JPH072756Y2 - 洗面台などの排水管接続構造 - Google Patents

洗面台などの排水管接続構造

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JPH072756Y2
JPH072756Y2 JP14392889U JP14392889U JPH072756Y2 JP H072756 Y2 JPH072756 Y2 JP H072756Y2 JP 14392889 U JP14392889 U JP 14392889U JP 14392889 U JP14392889 U JP 14392889U JP H072756 Y2 JPH072756 Y2 JP H072756Y2
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JP
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drainage
pipe
continuation
washbasin
pipes
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JP14392889U
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JPH0383275U (ja
Inventor
晃 久田
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、主に、集合住宅などへ設置される洗面台など
(洗面化粧台を含む)に対して排水用の配管をするため
の構造に関するものである。
(従来の技術) 最近建築される集合住宅(殊にマンション)にあって
は、主に、日当たり条件や見晴らし環境などに主眼をお
いて各居住区画内の広さや間取りなどを変えてあり、場
合によっては、付帯設備の内容を異ならせていることも
あった。そのため、洗面台の設置を予測して設けられた
設定箇所と、該洗面台からの排水を受け取るために建物
躯体側に配管された排水管とが、各居住区画ごとにまち
まちの位置関係を有するようになっていた。これを図示
すれば、第3図及び第4図の如くである。すなわち、第
3図に示す如く、洗面台1の下部キャビネット2内に
は、排水トラップ部3が収納されているのが普通である
が、該排水トラップ部3の未接続管端部3aと、建物躯体
側に配管された排水管4の排水受口4aとの両者間にあっ
て、横引寸法l及び落差寸法hに多大な寸法幅(100〜4
00mm)があり、更に、第4図に示す如く、両者の出入寸
法bにも多大な寸法幅が生じていた。そこで従来は、集
合住宅の建築現場へ長尺のパイプ材やエルボ(いずれも
図示省略)を持ち込み、これらを適宜長さに切断した上
で両者(3,4)間を配管することが行われていた。
(考案が解決しようとする課題) 言うまでもなく、従来の配管作業は極めて困難であり且
つ面倒であった。しかも、洗面台1の下部キャビネット
2には、その側面板2aに大径のパイプ挿通孔5(第4図
参照)を穿設しなければならず、施工後の見栄えに劣る
ものであった。なお、このパイプ挿通孔5の穿設作業に
ついても、その建築現場を確かめた上でないと実行でき
ないため、現場作業がますます面倒なものとなってい
た。ところで、このような欠点を解決するためであった
としても、洗面台1の排水トラップ部3と建物躯体側の
排水管4との接続に、フレキシブルな蛇腹パイプなどを
用いることはできなかった。なぜなら、蛇腹パイプなど
では、それ自体の撓みなどによって内部に水溜り部が形
成されるおそれがあるからである。このような水溜り部
は、排水流が生じた場合にサイフォン作用を生起させる
原因となり、洗面台1の排水トラップ部3内での水封作
用を破壊することにもなりかねないのである。結局、従
来は、パイプ材などを用いた現場施工しか対応措置がな
く、それでも対応しきれない場合には、洗面台1の排水
トラップ部3についてもその垂下長さを調節するなどの
作業が必要になっていた。そのため、集合住宅へ洗面台
1を納入する時点では、排水トラップ部3を取り付けて
おくか否かについても判明しないのであって、洗面台1
の仕様を1点に絞ることすら、容易ではなかった。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、洗面台の排水トラップ部と建物躯体側排水管との配
管作業が極めて簡単にできるようにし、しかも、洗面台
に関する仕様(排水トラップ部の有無など)は、当初か
ら決定しておくことができるようにした、洗面台などの
新規な排水管接続構造(以下、本案構造という)を提供
することを目的とする。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 本案構造の要旨とするとろは、洗面台などの下部キャビ
ネット内に収納された排水トラップ部と該下部キャビネ
ットの外部側面へ向けて配設された建物躯体側の排水受
口とを配管接続する構造において、L字状に曲折された
2本の排水継続管を備え、一方の排水継続管は曲折部を
前記下部キャビネットの外部へ露出させて排水トラップ
部へ接続され、他方の排水継続管は建物躯体側の排水受
口へ接続され、両排水継続管の未接続管端部相互は一軸
状を成す如く接続されている点にある。
(作用) 洗面台の排水トラップ部へ接続される排水継続管は、該
排水トラップ部への挿入量を調節することにより、その
横引方向の寸法を自由に決定できる。また、建物躯体側
の排水受口へ接続される排水継続管についても同様に、
その横引方向の寸法を自由に決定できる。しかも、双方
の排水継続管は、各接続部を中心とした回動方向への調
節が自由に行えるものである。そのため、両排水継続管
において、それらの未接続管端部相互が、互いに一軸状
を成す如く接続させるのは簡単であり、その接続のため
の長さ調節も簡単に行える。
(実施例) 以下、本考案を、その実施例を示す図面に基づいて説明
すると次の通りである。
第1図は、洗面台1に対する本案構造の実施状況を示す
正面図であり、第2図は、その側面図である。本案構造
は、2本の排水継続管6及び7を備えて成る。
2本の排水継続管6及び7は、いずれも、銅などの金属
材や塩化ビニル系樹脂などの樹脂材などによって形成さ
れたL字状の曲折管である。このうち一方の排水継続管
6は、洗面台1の下部キャビネット2内に収納された排
水トラップ部3に対して、その未接続管端部3a(第3図
参照)へ接続されている。また、他方の排水継続管7
は、建物躯体側に配管された排水管4に対して、その排
水受口4a(第3図参照)へ接続されている。第1図に示
す如く、いずれの排水継続管6及び7も、曲折された一
方の管部6a,7aが横引方向の配管に用いられるようにな
り、第2図に示す如く、他方の管部6b,7bが落差方向及
び出入方向の配管に供される如く傾斜して用いられるよ
うになっている。そして、双方の排水継続管6と7と
は、それぞれの傾斜側管部6b,7bの管端相互によって一
軸状を成すように接続されている。なお、第1図に示す
如く、前記排水継続管6は、その曲折部が下部キャビネ
ット2の外部側に位置付けられるようになっており、両
排水継続管6,7の管接続作業が、下部キャビネット2の
外部側で行えるものとしてある。これは、管接続作業の
円滑化を図ると共に、下部キャビネット2の側面板2aへ
穿設する管挿孔8(第2図参照)を、内径の小さなもの
にすることができるうえで有効な措置である。
上記した如く、排水継続管6の傾斜側管部6bと排水継続
管7の傾斜側管部7bとを一軸状に接続するには、まず、
下部キャビネット2内の排水トラップ部3へ排水継続管
6の横引側管部6aを接続する場合の挿入量と、建物躯体
側の排水管4へ排水継続管7の横引側管部7aを接続する
場合の挿入量とを適宜調節し、それぞれの横引寸法A1
びA2の加算長さが、第3図について説明した排水トラッ
プ部3と排水管4との間の横引寸法lに対応するように
しておく。このようにした上で、排水継続管6を、排水
トラップ部3との接続部中心で回動させ、同様に、排水
継続管7を、排水管4との接続部中心で回動させて、両
者の傾斜側管部6b,7b同士が合致する姿勢を割り出す。
そして、両傾斜側管部6b,7bの長さを適宜寸法に切断し
て、その未接続管端部相互を接続すればよい。
(別態様の検討) 排水継続管6と7とを、それらの傾斜側管部6b,7bによ
って接続させるには、カップリング継手,フランジ継手
などの管継手構造を採ることができるものであり、その
他にも、管相互の螺子込み構造や嵌入接着構造などを採
ることができる。このように、本案構造の構成及び形状
は、実施の態様に応じて適宜変更可能である。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係る洗面台など
の排水管接続構造によれば、集合住宅などにあって、洗
面台の設置箇所と建物躯体側に配管された排水管との位
置関係に多大な寸法幅が生じているものであったとして
も、両者の接続は極めて簡単に行えるようになった。そ
のため、建築現場での配管作業は大幅な時間短縮が図ら
れることとなる。また、洗面台において、下部キャビネ
ットの側面板へ穿設する管挿孔も小径なものでよくな
り、施工後の見栄えが悪化することはない。しかも、該
管挿孔は、工場出荷時において既に穿設しておくことが
できるので、現場での配管作業は尚更簡略化される。そ
のうえ、洗面台の仕様は、工場出荷の時点において1点
に絞っておくことができるので、工場側での出荷作業も
円滑となる等、幾多の優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は洗面台に対する本案構造の実施状況を示す正面
図、第2図はその側面図、第3図は洗面台の排水トラッ
プ部と建物躯体側の排水管との位置関係を示す正面図、
第4図はその側面図である。 1……洗面台、2……下部キャビネット 2a……側面板、3……排水トラップ部 4……排水管、4a……排水受口 6,7……排水継続管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗面台などの下部キャビネット内に収納さ
    れた排水トラップ部と該下部キャビネットの外部側面へ
    向けて配設された建物躯体側の排水受口とを配管接続す
    る構造において、L字状に曲折された2本の排水継続管
    を備え、一方の排水継続管は曲折部を前記下部キャビネ
    ットの外部へ露出させて排水トラップ部へ接続され、他
    方の排水継続管は建物躯体側の排水受口へ接続され、両
    排水継続管の未接続管端部相互は一軸状を成す如く接続
    されていることを特徴とする洗面台などの排水管接続構
    造。
JP14392889U 1989-12-12 1989-12-12 洗面台などの排水管接続構造 Expired - Lifetime JPH072756Y2 (ja)

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JP14392889U JPH072756Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 洗面台などの排水管接続構造

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JP14392889U JPH072756Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 洗面台などの排水管接続構造

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Publication Number Publication Date
JPH0383275U JPH0383275U (ja) 1991-08-23
JPH072756Y2 true JPH072756Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=31690677

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JP14392889U Expired - Lifetime JPH072756Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 洗面台などの排水管接続構造

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