JPH07276237A - 大型構造物の遮蔽装置 - Google Patents

大型構造物の遮蔽装置

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JPH07276237A
JPH07276237A JP6630394A JP6630394A JPH07276237A JP H07276237 A JPH07276237 A JP H07276237A JP 6630394 A JP6630394 A JP 6630394A JP 6630394 A JP6630394 A JP 6630394A JP H07276237 A JPH07276237 A JP H07276237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielding
carriage
frame
work
curtain
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6630394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kitada
陽一 北田
Ko Sunami
洸 角南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyu Inc
Nippon Steel Anti Corrosion Co Ltd
Original Assignee
Sankyu Inc
Nittetsu Anti Corrosion Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyu Inc, Nittetsu Anti Corrosion Co Ltd filed Critical Sankyu Inc
Priority to JP6630394A priority Critical patent/JPH07276237A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮蔽用資材を削減する。 【構成】 橋梁トラス1の上部に該トラス1の長手方向
に沿って移動する台車12を取り付け、この台車12
に、橋梁トラス1のサンドブラストすべき領域の作業空
間のみを局部的に覆う遮蔽幕12を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁トラス等の大型構
造物の架構にサンドブラストや溶接、塗装などの作業を
する際に利用する大型構造物の遮蔽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、橋梁トラスにおいてサンドブラス
トなどの作業をする際には、図3に示すように、橋梁ト
ラス1のブラスト施工範囲全体に架設資材2を取り付け
て、防塵用の遮蔽幕3で施工範囲全体を覆っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、全面遮蔽し
ていたので、次のような問題があった。 (1)架設資材および遮蔽幕の量が膨大になる。 (2)塗装作業を同じ遮蔽空間内で行うことになるた
め、塗装作業との区分がしにくく塗装品質の低下を招き
やすい。また、塗装作業者が粉塵環境にさらされる。 (3)風荷重を広い遮蔽幕で受けるため、倒壊の危険性
がある。
【0004】本発明は、上記事情を考慮し、遮蔽に必要
な資材を削減することができ、サンドブラスト等の作業
が行なわれる環境を塗装環境から区分することができ、
さらに風荷重に対する倒壊の危険を軽減することのでき
る大型構造物のサンドブラスト用遮蔽装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の遮蔽装
置は、大型構造物の架構に該架構に沿って移動する台車
を装備し、この台車に前記架構の作業領域の作業空間の
みを局部的に覆う遮蔽材を搭載したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の遮蔽装置は、前記遮蔽材
で覆われた作業空間内の空気を排気する排気装置を付設
したことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明の遮蔽装置は、前記台車
を、前記架構上に敷設した仮設軌条に沿って移動自在に
設けたことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明の遮蔽装置は、前記台車と
並走可能にサンドブラスト設備を設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、遮蔽材により作業範囲を
局部的に覆ったので、ブラスト作業範囲外への粉塵の飛
散を防ぎながら、遮蔽材内で作業を行うことができる。
遮蔽材で覆った範囲の作業が終了したら、台車を動かし
て遮蔽材を移動し、次の範囲で作業する。
【0010】請求項2の発明では、遮蔽材で覆った空間
を必要に応じて排気することができる。
【0011】請求項3の発明では、台車が仮設軌条に沿
って走ることにより、遮蔽材を仮設軌条に沿って移動す
ることができる。
【0012】請求項4の発明では、ブラスト施工箇所が
移動するたびに、遮蔽材と共にサンドブラスト設備を移
動させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は横断
面図である。橋梁トラス(架構)1は略水平に架け渡さ
れており、橋梁トラス1の上部に実施例の遮蔽装置10
が載置されている。ここでは、架設しにくい橋梁トラス
1の上部のみを移動式の遮蔽幕(遮蔽材)11で覆うよ
うにしており、側面部は従来と同様の架設資材2と遮蔽
幕3で覆うようにしている。
【0014】遮蔽装置10は、台車12と、台車12に
搭載された遮蔽幕11とを有している。台車12は、2
本の架設軌条13上を少なくとも4つの車輪12aを転
がして移動するものである。なお、移動のための駆動装
置を台車12に設けるのは任意である。また、車輪12
aは、脱輪しないように架設軌条13に係合させるのが
望ましい。
【0015】2本の架設軌条13は、それぞれ橋梁トラ
ス1を構成する2本の上弦材1a,1aの上面に取り付
けられている。台車12の中央には、橋梁トラス1の所
定の作業領域をブラストするのに十分な作業空間が確保
されており、その作業空間を覆うようにフレーム14が
架設され、該フレーム14に遮蔽幕11が張り付けられ
ている。遮蔽幕11の下端は、できるだけ隙間ができな
いようにして、上弦材1a,1aを避けて下方に垂れ下
がっている。また、遮蔽幕11には排気口15が設けら
れ、該排気口15は、排気集塵装置(排気装置)16に
図示略のダクトを介して接続されている。
【0016】排気集塵装置16は、台車12の前あるい
は後に連結された移動ステージ17上に設置されてい
る。この移動ステージ17は、台車12と共に架設軌条
13上を並走するものであり、この移動ステージ17上
にはサンドブラスト設備30としてのコンプレッサ1
8、ブラストタンク19、発電機20、珪石ストッカ2
1等が設置されている。
【0017】次に作用を説明する。ブラスト作業を行う
場合は、まず作業しようとする場所に台車12を移動
し、遮蔽幕11で作業空間を覆い隠す。そして、この状
態で遮蔽幕11内でブラスト作業を行う。ついで、当該
箇所のブラスト作業が終了したら、次のブラストすべき
箇所に台車12を移動して、同様にブラスト作業を行
う。その際、必要に応じて排気口15から排気すること
により、遮蔽幕11内の環境を良好に保つ。
【0018】この遮蔽装置10を用いた場合、橋梁トラ
ス1の上部の作業箇所のみを局部的に遮蔽幕11で覆う
だけであるから、特に架設しにくいトラス上部に最小の
遮蔽幕を設けるだけですむ。従って、風荷重を受ける範
囲を最小にすることができ、塗装作業環境とブラスト環
境とをはっきり区分することができる。また、台車12
の移動は架設軌条13に沿って行うので、安定した姿勢
で遮蔽幕11を作業箇所に移動することができる。ま
た、サンドブラスト設備30を移動ステージ17上に搭
載しているから、台車12と一緒に動かしながら、作業
を進めることができ、作業しやすい。
【0019】なお、上記実施例では、台車12に設けた
遮蔽幕11で、橋梁トラス1の上部のみを局部的に覆う
場合を示したが、橋梁トラス1の側面や下面を全部移動
式の遮蔽幕で覆うようにしてもよい。その場合、台車を
別に設けてもよい。また、橋梁トラス1以外の大型架構
をサンドブラストする場合にも、もちろん本発明は適用
可能である。また、遮蔽幕11以外の遮蔽材で作業空間
を覆ってもよい。さらに本発明は、サンドブラストのみ
ならず、溶接、塗装などの作業が行なわれる作業領域の
遮蔽にも適用することができる。なお、遮蔽材の一部に
透明な窓を設け、これを明りとりとして利用して、内部
の採光を確保するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、台車に作業範囲のみを局部的に覆う遮蔽材を搭
載し、作業箇所の移動に伴って遮蔽箇所を移動できるよ
うにしたので、施工範囲全体を遮蔽材で覆う必要がな
く、その分、遮蔽用資材の数量削減を図ることができ
る。また、ブラスト範囲のみを遮蔽材で覆うので、塗装
環境と完全に区分することができ、塗装品質の向上と塗
装作業者の作業環境の保全を図ることができる。また、
全体を覆うのではなく、局部的に作業する箇所だけ遮蔽
材で覆うので、風荷重による倒壊のおそれもない。特に
強風時には、少ない量の遮蔽材を簡単に取り外すことも
できるので、一層安全性を高めることができる。
【0021】請求項2の発明によれば、遮蔽材で覆った
空間を必要に応じて排気することができるので、排気装
置により集塵しながら、作業を行うことができる。従っ
て、ブラスト作業環境を良好に保つことができる。
【0022】請求項3の発明によれば、台車を仮設軌条
に沿って移動するようにしたので、橋梁トラスの上部な
どの不安定な場所でも、安定した姿勢で遮蔽材を移動す
ることができる。
【0023】請求項4の発明によれば、ブラスト施工箇
所が移動するたびに、遮蔽材と共にサンドブラスト設備
を移動させることができるので、作業しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の横断面図である。
【図3】橋梁をサンドブラストする際の従来の遮蔽装置
を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 橋梁トラス(架構) 11 遮蔽幕(遮蔽材) 12 台車 13 架設軌条 16 排気集塵装置(排気装置) 30 サンドブラスト設備

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型構造物の架構に該架構に沿って移動
    する台車を装備し、この台車に前記架構における作業領
    域の作業空間のみを局部的に覆う遮蔽材を搭載したこと
    を特徴とする大型構造物の遮蔽装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の大型構造物の遮蔽装置に
    おいて、前記遮蔽材で覆われた作業空間内の空気を排気
    する排気装置を付設したことを特徴とする大型構造物の
    遮蔽装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の大型構造物の遮蔽装置に
    おいて、前記台車を、前記架構上に敷設した仮設軌条に
    沿って移動自在に設けたことを特徴とする大型構造物の
    遮蔽装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の大型構造物の遮蔽装置に
    おいて、前記台車と並走可能にサンドブラスト設備を設
    けたことを特徴とする大型構造物の遮蔽装置。
JP6630394A 1994-04-04 1994-04-04 大型構造物の遮蔽装置 Withdrawn JPH07276237A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6630394A JPH07276237A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 大型構造物の遮蔽装置

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JP6630394A JPH07276237A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 大型構造物の遮蔽装置

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JPH07276237A true JPH07276237A (ja) 1995-10-24

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ID=13311915

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JP6630394A Withdrawn JPH07276237A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 大型構造物の遮蔽装置

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JP (1) JPH07276237A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101400278B1 (ko) * 2012-09-13 2014-05-27 삼성중공업 주식회사 블라스트 작업용 후드
JP2019214869A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 英資 片山 局部防食装置及びスポットリフレ工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101400278B1 (ko) * 2012-09-13 2014-05-27 삼성중공업 주식회사 블라스트 작업용 후드
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Effective date: 20010605