JPH07281411A - フォトマスクの製造方法 - Google Patents

フォトマスクの製造方法

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JPH07281411A
JPH07281411A JP6595194A JP6595194A JPH07281411A JP H07281411 A JPH07281411 A JP H07281411A JP 6595194 A JP6595194 A JP 6595194A JP 6595194 A JP6595194 A JP 6595194A JP H07281411 A JPH07281411 A JP H07281411A
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film
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Satoru Aoyama
哲 青山
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質を低下させることなく反射防止膜を形成
することが可能なフォトマスクの製造方法を提供する。 【構成】 遮光金属膜パターン22aを形成する工程
と、遮光金属膜パターン22aの表面を酸化処理して所
望の厚さの反射防止膜25を形成する工程とを包含す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエハ上に回
路パターンを転写するために使用されるフォトマスクの
製造方法に係り、特にフォトマスクのパターン表面に反
射防止膜を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体集積回路の製造は、複数枚
のフォトマスクを使って、工程ごとにパターンをシリコ
ンウエハ上に転写することで行われる。したがって、フ
ォトマスク上に形成された微細パターンがそのままシリ
コンウエハに転写されるので、フォトマスクの品質はシ
リコンウエハ上のパターンの品質に直接影響し、素子の
電気特性あるいは製造歩留まりを左右することになる。
【0003】そして、フォトマスクを使用したシリコン
ウエハ上へのパターンの転写は、図4に示すような縮小
露光装置によって行われ、まず、水銀ランプ1により3
65nmの波長の光2を発生させ、この光2をレンズ3
を介してフォトマスク4に照射し、フォトマスク4上に
形成された微細パターン4aを通過させた後、レンズ
5、6によって縮小しシリコンウエハ7上に照射してそ
の表面に塗布されたレジスト8を感光させることによっ
て行われる。
【0004】ところで、上記のようにしてシリコンウエ
ハ7上に照射された光2は、レジスト8を感光させるば
かりではなく、その一部が反射されてフォトマスク4の
位置まで戻され、これがフォトマスク4の表面で反射し
て再度シリコンウエハ上に照射されてレジスト8を感光
させる所謂「かぶり現象」が発生し、光2の入射した所
だけが除去されるポジ型のレジストを使用する場合は、
本来光2が当たらずにレジストパターンが残らなければ
ならない所が露光され、膜厚が薄くなってレジストとし
ての機能を果たすことができなくなり、又、光2の入射
した所だけが残るネガ型のレジストを使用する場合は、
本来光2が当たらずにレジストが除去されなければなら
ない所が露光され、薄くレジストが残ってパターンが解
像できなくなる等の問題が起こる。
【0005】このため、シリコンウエハ7側からフォト
マスク4に光2が反射されてきても、マスク表面で光2
が反射しないように、フォトマスク4の微細パターン4
a上に反射防止膜を設けて、上述した「かぶり現象」の
発生を防止することが一般に行われている。そして、こ
の反射防止膜は、マスクブランクス形成時に遮光金属膜
の表面にこれと同材質の金属の酸化膜を、酸化膜の屈折
率をn、露光に使用される光の波長をλとすると、L=
λ/4nの膜厚で形成することによって得られ、このよ
うにすれば酸化膜の表面で反射する光と、酸化膜と遮光
金属膜の界面で反射する光とが干渉するため、光の強度
が減少して反射防止効果が得られる。
【0006】図5は上記したような反射防止膜構造を有
する従来のフォトマスクの製造方法を示す図である。以
下、従来のフォトマスクの製造方法を図に基づいて説明
する。まず、図5(a)に示すように、ガラス基板11
の表面に光学濃度が3(光の透過率が1/1000)に
なるように、遮光金属膜12がスパッタ等により80〜
100nmの膜厚で成膜される。なお、遮光金属膜12
の材質は一般的にクロム(Cr)が用いられるが、光を
遮るものであれば良く、アルミニウム(Al)、モリブ
デン(Mo)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、ニッケル
(Ni)、タングステン(W)等の金属や、それらのシ
リサイド、例えばモリブデンシリサイド(MoSi)等
が考えられる。
【0007】次いで、上述した膜厚Lとなるように金属
酸化膜13がスパッタ等により成膜される。この金属酸
化膜13は一般的に遮光金属膜12と同材質の金属の酸
化膜が用いられ、遮光金属膜12がCrの場合はCr2
3が用いられる。さらにこの上から電子線レジスト1
4がスピンコーティングにより約500nmの膜厚に塗
布され、100℃のソフトベークが施された後、電子線
露光装置(図示せず)により所望のパターンに電子線1
5が照射される。
【0008】次に、図5(b)に示すように、電子線レ
ジスト14の露光された部分が現像等により選択的に除
去され、レジストパターン14aが形成される。そし
て、図5(c)に示すように、このレジストパターン1
4aを元にして、エッチング液によるウェットエッチン
グあるいはプラズマを用いたドライエッチングにより金
属酸化膜13および遮光金属膜12を同時にエッチング
して、金属酸化膜パターン13aおよび遮光金属膜パタ
ーン12aを形成する。そして、最後に図5(d)に示
すように、レジストパターン14aを除去し洗浄を行っ
てフォトマスクは完成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォトマスクの
製造方法は以上のように成されているので、遮光金属膜
パターン12aおよび金属酸化膜パターン13aを同時
に形成する時に、遮光金属膜12と金属酸化膜13との
エッチング速度の相違や、両膜12、13界面での応力
の発生等が原因で、界面が速くエッチングされるため、
図5(d)に示すようにノッチ16が入ったり、図示は
しないが両膜12、13のエッヂに位置ずれが発生した
りするので、その後に行われる洗浄工程時に両パターン
12a、13aのエッヂが欠けて段差が発生したり、ノ
ッチ16部に異物が付着する等して、フォトマスクの品
質を低下させるという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、品質を低下させることなく反射
防止膜を形成することが可能なフォトマスクの製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るフォトマスクの製造方法は、ガラス基板上に遮光金属
膜を形成する工程と、遮光金属膜上に電子線レジスト膜
を形成する工程と、電子線レジスト膜に所望のパターン
で電子線を照射しレジストパターンを形成する工程と、
レジストパターンを介して遮光金属膜をエッチングする
ことにより遮光金属膜パターンを形成する工程と、レジ
ストパターンをエッチングにより除去する工程と、遮光
金属膜パターンの表面を酸化処理して所望の厚さの反射
防止膜を形成する工程とを包含したものである。
【0012】又、この発明の請求項2に係るフォトマス
クの製造方法は、請求項1における酸化処理を、不活性
ガスと酸化性ガスとの混合ガスを100℃〜500℃に
加熱した雰囲気中に遮光金属膜パターンの表面をさらし
て行うようにしたものである。
【0013】又、この発明の請求項3に係るフォトマス
クの製造方法は、請求項1における酸化処理を、不活性
ガスと酸化性ガスとこれら両ガスの量に対して1〜5%
の量の還元性ガスとの混合ガスを100℃〜500℃に
加熱した雰囲気中に遮光金属膜パターンの表面をさらし
て行うようにしたものである。
【0014】又、この発明の請求項4に係るフォトマス
クの製造方法は、請求項1における酸化処理を、不活性
ガスと酸化性ガスとの混合ガスを用いて生成したプラズ
マ雰囲気中に遮光金属膜パターンの表面をさらして行う
ようにしたものである。
【0015】又、この発明の請求項5に係るフォトマス
クの製造方法は、請求項1における酸化処理を、不活性
ガスと酸化性ガスとこれら両ガスの量に対して1〜5%
の量の還元性ガスとの混合ガスを用いて生成したプラズ
マ雰囲気中に遮光金属膜パターンの表面をさらして行う
ようにしたものである。
【0016】又、この発明の請求項6に係るフォトマス
クの製造方法は、ガラス基板上に遮光金属膜を形成する
工程と、遮光金属膜上に電子線レジスト膜を形成する工
程と、電子線レジスト膜に所望のパターンで電子線を照
射しレジストパターンを形成する工程と、レジストパタ
ーンを介して遮光金属膜をエッチングすることにより遮
光金属膜パターンを形成する工程と、レジストパターン
をエッチングにより除去する工程と、遮光金属膜パター
ンの表面を酸化処理して反射防止膜を形成するとともに
遮光金属膜パターンの表面の反射率を検出することによ
り反射防止膜の厚さを所望の値に制御する工程とを包含
したものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1におけるフォトマスクの製
造方法は、遮光金属膜パターンの表面を酸化処理して所
望の厚さの反射防止膜を形成するので、段差やノッチを
発生させることなく反射防止膜の形成が可能になる。
【0018】又、この発明の請求項2におけるフォトマ
スクの製造方法は、遮光金属膜パターンの表面を不活性
ガスと酸化性ガスとの混合ガスを100℃〜500℃に
加熱した雰囲気中にさらして酸化処理し、所望の厚さの
反射防止膜を形成するので、段差やノッチを発生させる
ことなく反射防止膜の形成が可能になる。
【0019】又、この発明の請求項3におけるフォトマ
スクの製造方法は、遮光金属膜パターンの表面を不活性
ガスと酸化性ガスとこれら両ガスの量に対して1〜5%
の量の還元性ガスとの混合ガスを100℃〜500℃に
加熱した雰囲気中にさらして酸化処理し、所望の厚さの
反射防止膜を形成するので、段差やノッチを発生させる
ことなく反射防止膜の形成が可能になる。
【0020】又、この発明の請求項4におけるフォトマ
スクの製造方法は、遮光金属膜パターンの表面を不活性
ガスと酸化性ガスとの混合ガスを用いて生成したプラズ
マ雰囲気中にさらして酸化処理し、所望の厚さの反射防
止膜を形成するので、段差やノッチを発生させることな
く反射防止膜の形成が可能になる。
【0021】又、この発明の請求項5におけるフォトマ
スクの製造方法は、遮光金属膜パターンの表面を不活性
ガスと酸化性ガスとこれら両ガスの量に対して1〜5%
の量の還元性ガスとの混合ガスを用いて生成したプラズ
マ雰囲気中にさらして酸化処理し、所望の厚さの反射防
止膜を形成するので、段差やノッチを発生させることな
く反射防止膜の形成が可能になる。
【0022】又、この発明の請求項6におけるフォトマ
スクの製造方法は、遮光金属膜パターンの表面の反射率
を検出して、反射防止膜の厚さを所望の値に制御するの
で、段差やノッチを発生させることなく所望の厚さの反
射防止膜の形成が可能になる。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の実施例1におけるフォトマスク
の製造方法を示す図である。以下、この発明の実施例1
におけるフォトマスクの製造方法を図に基づいて説明す
る。まず、図1(a)に示すように、従来と同様にガラ
ス基板21の表面に光学濃度が3(光の透過率が1/1
000)になるように、クロム(Cr)材でなる遮光金
属膜22をスパッタ等により80〜100nmの膜厚で
成膜する。なお、遮光金属膜22の材質は従来の技術で
も述べたように、光を遮るものであれば良く、アルミニ
ウム(Al)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、
鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)等
の金属や、それらのシリサイド、例えばモリブデンシリ
サイド(MoSi)等を用いる。
【0024】次いで、この上から電子線レジストをスピ
ンコーティングにより約500nmの膜厚で塗布して電
子線レジスト膜23を形成し、この電子線レジスト膜2
3の表面に電子線露光装置(図示せず)により所望のパ
ターンに電子線24を照射する。次に、図1(b)に示
すように、電子線レジスト膜23の露光された部分を現
像により選択的に除去してレジストパターン23aを形
成する。そして、このレジストパターン23aを元にし
て遮光金属膜22のエッチングを行い、図1(c)に示
すように遮光金属膜パターン22aを形成する。
【0025】その後、レジストパターン23aを除去
し、露光された遮光金属膜パターン22aの表面を、例
えばヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(A
r)等の不活性ガスと、この不活性ガスの量に対して1
0ppm〜10%の例えば酸素(O2)、オゾン(O3
等の酸化性ガスとの混合ガスを、100℃〜500℃に
加熱した雰囲気中にさらして所望の深さだけ酸化させ、
図1(d)に示すように遮光金属膜パターン22aの表
面を覆うように反射防止膜25を形成し、洗浄を行って
フォトマスク26は完成する。
【0026】上記実施例1における製造方法によれば、
エッチングによる遮光金属膜パターン22a形成後に、
この遮光金属膜パターン22aの表面を覆うように且つ
一体化された格好で反射防止膜25を形成するようにし
ているので、ノッチや段差が発生することもなくフォト
マスク26の品質の低下を防止することができる。
【0027】実施例2.尚、上記実施例1における酸化
処理を、例えばヘリウム(He)、ネオン(Ne)、ア
ルゴン(Ar)等の不活性ガスと、この不活性ガスの量
に対して10ppm〜10%の例えば酸素(O2)、オ
ゾン(O3)等の酸化性ガスと、1〜5%の例えば水素
(H2)等の還元性ガスとの混合ガスを、100℃〜5
00℃に加熱した雰囲気中に、遮光金属膜パターン22
aの表面をさらして行うようにしても良く、上記実施例
1と同様の効果を発揮し得ることは勿論のこと、還元性
ガスを混合させたことにより、反射防止膜25の膜厚が
均一化されフォトマスク26の品質が向上する。
【0028】実施例3.又、上記各実施例は各混合ガス
を100℃〜500℃に加熱した雰囲気内で酸化処理を
行う場合について説明したが、酸化処理を、不活性ガス
と、この不活性ガスの流量に対して10ppm〜10%
の酸化性ガスとの混合ガスを用い、例えばrf放電等で
発生させたプラズマ雰囲気中に、遮光金属膜パターン2
2aの表面をさらして行うようにしても良く、上記実施
例1と同様の効果を発揮し得ることは勿論のこと、プラ
ズマ雰囲気中で酸化処理を行っているので、遮光金属膜
パターン22aに熱影響を与えることもなく、フォトマ
スク26の品質を向上させることができる。
【0029】実施例4.さらに又、酸化処理を、不活性
ガスと、この不活性ガスの流量に対して10ppm〜1
0%の酸化性ガスと、1〜5%の還元性ガスとの混合ガ
スを用い、例えばrf放電等で発生させたプラズマ雰囲
気中に、遮光金属膜パターン22aの表面をさらして行
うようにしても良く、上記実施例2と同様の効果を発揮
し得ることは勿論のこと、プラズマ雰囲気中で酸化処理
を行っているので、遮光金属膜パターン22aに熱影響
を与えることもなく、フォトマスク26の品質を向上さ
せることができる。
【0030】実施例5.図2はこの発明の実施例5にお
けるフォトマスクの製造方法を示す図である。以下、こ
の発明の実施例5におけるフォトマスクの製造方法を図
に基づいて説明する。まず、実施例1の場合と同様の工
程を経て、ガラス基板21上に遮光金属膜パターン22
aを形成した後、この遮光金属膜パターン22aの表面
を酸化処理して反射防止膜25を形成する。そして、こ
の酸化処理工程と併行して、例えば365nmというよ
うに所望の波長用のレーザ27からレーザ光28を発射
し、装置窓29を通してフォトマスク26上の遮光金属
膜パターン22a表面に照射する。
【0031】そして、表面で反射された反射レーザ光2
8aを光強度測定子30で受けてその強度を測定する。
図3はその時の光強度の測定結果の一例を示すものであ
る。図から明らかなように、遮光金属膜パターン22a
のみの時(図中、時間0の時)に反射レーザ光28aの
強度は最大となり、以降、酸化処理が進行して反射防止
膜25が形成され始めると、反射レーザ光28aの強度
は次第に減少し、反射防止膜25の膜厚Lが前述したL
=λ/4nの値になった時(図中、時間9の時)に最小
となる。
【0032】したがって、予め所望の反射率となった時
の信号強度(図中、80〜120の範囲)を求めてお
き、信号強度がこの範囲に入った時に酸化処理工程を終
了するようにしておけば、所望の反射率の膜厚を有する
反射防止膜25が容易に得られる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、ガラス基板上に遮光金属膜を形成する工程と、遮
光金属膜上に電子線レジスト膜を形成する工程と、電子
線レジスト膜に所望のパターンで電子線を照射しレジス
トパターンを形成する工程と、レジストパターンを介し
て遮光金属膜をエッチングすることにより遮光金属膜パ
ターンを形成する工程と、レジストパターンをエッチン
グにより除去する工程と、遮光金属膜パターンの表面を
酸化処理して所望の厚さの反射防止膜を形成する工程と
を包含したので、品質を低下させることなく反射防止膜
を形成することが可能なフォトマスクの製造方法を提供
することができる。
【0034】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1における酸化処理を、不活性ガスと酸化性ガスとの混
合ガスを100℃〜500℃に加熱した雰囲気中に遮光
金属膜パターンの表面をさらして行うようにしたので、
品質を低下させることなく反射防止膜を形成することが
可能なフォトマスクの製造方法を提供することができ
る。
【0035】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1における酸化処理を、不活性ガスと酸化性ガスとこれ
ら両ガスの量に対して1〜5%の量の還元性ガスとの混
合ガスを100℃〜500℃に加熱した雰囲気中に遮光
金属膜パターンの表面をさらして行うようにしたので、
品質を低下させることなく反射防止膜を形成することが
可能なフォトマスクの製造方法を提供することができ
る。
【0036】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1における酸化処理を、不活性ガスと酸化性ガスとの混
合ガスを用いて生成したプラズマ雰囲気中に遮光金属膜
パターンの表面をさらして行うようにしたので、品質を
低下させることなく反射防止膜を形成することが可能な
フォトマスクの製造方法を提供することができる。
【0037】又、この発明の請求項5によれば、請求項
1における酸化処理を、不活性ガスと酸化性ガスとこれ
ら両ガスの量に対して1〜5%の量の還元性ガスとの混
合ガスを用いて生成したプラズマ雰囲気中に遮光金属膜
パターンの表面をさらして行うようにしたので、品質を
低下させることなく反射防止膜を形成することが可能な
フォトマスクの製造方法を提供することができる。
【0038】又、この発明の請求項6によれば、ガラス
基板上に遮光金属膜を形成する工程と、遮光金属膜上に
電子線レジスト膜を形成する工程と、電子線レジスト膜
に所望のパターンで電子線を照射しレジストパターンを
形成する工程と、レジストパターンを介して遮光金属膜
をエッチングすることにより遮光金属膜パターンを形成
する工程と、レジストパターンをエッチングにより除去
する工程と、遮光金属膜パターンの表面を酸化処理して
反射防止膜を形成するとともに遮光金属膜パターンの表
面の反射率を検出することにより反射防止膜の厚さを所
望の値に制御する工程とを包含したので、品質を低下さ
せることなく所望の反射率の膜厚を有する反射防止膜を
形成することが可能なフォトマスクの製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1におけるフォトマスクの製
造方法を示す図である。
【図2】この発明の実施例5におけるフォトマスクの製
造方法を示す図である。
【図3】反射レーザ光の光強度の測定結果の一例を示す
曲線図である。
【図4】フォトマスクを使用したシリコンウエハ上への
パターン転写の一例を示す図である。
【図5】反射防止膜構造を有する従来のフォトマスクの
製造方法を示す図である。
【符号の説明】
21 ガラス基板 22 遮光金属膜 22a 遮光金属膜パターン 23 電子線レジスト 23a レジストパターン 24 電子線 25 反射防止膜 26 フォトマスク 27 レーザ 28 レーザ光 28a 反射レーザ光 29 装置窓 30 光強度測定子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板上に遮光金属膜を形成する工
    程と、上記遮光金属膜上に電子線レジスト膜を形成する
    工程と、上記電子線レジスト膜に所望のパターンで電子
    線を照射しレジストパターンを形成する工程と、上記レ
    ジストパターンを介して上記遮光金属膜をエッチングす
    ることにより遮光金属膜パターンを形成する工程と、上
    記レジストパターンをエッチングにより除去する工程
    と、上記遮光金属膜パターンの表面を酸化処理して所望
    の厚さの反射防止膜を形成する工程とを包含したことを
    特徴とするフォトマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 酸化処理は、不活性ガスと酸化性ガスと
    の混合ガスを100℃〜500℃に加熱した雰囲気中に
    遮光金属膜パターンの表面をさらして行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のフォトマスクの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 酸化処理は、不活性ガスと酸化性ガスと
    これら両ガスの量に対して1〜5%の量の還元性ガスと
    の混合ガスを100℃〜500℃に加熱した雰囲気中に
    遮光金属膜パターンの表面をさらして行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のフォトマスクの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 酸化処理は、不活性ガスと酸化性ガスと
    の混合ガスを用いて生成したプラズマ雰囲気中に遮光金
    属膜パターンの表面をさらして行うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のフォトマスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 酸化処理は、不活性ガスと酸化性ガスと
    これら両ガスの量に対して1〜5%の量の還元性ガスと
    の混合ガスを用いて生成したプラズマ雰囲気中に遮光金
    属膜パターンの表面をさらして行うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のフォトマスクの製造方法に関す
    るものである。
  6. 【請求項6】 ガラス基板上に遮光金属膜を形成する工
    程と、上記遮光金属膜上に電子線レジスト膜を形成する
    工程と、上記電子線レジスト膜に所望のパターンで電子
    線を照射しレジストパターンを形成する工程と、上記レ
    ジストパターンを介して上記遮光金属膜をエッチングす
    ることにより遮光金属膜パターンを形成する工程と、上
    記レジストパターンをエッチングにより除去する工程
    と、上記遮光金属膜パターンの表面を酸化処理して反射
    防止膜を形成するとともに上記遮光金属膜パターンの表
    面の反射率を検出することにより上記反射防止膜の厚さ
    を所望の値に制御する工程とを包含したことを特徴とす
    るフォトマスクの製造方法。
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Cited By (6)

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