JPH07274476A - リニアモータ - Google Patents
リニアモータInfo
- Publication number
- JPH07274476A JPH07274476A JP6079691A JP7969194A JPH07274476A JP H07274476 A JPH07274476 A JP H07274476A JP 6079691 A JP6079691 A JP 6079691A JP 7969194 A JP7969194 A JP 7969194A JP H07274476 A JPH07274476 A JP H07274476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear motor
- mounting member
- motor
- motor mounting
- coil end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイルエンド部で発生した熱を、モータ取付
部材から逃すようにして、巻線部の温度が高くならない
リニアモータを提供する。 【構成】 コイルエンド部に樹脂モールドを施し、該樹
脂モールド面を放熱面として、モータ取付部材に当接さ
せ、コイルエンド部で発生した熱を前記モータ取付部材
から逃すように構成する。また、樹脂にシリカやアルミ
ナを混入させたモールドを行う。
部材から逃すようにして、巻線部の温度が高くならない
リニアモータを提供する。 【構成】 コイルエンド部に樹脂モールドを施し、該樹
脂モールド面を放熱面として、モータ取付部材に当接さ
せ、コイルエンド部で発生した熱を前記モータ取付部材
から逃すように構成する。また、樹脂にシリカやアルミ
ナを混入させたモールドを行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば搬送装置に用い
られるリニアモータに関し、更に詳述すれば効率良く放
熱できるリニアモータに関する。
られるリニアモータに関し、更に詳述すれば効率良く放
熱できるリニアモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】図３ａ，３ｂは従来のリニアモータ一次
側ユニットの構造を示す側面および正面図である。これ
らの図において、積層コア１は、櫛状のスロット２と締
めボルト穴を有する薄ケイ素剛板を、幅方向に多数積み
重ね、それを細長形状のコアおさえ板３、３と、コア締
め通しボルト４およびナット５、５によって、締め付
け、形成される。コイル６は積層コア１のスロット２に
絶縁物を介して所定のピッチと巻数で巻かれており、コ
ア幅方向の両側には積層コア１からはみ出したコイル、
すなわちコイルエンド部７、７が出ている。この構成の
リニアモータ一次側ユニットは図４ａ，４ｂに示すよう
にコイル６の絶縁と、コイルエンド部７の保護のために
樹脂モールド８が施され、目的に応じてアルミや銅ある
いは鉄製のモータ取付部材９、９に取付ボルト１０で固
定される。
側ユニットの構造を示す側面および正面図である。これ
らの図において、積層コア１は、櫛状のスロット２と締
めボルト穴を有する薄ケイ素剛板を、幅方向に多数積み
重ね、それを細長形状のコアおさえ板３、３と、コア締
め通しボルト４およびナット５、５によって、締め付
け、形成される。コイル６は積層コア１のスロット２に
絶縁物を介して所定のピッチと巻数で巻かれており、コ
ア幅方向の両側には積層コア１からはみ出したコイル、
すなわちコイルエンド部７、７が出ている。この構成の
リニアモータ一次側ユニットは図４ａ，４ｂに示すよう
にコイル６の絶縁と、コイルエンド部７の保護のために
樹脂モールド８が施され、目的に応じてアルミや銅ある
いは鉄製のモータ取付部材９、９に取付ボルト１０で固
定される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のリ
ニアモータにおいては次のような欠点があった。すなわ
ち、巻線に流れる電流によって生じる一次銅損とコア鉄
損によって発生する熱は、いずれもモータ取付部材９と
接触するコア１の下面１１を通じてＣ，Ｄからしか放熱
されず、このうち一次銅損による熱は、絶縁物とコア１
を介して伝わるため放熱効果が悪く、とくにコイルエン
ド部７で発生した熱Ａ，Ｂは十分にコア１に伝わらない
ため、巻線部の温度が高くなってしまうという欠点があ
った。
ニアモータにおいては次のような欠点があった。すなわ
ち、巻線に流れる電流によって生じる一次銅損とコア鉄
損によって発生する熱は、いずれもモータ取付部材９と
接触するコア１の下面１１を通じてＣ，Ｄからしか放熱
されず、このうち一次銅損による熱は、絶縁物とコア１
を介して伝わるため放熱効果が悪く、とくにコイルエン
ド部７で発生した熱Ａ，Ｂは十分にコア１に伝わらない
ため、巻線部の温度が高くなってしまうという欠点があ
った。
【０００４】本発明はこのような欠点を解消するために
なされたものであり、コイルエンド部７に設けた樹脂モ
ールド８の表面を放熱面として、モータ取付部材９面に
当接させ、コイルエンド部７で発生した熱をモータ取付
部材９から逃すようにして、巻線部の温度が高くならな
いリニアモータを提供することを目的とする。
なされたものであり、コイルエンド部７に設けた樹脂モ
ールド８の表面を放熱面として、モータ取付部材９面に
当接させ、コイルエンド部７で発生した熱をモータ取付
部材９から逃すようにして、巻線部の温度が高くならな
いリニアモータを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項１ないし請求項３に記載された発明は、
モータ取付部材９と当該モータ取付部材９上に固定され
た積層コア１と当該積層コア１の周囲に巻回されたコイ
ル６とによって構成されたリニアモータにおいて、前記
リニアモータの少なくとも前記コイルエンド部７から前
記モータ取付部材９までの間に樹脂モールド８を施すこ
とを特徴とする。
ために、請求項１ないし請求項３に記載された発明は、
モータ取付部材９と当該モータ取付部材９上に固定され
た積層コア１と当該積層コア１の周囲に巻回されたコイ
ル６とによって構成されたリニアモータにおいて、前記
リニアモータの少なくとも前記コイルエンド部７から前
記モータ取付部材９までの間に樹脂モールド８を施すこ
とを特徴とする。
【０００６】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載のリニアモータにおいて前記モータ取付部材９が平板
であり、請求項３記載の発明はコ字状であることを特徴
とする。
載のリニアモータにおいて前記モータ取付部材９が平板
であり、請求項３記載の発明はコ字状であることを特徴
とする。
【０００７】更に、請求項４記載の発明は、請求項１記
載のリニアモータにおいて、前記樹脂モールド８にシリ
カ及び／又はアルミナを混入させたことを特徴とする。
載のリニアモータにおいて、前記樹脂モールド８にシリ
カ及び／又はアルミナを混入させたことを特徴とする。
【０００８】
【作用】上記のように、前記一次側固定子の少なくとも
コイルエンド部７の前記コイルから平板の前記モータ取
付部材９までの間に樹脂モールド８を施すよう構成され
たリニアモータにあっては、モータの発熱を効率良く伝
導させることが可能となる。
コイルエンド部７の前記コイルから平板の前記モータ取
付部材９までの間に樹脂モールド８を施すよう構成され
たリニアモータにあっては、モータの発熱を効率良く伝
導させることが可能となる。
【０００９】また、コ字状の前記モータ取付部材９を用
いることにより、モータの発熱を更に効率良く伝導させ
ることが可能となる。
いることにより、モータの発熱を更に効率良く伝導させ
ることが可能となる。
【００１０】また、樹脂モールド８にシリカ及び／又は
アルミナを混入させることにより、一層効率の良い放熱
効果を得ることができる。
アルミナを混入させることにより、一層効率の良い放熱
効果を得ることができる。
【００１１】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。図１ａは本発明に係るリニアモータ一次側
ユニットを取り付けた側面図、図１ｂは同正面図であ
る。これらの図において図３に示した各部と共通する部
分については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
て説明する。図１ａは本発明に係るリニアモータ一次側
ユニットを取り付けた側面図、図１ｂは同正面図であ
る。これらの図において図３に示した各部と共通する部
分については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【００１２】図１においてコイルエンド部を保護する樹
脂モールド８は、コア１の下面と同一面まで施されてい
る。この樹脂は高い放熱効果を得るために、必要に応じ
て熱伝導率の高い、アルミナ又はシリカあるいは両者を
混合させて構成する。このようにして構成されたリニア
モータ一次側ユニットは、コア面とモールド樹脂下面が
モータ取付部材に密着するように、ボルト１０で固定さ
れる。
脂モールド８は、コア１の下面と同一面まで施されてい
る。この樹脂は高い放熱効果を得るために、必要に応じ
て熱伝導率の高い、アルミナ又はシリカあるいは両者を
混合させて構成する。このようにして構成されたリニア
モータ一次側ユニットは、コア面とモールド樹脂下面が
モータ取付部材に密着するように、ボルト１０で固定さ
れる。
【００１３】このリニアモータ一次側ユニットの巻線に
流れる電流で生じるコア鉄損によって発生する熱は、コ
ア下面からレール９を通して放熱される。また一次銅損
とくにコイルエンド部７に発生する熱Ａ，Ｂは、コイル
エンド部７を埋めている樹脂８を通して直接レール９、
あるいはモータ取付部材のＥ，Ｆから放熱される。
流れる電流で生じるコア鉄損によって発生する熱は、コ
ア下面からレール９を通して放熱される。また一次銅損
とくにコイルエンド部７に発生する熱Ａ，Ｂは、コイル
エンド部７を埋めている樹脂８を通して直接レール９、
あるいはモータ取付部材のＥ，Ｆから放熱される。
【００１４】このように本実施例によれば、コイルエン
ド部を覆う樹脂モールドの下面から直接レールあるいは
モータ取付部材に熱を伝達して逃すことが出来るため、
放熱効果に優れたリニアモータが得られる。また樹脂モ
ールドにシリカやアルミナなどの材料を混入させて、さ
らに熱伝導を高めることが可能となる。
ド部を覆う樹脂モールドの下面から直接レールあるいは
モータ取付部材に熱を伝達して逃すことが出来るため、
放熱効果に優れたリニアモータが得られる。また樹脂モ
ールドにシリカやアルミナなどの材料を混入させて、さ
らに熱伝導を高めることが可能となる。
【００１５】なお、上記実施例の構成ではリニアモータ
一次側から発生する熱を下面からのみレールあるいはモ
ータ取付部材に逃がしているが、図２に示すようにコイ
ルエンド側面からも放熱できる構造にしてもよい。ま
た、上記実施例においては自然空冷について述べたが、
他の冷却方法例えば強制ファン冷却やヒートパイプと組
み合わせた構成も可能である。また、上記実施例の構成
ではリニアモータ一次側のモールド表面をモータ取付部
材に密着させるため、リニアモータから発生する電磁振
動の抑制効果もある。
一次側から発生する熱を下面からのみレールあるいはモ
ータ取付部材に逃がしているが、図２に示すようにコイ
ルエンド側面からも放熱できる構造にしてもよい。ま
た、上記実施例においては自然空冷について述べたが、
他の冷却方法例えば強制ファン冷却やヒートパイプと組
み合わせた構成も可能である。また、上記実施例の構成
ではリニアモータ一次側のモールド表面をモータ取付部
材に密着させるため、リニアモータから発生する電磁振
動の抑制効果もある。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
コイルエンドを覆う樹脂モールドの下面から直接モータ
取付部材に熱を伝達して逃すことが出来るため、従来よ
り放熱効果に優れた、巻線部の温度が高くならないリニ
アモータが得られる。また樹脂モールドにシリカやアル
ミナなどの材料を混入させて、さらに熱伝導を高めるこ
とが可能となる。
コイルエンドを覆う樹脂モールドの下面から直接モータ
取付部材に熱を伝達して逃すことが出来るため、従来よ
り放熱効果に優れた、巻線部の温度が高くならないリニ
アモータが得られる。また樹脂モールドにシリカやアル
ミナなどの材料を混入させて、さらに熱伝導を高めるこ
とが可能となる。
【００１７】
【図１】この発明の実施例によるリニアモータ一次側ユ
ニットの下面を、モータ取付部材に取り付けた状態を表
す側面図（ａ）と正面図（ｂ）である。
ニットの下面を、モータ取付部材に取り付けた状態を表
す側面図（ａ）と正面図（ｂ）である。
【図２】この発明の実施例によるリニアモータ一次側ユ
ニットの下面と側面を、モータ取付部材に取り付けた状
態を表す正面図である。
ニットの下面と側面を、モータ取付部材に取り付けた状
態を表す正面図である。
【図３】従来のリニアモータ一次側ユニットを表す側面
図（ａ）と正面図（ｂ）である。
図（ａ）と正面図（ｂ）である。
【図４】従来のリニアモータ一次側ユニットにモールド
を施し、モータ取付部材に取り付けた状態を表す側面図
（ａ）と正面図（ｂ）である。
を施し、モータ取付部材に取り付けた状態を表す側面図
（ａ）と正面図（ｂ）である。
１ 積層コア ７ コイルエンド ８ 樹脂モールド ９ モータ取付部材
Claims (4)
- 【請求項１】 モータ取付部材と当該モータ取付部材上
に固定された積層コアと当該積層コアの周囲に巻回され
たコイルとによって構成されたリニアモータにおいて、
前記リニアモータの少なくとも前記コイルのコイルエン
ド部から前記モータ取付部材までの間に樹脂モールドを
施すことを特徴としたリニアモータ。 - 【請求項２】 前記モータ取付部材が平板である請求項
１のリニアモータ。 - 【請求項３】 前記モータ取付部材がコ字状の板である
請求項１のリニアモータ。 - 【請求項４】 請求項１ないし請求項３の前記リニアモ
ータにおいて、熱伝導を良好にするための材料としてシ
リカ及び／又はアルミナを前記樹脂モールドに混入させ
たことを特徴とするリニアモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6079691A JPH07274476A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6079691A JPH07274476A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | リニアモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07274476A true JPH07274476A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13697234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6079691A Pending JPH07274476A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | リニアモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07274476A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998007228A1 (en) * | 1996-08-13 | 1998-02-19 | Sedgewick Richard D | Linear motor with improved coil design and heat removal |
| EP4160881A1 (en) * | 2021-10-01 | 2023-04-05 | Minebea Mitsumi Inc. | Motor |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6079691A patent/JPH07274476A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998007228A1 (en) * | 1996-08-13 | 1998-02-19 | Sedgewick Richard D | Linear motor with improved coil design and heat removal |
| US5959415A (en) * | 1996-08-13 | 1999-09-28 | Richard D. Sedgewick | Linear motor with improved coil design and heat removal |
| EP4160881A1 (en) * | 2021-10-01 | 2023-04-05 | Minebea Mitsumi Inc. | Motor |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4374909B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
| JP5343387B2 (ja) | リアクトル、及びコンバータ | |
| JP4924949B2 (ja) | リアクトル | |
| JP2002191149A (ja) | 回転電機 | |
| JP2001143938A (ja) | 発熱電子部品の固定放熱構造 | |
| JPH04183258A (ja) | リニアモーター | |
| JPH07274476A (ja) | リニアモータ | |
| JP4454270B2 (ja) | 電源装置の放熱構造 | |
| JP2004112961A (ja) | 樹脂モールドモータ | |
| KR100989352B1 (ko) | 플랫 엘리베이터 모터의 스테이터의 고정 방법 | |
| JPH08223719A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
| JPS60118039A (ja) | 冷却装置付きリニアモ−タ | |
| US3411570A (en) | Electrically insulated thermal dissipator | |
| JPS6142264A (ja) | リニアインダクシヨンモ−タの冷却フイン | |
| JPH11162749A (ja) | 変圧器 | |
| JPH08222442A (ja) | 電気車両用冷却装置付リアクトル | |
| JP2002050527A (ja) | 冷却装置付きリアクトル | |
| CN113273323B (zh) | 散热组件及散热组件的装配方法 | |
| JPH02244748A (ja) | ヒートパイプ式放熱器 | |
| JPH04168954A (ja) | 無整流子電動機の固定子 | |
| JPH0351979Y2 (ja) | ||
| JP2005033908A (ja) | 電動工具及び電動工具用モータの固定子 | |
| JPH1080084A (ja) | 突極回転界磁形同期機 | |
| JPH10205861A (ja) | 空気調和機の電子制御装置 | |
| JP3310758B2 (ja) | 直流モータによる始動系に用いられる結線端子 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |