JPH07276607A - パッド印刷機のインキ転写装置 - Google Patents

パッド印刷機のインキ転写装置

Info

Publication number
JPH07276607A
JPH07276607A JP9804294A JP9804294A JPH07276607A JP H07276607 A JPH07276607 A JP H07276607A JP 9804294 A JP9804294 A JP 9804294A JP 9804294 A JP9804294 A JP 9804294A JP H07276607 A JPH07276607 A JP H07276607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
holder
pad
plate
mounting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9804294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Hiraki
正之 平木
Michihiko Sumiya
三知彦 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Navitas Co Ltd
Original Assignee
Navitas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Navitas Co Ltd filed Critical Navitas Co Ltd
Priority to JP9804294A priority Critical patent/JPH07276607A/ja
Publication of JPH07276607A publication Critical patent/JPH07276607A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写パッドを支持軸に対し任意の相対位置に
設定して取り付けられるとともに、その取り付け時に不
要な塵埃が落ちることなのない構成を備え、さらに材料
コストの低減と作業性の向上を図ったパッド印刷機のイ
ンキ転写装置を提供する。 【構成】 転写パッド71の転写面とは反対側面に合成
樹脂からなる取付板72Aが固着されたパッドユニット
7Aを設ける。このパッドユニット7Aが取り付けられ
る支持軸5の端部に、ホルダ6Aを設ける。そして、例
えば上記ホルダ6Aに穿孔された複数個の木ねじの挿通
孔6aと、隣接する上記挿通孔6aの形成間隔の整数分
の一のピッチで上記取付板72Aの取付面にドットマト
リックス状に配設された多数個のガイド孔72aとを設
けて、木ねじ16を挿通孔6aから任意のガイド孔72
aに螺入することにより上記パッドユニット7Aを上記
ホルダ6Aに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば合成樹脂成形
品等に印刷を施すのに使用されるパッド印刷機における
インキ転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパッド印刷機においては、イン
キが塗布された印版に被印刷物を隣接配置し、弾力生の
ある転写パッドを先ず印版に押し付けることにより、そ
の印版の表面に形成された印刷パターンのインキを転写
パッドの転写面に転写した後に、転写パッドを移動させ
て被印刷物に押し付けることにより、転写面のインキを
被印刷物に転写させるようになっている。上記転写パッ
ドは、往復動自在に設けられたスライダから垂下した支
持軸に取り付けられており、スライダの移動により印版
と被印刷物との間を往復動される。
【0003】ところで、従来から、上記転写パッドの支
持軸に対する相対位置関係を任意に調整して転写パッド
を支持軸に取り付けられるようにして、被印刷物への印
刷位置を任意に設定したい要望がある。そこで、支持軸
の端部に、木ねじの挿通孔が複数個穿設されたホルダを
固着し、一方、転写パッドの転写面とは反対側の取付部
位に、合板からなる取付板を固着した構成としている。
合板からなる取付板は任意の箇所に木ねじを螺入できる
から、取付板のホルダに対する相対位置を任意に設定し
て両者を互いに重ね合わせた後に、木ねじを挿通孔を通
じて取付板にねじ込むことにより、転写パッドをホルダ
に取り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、転写パッドを
ホルダに取り付けるに際して、木ねじを合板からなる取
付板に螺入する時に、合板の木屑が落ちる欠点がある。
この木屑がインキ皿に入ると、木屑による印刷の欠けが
発生して印刷品位が低下したり、木屑が被印刷物に付着
したりする不都合が発生する。また、取付板として用い
られる合板は比較的高価であるために、材料コストが高
くつき、さらに、複数本の木ねじをドライバにより合板
にねじ込まなければならず、取付板のホルダへの取り付
けの作業性が悪い欠点がある。
【0005】そこで本発明は、転写パッドをホルダに対
し任意の相対位置に設定して取り付けられるとともに、
その取り付け時に不要な塵埃が落ちることのない構成を
備え、さらに、材料コストの低減と作業性の向上を図っ
たパッド印刷機のインキ転写装置を提供し、高い印刷品
位を常時保持し、被印刷物の商品価値を向上させ、更
に、コストダウンを達成することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】本願の請求項1に係る発明は、転写パッド
の転写面をインキが塗布された印版に押し付けて、印版
に形成された印刷パターンを上記転写面に転写した後、
上記転写パッドを被印刷物に押し付けて、上記転写面に
付着したインキを被印刷物に転写するパッド印刷機にに
おいて、上記転写パッドの転写面とは反対側面に合成樹
脂からなる取付板を固着したパッドユニットを備え、こ
のパッドユニットを取り付ける支持軸の端部にホルダを
設け、上記取付板を、取付位置調整手段を介して上記ホ
ルダに取着したことを特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明では、請
求項1の発明における上記取付位置調整手段を、上記ホ
ルダに穿孔された複数個の木ねじの挿通孔と、隣接する
上記挿通孔の形成間隔の整数分の一のピッチで上記取付
板の取付面にドットマトリックス状に配設された多数個
のガイド孔とにより構成し、木ねじを挿通孔から任意の
ガイド孔に螺入することにより上記パッドユニットを上
記ホルダに取着したことを特徴とする。
【0009】更に、本願の請求項3に係る発明では、請
求項1の発明における上記取付位置調整手段を、上記ホ
ルダから一体に突設された複数個の取付ピンと、隣接す
る上記取付ピンの形成間隔の整数分の一のピッチで上記
取付板の取付面にドットマトリックス状に配設された多
数個の取付孔とにより構成し、上記取付ピンの任意の取
付孔への圧入により上記パッドユニットを上記ホルダに
取着したことを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項4に係る発明では、請
求項1の発明における上記取付位置調整手段を、互いに
対向して上記取付板および上記ホルダに設けた磁石と磁
性体とにより構成し、上記磁石の上記磁性板への吸着に
より上記パッドユニットを上記ホルダに取着したことを
特徴とする。
【0011】また、本願の請求項5に係る発明では、請
求項1の発明における上記取付位置調整手段を、上記ホ
ルダに形成された複数個の挿通孔と、隣接する上記挿通
孔の形成間隔の整数分の一のピッチで上記取付板の取付
面にドットマトリックス状に配設された多数個の取付孔
とにより構成し、側部に抜け止め用鋸歯状部を有する複
数個の楔形ピンが、挿通孔から任意の取付孔に圧入され
ることにより上記パッドユニットが上記ホルダに取着し
たことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
【0013】まず、請求項1の発明によれば、パッドユ
ニットの取付板は、取付位置調整手段によりホルダとの
相対位置を任意に設定してホルダに取り付けることがで
きる。取付位置調整手段は、取付板が合成樹脂で形成さ
れるから、取付板のホルダへの取付時に切り屑が発生し
ない構成、または僅かに発生する切り屑を落ちないよう
取付板内に収納する構成とすることができる。取付板
は、合成樹脂で一体成形されるから、従来の合板に比し
安価なものとなる。
【0014】請求項2の発明によれば、取付板の任意の
ガイド孔にホルダの挿通孔を合致させることにより、取
付板、つまり転写パッドとホルダとの相対位置を調整す
る。この調整時に、ガイド孔がドットマトリックス状に
多数個配設されているから、上記相対位置を自由に設定
できるとともに、ガイド孔が隣接する挿通孔の形成間隔
の整数分の一のピッチに設定されているため、複数個の
挿通孔がそれぞれガイド孔に合致する。この相対位置の
調整後に、木ねじを挿通孔からガイド孔にねじ込むこと
により取付板をホルダに固定する。このとき、木ねじ
は、対象が相違する合成樹脂製取付板に対してもガイド
孔によって容易にねじ込めれ、そのねじ込み時に発生す
る切り屑も僅かであり、かつ、この切り屑はガイド孔内
に収納されて外部に落ちることがない。しかも、ホルダ
として、従来のインキ転写装置において合板からなる取
付板に対応して用いられている既存のものを利用するこ
とができ、安価に製作できる利点がある。
【0015】更に、請求項3の発明によれば、ホルダの
取付ピンを取付板の任意の取付孔を選択して圧入するこ
とにより、取付板をホルダとの相対位置を任意に設定し
てホルダに取り付けることができる。合成樹脂製の取付
板の取付孔に取付ピンを圧入するので、取り付けに際し
てドライバなどの工具を必要とせず、また、切り屑など
は殆ど発生せず、僅かに発生したとしても、その切り屑
は取付孔内に収納されることになる。
【0016】また、請求項4の発明によれば、磁石を磁
性板の任意の部位を選択して吸着することにより、取付
板をホルダに対し相対位置を任意に設定して取り付ける
ことができる。この取付位置調整手段は、取付板とホル
ダとの相対位置の調整が極めて容易であり、しかも、取
付板のホルダへの取り付けおよび取り外しをワンタッチ
操作で容易に行える。また、切り屑などは全く発生しな
い利点がある。
【0017】また、請求項5の発明によれば、取付板の
任意の取付孔にホルダの挿通孔を合致させることによ
り、取付板とホルダとの相対位置を調整する。その後
に、楔形ピンを挿通孔から取付孔に圧入することによ
り、取付板を、ホルダとの相対位置を任意に設定してホ
ルダに取り付けることができる。特に、楔形ピンの抜け
止め用鋸歯状が取付孔の側面に食い込んで取付板をホル
ダに強固に固定できる。また、楔形ピンの取付孔への圧
入時に発生する取付板の切り屑は、取付孔内に収納され
て外部に落ちない。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るパッド印刷機のインキ転
写装置の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】先ず、図1により本発明のインキ転写装置
が適用されるパッド印刷機の全体構成を説明する。この
パッド印刷機1は、荷台2上に立設された逆L字形状の
フレーム3を備え、このフレーム3内に、スライダ4が
フレーム3の上辺部に沿って前後方向(図の左右方向)
に移動自在に設けられている。このスライダ4から垂下
された支持軸5の下端部には矩形板状のホルダ6が固設
されており、このホルダ6にパットユニット7が取り付
けられている。パッドユニット7は、シリコーンゴムか
らなる柔軟な転写パッド71が合成樹脂成形品の取付板
72に固着された構成になっている。
【0020】上記スライダ4からは、さらに二本の支持
軸8,9が垂下されており、この支持軸8,9には、ド
クターブレード10およびインキプレート11がそれぞ
れ取り付けられている。一方、荷台2上には、パッドユ
ニット7、ドクターブレード10およびインキプレート
11の下方に位置してインキ皿装置12が配備されてい
る。このインキ皿装置12は、荷台2に据え付けられた
インキ皿取付台13と、このインキ皿取付台13の上部
に着脱自在に固定されたインキ皿14とから構成されて
いる。インキ皿装置12の前方には、被印刷物Xの設置
台15が備えられている。
【0021】なお、図示していないが、インキ皿14の
前部の収納用凹部に印版が装着されているとともに、イ
ンキ皿14の後部に形成されたインキ溜め部にはインキ
が貯留されている。
【0022】以上のようなパッド印刷機1の基本構成に
おいて、スライダ4はシリンダ(図示せず)により前後
動されるようになっており、このスライダ4の前後動に
より転写パッド71が印版の上方位置と被印刷物Xの上
方位置との間で往復動し、ドクターブレード10および
インキプレート11がインキ皿14の後部位置と前部位
置との間で往復動する。
【0023】一方、上下の動作に関しては、先ず転写パ
ッド71がシリンダ(図示せず)によって印版の上方位
置(後退端)と被印刷物Xの上方位置(前進端)とで上
下動する。また、インキプレート11はスライダ4の前
進時にインキ皿14の後部におけるインキ溜部の底の方
から傾斜状底面および印版に沿って移動するように動作
し、その際にインキ溜部に貯留されたインキを掻き上げ
て印版へ塗布するようになっている。さらに、ドクタブ
レード10は、同じくスライダ4の前進時に印版の上方
を通過し、且つ後退時に僅かに下動して先端が印版の版
面に摺接するように動作し、その際に印版から余分なイ
ンキを除去する。
【0024】本発明は、上記パッド印刷機1に適用され
るパッドユニット7とホルダ6からなるインキ転写装置
に関するものである。図2は本発明のインキ転写装置の
第1実施例を示す一部破断正面図で、図3は図2の平面
図である。ホルダ6Aは、正方形の板状であって、図3
に示すように、四隅の近傍箇所にそれぞれ木ねじ16の
挿通孔6aが穿孔されている。すなわち、このホルダ6
Aは、パッドユニット7の取付板として合板を用いてい
る従来のインキ転写装置に使用されている既存のもので
ある。一方、パッドユニット7(7A)の取付板72A
は、ホルダ6Aよりも大きい正方形の板状であって、ホ
ルダ6Aに対する取付面全体に多数個のガイド孔72a
がドットマトリックス状に配設されている。このガイド
孔72aの形成ピッチdは、ホルダ6Aの隣接する二つ
の挿通孔6aの形成間隔Dの整数分の一に設定されてお
り、木ねじ16の径よりも僅かに小さな径を有する。こ
の実施例では、取付板72Aとホルダ6Aとの取付位置
調整手段を、ガイド孔72aと挿通孔6aとで構成して
いる。
【0025】上記パッドユニット7Aをホルダ6に取り
付ける場合、まず、取付板72Aをホルダ6Aに対し所
望の相対位置に調整して重ねあわせる。このとき、ガイ
ド孔72aがドットマトリックス状に多数個配設されて
いるため、取付板72Aとホルダ6Aとの相対位置をほ
ぼ任意に設定でき、また、ガイド孔72aのピッチdが
挿通孔6aの形成間隔Dの整数分の一に設定されている
ため、四つの挿通孔6aの全てが対応するガイド孔72
aに正確に合致する。その後に、木ねじ16を挿通孔7
2aを挿通してガイド孔72aに螺入すれば、取付板7
2Aがホルダ6Aに固定される。このとき、木ねじ16
は、対象の異なる合成樹脂製の取付板72Aに対しても
ガイド孔72aに導かれて容易にねじ込まれていくとと
もに、ねじ込み時に僅かに発生する切り屑は、ガイド孔
72a内に収納されて外部に落ちることはない。また、
この実施例では、既存のホルダ6をそのまま利用してい
るとともに、取付板72Aが合板よりも安価な合成樹脂
による一体成形品であるため、相当のコストダウンを達
成できる。
【0026】なお、上記実施例では、取付板72Aおよ
びホルダ6Aを正方形の板状としたが、この取付板72
Aおよびホルダ6Aを正方形以外の矩形状または円形と
しても上述と同様の効果を得られる。この形状について
は、以下の実施例においても同様である。
【0027】図4は本発明の第2実施例を示す一部破断
した正面図である。この実施例のインキ転写装置は、ホ
ルダ6Bが、例えば鉄等の金属により正方形の板状に形
成されているとともに、下面における前記実施例と同様
の四箇所からそれぞれ取付ピン6bが一体に突設されて
いる。一方、パッドユニット7Bに設けられた取付板7
2Bには、上記取付ピン6bが圧入される取付孔72b
が、第1実施例と同様のピッチでドットマトリックス状
に配設されている。この実施例では、取付板72Bとホ
ルダ6Bとの取付位置調整手段を、取付ピン6bと取付
孔72bとにより構成している。
【0028】この実施例では、取付ピン6bと取付孔7
2bとにより取付板72Bをホルダ6Bとの相対位置を
調整してホルダ6Bに取り付ける取付位置調整手段が構
成されている。取付板72Bをホルダ6Bに対し所望の
取付位置に設定した後に、取付ピン6bを取付孔72b
に圧入して取付板72Bをホルダ6Bに固定する。した
がって、取付板72Bのホルダ6Bへの取付作業をドラ
イバなどの工具を用いることなく行え、取付作業性が向
上する。また、取付時に、取付板72bに合成樹脂の切
り屑などの不要な塵埃が殆ど発生せず、もし極く僅かに
屑が発生しても、その屑は取付孔6bに収納されて外部
に落ちることがない。
【0029】図5は本発明の第3実施例を示す一部破断
した正面図である。この実施例のインキ転写装置は、パ
ッドユニット7Cに設けられた取付板72Cの取付面
に、鉄板からなる磁性体17をその一面を露呈させた状
態で埋設され、これに対しホルダ6Cには磁石18が設
けられている。この磁石18は、例えばダイヤルゲージ
固定用のレバーの操作により図の上下方向に昇降され
る。磁石18を上動させると、磁石18による磁性体1
7への吸着が解除されて取付板72Cをホルダ6Bから
取り外しできる。したがって、この実施例では、取付板
72Cとホルダ6Cとの取付位置調整手段を、取付ピン
6cと取付孔72cとにより構成している。取付板72
Cをホルダ6Cに取り付ける場合には、取付板72Cを
ホルダ6Cに対し任意の相対位置に設定したのちに、レ
バーを操作して磁石18を下動させると、磁石が磁性体
17に強固に吸着する。この実施例では、取付板72C
のホルダ6Cとの相対位置の調整が極めて容易であり、
しかも、取付板72Cの取り付けおよび取り外しがほぼ
ワンタッチ操作で行える利点がある。また、取付板72
Cの取付時に取付板72Cの切り屑を含む一切の塵埃が
発生しない。
【0030】なお、この第3実施例において、磁石18
を取付板72Cに、磁性体17をホルダ6Cにそれぞれ
取り付けても、上述と同様の効果を得られる。
【0031】図6および図7は本発明の第4実施例の一
部を破断した正面図および一部破断した側面図をそれぞ
れ示す。この実施例のインキ転写装置は、ホルダ6Dに
おける上記各実施例と同様の四箇所に挿通孔6dが穿孔
されている。一方、パッドユニット7Dに設けられた取
付板72Dには、その取付面に多数個の取付孔72dが
ドットマトリックス状に配設されている。この取付孔7
2dは、隣接する挿通孔6dの形成間隔の整数分の一の
ピッチで配設されている。
【0032】取付板72Dをホルダ6Dに対し所望の相
対位置に調整して重ねあわせ、挿通孔6daを取付孔7
2dに合致させる。その後に、偏平な板状であって両側
面部に抜け止め用鋸歯状部19aが形成されている木楔
形ピン19を、挿通孔6dから取付孔72dに圧入し、
その後に、楔形ピン19の頭部を、溶接またはかしめ加
工によりホルダ6Dに固定する。取付時に僅かに発生す
る取付板72Dの合成樹脂の切り屑は、取付孔72d内
に収納されて外部に落ちることがない。特に、この実施
例では、鋸歯状部19aが取付孔72dの側面に食い込
むことにより、取付板72Dがホルダ6Dに極めて強固
に取り付けられる利点がある。
【0033】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1の発明によ
れば、パッドユニットの取付板を、ホルダとの相対位置
を取付位置調整手段により任意に設定してホルダに取り
付けることができるとともに、取付板を合成樹脂により
形成したから、取付板のホルダへの取付時に切り屑が発
生しない構成、または僅かに発生する切り屑を落ちない
よう取付板内に収納する構成とすることができる。ま
た、取付板は、合成樹脂で一体成形されるから、従来の
合板に比し安価なものとなる。
【0034】本願の請求項2の発明によれば、取付板の
任意のガイド孔にホルダの挿通孔を合致させることによ
り、取付板とホルダとの相対位置を調整できる。相対位
置の調整後に、木ねじを挿通孔からガイド孔にねじ込む
ことにより取付板をホルダに固定する場合に、木ねじ
は、対象が相違する合成樹脂製取付板に対してもガイド
孔によって容易にねじ込むことができ、そのねじ込み時
に発生する切り屑も僅かであり、かつ、この切り屑はガ
イド孔内に収納されて外部に落ちることがない。しか
も、ホルダとして、従来のインキ転写装置において合板
からなる取付板に対応して用いられている既存のものを
利用しているため、安価に製作できる利点がある。
【0035】本願の請求項3の発明によれば、取付板の
任意の取付孔にホルダの取付ピンを圧入することにより
取付板をホルダとの相対位置を任意に設定してホルダに
取り付けることができるととに、合成樹脂の取付板に切
り屑は殆ど発生しない。しかも、ドライバなどの工具を
必要とせずに取付板のホルダへの取付作業を行えるの
で、作業性がさらに向上する。
【0036】本願の請求項4の発明によれば、磁石の磁
性体への吸着手段を用いて取付板をホルダに取り付ける
ため、取付板のホルダとの相対位置の調整を極めて容易
に行えるとともに、取付板のホルダへの取り付けおよび
取り外しがさらに容易となり、取付作業性が格段に向上
する。しかも、取付板に切り屑は全く発生しない利点が
ある。
【0037】本願の請求項5の発明によれば、ホルダの
挿通孔を取付板の任意の取付孔に合致させることによ
り、取付板のホルダとの相対位置を任意に設定すること
ができる。楔形ピンを挿通孔から取付孔に圧入して取付
板をホルダに極めて強固に取付できる。また、取付板の
合成樹脂の切り屑は取付孔内に収納されて外部に落下し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインキ転写装置が適用されるパッド
印刷機の全体を示す正面図である。
【図2】 本発明の第1実施例の一部破断正面である。
【図3】 図2の平面図である。
【図4】 本発明の第2実施例の一部破断正面図であ
る。
【図5】 本発明の第3実施例の一部破断正面図であ
る。
【図6】 本発明の第4実施例の一部破断正面図であ
る。
【図7】 同じく第4実施例の一部破断側面図である。
【符号の説明】
5 支持軸 6A,6B,6C,6D ホルダ 6a,6d 挿通孔 6b 取付ピン 7(7A,7B,7C,7D) パッドユニット 16 木ねじ 17 磁性板 18 磁石 19 楔形ピン 19a 抜け止め用鋸歯状部 71 転写パッド 72A,72B,72C,72D 取付板 72a ガイド孔 72b,72d 取付孔 X 被印刷物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写パッドの転写面をインキが塗布され
    た印版に押し付けて、印版に形成された印刷パターンを
    上記転写面に転写した後、上記転写パッドを被印刷物に
    押し付けて、上記転写面に付着したインキを被印刷物に
    転写するパッド印刷機におけるインキ転写装置であっ
    て、上記転写パッドの転写面とは反対側面に合成樹脂か
    らなる取付板が固着されたパッドユニットを備え、この
    パッドユニットが取り付けられる支持軸の端部にホルダ
    が設けられ、上記取付板が、取付位置調整手段を介して
    上記ホルダに取着されていることを特徴とするパッド印
    刷機のインキ転写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記取付位置調整手
    段が、上記ホルダに穿孔された複数個の木ねじの挿通孔
    と、隣接する上記挿通孔の形成間隔の整数分の一のピッ
    チで上記取付板の取付面にドットマトリックス状に配設
    された多数個のガイド孔とにより構成され、木ねじが挿
    通孔から任意のガイド孔に螺入されることにより上記パ
    ッドユニットが上記ホルダに取着されていることを特徴
    とするパッド印刷機のインキ転写装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記取付位置調整手
    段が、上記ホルダから一体に突設された複数個の取付ピ
    ンと、隣接する上記取付ピンの形成間隔の整数分の一の
    ピッチで上記取付板の取付面にドットマトリックス状に
    配設された多数個の取付孔とにより構成され、上記取付
    ピンの任意の取付孔への圧入により上記パッドユニット
    が上記ホルダに取着されていることを特徴とするパッド
    印刷機のインキ転写装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記取付位置調整手
    段が、互いに対向して上記取付板および上記ホルダに設
    けた磁石と磁性体とにより構成され、上記磁石の上記磁
    性板への吸着により上記パッドユニットが上記ホルダに
    取着されていることを特徴とするパッド印刷機のインキ
    転写装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、上記取付位置調整手
    段が、上記ホルダに形成された複数個の挿通孔と、隣接
    する上記挿通孔の形成間隔の整数分の一のピッチで上記
    取付板の取付面にドットマトリックス状に配設された多
    数個の取付孔とにより構成され、側部に抜け止め用鋸歯
    状部を有する複数個の楔形ピンが、挿通孔から任意の取
    付孔に圧入されることにより上記パッドユニットが上記
    ホルダに取着されていることを特徴とするパッド印刷機
    のインキ転写装置。
JP9804294A 1994-04-11 1994-04-11 パッド印刷機のインキ転写装置 Pending JPH07276607A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9804294A JPH07276607A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 パッド印刷機のインキ転写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9804294A JPH07276607A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 パッド印刷機のインキ転写装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07276607A true JPH07276607A (ja) 1995-10-24

Family

ID=14209061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9804294A Pending JPH07276607A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 パッド印刷機のインキ転写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07276607A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1350620A1 (de) * 2002-04-02 2003-10-08 Teca-Print AG Drucktampon für den Tampondruck
CN103240968A (zh) * 2013-05-30 2013-08-14 昆山欧莱特印刷机械工业有限公司 一种移印机胶头
CN103287082A (zh) * 2013-06-25 2013-09-11 苏州速腾电子科技有限公司 一种移印头机构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1350620A1 (de) * 2002-04-02 2003-10-08 Teca-Print AG Drucktampon für den Tampondruck
CN103240968A (zh) * 2013-05-30 2013-08-14 昆山欧莱特印刷机械工业有限公司 一种移印机胶头
CN103287082A (zh) * 2013-06-25 2013-09-11 苏州速腾电子科技有限公司 一种移印头机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101645480B1 (ko) 프린트 헤드 조립체, 스크린 인쇄 장치 및 스크린 인쇄 방법
GB2433916A (en) Method and apparatus for supporting and clamping a substrate
CN109291626A (zh) 丝印装置和丝印机
JPH07276607A (ja) パッド印刷機のインキ転写装置
JP3128719B2 (ja) 薄膜供給装置
CA2279713A1 (en) Pallet mounting for screen printing machines
JP2001141747A5 (ja)
US5658122A (en) Electronic-component supplying system
JP4133760B2 (ja) 輪転印刷機のインキ壷装置
JP2002011851A (ja) 輪転印刷機のインキ壷装置
WO2004012943A3 (en) Printing apparatus and methods
WO2006038331A1 (ja) ドクタブレード取付装置及びドクタブレード取付方法
US5154339A (en) Frame retainer mount used in bonding machines
JPH10309795A (ja) クリーム半田印刷機
ATE254538T1 (de) Trägerbefestigung für siebdruckmaschinen
KR200419958Y1 (ko) 스크린 프린터용 제판 간격 조절기
JP2000269685A (ja) テープフィーダ
JP2001047598A (ja) 印刷機
JP3003122B2 (ja) スクリーン印刷機
JP3084376U (ja) スキージセッティング治具
CN221457062U (zh) 一种印刷机的定位夹具
JP2005059381A (ja) スキージヘッド
JP3858787B2 (ja) インクジェット式記録装置
CN115816324A (zh) 一种柔性电路板夹具
JP4682547B2 (ja) パンチピンのθ方向位置調整装置およびパンチングマシン