JPH0727857Y2 - 装飾チェーン - Google Patents

装飾チェーン

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JPH0727857Y2
JPH0727857Y2 JP4676593U JP4676593U JPH0727857Y2 JP H0727857 Y2 JPH0727857 Y2 JP H0727857Y2 JP 4676593 U JP4676593 U JP 4676593U JP 4676593 U JP4676593 U JP 4676593U JP H0727857 Y2 JPH0727857 Y2 JP H0727857Y2
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JP
Japan
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chain
chain element
strip
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shaped
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JP4676593U
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JPH0716613U (ja
Inventor
孝充 村瀬
Original Assignee
ベアー精密工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ネックレス、ブレスレ
ット等に使用される装飾チェーン、特に金属製装飾チェ
ーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装飾チェーンとして従来は実開
平5-34909号公報に開示され、また図6に示すように、
帯状部1aと、この帯状部の長手方向の中心線の左右に
対称に、該帯状部の両端に連接して互いに対向して設け
られ、該帯状部に沿って互いに近接する方向に延びる端
末1b1を有する湾曲部1bとからなる板状素材を、帯
状部1aの長手方向の中心線にて折曲して重合させるこ
とにより形成した多数のチェーン素子1を用い、チェー
ン素子1の湾曲部1bにより形成された第1の掛け止め
部に、隣接するチェーン素子1の帯状部1aの折曲によ
り形成された第2の掛け止め部を掛け止めすることによ
って順次に連鎖を形成した装飾チェーンが知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の装
飾チェーンにあっては、チェーン素子を連結するための
孔を必要としないので、プレスによる小孔の打ち抜き及
びこの打ち抜きに使用するプレス金型の製作という困難
な工程を省略できるという利点がある。しかしながら、
この種の装飾チェーンでは、1つのチェーン素子の第1
の掛け止め部に隣接するチェーン素子の第2の掛け止め
部を掛け止めしたのち、両チェーン素子間の連結が外れ
ないようにするために、前者のチェーン素子の湾曲部1
bの端末1b1を曲げて、同チェーン素子の帯状部1a
との間の開口を狭め、さらにこの部位を符号1cで示す
ように外部からろう付けしなければならない。しかもこ
のろう付けは盛り上がるほどでないと弱くて効果がな
い。したがって、このようなろう付けには手間がかか
り、熟練した技術を必要として、生産性が悪く、工程の
自動化も困難であって、製造上コスト高となる。そのう
え、ろう付けした部位が露出しているので美的にも好ま
しくない。本考案は以上のような問題点を解決すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による装飾チェー
ンは、帯状部と、この帯状部の長手方向の中心線の左右
に対称に、該帯状部の両端に連接して互いに対向して設
けられ、該帯状部に沿って互いに近接する方向に延びる
端末を有する湾曲部とからなる板状素材を、前記帯状部
の長手方向の中心線にて折曲して左右重合させることに
より形成した多数のチェーン素子を用い、該チェーン素
子の前記湾曲部により形成された第1の掛け止め部に、
隣接するチェーン素子の前記帯状部の折曲により形成さ
れた第2の掛け止め部を掛け止めすることによって順次
に連鎖を形成してなる装飾チェーンにおいて、前記チェ
ーン素子の湾曲部の端末を同チェーン素子の帯状部の重
合により形成された間隙内に挿入した状態で、同チェー
ン素子の湾曲部の端末を該間隙内にてろう付けしたこと
を特徴とする装飾チェーンである。さらに、本考案によ
る他の装飾チェーンは、帯状部と、この帯状部の長手方
向の中心線の左右に対称に、該帯状部の両端に連接して
互いに対向して設けられ、該帯状部に沿って互いに近接
する方向に延びる端末を有する湾曲部とからなる板状素
材を、前記帯状部の長手方向の中心線にて折曲して左右
重合させることにより形成した多数の第1のチェーン素
子を用い、該第1のチェーン素子の前記湾曲部により形
成された第1の掛け止め部に、隣接する第1のチェーン
素子の前記帯状部の折曲により形成された第2の掛け止
め部を掛け止めすることによって順次に連鎖を形成して
なる装飾チェーンにおいて、別の板状素材を折曲重合す
ることにより1対の脚部を形成させた第2のチェーン素
子を前記第1のチェーン素子に外嵌し、かつ該第2のチ
ェーン素子の脚部の端末を該第1のチェーン素子の帯状
部の重合により形成された間隙内に挿入した状態で、該
第1のチェーン素子の湾曲部の端末を該第2のチェーン
素子の両脚部間にてろう付けしたことを特徴とする装飾
チェーンである。
【0005】
【考案の作用・効果】本考案による装飾チェーンは、上
記のような構成を有するので、チェーン素子の連結が強
固で外れることがなく、製造上も特にろう付け作業が容
易で熟練を必要とせず、生産性もよく、工程の自動化も
可能である。また、ろう付けした部位は外から見えず、
かつ各チェーン素子の帯状部及び脚部は要すれば幅を広
く形成して、種々のデザインを施すことができるので、
チェーンの美観を向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下に本考案の第1の実施例を図1及び図2
に基づいて詳細に説明する。この装飾チェーンは、図1
(a)に示す展開図のように、帯状部11aと、この帯
状部の長手方向の中心線の左右に対称に、帯状部の両端
に連接して互いに対向して設けられた湾曲部11bとか
らなる板状素材を用いて製作する。各湾曲部11bは、
帯状部11aに沿って互いに近接する方向に延びる端末
11b1を有する。しかして、このような板状素材を用
い、図1(b)に示すように、帯状部11aの長手方向
の中心線にて折曲して左右重合させることにより図1
(c)に示すチェーン素子11を形成する。板状素材の
帯状部11aは、要すればその幅を広くし、折曲前に予
め装飾を施しておくことができる。次に、1つのチェー
ン素子11の湾曲部11bによって形成された第1の掛
け止め部11b2に隣接するチェーン素子11の帯状部
11aの折曲により形成された第2の掛け止め部11a
1を掛け止めし、このような作業を繰り返すことによっ
て装飾チェーンの連鎖を形成する。本実施例において
は、さらにこのような装飾チェーンを形成するチェーン
素子11の湾曲部11bの端末11b1を曲げて同チェ
ーン素子の帯状部11aの重合によって形成された間隙
11a2内に挿入し、この状態で同チェーン素子の湾曲
部11bの端末11b1と同チェーン素子の帯状部11
aとを間隙11a2内の符号Aで示す部位で公知の方法
によりろう付けして図2に示す装飾チェーンが完成され
る。
【0007】本実施例では、チェーン素子の湾曲部11
bの端末11b1の同チェーン素子の帯状部11aへの
ろう付けが、上記のように重合された帯状部の間隙11
a2内で行われるので、ろう付け作業は容易となり、外
観を損なうこともない。
【0008】次に、本考案の第2の実施例について、図
3ないし図5に基づいて説明する。本実施例において
は、第1の実施例のチェーン素子11を第1のチェーン
素子と呼ぶこととした以外、チェーン素子11を用いて
装飾チェーンの連鎖を形成するまでの過程は第1の実施
例と同様であるので説明を省略する。本実施例では、図
3に示す第1のチェーン素子11の外に、図4に示す第
2のチェーン素子12が構成要素として加えられる。第
2のチェーン素子12は、板状素材を折曲重合させるこ
とにより1対の脚部12aを形成させたものである。し
かして、第1の実施例と同様に連鎖を形成した第1のチ
ェーン素子11に、第2のチェーン素子12を外側から
嵌合したのち、第2のチェーン素子の脚部12aの端末
12a1を第1のチェーン素子11の帯状部11aの重
合により形成された間隙11a2内に挿入し、この状態
で第1のチェーン素子11の湾曲部11bの端末11b
1と第2のチェーン素子12の脚部12aとを脚部の間
隙12a2内の符号Bで示す部位でろう付けして図5に
示す装飾チェーンが完成される。
【0009】本実施例では、第1のチェーン素子11の
湾曲部11bの端末11b1の第2のチェーン素子12
の脚部12aへのろう付けが、上記のように重合された
脚部の間隙12a2内で行われるので、ろう付け作業は
容易となり、外観を損なうこともない。なお、必要とす
る場合には、第2のチェーン素子12の脚部12aの端
末12a1の第1のチェーン素子11の帯状部11aへ
のろう付けを行うことができる。この場合にも、ろう付
けは重合された第1のチェーン素子の帯状部11aの間
隙11a2内の符号Cで示す部位で行われるので、同様
にろう付け作業は容易となり、外観を損なうこともな
い。さらに、第2のチェーン素子12の脚部12aは、
要すれば幅を広くし装飾を施し、かつ第1のチェーン素
子11と異なった材料の使用も可能であるので、美観を
一段と向上させることもできる。
【0010】以上の説明から明らかなように、本考案に
よる装飾チェーンは、チェーン素子の連結が強固で外れ
ることがなく、製造上もろう付け作業が容易で熟練を必
要とせず、生産性もよく、工程の自動化も可能である。
また、ろう付けした部位は外から見えず、かつ各チェー
ン素子の帯状部及び脚部は要すれば幅を広く形成して、
種々のデザインを施すことができるので、チェーンの美
観を向上させることができる。
【0011】なお、各チェーン素子の材料としては、代
表的には金、銀、白金等の貴金属及びこれらの合金が用
いられるが、その他の金属及び合金を使用することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施例の装飾チェーンのチェ
ーン素子を示し、図の(a)、(b)及び(c)は、そ
れぞれ展開図、側面図及び正面図である。
【図2】 図1のチェーン素子を順次連結して構成した
装飾チェーンの正面図である。
【図3】 本考案の第2の実施例の装飾チェーンの第1
のチェーン素子を示し、図の(a)、(b)及び(c)
は、それぞれ展開図、側面図及び正面図である。
【図4】 本考案の第2の実施例の装飾チェーンの第2
のチェーン素子を示し、図の(a)、(b)及び(c)
は、それぞれ展開図、側面図及び正面図である。
【図5】 図3及び図4のチェーン素子を順次連結して
構成した装飾チェーンの正面図である。
【図6】 従来の装飾チェーンの正面図である。
【符号の説明】
1 チェーン素子 11 第1のチェーン素子 1a,11a 帯状部 11a1 第2の掛け止め部 1b,11b 湾曲部 11b2 第1の掛け止め部 12 第2のチェーン素子 12a 脚部 A,B,C ろう付け部位

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状部と、この帯状部の長手方向の中心
    線の左右に対称に、該帯状部の両端に連接して互いに対
    向して設けられ、該帯状部に沿って互いに近接する方向
    に延びる端末を有する湾曲部とからなる板状素材を、前
    記帯状部の長手方向の中心線にて折曲して左右重合させ
    ることにより形成した多数のチェーン素子を用い、該チ
    ェーン素子の前記湾曲部により形成された第1の掛け止
    め部に、隣接するチェーン素子の前記帯状部の折曲によ
    り形成された第2の掛け止め部を掛け止めすることによ
    って順次に連鎖を形成してなる装飾チェーンにおいて、
    前記チェーン素子の湾曲部の端末を同チェーン素子の帯
    状部の重合により形成された間隙内に挿入した状態で、
    同チェーン素子の湾曲部の端末を該間隙内にてろう付け
    したことを特徴とする装飾チェーン。
  2. 【請求項2】 帯状部と、この帯状部の長手方向の中心
    線の左右に対称に、該帯状部の両端に連接して互いに対
    向して設けられ、該帯状部に沿って互いに近接する方向
    に延びる端末を有する湾曲部とからなる板状素材を、前
    記帯状部の長手方向の中心線にて折曲して左右重合させ
    ることにより形成した多数の第1のチェーン素子を用
    い、該第1のチェーン素子の前記湾曲部により形成され
    た第1の掛け止め部に、隣接する第1のチェーン素子の
    前記帯状部の折曲により形成された第2の掛け止め部を
    掛け止めすることによって順次に連鎖を形成してなる装
    飾チェーンにおいて、別の板状素材を折曲重合すること
    により1対の脚部を形成させた第2のチェーン素子を前
    記第1のチェーン素子に外嵌し、かつ該第2のチェーン
    素子の脚部の端末を該第1のチェーン素子の帯状部の重
    合により形成された間隙内に挿入した状態で、該第1の
    チェーン素子の湾曲部の端末を該第2のチェーン素子の
    両脚部間にてろう付けしたことを特徴とする装飾チェー
    ン。
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JPH0716613U JPH0716613U (ja) 1995-03-20
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