JPH07274310A - 車両停止装置 - Google Patents

車両停止装置

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JPH07274310A
JPH07274310A JP6057385A JP5738594A JPH07274310A JP H07274310 A JPH07274310 A JP H07274310A JP 6057385 A JP6057385 A JP 6057385A JP 5738594 A JP5738594 A JP 5738594A JP H07274310 A JPH07274310 A JP H07274310A
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JP
Japan
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vehicle
moving speed
speed
stop
controlling
Prior art date
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JP6057385A
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English (en)
Inventor
Akio Shoji
秋夫 庄司
Tomio Tadokoro
富男 田所
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07274310A publication Critical patent/JPH07274310A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/22Braking, stopping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/22Braking, stopping
    • B60G2800/226Braking, stopping automatically, based on stopping at a preset or target point position

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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両停止の位置ずれを抑え精度良く停止位置
に止めること。 【構成】 センサS1〜S5(車両位置検出手段)と、
ローラ13(車両移動速度制御回転体)と、機械ブレー
キ40(ブレーキ手段)と、制御手段Sとを設ける。ま
た、上述の装置に車両移動速度読み取り手段を設ける。
この結果、ローラ13の回転速度を制御して車両2の移
動速度を段階的に下げ、停止直前における車両2の移動
速度を極低速の一定速度に制御する。そして、一定位置
に車両2が進んだら機械ブレーキ40を動作させ車両2
を停止させることができる。これにより、停止位置のず
れ量は極僅かとなり、車両2の停止精度を向上すること
ができ無駄時間は消え輸送能力の低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動運行される地上一
次方式リニアモータ駆動車両による貨物輸送に際し、車
両を貨物積降地点における所定位置に停止させる車両停
止装置に係り、特に車両停止の位置ずれを抑え、車両を
精度良く停止位置に止めることができる車両停止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】地上一次方式リニアモータ駆動車両(以
下、車両と記す)は、貨物積降地点で停止し貨物積載装
置との間で貨物の受渡しを行う自動運転を行っている。
かかる自動運転される車両の停止装置は、特開平2−2
14493号公報に記載されているように、停止位置に
ローラを配置し、ローラを車両に接触させてローラを回
転させ、ローラの回転をロータリエンコーダに伝えて車
両の速度、位置を検出し、ロータリエンコーダの検出し
た信号に基づき停止直前にリニアモータにより車両を極
低速の一定速度(0.5km/s前後の速度)で移動さ
せ、停止位置直前の一定位置に車両が到達したらリニア
モータの電源を切り、車両を惰行させて停止させて、最
後に、停止した車両に接触しているローラの軸に電磁ブ
レーキを掛け車両を固定する装置となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両を駆動
する地上一次方式リニアモータにおいては、地上側に設
置しているリニアモータの一次コイルは分散配置とな
る。このため、上述の従来の車両停止装置では、停止直
前における車両の移動速度を極低速の一定速度で移動さ
せようとしても速度にばらつきが生じ、停止位置を細か
く制御することは困難である。また、車両に積載される
積荷の量に応じて制御の対象となる総重量が数トンオー
ダで変動する。このため、停止直前に惰行させ停止させ
ている上述の従来の車両停止装置の技術では、車両の停
止位置は慣性の影響を受けるので上述の積荷重量の変動
が車両の停止位置変動(±50mm程度)の要因となっ
ている。
【0004】以上の要因で、車両の停止位置が貨物積載
装置の許容値(±10mm)よりずれると、車両を停止
した位置より再起動して移動させる位置合わせが必要と
なり、無駄時間が発生し、輸送能力が低下する問題があ
る。
【0005】本発明は、制御の対象となる総重量が数ト
ンオーダで変動しても、車両を精度良く停止させること
ができる車両停止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明(請求項1に記載の発明)の車両停止装置は、地
上側に一次コイルを有し、車両側に二次導体を有する地
上一次方式リニアモータ駆動車両の車両停止装置におい
て、車両の位置検出手段と、車両に接触し車両の移動速
度を制御するための回転体と、ブレーキ手段と、前記車
両位置検出手段の信号により前記回転体の回転数を制御
し更に前記ブレーキ手段を制御する手段とを設けたこと
を特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成する第2の発明(請
求項2に記載の発明)の車両停止装置は、地上側に一次
コイルを有し、車両側に二次導体を有する地上一次方式
リニアモータ駆動車両の車両停止装置において、車両の
位置検出手段と、車両に接触し車両の移動速度を制御す
るための回転体と、ブレーキ手段と、車両の移動速度読
み取り手段と、前記車両位置検出手段および前記車両移
動速度読み取り手段の信号により前記回転体の回転数を
制御し更に前記ブレーキ手段を制御する手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、上記の構成により、まず、車両停止
装置への車両の進入を車両位置検出手段により検出し、
制御手段の作用で、回転体を車両に押し当てる。車両の
移動速度が前記回転体の回転速度より速い場合は車両は
回転体を加速しようとするので回転体はブレーキとして
作用し、車両の移動速度を下げる。車両の移動速度が前
記回転体の回転速度より遅い場合は回転体は車両を加速
し、車両の移動速度を上げる。前記作用により、回転体
の回転速度と車両の移動速度は一致する。次に、車両位
置検出手段で車両の通過位置を検知しながら、車両の通
過位置に基づいて前記回転体の回転速度を変更すること
で車両の移動速度を制御し段階的に速度を下げる。そし
て、停止直前における車両の移動速度を回転体により極
低速の一定速度に制御したうえで一定位置に車両が進ん
だらブレーキを動作させ車両を停止させる。この結果、
ブレーキ動作位置で車両の移動速度は極低速の一定速度
となるので停止位置のずれ量は極僅かとなり、車両の停
止精度を向上することができ無駄時間は消え輸送能力の
低下を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の車両停止装置の一実施例を添
付図面を参照して説明する。図1は平面図、図2は図1
におけるA−A矢視断面図、図3は図1におけるB−B
矢視断面図、図4は図3におけるC−C矢視の部分断面
図、図5は機械ブレーキの平面図、図6は機械ブレーキ
の斜視図である。以下の実施例において符号の添字a、
bはそれぞれ各部品が後述する車両2の進行方向に対し
右側、左側にあることを示す。例えば7aは車両2の進
行方向に対し右側のレール、7bは車両2の進行方向に
対し左側のレール、総称する場合は添字a、bを除きレ
ール7と呼ぶこととする。
【0010】貨物1を自動運搬する車両2は、図1、図
3に示すように、独立台車6でレール7上に支持されて
いる。この独立台車6は、走行車輪4の前後にガイドロ
ーラ5を設けてなり、前記車両2の下面の前後左右4ヵ
所に図示を省略したベアリングを介して取り付けられて
いる。前記車両2が走行するレール7a、7bは、断面
L型形状をなし、台8に固定されている。この台8は支
持路床34に固定されている。
【0011】前記車両2を駆動するリニアモータの一次
コイル10は、レール7a、7bの中央部の支持路床3
4に進行方向に適当な間隔で分散配置されている。リニ
アモータの二次導体であるリアクションプレート9は、
車両2の下面に支持路床34上の一次コイル10と適当
な空隙を持って一次コイル10に対向する位置に配置さ
れ固定されている。
【0012】前記車両2の停止装置(右側の第1停車装
置)3a、(左側の第2停止装置)3bは、図示してい
ない貨物積降装置の近くに図1、図2に示すように、レ
ール7a、7bの外側に対称に設置されている。前記停
止装置3は支持路床34に固定されている架台11に支
持されている。図3に示すように停止装置3には、台車
2に押し付けるローラ13が設けてある。図4に示すよ
うにローラ13は垂直軸16に固定されている。この垂
直軸16は梃子12の凹形の溝部に軸受31、32によ
り回転可能に支持されている。梃子12は図3に示すよ
うに架台11に固定された中空軸28を中心に回転可能
に軸支されている。図1に示すように梃子12の先端に
はバネ21が接続され、そのバネ21の他端にはソレノ
イド19のロッド20が接続されている。梃子12はソ
レノイド19が通電されるとソレノイド19の吸引力に
より水平回転し、車両2の両側面にローラ13をバネ2
1の力で押し付ける。また、ローラ13はギアモータ1
8により駆動される。図3に示すようにギアモータ18
は架台11の下部に設けたブラケット26で支持され、
ギアモータ18の出力軸はフレキシブル継手24で水平
軸25の両端と接続されている。水平軸25は架台11
の下部に設けたブラケット27に回転可能に支持され、
傘歯車23が固定されている。傘歯車23は垂直軸17
の下端に固定されている傘歯車22と噛み合い連動す
る。垂直軸17は中空軸28の内側に軸受29、30を
介して回転可能に支持されており上端には平歯車15が
固定されている。図4に示すように垂直軸16の上端に
は平歯車14が固定され、平歯車14は平歯車15と噛
み合いギアモータ18の回転をローラ13に伝達する。
ギアモータ18は、図3に示すようにモータ18A、ク
ラッチ18B、電磁ブレーキ18Cやギア等を内蔵して
おり、また各ギアモータ18a、18bの出力軸の回転
数はその内蔵するギアの組合せで違えており、ギアモー
タ18bの出力軸における回転数はギアモータ18aの
出力軸における回転数より低くしている。各ギアモータ
18のクラッチ18Bが入ることによりローラ13はそ
のクラッチ18Bが入った側のギアモータ18の出力軸
の回転数に対応した速度で回転する。ギアモータ18a
のクラッチ18Baが入ればローラ13はその外周を速
度V1にて回転し、ギアモータ18bのクラッチ18B
bが入ればローラ13はその外周を速度V2にて回転す
る。本実施例では速度V1、V2の設定値をV1=0.
5km/h、V2=0.1km/hとしている。
【0013】図5、図6に示すように支持路床34側に
は機械ブレーキ40が設けてある。機械ブレーキ40は
ソレノイド41、ブレーキパット42、梃子43、引張
バネ44等よりなり、ソレノイド41が働いていない状
態(未通電時)では引張バネ44の力によりブレーキパ
ット42を車両2の内側に押し当ててブレーキを掛け、
ソレノイド41が働いた状態(通電時)では梃子43に
よりブレーキパット42を内側に移動させてブレーキを
解除する。
【0014】図7に示すように、レール7に沿って車両
の進入方向から貨物積降し装置の方向に向かって順番に
センサS1〜S5が設けてある。また、車両停止装置3
にはシーケンサなどよりなる制御部Sが接続されてい
る。前記のセンサS1〜S5は車両2の位置を検出する
ものであり、センサS1〜S4として非接触型の光電管
スイッチが使用され、センサS5としては非接触型の光
電式近接スイッチが使用され、それらの検出信号は前記
の制御部Sへ送られる。制御部Sは各センサS1〜S5
からの信号に基づき車両停止装置3の制御を行う。セン
サS1〜S4は車両2の通過位置を検出するものであ
り、センサS5は車両2が所望する位置に停止している
かを検出するものである。車両2側にはセンサS5の検
知体(本実施例のように光電式近接スイッチを使用した
ときは反射板)が設けてあり、検知体に対するセンサS
5の検出範囲は車両2の停止位置の許容範囲に一致させ
てある。
【0015】以上のような構成を持つ車両停止装置3の
動作を図7、図8を用いて説明する。図7は車両2とセ
ンサS1〜S5の位置関係による車両停止装置3の各部
における動作チャートを示したものである。図8は車両
停止装置3の動作による車両2の速度変化とセンサS1
〜S5の位置の関係を示したものである。図7に示すよ
うに、車両2が停止位置に向って進んでくると車両2を
センサS1が始めに検出し、センサS1の検出信号によ
り制御部Sはギアモータ18のブレーキ18Cを解除し
(OFF状態)、モータ18Aを起動(ON状態)させ
る。
【0016】さらに、車両2が停止位置に向って進みセ
ンサS2により検出されると、制御部Sは第1車両停止
装置3a側のギアモータ18aの内蔵クラッチ18Ba
を入れる(ON状態)。ギアモータ18aの内蔵クラッ
チ18Baが入ることによりローラ13の外周は始めに
ギアモータモータ18aにより速度V1にて回転する。
ローラ13が第1車両停止措置3a側のギアモータ18
aにより回転しているときは、第2車両停止装置3b側
のギアモータ18bのクラッチ18Bbは切れたまま
(OFF状態)となっている。また、センサS2の検出
信号にて、ソレノイド19を動作させ車両2とローラ1
3を接触させる。車両2の進入する速度が速度V1より
早い場合、車両2はローラ13表面と摩擦しながら移動
しローラ13との摩擦力でギアモータ18aを加速しよ
うとし(この場合ローラ13はブレーキとして作用す
る)、また、車両2の進入する速度が速度V1より遅い
場合、ローラ13は車両2表面と摩擦しながら回転し、
ローラ13と車両2との摩擦力で車両2を加速しようと
する。ギアモータ18aは一定回転数を保とうとするた
め車両2がローラ13に接触することにより車両2の移
動速度は次第に速度V1に近づき、一定距離を進むまで
にローラ13の外周の設定速度V1となる。
【0017】さらに、車両2が停止位置に向い進みセン
サS3により検出されると制御部Sは第1車両停止装置
3a側のギアモータ18aのクラッチ18Baを切り
(OFF状態)、第2車両停止装置3b側のギアモータ
18bのクラッチ18Bbを入れる(ON状態)。第2
車両停止装置3b側のギアモータ18bの内蔵クラッチ
18Bbが入ることによりローラ13の外周は速度V2
にて回転しようとするので、車両2はローラ13の表面
と摩擦しながら移動しローラ13との摩擦力でギアモー
タ18bを加速しようとする。ギアモータ18bは一定
回転数を保とうとするためブレーキ作用が働くので、次
第に車両2の移動速度はV2に近づき、一定距離を進む
までにローラ13の外周の設定速度V2となる。
【0018】車両2がギアモータ18bにより速度V2
にて移動していくと、センサS4により検出される。セ
ンサS4の検出信号により、制御部Sは各モータ18A
の電源を切る(OFF状態)と同時に電磁ブレーキ18
Cを掛け(ON状態)、同時に第1車両停止装置3a側
のギアモータ18aのクラッチ18Baも入れ(ON状
態)2個のギアモータ18にてローラ13を介してブレ
ーキを掛ける。更にこの電磁ブレーキ18Cの動作と同
時に地上側に設けた機械ブレーキ40のソレノイド41
の電源をしゃ断し、機械ブレーキ40を同時に車両2に
作用させ(ON状態)、車両2を貨物積降地点に停止さ
せる。このとき車両2に設けた前述したセンサS5の反
射板によりセンサS5は車両2が所定の位置に停止して
いることを検出し信号を制御部Sに送る。制御部Sはセ
ンサS5の検出信号より、貨物積降装置に車両2の到着
信号を送り貨物1の受渡しを開始する。
【0019】貨物1の受渡し後、車両2を停止位置から
再起動させるときは、機械ブレーキ40を解除(OFF
状態)しギアモータ18のクラッチ18Bを解除(OF
F状態)しリニアモータを駆動して移動を開始する。
【0020】次に、車両2に積載する貨物1の積載重量
による停止位置の影響を図9に示す。荷物1の総重量の
変化があっても車両2はセンサS1〜S4を通過する間
に減速され、移動速度はセンサS4到達までに設定速度
V2となる。設定速度V2は極低速なので、この速度V
2で車両2がセンサS4到達した時に電磁ブレーキ18
Cと同時に機械ブレーキ40を掛けることで車両停止位
置を許容範囲内(±10mm以内)に収めることができ
る。
【0021】従って車両2の進入速度のばらつきや重量
の変動があっても、所望する停止位置直前ではギアモー
タ18bにより常に極低速の一定速度V2(0.1km
/h)で移動しているため、一定の点で電磁ブレーキと
機械ブレーキを動作させて強制的に停止させることによ
り車両を貨物積降装置の許容範囲内(±10mm以内)
で停止させることができる。
【0022】上記の実施例においては、ローラ13の回
転数を変更する手段として回転の異なるギアモータ18
の組合せを用いたが、ローラ13の回転数を変更する手
段として、極数変換モータを使用する、供給電圧を変更
する、インバータを用いて周波数を変更するなど様々な
手段が使用できる。
【0023】また本実施例では、速度制御を2段階とし
たが3段以上の多段階制御としても良い。この場合は、
速度をより細かく制御できるので停止直前の低速移動距
離を短くでき運転効率を向上できる効果や、各停止段階
における速度の変化を小さくできるので停止装置にかか
る負荷を軽減でき高信頼性が得られる効果がある。
【0024】図1乃至図6に示す実施例では速度を2段
階に制御したが、車両2の速度変化を読み取るセンサを
さらに設け、制御部Sのシーケンサに代えてコンピュー
タを設け、前記センサS1などによりローラ13が接触
してから始めの定速度運転に至るまで(一定速になるま
で)に要した時間と前記車両速度変化読み取り手段の車
両2の速度変化とから車両2と貨物1との合計重量を制
御部のコンピュータにて計算し所望する地点で停止する
ように2段目の速度とブレーキを掛けるタイミングを計
算し、制御部Sの計算結果に基づいて2段目の定速度運
転の移動速度やブレーキを掛けるタイミングを制御する
ように構成してもよい。この場合に2段目の定速度運転
の移動速度を変える方法としてはインバータにより周波
数変換を行なう方法や、ギアの組み合わせを変える方法
などがある。この場合は、停止位置をより正確に制御す
ることができる。前記実施例も、3段以上の多段制御と
してもよい。
【0025】また、センサS5の信号に基づいて車両2
の停止した位置が許容値よりずれていたときに制御部S
によりローラ13を駆動させ車両2の位置を自動的に補
正するように構成しても良い。この場合は貨物の積載重
量が積載制限値を超えたり、車両2の進入速度が極端に
速かったり、車両停止装置3の一部に異常を生ずる等
(例えば図1の実施例ではセンサS1〜S4、モータ1
8aやフレキシブル継手24a等に異常を生ずる。)の
原因により車両2の停止した位置を制御しきれずに許容
値より外れるようなことが生じても、車両2の自動運転
を中止すること無く貨物積降地点に移動させることがで
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、自動運行される地上一
次方式リニアモータ駆動車両による貨物輸送において、
貨物積降地点における車両停止の位置ずれを抑え精度良
く停止位置に止めることができる車両停止装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両停止装置の一実施例を示す平面図
である。
【図2】図1のA−A矢視の断面図である。
【図3】図1のB−B矢視の断面図である。
【図4】図3のC−C矢視の部分断面図である。
【図5】図1の実施例における機械式ブレーキ部分を示
す平面図である。
【図6】図5の機械式ブレーキ部分を示す斜視図であ
る。
【図7】図1の実施例の車両2とセンサS1〜S5位置
と車両停止装置3の各部における動作の関係を示したチ
ャートである。
【図8】図1の実施例における車両停止装置3の動作に
よる車両2の速度変化とセンサS1〜S5位置の関係を
示したグラフである。
【図9】図1の実施例における車両2に積載する貨物1
による停止位置の変化を示したしたグラフである。
【符号の説明】
1…貨物、2…車両、3a、3b…停止装置、4…走行
車輪、5…ガイドローラ、6…独立台車、7a、7b…
レール、8…台、9…リアクションプレート、10…一
次コイル、11a、11b…架台、12a、12b…梃
子、13a、13b…ローラ、14a、14b…平歯
車、15a、15b…平歯車、16a、16b…垂直
軸、17a、17b…垂直軸、18a、18b…ギアモ
ータ、18Aa、18Ab…モータ、18Ba、18B
b…クラッチ、18Ca、18Cb…ブレーキ、19
a、19b…ソレノイド、20a、20b…ロッド、2
1a、21b…バネ、22a、22b…傘歯車、23
a、23b…傘歯車、24a、24b…フレキシブル継
手、25…水平軸、26a、26b…ブラケット、27
a、27b…ブラケット、29…軸受、30…軸受、3
1…軸受、32…軸受、34…支持路床、40…機械ブ
レーキ、41…ソレノイド、42…ブレーキパット、4
3…梃子、44…引張バネ、S1、S2、S3、S4、
S5…センサ、S…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G05D 1/02 Q

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上側に一次コイルを有し、車両側に二
    次導体を有する地上一次方式リニアモータ駆動車両の車
    両停止装置において、 車両の位置を検出する車両位置検出手段と、車両に接触
    し車両の移動速度を制御する回転体と、車両を所定位置
    に停止させるブレーキ手段と、前記車両位置検出手段の
    信号により前記回転体の回転数を制御して車両の移動速
    度を制御し、更に前記ブレーキ手段を制御して車両を所
    定位置に停止させる制御手段と、を設けたことを特徴と
    する車両停止装置。
  2. 【請求項2】 地上側に一次コイルを有し、車両側に二
    次導体を有する地上一次方式リニアモータ駆動車両の車
    両停止装置において、 車両の位置を検出する車両位置検出手段と、車両に接触
    し車両の移動速度を制御する回転体と、車両を所定位置
    に停止させるブレーキ手段と、車両の移動速度を読み取
    る車両移動速度読取手段と、前記車両位置検出手段およ
    び前記車両移動速度読み取り手段の信号により前記回転
    体の回転数を制御し、更に前記ブレーキ手段を制御して
    車両を所定位置に停止させる手段と、を設けたことを特
    徴とする車両停止装置。
JP6057385A 1994-03-28 1994-03-28 車両停止装置 Pending JPH07274310A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105073480A (zh) * 2012-11-22 2015-11-18 派拉蒙电影公司 用于地面运输运载装置的再生能量系统
JP2017068593A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立製作所 安全装置、搬送システム、および、搬送方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105073480A (zh) * 2012-11-22 2015-11-18 派拉蒙电影公司 用于地面运输运载装置的再生能量系统
JP2017068593A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立製作所 安全装置、搬送システム、および、搬送方法

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