JPH07273746A - 端末機試験装置 - Google Patents

端末機試験装置

Info

Publication number
JPH07273746A
JPH07273746A JP6062232A JP6223294A JPH07273746A JP H07273746 A JPH07273746 A JP H07273746A JP 6062232 A JP6062232 A JP 6062232A JP 6223294 A JP6223294 A JP 6223294A JP H07273746 A JPH07273746 A JP H07273746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit string
terminal
data
transmission
transmission frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6062232A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kuwabara
清 桑原
Tsutomu Tokuie
努 徳家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP6062232A priority Critical patent/JPH07273746A/ja
Publication of JPH07273746A publication Critical patent/JPH07273746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信時及び受信時における複雑なデータ処理
を省略でき、高速処理素子や高速コンピュータを用いる
ことなく、端末機に対する試験を実施できる。 【構成】 所定のデータ処理手順に従って作成される少
なくとも1つ以上の伝送フレームを構成する各ビット列
8aを記憶する送信フレームメモリ8と、正しい応答デ
ータが含まれる少なくとも1つ以上の伝送フレームを構
成する各ビット列9aを記憶する受信フレームメモリ9
とを設け、試験データ送出時に、送信フレームメモリ8
に記憶された各ビット列8aを送信する。また、端末機
1からの伝送フレーム受信時に、この受信した伝送フレ
ームのビット列と受信フレームメモリに記憶されたビッ
ト列9aと比較し、比較結果に基づいて応答データの良
否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種ホスト装置に有線
回線又は無線回線を介して接続され、ホスト装置に対し
て各種のアクセスを行ったり、ホスト装置からの各種の
指令に応動して所定の動作を行って、その応答をホスト
装置に対して送信する端末機の動作を試験する端末機試
験装置に係わり、特に端末機からの応答信号を解析して
端末機の良否を試験する端末機試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムは、図5に示すよう
に、自動車電話機や携帯電話機等の移動端末機1と、こ
の移動端末機1と無線回線を介して通信する基地局2
と、例えば一般電話機3からの呼出しに応じて移動端末
機1に対して呼制御等を行う電話回線網4とで構成され
る。
【0003】このような移動端末機1の動作や機能を試
験する端末機試験装置の動作を説明する。
【0004】端末機試験装置は、移動端末機1が通常使
用されている場合と同様の各種制御情報を試験データと
して無線回線を介して移動端末機1へ送信する。移動端
末機1はこの試験データを受信すると、この試験データ
が指定する動作を行い、その結果として、必要あらば、
端末機試験装置へ所定の制御情報を応答データとして返
信する。端末機試験装置は移動端末機1から受信した応
答データが正常か否かを判断する。
【0005】また、端末機試験装置は、移動端末機1の
ダイヤルキー等が配設された操作パネルを操作したとき
にこの移動端末機1がパネル操作に対応する制御情報
(応答データ)を送信することを、発信、着信、切断等
の動作に応じた例えばRCR(電波システム開発セン
タ)の規格STD=27Bに規定された一連の試験シー
ケンスに従って確認する。
【0006】端末機試験装置は試験対象の移動端末機1
に対しては一種の擬似基地局の機能を有するので、この
端末機試験装置と試験対象の移動端末機1との間で送
信,受信される試験データ及び応答データは、当然、正
規の基地局2との間で送受信される伝送手順(プロトコ
ル)に従って実施される。
【0007】具体的には、移動端末機1と基地局2との
間のデータ伝送は、図7に示すように、送信すべきデー
タを複数に分割して、280ビットフレーム長さからな
るバースト信号(6.6ms) 5にそれぞれ組込んで、TDM
A方式で送信する。
【0008】よって、制御情報(試験データ)をバース
ト信号5に組込んだり、バースト信号5から必要な制御
情報(応答データ)を抽出する場合には複雑なデータ処
理手順が必要である。
【0009】例えば日本のデジタル方式自動車電話シス
テムにおいては、試験データや応答データ等の制御情報
はISOに規定されている7層モデルのレイヤ3メッセ
ージに相当し、レイヤ3メッセージは1つ又は複数のレ
イヤ2メッセージに変換され、レイヤ2の提供するデー
タリンクプロトコルに従って伝送される。
【0010】例えば端末機試験装置から移動端末機1へ
一つの制御情報(試験データ)を送信する場合は、その
制御情報(試験データ)をレイヤ2メッセージとして送
信するが、図6(a)に示すデータ処理を実行した後、
バースト信号5として送信する。
【0011】より具体的に説明すると、メッセージのデ
ータを一つのバースト信号5に組込むことができる基準
固定長さに分割する。次に各基準固定長のデータに対し
てCRC符号を付加し、BCH誤り訂正符号を付加し、
ビットの位置を入替えるビットインターリーブを実行
し、データのスクランブル処理を行い、さらに、同期ワ
ードやカラーコードを付加する。そして、このデータ処
理後のデータをディジタル変調し、送信部によって送信
する。
【0012】また、このようなデータ処理が施されたビ
ット列を有するバースト信号5(伝送フレーム)を受信
すると、図6(b)に示す、送信時の逆データ処理を順
番に実行して、最終のレイヤ2のメッセージを抽出す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、端末
機試験装置が移動端末機1へ制御情報(試験データ)を
送信したり、移動端末機1から制御情報(応答データ)
を受信した場合は、正規の基地局2と同様な上述した各
データ処理を実行する必要がある。
【0014】しかし、図7に示したように、各バースト
信号5の送信間隔は20msと非常に短く、この期間内に
図6に示した各データ処理を実行するためには、かなり
高速の処理機能を有したコンピュータが必要であった。
また、データ処理プログラムも複雑化する。
【0015】また、これらのデータ処理をハード回路で
実施するには高速でかつ複雑な処理回路素子が必要であ
った。
【0016】したがって、端末機試験装置が複雑化し、
かつ製造費が大幅に上昇する問題がある。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、試験対象の端末機に対して送信又は受信さ
れる試験データ又は応答データが組込まれる各伝送フレ
ームの各ビット列を予め記憶しておくことによって、送
信時及び受信時における複雑なデータ処理を省略でき、
試験結果を簡単に得ることができ、かつ高速処理素子や
高速のコンピュータを用いることなく、端末機に対する
試験を簡単に実施できる端末機試験装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、端末機を試験
するための試験データが所定のデータ処理手順に従って
それぞれ分割して組込まれた少なくとも1つ以上の伝送
フレームを端末機へ送出して、端末機からの応答データ
が所定のデータ処理手順に従ってそれぞれ分割して組込
れた少なくとも1つ以上の伝送フレームを受信して、こ
の伝送フレームに含まれる応答データが予め定められた
正しい応答データであるか否かを試験する端末機試験装
置に適用される。
【0019】そして、上述した課題を解消するために、
請求項1の発明においては、所定のデータ処理手順に従
って作成される少なくとも1つ以上の伝送フレームを構
成する各ビット列を記憶する送信フレームメモリと、正
しい応答データが含まれる少なくとも1つ以上の伝送フ
レームを構成する各ビット列を記憶する受信フレームメ
モリと、試験データ送出時に、送信フレームメモリに記
憶された各ビット列を送信する送信手段と、端末機から
の伝送フレーム受信時に、この受信した伝送フレームの
ビット列と受信フレームメモリに記憶されたビット列と
を比較する比較手段と、この比較手段の比較結果に基づ
いて応答データの良否を判定する判定手段とを備えたも
のである。
【0020】また、請求項2の発明においては、上述し
た発明における判定手段は、比較手段にて不一致と判定
されたビット数が許容ビット数未満のとき、応答データ
を正常と判定する。
【0021】請求項3の発明においては、所定のデータ
処理手順に従って作成される少なくとも1つ以上の伝送
フレームを構成する各ビット列を記憶する送信フレーム
メモリと、正しい応答データが含まれる少なくとも1つ
以上の伝送フレームを構成する各ビット列を記憶する受
信フレームメモリと、端末機からの伝送フレームに含ま
れる応答データを含む各データのうち比較対象としない
データのビット列を示すマスクビット列を記憶するマス
クパターンメモリと、試験データ送出時に、送信フレー
ムメモリに記憶された各ビット列を送信する送信手段
と、端末機からの伝送フレームを受信するとともに、受
信フレームメモリに記憶されたビット列及び前記マスク
ビット列を受けて、伝送フレームのビット列と受信フレ
ームメモリに記憶されたビット列とが不一致のビットで
かつ前記マスクビット列を除去した不一致ビットを出力
する手段と、不一致ビットに基づいて応答データの良否
を判定する判定手段とを備えている。
【0022】また、請求項4の発明においては、上述し
た請求項3の発明の各手段に加えて、受信フレームメモ
リに記憶されたビット列のビット数からマスクビット列
のビット数を減算して比較ビット数を算出する比較ビッ
ト数算出手段と、算出された比較ビット数と比較不要ビ
ット除去手段にて除去された後の不一致ビット数とから
誤り率を算出する誤り率算出手段とを設けている。
【0023】
【作用】先ず、本願発明の動作原理を説明する。
【0024】前述したように、端末機が正常に動作する
か否かを試験する場合は、例えば試験規格等に基づいて
予め定められた試験データを所定のデータ処理手順に従
ってデータ処理した後に各伝送フレームに組込んで端末
機へ送信している。
【0025】この場合、端末機に送信すべき試験データ
の種類数は限定されており、かつ試験対象の端末機毎に
変化することはない。したがって、データ処理された試
験データが組込まれた伝送フレームを構成するビット列
も各試験データに対応して一定値となる。よって、各試
験データに対応する各ビット列を予め送信フレームメモ
リに記憶しておき、試験データ送出要求が発生した場合
に、前述した所定のデータ処理を実行せずに、送信フレ
ームメモリに記憶されている該当試験データに対応する
ビット列を試験対象の端末機へ送信すればよい。
【0026】その結果、前述した複雑なデータ処理が不
要となり、高速のコンピュータを用いる必要がなく、か
つデータ処理用のプログラムも必要ない。
【0027】同様なことが端末機から応答データを含ん
だ受信フレームをデータ処理して応答データを抽出し
て、端末機の動作状態の良否を判定する場合にも言え
る。
【0028】すなわち、端末機へ特定の試験データを送
出した場合に、この端末機が正常であれば端末機から出
力される正しい応答データも当然試験装置側で把握して
いる。したがって、この正しい応答データが組込まれた
伝送フレームのビット列も応答データに対応した正しい
ビット列になる。
【0029】よって、この正しいビット列を端末機試験
装置側の受信フレームメモリに予め記憶しておき、端末
機から伝送フレームを受信した場合に、この伝送フレー
ムに含まれるビット列と受信フレームメモリに記憶して
いるビット列とをビットどうしで比較して、両者が一致
した場合は、受信した伝送フレームには正しい応答デー
タが含まれると見なせる。逆に、一致しない場合は、応
答データが誤っていると見なすことができる。
【0030】なお、端末機が正常であっても通信回線上
で伝送エラーが発生する場合も考えられるので、請求項
2においては、受信した伝送フレームのビット列と受信
フレームメモリに記憶している正しいビット列とを比較
した結果、不一致ビット数が許容ビット数未満の場合
は、正常であると判定している。
【0031】複数種類存在する応答データのなかには、
たとえ端末機試験装置から同一試験データを送出したと
しても、応答データのなかの一部分のビット列が固定デ
ータでなくて、可変データが設定される場合もある。こ
のような場合、その部分のビット列を比較対象から外し
て判定する必要がある。
【0032】請求項3の発明においては、その比較対象
外のビット列をマスクビット列としてマスクパターンメ
モリに組込んでいる。そして、比較結果で不一致ビット
のうちマスクビット列に所属するビットを除去した不一
致ビットでもって応答データの良否が判定される。
【0033】請求項4においては、マスクビット列に所
属しないビット数と不一致のビット数とで誤り率が測定
される。
【0034】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0035】図1は実施例の端末機試験装置の概略構成
を示すブロック図である。この実施例装置は移動体通信
システムにおける端末機としての移動端末機1の動作及
び機能を試験する。そして、移動端末機1と端末機試験
装置とは図7に示したバースト信号5の伝送フレームに
試験データ,応答データ等の各種の情報を組込んで無線
で情報交換を行う。
【0036】この端末機試験装置は送信部、受信部及び
コンピュータ等の一種の情報処理装置で構成されてい
る。そして、この情報処理装置の記憶部7内には、送信
フレームメモリ8,受信フレームメモリ9及びフレーム
順序メモリ10が形成されている。送信フレームメモリ
8内には、各試験データ(制御情報)毎に、該当試験デ
ータを移動端末機1へ送信する場合に必要な1つ又は複
数の伝送フレームを構成する各ビット列8aが記憶され
ている。
【0037】例えば試験データ(1) は基準固定長を有し
た3つのデータに分割されて、分割された各データが前
述した図6(a)に示すデータ処理が実施されたと仮定
した場合における最終的に得られる3つの各ビット列8
aとして3つの領域に記憶されている。この実施例にお
いては、図7に示すように、一つのバースト信号5を構
成する1つの伝送フレームは280ビットで構成されて
いるので、各ビット列8aも280個のビットデータで
構成されている。
【0038】同様に、試験データ(3) に対応する3つの
伝送フレームにそれぞれ設定される3個のビット列8a
が記憶されている。
【0039】受信フレームメモリ9内には、移動端末機
1から送信される正しい応答データが組込まれた伝送フ
レームを構成する280ビットからなる各ビット列9a
が記憶されている。
【0040】例えば、応答データ(2) は2つのデータに
分割されて送信され、この応答データ(2) に対して2つ
のビット列9aが設定される。また、応答データ(4) は
3つのデータに分割されて送信され、この応答データ
(4) に対して3つのビット列9aが設定されている。
【0041】フレーム順序メモリ10は、各試験データ
(1).(3).(5),…,各応答データ(2).(4).(6) …毎に、該
当データに対応する伝送フレームの各ビット列8a,9
aの数と格納アドレスと読出順序等の管理情報10aを
記憶する一種の管理テーブルである。
【0042】送信読出制御部11は、試験データ番号を
指定した試験データ送出指令が試験制御部12から入力
されると、フレーム順序メモリ10内の該当試験データ
番号の管理情報10aから送信フレームメモリ8内の対
応する各ビット列8aを指定された順序で読出して送信
部13へ送出する。
【0043】送信部13は、送信読出制御部11から入
力された280ビットの各ビット列8aの伝送フレーム
を図7に示す各バースト信号5に組込んで試験用アンテ
ナ14を介して電波信号として放射する。
【0044】試験制御部12は、送信読出制御部11へ
試験データ送出指令を送出すると共に、受信読出制御部
15へ、送信読出制御部11に送出指令した試験データ
番号に対応する応答データ番号を指定したビット列読出
指令を送出する。受信読出制御部15は、ビット列読出
指令が入力すると、フレーム順序メモリ10内の該当応
答データ番号の管理情報10aから受信フレームメモリ
9内の対応する280ビットのビットデータからなる各
ビット列9aを指定された順序で読出す。そして、受信
読出制御部15は、受信部18における1バースト信号
分のビットデータの受信が終了する毎に、読出した各ビ
ット列9aを順番にレジスタ16へ書込む。
【0045】試験対象の移動端末機1はアンテナ17を
介して端末機試験装置からの各バースト信号5を受信す
ると、この各バースト信号5の伝送フレームのビット列
8aから図6(b)に示すデータ処理を実行して、試験
データを抽出して、この試験データが指定する各種の動
作を行う。そして、動作結果を示す応答データを図6
(a)に示すデータ処理を実行して、伝送フレームを作
成して、図7に示す各バースト信号5に組込んでアンテ
ナ17を介して電波信号として放射する。
【0046】移動端末機1からの各バースト信号5を試
験用アンテナ14を介して受信した端末機試験装置の受
信部18は、受信したバースト信号5の伝送フレームに
含まれるビット列を280ビットのシフトレジスタ19
へ順次書込む。
【0047】比較部20は、シフトレジスタ19及びレ
シスタ16に記憶された各ビット列を構成する280ビ
ットの各ビットデータどうしを比較対照して、280個
の各ビット毎に、一致,不一致の情報を不一致数カウン
タ21へ送出する。判定部22は計数された不一致ビッ
ト数が予め定められた許容ヒット数未満のフレームを予
め定められた時間以内に検出した場合は正常と判断し、
定められた時間以内に検出しなかった場合は異常と判断
する。判定部22の判定結果は例えば表示ランプ等で構
成された出力部23で表示出力される。
【0048】このように構成された端末機試験装置にお
いては、この端末機試験装置から試験対象の移動端末機
1へ各種の試験データ(1),(3),(5),…を送信する場合
は、送信フレームメモリ8内の対応する試験データ番号
の各ビット列8aを指定された順番で伝送フレームに組
込んでバースト信号5として移動端末機1へ送信する。
【0049】したがって、各試験データ(1),(3),(5),…
に対して、図6(a)で示したデータ伝送に必要な各種
のデータ処理を全く実行する必要がない。すなわち、図
7に示すバースト周期(20ms)の期間内に一つのビッ
ト列8aを読出して送出するのみでよいので、特に高速
の処理機能を有したCPUを用いる必要がない。
【0050】同様なことが、移動端末機1から受信した
各試験データ(1),(3),(5),…に対する伝送フレームから
各応答データ(2),(4),(6),…を抽出して良否を判定する
場合にも言える。
【0051】すなわち、正しい応答データ(2),(4),(6),
…が組込まれた各伝送フレームを構成する各ビット列9
aが受信フレームメモリ9に予め記憶されているので、
受信した各伝送フレームのビット列と記憶されている正
しいビット列9aが一致している場合は、当然正しい応
答データ(2),(4),(6),…が含まれていると見なせる。し
たがって、図6(b)に示した応答データ(2),(4),(6),
…を抽出するための複雑なデータ処理を実施する必要が
ない。すなわち、図7に示すバースト周期(20ms)の
期間内に一致,不一致を判断するのみでよいので、特に
高速の処理機能を有したCPUを用いる必要がない。
【0052】さらに、図6(a)(b)に示す複雑なデ
ータ処理を実施する必要がないので、データ処理プログ
ラムを大幅に簡素化できる。よって、装置全体の製造費
を大幅に低減できる。
【0053】また、一般にデジタル信号のデータ伝送過
程において、統計的に伝送されるデータに全くビット誤
りが存在しないことはなく、極く少ないビット誤りは、
図6(b)に示した受信時のデータ処理過程における誤
り訂正機能でもって自動的に訂正している。しかし、こ
の実施例においては、図6(b)に示す誤り訂正機能を
有するデータ処理を実施していないので、図6(b)に
示す誤り訂正機能が訂正可能な許容ビット数未満のビッ
ト誤りであれば、正常であると判定部22で判定するよ
うにしている。
【0054】したがって、ビット列のみを比較する簡単
な良否判定であるが、統計的に必ず発生すると考えられ
るビット誤りも加味した、より実際的で、有用な端末機
試験装置を実現できた。
【0055】なお、実際の装置においては、記憶部7に
おける送信フレームメモリ8内の各ビット列8a及び受
信フレームメモリ9内の各ビット列9aはそれぞれ同一
アドレスを有したバンクメモリ上に構成することが可能
である。そして、この場合、フレーム順序メモリ10の
各管理情報10aは各ビット列8a,9aを指定する各
アドレスの代りに各バンク番号を記憶保持する。
【0056】送信読出制御部11及び受信読出制御部1
5は、各ビット列8a,9aを順次読み出す場合に、同
一アドレスを指定した状態で、フレーム順序メモリ10
の各管理情報10aに記憶されているバンク番号に従っ
て、送信フレームメモリ8及び受信フレームメモリ9に
対してバンク切換えを行うのみでよい。よって、送信読
出制御部11及び受信読出制御部15における読出処理
能率をより一層向上できる。
【0057】図2は本発明の他の実施例に係わる端末機
試験装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示
す実施例装置と同一部分には同一符号が付してある。し
たがって、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0058】この実施例装置においては、記憶部7内に
マスクパターンメモリ24が形成されている。このマス
クパターンメモリ24内には、図3に示すように、移動
端末機1からの280ビットの伝送フレームに含まれる
応答データ(2),(4),(6),…を含む各ビット列のうち比較
対象としない可変データ等を示すビット列がマスクビッ
ト列24aとして記憶されている。
【0059】試験制御部12aは送信読出制御部11及
び受信読出制御部15aへ試験データ送出指令及びビッ
ト列読出指令を送出すると共に、マスク読出制御部25
へ該当応答データ(2),(4),(6),…を指定したマスクビッ
ト列読出指令を送出する。マスクビット列読出指令を受
領したマスク読出制御部25は、マスクパターンメモリ
24から、対応する各マスクビット列24aを順次読出
してレジスタ26へ書込む。
【0060】比較部20は、各レジスタ19,16に記
憶された各ビット列を構成する280ビットの各ビット
データどうしを比較対照して、280個の各ビット毎
に、一致,不一致の情報を不一致ビット検出部27へ送
出する。
【0061】不一致ビット検出部27は不一致のビット
のみを抽出して、次の比較不要ビット除去部28へ送出
する。比較不要ビット除去部28は、不一致ビット検出
部27から入力された各不一致ビットのうちレジスタ2
6に記憶されているマスクビット列24aに所属する各
ビットに対応するビット、すなわち可変データ等の比較
する必要のない比較不要ビットを除去して、真の不一致
ビットのみを出力する。不一致数カウンタ29は、比較
不要ビット除去部28から出力される真の不一致ビット
の数を計数して、判定部22aへ送出する。
【0062】なお、上述した比較処理と不要ビットの除
去処理との実行順序に関しては、図2に示すように、先
に比較処理を実行して後かから不要ビットの除去処理を
実行しても、逆に、先に不要ビットの除去処理を実行し
て後から比較処理を実行してもよい。
【0063】判定部22aは計数された真の不一致ビッ
ト数が予め定められた許容ビット数以上である場合は異
常と判定し、許容ビット数未満の場合は正常と判定す
る。判定部22aの判定結果は出力部23で表示出力さ
れる。
【0064】このように構成された端末機試験装置によ
れば、マスクパターンメモリ24を設けることによっ
て、たとえ同一の試験データ(1),(3),(5),…が端末機試
験装置から移動端末機1へ入力したとしても、移動端末
機1から端末機試験装置へ応答する応答データ(2),(4),
(6),…に、その時々の移動端末機1の動作状況によっ
て、異なるデータが設定される場合においても、その異
なる可能性があるデータに対するビット列24aを誤り
比較から除去することができる。
【0065】すなわち、この場合においても、応答デー
タ(2),(4),(6),…のなかの比較不要データを図6(b)
に示すデータ処理を実行して該当応答データを抽出して
特定する必要がない。
【0066】よって、たとえ可変データ部分が存在した
としても、より簡単に比較不要ビット列24aを特定し
て、より正確に受信した伝送フレームに含まれる応答デ
ータの良否を判定できる。
【0067】図4は本発明のさらに別の実施例に係わる
端末機試験装置の概略構成を示すブロック図である。図
2に示す実施例装置と同一部分には同一符号が付してあ
る。したがって、重複する部分の詳細説明は省略されて
いる。
【0068】この実施例装置においては、受信フレーム
メモリ9の各応答データ(2),(4),(6),…に対応する各ビ
ット列9aのビット数からマスクパターンメモリ24に
記憶された対応するマスクビット列24aのビット数を
減算した比較対象ビット数を計数する比較対象ビット数
カウンタ30が設けられている。この比較対象ビット数
カウンタ30で計数された比較対象ビット数は次の誤り
率算出部31へ送出される。
【0069】誤り率算出部31は不一致数カウンタ29
で計数された不一致ビット数を比較対象ビット数カウン
タ30で計数された比較対象ビット数で除算して、正し
い誤り率を算出して、次の出力部23aへ送出する。出
力部23aは判定部22aの判定結果を表示すると共
に、誤り率も同時に表示する。
【0070】このように構成された端末機試験装置によ
れば、受信した伝送フレームのビット列のうち可変デー
タ領域のビット列を除くビット列における、より正しい
誤り率が測定される。すなわち、この実施例装置によれ
ば、ビット誤りが許容ビット数以上発生したか否か、ま
た発生した場合はその誤り率はどの程度であるかを簡単
に試験できる。
【0071】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。実施例装置においては、試験対象の
端末機を自動車電話機や携帯電話機等の無線回線を使用
した移動端末機1としたが、ホスト装置に対して有線の
データ伝送路で接続される各種の端末機に対する試験に
適用することも可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明の端末機試験
装置においては、試験対象の端末機に対して送信又は受
信される試験データ又は応答データが組込まれる各伝送
フレームの各ビット列を予め記憶しておき、送信時にお
いては各ビット列を順番に送信し、受信時においては受
信したビット列を記憶されている正しいビット列と比較
している。
【0073】したがって、送信時における伝送フレーム
を作成したり、受信時における伝送フレームを解析する
ための複雑な各データ処理を省略でき、試験結果を簡単
に得ることができ、かつ高速処理素子や高速のコンピュ
ータを用いることなく、端末機に対する試験を実施でき
る。
【0074】また、受信した伝送フレームに含まれるビ
ット列のうち比較対象としないテータのビット列を予め
マスクビット列として記憶保持している。したがって、
たとえ応動データに試験データに対して一義的に定まら
ない可変データが含まれる場合であっても、端末機から
の応答データの良否を簡単に試験できる。さらに、この
ような条件下においても、誤り率をほぼ正確に検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる端末機試験装置の
概略構成を示すブロック図
【図2】 本発明の他の実施例に係わる端末機試験装置
の概略構成を示すブロック図
【図3】 同実施例装置のマスクパターンメモリに記憶
されるマスクビット列を説明するための説明図
【図4】 本発明のさらに別の実施例に係わる端末機試
験装置の概略構成を示すブロック図
【図5】 一般的な移動体通信システムを示す模式図
【図6】 従来の端末機試験装置における試験データを
送信出力する場合のデータ処理手順及び受信フレームか
ら応答データを抽出するためのデータ処理手順を示す流
れ図
【図7】 一般的な移動体通信システムにおける移動端
末機と基地局との間で送受信されるバースト信号を示す
【符号の説明】
1…移動端末機、5…バースト信号、7…記憶部、8…
送信フレームメモリ、8a,9a…ビット列、9…受信
フレームメモリ、10…フレーム順序メリ、10a…管
理情報、11…受信読出制御部、12,12a…試験制
御部、13…送信部、14…試験用アンテナ、15,1
5a…受信読出制御部、16,19,26…レジスタ、
17…アンテナ、18…受信部、20…比較部、21,
29…不一致数カウンタ、22,22a…判定部、2
3,23a…出力部、24…マスクパターンメモリ、2
4a…マスクビット列、25…マスク読出制御部、27
…不一致ビット検出部、28…比較不要ビット除去部、
30…比較ビット数カウンタ、31…誤り率算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末機(1) を試験するための試験データ
    が所定のデータ処理手順に従ってそれぞれ分割して組込
    まれた少なくとも1つ以上の伝送フレーム(5) を前記端
    末機へ送出して、前記端末機からの応答データが所定の
    データ処理手順に従ってそれぞれ分割して組込れた少な
    くとも1つ以上の伝送フレーム(5) を受信して、この伝
    送フレームに含まれる応答データが予め定められた正し
    い応答データであるか否かを試験する端末機試験装置に
    おいて、 前記所定のデータ処理手順に従って作成される前記少な
    くとも1つ以上の伝送フレームを構成する各ビット列(8
    a)を記憶する送信フレームメモリ(8) と、 前記正しい応答データが含まれる少なくとも1つ以上の
    伝送フレームを構成する各ビット列(9a)を記憶する受信
    フレームメモリ(9) と、 前記試験データ送出時に、前記送信フレームメモリに記
    憶された各ビット列を送信する送信手段(11,13) と、 前記端末機からの伝送フレーム受信時に、この受信した
    伝送フレームのビット列と前記受信フレームメモリに記
    憶されたビット列とを比較する比較手段(20)と、 この比較手段の比較結果に基づいて前記応答データの良
    否を判定する判定手段(22)とを備えた端末機試験装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段(22)は、前記比較手段にて
    不一致と判定されたビット数が許容ビット数未満のと
    き、前記応答データを正常と判定することを特徴とする
    請求項1記載の端末機試験装置。
  3. 【請求項3】 端末機(1) を試験するための試験データ
    が所定のデータ処理手順に従ってそれぞれ分割して組込
    まれた少なくとも1つ以上の伝送フレーム(5) を前記端
    末機へ送出して、前記端末機からの応答データが所定の
    データ処理手順に従ってそれぞれ分割して組込れた少な
    くとも1つ以上の伝送フレーム(5) を受信して、この伝
    送フレームに含まれる応答データが予め定められた正し
    い応答データであるか否かを試験する端末機試験装置に
    おいて、 前記所定のデータ処理手順に従って作成される前記少な
    くとも1つ以上の伝送フレームを構成する各ビット列(8
    a)を記憶する送信フレームメモリ(8) と、 前記正しい応答データが含まれる少なくとも1つ以上の
    伝送フレームを構成する各ビット列(9a)を記憶する受信
    フレームメモリ(9) と、 前記端末機からの伝送フレームに含まれる前記応答デー
    タを含む各データのうち比較対象としないデータのビッ
    ト列を示すマスクビット列(24a) を記憶するマスクパタ
    ーンメモリ(24)と、 前記試験データ送出時に、前記送信フレームメモリに記
    憶された各ビット列を送信する送信手段(11,13) と、 前記端末機からの伝送フレームを受信するとともに、前
    記受信フレームメモリに記憶されたビット列及び前記マ
    スクビット列を受けて、前記伝送フレームのビット列と
    前記受信フレームメモリに記憶されたビット列とが不一
    致のビットでかつ前記マスクビット列を除去した不一致
    ビットを出力する手段(20,28) と、 前記不一致ビットに基づいて前記応答データの良否を判
    定する判定手段(22a)とを備えた端末機試験装置。
  4. 【請求項4】 前記受信フレームメモリに記憶されたビ
    ット列のビット数から前記マスクビット列のビット数を
    減算して比較ビット数を算出する比較ビット数算出手段
    (30)と、 前記算出された比較ビット数と前記比較不要ビット除去
    手段にて除去された後の不一致ビット数とから誤り率を
    算出する誤り率算出手段(31)とを備えた請求項3記載の
    端末機試験装置。
JP6062232A 1994-03-31 1994-03-31 端末機試験装置 Pending JPH07273746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6062232A JPH07273746A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 端末機試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6062232A JPH07273746A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 端末機試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07273746A true JPH07273746A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13194214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6062232A Pending JPH07273746A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 端末機試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07273746A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538694A (ja) * 1999-02-23 2002-11-12 ノキア モービル フォーンズ リミティド 無線装置の機能試験方法及び移動局
JP2007506939A (ja) * 2003-06-30 2007-03-22 ローデ ウント シュワルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディット ゲゼルシャフト 空間的に分離された高周波モジュールを有する高周波測定システム
JP2008210263A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Jr East Mechatronics Co Ltd 試験装置、プログラム及び記憶媒体
JP2010531588A (ja) * 2007-06-27 2010-09-24 ローデ ウント シュワルツ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 移動無線装置をテストする方法
JP2015531191A (ja) * 2012-07-20 2015-10-29 ライトポイント・コーポレイションLitePoint Corporation 被試験デバイス(dut)によって送信された無線周波数(rf)データ信号、及び試験システムによって受信された無線周波数(rf)データ信号を比較することを容易にするためのシステム及び方法
JP2019047329A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 アンリツ株式会社 端末試験装置及び端末試験方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538694A (ja) * 1999-02-23 2002-11-12 ノキア モービル フォーンズ リミティド 無線装置の機能試験方法及び移動局
JP2007506939A (ja) * 2003-06-30 2007-03-22 ローデ ウント シュワルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディット ゲゼルシャフト 空間的に分離された高周波モジュールを有する高周波測定システム
JP2008210263A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Jr East Mechatronics Co Ltd 試験装置、プログラム及び記憶媒体
JP2010531588A (ja) * 2007-06-27 2010-09-24 ローデ ウント シュワルツ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 移動無線装置をテストする方法
JP2015531191A (ja) * 2012-07-20 2015-10-29 ライトポイント・コーポレイションLitePoint Corporation 被試験デバイス(dut)によって送信された無線周波数(rf)データ信号、及び試験システムによって受信された無線周波数(rf)データ信号を比較することを容易にするためのシステム及び方法
JP2019047329A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 アンリツ株式会社 端末試験装置及び端末試験方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5825817A (en) Radio wave measuring apparatus for digital communication system
US5640684A (en) Radio data communication system comprising a common base radio station and handy radio terminals
JPH077240U (ja) ラジオにより送出されたメッセージを受信する受信機
US20010026150A1 (en) Method and apparatus for measuring bit rates in digital communication systems
KR20010054212A (ko) 멀티미디어 서비스를 제공하는 코드분할다중접속 이동통신시스템의 무선링크 성능분석장치 및 방법
JPH07273746A (ja) 端末機試験装置
JP4990669B2 (ja) 移動通信端末試験装置及び移動通信端末試験方法
CN101500253B (zh) 基站上行传输信道性能的测试系统及装置和方法
KR100275497B1 (ko) 코드분할다중접속 무선통신시스템의 성능 분석/평가 장치 및 그 방법
JP2005519546A (ja) 移動電話端末試験
KR100999421B1 (ko) 증분 리던던시없이 에러율을 결정하는 방법 및 측정 장치
US6122755A (en) Method and apparatus for functional test of communication port
CN112203314A (zh) 一种基于ip核的cpri接口iq数据适配及测试方法
JPH04275645A (ja) エラー記録方法
KR100238728B1 (ko) 셀룰라폰의 자체 고장 진단장치 및 방법
US5903606A (en) Data reception device with error detection and correction
JP3214798B2 (ja) 無線通信装置
JP2002124911A (ja) 通信不具合箇所検出方法及び通信不具合箇所検出システム
KR100560564B1 (ko) 유선교환기내 개량형 스페이스 스위치에서의 컷오프 콜 처리방법
JPH09307531A (ja) ビット誤り率測定方法およびその装置
CN1773865A (zh) 一种循环冗余校验测试方法及其装置
KR100264381B1 (ko) 고용량 ipc 프로세서 보드의 테스트 방법
KR100264913B1 (ko) 디지털신호처리프로세서를이용한오차제어방법
KR20000056461A (ko) 비트 패턴을 이용한 보코더 및 시스템 경로 테스트 방법
KR100270629B1 (ko) 다중화간선의품질판정방법