JPH07281256A - ファインダー装置 - Google Patents

ファインダー装置

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JPH07281256A
JPH07281256A JP9051594A JP9051594A JPH07281256A JP H07281256 A JPH07281256 A JP H07281256A JP 9051594 A JP9051594 A JP 9051594A JP 9051594 A JP9051594 A JP 9051594A JP H07281256 A JPH07281256 A JP H07281256A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
lens
finder
ocular
Prior art date
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Pending
Application number
JP9051594A
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English (en)
Inventor
Hideo Yokota
秀夫 横田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示部に液晶パネルを用いたファインダー倍
率の高いビデオカメラに好適なファインダー装置を得る
こと。 【構成】 液晶パネルに表示された画像情報を正の屈折
力の接眼レンズを介して観察するファインダー装置にお
いて、該液晶パネルの有効画面の対角線長をL、該接眼
レンズの焦点距離をf、該接眼レンズの観察側のレンズ
面の有効径をφとしたとき、 0.35<L/f 0.7 <φ/f なる条件を満足すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真用カメラやビデオカ
メラ等に好適な表示部に液晶パネルを用いたファインダ
ー装置に関し、特に液晶パネルの寸法、画素数、そして
接眼レンズのレンズ構成等を適切に設定することによ
り、良好なるファインダー像の観察を可能としたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より写真用カメラやビデオカメラ等
に用いられているファインダー装置で表示部に液晶パネ
ルを用いたものが種々と提案されている。
【0003】図10(A),(B)は従来の表示部に液
晶パネルを用いたビデオカメラ等のファインダー装置の
光学系の概略図である。
【0004】図中、101は液晶パネルであり、ファイ
ンダー像が形成されている。102は接眼レンズであ
り、正の屈折力を有している。IPはアイポイントであ
り、この位置より接眼レンズ102を介して液晶パネル
101に形成したファインダー像を観察している。θ1
は液晶パネル101からの軸外光の最大出射角度であ
る。DL1は接眼レンズ102からアイポイントIPま
での距離、即ちアイポイント距離である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の表示部に液晶パ
ネルを用いたビデオカメラ等のフィンダー装置では、カ
メラ全体の小型化を図る為にファインダー倍率を比較的
小さくしていた。この為、撮影者は小さなファインダー
視野内のファインダー像を観察しなくてはならず、観察
しづらいという問題点があった。
【0006】一般にファインダー倍率を高くすると、図
10(B)に示すように接眼レンズ102からの軸外光
束の出射角θ2が大きくなると共にアイポイント距離L
2が短くなってくる。この結果、ファインダー像の観察
可能な光軸方向の範囲が狭くなってくるという問題点が
あった。
【0007】本発明はファインダー像の表示部に液晶パ
ネルを用いたときの該液晶パネルの寸法や該液晶パネル
を観察する接眼レンズの焦点距離やレンズ形状等を適切
に設定することにより、装置全体の小型化を図りつつ、
ファインダー像の良好なる観察を可能としたビデオカメ
ラ等に好適なファインダー装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のファインダー装
置は、 (1−1)液晶パネルに表示された画像情報を正の屈折
力の接眼レンズを介して観察するファインダー装置にお
いて、該液晶パネルの有効画面の対角線長をL、該接眼
レンズの焦点距離をf、該接眼レンズの観察側のレンズ
面の有効径をφとしたとき、 0.35<L/f 0.7 <φ/f なる条件を満足することを特徴としている。
【0009】(1−2)液晶パネルに表示された画像情
報を正の屈折力の接眼レンズを介して観察するファイン
ダー装置において、該液晶パネルの有効画面の対角線長
をL、該接眼レンズの焦点距離をf、該液晶パネルを構
成する総画素数をMとしたとき、 0.3(インチ)<L<2(インチ) 15(万画素)<M<ω(万画素) 0.3<L/f<6 なる条件を有することを特徴としている。
【0010】(1−3)液晶パネルに表示された画像情
報を正の屈折力の接眼レンズを介して観察するファイン
ダー装置において、該接眼レンズは該液晶パネル側より
順に観察側に強い負の屈折力の凹面を向け液晶パネル近
傍に設けられた負レンズ、正レンズ、そして観察側に強
い正の屈折力の凸面を向けた正レンズより成っているこ
とを特徴としている。
【0011】
【実施例】図1〜図4は本発明の後述する数値実施例1
〜4の光学系の要部断面図である。
【0012】図中、1は正の屈折力の接眼レンズであ
る。2は表示部としての液晶パネルであり、ファインダ
ー像を表示している。IPはアイポイントであり、該ア
イポイントIPより接眼レンズ1を介して液晶パネル2
に表示されたファインダー像を観察している。
【0013】本実施例において、液晶パネル2の有効画
面の対角線長をL、接眼レンズ1の焦点距離をf、接眼
レンズ1の観察側(アイポイント側)のレンズ面の有効
径をφとしたとき、 0.35<L/f ・・・・・・(1) 0.7 <φ/f ・・・・・・(2) なる条件を満足するように各要素を設定している。
【0014】これにより本発明では、例えばビデオカメ
ラ用のファインダー装置の表示部に液晶パネルを用いた
ときに所定の大きさのファインダー視野を有し、かつア
イポイントを適切な位置に設定し、画面周辺のケラレが
なく、良好なるファインダー像の観察を容易にしてい
る。
【0015】条件式(1)の下限値を越えて液晶パネル
の対角線長Lが小さくなりすぎると、所定のファインダ
ー視野でファインダー像を観察することができなくなっ
てくる。
【0016】本実施例において好ましくは、液晶パネル
の有効寸法の対角線長Lは、 0.3(インチ)<L<2(インチ) の範囲内のものを使用するが、所定の大きさのファイン
ダー視野を有しつつ、装置全体の小型化を図るのに好ま
しい。又、液晶パネルの総画素数Mとしては、 15(万画素)<M<300(万画素) の範囲内のものを使用するのが良い。
【0017】上限値よりも多いと液晶パネルを駆動する
のが難しくなり、又下限値よりも少ないとファインダー
像が粗くなり、良好なるファインダー像の観察が難しく
なってくる。
【0018】又、前述の条件式(1)を 0.3<L/f<6 の如く設定するのが装置全体の小型化を図りつつ、良好
なるファインダー像の観察をするのに好ましい。
【0019】条件式(2)はファインダー像の観察視野
に関し、下限値を越えて有効径φが小さくなりすぎる
と、ファインダー像の観察視野が狭くなってくるので良
くない。
【0020】次に図1〜図4に示す各数値実施例の接眼
レンズの構成の特徴について説明する。
【0021】図1の数値実施例1の接眼レンズは、両レ
ンズ面が凸面の正レンズL1と、観察側に凸面を向けた
正レンズL2の2つのレンズより構成している。図2の
数値実施例2の接眼レンズは、観察側に凸面を向けたメ
ニスカス状の正レンズL1、負レンズと正レンズを接合
した貼合わせ正レンズL2の2つのレンズより構成して
いる。図3の数値実施例3の接眼レンズは、物体側(液
晶パネル側)に比べて観察側に屈折力の強い凹面を向け
た負レンズL1、両レンズ面が凸面の正レンズL2、物
体側に比べて観察側に凸面を向けた正レンズL3の3つ
のレンズより構成している。
【0022】図9は本実施例の光路図である。本実施例
では負レンズL1を用いることにより、図9に示すよう
に液晶パネル2から出射する光束の角度ωを小さくし、
液晶パネルの視野特性(入射角特性)を良好に維持して
ファインダー像の観察を明るくし、かつコントラストの
ムラを少なくしている。
【0023】尚、本実施例における負レンズL1を液晶
パネル近傍に、又は液晶パネルに接着して配置しても良
く、更に液晶パネルのカバーと兼用するように構成して
も良い。
【0024】図4の数値実施例4の接眼レンズは、両レ
ンズ面が凸面の単一の正レンズL1より構成している。
【0025】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてRiは物体側(液晶パネル側)より順に第i
番目のレンズ面の曲率半径、Diは物体側より第i番目
のレンズ厚及び空気間隔、Niとνiは各々物体側より
順に第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数であ
る。
【0026】又、前述の各条件式と数値実施例における
諸数値との関係を表−1に示す。
【0027】非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直
方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、
a,b,c,dを各々非球面係数としたとき、
【0028】
【数1】 なる式で表わしている。
【0029】(数値実施例1) 焦点距離 30mm レンズ有効径φ24 画面サイズ 17.8mm 面NO R d N ν 1 150.0 4.6 1.4917 57.4 2 -24.47 18.36 3 ∞ 3.8 1.5831 59.4 4 -29.2 第2面非球面 a= 0 b= 3.10 ×10-5 c=-8.46 ×10-8 d= 5.17 ×10-10 (数値実施例2) 焦点距離 31mm レンズ有効径φ24 画面サイズ 17.8mm 面NO R d N ν 1 -150.0 4.7 1.4917 57.4 2 -18.19 17.77 3 ∞ 1.5 1.8467 23.8 4 47.0 6.2 1.6230 58.2 5 -25.62 第2面非球面 a= 0 b= 4.75 ×10-5 c=-2.37 ×10-7 d= 1.56 ×10-9 (数値実施例3) 焦点距離 27mm レンズ有効径φ20 画面サイズ 14.0mm 面NO R d N ν 1 ∞ 2.0 1.4917 57.4 2 50.0 9.0 3 90.0 5.5 1.4917 57.4 4 -19.27 18.44 5 ∞ 3.8 1.5831 59.4 6 -29.19 第4面非球面 a= 0 b= 3.52 ×10-5 c=-9.75 ×10-8 d= 7.49 ×10-10 (数値実施例4) 焦点距離 31mm レンズ有効径φ22 画面サイズ 18.4mm 面NO R d N ν 1 28.26 5.0 1.5831 59.4 2 -46.90 第2面非球面 a= 0 b=-1.65 ×10-5 c= 4.18 ×10-8 d=-1.82 ×10-10
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、ファイン
ダー像の表示部に液晶パネルを用いたときの該液晶パネ
ルの寸法や該液晶パネルを観察する接眼レンズの焦点距
離やレンズ形状等を適切に設定することにより、装置全
体の小型化を図りつつ、ファインダー像の良好なる観察
を可能としたビデオカメラ等に好適なファインダー装置
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】 本発明の数値実施例2のレンズ断面図
【図3】 本発明の数値実施例3のレンズ断面図
【図4】 本発明の数値実施例4のレンズ断面図
【図5】 本発明の数値実施例1の諸収差図
【図6】 本発明の数値実施例2の諸収差図
【図7】 本発明の数値実施例3の諸収差図
【図8】 本発明の数値実施例4の諸収差図
【図9】 図3の光路図
【図10】 従来のファインダー装置の光学系の概略図
【符号の説明】
1 接眼レンズ 2 表示部(液晶パネル) IP アイポイント M メリディオナル像面 S サジタル像面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルに表示された画像情報を正の
    屈折力の接眼レンズを介して観察するファインダー装置
    において、該液晶パネルの有効画面の対角線長をL、該
    接眼レンズの焦点距離をf、該接眼レンズの観察側のレ
    ンズ面の有効径をφとしたとき、 0.35<L/f 0.7 <φ/f なる条件を満足することを特徴とするファインダー装
    置。
  2. 【請求項2】 液晶パネルに表示された画像情報を正の
    屈折力の接眼レンズを介して観察するファインダー装置
    において、該液晶パネルの有効画面の対角線長をL、該
    接眼レンズの焦点距離をf、該液晶パネルを構成する総
    画素数をMとしたとき、 0.3(インチ)<L<2(インチ) 15(万画素)<M<300(万画素) 0.3<L/f<6 なる条件を有することを特徴とするファインダー装置。
  3. 【請求項3】 液晶パネルに表示された画像情報を正の
    屈折力の接眼レンズを介して観察するファインダー装置
    において、該接眼レンズは該液晶パネル側より順に観察
    側に強い負の屈折力の凹面を向け液晶パネル近傍に設け
    られた負レンズ、正レンズ、そして観察側に強い正の屈
    折力の凸面を向けた正レンズより成っていることを特徴
    とするファインダー装置。
JP9051594A 1994-04-05 1994-04-05 ファインダー装置 Pending JPH07281256A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106405819A (zh) * 2014-12-26 2017-02-15 歌尔科技有限公司 一种目镜镜头和头戴光学系统

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