JP3127883B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3127883B2
JP3127883B2 JP12049398A JP12049398A JP3127883B2 JP 3127883 B2 JP3127883 B2 JP 3127883B2 JP 12049398 A JP12049398 A JP 12049398A JP 12049398 A JP12049398 A JP 12049398A JP 3127883 B2 JP3127883 B2 JP 3127883B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、ディジタルテレビ、テレビ電話、或いはパー
ソナルコンピュータ等で静止画像圧縮データを復号化す
る場合に好適に使用できる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置には、静止画像の予
測符号化として、例えば2次元予測方式を用いるものが
ある。この方式では、1ライン上のいくつかの画素値と
直前の画素値とが次のレベルの予測に用いられる。この
際に、予測誤差信号(差分値)が量子化され、この量子
化値そのものではなく量子化番号が可変長符号化されて
伝送される。このような方式は、予測に用いる予測係数
が1に設定される場合に、2次元DPCM(Differentia
l Pulse Code Modulation)と呼ばれる。
【0003】2次元DPCMでは、ラスタ・スキャンさ
れた静止画像データを静止画像圧縮データとしてフレー
ムバッファに格納する際に、各ラインにおける第1画素
値にのみ符号化しない真値データを格納し、この第1画
素値に後続する第2以降の画素値を、前画素値との差分
値を符号化した符号化データとしてフレームバッファに
格納する。これにより、実際の画像サイズ当たりのメモ
リ消費量を減少させて圧縮処理する。
【0004】一方、2次元DPCMで圧縮された画像デ
ータを復号処理する場合には、真値データである各ライ
ンにおける第1画素値をフレームバッファから読み出
し、この第1画素値に後続する第2以降の画素値を、復
号化回路が前画素値との差分値に基づいて各画素値毎に
順次に復号化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像処理装
置では、静止画像圧縮データの任意の領域を復号化して
表示出力する際に、表示領域の基端側(通常は左側)
の、各ラインの第1画素が含まれる表示領域外データ
を、フレームバッファから1画素データずつ読み出して
復号化している。このため、表示領域外データのデータ
量が多い場合には、表示開始タイミングに対して、デー
タ処理開始タイミングを充分に早くするしなければなら
ず、この実現のためシーケンスが複雑になる。
【0006】また、復号処理は、復号化した表示領域の
画素データを復号化データバッファに一時格納しなが
ら、復号化回路とは別の専用の拡大/縮小回路を用い
て、拡大/縮小処理を施す。このため、復号化処理回路
と拡大/縮小回路とを夫々専用回路として別個に備えな
ければならず、回路規模が大きくなる。この場合に、復
号処理速度を上げるためには、より容量の大きいデータ
バッファが必要になる。
【0007】本発明は、上記に鑑み、表示領域の開始点
より基端側の画素データの復号処理を高速で行って、復
号処理及び拡大/縮小処理全体の実行速度を向上するこ
とができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は更に、拡大/縮小処理のための専用バッファを
不要にできる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は、入力される差分符号化さ
れた画像圧縮データの任意の領域を復号処理及び拡大/
縮小処理して、表示領域開始点から表示領域終了点まで
の間に表示する画像処理装置において、複数の復号化回
路であって、各復号化回路が順次に作動して画像圧縮デ
ータに含まれる1つの画素データを取り込んで、該各画
素データに対応する復号値データを出力する復号化回路
と、表示すべき画像データのアドレスが表示領域開始点
に到達したことを検出する検出手段とを備え、前記表示
領域開始点に到達したことが検出されるまでは、画像圧
縮データに含まれる画素データを1つずつ取り込んだ前
記複数の復号化回路の全てを1クロックのタイミングで
動作させる復号化処理を繰り返し実行することを特徴と
する。
【0009】本発明の画像処理装置では、表示領域開始
点より基端側の画素データを、復号化回路の最大個数分
ずつ1クロックで繰り返し復号化できるので、表示領域
開始点までの画素データの復号処理を高速化することが
でき、復号処理及び拡大/縮小処理全体の実行速度を向
上させることができる。
【0010】ここで、前記検出手段は、画像圧縮データ
中に真値データが現れる間隔と、表示領域開始点、表示
領域終了点及びデータアドレスとを取り込んで、画像圧
縮データから取り込んだ画素データが、表示領域内デー
タであるか否かと、真値データであるか符号化データで
あるかとを判別するデータ属性判別回路を備えることが
好ましい。この場合に、画像処理装置全体の回路構成を
簡素化できる。
【0011】好ましくは、前記検出手段が、設定された
拡大/縮小率に基づいてアドレス増分を演算し、復号処
理におけるアドレス増分を表示領域開始点の前後で切り
替える拡大/縮小回路を備える。これにより、拡大/縮
小処理を円滑に行うことができる。
【0012】更に好ましくは、前記検出手段は、画像圧
縮データに付された見出しデータに従って、前記復号化
回路に入力される画素データのアドレスを演算し、入力
画素データが表示領域外データであるときには前記復号
化回路の個数分だけアドレスを増加させ、表示領域内デ
ータであるときには与えられた拡大/縮小率に従ってア
ドレスを増加させるデータアドレス生成回路を備える。
これにより、拡大/縮小処理を円滑に行うことができ
る。
【0013】好適には、前記複数の復号化回路からの各
復号値データを夫々ラッチする、前記復号化回路と同数
のラッチ回路を更に備えており、前記検出手段によって
表示領域開始点に到達したことが検出されてからは、前
記各ラッチ回路が、各復号値データを夫々ラッチしてか
ら前記アドレス増加分に対応した順序で出力することに
よって、前記表示領域内の画素データを拡大/縮小処理
する。これにより、拡大/縮小処理のための専用バッフ
ァが不要になり、回路規模を小さくすることができる。
【0014】また、前記複数の復号化回路の最終段から
の復号値データをラッチしてから、前記複数の復号化回
路の最前段と、装置外部とに夫々出力する1つのラッチ
回路を更に備えることが好ましい。これにより、より簡
素な構成によって復号処理及び拡大/縮小処理を実現で
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例における
画像処理装置を示すブロック図である。画像処理装置1
0は、フレームバッファ12と、復号装置11と、フレ
ームバッファ12及び復号装置11を夫々制御するCP
U14とを備えている。
【0016】フレームバッファ12には、外部から送信
される差分符号化された静止画像圧縮データが取り込ま
れ、これに伴って、データアドレス生成回路19には、
静止画像圧縮データに付された見出しデータが入力され
る。
【0017】復号装置11は、静止画像圧縮データをフ
レームバッファ12から読み出し、この静止画像圧縮デ
ータに対して復号処理及び拡大/縮小処理を施し、その
復号画像データを表示装置13に出力する。復号装置1
1は、フレームバッファ12から読み込んだ静止画像圧
縮データを一時格納する入力バッファ15と、セレクタ
16と、シフタ17と、データアドレス生成回路19と
を備えている。復号装置11は更に、拡大/縮小回路1
8と、データ属性判別回路20と、並列に配置された4
個の復号化回路21〜24と、並列に配置され、復号化
した1画素分のデータを一時格納(ラッチ)するラッチ
回路0〜3と、データ補間回路29とを備える。
【0018】データ属性判別回路20は、フレームバッ
ファ12に格納された静止画像圧縮データ中に真値デー
タが現れる間隔と、表示領域開始点、表示領域終了点及
びデータアドレスとを入力し、入力バッファ15に一時
格納された静止画像圧縮データが表示領域内データであ
るか否かと、各画素値が真値データであるか符号化デー
タであるかとを判別する。
【0019】データアドレス生成回路19は、フレーム
バッファ12に格納された静止画像圧縮データに付され
た見出しデータに従って、復号化回路21〜24に入力
される画素データのアドレスを生成する。つまり、デー
タアドレス生成回路19は、入力される画素データが表
示領域外データである場合には、復号化回路21〜24
の個数分、つまり4個分だけアドレスを増加させ、ま
た、入力される画素データが表示領域内データである場
合には、与えられた拡大/縮小率に従ってアドレスを増
加させる。
【0020】図2は、データアドレス生成回路19及び
データ属性判別回路20の機能を模式的に示すブロック
図である。データアドレス生成回路19は、加算器31
及びアドレス保持F/F(フリップフロップ)32を、
データ属性判別回路20は、比較器33、34、35を
夫々備えている。
【0021】加算器31は、アドレス増分と、アドレス
保持F/F32からのフィードバック出力とを加算し
て、加算値をアドレス保持F/F32に出力する。アド
レス保持F/F32には、最初、フレームバッファ12
に格納された静止画像圧縮データの1ライン分に関する
アドレス初期値が入力され、このアドレス初期値がその
まま比較器33に出力される。このアドレス初期値は、
アドレス増分と共に加算器31に入力され、双方が加算
されてアドレス保持F/F32に出力される。アドレス
保持F/F32から出力されるアドレス値は、比較器3
3で表示領域開始点と比較され、比較器34で表示領域
終了点と比較され、比較器35で真値データアドレスと
比較される。この結果、比較器33は、画素データのア
ドレスが表示領域外であるか否かを判定し、また、画素
データのアドレスが表示領域開始点に到達した時点で、
拡大/縮小回路18に向けて拡大/縮小イネーブルを出
力する。一方、比較器34では、アドレス保持F/F3
2の出力であるアドレス値と表示領域終了点とを比較
し、双方の値が等しくなった時点で初期化イネーブルを
出力する。更に、比較器35では、対象となる画素デー
タが真値データであるか符号化データであるかを判定す
る。
【0022】各復号化回路21〜24は、相互に同じ構
成を有しており、データ属性判別回路20により真値デ
ータであると判別された画素データが入力されたときに
はこの入力を出力側にスルーする。また、各復号化回路
21〜24は、所定の差分をもつ符号化データを入力し
たときには、前段の復号化回路の出力に基づいて上記符
号化データを復号化して、この符号化データに対応する
復号値データとして出力する。ここで、復号化回路21
〜24により復号化される画素データの個数は、データ
属性判別回路20及び表示データアドレス生成回路19
の各出力によって決まる。
【0023】図3は、各復号化回路に共通な構成を模式
的に示すブロック図である。復号化回路21〜24は夫
々、入力バッファ15から、画素データと符号化データ
とを入力し、各データに対応する復号値データとして出
力するもので、所定の差分値をもつ符号化データを復号
化するデコーダ40と、復号化したデータと前画素デー
タとを加算して復号値データを出力する加算器36とか
ら構成される。
【0024】図4は、拡大/縮小回路18の構成を模式
的に示すブロック図である。拡大/縮小回路18では、
データ属性判別回路20から拡大/縮小イネーブルが入
力されると、この拡大/縮小イネーブルをDDA(Digit
al Differential Analyzer)37とセレクタ38とに夫
々取り込む。DDA37は、拡大/縮小イネーブルが入
力された時点で、与えられた拡大/縮小率に基づいてア
ドレス増分(0〜4)を演算し、アドレス増分値をセレ
クタ38に出力する。セレクタ38は、拡大/縮小イネ
ーブルが入力された時点で、表示領域開始点以降の拡大
/縮小時におけるアドレス増分値と、表示領域開始点未
満の高速復号時におけるアドレス増分値とを切り替え
る。
【0025】図5は、入力バッファ15及びシフタ17
の各構成を模式的に示すブロック図である。入力バッフ
ァ15は、各1画素分のデータをラッチする4つずつの
ラッチ回路15aとラッチ回路15bとを有しており、
左から4つ目までのラッチ回路15aにはフレームバッ
ファ12からの4画素データが一時格納される。この4
画素データは、シフタ17を介して4つのラッチ回路1
5bにシフトされる。これにより、空いた4つのラッチ
回路15aには、次の4画素データが入力される。この
動作を繰り返し実行することにより、4つのラッチ回路
15aには絶えず新しい画素データが格納される。
【0026】また、データ補間回路29は、ラッチ回路
0〜3から夫々取り込んだ各4画素データに対する重み
づけ処理を行った後、表示装置13に出力する。
【0027】なお、本実施形態例では、データアドレス
生成回路19及びデータ属性判別回路20は、カウンタ
とコンパレータとから夫々簡単に構成することができ
る。
【0028】上記構成の画像処理装置の動作を図1及び
図6を参照して説明する。図6は、本画像処理装置の復
号処理及び拡大/縮小処理に関する動作を示すフローチ
ャートであり、図中のNは拡大/縮小率である。0<N
<1であれば縮小、N=1であれば等倍、N>1であれ
ば拡大となる。縮小時の1/Nが整数でない場合には丸
め処理を行う。
【0029】操作者による操作に従って、CPU14
が、差分符号化された静止画像圧縮データをフレームバ
ッファ12に取り込ませる。このとき、データアドレス
生成回路19には、静止画像圧縮データに付された見出
しデータが入力される。処理が開始されると、CPU1
4は、データアドレス生成回路19のアドレスデータを
初期化すると共に、復号化回路21〜24に内蔵された
各デコーダを初期化する。
【0030】次いで、データ属性判別回路20が、CP
U14の制御に基づいて、フレームバッファ12に格納
された静止画像圧縮データ中で表示領域開始点より前方
且つ最も表示領域開始点に近い真値データが現れる間隔
と、表示領域開始点、表示領域終了点及びデータアドレ
スとをデータアドレス生成回路19から取り込む。デー
タ属性判別回路20は更に、入力バッファ15に一時格
納されたデータが、表示領域内データであるか否かと、
真値データ及び符号化データのいずれであるかとを夫々
判定する。
【0031】次いで、データアドレス生成回路19が、
復号化回路21〜24に入力される各画素データに関す
るアドレス増分を生成する(ステップS1)。この場合
に、入力データが表示領域外データであれば、復号化回
路の最大個数分ずつ、つまり4つの画素データ分ずつ高
速で復号処理するため、4つ分だけアドレスを増加させ
る。一方、入力データが表示領域内データであれば、拡
大/縮小回路18からの拡大/縮小率データに従ってア
ドレスを増加させる。
【0032】例えば、入力データが表示領域外データで
ある場合には、CPU14は、データ属性判別回路20
がステップS2で表示領域開始点を検出するまで、入力
バッファ15及びセレクタ16を介して、4画素データ
ずつ取り込ませて復号処理を実行する。
【0033】図7は、アドレス増分を4として復号処理
する際の動作を示す要部のブロック図である。ここで、
画像表示における基端側の真値データが復号化回路21
に入力されると、この真値データがそのままラッチ回路
0にスルーされる。これにより、復号化回路22が、前
画素値である真値データと差分1の符号化データとに基
づいて、ラッチ回路1に復号値データ1を出力する。ま
た、復号化回路23が、前画素値である復号値データ1
と差分2の符号化データとに基づいて、ラッチ回路2に
復号値データ2を出力する。これにより、最終段の復号
化回路24が、前画素値である復号値データ2と差分3
の符号化データとに基づいて、ラッチ回路3に復号値デ
ータ3を出力する。
【0034】ラッチ回路3に出力された復号値データ3
は、同時に復号化回路21の入力となるので、復号化回
路21では、前画素値である復号値データ3と差分0の
符号化データとに基づいて、ラッチ回路0に復号値デー
タ4を出力する。これにより、復号化回路22が、前画
素値である復号値データ4と差分1の符号化データとに
基づいて、ラッチ回路1に復号値データ5を出力する。
また、復号化回路23が、前画素値である復号値データ
5と差分2の符号化データとに基づいて、ラッチ回路2
に復号値データ6を出力する。これにより、最終段の復
号化回路24が、前画素値である復号値データ6と、差
分3の符号化データとに基づいて、ラッチ回路3に復号
値データ7を出力する。つまり、ラッチ回路0〜3の各
内容は、前段の復号化回路21〜24の出力で更新され
る。
【0035】この後、データ属性判別回路20によっ
て、データアドレスが表示領域開始点に到達したことが
検出されると、拡大/縮小回路18から拡大/縮小イネ
ーブル及び拡大/縮小率が出力される(ステップS
2)。この場合、各ラッチ回路0〜3が、各復号値デー
タを夫々ラッチしてから、拡大/縮小率に対応したアド
レス増加分に対応する順序で出力することにより、表示
領域内の画素データを拡大/縮小処理する(ステップS
5)。
【0036】次いで、データ属性判別回路20によっ
て、データアドレスが表示領域終了点に到達したことが
検出された時点で、最初の処理に戻り、静止画像圧縮デ
ータにおける次のラインに対する復号処理を開始する。
【0037】そして、入力バッファ15内に一時格納し
た静止画像圧縮データの全てのラインに対する復号処理
が終了した時点で、フレームバッファ12から新たに静
止画像圧縮データを読み出して入力バッファ15に一時
格納し、上述の処理を繰り返し実行する。
【0038】以上のように本実施形態例では、データ属
性判別回路20が表示領域開始点を検出するまで、1ク
ロックで4画素データずつの復号処理を繰り返し実行で
きる。つまり、データアドレスが表示領域開始点に達し
たと判断するまでは、復号化回路21〜24の個数と等
しい数の画素データを、全復号化回路を並列に動作させ
つつ高速に復号化する。これにより、基端側から表示領
域開始点まで1画素ずつ復号化していた従来の画像処理
装置に比較して、復号処理速度が大幅に向上する。
【0039】以下、表示領域内で、拡大/縮小回路18
からの拡大/縮小率に対応して復号化する処理について
説明する。図8は、3画素データを復号処理する縮小時
の動作を示す要部のブロック図である。この復号処理で
は、ラッチ回路0の内容をラッチ回路3の保持データで
更新し、ラッチ回路1〜3を夫々、対応する復号化回路
22、23、24の各出力で更新する。
【0040】すなわち、画像表示における基端側の真値
データが復号化回路22に入力されると、この真値デー
タがそのままラッチ回路1にスルーされる。これによ
り、復号化回路23が、前画素値である真値データと差
分1の符号化データとに基づいて、ラッチ回路2に復号
値データ1を出力する。また、復号化回路24が、前画
素値である復号値データ1と差分2の符号化データとに
基づいて、ラッチ回路3に復号値データ2を出力する。
【0041】ラッチ回路3に出力された復号値データ2
は、復号化回路22の入力となると共にラッチ回路0の
内容を更新するので、復号化回路22が、前画素値であ
る復号値データ2と差分0の符号化データとに基づい
て、ラッチ回路1に復号値データ3を出力する。これに
より、復号化回路23が、前画素値である復号値データ
3と差分1の符号化データとに基づいて、ラッチ回路2
に復号値データ4を出力する。また、復号化回路24
が、前画素値である復号値データ4と差分2の符号化デ
ータとに基づいて、ラッチ回路3に復号値データ5を出
力する。各ラッチ回路0〜3に夫々ラッチされた真値デ
ータ、復号値データは、データ補間回路29に夫々取り
込まれて重みづけ処理を施された後、表示装置13に出
力される。これらの一連の動作は、クロック信号の1ク
ロック出力に対応して実行される。
【0042】図9は、1画素データを復号処理する等倍
時の動作を示す要部のブロック図である。この復号処理
では、ラッチ回路3を復号化データで更新し、ラッチ回
路0〜2を夫々、1つ隣りのラッチ回路に保持されるデ
ータで更新する。
【0043】すなわち、画像表示における基端側の真値
データが復号化回路24に入力されると、この真値デー
タがそのままラッチ回路3にスルーされる。これによ
り、ラッチ回路0〜2が夫々、1つ隣りのラッチ回路に
保持されるデータで更新される。この後、復号化回路2
4が、前画素値である真値データと差分0の符号化デー
タとに基づいて、ラッチ回路3に復号値データ1を出力
する。これにより、ラッチ回路2がラッチ回路3の値で
更新され、ラッチ回路1がラッチ回路2の値で更新さ
れ、ラッチ回路0がラッチ回路1の値で更新されるの
で、等倍率の復号処理が実行される。これらの一連の動
作は、クロック信号の1クロック出力に対応して実行さ
れる。
【0044】図10〜図12は、ラッチ回路を1個のみ
備えた第2実施形態例における要部を示すブロック図で
ある。図10は、表示領域開始点到達前における4画素
データの復号時を示し、図11は、表示領域開始点到達
後における3画素データによる縮小復号時を示し、図1
2は、表示領域開始点到達後における0画素データの復
号時を示す。本実施形態例において、出力される画素デ
ータは、最後の復号化回路24からの出力のみであり、
第1実施形態例で行ったような補間処理は行わない。
【0045】図10では、データ属性判別回路20によ
って表示領域開始点が検出されるまで、入力バッファ1
5及びセレクタ16を介して、各復号化回路21〜24
に1画素データずつ取り込ませて復号処理を行う。この
際に、まず、画像表示における基端側の真値データが復
号化回路21に入力されると、この真値データがそのま
ま復号化回路22にスルーされる。これにより、復号化
回路22が、前画素値である真値データと差分1の符号
化データとに基づいて、復号値データ1を出力する。ま
た、復号化回路23が、前画素値である復号値データ1
と差分2の符号化データとに基づいて、復号値データ2
を出力する。これにより、最終段の復号化回路24が、
前画素値である復号値データ2と差分3の符号化データ
とに基づいて、復号値データ3をラッチ回路30に出力
する。このラッチ回路30の出力が、表示装置13に出
力され、同時に最前段の復号化回路21の入力となる。
【0046】次いで、復号化回路21が、前画素値であ
る復号値データ3と差分0の符号化データとに基づい
て、復号値データ4を出力する。これにより、復号化回
路22が、前画素値である復号値データ4と差分1の符
号化データとに基づいて、復号値データ5を出力する。
また、復号化回路23が、前画素値である復号値データ
5と差分2の符号化データとに基づいて、復号値データ
6を出力する。これにより、最終段の復号化回路24
が、前画素値である復号値データ6と差分3の符号化デ
ータとに基づいて、復号値データ7をラッチ回路30に
出力する。以下、これらの処理は、データアドレスが表
示領域開始点に到達するまで続けられる。
【0047】そして、表示領域開始点が検出され、拡大
/縮小回路18から拡大/縮小イネーブル及び拡大/縮
小率が出力されてからは、例えば図11に示すように、
3画素データの復号処理を表示領域終了点が検出される
まで実行する。或いは、図12に示すように、0画素デ
ータの復号処理を行う。この場合、ラッチ回路30で
は、前回の復号値データが単に入力されて出力されるの
で、同じ画素データが繰り返し表示されることになる。
【0048】以上にように、第1及び第2実施形態例に
おける画像処理装置では、表示領域開始点に到達するま
で、最大個数の画素データを1サイクルの処理で行う復
号化を繰り返し実行できるので、従来に比して極めて高
速に処理することができる。これは、表示領域外のデー
タが多く、且つ、拡大表示を行う場合に重要である。従
って、復号処理及び拡大/縮小処理の全体処理が高速化
され、また、拡大/縮小処理のための専用バッファが不
要になる。表示領域内では、データ復号化個数をデータ
アドレスの増分によって決めることができるので、復号
化誤差によって画像劣化が生じる不具合を減少できる。
更に、表示領域外における画像データ読出し量を少なく
することができる。これは、フレームバッファ12をシ
ステムメモリ等と共用する場合に重要である。
【0049】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の画像処理装置は、上記実施
形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施
形態例の構成から種々の修正及び変更を施した画像処理
装置も、本発明の範囲に含まれる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置によれば、表示領域開始点より基端側の画素データ
を、復号化回路の最大個数分ずつ1クロックで繰り返し
復号化できるので、表示領域開始点までの画素データの
復号処理が極めて高速になり、復号処理及び拡大/縮小
処理全体の実行速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例における画像処理装置
を示すブロック図である。
【図2】データアドレス生成回路及びデータ属性判別回
路の機能を模式的に夫々示すブロック図である。
【図3】復号化回路の構成を模式的に示すブロック図で
ある
【図4】拡大/縮小回路の構成を模式的に示すブロック
図である。
【図5】入力バッファ及びシフタの各構成を模式的に示
すブロック図である。
【図6】第1実施形態例における画像処理装置の復号処
理及び拡大/縮小処理に関する動作を示すフローチャー
トである。
【図7】第1実施形態例における4画素データを復号処
理する際の動作を示す要部のブロック図である。
【図8】第1実施形態例における3画素データを復号処
理する際の動作を示す要部のブロック図である。
【図9】第1実施形態例における1画素データを復号処
理する動作を示す要部のブロック図である。
【図10】本発明の第2実施形態例における画像処理装
置の要部のブロック図である。
【図11】第2実施形態例における画像処理装置の要部
のブロック図である。
【図12】第2実施形態例における画像処理装置の要部
のブロック図である。
【符号の説明】
0〜3 ラッチ回路 10 画像処理装置 14 CPU 18 拡大/縮小回路 19 データアドレス生成回路 20 データ属性判別回路 21〜24 復号化回路 30 ラッチ回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される差分符号化された画像圧縮デ
    ータの任意の領域を復号処理及び拡大/縮小処理して、
    表示領域開始点から表示領域終了点までの間に表示する
    画像処理装置において、 複数の復号化回路であって、各復号化回路が順次に作動
    して画像圧縮データに含まれる1つの画素データを取り
    込んで、該各画素データに対応する復号値データを出力
    する復号化回路と、 表示すべき画像データのアドレスが表示領域開始点に到
    達したことを検出する検出手段とを備え、 前記表示領域開始点に到達したことが検出されるまで
    は、画像圧縮データに含まれる画素データを1つずつ取
    り込んだ前記複数の復号化回路の全てを1クロックのタ
    イミングで動作させる復号化処理を繰り返し実行するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、画像圧縮データ中に真
    値データが現れる間隔と、表示領域開始点、表示領域終
    了点及びデータアドレスとを取り込んで、画像圧縮デー
    タから取り込んだ画素データが、表示領域内データであ
    るか否かと、真値データであるか符号化データであるか
    とを判別するデータ属性判別回路を備えることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が、設定された拡大/縮小
    率に基づいてアドレス増分を演算し、復号処理における
    アドレス増分を表示領域開始点の前後で切り替える拡大
    /縮小回路を備えることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、画像圧縮データに付さ
    れた見出しデータに従って、前記復号化回路に入力され
    る画素データのアドレスを演算し、入力画素データが表
    示領域外データであるときには前記復号化回路の個数分
    だけアドレスを増加させ、表示領域内データであるとき
    には与えられた拡大/縮小率に従ってアドレスを増加さ
    せるデータアドレス生成回路を備えることを特徴とする
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の復号化回路からの各復号値デ
    ータを夫々ラッチする、前記復号化回路と同数のラッチ
    回路を更に備えており、 前記検出手段によって表示領域開始点に到達したことが
    検出されてからは、前記各ラッチ回路が、各復号値デー
    タを夫々ラッチしてから前記アドレス増加分に対応した
    順序で出力することによって、前記表示領域内の画素デ
    ータを拡大/縮小処理することを特徴とする請求項4に
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の復号化回路の最終段からの復
    号値データをラッチしてから、前記複数の復号化回路の
    最前段と、装置外部とに夫々出力する1つのラッチ回路
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
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