JPH07273663A - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

信号処理装置及び信号処理方法

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JPH07273663A
JPH07273663A JP5907894A JP5907894A JPH07273663A JP H07273663 A JPH07273663 A JP H07273663A JP 5907894 A JP5907894 A JP 5907894A JP 5907894 A JP5907894 A JP 5907894A JP H07273663 A JPH07273663 A JP H07273663A
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signal processing
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Hideyuki Terane
秀幸 寺根
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハフマン符号の復号を高速に行う。 【構成】 逆量子化部202における乗算を、有効係数
NZとこれに対応する量子化係数Qiのみとの乗算に限
定し、逆ジグザグ変換する際に固定値“0”及び有効係
数NZを含むデータを配列するのではなく、あらかじめ
一まとまりのハフマン符号に対応した数だけ全て固定値
“0”を配列し、その後、対応する箇所に有効係数NZ
を重ね書きする。 【効果】 無効係数についての乗算が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は信号処理装置に関し、
特に符号の0ラン長を検出して復号を行い、逆ジグザグ
変換を行う技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の技術を示すブロック図で
あり、ハフマン符号として得られた情報を、画像データ
へと復号する復号化手段299を示したものである。
【0003】復号化手段299は、ハフマン復号部20
1と、逆量子化部202と、逆ジグザグ変換部203
と、逆−離散コサイン変換部(以下「IDCT部」と記
載する)206と、ハフマン符号テーブル3と、量子化
テーブル4とを備えている。
【0004】ハフマン復号部201はハフマン符号HC
を入力し、ハフマン符号テーブル3と共にこれを復号し
て0ラン長ZRL及び非零の有効係数NZとを順次出力
する。逆量子化部202は、量子化テーブル4と共に0
ラン長ZRL及び有効係数NZから逆量子化データIQ
を求める。逆ジグザグ変換部203では逆量子化データ
IQを受けて、DCT係数D3 を出力する。そしてID
CT部206がDCT係数D3 を入力して、これを復元
画像データD4 へと変換する。
【0005】逆量子化部202は量子化テーブル4から
得られる量子化係数Qiに対する乗算を行って逆量子化
データIQを出力する。具体的には量子化テーブル4の
アドレスを順次更新して行き、そのアドレスに対応する
量子化係数Qiと有効係数NZ又は値“0”との乗算が
行われる。一まとまりのハフマン符号からはまず最初に
0ラン長ZRL無しで有効係数NZのみが得られるの
で、これと最初のアドレスに対応する量子化係数Qiと
が乗算される。その後は0ラン長ZRLと有効係数NZ
とが対を成して得られるので、値“0”との乗算が0ラ
ン長ZRLの大きさだけ連続して行われた後、有効係数
NZとの乗算が行われる。
【0006】逆ジグザグ変換部203は逆量子化データ
IQを入力し、これをジグザグ順に並べた後、シリアル
な順序で読み出すことにより逆ジグザグ変換を行ってD
CT係数D3 を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の復号化手段29
9においては、その逆量子化部202における乗算を一
まとまりのハフマン符号に対応する回数だけ行わなけれ
ばならなかった。例えば、一まとまりのハフマン符号に
対応する画像データが8×8=64(画素)を有してい
る場合には、一まとまりのハフマン符号に対応して逆量
子化部202は64回の乗算を行わなければならない。
【0008】同様にして、逆ジグザグ変換部203は一
まとまりのハフマン符号に対応して64個のデータをジ
グザグに配列しなければならない。
【0009】このため、演算に時間がかかり、処理時間
の遅延を招来するという問題点があた。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、信号の処理、特に符号の復号を
高速に行うことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは、単一の第1の値と、前記第1の値以外
の少なくとも一つの値を採る第2の値から構成される入
力信号を処理する信号処理装置であって、(a)(a−
1)前記第1の値が前記入力信号において連続する数を
示すランレングスを順次入力する第1入力端と、(a−
2)前記第2の値を順次入力する第2入力端と、(a−
3)前記ランレングスの値に1を加えて得られる値ずつ
更新される第1のアドレスを順次出力する第1出力端
と、(a−4)前記第1のアドレスと同期させて前記第
2の値を順次出力する第2出力端とを有するアドレス生
成部と、(b)前記第1のアドレス及び前記第2の値に
対して所定の信号処理を行い、配列された複数の出力信
号を出力する信号処理部とを備える信号処理装置であ
る。
【0012】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載の信号処理装置であって、前記アドレス生
成部は(a−5)前記第1入力端に接続された入力端
と、検出信号を出力する出力端とを含む“0”検出部
と、(a−6)前記第1入力端に接続された第1端と、
常に値“1”が与えられる第2端と、前記検出信号が与
えられる制御端と、前記検出信号によって前記第1端に
与えられたデータ及び前記第2端に与えられたデータの
いずれかを出力する出力端とを含む第1のセレクタと、
(a−7)第1端と、前記第1のセレクタの前記出力端
に接続された第2端と、前記検出信号が与えられる第3
端と、これらの第1端乃至第3端に与えられたデータを
加算して出力して自身の前記第1端に与える出力端とを
含む加算器とを更に有し、前記検出信号は、前記ランレ
ングスが零の時に値“0”を、前記ランレングスが非零
の時に値“1”を採る。
【0013】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項1記載の信号処理装置であって、前記信号処理部
は、(b−1)アドレス毎に対応して乗数を記憶してお
り、前記第1のアドレスを入力してこれに対応する前記
乗数を出力する乗数記憶手段と、(b−2)前記第2の
値を入力し、これに対応する前記第1のアドレスに対応
して得られた前記乗数を前記第2の値に乗算し、これに
よって得られた乗算結果を出力する乗算部とを有する。
【0014】この発明のうち請求項4にかかるものは、
請求項1記載の信号処理装置であって、前記信号処理部
は、(b−3)所定の記憶領域に予め前記第1の値が格
納され、前記第1のアドレスと、これに対応する前記乗
算結果とを入力し、前記所定の記憶領域の一部を指定す
る第2のアドレスを、前記第1のアドレスから所定の規
則に基づいて求め、前記第2のアドレスにおいて格納さ
れていた前記第1の値を前記第1のアドレスに対応する
前記乗算結果に更新して格納する記憶装置を更に有す
る。
【0015】この発明のうち請求項5にかかるものは、
請求項4記載の信号処理装置であって、前記記憶装置
は、(b−3−1)予め前記第1の値が格納され、前記
第2のアドレスにおいて格納されていた前記第1の値を
前記第1のアドレスに対応する前記乗算結果に更新して
格納する第1及び第2の記憶手段と、(b−3−2)前
記第1及び第2の記憶手段にそれぞれ対応して設けら
れ、いずれもが前記第2のアドレスと、連続して更新さ
れる読み出しアドレスとを選択的にそれぞれ前記第1及
び第2の記憶手段に出力する第2及び第3のセレクタと
を有し、前記第2及び第3のセレクタの切り替えによっ
て前記第1及び第2の記憶手段における前記第2のアド
レスに基づく書き込みと、前記読み出しアドレスに基づ
く読み出しとが交互に行われ、前記第2の記憶手段にお
いて前記書き込みが行われている期間内において前記第
1の記憶手段において前記読み出しが行われ、前記第1
の記憶手段において前記書き込みが行われている期間内
において前記第2の記憶手段において前記読み出しが行
われる。
【0016】この発明のうち請求項6にかかるものは、
請求項4記載の信号処理装置であって、前記記憶装置
は、(b−3−3)予め前記第1の値が格納され、前記
第2のアドレスにおいて格納されていた前記第1の値を
前記第1のアドレスに対応する前記乗算結果に更新して
格納する第1及び第2の記憶手段と、(b−3−4)前
記第1及び第2の記憶手段にそれぞれ対応して設けら
れ、いずれもが前記第2のアドレスと、連続して更新さ
れる読み出しアドレスとを選択的にそれぞれ前記第1及
び第2の記憶手段に出力する第2及び第3のセレクタと
を有し、前記第2及び第3のセレクタの切り替えによっ
て前記第1及び第2の記憶手段における前記第2のアド
レスに基づく書き込みと、前記読み出しアドレスに基づ
く読み出しとが交互に行われ、前記第2の記憶手段にお
いて前記読み出しが行われている期間内において前記第
1の記憶手段において前記書き込みが行われ、前記第1
の記憶手段において前記読み出しが行われている期間内
において前記第2の記憶手段において前記書き込みが行
われる。
【0017】この発明のうち請求項7にかかるものは、
単一の第1の値と、前記第1の値以外の少なくとも一つ
の値を採る第2の値から構成される入力信号を処理する
信号処理方法であって、(a)前記第1の値が前記入力
信号において連続する数を示すランレングスを順次入力
する工程と、(b)前記第2の値を順次入力する工程
と、(c)前記ランレングスの値に1を加えて得られる
値ずつ更新して第1のアドレスを順次出力する工程と、
(d)前記第1のアドレスと同期させて前記第2の値を
順次出力する工程とを備える信号処理方法である。
【0018】この発明のうち請求項8にかかるものは、
請求項7記載の信号処理方法であって、(e)アドレス
毎に対応して乗数を記憶している乗数記憶手段に対し、
前記第1のアドレスを入力してこれに対応する前記乗数
を得る工程と、(f)前記第2の値に対応する前記第1
のアドレスに対応して得られた前記乗数を前記第2の値
に乗算し、これによって得られた乗算結果を得る工程と
を更に備える。
【0019】この発明のうち請求項9にかかるものは、
請求項8記載の信号処理方法であって、(g)所定の記
憶領域に予め前記第1の値が格納されている記憶装置に
対し、前記第1のアドレスと、これに対応する前記乗算
結果とを入力する工程と、(h)前記所定の記憶領域の
一部を指定する第2のアドレスを、前記第1のアドレス
から所定の規則に基づいて求める工程と、(i)前記第
2のアドレスにおいて格納されていた前記第1の値を前
記第1のアドレスに対応する前記乗算結果に更新して格
納する工程とを更に備える。
【0020】この発明のうち請求項10にかかるもの
は、請求項9記載の信号処理方法であって、(j)予め
前記第1の値が格納されている第1の記憶手段に対し、
前記第2のアドレスにおいて格納されていた前記第1の
値を前記第1のアドレスに対応する前記乗算結果に更新
して書き込みを行う工程と、(k)予め前記第1の値が
格納されている第2の記憶手段に対し、前記第2のアド
レスにおいて格納されていた前記第1の値を前記第1の
アドレスに対応する前記乗算結果に更新して書き込みを
行う工程と、(l)前記第1の記憶手段から、連続して
更新される読み出しアドレスに対応して格納されている
前記第1の値及び前記乗算結果の何れか一方を読み出
し、前記読み出しアドレスに前記第1の値を書き込む工
程と、(m)前記第2の記憶手段から、連続して更新さ
れる前記読み出しアドレスに対応して格納されている前
記第1の値及び前記乗算結果の何れか一方を読み出し、
前記読み出しアドレスに前記第1の値を書き込む工程と
を更に備え、前記工程(j)の実行されている期間にお
いて前記工程(m)を実行し、前記工程(k)の実行さ
れている期間において前記工程(l)を実行する。
【0021】この発明のうち請求項11にかかるもの
は、請求項9記載の信号処理方法であって、(j)予め
前記第1の値が格納されている第1の記憶手段に対し、
前記第2のアドレスにおいて格納されていた前記第1の
値を前記第1のアドレスに対応する前記乗算結果に更新
して書き込みを行う工程と、(k)予め前記第1の値が
格納されている第2の記憶手段に対し、前記第2のアド
レスにおいて格納されていた前記第1の値を前記第1の
アドレスに対応する前記乗算結果に更新して書き込みを
行う工程と、(l)前記第1の記憶手段から、連続して
更新される読み出しアドレスに対応して格納されている
前記第1の値及び前記乗算結果の何れか一方を読み出
し、前記読み出しアドレスに前記第1の値を書き込む工
程と、(m)前記第2の記憶手段から、連続して更新さ
れる前記読み出しアドレスに対応して格納されている前
記第1の値及び前記乗算結果の何れか一方を読み出し、
前記読み出しアドレスに前記第1の値を書き込む工程と
を更に備え、前記工程(m)の実行されている期間にお
いて前記工程(j)を実行し、前記工程(l)の実行さ
れている期間において前記工程(k)を実行する。
【0022】
【作用】この発明のうち請求項1にかかる信号処理装置
においては、アドレス生成部は第2の値に対応する第1
のアドレスを生成する。
【0023】この発明のうち請求項2にかかる信号処理
装置においては、第1のアドレスは、ランレングスの値
が零/非零によって異なるステップによって順次更新さ
れることによって生成される。
【0024】この発明のうち請求項3にかかる信号処理
装置においては、第1のアドレスに対応する乗数と第2
の値との乗算のみが行われる。
【0025】この発明のうち請求項4にかかる信号処理
装置においては、記憶装置において予め第1の値が与え
られており、第1のアドレスに対応した第2のアドレス
において乗算結果に書き換えるだけで所望のデータの書
き込みを行うことができる。
【0026】この発明のうち請求項5にかかる信号処理
装置においては、請求項4にかかる信号処理装置におい
て特に、記憶手段を一対設けることにより、一方の記憶
手段に書き込みを行っている期間において他方の記憶手
段から読み出しを行うことができる。
【0027】この発明のうち請求項6にかかる信号処理
装置においては、請求項4にかかる信号処理装置におい
て特に、記憶手段を一対設けることにより、一方の記憶
手段から読み出しを行っている期間において他方の記憶
手段に書き込みを行うことができる。
【0028】この発明のうち請求項7にかかる信号処理
方法においては、第2の値に対応する第1のアドレスを
生成し、第1の値に対応するアドレスは生成しない。
【0029】この発明のうち請求項8にかかる信号処理
方法においては、第1のアドレスに対応する乗数と第2
の値との乗算のみが行われる。
【0030】この発明のうち請求項9にかかる信号処理
方法においては、記憶装置において予め第1の値が与え
られており、第1のアドレスに対応した第2のアドレス
において乗算結果に書き換えるだけで所望のデータの書
き込みを行うことができる。
【0031】この発明のうち請求項10にかかる信号処
理方法においては、一方の記憶手段に書き込みを行って
いる期間において他方の記憶手段から読み出しを行うこ
とができる。
【0032】この発明のうち請求項11にかかる信号処
理方法においては、一方の記憶手段から読み出しを行っ
ている期間において他方の記憶手段に書き込みを行うこ
とができる。
【0033】
【実施例】
A.全体構成:図1はこの発明にかかる復号化手段20
0の構成及びハフマン符号との関係を示すブロック図で
あり、画像データの圧縮の為にハフマン符号を用いて画
像データの伝送を行う様子を示している。
【0034】伝送されるべき原画像データは、複数の画
素からなる画像を部分的に順次切り取って生成される。
ここでは例として8×8=64(画素)を有している原
画像データD1 の伝送に関して説明する。
【0035】符号化手段100は画像データD1 をハフ
マン符号HCに変換する。ハフマン符号HCは伝送路5
を伝達し、復号化手段200に与えられる。復号化手段
200は量子化テーブル4及びハフマン符号テーブル3
を用いて原ハフマン符号HCを後述する行程によって復
号し、原画像データD1 に対応した復元画像データD4
を出力する。復元画像データD4 は順次合成されて画像
を復元する。
【0036】符号化手段100は離散コサイン変換部
(以下「DCT」と記載する)104、ジグザグ変換部
103、量子化部102、ハフマン符号部101を備え
ている。また復号化手段200は、従来の技術で説明さ
れた復号化手段299と同様にハフマン復号部201、
逆量子化部202、逆ジグザグ変換部203a、IDC
T部206を備えるが、更にアドレス生成部207を追
加した構造を有している。
【0037】以下、原画像データD1 が数1で示される
行列に対応する場合を例にとって各構成要素の説明を行
う。
【0038】
【数1】
【0039】ここで数1は、例えば8×8=64(画
素)の輝度成分に対応している。
【0040】B.符号化手段100の動作:DCT部1
04は原画像データD1 を離散コサイン変換して、数2
で示されるDCT係数D2 を生成する。
【0041】
【数2】
【0042】これにより原画像データD1 に関する情報
が、数2で示されるように概ね左上隅から右下隅へ行く
に従って、その有する要素の絶対値が小さくなるような
行列によって表されることになる。DCT係数D2 は、
ジグザグ変換部103によってジグザグに並び替えられ
る。具体的には、まず1行1列目の要素“260”、次
に1行2列目の要素“49”、2行1列目の要素“−7
9”、3行1列目の要素“0”、2行2列目の要素“3
6”、1行3列目の要素“−16”、…というように、
順次左上隅の要素から右下隅の要素へと要素を拾って行
く。このようなジグザグ変換は例えば「A.Tescher and
R.Cox ,”An Adoptive Transform Coding Algorithm”,
IEEE International Conferense on Communications,
pp.47.20-47.25,1976 」において示されている。
【0043】このようにして得られたデータは、量子化
部102において量子化テーブル4に基づいて量子化さ
れ、量子化データQDへと変換される。数3は量子化テ
ーブル4の内容を示し、要素として量子化係数Qiを有
する行列Qであり、ここでは輝度成分の量子化用のテー
ブルに対応している。量子化テーブルにはデフォルト値
というものがなく、自由に設定できるため、数3は単な
る一例に過ぎない。
【0044】
【数3】
【0045】また、実際にはジグザグ変換が行われた後
のデータに対して量子化が行われるので、数3のように
8×8の態様を採るものではないが、ここでは表現の便
宜のためジグザグ変換前のDCT係数D2 に対応して位
置を整合させた表現をしている。
【0046】量子化データQDはジグザグ変換前の並び
方で示せば数4に示されるようになる。
【0047】
【数4】
【0048】実際にはジグザグ変換が行われてから量子
化が行われるので、
【0049】
【数5】
【0050】と並ぶ数字の列で表現される。但し最後の
“0”は連続して54個並ぶ。
【0051】以上に見てきたように、量子化データQD
は多くの“0”を有しており、途中でハフマン符号に変
換されるものの、復号化手段において逆量子化を行う際
に“0”を乗じるという操作を行っていたために処理に
多くの時間がかかっていた。本発明では、かかる“0”
を乗じるという操作を行う代わりに単に固定値“0”を
採用することで時間短縮を可能としている。
【0052】ハフマン符号部101はハフマン符号テー
ブル3を用いて量子化データQDからハフマン符号HC
を生成し、ハフマン符号HCは伝送路5に載る。数5で
表された量子化データQDに対応してハフマン符号HC
は、数6のようになる。
【0053】
【数6】
【0054】C.復号化手段200の動作:伝送路5か
らハフマン符号HCを得た復号化手段200は、これを
まずハフマン復号部201に入力する。従来の場合と同
様にしてハフマン復号部201は0ラン長ZRL及び非
零の有効係数NZを出力する。これらはアドレス生成部
207に入力され、書き込みアドレスADRが生成され
る。一方、これに対応する有効係数NZもアドレス生成
部207から出力される。
【0055】書き込みアドレスADRは、量子化テーブ
ル4及び逆ジグザグ変換部203aに与えられる。一
方、有効係数NZは逆量子化部202に与えられ、量子
化テーブル4を用いて逆量子化される。逆量子化された
データは更に逆ジグザグ変換を受け、次に示されるよう
なDCT係数D3 が生成される。
【0056】
【数7】
【0057】DCT係数D3 は数2で示されたDCT係
数D2 に対応している。そしてIDCT部206におい
て逆−離散コサイン変換が行われ、次に示されるような
復元画像データD4 が得られる。
【0058】
【数8】
【0059】量子化という過程を経ている等の為、復元
画像データD4 は原画像データD1 と完全に一致すると
は限らない。
【0060】この発明において中心となる技術は、(第
1の技術)逆量子化部202における乗算を、有効係数
NZとこれに対応する量子化係数Qiのみとの乗算に限
定し、(第2の技術)逆ジグザグ変換する際に固定値
“0”及び有効係数NZを含むデータを配列するのでは
なく、あらかじめ一まとまりのハフマン符号に対応した
数だけ全て固定値“0”を配列し、その後、対応する箇
所に有効係数NZを重ね書きする。というものである。
【0061】(C−1)第1実施例:第1実施例は第1
の技術に関するものである。図2はアドレス生成部20
7の構成を示すブロック図である。アドレス生成部20
7は、“0”検出部207a、セレクタ207b、加算
器207c、ラッチ207d、及びラッチ207eを備
えている。
【0062】アドレス生成部207に入力した0ラン長
ZRLはセレクタ207bのA入力に与えられる。一
方、セレクタ207bのB入力には固定値“1”が常に
与えられている。
【0063】“0”検出部207aは0ラン長ZRLの
値に依存する検出信号Kを出力する。検出信号Kはセレ
クタ207bの制御端子(C入力)及び加算器207c
のC入力に与えられる。検出信号Kは、0ラン長ZRL
の値が0であれば値“0”を、非零であれば値“1”
を、それぞれ採る。
【0064】検出信号Kの値によって、セレクタ207
bは以下の選択動作を行ってQ出力に与える。 i)K=0(0ラン長ZRLの値が零)…B入力(固定
値“1”)を出力する。 ii)K=1(0ラン長ZRLの値が非零)…A入力
(0ラン長ZRLの値そのもの)を出力する。
【0065】加算器207cは、A入力、B入力及びC
入力並びにY出力を有しており、Y出力にはA入力とB
入力とC入力との和が出力される。B入力にはセレクタ
207bのQ出力が接続される。
【0066】ラッチ207dは加算器207cのY出力
を受け、一定時間これを保持して出力する。このラッチ
207dの出力は加算器207cのA入力に与えられ
る。ラッチ207dにはリセット信号RSTも与えら
れ、リセット信号RSTの活性化によってY出力はリセ
ットされる。一方、ラッチ207eは有効係数NZを一
定時間保持して出力する。
【0067】一まとまりのハフマン符号が伝送されるこ
とにより、リセット信号RSTは活性化する。図1及び
図2においては特に8×8の画素を一まとまりとして区
切るための構成を示さないが、かかる技術は当該分野に
おいて公知であり、一まとまりのハフマン符号と同期し
てかかるリセット信号RSTを得ることは容易に可能で
ある。
【0068】数6で示されたハフマン符号HCは、ハフ
マン復号部201によって数9のように表される0ラン
長ZRLと有効係数NZとの対へと変化される。
【0069】
【数9】
【0070】ここで、最も最初に得られる対は0ラン長
ZRLに対応する要素を持たず、厳密にいえば対を構成
していない。これは画像についてのデータに対して離散
コサイン変換を行うと、多くの場合にはその1行1列目
の要素(DC成分)が非零となることによる。一方、最
後に得られる対は有効係数NZに対応する要素を持た
ず、やはり厳密に言えば対を構成していない。これは数
5で示される量子化データQDがたまたまその末尾に連
続する“0”を有しているためであり、量子化データQ
Dがその末尾に有効係数を持つ場合もある。数5で示さ
れる量子化データQDに対しては、このような8個の対
が一まとまりとなって、アドレス生成部207に与えら
れる。
【0071】リセット信号RSTの活性化によりラッチ
207dの出力は“0”となり、書き込みアドレスAD
Rとして出力され、加算器207cのA入力も“0”と
なる。この書き込みアドレスADRと同期するように、
ラッチ207eにおいて所定の時間だけ遅延して有効係
数NZが出力される。
【0072】従って、0ラン長ZRLと有効係数NZと
の最初の対(−,16)がアドレス生成部207に入力
した場合には、書き込みアドレスADRとして“0”
が、また有効係数NZ(=16)が、それぞれ互いに同
期して出力される。
【0073】続いて入力する0ラン長ZRLと有効係数
NZとの対(0,4)を受けて、アドレス生成部207
は書き込みアドレスADR及び有効係数NZを更新す
る。まず0ラン長ZRLは“0”検出部207aにおい
て“0”であることが検出されるので、検出信号Kは値
“0”を採る。よって、セレクタ207bはB入力(固
定値“1”)をQ出力として出力する。加算器207c
はこれをB入力に受けてA入力及びC入力と加算する
が、すでにA入力には値“0”を採る書き込みアドレス
ADRが与えられており、C入力には検出信号Kによっ
て値“0”が与えられているので、加算器207cのY
出力からは値“1”が得られる。これにより、書き込み
アドレスADRとして“1”が、また有効係数NZ(=
4)が、それぞれ互いに同期して出力される。
【0074】同様にして次の0ラン長ZRLと有効係数
NZの対(0,−7)を受けて、書き込みアドレスAD
R及び有効係数NZが、それぞれ“2”,“−7”に更
新される。このように、0ラン長ZRLが値“0”を採
る限り、書き込みアドレスADRは順次1づつ更新され
て行く。
【0075】ところが、次の0ラン長ZRLと有効係数
NZの対(1,3)の様に、非零の0ラン長ZRLが入
力する場合には書き込みアドレスADRは不連続に更新
される。
【0076】この場合には検出信号Kが値“1”を採
り、加算器207cのC入力には値“1”が与えられて
いる。よって書き込みアドレスADRは、A入力に与え
られた更新前の書き込みアドレスADRの値“2”に対
し、B入力に与えられた0ラン長ZRLの値“1”と、
C入力に与えられた検出信号Kの値“1”とを加算して
更新され、有効係数NZ“3”に対応する書き込みアド
レスADRは“4”となる。
【0077】このように、アドレス生成部207は、有
効係数NZに対応する書き込みアドレスADRのみを生
成し、値が零である無効係数に対応する書き込みアドレ
スADRを生成しない。
【0078】結局、互いに同期する書き込みアドレスA
DRと有効係数NZとを対にして表現すると、
【0079】
【数10】
【0080】となる。最後の0ラン長ZRLと有効係数
NZの対(54,−)に関しては、実質的には有効係数
NZが存在しないので、これに対応する書き込みアドレ
スADRと有効係数NZとの対も存在しない。
【0081】従来の場合とは異なり、逆量子化部202
には0ラン長ZRLが与えられることなく有効係数NZ
が与えられている。量子化テーブル4は書き込みアドレ
スADRによって指定されたアドレスに対応する量子化
係数Qiを逆量子化部202に与える。つまり、逆量子
化部202には有効係数NZ及びこれに対応する量子化
係数Qiが順次与えられることになる。数5と数10を
参照すれば、同期して逆量子化部202に与えられる有
効係数NZ及び量子化係数Qiの対は、数11のように
表される。
【0082】
【数11】
【0083】逆量子化部202においては、有効係数N
Z及び量子化係数Qiを乗算して乗算結果Mが求められ
る。ここで乗算回数は、有効係数NZの数(数1から数
10の例で言えば7個)だけ必要である。従来無効係数
に対しても行っていた、結果が“0”であると予め知ら
れている乗算は行われないので、従来の技術が有効係数
NZのみならず無効係数に対しても乗算を行っていたこ
と(数1から数10の例で言えば64回)と比較して、
この実施例では大きく演算回数が低減される。
【0084】一方、書き込みアドレスADRと乗算結果
Mとを対にして示すと、次のように表される。
【0085】
【数12】
【0086】そして逆ジグザグ変換器203aにおいて
“0”を適切に入力することにより、従来と同様の復元
画像データD4 を得ることができる。従って、符号の復
号を迅速に行うことができる。
【0087】この際、書き込みアドレスADRは乗算結
果Mを求めるのに必要なだけ生成すればよく、無効係数
に対して生成する必要はないので、迅速な処理を行うこ
とができる。
【0088】(C−2)第2実施例:第2実施例は第2
の技術に関するものである。図3は逆ジグザグ変換部2
03aの構成を示すブロック図である。従来の逆ジグザ
グ変換部203は、“0”をも含む逆量子化データIQ
を順次ジグザグに配列し、その後これをシリアルに読み
出していた。しかし、第2実施例にかかる逆ジグザグ変
換部203aでは予めジグザグ変換にかかる領域の全て
に“0”を配列しておき、その後“0”を含まない逆量
子化データIQを所定のアドレスに対応させて配列す
る。
【0089】逆ジグザグ変換部203aはジグザグアド
レス変換器2031と、セレクタ2033,2042
と、ANDゲート2034と、RAM2035と、フル
/エンプティ検出器2036とを備えている。
【0090】ジグザグアドレス変換器2031には書き
込みアドレスADRが与えられ、これがジグザグ変換さ
れてアドレスJAが生成され、セレクタ2033の一方
の入力に伝達される。セレクタ2033の他方の入力に
は、読み出しアドレスRAが与えられる。セレクタ20
33は、これらの入力をリードライト信号W/Rによっ
て選択的に出力し、RAM2035のアドレス入力たる
A入力に与える。リードライト信号W/Rはセレクタ2
033の出力を用いて、フル/エンプティ検出器203
6によって生成される。
【0091】乗算結果MはANDゲート2034の一方
の入力に伝達される。また、ANDゲート2034の他
方の入力にはクリア信号CLR*(記号「*」は、論理
の反転を示す。図においては上線にて示されている。以
下同様。)が与えられている。ANDゲート2034の
出力は、RAM2035のデータ入力たるD入力に与え
られる。RAM2035は、少なくとも一まとまりのハ
フマン符号に相当する容量を備えており、出力イネーブ
ル端子OEC、並びにセレクタ2042に接続されたチ
ップイネーブル端子CEC及びライトイネーブル端子W
ECを有している。
【0092】後述するように、RAM2035はリード
モディファイライトによって、ジグザグ変換に必要な全
てのアドレスに予め“0”が書き込まれており、エンプ
ティ状態になっている。この場合には、フル/エンプテ
ィ検出器2036はリードライト信号W/Rによってラ
イトモードを設定する。このためセレクタ2033はジ
グザグ変換器2031の出力、すなわちアドレスJA
を、RAM2035のアドレス入力たるA入力に与え
る。またセレクタ2042によって、チップイネーブル
端子CEC及びライトイネーブル端子WECにはそれぞ
れRAM2035の書き込みを可能にする信号CEC
W,WECWが与えられる。これに対応して、ゲート2
034からは乗算結果MがRAM2035のデータ入力
たるD入力に与えられる。
【0093】RAM2035は、リードモディファイラ
イトによってジグザグ変換に必要な全てのアドレスに予
め“0”が書き込まれているので、有効係数NZに対応
するアドレスJAにおいて乗算結果Mが書き込まれるの
は勿論のこと、“0”である無効係数もアドレスJA以
外のアドレスにおいて、RAM2035に書き込まれて
いることになる。
【0094】このため、有効係数NZに対応するアドレ
スJAの個数と同じ回数だけ書き込みをする事により、
全画素数に対応するデータの書き込みを行うことができ
る。数1〜数12で示された場合に対応して説明する
と、8×8=64回の書き込みを行わなくても、7回の
書き込みを行うだけで足りることになる。
【0095】セレクタ2033の出力からアドレスJA
をモニタし、RAM2035がフル状態であることを検
出すると、フル/エンプティ検出器2036がリードラ
イト信号W/Rによってリードモードへ設定する。これ
により、セレクタ2033は読み出しアドレスRAを選
択してRAM2035のA入力に与える。またセレクタ
2042によって、チップイネーブル端子CEC及びラ
イトイネーブル端子WECにはそれぞれRAM2035
の読みだしを可能にする信号CECR,WECRが与え
られる。
【0096】ジグザグ順に配列された乗算結果M及び
“0”が、シリアルに順次与えられる読み出しアドレス
RAによって読み出されるので、RAM2035はQ出
力から逆ジグザグ変換されて配列されたDCT係数D3
を出力する。
【0097】このように読み出しを行う時、読み出され
たアドレスにはリードモディファイライトによって順次
“0”が与えられる。この“0”はゲート2034を介
して与えられるクリア信号CLR*に基づいている。ラ
イトモードでは既にRAM2035がフル状態であり、
もはや乗算結果MがD入力に与えられることがない。書
換データとして“0”を用いるリードモディファイライ
トによって再びRAM2035はエンプティ状態とな
り、フル/エンプティ検出器2036はリードライト信
号W/Rによってライトモードを設定する。この後、次
の一まとまりのハフマン符号に対応する乗算結果Mと、
書き込みアドレスADRが逆ジグザグ変換部203aに
与えられる。
【0098】具体的には、フル/エンプティ検出器20
36は以下のようにしてRAM2035がフル状態であ
ることを検出する。数12から解るように、一まとまり
のハフマン符号に対応する一まとまりの書き込みアドレ
スADRの、最初の値は常に“0”であり、ジグザグア
ドレス変換によって得られたアドレスJAにおいてもそ
の値は変わらない。ライトモードにおいて、セレクタ2
033の出力が順次変化して行き、その値が“0”とな
った場合には、次の一まとまりのハフマン符号に対応す
る一群の書き込みアドレスADRの先頭が現れたことに
なる。
【0099】この時には複数ビット線(例えば8×8画
素を一まとまりとするのであれば6ビットの線)を入力
するORゲートを介してフル/エンプティ検出器203
6のDフリップフロップにトリガがかかり、リードライ
ト信号W/Rを反転させるので、RAM2035がフル
状態の時点でリードモードが設定されることになる。
【0100】一方、読み出しアドレスRAは00〜3F
の値(8×8画素を一まとまりとする場合)循環的に発
生させているのであるから、セレクタ2033の出力が
順次変化して行き、その値が“0”となった場合には全
てRAM2035の内容を読み出したことになる。従っ
て、この場合もフル/エンプティ検出器2036のDフ
リップフロップにトリガがかかり、リードライト信号W
/Rを反転させるので、RAM2035がエンプティ状
態の時点でライトモードが設定されることになる。な
お、リセット信号RST2は全ての動作の初期状態にお
いてフル/エンプティ検出器2036の初期化を行うた
めにDフリップフロップに与えられる。
【0101】このようにして逆ジグザグ変換を行うこと
により、RAM2035への書き込み回数を低減する事
ができ、処理時間を短縮する事ができる。第1実施例に
おいて説明された逆量子化部202の高速化と、この第
2実施例において説明された逆ジグザグ変換部203a
の高速化の両方を図ることにより、図1に示された復号
化手段200の高速化がいっそう顕著になる。
【0102】(C−3)第3実施例:第2実施例では、
一まとまりのハフマン符号に対する処理の高速化を図っ
た場合について説明したが、複数のまとまりのハフマン
符号が連続して与えられている場合において処理の高速
化を図ることもできる。RAMを2つ用意しておき、一
方が既に書き込まれたデータの読み出しを行っている間
に、他方が次のハフマン符号に対応するアドレスに書き
込みの動作を行うことにより、一層迅速な処理が可能で
ある。
【0103】(C−3−1)構成の概要:図4は、この
発明の第3実施例にかかる逆ジグザグ変換部203bの
構成を示すブロック図である。逆ジグザグ変換部203
bは、図1の逆ジグザグ変換部203aと置換する事に
より、復号化手段200の高速化を実現することができ
る。
【0104】逆ジグザグ変換部203bは、一対を成す
第1及び第2のRAM2039,2049を備えてい
る。RAM2039,2049は、第2実施例において
示されたRAM2035と同様、少なくとも一まとまり
のハフマン符号に相当する容量を備えている。また、第
1及び第2のRAM2039,2049のそれぞれが、
チップイネーブル端子CEC、ライトイネーブル端子W
EC、及び出力イネーブル端子OECを備えている。第
1及び第2のRAM2039,2049の出力イネーブ
ル端子OECにはそれぞれ信号(OEC)a ,(OE
C)b が与えられている。
【0105】第1及び第2のRAM2039,2049
としては例えばSRAMを用いることができるが、周知
の技術を用いてDRAMに置換することは可能である。
【0106】第1のRAM2039に対応して、セレク
タ2038,2044,2045及びANDゲート20
40が設けられている。また第2のRAM2049に対
応してセレクタ2048,2051,2052及びAN
Dゲート2050が設けられている。
【0107】更に、逆ジグザグ変換部203bは、ジグ
ザグアドレス変換器2037、フル/エンプティ検出器
2041、リード・ライト制御部2043及び読み出し
アドレス生成部2046をも備えている。フル/エンプ
ティ検出器2041はアドレスJA及び読み出しアドレ
スRAから書き込み許可信号WREN、読み出し許可信
号RDEN、選択信号BANK0,BANK1を生成す
る。リード・ライト制御部2043はこれらの4つの信
号から第1のリードライト信号(W/R)a 及び第2の
リードライト信号(W/R)b を生成する。読み出しア
ドレス生成部2046はクロック信号CLKから読み出
しアドレスRAを生成するカウンタ(8×8画素を一ま
とまりとして考える場合には6ビット)から構成され
る。しかし、そのエネーブル端子には読み出し許可信号
RDENが与えられており、これが値“1”を採る場合
のみ読み出しアドレスRAを生成する。
【0108】ジグザグアドレス変換器2037には、書
き込みアドレスADRが入力され、これをジグザグ変換
してアドレスJAを生成する。セレクタ2038の一方
の入力端にはアドレスJAが、他方の入力端には読み出
しアドレスRAが、それぞれ与えられる。すなわち逆ジ
グザグ変換部203bにおけるジグザグアドレス変換器
2037とセレクタ2038との関係は、逆ジグザグ変
換部203aにおけるジグザグアドレス変換器2031
とセレクタ2033との関係と同一である。同様にして
逆ジグザグ変換部203bにおけるジグザグアドレス変
換器2037とセレクタ2048との関係は、逆ジグザ
グ変換部203aにおけるジグザグアドレス変換器20
31とセレクタ2033との関係と同一である。
【0109】セレクタ2038は、アドレスJA及び読
み出しアドレスRAを第1のリードライト信号(W/
R)a によって選択的に出力し、RAM2039のA入
力に与える。セレクタ2048も同様にして、第2のリ
ードライト信号(W/R)b によってアドレスJA及び
読み出しアドレスRAを選択的に出力し、RAM204
9のA入力に与える。
【0110】また、第1のリードライト信号(W/R)
a は、セレクタ2044,2045にも与えられ、第2
のリードライト信号(W/R)b は、セレクタ205
1,2052にも与えられる。
【0111】第1及び第2のリードライト信号(W/
R)a ,(W/R)b はアドレスJA及び読み出しアド
レスRAを用いてフル/エンプティ検出器2041及び
リード・ライト制御部2043によって生成される。こ
の生成の手順については後に詳述する。
【0112】乗算結果MはANDゲート2040,20
50のそれぞれの一方の入力端に伝達される。また、A
NDゲート2040,2050の他方の入力端には第1
及び第2のクリア信号CLR1*,CLR2*がそれぞ
れ与えられている。ANDゲート2040,2050の
出力は、それぞれ第1及び第2のRAM2039,20
49のD入力に与えられる。従って、ANDゲート20
40の第1のRAM2039に対する関係、及びAND
ゲート2050の第2のRAM2049に対する関係
は、いずれも逆ジグザグ変換部203aにおけるAND
ゲート2034のRAM2035に対する関係と同様で
あるが、クリア信号CLR1*,CLR2*は互いに同
一ではない。クリア信号CLR1*,CLR2*の具体
的な活性/非活性に関しては後述する。
【0113】(C−3−2)動作:第2実施例で説明し
たように、本発明によれば無効係数に対応するアドレス
の書き込みを行わないので、書き込み動作は迅速に行わ
れる。従って2つのRAMにおいて同時にそれぞれ書き
込みと読み出しを行って処理の迅速を図る場合には、一
方のRAMが他方のRAMの処理を待たなければならな
い場合がある。以下に逆ジグザグ変換部203bの動作
を2つの場合に分けて説明する。
【0114】(C−3−2−1)RAMの読み出しが書
き込みよりも速い場合(第1の場合):図5は逆ジグザ
グ変換部203bの動作を示すタイミングチャートであ
る。RAMの読み出しが書き込みよりも速いので逆ジグ
ザグ変換部203bの動作速度は書き込み動作によって
律速される。このため書き込み許可信号WRENは常に
値“1”をとって書き込み可能としている。
【0115】最も初期には時刻t1 以前においてアドレ
スJAに従って第1のRAM2039に乗算結果Mの書
き込みが行われている。そして第2のRAM2049は
未だデータが与えられていないので待機状態となってい
る。第1のRAM2039に書き込みが行われ、第2の
RAM2049が待機状態となっている期間を期間TA
とする。
【0116】この期間においては第1のリードライト信
号(W/R)a が値“1”をとり、第1のRAM203
9がライトモードとなっている。具体的には、第1のリ
ードライト信号(W/R)a によって、セレクタ204
4に与えられる2つの信号CECW,CECRのうち、
信号CECWが選択的に出力される。また、セレクタ2
045に入力する2つの信号WECW,WECRのう
ち、信号WECWが選択的に出力される。そしてセレク
タ2038はアドレスJAを選択的に第1のRAM20
39のA入力に与えている。
【0117】図6は、ライトモードにある場合の第1の
RAM2039の動作を説明するタイミングチャートで
ある。ライトモードにおいてはセレクタ2044の出力
は信号CECWと同一であり、セレクタ2045の出力
は信号WECWと同一であり、セレクタ2038の出力
はアドレスJAと同一である。
【0118】ライトモードにおいては、第1のRAM2
039の出力イネーブル端子OECに与えられる信号
(OEC)a は常に非活性(論理“H”)であり、第1
のRAM2039はそのQ出力に自身の格納内容を出力
することは許可されていない。
【0119】一方、信号CECWはアドレスJA及びこ
れと同期する乗算結果Mが変化しない期間の前半(期間
1 )において非活性(論理“H”)であり、アドレス
JA及び乗算結果Mが変化しない期間の後半(期間
2 )において活性(論理“L”)である。また、信号
WECWは期間T2 の後半(期間T3 )において活性化
(論理“L”)する。また、第1のクリア信号CLR1
*は常に非活性(論理“H”)であり、乗算結果Mはゲ
ート2040を介して第1のRAM2039のD入力に
与えられる。
【0120】よって、期間T3 においてアドレスJA及
びこれと対応する乗算結果Mが第1のRAM2039に
書き込まれる。
【0121】このようにして必要なデータが全て書き込
まれ、時刻t1 において第1のRAM2039がフル状
態になると、その内容を読み出しアドレスRAに従って
DCT係数D3 として出力しなければならない。次の一
まとまりのハフマン符号に対応する一群のアドレスJA
の先頭“0”がフル/エンプティ検出器2041に与え
られるので、これを契機として選択信号BANK0が値
“0”から“1”に変化する。この結果、フル/エンプ
ティ検出器2041は読み出し許可信号RDENを値
“0”から“1”へと変化させ、そして第1のリードラ
イト信号(W/R)a が値“0”に変化して第1のRA
M2039がリードモードとなる。
【0122】具体的には、第1のリードライト信号(W
/R)a によって、セレクタ2044に与えられる2つ
の信号CECW,CECRのうち、信号CECRが選択
的に出力される。また、セレクタ2045に入力する2
つの信号WECW,WECRのうち、信号WECRが選
択的に出力される。更にセレクタ2038において読み
出しアドレスRAが選択されてRAM2039のA入力
に与えられる。
【0123】図7は、リードモードにある場合の第1の
RAM2039の動作を説明するタイミングチャートで
ある。リードモードにおいてはセレクタ2044の出力
は信号CECRと同一であり、セレクタ2045の出力
は信号WECRと同一であり、セレクタ2038の出力
は読み出しアドレスRAと同一である。
【0124】リードモードにおいては、第1のRAM2
039の出力イネーブル端子OECに与えられる信号
(OEC)a は常に活性化(論理“L”)しており、第
1のRAM2039はそのQ出力に自身の格納内容を出
力することが許可されている。
【0125】一方、信号CECRは読み出しアドレスR
Aが変化しない期間の前半(期間T4 )において非活性
(論理“H”)であり、読み出しアドレスRAが変化し
ない期間の後半(期間T5 )において活性(論理
“L”)である。また、信号WECRは期間T5 の後半
(期間T6 )において活性化(論理“L”)する。ま
た、第1のクリア信号CLR1*は信号CECRと同一
の変化をする。
【0126】読み出しアドレスRAが変化してから期間
4 経過後、信号CECRが活性化する事により対応す
るデータがQ出力に読み出され、DCT係数D3 が期間
5において出力される。一方、期間T6 において第1
のクリア信号CLR1*がこの時点での読み出しアドレ
スRAにおいて新たに書き込まれる。第1のクリア信号
CLR1*は、期間T6 を含む期間T5 において値
“0”を採っているので、読み出しアドレスRAに書き
込まれるデータは“0”となる。
【0127】以上の動作の繰り返しにより、逆ジグザグ
変換して配列されたDCT係数D3を得つつ、一まとま
りのハフマン符号に対応するRAM2039の内容を
“0”にする事ができる。
【0128】図5に戻り、上記の動作、すなわち第1の
RAM2039のリードモードと、第2のRAM204
9のライトモードの動作について説明する。選択信号B
ANK0が値“1”をとることによって、アドレスJA
と乗算結果Mとの対を書き込むべき対象は、第1のRA
M2039から第2のRAM2049に切り替わる。既
述のように、ここでは逆ジグザグ変換部203bの動作
速度は書き込み動作によって律速される場合について説
明しており、書き込み許可信号WRENは常に値“1”
をとって書き込み可能である。従って、時刻t1 におい
てBANK0が値“1”をとると、直ちに第2のRAM
2049にアドレスJA及びこれと対応する乗算結果M
が書き込まれる。つまり時刻t1 においてリード・ライ
ト制御部2043は第2のリードライト信号(W/R)
b を値“1”に変化させ、第2のRAM2049はライ
トモードになる。
【0129】具体的には第2のリードライト信号(W/
R)b によって、セレクタ2051に与えられる2つの
信号CECW,CECRのうち、信号CECWが選択的
に出力される。また、セレクタ2052に入力する2つ
の信号WECW,WECRのうち、信号WECWが選択
的に出力される。
【0130】更にセレクタ2048においてアドレスJ
Aが選択されてRAM2039のA入力に与えられる。
よって乗算結果MがアドレスJAに従って第2のRAM
2049に書き込まれる。
【0131】次に上記の動作、すなわち第1のRAM2
039のリードモードと、第2のRAM2049のライ
トモードの動作の期間の長さについて説明する。時刻t
1 において同時に開始されたこれらの動作のうち、リー
ドモードにおける動作は乗算結果Mや書き込みアドレス
ADRが入力するタイミングとは無関係に行うことがで
きるので、ライトモードの動作と比較して迅速に行うこ
とができる場合がある。図5では、時刻t2 において第
1のRAM2039のリードモードの動作が終了し、そ
の後時刻t3 において第2のRAM2049のライトモ
ードの動作が終了した場合が例示されている。以下、時
刻t1 〜t2 を期間TB とし、時刻t2〜t3 を期間T
C とする。即ち、期間TB は第2のRAM2049の書
き込みを行いつつ第1のRAM2039の読み出しが行
われている期間であり、期間TCは第2のRAM204
9の書き込みが行われているものの、第1のRAM20
39は待機状態にある期間である。
【0132】期間TB ,TC における第2のRAM20
49の書き込み動作に関しては、第1のRAM2039
のそれと同様である。即ち、図6においてセレクタ20
44をセレクタ2051に、セレクタ2038をセレク
タ2048に、セレクタ2045をセレクタ2052
に、ゲート2040をゲート2050に、信号(OE
C)a を信号(OEC)b に、第1のクリア信号CLR
1*を第2のクリア信号CLR2*に、それぞれ読み変
えれば、第2のRAM2049の書き込み動作は図6で
示される。
【0133】期間TB が経過し、時刻t2 において第1
のRAM2039の内容が全て読み出されると、即ち第
1のRAM2039がエンプティ状態となると、フル/
エンプティ検出器2041は選択信号BANK1の値を
“0”から“1”に、また読み出し許可信号RDENを
値“1”から“0”へと変化させる。これは読み出しア
ドレスRAが“0”となったことを契機として行われ
る。こうして期間TC が開始する。
【0134】読み出し許可信号RDENの変化によって
第1のRAM2039は待機状態になる。具体的には読
み出しアドレス生成部2046において読み出し許可信
号RDENが値“0”をとるようになって読み出しアド
レスRAの生成が中断される。そのため、第1のRAM
2039はリードモードにあるものの、読み出しが中断
されて待機状態となっている。
【0135】一方、期間TC においては第2のRAM2
049はライトモードにあり、書き込み動作を行い続け
ている。第2のRAM2049が書き込み動作を行い続
けている限り、第1のRAM2039は待機状態となっ
ている。従って同一のアドレスJAに関して第1及び第
2のRAM2039,2049の両方に書き込みが行わ
れることはない。
【0136】時刻t3 において第2のRAM2049の
書き込みが全て終了する。このとき次の一まとまりのハ
フマン符号に対応する一群のアドレスJAの先頭“0”
がフル/エンプティ検出器2041に与えられるので、
これを契機として選択信号BANK0が値“1”から
“0”に変化する。この結果、第1のリードライト信号
(W/R)a が値“0”から“1”に変化して第1のR
AM2039がライトモードとなり、第2のリードライ
ト信号(W/R)b が値“0”から“1”に変化して第
2のRAM2039がリードモードとなる。
【0137】このように、第2のRAM2049がライ
トモードにある期間(時刻t1 〜t3 )よりも短い期間
(時刻t1 〜t2 )において第1のRAM2039のリ
ードモードが実行される。そして時刻t3 以後では、第
1のRAM2039と第2のRAM2049の動作が入
れ替わる。従って、逆ジグザグ変換部203bにおける
動作はライトモードに必要な期間で律速される。
【0138】時刻t3 以降の動作について具体的に説明
する。期間TD (時刻t3 〜t4 )においては書き込み
許可信号WRENが値“1”をとり、第1のリードライ
ト信号(W/R)a が値“1”をとっているので第1の
RAM2039において書き込み動作が行われている。
また、読み出し許可信号RDENが値“1”をとり、読
み出しアドレス生成部2046の動作も再開して読み出
しアドレスRAの生成も再開し、第2のリードライト信
号(W/R)b が値“0”をとっているので第2のRA
M2049において読み出し動作が行われている。
【0139】そして時刻t4 になって、読み出しアドレ
スRAが値“0”をとると読み出し許可信号RDENが
値“0”をとり、読み出しアドレスRAの生成が中断す
る。このため第2のRAM2049は待機状態になる。
また選択信号BANK1は値“1”から“0”に遷移す
る。一方、第1のRAM2039は書き込み動作を行い
続けている。そして時刻t5 において第1のRAM20
39の書き込み動作が終了すると選択信号BANK0、
読み出し許可信号RDENが値“1”を採るため第1の
リードライト信号(W/R)a は値“0”をとり、第2
のリードライト信号(W/R)b が値“1”を採る。そ
して読み出しアドレスRAの生成も再開されて第1のR
AM2039の読み出しが行われる。
【0140】従って、時刻t4 〜t5 の期間は時刻t1
以前の状態と等価であり、図5においては期間TA とし
ている。
【0141】第3実施例の第1の場合においては、一方
のRAMに書き込んでいる期間において他方のRAMの
読み出しを行っているので、逆ジグザグ変換部203b
の動作は逆ジグザグ変換部203aの動作よりも一層迅
速になる。
【0142】図8はフル/エンプティ検出器2041の
内部構成を例示する回路図である。Dフリップフロップ
2041aはアドレスJAの全ビットが“0”となった
場合にトリガがかかり、出力たる選択信号BANK0が
反転する。同様にして、Dフリップフロップ2041b
は読み出しアドレスRAの全ビットが“0”となった場
合にトリガがかかり、出力たる選択信号BANK1が反
転する。
【0143】選択信号BANK0,BANK1は更にそ
れぞれDフリップフロップ2041d,2041cに入
力し、図示されたANDゲート、NANDゲート及びD
フリップフロップ2041eの処理によって書き込み許
可信号WREN及び読み出し許可信号RDENが出力さ
れる。
【0144】図9はリード・ライト制御部2043の構
成を例示する回路図である。この様に、書き込み許可信
号WREN及び読み出し許可信号RDEN、並びに選択
信号BANK0,BANK1から第1及び第2のリード
ライト信号(W/R)a ,(W/R)b を生成する事
は、通常良く用いられる論理ゲートを用いて容易に実現
することができる。
【0145】(C−3−2−2)RAMの書き込みが読
み出しよりも速い場合(第2の場合):第2実施例で説
明したように、無効係数の書き込みを行わないことによ
ってRAMの書き込みは迅速に行うことができる。従っ
てRAMの書き込みが読み出しよりも速い場合も生じ得
る。
【0146】図10は第2の場合の逆ジグザグ変換部2
03bの動作を示すタイミングチャートである。最も初
期には時刻t1 以前においてアドレスJAに従って第1
のRAM2039に乗算結果Mの書き込みが行われてい
る。そして第2のRAM2049は未だデータが与えら
れていないので待機状態となっている。第1のRAM2
039に書き込みが行われ、第2のRAM2049が待
機状態となっている期間を期間TA とする。期間TA
第1の場合の期間TA と等価である。
【0147】必要なデータが全て書き込まれ、時刻t1
において第1のRAM2039がフル状態になると、そ
の内容が読み出しアドレスRAに従ってDCT係数D3
として出力される。具体的には、次の一まとまりのハフ
マン符号に対応する一群のアドレスJAの先頭“0”が
フル/エンプティ検出器2041に与えられるので、こ
れを契機として選択信号BANK0が値“0”から
“1”に変化する。このため、読み出し許可信号RDE
Nが値“0”から“1”へと変化し、第1のリードライ
ト信号(W/R)a が値“0”に変化して第1のRAM
2039がリードモードとなる。
【0148】一方、選択信号BANK0が値“1”をと
ることによって、アドレスJAと乗算結果Mとの対を書
き込むべき対象は、第1のRAM2039から第2のR
AM2049に切り替わる。よって第1の場合と同様に
して、時刻t1 において第2のRAM2049にアドレ
スJA及びこれと対応する乗算結果Mが書き込まれる。
つまり時刻t1 においてリード・ライト制御部2043
は第2のリードライト信号(W/R)b を値“1”に遷
移させ、第2のRAM2049がライトモードになる。
【0149】図10では第2のRAM2049における
書き込み動作が時刻t6 に終了し、その後時刻t7 にお
いて第1のRAM2039における読み出し動作が終了
する場合が示されている。そして期間TE ,TF はそれ
ぞれ時刻t1 〜t6 及び時刻t6 〜t7 において定義さ
れている。即ち、期間TE は第2のRAM2049の書
き込みを行いつつ第1のRAM2039の読み出しが行
われている期間であり、期間TF は第1のRAM203
9の読み出しが行われているものの、第2のRAM20
49が待機状態にある期間である。
【0150】時刻t6 において第2のRAM2049の
書き込みが全て終了すると、次の一まとまりのハフマン
符号に対応するアドレスJAの先頭の値“0”がフル/
エンプティ検出器2041に与えられ、選択信号BAN
K0及び書き込み許可信号WRENは“1”から“0”
に遷移する。書き込み許可信号WRENの遷移によって
ハフマン復号部201、アドレス生成部207は待機状
態に制御される(図1、図2においては繁雑を避けるた
めに待機状態にするための制御線は図示していない)。
よってアドレスJAは“0”で停止する。つまり第2の
RAM2049の書き込みは時刻t6 で停止する。
【0151】一方、読み出しアドレスRAは時刻t6
おいてはまだ一巡しておらず、値“0”を採っていな
い。よって選択信号BANK1は値“0”のままであ
る。一方、読み出し許可信号RDENが値“1”を採っ
ているので、第1のRAM2039では引き続いてリー
ドモードにあり、データの読み出しが行われている。
【0152】時刻t7 において読み出し許可信号RDE
Nが値“0”を採ると、期間TF が終了する。つまり選
択信号BANK1が値“1”へと遷移する。これと同時
に書き込み許可信号WRENが値“1”をとり、ハフマ
ン復号部201、アドレス生成部207の動作が復帰
し、第1のRAM2039への書き込みが再開する。
【0153】時刻t7 〜t8 で定義される期間TG にお
いて第1のRAM2039への書き込みが行われる。そ
して第1のRAM2039がフル状態になるとフル/エ
ンプティ検出器2041がアドレスJAの値“0”を検
出して選択信号BANK0を“1”に遷移させる。これ
と同時に書き込み許可信号WRENが値“0”に遷移し
てハフマン復号部201、アドレス生成部207の動作
が中断する。従って、第1のRAM2039は時刻t8
以降は待機状態となる。
【0154】一方、第2の場合ではRAMにたいする書
き込み動作が読み出し動作よりも高速の場合であるの
で、時刻t7 以降は時刻t8 を経過していても、第2の
RAM2049はリードモードにあり、読み出し動作を
継続して行っている。よって、時刻t8 〜t9 で定義さ
れる期間TH においては第1のRAM2039が待機状
態にあり、第2のRAM2049はリードモードにあ
る。
【0155】このように第3実施例の第2の場合におい
ては、一方のRAMを読み出している期間において他方
のRAMへの書き込みを行っているので、逆ジグザグ変
換部203bの動作は逆ジグザグ変換部203aの動作
よりも一層迅速になる。
【0156】なお、第2の場合においても、フル/エン
プティ検出器2041やリード・ライト制御部2043
はそれぞれ図8、図9で例示された構成をとることによ
って対応する事ができる。
【0157】なお、第1の場合とは異なり、時刻t9
降の動作は期間TA における動作と等価ではない。時刻
9 以降の動作は期間TE における動作と同様である。
これは一番最初においては第2のRAM2049に読み
出すべきデータがないのに対して、時刻t9 以降では読
み出すべきデータが存在しているという差異がある為で
ある。
【0158】
【発明の効果】この発明のうち請求項1,2にかかる信
号処理装置においては、第2の値に対応する第1のアド
レスのみを生成する。信号処理部において行われる信号
処理は第1の値に関するものではなく、第2の値に関し
てのみ信号処理が行われるので、不要なアドレスを生成
することを省略して、迅速な処理を行うことができる。
【0159】この発明のうち請求項3にかかる信号処理
装置においては、第2の値に関する乗算のみが行われる
ので、乗算回数が低減し、迅速な信号処理が可能とな
る。
【0160】この発明のうち請求項4にかかる信号処理
装置においては、記憶装置の第2のアドレスにおいて乗
算結果に書き換えるだけで所望のデータの書き込みを行
うことができるので迅速な信号処理が可能となる。
【0161】特に、この発明のうち請求項5,6にかか
る信号処理装置においては、一対の記憶手段において書
き込みを交互に行うことにより、読み出し時間と書き込
み時間とを別個に設定する必要がなく、迅速な信号処理
が可能となる。
【0162】この発明のうち請求項7にかかる信号処理
方法においては、第2の値に対応する第1のアドレスの
みを生成し、第1の値に対応するアドレスを生成するこ
とを省略して、迅速な処理を行うことができる。
【0163】この発明のうち請求項8にかかる信号処理
方法においては、第2の値に関する乗算のみが行われる
ので、乗算回数が低減し、迅速な信号処理が可能とな
る。
【0164】この発明のうち請求項9にかかる信号処理
方法においては、記憶装置の第2のアドレスにおいて乗
算結果に書き換えるだけで所望のデータの書き込みを行
うことができるので迅速な信号処理が可能となる。
【0165】特に、この発明のうち請求項10,11に
かかる信号処理方法においては、一対の記憶手段におい
て書き込みを交互に行うことにより、読み出し時間と書
き込み時間とを別個に設定する必要がなく、迅速な信号
処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる復号化手段200の構成を示
すブロック図である。
【図2】この発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】この発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】この発明の第3実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】この発明の第3実施例の第1の場合の動作を示
すタイミングチャートである。
【図6】この発明の第3実施例の動作を示すタイミング
チャートである。
【図7】この発明の第3実施例の動作を示すタイミング
チャートである。
【図8】この発明の第3実施例を説明する回路図であ
る。
【図9】この発明の第3実施例を説明する回路図であ
る。
【図10】この発明の第3実施例の第2の場合の動作を
示すタイミングチャートである。
【図11】従来の技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
ADR 書き込みアドレス K 検出信号 M 乗算結果 NZ 有効係数 ZRL 0ラン長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の第1の値と、前記第1の値以外の
    少なくとも一つの値を採る第2の値から構成される入力
    信号を処理する信号処理装置であって、 (a)(a−1)前記第1の値が前記入力信号において
    連続する数を示すランレングスを順次入力する第1入力
    端と、 (a−2)前記第2の値を順次入力する第2入力端と、 (a−3)前記ランレングスの値に1を加えて得られる
    値ずつ更新される第1のアドレスを順次出力する第1出
    力端と、 (a−4)前記第1のアドレスと同期させて前記第2の
    値を順次出力する第2出力端とを有するアドレス生成部
    と、 (b)前記第1のアドレス及び前記第2の値に対して所
    定の信号処理を行い、配列された複数の出力信号を出力
    する信号処理部とを備える信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス生成部は、 (a−5)前記第1入力端に接続された入力端と、検出
    信号を出力する出力端とを含む“0”検出部と、 (a−6)前記第1入力端に接続された第1端と、常に
    値“1”が与えられる第2端と、前記検出信号が与えら
    れる制御端と、前記検出信号によって前記第1端に与え
    られたデータ及び前記第2端に与えられたデータのいず
    れかを出力する出力端とを含む第1のセレクタと、 (a−7)第1端と、前記第1のセレクタの前記出力端
    に接続された第2端と、前記検出信号が与えられる第3
    端と、これらの第1端乃至第3端に与えられたデータを
    加算して出力して自身の前記第1端に与える出力端とを
    含む加算器とを更に有し、 前記検出信号は、前記ランレングスが零の時に値“0”
    を、前記ランレングスが非零の時に値“1”を採る請求
    項1記載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理部は、 (b−1)アドレス毎に対応して乗数を記憶しており、
    前記第1のアドレスを入力してこれに対応する前記乗数
    を出力する乗数記憶手段と、 (b−2)前記第2の値を入力し、これに対応する前記
    第1のアドレスに対応して得られた前記乗数を前記第2
    の値に乗算し、これによって得られた乗算結果を出力す
    る乗算部と、を有する請求項1記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理部は、 (b−3)所定の記憶領域に予め前記第1の値が格納さ
    れ、 前記第1のアドレスと、これに対応する前記乗算結果と
    を入力し、 前記所定の記憶領域の一部を指定する第2のアドレス
    を、前記第1のアドレスから所定の規則に基づいて求
    め、 前記第2のアドレスにおいて格納されていた前記第1の
    値を前記第1のアドレスに対応する前記乗算結果に更新
    して格納する記憶装置を更に有する請求項3記載の信号
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置は、(b−3−1)予め前
    記第1の値が格納され、前記第2のアドレスにおいて格
    納されていた前記第1の値を前記第1のアドレスに対応
    する前記乗算結果に更新して格納する第1及び第2の記
    憶手段と、(b−3−2)前記第1及び第2の記憶手段
    にそれぞれ対応して設けられ、いずれもが前記第2のア
    ドレスと、連続して更新される読み出しアドレスとを選
    択的にそれぞれ前記第1及び第2の記憶手段に出力する
    第2及び第3のセレクタとを有し、 前記第2及び第3のセレクタの切り替えによって前記第
    1及び第2の記憶手段における前記第2のアドレスに基
    づく書き込みと、前記読み出しアドレスに基づく読み出
    しとが交互に行われ、 前記第2の記憶手段において前記書き込みが行われてい
    る期間内において前記第1の記憶手段において前記読み
    出しが行われ、 前記第1の記憶手段において前記書き込みが行われてい
    る期間内において前記第2の記憶手段において前記読み
    出しが行われる請求項4記載の信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置は、(b−3−3)予め前
    記第1の値が格納され、前記第2のアドレスにおいて格
    納されていた前記第1の値を前記第1のアドレスに対応
    する前記乗算結果に更新して格納する第1及び第2の記
    憶手段と、(b−3−4)前記第1及び第2の記憶手段
    にそれぞれ対応して設けられ、いずれもが前記第2のア
    ドレスと、連続して更新される読み出しアドレスとを選
    択的にそれぞれ前記第1及び第2の記憶手段に出力する
    第2及び第3のセレクタとを有し、 前記第2及び第3のセレクタの切り替えによって前記第
    1及び第2の記憶手段における前記第2のアドレスに基
    づく書き込みと、前記読み出しアドレスに基づく読み出
    しとが交互に行われ、 前記第2の記憶手段において前記読み出しが行われてい
    る期間内において前記第1の記憶手段において前記書き
    込みが行われ、 前記第1の記憶手段において前記読み出しが行われてい
    る期間内において前記第2の記憶手段において前記書き
    込みが行われる請求項4記載の信号処理装置。
  7. 【請求項7】 単一の第1の値と、前記第1の値以外の
    少なくとも一つの値を採る第2の値から構成される入力
    信号を処理する信号処理方法であって、 (a)前記第1の値が前記入力信号において連続する数
    を示すランレングスを順次入力する工程と、 (b)前記第2の値を順次入力する工程と、 (c)前記ランレングスの値に1を加えて得られる値ず
    つ更新して第1のアドレスを順次出力する工程と、 (d)前記第1のアドレスと同期させて前記第2の値を
    順次出力する工程とを備える信号処理方法。
  8. 【請求項8】 (e)アドレス毎に対応して乗数を記憶
    している乗数記憶手段に対し、前記第1のアドレスを入
    力してこれに対応する前記乗数を得る工程と、 (f)前記第2の値に対応する前記第1のアドレスに対
    応して得られた前記乗数を前記第2の値に乗算し、これ
    によって得られた乗算結果を得る工程とを更に備える請
    求項7記載の信号処理方法。
  9. 【請求項9】 (g)所定の記憶領域に予め前記第1の
    値が格納されている記憶装置に対し、前記第1のアドレ
    スと、これに対応する前記乗算結果とを入力する工程
    と、 (h)前記所定の記憶領域の一部を指定する第2のアド
    レスを、前記第1のアドレスから所定の規則に基づいて
    求める工程と、 (i)前記第2のアドレスにおいて格納されていた前記
    第1の値を前記第1のアドレスに対応する前記乗算結果
    に更新して格納する工程とを更に備える請求項8記載の
    信号処理方法。
  10. 【請求項10】 (j)予め前記第1の値が格納されて
    いる第1の記憶手段に対し、前記第2のアドレスにおい
    て格納されていた前記第1の値を前記第1のアドレスに
    対応する前記乗算結果に更新して書き込みを行う工程
    と、 (k)予め前記第1の値が格納されている第2の記憶手
    段に対し、前記第2のアドレスにおいて格納されていた
    前記第1の値を前記第1のアドレスに対応する前記乗算
    結果に更新して書き込みを行う工程と、 (l)前記第1の記憶手段から、連続して更新される読
    み出しアドレスに対応して格納されている前記第1の値
    及び前記乗算結果の何れか一方を読み出し、前記読み出
    しアドレスに前記第1の値を書き込む工程と、 (m)前記第2の記憶手段から、連続して更新される前
    記読み出しアドレスに対応して格納されている前記第1
    の値及び前記乗算結果の何れか一方を読み出し、前記読
    み出しアドレスに前記第1の値を書き込む工程とを更に
    備え、 前記工程(j)の実行されている期間において前記工程
    (m)を実行し、 前記工程(k)の実行されている期間において前記工程
    (l)を実行する請求項9記載の信号処理方法。
  11. 【請求項11】 (j)予め前記第1の値が格納されて
    いる第1の記憶手段に対し、前記第2のアドレスにおい
    て格納されていた前記第1の値を前記第1のアドレスに
    対応する前記乗算結果に更新して書き込みを行う工程
    と、 (k)予め前記第1の値が格納されている第2の記憶手
    段に対し、前記第2のアドレスにおいて格納されていた
    前記第1の値を前記第1のアドレスに対応する前記乗算
    結果に更新して書き込みを行う工程と、 (l)前記第1の記憶手段から、連続して更新される読
    み出しアドレスに対応して格納されている前記第1の値
    及び前記乗算結果の何れか一方を読み出し、前記読み出
    しアドレスに前記第1の値を書き込む工程と、 (m)前記第2の記憶手段から、連続して更新される前
    記読み出しアドレスに対応して格納されている前記第1
    の値及び前記乗算結果の何れか一方を読み出し、前記読
    み出しアドレスに前記第1の値を書き込む工程とを更に
    備え、 前記工程(m)の実行されている期間において前記工程
    (j)を実行し、 前記工程(l)の実行されている期間において前記工程
    (k)を実行する請求項9記載の信号処理方法。
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