスの制御を行う。図7(a) は、このような
スキャン伝送に用いられるフレーム形式の一例であり、
フレーム制御部(FA)、送信先アドレス(DA)、送信元アド
レス(SA)、送信先LLCアト゛レス(DSAP)、送信元LLC アドレス
(SSAP)、スキャンデータ、フレームチェックシーケンス
(FCS) 等で構成される。
【0004】第6図(b) は、トークンバス方式のネット
ワークシステムの構成例である。伝送路30に接続されて
いる5つのノード31は、それぞれ、アドレス1、2、
5、7、10を持っており、データ送信はアドレスの高
い順に、ノード#10、ノード# 7、ノード# 5、ノード
# 2、ノード# 1の順に行われる。第7図(b) はIEEE80
2.4におけるトークンフレーム形式を示したもので、フ
レーム制御部(FA)、送信元アドレス(SA)、送信先アドレ
ス(DA)、フレームチェックシーケンス(FCS) 等で構成さ
れる。
【0005】このトークンフレームは送信元アドレス(S
A)のノードから送信先アドレス(DA)のノードへ渡され、
トークンフレームを受けとった送信先アドレス(DA)のノ
ードは自局の送信データを送信することができる。この
ようにして、全てのノードのデータが一定の周期内に更
新されプロセス制御が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】鉄鋼圧延などの速い応
答が要求されるプロセス制御システムでは、データの更
新が周期的に確実に行われ、プロセス制御に生かされる
ことが重要であり、データの更新間隔の変動がプロセス
制御に影響を与えることになるが、従来のネットワーク
管理ツールではこのようなデータ更新間隔を監視するこ
とができないという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題を解消しようとしてな
されたもので、その目的とするところは、周期的にデー
タの更新を行う複数のノードを持つネットワークシステ
ムに接続され、データの更新間隔を監視して、規程の更
新間隔を越えると検出信号を出力し、データの更新状況
を表示し、CRCエラーフレーム送信元を判定し、CR
Cエラー発生状況を表示し、送信元ノードの異常の可能
性があることを診断するネットワーク監視装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明として、
ネットワークシステムの伝送路に接続され、前記伝送路
上の伝送フレームを受信して受信時刻と共にフレームフ
ァイルに格納する伝送フレーム検出手段と、前記フレー
ムファイルの情報から更新データを持つ伝送フレームの
受信時刻の間隔をノード別に算出してデータ更新間隔を
求め、このデータ更新間隔がシステムとして要求される
データ更新間隔よりも大きいとき、データ更新周期オー
バーと判定するデータ更新周期判定手段を設ける。
【0009】請求項2の発明として、ネットワークシス
テムの伝送路に接続され、前記伝送路上の伝送フレーム
を受信して受信時刻と共にフレームファイルに格納する
伝送フレーム検出手段と、前記フレームファイルの情報
から、指定期間内の更新データを持つ伝送フレームの受
信時刻の間隔をノード別に検出するデータ更新間隔検出
手段を設け、ノード別にデータ更新間隔の平均、最大、
最小、分散を算出し表示する。
【0010】請求項3の発明として、ネットワークシス
テムの伝送路に接続され、前記伝送路上の伝送フレーム
を受信して受信時刻と共にフレームファイルに格納する
伝送フレーム検出手段と、前記フレームファイルの情報
から更新データを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔を
ノード別に算出してデータ更新間隔を求め、このデータ
更新間隔がシステムとして要求されるデータ更新間隔よ
りも大きいとき、データ更新周期オーバーと判定するデ
ータ更新周期判定手段と、前記フレームファイルの情報
から、指定期間内の更新データを持つ伝送フレームの受
信時刻の間隔をノード別に検出するデータ更新間隔検出
手段を設け、各ノードのデータ更新間隔がシステムとし
て要求される更新間隔よりも大きい場合は更新周期オー
バーと表示し、また、ノード別にデータ更新間隔の平
均、最大、最小、分散を算出し表示する。
【0011】請求項4の発明として、更に、指定期間内
の更新データを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔を表
示し、データ更新周期の傾向を表示する。請求項5の発
明として、ネットワークシステムの伝送路に接続され、
前記伝送路上の伝送フレームを受信して受信時刻と共に
フレームファイルに格納する伝送フレーム検出手段と、
前記フレームファイルの情報から、トークンフレームを
検出する度に送信元ノーデアドレスを記憶し、CRCエ
ラーを検出した時、記憶された送信元ノーデアドレスか
らCRCエラーフレームの送出元ノードを判定するCR
Cエラー検出手段を設ける。
【0012】請求項6の発明として、更に、前記CRC
エラー検出手段がCRCエラーを検出しCRCエラーフ
レームの送出元ノードアドレスを判定した時、判定した
CRCエラーフレームの送出元ノードアドレスとCRC
エラーフレームの受信時刻を格納するCRCファイル
と、前記CRCファイルから、ノード毎に、指定期間内
のエラー発生回数を、単位時間毎に算出する処理手段を
設け、CRCエラー発生の傾向を表示する。
【0013】請求項7の発明として、更に、前記処理手
段は、更に、前記CRCファイルから、ノード毎に、指
定期間内のエラー発生回数の平均、最大、最小、分散を
算出し、CRCエラー発生の傾向を表示する。
【0014】
【作用】請求項1の発明において、前記伝送フレーム検
出手段は、ネットワークの伝送路上の伝送フレームを受
信し、受信時刻と共に前記フレームファイルに格納す
る。前記データ更新周期判定手段は、前記フレームファ
イルに格納された伝送フレームを読み出して、更新デー
タを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔をノード別に算
出して更新間隔を求め、その更新間隔がシステムとして
要求される更新間隔よりも大きいとき、更新周期オーバ
ーと判定する。これにより、制御精度が低下する可能性
のあることを検出することができる。
【0015】請求項2の発明において、前記伝送フレー
ム検出手段は、ネットワークの伝送路上の伝送フレーム
を受信し、受信時刻と共に前記フレームファイルに格納
する。前記データ更新周期判定手段は、指定期間内の前
記フレームファイルに格納された伝送フレームを読み出
して、更新データを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔
をノード別に検出して更新間隔を求め、ノード別にデー
タ更新間隔の平均、最大、最小、分散を算出し表示す
る。これにより、データの更新状況を監視し、データ更
新間隔がほぼ一定しているのか、あるいはばらつきがあ
るのかを知ることができ、そのシステムの要求性能を満
足する稼働状態であるか否かの判断を行うことができ
る。
【0016】請求項3の発明において、前記伝送フレー
ム検出手段は、ネットワークの伝送路上の伝送フレーム
を受信し、受信時刻と共に前記フレームファイルに格納
する。前記データ更新周期判定手段は、前記フレームフ
ァイルに格納された伝送フレームを読み出して、更新デ
ータを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔をノード別に
算出して更新間隔を求め、その更新間隔がシステムとし
て要求される更新間隔よりも大きいとき、更新周期オー
バーと判定する。前記データ更新周期判定手段は、指定
期間内の前記フレームファイルに格納された伝送フレー
ムを読み出して、更新データを持つ伝送フレームの受信
時刻の間隔をノード別に検出して更新間隔を求め、ノー
ド別にデータ更新間隔の平均、最大、最小、分散を算出
し表示する。これにより、制御精度が低下する可能性の
あることを検出することができると共に、データの更新
状況を監視し、データ更新間隔がほぼ一定しているの
か、あるいはばらつきがあるのかを知ることができ、そ
のシステムの要求性能を満足する稼働状態であるか否か
の判断を行うことができる。
【0017】請求項4の発明において、更に、前記デー
タ更新周期判定手段により算出されたノード別のデータ
更新間隔を表示し、更新周期オーバーが頻繁に起きてい
るのか、あるいはごくまれに発生する現象なのかを知る
ことができ、指定期間内の細かい解析調査を行うことが
できる。
【0018】請求項5の発明において、前記伝送フレー
ム検出手段は、ネットワークの伝送路上の伝送フレーム
を受信し、受信時刻と共に前記フレームファイルに格納
する。前記CRCエラー検出手段は、前記フレームファ
イルに格納された伝送フレームを読み出して、トークン
フレームを検出する度に送信元ノードアドレスを記憶
し、CRCエラーフレームを検出したとき、記憶された
送信元ノードアドレスからCRCエラーフレームの送信
元ノードを判定する。これにより、トークンパッシング
方式を用いたネットワークシステムにおいて、CRCエ
ラーフレームの送出元ノードの異常を判定することがで
きる。
【0019】請求項6の発明において、前記CRCエラ
ー検出手段は、CRCエラーフレームを検出しCRCエ
ラーフレームの送信元ノードを判定したとき、更に、判
定した送信元ノードアドレスとCRCエラーフレームの
受信時刻をCRCエラーファイルに格納する。前記処理
手段は、指定期間内の前記CRCエラーファイルのデー
タを読み出して、ノード毎に、エラー発生回数を単位時
間毎に算出し表示する。これにより、CRCエラーが頻
繁に起きているのか、あるいはごくまれに発生する現象
なのかを知ることができ、CRCエラーが発生する割合
を、ノード毎に監視することができる。請求項7の発明
において、前記処理手段は、指定期間内の前記CRCエ
ラーファイルのデータを読み出して、ノード毎に、エラ
ー発生回数を単位時間毎に算出し表示すると共に、ノー
ド毎に、CRCエラーフレーム数の、平均、最大、最
小、分散を算出し表示する。これにより、CRCエラー
が頻繁に起きているのか、あるいはごくまれに発生する
現象なのかを知ることができると共に、ノード毎に、C
RCエラー発生の傾向を知ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明のネットワーク監視装置の実施
例について説明する。図1は、本発明のネットワーク監
視装置のハードウエアの構成図である。このネットワー
ク監視装置は、周期的にデータの更新が行われるネット
ワークシステムの伝送路に接続して動作する。
【0021】図1において、伝送路1上の信号は、受信
回路4により信号レベルの再生が行われ、伝送フレーム
検出回路5で伝送フレームの検出を行う。伝送フレーム
が検出される度に、フレームアナライザCPU6は、時
間計測回路7の時刻データと共に伝送フレームを、フレ
ームファイルとしてデータストレージ8に格納する。こ
のフレームファイルは、一定量の伝送フレームを格納す
ると、最古の伝送フレームが最新の伝送フレームで更新
されるリングファイルとして構成される。メモリ9に
は、図2に示すデータ更新周期を検出するためのプログ
ラムや、統計処理のためのプログラムが記憶されてお
り、それらによる処理結果は、接続装置10を介してネッ
トワーク解析・表示システム11に通知したり、データス
トレージ12に格納したりする。ネットワーク解析・表示
システム11は、フレームアナライザCPU6と接続され
ており、メモリ9、データストレージ8へのアクセスが
可能である。
【0022】以下、本発明の請求項1及び請求項3に係
わる実施例について説明する。フレームアナライザCP
U6は、ネットワーク解析・表示システム11よりデータ
更新周期検出の要求を受けると、検出終了要求がくるま
で、メモリ9のデータ更新周期検出プログラムにより、
データストレージ8に格納されているフレームファイル
の伝送フレーム情報に対して、図2のフローチャートに
示す処理を行い、更新周期エラーがあれば、それを接続
装置10を介してネットワーク解析・表示システム11に通
知する。
【0023】データ更新周期の検出は、次のようにして
行われる。 ステップ S1 :各ノード毎の更新データ取り込み時間
(受信時刻)を格納するための配列time-keep [MAX STN
NUM] を0に初期化する。MAX STN NUM は、そのネット
ワークシステムに接続可能なノード数の最大値である。 ステップ S2 :データストレージ8に格納されているフ
レームファイルの読み出しアドレスを指定するポインタ
値iを、最新の伝送フレームを指定する値に設定する。
最新の伝送フレームに着目することで、リアルタイムな
検出を行う。 ステップ S3 :フレームファイルから伝送フレームを読
み出し、そのフレームがCRCエラーのない、データ更
新フレームであるか判断する。データ更新フレームの判
断は、例えば、スキャン伝送方式におけるスキャンフレ
ームであるかを判断して行う。スキャンフレームには、
更新データであるスキャンデータが含まれており、その
形式は、図7(a) に示すように、スキャンデータの他
に、伝送制御を行うための種種のコマンドデータが含ま
れ、フレーム制御部(FC)等にデータ更新フレームである
ことを示す識別子(A) が含まれている。読み出された伝
送フレームに、上記識別子(A) が含まれておらずデータ
更新用フレームでないとき、あるいはCRCエラーフレ
ームであるときは、ステップ S4 へ移行する。読み出さ
れた伝送フレームが、正常なフレームであり、且つ、デ
ータ更新フレームであるときはステップ S5 へ移行す
る。 ステップ S4 :ポインタ値iを次のフレームを指す値に
更新してステップ S3 へ移行する。 ステップ S5 :伝送フレームの送信元アドレス(SA)に対
応するtime-keep [SA]が0であるかどうか調べ、0であ
る場合はステップ S6 へ移行し、0でない場合はステッ
プ S7 へ移行する。 ステップ S6 :更新周期検出を開始してから送信元ノー
ドアドレス(SA)の最初のデータ更新フレームであると判
断し、time-keep [SA]を読み出された伝送フレームの受
信時刻に更新した後ステップ S4 へ移行する。 ステップ S7 :伝送フレームの受信時刻とtime-keep [S
A]との差をデータ更新周期Tiとして検出した後ステップ
S8 へ移行する。 ステップ S8 :データ更新周期の検出要求と共に与えら
れるシステムに要求されるデータ更新周期T と検出され
たデータ更新周期 Ti を比較し、T < Tiのときはステッ
プ S9 へ移行し、T >= Ti のときはステップ S10へ移行
する。 ステップ S9 :更新周期オーバーとして、データ更新周
期Ti、送信元アドレスSA、読み出された伝送フレームの
受信時刻をネットワーク解析・表示システム11に通知
(転送)する。 ステップ S10:time-keep [SA]を、伝送フレームの受信
時刻に更新しステップ S11へ移行する。 ステップ S11:ポインタ値iを、次のフレームを指す値
に更新した後、ステップS3 へ移行させ、同様の処理を
繰り返す。
【0024】本実施例によれば、更新周期オーバーを、
データ更新周期Ti、送信元アドレスSA、伝送フレームの
受信時刻と共に、ネットワーク解析・表示システム11に
表示することができる。
【0025】次に、本発明の請求項2乃至請求項4に係
わる実施例について説明する。図1のメモリ9には、図
3に示す更新間隔算出のためのプログラムが記憶されて
おり、ネットワーク解析・表示システム11からデータ更
新周期傾向の検出要求を受けると、フレームアナライザ
CPU6は、データストレージ8に格納されているフレ
ームファイルの伝送フレーム情報に対して、図3に示す
フローチャートの処理を行い、図5(b) に示す更新情報
ブロック20を求めた後、図5(a) に示す更新間隔ブロッ
ク値22を算出し、ネットワーク解析・表示システム11に
通知する。
【0026】更新情報ブロック20は、そのネットワーク
システムに接続可能な最大ノード数(MAX STN NUM) 個の
ノード別更新情報ブロック21により構成され、ノード別
更新情報ブロック21は、ノードアドレス、算出指定日時
である開始日時、指定サンプル数の更新間隔[1] 〜[n]
によって構成される。更新間隔ブロック22は、各ノード
毎の更新間隔ブロック23により構成され、更新間隔ブロ
ック23は、ノードアドレス、算出指定日時である開始日
時、指定サンプル数、更新間隔の最大値、最小値、平均
値、分散値により構成されている。
【0027】データ更新周期傾向の検出は次のようにし
て行われる。 ステップ S20:各ノードのデータ更新間隔を算出するた
めの初期設定を行う。まず、更新データの受信時刻を記
憶するための配列pre keep [MAX STN NUM]を1に初期化
し、サンプル数をカウントするための配列、b counter
[MAX STN NUM]を1に初期化し、ポインタ値iをフレー
ムファイルの最新の伝送フレームを指す値に設定する。
なお、指定サンプル数はネットワーク解析・表示システ
ム11から与えられる。 ステップ S21:フレームファイルから読み出した伝送フ
レームの受信時刻とネットワーク解析・表示システム11
から与えられる指定日時を比較して、受信時刻が指定日
時より前のときはステップ S22へ移行し、指定日時以降
であればステップS23へ移行する。 ステップ S22:ポインタ値iをインクリメントしてステ
ップ S21へ移行する。 ステップ S23:フレームファイルから読み出された伝送
フレームがデータ更新フレームであるか調べ、データ更
新フレームであればステップ S24へ移行し、データ更新
フレームでないときはステップ S29へ移行する。 ステップ S24:伝送フレームの送信元アドレス(SA)に関
する配列pre keep [SA]を調べ、pre keep [SA] が0の
ときは最初の更新データフレームであると判断してステ
ップ S28へ移行し、0でなければステップ S25へ移行す
る。 ステップ S25:伝送フレームの受信時刻と前回の pre k
eep [SA]との差を更新間隔として求め、図5(b) に示す
ように、ノード別更新情報ブロック20の該当ノードアド
レスのb counter [SA]番目の更新間隔[b counter [SA]]
としてデータストレージ12のファイルに格納する。 ステップ S26: b counter [SA] が指定サンプル数に達
したか調べ、達していなければステップ S27へ移行し、
指定サンプル数である場合は処理を終了する。 ステップ S27:b counter [SA]をインクリメントする。 ステップ S28:pre keep [SA] を伝送フレームの受信時
刻に更新する。 ステップ S29:ポインタ値iを次のフレームを指す値に
更新した後、ステップ S23へ移行させる。
【0028】このようにしてノード別更新情報ブロック
20がデータストレージ12に格納され、メモリ9に記憶さ
れた統計処理プログラムにより、各ノード毎の、更新間
隔の最大値、最小値、平均値、分散を算出し、ノードア
ドレス、算出指定日時である開始日時、指定サンプル数
と共に、図5(a) に示す更新間隔ブロック22が作成さ
れ、データストレージ12に格納される。従って、必要に
応じてこれらのデータをネットワーク解析・表示システ
ム11に表示することができる。
【0029】本実施例によれば、更新周期の変動の様子
を表示して、要求通りにデータ更新が行われているかを
確認することができ、更に細かい分析が必要である場合
にはデータストレージ12に格納されている更新情報ブロ
ックを調査して、更新周期オーバーが頻繁に起こる可能
性があるのか、あるいはまれに起こる現象であり、シス
テムの性能に与える影響はほとんどないのか判断するこ
とができる。
【0030】次に、本発明の請求項5乃至請求項7に係
わる実施例について説明する。ネットワークに接続され
る複数のノードの送信順が決まっているシステムとし
て、例えば、前述した図5(b) に示すようなトークンバ
ス方式がある。このようなシステムでは、トークンと呼
ばれる送信権がアドレスの高い順に回され、各ノードの
送信順は各アドレスにより一意的に決定される。本実施
例はこのようなシステムに適用される。
【0031】図1のメモリ9には、図4に示すCRCエ
ラー検出のためのプログラムが記憶されており、ネット
ワーク解析・表示システム11より、CRCエラー検出要
求が出されると、図4のフローチャートに従って、次の
処理を開始する。 ステップ S30:ポインタ値iをフレームファイルの最新
の伝送フレームを指すポインタ値に設定する。 ステップ S31:フレームファイルの伝送フレームを読み
出し、CRCエラーフレームであるか否かを調べ、CR
Cエラーフレームでないときはステップ S32へ移行さ
せ、CRCエラーフレームであるときはステップ S34へ
移行させる。 ステップ S32:トークンフレームであるか否かを調べ、
トークンフレームのときはステップ S33へ移行させ、ト
ークンフレームでないときはステップ S35へ移行させ
る。 ステップ S33:伝送フレームの送信先ノードアドレス(D
A)を保存してステップ S35へ移行させる。 ステップ S34:保存したトークンフレームの最新の送信
先ノードアドレス(DA)のノードがCRCエラーフレーム
を送信したと判定して、この伝送フレームの受信時刻と
共に最新の送信先ノードアドレス(DA)をデータストレー
ジ12のCRCファイルに格納し、ネットワーク解析・表
示システム11に通知する。 ステップ S35:検出終了指示が出ていないときはステッ
プ S36へ移行させ、終了指示が出ている場合は終了す
る。 ステップ S36:ポインタ値iを次のフレームを指す値に
更新し、ステップ S31へ移行させ、同様の処理を繰り返
す。
【0032】ネットワーク解析・表示システム11が、観
測の対象となる期間の開始日時、終了日時、及びその期
間中の分割数を指定して、CRCエラー検出要求を出す
と、指定された開始日時から終了日時まで前述の処理を
実行し、CRCエラーの発生した伝送フレームを検出す
る度に、その送信元ノードアドレスと伝送フレームの取
り込み時刻をデータストレージ12のCRCファイルに格
納する。
【0033】更に、CRCファイルから、メモリ9に記
憶された統計処理プログラムにより、送信先ノードアド
レス毎に、開始日時、終了日時、及びその期間中の分割
数で定まる単位時間毎のCRCエラー発生の数を計数
し、図5(d) に示すようなCRCサンプルブロック41を
作成しデータストレージ12に格納する。CRCサンプル
ブロック41は、そのネットワークに接続された最大ノー
ド数分のノード別サンプルブロック43で成り、ノード別
サンプルブロック43は、ノードアドレス、観測の開始日
時、終了日時、及びその期間中の単位時間毎のCRCエ
ラーフレーム数で構成される。
【0034】更に、CRCファイルから、図5(c) に示
すようなCRCブロック42を作成する。CRCブロック
42は、そのネットワークに接続可能な最大ノード数分の
ノード別CRCブロック44で構成され、各ノード別CR
Cブロック44は、ノードアドレス、開始日時、終了日
時、サンプル数(対象期間内の単位時間数)、CRCエ
ラー数の最大値、最小値、平均値、分散値により構成さ
れる。
【0035】本実施例によれば、CRCエラーフレーム
の送信局がわかり、この送信局に何等かの異常が発生し
ている可能性があることを表示することができる。更
に、ノード毎のある期間のCRCエラーフレームの発生
数最大値、最小値、分散値を表示することができ、ノー
ド毎のある期間のCRCエラーフレームの発生傾向を表
示することができる。例えば、長時間に亘ってCRCエ
ラーフレームが特定のノードより送出されている場合
は、そのノードに何等かの障害が発生していると判断す
ることができる。更に、細かい分析が必要である場合に
は、データストレージジ12に格納されているCRCサン
プルブロック41を表示させることができ、CRCエラー
が何時の時点から集中しているのか等を確認することが
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、データの更新が周期的
に行われるネットワークシステムに接続して、その更新
間隔を検出し、規程の更新間隔を越えると検出信号を出
力し、データの更新状況を表示して監視することができ
る。また、トークンを受け渡すネットワークに接続し
て、CRCエラーフレーム送信元を検出し、ネットワー
クシステムの稼働状況を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図で、ハ―ドウエアの構
成図。
【図2】本発明の請求項1、3、4に関わる実施例のフ
ロ―チャ―ト。
【図3】本発明の請求項2〜4に関わる実施例のフロ―
チャ―ト。
【図4】本発明の請求項5〜7に関わる実施例のフロ―
チャ―ト。
【図5】図1のデ―タストレ―ジ12に格納される情報例
を示す図。
【図6】プロセス制御で用いられる従来のネットワ―ク
システムの例を示す図。
【図7】従来のネットワ―クシステムで用いられる伝送
フレ―ムの構成例を示す図。
【符号の説明】
1…伝送路 2…ノード 3…コモンメモリ 4…受信回路 5…受信フレーム検出回路 6…フレームア
ナライザ 7…時間計測回路 8…データスト
レージ 9…メモリ 10…接続装置 11…ネットワーク解析・表示システム 12…データスト
レージ 20…更新情報ブロック 21…ノード別更
新情報ブロック 22…更新間隔ブロック 23…ノード別更
新間隔ブロック 41…CRCサンプルブロック 42…CRCブロ
ック 43…ノード別CRCサンプルブロック 44…ノード別C
RCブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 13/00 353 U 7368−5E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自局の送信データを含む伝送フレームを周
    期的に他局に送信し、互いにデータの更新を行う複数の
    ノードを持つネットワークシステムの伝送路に接続さ
    れ、前記伝送路上の伝送フレームを受信して受信時刻と
    共にフレームファイルに格納する伝送フレーム検出手段
    と、前記フレームファイルの情報から更新データを持つ
    伝送フレームの受信時刻の間隔をノード別に算出してデ
    ータ更新間隔を求め、このデータ更新間隔がシステムと
    して要求されるデータ更新間隔よりも大きいとき、デー
    タ更新周期オーバーと判定するデータ更新周期判定手段
    を設けたネットワーク監視装置。
  2. 【請求項2】自局の送信データを含む伝送フレームを周
    期的に他局に送信し、互いにデータの更新を行う複数の
    ノードを持つネットワークシステムの伝送路に接続さ
    れ、前記伝送路上の伝送フレームを受信して受信時刻と
    共にフレームファイルに格納する伝送フレーム検出手段
    と、前記フレームファイルの情報から、指定期間内の更
    新データを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔をノード
    別に検出するデータ更新間隔検出手段を設け、ノード別
    にデータ更新間隔の平均、最大、最小、分散を算出し表
    示することを特徴とするネットワーク監視装置。
  3. 【請求項3】自局の送信データを含む伝送フレームを周
    期的に他局に送信し、互いにデータの更新を行う複数の
    ノードを持つネットワークシステムの伝送路に接続さ
    れ、前記伝送路上の伝送フレームを受信して受信時刻と
    共にフレームファイルに格納する伝送フレーム検出手段
    と、前記フレームファイルの情報から更新データを持つ
    伝送フレームの受信時刻の間隔をノード別に算出してデ
    ータ更新間隔を求め、このデータ更新間隔がシステムと
    して要求されるデータ更新間隔よりも大きいとき、デー
    タ更新周期オーバーと判定するデータ更新周期判定手段
    と、前記フレームファイルの情報から、指定期間内の更
    新データを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔をノード
    別に検出するデータ更新間隔検出手段を設け、各ノード
    のデータ更新間隔がシステムとして要求される更新間隔
    よりも大きい場合は更新周期オーバーと表示し、また、
    ノード別にデータ更新間隔の平均、最大、最小、分散を
    算出し表示することを特徴とするネットワーク監視装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    ネットワーク監視装置において、更に、指定期間内の更
    新データを持つ伝送フレームの受信時刻の間隔を表示
    し、データ更新周期の傾向を表示することを特徴とする
    ネットワーク監視装置。
  5. 【請求項5】周期的にトークンの受け渡しを行い、トー
    クンを受けた局が送信データを含む伝送フレームを他局
    に送信し、互いにデータの更新を行う複数のノードを持
    つネットワークシステムの伝送路に接続され、前記伝送
    路上の伝送フレームを受信して受信時刻と共にフレーム
    ファイルに格納する伝送フレーム検出手段と、前記フレ
    ームファイルの情報から、トークンフレームを検出する
    度に送信元ノーデアドレスを記憶し、CRCエラーを検
    出した時、記憶された送信元ノーデアドレスからCRC
    エラーフレームの送出元ノードを判定するCRCエラー
    検出手段を設けたネットワーク監視装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のネットワーク監視装置に
    おいて、前記CRCエラー検出手段がCRCエラーを検
    出しCRCエラーフレームの送出元ノードアドレスを判
    定した時、判定したCRCエラーフレームの送出元ノー
    ドアドレスとCRCエラーフレームの受信時刻を格納す
    るCRCファイルと、前記CRCファイルから、ノード
    毎に、指定期間内のエラー発生回数を、単位時間毎に算
    出する処理手段を設け、CRCエラー発生の傾向を表示
    することを特徴とするネットワーク監視装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のネットワーク監視装置に
    おいて、前記処理手段は、更に、前記CRCファイルか
    ら、ノード毎に、指定期間内のエラー発生回数の平均、
    最大、最小、分散を算出し、CRCエラー発生の傾向を
    表示することを特徴とするネットワーク監視装置。
JP6268451A 1994-11-01 1994-11-01 ネットワーク監視装置 Pending JPH08130539A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245324A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toshiba Corp 発券機および発券機の監視方法
JP2018121232A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 株式会社日立製作所 通信障害管理装置、及び通信システム

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JP2009245324A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toshiba Corp 発券機および発券機の監視方法
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