JP3628902B2 - ネットワーク管理システム及び同システムに適用する記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータネットワーク上の各種の管理機能を実現するネットワーク管理システムに関し、特にトラフィック管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータネットワーク(以下単にネットワークと呼ぶ)は、パーソナルコンピュータなどの複数のコンピュータ、ルータ,ハブ等の通信機器、及び通信回線(以下これらを総称してノードと呼ぶ)が接続されて、例えばLAN(Local Area Network)を構成する。このようなネットワークを効率的かつ安定的に運用するためには、ネットワーク管理を行うネットワーク管理システムが必要である。
【0003】
ネットワーク管理には、ノードなどの構成要素(ハードウエア要素以外のデータやアドレスなどの論理的要素も含む概念)の状態を監視して保守する構成管理や、ノードなどの障害を管理する障害管理、及びネットワーク上を流れるパケットやフレームを監視(測定)して、いわゆるトラフィックの水準や変動を監視するトラフィック管理がある。
【0004】
ネットワーク管理システムは、ネットワーク上に接続されたコンピュータであり、ネットワーク管理用のソフトウエアを実行することにより、前述のネットワーク管理機能を実現している。ネットワーク管理システムは、管理データベース(例えばトラフィックデータ・データベース、以下トラフィックデータをTDと表記する場合がある)を構築するためのディスクドライブや、管理情報(例えばトラフィック分析結果)を所定の形態で表示画面上に表示するためのディスプレイ装置なども構成要素として備えている。
【0005】
ところで、トラフィック管理において、ネットワーク上のパケットをモニタ(測定)する方式としては、ネットワークにモニタ専用装置(以後プローブと称する)を接続し、当該プローブにより一定周期でトラフィックを測定する方式が周知である。また、ルータやハブ等のネットワーク機器の内部にモニタ機能を実装し、これらの機器において一定周期のトラフィック測定を行なう方式もある。
【0006】
ネットワーク管理システムは、プローブにより測定、蓄積されたトラフィックデータ(TD)を、一定周期で収集、蓄積し、管理者の操作要求に従って分析し、さらに分析結果をディスプレイに表示する機能を実現したトラフィック管理システムを備えている。トラフィック管理システムは、プローブから得られたトラフィックデータを使用して、単にネットワークを流れるパケットの総量を記録するだけでなく、パケット上の送信元アドレスや送信先アドレスを元にノード別の統計情報を作成して蓄積する処理を実行している。また、送受信のノードの組み合わせに対するパケットの分量を積算し、それが多い順に組み合わせを表示するような処理も実行する。このようなトラフィック管理システムによるトラフィック分析により、トラフィックのレベル(流れているパケット数など)を適正に保持するために、ネットワークを混雑させている要因となるノードやその組み合わせを特定し、原因を個別に調査することが可能になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述のトラフィック管理システムは、トラフィック分析処理では、各ノードに割当てられたIP(Internet Protocol)アドレスまたはMAC(Media Access Control)アドレスを使用して、ノード毎のパケット数を積算した統計情報などを算出して表示する処理を実行している。このようなトラフィック分析処理により、ネットワーク管理者は、例えばパケット送信数の多いノードを上位から順に、IPアドレス(又はMACアドレス)と送信トラフィック量とを並べて表示させることが可能になっている。
【0008】
ここで、DNS(Domain Name System)サーバ(ネームサーバ)によるネームサービスの利用可能なネットワーク環境では、IPアドレス(又はMACアドレス)だけでなく、ネットワーク上の各ノードに対してネーム(ノード名、ホスト名、コンピュータ名など)を提供することが可能になっている。ネットワーク管理者には、IPアドレス(又はMACアドレス)などの識別しにくいコードよりも、ネーム(以下ホスト名と表記する)の方が分かりやすい。従って、トラフィック管理システムは、ノードのホスト名とIPアドレスとの対応情報(アドレス管理情報)に基づいて、ホスト名を使用したトラフィック分析結果(前述の統計情報など)を算出して表示する機能が望ましい。
【0009】
しかしながら、近年ではDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバによる動的なIPアドレス割当機能を利用したネットワーク環境が普及している。この動的なIPアドレス割当機能により、ユーザ(クライアント)に対して、利用時だけIPアドレスを一時的に割当てることが可能になっている。従って、IPアドレスはノード固有のものではなく、常に変化し得るものとなった。
【0010】
このようなネットワーク環境でのトラフィック管理システムでは、前述したように、IPアドレスを使用したトラフィック分析を行なう場合に、IPアドレスが動的に変化するため、実際に送信または受信しているノードを特定することが困難となる。このため、DNSサーバによるホスト名とIPアドレスとの対応情報を更新するシステムを利用することが考えられる。当該システムは、DHCPサーバにより割当てたIPアドレスをリアルタイムに反映させて、ホスト名とIPアドレスとの対応情報を更新する機能を有する。しかしながら、そのようなシステムを利用しても、ネットワーク管理者が操作をしている時点でのIPアドレスとノード名との対応関係に基づいて、過去のトラフィック分析結果を表示することになる。従って、例えばネットワーク上でトラフィックを増大させているノードを別のノードと誤認する可能性があり、正確なトラフィック分析結果を得られない弊害がある。
【0011】
そこで、本発明の目的は、動的なIPアドレス割当機能を利用したネットワーク環境においても、ホスト名を使用したノードを正確に特定したトラフィック分析を実行して、確実なトラフィック管理システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、トラフィック管理機能を有するネットワーク管理システムにおいて、ネットワーク上で測定されたトラフィックデータを収集して蓄積するためのデータベース手段と、ネットワーク上に接続された各ノードに対して割当てられたアドレス(IPアドレス)とノード名(ホスト名)との対応関係を示すアドレス管理情報を取得する手段と、データベース手段に蓄積されたトラフィックデータに基づいてトラフィック分析を実行するときに、アドレス管理情報を参照してトラフィック測定時のノード名毎のトラフィックを分析する分析手段とを備えたシステムである。
【0013】
具体的には、本発明のネットワーク管理システムは、例えばDHCPサーバによる動的なIPアドレス割当機能を利用したネットワーク環境でのトラフィック管理を行なう。アドレス管理情報は、DHCPサーバにより更新、蓄積されるIPアドレスとノード名(ホスト名)との対応関係を示す履歴情報である。分析手段は、当該履歴情報を参照して、トラフィック測定時でのノード名毎のトラフィックデータに基づいてトラフィック分析処理を実行する。
【0014】
このような本発明のシステムにより、例えばIPアドレスに基づいてネットワーク上のトラフィックデータを使用して、当該IPアドレスと対応関係にあるノード名(ホスト名)に基づいたトラフィック分析処理を実行する。この場合、DHCPサーバにより割当てられるIPアドレスの変化に対応して、アドレス管理情報を参照して該当するノード名を更新することにより、実際のノードに対応するトラフィック分析を実現できる。従って、ネットワーク管理者に対しては、IPアドレスが動的に変化している場合でも、分析対象のノードを正確に特定し、当該ノード毎の正確なトラフィックデータの分析結果を算出することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
(ネットワーク管理システムの構成)
同実施形態のネットワーク管理システムは、図2に示すように、LAN2に接続されたコンピュータ100から構成されている。LANは、同コンピュータ100、複数のノード3(30,31)、DHCPサーバ50及びプローブ40が接続された構成のネットワークである。各ノード30,31は、パーソナルコンピュータや、各種のネットワーク機器を想定する。プローブ40は、ネットワーク(ここではLAN)2上のトラフィック(送受信されるパケット数や送受信ノード数など)を測定し、トラフィックデータを蓄積する機能を有する専用装置である。
【0017】
ネットワーク管理システムを実装しているコンピュータ100は、CPU101、メインメモリ(DRAM)102、ディスクドライブ103、LANインターフェース104、及びマンマシン・インターフェース105を有する。CPU101は、メインメモリ102にロードされたプログラムを実行することにより、同実施形態のトラフィック管理処理を実行する。このネットワーク管理用のソフトウエアは、ディスクドライブ103のディスク記憶媒体に格納されている。
【0018】
ディスクドライブ103は、例えばハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、光ディスクドライブなどの外部記憶装置を意味する。LANインターフェース104は、ネットワークに接続し、データやアドレスの送受信を行うためのインターフェースである。マンマシン・インターフェース105は、ユーザが操作するキーボードやマウスなどの入力装置、及びネットワーク管理に関係する各種の情報(同実施形態ではトラフィック管理情報である分析結果など)を画面上に表示するディスプレイ装置などの入出力インターフェースである。
【0019】
図1は、同実施形態のネットワーク管理システム1をコンピュータ100上に実現したソフトウェアによる機能概念図である。本システム1は、TDデータベース10と、分析中間データベース11と、TD分析部12と、マンマシン・インターフェース13とを有する。マンマシン・インターフェース13は、前記のマンマシン・インターフェース105のソフトウェアに相当する。
【0020】
TDデータベース10は、TD分析部12によりプローブ40から例えば10分間隔で収集されたトラフィックデータ(TD)を、例えば1ケ月分を蓄積するためのデータベースである。即ち、TDデータベース10は、例えば1ケ月分単位で常に最新のTDを蓄積するように更新される。また、分析中間データベース11は、TD分析部12によりTDデータベース10の内容から分析処理された処理結果を蓄積し、後述するように、TD分析部12の処理工程に応じて更新される。
【0021】
TD分析部12は、同実施形態のシステム1の主構成要素であり、TDデータベース10及び分析中間データベース11を使用して、後述するトラフィック分析処理を実行し、分析結果をマンマシン・インターフェース105に出力する。ここで、TD分析部12は、DHCPサーバ50によりアクセス制御されるディスクドライブ51に蓄積、更新される履歴情報を参照し、IPアドレスとホスト名(ノード名)との変換処理を実行する。これにより、TD分析部12は、ノード名毎のトラフィックデータに基づいたトラフィック分析処理を実行する。
【0022】
履歴情報は、DHCPサーバ50により更新、蓄積されるIPアドレスとホスト名(ノード名)との対応関係を示すアドレス管理情報である。DHCPサーバ50は、複数のIPアドレスをプールしており、各ノード30,31が起動するときにDHCP(プロトコル)に準拠した要求に応じて、動的にIPアドレスを割り付けるアドレス自動設定機能を有する。各ノード30,31は、起動する度にDHCPサーバ50から異なるIPアドレスを割り付けられる可能性がある。
【0023】
(トラフィック管理動作)
以下図1と共に図3と図5の各フローチャート、及び図4、図6から図12を参照して、同実施形態のトラフィック管理動作を説明する。
【0024】
まず、同実施形態のネットワーク(LAN)では、各ノード30,31に対しては、DHCPサーバ50からIPアドレスが動的に付与されている。ノード30,31はLAN2を介して、パケットの送出や受信を実行している。
【0025】
ここで、プローブ40は、LAN2上のパケットの流れであるトラフィックを計測するトラフィック計測処理を継続的に実行する(ステップS1)。即ち、プローブ40は、LAN2上を流れるパケットの単位時間あたりの個数、延べバイト数、単位時間あたりの衝突発生回数等のトラフィックデータを計測する。また、トラフィックデータとしては、パケットの送出元や送出先のIPアドレス毎にパケット数や延べバイト数も含まれる。プローブ40は、これらの計測したトラフィックデータを、一時的には内部メモリに蓄積している。
【0026】
ネットワーク管理システム1のTD分析部12は、一定時間(ここでは10分とする)の間隔で、プローブ40上に蓄積されたトラフィックデータ(TD)をLAN2経由で収集する(ステップS2,S3)。TD分析部12は、収集したトラフィックデータ(TD)を、前述のTDデータベース10に蓄積する(ステップS4)。具体的には、TDデータベース10は、図4に示すように、テーブル形式で管理されており、一定時間(例えば10分)の間隔毎に区切られた時間の枠に関して、送出元アドレス(IPアドレス)毎にパケット数やパケットの延べバイト数(図示せず)からなるトラフィックデータを蓄積する。IPアドレスは、トラフィック測定時での各ノードのホスト名(A〜D)に対応している。
【0027】
ここで、ネットワーク管理者がマンマシンインターフェース105(13)を利用して、指定した期間においてパケット数を最も多く送出したノードを上位から指定数だけ求めて、ディスプレイの画面上に表示する要求を出したと想定する。この要求に応じて、TD分析部12は、図5のフローチャートに示すトラフィック分析処理を実行する。
【0028】
即ち、TD分析部12は、TDデータベース10を参照して、指定された期間のトラフィックデータを読出す(ステップS10)。TD分析部12は、読出したトラフィックデータを使用して、送信元IPアドレス毎にパケット数を積算した積算値を算出し、分析中間データベース11に出力する(ステップS11)。具体的には、分析中間データベース11には、図6に示すようなテーブル情報が格納される。
【0029】
次に、TD分析部12は、DHCPサーバ50により管理されている履歴情報(51)を参照して、分析中間データベース11に設定されているIPアドレスを、ホスト名(ノード名)に変換し、分析中間データベース11を書き換える(ステップS12,S13)。即ち、分析中間データベース11は、図7に示すように、テーブル情報のIPアドレスが対応するホスト名に変換される。そして、TD分析部12は、分析中間データベース11の内容を、表形やグラフの様な視覚的に確認しやすい形式に処理して、マンマシンインターフェース13を介してディスプレイの画面上に表示出力する(ステップS14)。具体的には、図8に示すようなイメージが表示される。
【0030】
ネットワーク管理者は、表示されたトラフィック分析結果により、ここではホスト名(D)のノードが最も多くのパケットを送出していることを確認することができる。これにより、例えば当該パケット数が異常に大きい数値であり、これがLAN全体のトラフィック総量に占める割合が大きく、不具合を来たしていることを推測することが可能となる。また、ネットワーク管理者は、例えばホスト名(D)のノードが大量のパケットを送出している原因を究明し、LANのトラフィック状態を正常に改善させる対策を行なうことが可能となる。
【0031】
ところで、同実施形態のネットワーク管理システム1は、前述したように、トラフィック分析処理を行なう場合に、DHCPサーバ50により管理されている履歴情報(51)を参照して、分析中間データベース11に設定されているIPアドレスを、ホスト名(ノード名)に変換する処理を実行する(ステップS12を参照)。LAN2上の各ノード30,31は、DHCPサーバ50によりIPアドレスを付与されている。このため、プローブ40によるトラフィックデータの測定中に、当該IPアドレスが変化する可能性がある。即ち、LANにおいて、ホスト名とIPアドレスとの対応関係が変化することになる。そこで、同実施形態のTD分析部12は、前述したように、ホスト名とIPアドレスとの対応関係の変化を反映した履歴情報(51)を参照することにより、正確なホスト名とパケット数等のトラフィックデータの分析結果を出力することができる。
【0032】
以下図9から図12を参照して、履歴情報(51)、及び測定時にホスト名とIPアドレスとの対応関係の変化が発生した場合の分析処理を説明する。
【0033】
DHCPサーバ50は、図9に示すような履歴情報51を管理している。履歴情報51は、IPアドレスの割当/開放の時刻、対応するホスト名とIPアドレス、割当/開放の区別をテーブル形式で蓄積されている。ネットワーク管理システム1のTD分析部12は、当該履歴情報51を参照することにより、常時変化するホスト名とIPアドレスの対応関係を時刻と共に認識できる。
【0034】
TD分析部12は、前述したように、DHCPサーバ50により管理されている履歴情報(51)を参照して、分析中間データベース11に設定されているIPアドレスを、ホスト名(ノード名)に変換し、分析中間データベース11を書き換える(ステップS12,S13を参照)。この場合、TDデータベース10は、図10に示すように、前記図4に示す場合と同様のトラフィックデータが蓄積されている。従って、分析中間データベース11は、図11に示すように、テーブル情報のIPアドレスが対応するホスト名に変換された後のテーブル情報を格納している。
【0035】
ここで、図9の履歴情報51に示すように、特にホスト名(A)とホスト名(D)の各ノードに対するIPアドレスが、相互に交換されるように変化している(図4と図10を参照)。このため、前記図7に示す分析中間データベース11ではホスト名(D)のノードが最も多くのパケットを送出しているのに対して、今回の具体例では図11に示すように、ホスト名(A)のノードが最も多くのパケットを送出していることを示している。TD分析部12は、図11に示す分析中間データベース11の内容を、表形やグラフの様な視覚的に確認しやすい形式に処理して、マンマシンインターフェース13を介してディスプレイの画面上に表示出力する(図12を参照)。
【0036】
以上のように、TD分析部12は、トラフィック分析処理時に、ノードのホスト名とIPアドレスとの対応関係の変化を分析結果に反映させることができる。従って、ホスト名とIPアドレスとの対応関係の変化を把握できない場合には、例えば図8に示すように、ホスト名(D)のノードが最も多くのパケットを送出しているような分析結果を誤って算出する可能性がある。これに対して、同実施形態のシステムでは、例えば図12に示すように、ホスト名とIPアドレスとの対応関係の変化に応じて、実際にはホスト名(A)のノードが最も多くのパケットを送出しているような正確な分析結果を算出することができる。
【0037】
(同実施形態の変形例1)
図13は、同実施形態の変形例1に関係するブロック図である。本変形例は、DHCPサーバ50以外に、動的DNS(Domain Name System)サーバ60が接続されたLAN2を想定している。動的DNSサーバ60は、ホスト名とIPアドレスの対応関係の履歴情報を蓄積するための履歴蓄積装置61を管理し、ホスト名とIPアドレスとの対応関係が変化した際に当該履歴情報を更新する機能を有するネームサーバである。ネットワーク管理システム1は、LAN2を経由して、動的DNSサーバ60により履歴情報61を取得する。
【0038】
なお、動的DNSサーバ60としては、例えばDHCPサーバ50からホスト名とIPアドレスとの対応関係の変化を逐一通知される方式や、ノード自体からの通知を受ける方式がある。また、ネットワーク管理システム1から動的DNSサーバ60に対する履歴情報の問い合わせ方式としては、常時IPアドレスとホスト名との対応関係を問い合わせる方式や、IPアドレスを与えてそれに対応するホスト名を得る方式がある。この場合、問い合わせに使用するIPアドレスは、トラフィック管理システムがパケットを検出したIPアドレスでも良いし、予め設定されたIPアドレスの集合から順に選んだものでも良い。この方式の特徴は、DHCPサーバ50や動的DNSサーバ60といった既存のシステムに修正を加える必要が無いことである。
【0039】
(同実施形態の変形例2)
図14、図15、図16は、同実施形態の変形例2に関係する図である。本変形例は、図14に示すように、動的DNSサーバ60から履歴情報(即ち、ホスト名とIPアドレスとの対応関係の情報)を常時得て、TDデータベース10へのトラフィックデータの蓄積時にホスト名の情報を付加するためのホスト名情報収集部14を備えたネットワーク管理システム1である。ホスト名情報収集部14は、一定周期でプローブ40からトラフィックデータを収集する際に、その中に現れる全てのIPアドレスに関して、動的DNSサーバ60に対して、アドレスの逆解決要求を送出する。ホスト名情報収集部14は、動的DNSサーバ60から要求した全てのIPアドレスに対応するホスト名を取得して、TDデータベース10に蓄積する各データに対してホスト名の情報を付加する。
【0040】
具体的には、ネットワーク管理システム1は、一定周期でプローブ40から、例えば図15に示すようなトラフィックデータを収集する。このとき、ホスト名情報収集部14は、動的DNSサーバ60に対して、IPアドレス(133.113.214.1)及び(133.113.214.2)に関するアドレスの逆解決要求を送出する。この要求により、ホスト名情報収集部14は、動的DNSサーバ60から対応するホスト名(A)及びホスト名(B)を取得する。ホスト名情報収集部14は、図16に示すように、取得したホスト名(A,B)を付加したトラフィックデータをTDデータベース10に蓄積する。この後、TD分析部12が、TDデータベース10及び分析中間データベース11を使用して、ホスト名毎にトラフィックデータを集計する分析動作については、前述の同実施形態の場合と同様である。
【0041】
以上のように本変形例の方式であれば、TDデータベース10にトラフィックデータを蓄積する段階で、逐次ホスト名の情報を付加情報として蓄積する。従って、TD分析部12は、IPアドレスとホスト名との変換処理を行なうこと無く、TDデータベース10を分析することにより、ホスト名によるトラフィックデータを集計することが可能となる。これにより、TD分析部12は、常時ホスト名の情報を取得することが可能となり、TDデータベース10の参照により正確なホスト名に基づくトラフィック分析が可能となる。また、トラフィック分析時に、まとめてIPアドレスからホスト名への変換処理が不要となるため、TD分析部12の分析処理を高速化することが可能となる。更に、ホスト名とIPアドレスとの対応関係の履歴情報が、何らかのトラブルでDHCPサーバ50やDNSサーバ60から得られない状況が発生しても、TD分析部12での分析処理は可能である。
【0042】
なお、本変形例において、動的DNSサーバ60の代わりに、DHCPサーバ50に対して、ネットワーク管理システム1がホスト名とIPアドレスとの対応関係を示す履歴情報を問い合わせる方式でもよい。また、ネットワーク管理システム1からの問合わせを要すること無く、動的DNSサーバ60またはDHCPサーバ50が、ホスト名とIPアドレスとの対応関係の変化が発生した時点や、あるいは一定周期で、自発的にネットワーク管理システム1に対して当該情報を提供する方式でもよい。
【0043】
なお、前述したように、本実施形態のネットワーク管理システム1のトラフィック管理機能は、記憶媒体に格納されたソフトウエアを、コンピュータ100のCPU101が実行することにより実現することができる。記憶媒体とは、同実施形態ではディスクドライブ103のディスク記憶媒体であり、またCPU101が実行する上で当該ディスク媒体からソフトウエアがロードされるメインメモリ102も含むものである。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、動的なIPアドレス割当機能を利用したネットワーク環境においても、ホスト名を使用したノードを正確に特定したトラフィック分析を実行するトラフィック管理システムを提供することができる。従って、本発明を、IPアドレスとホスト名との対応関係が変化するネットワークのトラフィック管理システムに適用すれば、当該対応関係が変化しても、ホスト名を使用したトラフィック分析結果正確に算出し、かつ表示出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係するネットワーク管理システムの構成を機能的に説明するための概念図。
【図2】同ネットワーク管理システムのハードウエア構成を説明するためのブロック図。
【図3】同実施形態のTDデータの測定動作を説明するためのフローチャート。
【図4】同ネットワーク管理システムのTDデータベースの内容を示す概念図。
【図5】同実施形態のトラフィック分析動作を説明するためのフローチャート。
【図6】同実施形態の分析中間データベースの内容を示す概念図。
【図7】同実施形態の分析中間データベースの更新内容を示す概念図。
【図8】同実施形態の分析結果の表示出力用イメージの一例を示す概念図。
【図9】同実施形態の履歴情報の内容を示す概念図。
【図10】同実施形態のTDデータベースの内容を示す概念図。
【図11】同実施形態の分析中間データベースの更新内容を示す概念図。
【図12】同実施形態の分析結果の表示出力用イメージの一例を示す概念図。
【図13】同実施形態の変形例1に関係するネットワーク管理システムの構成を機能的に説明するための概念図。
【図14】同実施形態の変形例1に関係するネットワーク管理システムの構成を機能的に説明するための概念図。
【図15】同変形例2に関係するトラフィックデータの内容を示す概念図。
【図16】同変形例2に関係するTDデータベースの内容を示す概念図。
【符号の説明】
1…ネットワーク管理システム(ソフトウエア構成)
2…LAN
3…ノード
10…TDデータベース
11…分析中間データベース
12…TD分析部
13…マンマシンインターフェース
30,31…ノード
40…プローブ
50…DHCPサーバ
51,61…履歴情報記憶装置
60…動的DNSサーバ
100…ネットワーク管理システム(ハードウエア構成)
101…CPU
102…メインメモリ
103…ディスクドライブ
104…LANインターフェース
105…マンマシンインターフェース

Claims (7)

  1. 複数のノードが接続されたネットワーク上で測定されたトラフィックデータを収集して蓄積するためのデータベース手段と、
    前記ネットワーク上に接続された各ノードに対して動的に割当てられたアドレスとノード名との対応関係を示すアドレス管理情報を取得する手段と、
    前記データベース手段に蓄積されたトラフィックデータに基づいて前記ネットワーク上のトラフィックを分析するときに、前記トラフィックデータの測定中に前記対応関係の変化が発生した場合には、前記アドレス管理情報を参照し、前記対応関係の変化を反映してトラフィック測定時のノード名毎のトラフィックを分析する分析手段とを具備したことを特徴とするネットワーク管理システム。
  2. 複数のノードが接続されて、各ノード間のトラフィックを測定するための測定手段と、各ノードに対してアドレスを動的に割当てるアドレス管理手段とを有するネットワークの管理を実行するネットワーク管理システムであって、
    前記測定手段からトラフィックデータを収集して蓄積するデータベース手段と、
    前記アドレス管理手段により蓄積された割当てアドレスとノード名との対応関係を示すアドレス管理情報を取得する手段と、
    前記アドレス管理情報を参照して、前記データベース手段に蓄積されたアドレス毎のトラフィックデータを、測定時のノード名毎に変換する変換手段と、
    前記ノード名毎のトラフィックデータに基づいて、ネットワーク上のトラフィックを分析する分析手段とを具備したことを特徴とするネットワーク管理システム。
  3. 前記アドレス管理手段は、
    前記各ノードに対してパケットの送出元または送出先を識別するためのアドレスを動的に割り当る手段を有し、
    ノード名と割当てたアドレスとの対応関係を示すアドレス管理情報を、前記アドレスの割り当て変更時と当該変更内容とを含む履歴情報として蓄積し、当該履歴情報を前記分析手段に提供する手段を有することを特徴とする請求項2記載のネットワーク管理システム。
  4. 前記データベース手段に蓄積された測定時のアドレス毎のトラフィックデータを、前記アドレス管理情報を参照して測定時のノード名毎に変換して蓄積するための分析用データベース手段を有し、
    前記分析手段は、前記分析用データベース手段を参照してネットワーク上のノード名でのトラフィックを分析することを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  5. 前記分析手段は、
    ネットワーク上の指定期間でのトラフィックを分析するときに、前記データベース手段に蓄積された当該指定期間でのアドレス毎のトラフィックデータを、前記履歴情報を参照してアドレスの割り当て変更に伴って更新されたノード名毎に変換する手段を有することを特徴とする請求項3記載のネットワーク管理システム。
  6. コンピュータに、ネットワークに接続された複数のノードの各々に対して動的に割当てられたアドレスとノード名との対応関係を示すアドレス管理情報を取得させる手段と、
    前記ネットワーク上で測定されたトラフィックデータを収集して蓄積するためのデータベース手段に蓄積されたトラフィックデータに基づいて前記ネットワーク上のトラフィックを分析するときに、前記トラフィックデータの測定中に前記対応関係の変化が発生した場合には、前記アドレス管理情報を参照し、前記対応関係の変化を反映してトラフィック測定時のノード名毎のトラフィックを分析させる分析手段と
    を有するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  7. 複数のノードが接続されて、各ノード間のトラフィックを測定するための測定手段と、各ノードに対してアドレスを動的に割当てるアドレス管理手段とを有するネットワークの管理を実行し、前記測定手段からトラフィックデータを収集して蓄積するデータベース手段を有するネットワーク管理システムに設けられたコンピュータにより読取可能な記憶媒体であって、
    前記アドレス管理手段により蓄積された割当てアドレスとノード名との対応関係を示し、前記トラフィックデータの測定中に前記対応関係の変化が発生した場合には前記対応関係の変化が反映されたアドレス管理情報を取得するステップと、
    前記アドレス管理情報を参照して、前記データベース手段に蓄積されたアドレス毎のトラフィックデータを測定時のノード名毎に変換するステップと、
    前記ノード名毎のトラフィックデータに基づいて、ネットワーク上のトラフィックを分析するステップとを前記コンピュータが実行するように設定されたプログラムを記憶した記憶媒体。
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