JPH07277012A - 農機の原動部 - Google Patents
農機の原動部Info
- Publication number
- JPH07277012A JPH07277012A JP7034094A JP7034094A JPH07277012A JP H07277012 A JPH07277012 A JP H07277012A JP 7034094 A JP7034094 A JP 7034094A JP 7034094 A JP7034094 A JP 7034094A JP H07277012 A JPH07277012 A JP H07277012A
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- JP
- Japan
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- exhaust pipe
- engine
- exhaust
- muffler
- ejector
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン冷却用ファンを有効利用して排気管
内の排気温度を低下させる。 【構成】 エンジン１０に対するマフラー１２の出口側
と排気管１３の入口側との間に、マフラー１２からの排
気流で外気を排気管１３内に吸入する排気冷却用エゼク
タを形成し、エゼクタ１４をエンジン冷却用ファンの送
風域に配置した農機において、排気管１３の入口側内部
にエンジン冷却用ファン９の動圧が加わる状態に排気管
１３の入口を配置する。
内の排気温度を低下させる。 【構成】 エンジン１０に対するマフラー１２の出口側
と排気管１３の入口側との間に、マフラー１２からの排
気流で外気を排気管１３内に吸入する排気冷却用エゼク
タを形成し、エゼクタ１４をエンジン冷却用ファンの送
風域に配置した農機において、排気管１３の入口側内部
にエンジン冷却用ファン９の動圧が加わる状態に排気管
１３の入口を配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに対するマフ
ラーの出口側と排気管の入口側との間に、マフラーから
の排気流で外気を排気管内に吸入する排気冷却用エゼク
タを形成し、エゼクタをエンジン冷却用ファンの送風域
に配置した農機の原動部、詳しくはエンジン排気冷却手
段の改良に関する。
ラーの出口側と排気管の入口側との間に、マフラーから
の排気流で外気を排気管内に吸入する排気冷却用エゼク
タを形成し、エゼクタをエンジン冷却用ファンの送風域
に配置した農機の原動部、詳しくはエンジン排気冷却手
段の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エンジン排気を冷却して排気管に
付着した藁屑等が燃えないようにするためのエゼクタを
形成するに、図５に示すように、エンジン冷却用ファン
２１の横一側方においてマフラー２２の下向き出口側を
排気管２３の上向き入口側に挿入し、藁屑等の吸入を阻
止するカバー２４で排気管の入口を上方から覆い、カバ
ー２４と排気管２３の間の下向きに開口した吸気路から
外気を吸入するように構成していた。
付着した藁屑等が燃えないようにするためのエゼクタを
形成するに、図５に示すように、エンジン冷却用ファン
２１の横一側方においてマフラー２２の下向き出口側を
排気管２３の上向き入口側に挿入し、藁屑等の吸入を阻
止するカバー２４で排気管の入口を上方から覆い、カバ
ー２４と排気管２３の間の下向きに開口した吸気路から
外気を吸入するように構成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排気管の入口
がエンジン冷却用ファンの送風域に配置されているにも
かかわらず、カバーが邪魔になってファンによる排気管
への押し込み吸気が無く、単にエゼクタの吸気作用のみ
によって排気管へ外気が供給されているために、エンジ
ン排気冷却が不十分になって、排気管に付着した藁屑等
が燃えるおそれがあり、火災防止の信頼性向上の面から
改良の余地があった。本発明の目的は、極めて簡単な改
造により、エンジン冷却用ファンを有効利用して排気管
内の排気温度を十分にかつ確実に低下させる点にある。
がエンジン冷却用ファンの送風域に配置されているにも
かかわらず、カバーが邪魔になってファンによる排気管
への押し込み吸気が無く、単にエゼクタの吸気作用のみ
によって排気管へ外気が供給されているために、エンジ
ン排気冷却が不十分になって、排気管に付着した藁屑等
が燃えるおそれがあり、火災防止の信頼性向上の面から
改良の余地があった。本発明の目的は、極めて簡単な改
造により、エンジン冷却用ファンを有効利用して排気管
内の排気温度を十分にかつ確実に低下させる点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、エ
ンジンに対するマフラーの出口側と排気管の入口側との
間に、マフラーからの排気流で外気を排気管内に吸入す
る排気冷却用エゼクタを形成し、エゼクタをエンジン冷
却用ファンの送風域に配置した農機において、排気管の
入口側内部にエンジン冷却用ファンの動圧が加わる状態
に排気管の入口を配置したことにある。
ンジンに対するマフラーの出口側と排気管の入口側との
間に、マフラーからの排気流で外気を排気管内に吸入す
る排気冷却用エゼクタを形成し、エゼクタをエンジン冷
却用ファンの送風域に配置した農機において、排気管の
入口側内部にエンジン冷却用ファンの動圧が加わる状態
に排気管の入口を配置したことにある。
【０００５】
【作用】つまり、単に排気管の入口配置を変更するだけ
の極めて簡単な改造でありながら、排気管の入口側内部
にエンジン冷却用ファンの動圧を加えてエンジン冷却風
の一部をファンにより排気管内に押し込み供給するか
ら、排気管に十分量の外気を確実に供給でき、排気管に
付着した藁屑等が燃える火災を排気管の十分かつ確実な
温度低下により信頼性の高い状態で防止できる。
の極めて簡単な改造でありながら、排気管の入口側内部
にエンジン冷却用ファンの動圧を加えてエンジン冷却風
の一部をファンにより排気管内に押し込み供給するか
ら、排気管に十分量の外気を確実に供給でき、排気管に
付着した藁屑等が燃える火災を排気管の十分かつ確実な
温度低下により信頼性の高い状態で防止できる。
【０００６】
【発明の効果】その結果、改造が簡単かつ安価で、排気
管に付着した藁屑等が燃える火災を確実に防止できる、
経済性及び安全性において優れた農機を提供できるよう
になった。
管に付着した藁屑等が燃える火災を確実に防止できる、
経済性及び安全性において優れた農機を提供できるよう
になった。
【０００７】
【実施例】図１に示すように、刈取部１、刈取部１から
の穀稈を脱穀および選別処理する脱穀装置２、脱穀装置
２からの１番物（穀粒）を回収するグレンタンク３、グ
レンタンク３から穀粒を排出するスクリュー式のアンロ
ーダ４、搭乗運転部５、原動部６などをクローラ式走行
装置７を備えた走行車体に搭載して、自脱型コンバイン
を構成してある。
の穀稈を脱穀および選別処理する脱穀装置２、脱穀装置
２からの１番物（穀粒）を回収するグレンタンク３、グ
レンタンク３から穀粒を排出するスクリュー式のアンロ
ーダ４、搭乗運転部５、原動部６などをクローラ式走行
装置７を備えた走行車体に搭載して、自脱型コンバイン
を構成してある。
【０００８】図２に示すように、搭乗運転部５下方の原
動部６において、エンジン冷却用ラジエータ８、エンジ
ン冷却用ファン９、エンジン１０を機体横方向に並べた
状態で防塵網１１の内側に設け、エンジン１０に対して
マフラー１２を上方に配置して接続し、マフラー１２の
下向き出口をそれより大径の排気管１３の上向き入口の
内部に臨ませて、マフラー１２からの排気流で外気を排
気管１３内に吸入する排気冷却用エゼクタ１４をマフラ
ー１２と排気管１３の間に形成し、エゼクタ１４をファ
ン９の送風域に配置し、排気管１３の入口を斜めにカッ
トしてファン９側に向かわせることによって、排気管１
３の入口側内部にファン９の動圧が加わる状態に排気管
１３の入口を配置してある。つまり、排気管１３の入口
側内部にファン９の動圧を加えてエンジン冷却風の一部
をファン９により排気管１３内に押し込み供給し、排気
管１３に十分量の外気を確実に供給して、排気管１３に
付着した藁屑等が燃える火災を排気管１３の十分かつ確
実な温度低下により信頼性の高い状態で防止するように
構成してある。
動部６において、エンジン冷却用ラジエータ８、エンジ
ン冷却用ファン９、エンジン１０を機体横方向に並べた
状態で防塵網１１の内側に設け、エンジン１０に対して
マフラー１２を上方に配置して接続し、マフラー１２の
下向き出口をそれより大径の排気管１３の上向き入口の
内部に臨ませて、マフラー１２からの排気流で外気を排
気管１３内に吸入する排気冷却用エゼクタ１４をマフラ
ー１２と排気管１３の間に形成し、エゼクタ１４をファ
ン９の送風域に配置し、排気管１３の入口を斜めにカッ
トしてファン９側に向かわせることによって、排気管１
３の入口側内部にファン９の動圧が加わる状態に排気管
１３の入口を配置してある。つまり、排気管１３の入口
側内部にファン９の動圧を加えてエンジン冷却風の一部
をファン９により排気管１３内に押し込み供給し、排気
管１３に十分量の外気を確実に供給して、排気管１３に
付着した藁屑等が燃える火災を排気管１３の十分かつ確
実な温度低下により信頼性の高い状態で防止するように
構成してある。
【０００９】図３に示すように、クローラ式走行装置７
の角筒状フレーム１５に排気管１３の出口側を挿入し
て、機体後方に排気する排気管にフレーム１５を兼用
し、そして、排気管１３からの排気流で外気をフレーム
１５内に吸入する二次冷却用エゼクタ１６を排気管１３
とフレーム１５の間に形成しある。
の角筒状フレーム１５に排気管１３の出口側を挿入し
て、機体後方に排気する排気管にフレーム１５を兼用
し、そして、排気管１３からの排気流で外気をフレーム
１５内に吸入する二次冷却用エゼクタ１６を排気管１３
とフレーム１５の間に形成しある。
【００１０】〔別実施例〕排気管１３の入口側内部にエ
ンジン冷却用ファン９の動圧が加わる状態に排気管１３
の入口を配置する具体構成は適当に変更でき、例えば図
４に示すように、排気管１３を入口がファン９に向かう
ように屈曲形成して、マフラー１２の出口側を排気管１
３内に挿入するように屈曲形成してもよい。本発明は各
種農機に適用できる。
ンジン冷却用ファン９の動圧が加わる状態に排気管１３
の入口を配置する具体構成は適当に変更でき、例えば図
４に示すように、排気管１３を入口がファン９に向かう
ように屈曲形成して、マフラー１２の出口側を排気管１
３内に挿入するように屈曲形成してもよい。本発明は各
種農機に適用できる。
【００１１】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】コンバインの全体側面図
【図２】エンジン回りの後面図
【図３】エンジン排気系の側面図
【図４】別実施例におけるエンジン回りの後面図
【図５】従来例の要部説明図
９ ファン １０ エンジン １２ マフラー １３ 排気管 １４ エゼクタ
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジン（１０）に対するマフラー（１
２）の出口側と排気管（１３）の入口側との間に、前記
マフラー（１２）からの排気流で外気を前記排気管（１
３）内に吸入する排気冷却用エゼクタ（１４）を形成
し、前記エゼクタ（１４）をエンジン冷却用ファン
（９）の送風域に配置した農機において、 前記排気管（１３）の入口側内部に前記エンジン冷却用
ファン（９）の動圧が加わる状態に前記排気管（１３）
の入口を配置してある農機の原動部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07034094A JP3157981B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 農機の原動部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07034094A JP3157981B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 農機の原動部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07277012A true JPH07277012A (ja) | 1995-10-24 |
| JP3157981B2 JP3157981B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=13428596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07034094A Expired - Fee Related JP3157981B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 農機の原動部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3157981B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004306958A (ja) * | 2004-08-09 | 2004-11-04 | Yanmar Co Ltd | クローラ式運搬車 |
| JP2013209949A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Kubota Corp | Ｄｐｆから延出する排気流路を備える作業機 |
| JP2014172465A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Kubota Corp | 作業車の排気装置 |
| KR101473110B1 (ko) * | 2013-03-07 | 2014-12-15 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 작업차에 있어서의 커버 장착 구조 |
| US9476334B2 (en) | 2010-04-27 | 2016-10-25 | Kubota Corporation | Working vehicle |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP07034094A patent/JP3157981B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004306958A (ja) * | 2004-08-09 | 2004-11-04 | Yanmar Co Ltd | クローラ式運搬車 |
| US9476334B2 (en) | 2010-04-27 | 2016-10-25 | Kubota Corporation | Working vehicle |
| JP2013209949A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Kubota Corp | Ｄｐｆから延出する排気流路を備える作業機 |
| US8960359B2 (en) | 2012-03-30 | 2015-02-24 | Kubota Corporation | Work vehicle with diesel particulate filter |
| JP2014172465A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Kubota Corp | 作業車の排気装置 |
| KR101473110B1 (ko) * | 2013-03-07 | 2014-12-15 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 작업차에 있어서의 커버 장착 구조 |
| CN106004416A (zh) * | 2013-03-07 | 2016-10-12 | 株式会社久保田 | 作业车辆的排气装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3157981B2 (ja) | 2001-04-23 |
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Legal Events
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