JP2775613B2 - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP2775613B2 JP3248789A JP3248789A JP2775613B2 JP 2775613 B2 JP2775613 B2 JP 2775613B2 JP 3248789 A JP3248789 A JP 3248789A JP 3248789 A JP3248789 A JP 3248789A JP 2775613 B2 JP2775613 B2 JP 2775613B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋上の機器設置空間のまわりに設置機器を
隠蔽するための壁部材を設けた建築物に関する。
〔従来の技術〕
第8図に示すように、建築物の屋上には、各種の空調
用機器21等が多く設置され、かつ一般に、設置機器21の
目隠しをするために機器設置空間Pのまわりに壁部材22
が設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記の機器21は、建築物Aの建築時に同時
に設置されることが殆どであって、建築時であれば例え
ば建築用のクレーン等の重機Bを利用して機器21の搬入
設置を容易に行うことができるが、後々における機器21
の配置変更や機器の交換あるいは機器の新規導入等に際
して、周辺に建築物が密集していたり交通量が増加して
いたりする等、周辺事情が一変しているような場合に、
重機の乗り入れ時間帯に制約を受けたり或いは乗り入れ
そのものが不可能であったりすることがあった。
また、建築物の外壁のまわりの諸作業、例えば壁面や
ガラス窓のクリーニング作業や壁部分の補修作業などの
ために、作業用かご足場23を昇降させるための自走台車
24を屋上に設ける場合において、前記目隠しのための壁
部材22が屋上のまわりに存在するために、台車走行用の
フレーム25を前記壁部材22の内側に設ける必要があり、
そのためのコストが高くつくだけでなく、広いスペース
を無駄にする点で改善の余地があった。
本発明は、周辺事情の悪化にかかわらず機器の導入等
が容易に行える建築物を提供することを第1の目的とし
ており、そして第2の目的は、上記第1の目的を達成し
た上で、そのための構成を有効に利用して、スペースの
無駄を最小限に抑えながら建築物外壁のまわりの作業を
行えるようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するために本第1発明は、屋上
の機器設置空間のまわりに設置機器を隠蔽するための壁
部材を設けた建築物において、前記壁部材の内側に、相
対向する壁部材に沿わせてレールを敷設すると共に、当
該レールには、上下伸縮自在に構成した一対の脚体と両
脚体間に架設した上部フレームとから成る走行自在な門
型フレームを搭載し、かつ、前記上部フレームに機器昇
降用クレーンの走行用レールを設けて、該機器昇降用ク
レーンが吊り下げた機器を建築物外方の機器昇降位置と
前記機器設置空間内とにわたって移送可能に構成すると
共に、前記クレーン走行用レールを前記壁部材よりも内
側に引退可能に構成する一方、該レールを前記壁部材よ
りも内側に引退させた状態で前記門型フレームの脚体を
収縮させることにより、前記門型フレームの上部フレー
ムを前記壁部材の上縁よりも下方に隠蔽可能に構成した
点に特徴を有する。
そして、第2の目的を達成するために本第2発明は、
上記第1の目的を達成するために成された建築物におい
て、前記上部フレームの上部にレールを設けると共に、
当該レールには、建築物外壁まわりの作業用かご足場を
駆動昇降させるための自走台車を搭載し、かつ、当該自
走台車の足場吊り下げ用アームを縦軸まわりで旋回自在
に構成した点に特徴を有する。
〔作用〕 本第1発明の建築物によれば、建築物内外での機器の
吊り下げ昇降と、該吊り下げた機器の建築物内外への移
送が機器昇降用クレーンによって行われると共に、前記
吊り下げた機器の横移送が前記門型フレームの走行によ
って達成される。
また、前記クレーン走行用フレームレールを壁部材の
内側に引退させ、かつ、前記門型フレームの脚体を収縮
させることで、前記門型フレームの全体が壁部材の内部
に隠蔽される。
本第2発明によれば、上記第1発明に加えて更に、前
記門型フレームと自走台車を走行させ且つ作業用かご足
場を昇降させることで、当該作業用かご足場建築物外壁
の全面にわたって移動される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、
第1図乃至第3図は建築物Aの屋上部分を示し、第4図
は建築物Aの平面を示すものであって、図において、1
は建築物Aの外壁2に連ねて屋上の周部に設けられた壁
部材で、前記屋上の機器設置空間Pに設置される空調設
備等の機器3を隠蔽するためのもので、前記機器設置空
間Pには機器設置架台4が設けられている。
5は前記建築物Aの巾方向で相対向する前記壁部材1
に沿わせて屋上に敷設された一対のレールで、この一対
のレール5には自走自在に構成された門型フレーム6が
搭載されている。
上記の門型フレーム6は、上下伸縮が自在な一対の脚
体7と両脚体7間に架設した上部フレーム8から成り、
かつ、第5図にも示すように前記脚体7は、前記レール
5上を転動する走行用と転倒防止用の車輪9を備えた箱
状の下部脚体7aに、枠組みされた門型の上部逆脚体7bを
挿入すると共に、当該上部脚体7bを上下に伸縮させるた
めの例えばシリンダ10を設けて成るものであって、前記
脚体7を伸縮させることで、前記門型フレーム6の全体
が前記壁部材1によって隠蔽される状態(第2図参照)
Xと、前記上部フレーム8が壁部材1の上方に突出する
状態(第3図参照)Yとに切り換えるように構成されて
いる。
11は機器昇降用クレーン12が走行するためのクレーン
走行用のレールであって、第6図および第7図にも示す
ように、前記門型フレーム6の上部フレーム8に対して
長手方向に駆動移動自在に設けられ、前記上部フレーム
8に前記突出状態Yに切り換えた状態で当該レール11の
端部を前記壁部材1の外方に突出させることで、前記機
器昇降用クレーン12が吊り下げた機器3を建築物外方の
機器昇降位置と前記機器設置空間P内とにわたって移送
(第3図参照)できるように構成されている。
13は前記上部フレーム8の上部に設けられた一対の台
車走行用レールであって、縦軸14まわりで駆動旋回自在
な旋回台15を備えた自走台車16が搭載され、かつ前記旋
回台15には、建築物外壁2まわりの作業用かご足場17を
吊り下げ支持するためのアーム18と、当該作業用かご足
場17を駆動昇降させるための駆動手段(図外)が設けら
れている。
上記の構成によれば、前記脚体7を必要に応じて伸長
させた状態で、前記機器昇降用クレーン12ならびに門型
フレーム6を走行させることで、前記機器昇降用クレー
ン12によって吊り下げた機器3を機器設置空間Pの任意
の場所に移動させることができる。
あるいは、前記脚体7を伸長させて上部フレーム8を
前記突出状態Yにすると共に、前記クレーン走行用レー
ル11の端部を前記壁部材1の外方に突出させ、かつ、該
レール11に沿わせて前記機器昇降用クレーン12を建築物
外方の機器昇降位置と機器設置空間Pとにわたって走行
させることで、前記機器設置空間Pに対する機器3の搬
入または搬出が行える。
従って、前記機器設置架台4に設置した機器3の配置
変更や、新規機器の導入あるいは交換等の機器3の吊り
下げの作業を、重機に頼ることなく建築物Aまわりの任
意の場所において行うことができ、しかも、前記クレー
ン走行用レール11を前記壁部材1よりも内側に引退させ
た状態で前記脚体7を収縮させ、前記門型フレーム6の
全体を壁部材1の内方に隠蔽させることで、建築物Aの
外観を見栄え良くすることができる。
そして又、前記自走台車16のアーム18に作業用かご足
場17を吊り下げた状態で、前記自走台車16を上部フレー
ム8の長手方向一端側(又は他端側)に移動させ、か
つ、前記作業用かご足場17の昇降と前記門型フレーム6
の走行を行わせることで、前記建築物Aの一側全面(又
は他側全面)の外壁2に対する各種の作業を行うことが
できると共に、前記門型フレーム6を建築物Aの長手方
向端部に移動させて、前記旋回台15を90度旋回させるこ
とで、前記建築物Aの端部全面の外壁2に対する各種の
作業を行うことができ、即ち、前記建築物Aの外壁2全
面にわたる各種の作業を行うことができる。
尚、建築物の柱・梁から成る躯体が構築された段階で
該躯体の屋上対応部位に、前記機器昇降用クレーン12を
備えた門型フレーム6を予め走行自在に設置する形態を
とることで、前記機器昇降用クレーン12を工事用のクレ
ーンとして利用でき、例えば外壁PCa版の揚上・取り付
け、その他、仕上材や建築用設備機器の揚上・搬入など
の作業に供させることができる。
又、前記脚体7を収縮させる際には、前記クレーン走
行用のレール11を必ず引退状態にすることが安全面で重
要であり、かゝる安全を図る上で、前記クレーン走行用
レール11が引退されていないときには前記脚体7を収縮
させ得ないように、前記脚体7の収縮をインターロック
させるようにすることが好ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本第1発明の建築物によれば、機
器昇降用クレーンによる建築物内外での機器の吊り下げ
昇降と吊り下げ機器の建築物内外への移送、ならびに、
前記門型フレームによる前記吊り下げ機器の横移送を行
わせることで、屋上に設置された機器の配置変更や新規
機器の導入あるいは交換等の作業を、重機に頼ることな
く建築物まわりの任意の場所において簡易に行うことが
できるのである。
しかも、前記クレーン走行用レールを前記壁部材より
も内側に引退させ且つ前記門型フレームの脚体を収縮さ
せることで、前記門型フレームの全体を壁部材の内方に
隠蔽させることができ、建築物の外観を従来通り見栄え
の良い状態にすることができる。
そして本第2発明によれば、上記第1発明の効果に加
えて更に、前記門型フレームを有効に利用して、これに
アーム旋回の自在な自走台車を設けて、当該アームに作
業用かご足場を吊り下げ、かつ、前記門型フレームと自
走台車の走行ならびに作業用かご足場の昇降と旋回を行
わせて、当該作業用かご足場は建築物の外壁全面にわた
って移動させることにより、当該建築物外壁まわりの各
種作業も行うことができるようになり、しかも、前記門
型フレームの脚体を巾狭に構成することができることか
ら、該門型フレームの走行上のスペースを極めて狭くで
き、屋上スペースの無駄を最小限に抑えることができる
に至ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は建築物の屋上部分の斜視図、第2図は脚体を収
縮させた門型フレームを主体に示す屋上部分の縦断側面
図、第3図は脚体を伸長させた門型フレームを主体に示
す屋上部分の縦断側面図、第4図は建築物の平面図であ
る。 第5図は門型フレームの脚体下部の断面図、第6図は自
走台車と共に示す門型フレーム上部の正面図、第7図は
機器昇降用クレーンを示す正面図である。 そして第8図は、従来例を示す屋上部分の縦断側面図で
ある。 1……壁部材、3……機器、5……門型フレーム走行用
レール、6……門型フレーム、7……脚体、8……上部
フレーム、11……クレーン走行用レール、12……機器昇
降用クレーン、13……台車走行用レール、14……縦軸、
16……自走台車、17……作業用かご足場、18……アー
ム、P……機器設置空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−19366(JP,A) 実開 昭54−74467(JP,U) 特公 昭50−10441(JP,B1) 実公 昭48−6278(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋上の機器設置空間のまわりに設置機器を
    隠蔽するための壁部材を設けた建築物において、前記壁
    部材の内側に、相対向する壁部材に沿わせてレールを敷
    設すると共に、当該レールには、上下伸縮自在に構成し
    た一対の脚体と両脚体間に架設した上部フレームとから
    成る走行自在な門型フレームを搭載し、かつ、前記上部
    フレームに機器昇降用クレーンの走行用レールを設け
    て、該機器昇降用クレーンが吊り下げた機器を建築物外
    方の機器昇降位置と前記機器設置空間内とにわたって移
    送可能に構成すると共に、前記クレーン走行用レールを
    前記壁部材よりも内側に引退可能に構成する一方、該レ
    ールを前記壁部材よりも内側に引退させた状態で前記門
    型フレームの脚体を収縮させることにより、前記門型フ
    レームの上部フレームを前記壁部材の上縁よりも下方に
    隠蔽可能に構成してあることを特徴とする建築物。
  2. 【請求項2】前記上部フレームの上部にレールを設ける
    と共に、当該レールには、建築物外壁まわりの作業用か
    ご足場を駆動昇降させるための自走台車を搭載し、か
    つ、当該自走台車の足場吊り下げ用アームを縦軸まわり
    で旋回自在に構成してある請求項(1)に記載の建築
    物。
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