JP2006094225A - 画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 単板化イメージセンサにより得られる画像データを、色補間することなくJPEG圧縮の形式に適合させることが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラムを提供することである。
【解決手段】 色コンポーネント抽出装置11では、画像情報に含まれるGr、Gb、R、Bコンポーネントのそれぞれの画素情報を抽出した基本画素単位BPUが生成される。ここで基本画素単位BPUは、単板式イメージセンサ10のマトリクスにおいて、各色コンポーネントごとに、水平・垂直方向に2次元に隣り合う画素情報を8×8画素として抽出した単位である。基本画素単位BPUは、JPEG圧縮装置13へ入力される。JPEG圧縮装置13からは圧縮後画像情報CDATが出力され、フラッシュメモリカード等の情報メディア14に入力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像された画像データの画像処理に関するものであり、特に、単板式イメージセンサにより撮像される画像データの処理に関するものである。
図12に、一般的なデジタルカメラ等の撮像装置における回路ブロックの構成例を示す。被写体を捉える撮像素子としては単板式イメージセンサ100を備えることが一般的である。単板式イメージセンサ100とは、画素位置ごとに、複数の色コンポーネントのうち何れか一つの色コンポーネントを有する色フィルタ素子が、画素ごとにマトリクス状に配置されたものであり、各画素位置からは特定の色コンポーネントの情報が取得される撮像素子をいう。
単板式イメージセンサ100から出力される、画素位置ごとに特定の色コンポーネントの情報のみを有する出力信号から、画素ごとに、3原色(RGB)あるいは輝度および色差(YCbCr)といった基本的な画像情報を数値演算により算出する必要がある。すなわち、色補間による3板化処理である。3板化処理装置120により行われる。
3板化された画像情報は、必要に応じて輝度および色差(YCbCr)の色空間に変換され、更に422形式(YCbCr422形式)または420形式に変換された後、JPEG圧縮装置130にてJPEG圧縮が施される。JPEG圧縮された画像データは、フラッシュメモリカード等の情報メディア140に格納される。
このときの画像情報変換の様子を図13に示す。単板式イメージセンサ100から出力される色コンポーネントの情報がベイヤ配列であるとする。図13では16×16画素のベイヤ配列(D100)を考える。YCbCrの画像情報に変換されると共に色補間されて画素ごとにYCbCrの各画像情報が得られるところ、JPEG圧縮であるため色差情報が間引かれ422形式(D101)としてJPEG圧縮装置130に渡される。このときの画素数は、輝度(Y)情報が16×16画素であるところ、各色差情報(CbCr)は16×8画素ずつに間引かれる。色補間されて3倍に拡大するデータ量は、JPEG圧縮に先立つ422形式への変換により2倍のデータ量に拡大された上でJPEG圧縮される。
尚、上記の関連技術として特許文献1乃至3が開示されている。
特開2002−84547号公報 特開2000−341706号公報 特開2000−270294号公報
しかしながら、上記の背景技術においては、撮像された画像データに対しては、色補間を行って3板化した後にJPEG圧縮することが必要である。単板イメージセンサにより得られた画素ごとに異なる色情報に基づき、各画素に対してRGBで3原色の各々のデータを演算しなければならず、色補間に際し複雑な演算が必要である。複雑で大規模な演算回路を備える必要があると共に、多大な演算処理時間を必要とするおそれがある。演算回路に伴う消費電流の増大や回路占有面積の増大といった問題がある。また、色補間の処理時間により高速処理が制限されてしまうおそれがあり問題である。例えば、デジタルカメラを想定する場合に、連写性能が制限されてしまうおそれがある。
また、色補間により各画素に対して基本画像データが演算されるため、画像データ量が増大してしまうといった問題がある。処理時間の増大と共にデータの格納領域も増やさざるを得ず、問題である。
本発明は前記背景技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、単板化イメージセンサにより得られる画像データを、色補間することなくJPEG圧縮の形式に適合させることが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、第1の発明に係る画像処理装置は、単板式イメージセンサにより取得される画像情報の画像処理装置において、画像情報の色コンポーネントごとに隣り合う画素情報を、8×8画素からなる基本画素単位として抽出する抽出部を備え、基本画素単位ごとにJPEGアルゴリズムにより処理が行われることを特徴とする。
単板式イメージセンサには、画素位置ごとに、複数の色コンポーネントのうち何れか一つの色コンポーネントを有する色フィルタ素子が、画素ごとにマトリクス状に配置される。同一色コンポーネントは所定周期画素ごとに配置され、互いに接するとは限らない。画像情報は、単板式イメージセンサにより取得される情報であり、複数の画素情報を備える。画素情報は、各色コンポーネントの各画素の情報である。基本画素単位は、単板式イメージセンサのマトリクスにおいて、色コンポーネントごとに、水平・垂直方向に2次元に隣り合う画素情報を8×8画素として抽出した単位である。抽出部は、画像情報から基本画素単位を抽出して、JPEG圧縮の形式に適合させる動作を行う。基本画素単位ごとにJPEGアルゴリズムにより圧縮・復元等の処理が行われる。
これにより、第1に、基本画素単位を抽出してJPEG圧縮の形式に適合させることで、JPEG圧縮が可能となる。抽出処理は色補間処理等に比して計算負荷が低いため、計算処理能力の低い各種携帯機器等においても高速なJPEG圧縮処理が可能となる。よって本発明にかかる画像処理装置をデジタルスチルカメラ等に適用した場合、連射性能を向上させることが可能となる。また本発明に係る抽出部は、従来の色補間処理部に比して、回路規模を削減することができるため、チップサイズの縮小化を図ることが可能となり、また消費電流の増大を抑えることが可能となる。
また第2に、抽出部で行われる処理は各画素情報を基本画素単位として抽出するだけであり、画像情報量が増加することがないため、高速なJPEG圧縮・復元処理が可能となる。またデータの格納領域を増加させる必要がないため、回路占有面積の増大や消費電流の増大を抑えることができる。
また第3に、本発明の画像処理装置では、基本画素単位を抽出することでJPEG圧縮することができるため、他装置でJPEG復元する際に色補間処理等を行うことが可能となる。すなわち色補間処理等をJPEG圧縮前ではなく、JPEG復元後に行うことが可能となる。よってより計算能力の高い外部機器等で高度な色補間等の各種処理が可能となるため、処理の精度を上げ、ユーザの好みに応じた高精度な画像情報を得ることが出来る。
本発明によれば、単板化イメージセンサにより得られる画像情報を、色コンポーネントごとに隣り合う画素情報を8×8画素からなる基本画素単位として抽出することで、JPEG圧縮の形式に適合させ、JPEGアルゴリズムにより圧縮・復元することが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラムを提供することが可能となる。これにより、JPEG圧縮処理の高速化、チップサイズの縮小化、低消費電流化を図ることが可能となる。
以下、本発明の画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラムについて具体化した実施形態を図1乃至図11に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の第1実施形態を図1乃至図5を用いて説明する。図1に第1実施形態に係る画像処理装置1を示す。画像処理装置1は、単板式イメージセンサ10、色コンポーネント抽出装置11、JPEG圧縮装置13、情報メディア14を備える。
単板式イメージセンサ10は、被写体を捉える撮像素子として備えられる。単板式イメージセンサ10は、画素位置ごとに、3原色(RGB)の色コンポーネントのうち何れか一つの色コンポーネントを有する色フィルタ素子が、画素ごとにマトリクス状に配置されたものであり、各画素位置から特定の色コンポーネントの画素情報が取得される撮像素子である。
単板式イメージセンサ10からは、所定数の画素情報からなる画像情報GDATが出力され、色コンポーネント抽出装置11に入力される。色コンポーネント抽出装置11では、画像情報に含まれるGr、Gb、R、Bコンポーネントのそれぞれの画素情報を抽出した基本画素単位BPUが生成される。ここで基本画素単位BPUは、単板式イメージセンサ10のマトリクスにおいて、色コンポーネントごとに、水平・垂直方向に2次元に隣り合う画素情報を8×8画素として抽出した単位である。基本画素単位BPUは、JPEG圧縮装置13へ入力される。JPEG圧縮装置13からは圧縮後画像情報CDATが出力され、フラッシュメモリカード等の情報メディア14に入力される。
色コンポーネント抽出装置11の回路図を図2に示す。色コンポーネント抽出装置11は、BAYRAM部20、Vカウンタ21、Hカウンタ22、アドレスエンコーダ23、処理切替指示部24を備える。BAYRAM部20には、画像情報GDATが入力される。またVカウンタ21、Hカウンタ22には、処理開始信号SSが入力される。
Vカウンタ21から出力されるカウント値Vcnt、Hカウンタ22から出力されるカウント値Hcnt、処理切替指示部24から出力される切替信号CSは、それぞれアドレスエンコーダ23に入力される。アドレスエンコーダ23から出力される第1アクセスアドレスBAYRAM_ADRS1乃至第4アクセスアドレスBAYRAM_ADRS4は、BAYRAM部20に入力される。BAYRAM部20からは、第1アクセスアドレスBAYRAM_ADRS1乃至第4アクセスアドレスBAYRAM_ADRS4に応じて得られた基本画素単位BPUが出力される。
色コンポーネント抽出装置11の動作を、図3に示すRGBベイヤ配列(16×16画素)の画像情報を処理する場合を例として説明する。なお各色コンポーネントの画素情報R、Gr、Gb、Bは、それぞれ8ビット幅のデータであるとする。図3のRGBベイヤ配列に配列された各画素情報は、左上部から右方向へ順次走査するように読み出されてBAYRAM部20に送られる。各画素情報は、図4(A)に示すようなアドレスを有してBAYRAM部20に格納される。このときBAYRAM部20は、幅8ビット、ワード数256以上のメモリ領域を備える必要がある。
次に、BAYRAM部20に対する、第1アクセスアドレスBAYRAM_ADRS1乃至第4アクセスアドレスBAYRAM_ADRS4が、アドレスエンコーダ23で生成される。アドレスエンコーダ23は、Verilog−RTL形式で示された以下の生成論理(1)乃至(4)を備える。
生成論理(1):assign BAYRAM_ADRS[7:0]={Vcnt[2:0], ̄Hcnt[0],1’b0,Hcnt[2:0]};
生成論理(2):assign BAYRAM_ADRS[7:0]={Vcnt[2:0], ̄Hcnt[0],1’b1,Hcnt[2:0]};
生成論理(3):assign BAYRAM_ADRS[7:0]={Vcnt[2:0],1’b0,Hcnt[2:0],1’b0};
生成論理(4):assign BAYRAM_ADRS[7:0]={Vcnt[2:0],1’b1,Hcnt[2:0],1’b1};
生成論理(1)(2)は、BAYRAM部20に格納された各画素情報における、隣り合う画素情報Gr、Gbを、8×8画素からなる基本画素単位BPUとして抽出する論理である。同様に生成論理(3)は、BAYRAM部20に格納された各画素情報における、隣り合う画素情報Rを基本画素単位BPUとして抽出する論理である。また同様に生成論理(4)は、BAYRAM部20に格納された各画素情報から、隣り合う画素情報Bを基本画素単位BPUとして抽出する論理である。
アドレスエンコーダ23の動作を説明する。まず処理切替指示部24(図2)から、生成論理(1)で第1アクセスアドレスBAYRAM_ADRS1を生成する旨の切替信号CSが、アドレスエンコーダ23へ入力される。そして処理開始信号SSがVカウンタ21およびHカウンタ22に入力されると、両カウンタは共に0へ初期化される。Vカウンタ21、Hカウンタ22は、3ビットカウンタである。Hカウンタ22は1サイクルごとに1カウントアップされ、Vカウンタ21はHカウンタ22がオーバーフローする際に1カウントアップされるため、Vカウンタ21とHカウンタ22との組み合わせで64カウントが可能とされる。64カウントにより得られたカウント値Vcnt、Hcntがアドレスエンコーダ23に入力されると、アドレスエンコーダ23では、図4(B)に示すように、生成論理(1)により生成された第1アクセスアドレスBAYRAM_ADRS1が得られる。第1アクセスアドレスBAYRAM_ADRS1によりBAYRAM部20がリードされることで、図5の領域A1に示すように、隣り合う画素情報Gr、Gbを画像情報から抽出して得られた基本画素単位BPUが得られる。得られた基本画素単位BPUは、JPEG圧縮装置13へ入力される。
次に処理切替指示部24(図2)から、生成論理(2)で第2アクセスアドレスBAYRAM_ADRS2を生成する旨の切替信号CSが、アドレスエンコーダ23へ入力される。そして処理開始信号SSが入力され、Vカウンタ21およびHカウンタ22は共に0へ初期化される。カウント値Vcnt、Hcntがアドレスエンコーダ23に入力されると、アドレスエンコーダ23では、図4(B)に示すように、第2アクセスアドレスBAYRAM_ADRS2が得られる。第2アクセスアドレスBAYRAM_ADRS2によりBAYRAM部20がリードされることで、図5の領域A2に示すような、隣り合う画素情報Gr、Gbを画像情報から抽出して得られた基本画素単位BPUが得られる。得られた基本画素単位BPUは、JPEG圧縮装置13へ入力される。
さらに、処理切替指示部24(図2)から、生成論理(3)で第3アクセスアドレスBAYRAM_ADRS3を生成する旨の切替信号CSが、アドレスエンコーダ23へ入力されると、アドレスエンコーダ23では、第3アクセスアドレスBAYRAM_ADRS3(図4(B))が得られる。第3アクセスアドレスBAYRAM_ADRS3によりBAYRAM部20がリードされることで、図5の領域A3に示すような、隣り合う画素情報Rを、画像情報から抽出して得られた基本画素単位BPUが得られる。
当該基本画素単位BPUは、JPEG圧縮装置13へ入力される。
さらに、処理切替指示部24(図2)から、生成論理(4)で第4アクセスアドレスBAYRAM_ADRS4を生成する旨の切替信号CSが、アドレスエンコーダ23へ入力されると、アドレスエンコーダ23では、第4アクセスアドレスBAYRAM_ADRS4(図4(B))が得られる。第4アクセスアドレスBAYRAM_ADRS4によりBAYRAM部20がリードされることで、図5の領域A4に示すような、隣り合う画素情報Bを、画像情報から抽出して得られた基本画素単位BPUが得られる。
当該基本画素単位BPUは、JPEG圧縮装置13へ入力される。
このように生成論理(1)乃至(4)の4つの処理を1セットとして行うことで、図5に示すJPEG圧縮の形式に適合した16×8画素の422形式のデータが生成され、それぞれJPEG圧縮装置13に入力される。JPEG圧縮装置13では、入力される基本画素単位BPU(8×8画素)ごとにJPEG圧縮が行われる。そしてJPEG圧縮された画像情報である圧縮後画像情報CDATが、情報メディア14に格納される(図1)。なお第1実施形態におけるJPEG圧縮動作は、従来のJPEG圧縮装置を用いて行うことが可能である。よって従来からJPEG圧縮装置が内蔵されている場合には、そのままJPEG圧縮装置を流用することができ、回路の再設計を行う負担が軽減される。
以上詳細に説明したとおり、第1実施形態に係る画像処理装置1によれば、色コンポーネント抽出装置11によって、画像情報から、隣り合う画素情報R、Gr、Gb、Bを8×8画素からなる基本画素単位BPUとして抽出することで、JPEG圧縮装置13における圧縮動作を可能とすることができる。これにより第1に、非常に時間のかかる処理である色補間処理を行うことなく、基本画素単位を抽出してJPEG圧縮の形式に適合させることで、従来のJPEG圧縮装置13を用いてJPEG圧縮が可能となるため、計算処理能力の低い各種携帯機器等においても高速なJPEG圧縮処理が可能となる。よって画像処理装置1をデジタルスチルカメラ等に適用した場合、連射性能を向上させることが可能となる。またハードウェアで構成した場合に相当量のチップサイズを占める色補間処理部を削減することが可能となり、チップサイズの縮小化を図ることが可能となる。また消費電流の増大を抑えることが可能となる。
また第2に、色コンポーネント抽出装置11で行われる処理は画素情報R、Gr、Gb、Bを基本画素単位BPUとして抽出するだけであり、画像情報量が増加することがないため、高速なJPEG圧縮・復元処理が可能となる。またデータの格納領域を増加させる必要がないため、回路占有面積の増大や消費電流の増大を抑えることができる。
また第3に、画像処理装置1が組み込まれたデジタルスチルカメラ等においては、色補間処理を行わずにJPEG圧縮して情報メディア14に画像情報を書き込んでおき、パソコン等の外部機器において情報メディア14から画像情報を読み出す際に色補間処理を行うことが可能となる。すなわち色補間処理をJPEG圧縮前ではなく、JPEG復元後に行うことができる。よって計算能力の高い外部機器で色補間処理を行えば、計算能力の低いデジタルスチルカメラ等で行うよりも高度な色補間処理が可能となるため、処理の精度を上げ、ユーザの好みに応じた高精度な画像情報を得ることが出来る。特に不可逆な色補間処理を行う場合には、色補間処理がデジタルスチルカメラ等で行われて、画像情報が劣化してしまうことを防止できる。
なお色コンポーネント抽出装置11における抽出動作は、基本処理単位ごとに行われるとしてもよい。基本処理単位とは、画像情報の水平方向および垂直方向のそれぞれに、各色コンポーネントの画素情報を8の整数倍有するような処理単位である。そして抽出動作後には、各色コンポーネントごとに8×8画素の基本画素単位が得られる。基本処理単位は画素の配列ごとに一義に定まる。例えば画像情報がRGBベイヤ配列を備える場合には、16×16画素からなる最小単位(各色コンポーネントごとに8×8画素の基本画素単位を構成することができる最小の単位)の組み合わせにより基本処理単位は構成される。そして基本処理単位は32×32画素、16×32画素等の様々な組み合わせが可能とされ、画像処理装置1の仕様に応じて適したものが選択される。なお16×16画素が、図5に示す16×8画素の422形式のデータを作成するために必要な最小の画素数である。また生成論理(1)乃至(4)も任意の順番で行われてもよいことは言うまでもない。
本発明の第2実施形態を図6を用いて説明する。図6に第2実施形態に係る画像処理装置1cを示す。画像処理装置1cは、第1実施形態に係る画像処理装置1に加えて、3板化処理装置12、セレクタ15を備える。単板式イメージセンサ10からは画像情報GDATが出力され、色コンポーネント抽出装置11および3板化処理装置12に入力される。3板化処理装置12では、画像情報GDATの色補間による3板化処理が行われ、輝度および色差(YCbCr)の色空間に変換され、更に422形式(YCbCr422形式)に変換された補正基本画素単位RBPUが生成される。セレクタ15には、基本画素単位BPU、補正基本画素単位RBPU、およびスイッチ切替信号SWSが入力される。セレクタ15の出力は、JPEG圧縮装置13へ入力される。
セレクタ15の作用を説明する。セレクタ15は、色コンポーネント抽出装置11または3板化処理装置12の出力の一方を選択して、JPEG圧縮装置13へ出力できるように構成されている。セレクタ15に入力されるスイッチ切替信号SWSが、色コンポーネント抽出装置11の出力を選択してJPEG圧縮装置13へ入力する旨の信号である場合には、JPEG圧縮装置13には基本画素単位BPUが入力され、第1実施形態と同様の処理が行われる。一方、スイッチ切替信号SWSが、3板化処理装置12の出力を選択してJPEG圧縮装置13へ入力する旨の信号である場合には、JPEG圧縮装置13には補正基本画素単位RBPUが入力され、従来と同様に色補間3板化処理が行われたデータがJPEG圧縮される。
ここで、単板式イメージセンサ10、3板化処理装置12、セレクタ15、JPEG圧縮装置13、情報メディア14の経路を選択する場合には、3板化処理装置12における色補間処理に際し複雑な演算が必要であり、複雑で大規模な演算回路を備える必要がある。しかし汎用のJPEGビューワで画像表示できるため、汎用的な用途として用いることができる。一方、単板式イメージセンサ10、色コンポーネント抽出装置11、セレクタ15、JPEG圧縮装置13、情報メディア14の経路を選択する場合には、JPEGデコードと色補間3板化処理とを行った上で画像表示をするような専用のビューワが必要になる。しかし処理速度の向上およびデータ量削減(デジタルスチルカメラ等においては、連射性能の向上および撮影枚数の増加)を図ることができる。
以上詳細に説明したとおり、第2実施形態に係る画像処理装置1cによれば、本装置の使用用途に応じて、色コンポーネント抽出装置11または3板化処理装置12の何れを経由する経路を使用するかをセレクタ15で使い分ける事で、柔軟に対応できる。なお経路の選択は用途に応じてユーザによって予め行われてもよいし、CPU等によって状況に応じて自動的に行われてもよい。
本発明の第3実施形態を図7を用いて説明する。図7に第3実施形態に係る画像処理装置1aを示す。画像処理装置1aは、高精度の画素情報(10ビット幅、12ビット幅等)を扱う場合に用いられる装置である。例として、1画素情報が12ビット幅である場合を説明する。
画像処理装置1aは、画像処理装置1(図1)のJPEG圧縮装置13に代えて、第1JPEG圧縮装置13aおよび第2JPEG圧縮装置13bを備える。また第1JPEG復元装置16a、第2JPEG復元装置16b、画素情報加算器19、画像変換部17、表示デバイス18を備える。色コンポーネント抽出装置11からは上位側基本画素単位BPU1および下位側基本画素単位BPU2が出力され、それぞれ第1JPEG圧縮装置13aおよび第2JPEG圧縮装置13bに入力される。第1JPEG圧縮装置13aおよび第2JPEG圧縮装置13bからは、第1圧縮後画像情報CDAT1および第2圧縮後画像情報CDAT2が出力され、情報メディア14に格納される。
情報メディア14からは第1圧縮後画像情報CDAT1および第2圧縮後画像情報CDAT2が読み出され、それぞれ第1JPEG復元装置16aおよび第2JPEG復元装置16bに入力される。第1JPEG復元装置16aおよび第2JPEG復元装置16bからは、復元上位側基本画素単位DBPU1および復元下位側基本画素単位DBPU2が出力され、共に画素情報加算器19に入力される。画素情報加算器19からは復元基本画素単位DBPUが出力され、画像変換部17に入力される。画像変換部17の出力は表示デバイス18に入力される。なお、JPEG圧縮回路は入力情報として8ビット幅のデータしか扱えないため、第1JPEG圧縮装置13a、第2JPEG圧縮装置13b、第1JPEG復元装置16a、第2JPEG復元装置16bも同様に8ビット幅のデータ仕様である。
JPEG圧縮時の作用を説明する。基本画素単位BPUは、画素情報(12ビット幅)が8×8画素分集合して構成される。そして上位側基本画素単位BPU1は、各画素情報を構成する12ビット幅のデータから抽出された上位8ビット幅のデータで構成された画素情報が、8×8画素分集合して構成される。また下位側基本画素単位BPU2は、各画素情報を構成する12ビット幅のデータから抽出された下位4ビット幅のデータの上位側に、4ビット分のデータ”0”が加えられることで8ビット幅にされた画素情報が、8×8画素分集合して構成される。また、12ビット幅のデータから抽出された下位4ビット幅のデータを上位4ビットに、下位4ビットのデータを”0”として8ビット幅に拡張してもかまわない。
上位側基本画素単位BPU1は、第1JPEG圧縮装置13aに入力されて圧縮され、第1圧縮後画像情報CDAT1が得られる。下位側基本画素単位BPU2は、第2JPEG圧縮装置13bに入力されて圧縮され、第2圧縮後画像情報CDAT2が得られる。第1圧縮後画像情報CDAT1および第2圧縮後画像情報CDAT2は、共に情報メディア14に格納されることで、圧縮動作は終了する。
JPEG復元時の作用を説明する。第1JPEG復元装置16aでは、入力される第1圧縮後画像情報CDAT1の復元動作が行われ、復元上位側基本画素単位DBPU1(各画素情報は8ビット幅)が得られる。第2JPEG復元装置16bでは、入力される第2圧縮後画像情報CDAT2の復元動作が行われ、復元下位側基本画素単位DBPU2(各画素情報は8ビット幅)が得られる。復元上位側基本画素単位DBPU1および復元下位側基本画素単位DBPU2は画素情報加算器19へ入力される。画素情報加算器19では、復元下位側基本画素単位DBPU2の各画素情報の上位側4ビット分のデータ”0”が取り除かれた上で、復元上位側基本画素単位DBPU1の対応する各画素情報に加算され、12ビット幅の画素情報を8×8画素分備える復元基本画素単位DBPUに復元する動作が行われる。画素情報加算器19から出力された復元基本画素単位DBPUは、画像変換部17で表示デバイス18の画素数に適合するように変換された上で表示デバイス18へ入力され、表示デバイス18には画像が表示される。なお画像変換部17の動作については、第4実施形態で後述する。
以上詳細に説明したとおり、第3実施形態に係る画像処理装置1aによれば、各画素情報をビット方向に8ビットごとに分割し、分割した画素情報で構成される基本画素単位ごとにJPEG圧縮を行うことが可能となる。よって8ビット幅以上のビット数を有する高精度の画素情報(10ビット、12ビット等)からなる画像情報であっても、第1実施形態で説明した手法である、基本画素単位ごとに抽出してJPEG圧縮する動作を行うことが可能となる。
なお、デジタルスチルカメラ等の低解像度の表示デバイスへは、全12ビット幅の画素情報のうちの上位8ビット幅分の情報があれば、十分に実用に耐える画像表示を行うことが可能であり、通常は8ビット幅でさえ不要な場合も多い。よって図7の点線矢印に示すように、復元基本画素単位DBPUに代えて、復元上位側基本画素単位DBPU1が画像変換部17に入力される態様をとれば、第2JPEG復元装置16bや画素情報加算器19が不要となり、回路規模縮小化、処理速度高速化が可能となる。
また、画素情報の分割方法として、上位4ビット幅と下位8ビット幅で分割する方式も考えられる。しかしながら、復元上位側基本画素単位DBPU1を画像変換部17へ入力する場合(図7の点線矢印)を考えると、本実施形態で説明した上位8ビット幅、下位4ビット幅という抽出方式が好ましい。
本発明の第4実施形態を図8乃至図11を用いて説明する。図8に第4実施形態に係る画像処理装置1bを示す。画像処理装置1bは、単板式イメージセンサ10が出力する画素情報(色補間3板化未処理)を直接扱える液晶表示装置等の表示デバイス18を備えた、実際のデジタルカメラ等のシーケンスを想定した装置の一例である。また画像処理装置1bは、表示デバイス18の画素数に応じて、単板式イメージセンサ10から出力される画素数を調整する画像変換部17を有する。
画像処理装置1bは、第1実施形態の画像処理装置1に比して、JPEG復元装置16、画像変換部17、表示デバイス18を備える構成である。情報メディア14から出力された圧縮後画像情報CDATはJPEG復元装置16に入力され、復元基本画素単位DBPUが得られる。復元基本画素単位DBPUは画像変換部17へ入力され、表示デバイス18の画素数に応じたサイズ変換画像情報VDATが得られる。サイズ変換画像情報VDATは表示デバイス18へ入力され、表示デバイス18では画像が表示される。
画像変換部17のブロック図を図9に示す。画像変換部17は、RAM部30、水平アドレス算出部31、垂直アドレス算出部32、加算器33、除算器34、色コンポーネントセレクタ35、3カウンタ36を備える。水平アドレス算出部31は、水平アドレス加算器37、水平アドレス第1フリップフロップ38、水平アドレス整数丸め部39、水平アドレス第2フリップフロップ40を備える。垂直アドレス算出部32は、垂直アドレス加算器47、垂直アドレス第1フリップフロップ48、垂直アドレス整数丸め部49、垂直アドレス第2フリップフロップ50を備える。
例として画像変換部17で、入力画像(水平方向2600×垂直方向2000画素、約500万画素)を、表示デバイス18の解像度(水平方向320×垂直方向240画素、約8万画素)に適合するように変換する場合の動作を説明する。JPEG復元装置16から出力された復元基本画素単位DBPUは、画像変換部17のRAM部30に格納される。このとき復元基本画素単位DBPUを構成する各画素情報のアドレスは、第1実施形態のアドレスエンコーダ23と逆の動作が行われることにより、図10に示すRGBベイヤ配列のアドレスを有してRAM部30に格納される。なお、アドレス変換動作についての詳細な説明はここでは省略する。
図10に示すRGBベイヤ配列において、画素情報R、Gr、Gb、Bの4画素情報ごとに1つの単位画素情報と定義すると、水平方向および垂直方向に半分の画素数を有する単位画素情報数の配列(水平方向1300×垂直方向1000画素)として考えることができる。ここで、図10に示すRGBベイヤ配列において、単位画素情報の配列としてアドレスを割り当てると、水平アドレスHadrs(0〜1299)、垂直アドレスVadrs(0〜999)が定義される。
また水平方向ピッチHP、垂直方向ピッチVPが以下の式により計算される。水平方向ピッチHPは、表示デバイス18の水平方向画素数に対する水平アドレスHadrs数の割合であり、垂直方向ピッチVPは、表示デバイス18の垂直方向画素数に対する垂直アドレスVadrs数の割合である。
水平方向ピッチHP:2600÷2÷320=4.0625
垂直方向ピッチVP:2600÷2÷240=4.1666・・・≒4.1667
水平方向ピッチHP、垂直方向ピッチVPはそれぞれ水平アドレス加算器37、垂直アドレス加算器47に入力される。また水平アドレス第1フリップフロップ38、垂直アドレス第1フリップフロップ48は初期値0とされる。
画像変換動作が開始されると、水平アドレス加算器37では、データクロックDCLKの3クロックごとに、水平方向ピッチHPが水平アドレス第1フリップフロップ38の出力値に加算される。320回動作を行ったところで、水平アドレス第1フリップフロップ38の出力値は0へリセットされる。水平アドレス第1フリップフロップ38の出力値は、水平アドレス整数丸め部39で小数点を丸め整数化され、水平アドレス第2フリップフロップ40へ入力される。水平アドレス第2フリップフロップ40の出力値は、水平アドレスHadrsとしてRAM部30に入力される。
垂直アドレス加算器47では、水平アドレス算出部31を320回動作させるごとに、垂直方向ピッチVPが垂直アドレス第1フリップフロップ48の出力値に加算される。垂直アドレス第1フリップフロップ48の出力値は、垂直アドレス整数丸め部49で小数点を丸め整数化され、垂直アドレス第2フリップフロップ50へ入力される。垂直アドレス第2フリップフロップ50の出力値は、垂直アドレスVadrsとしてRAM部30に入力される。これにより、データクロックDCLKの3クロックごとに得られる変換アドレス(Hadrs、Vadrs)に対応した4画素情報からなる単位画素情報がRAM部30から取得される。この手法は、計算で求めた小数付きアドレスに最も近い画素を選択するので、最近傍縮小といわれる。
RAM部30からは、1つの単位画素情報の各色コンポーネントに応じた画素情報R、Gr、Gb、Bが出力される。画素情報R、Bは色コンポーネントセレクタ35へ入力される。画素情報Gr、Gbは加算器33へ入力され互いに加算された上で除算器34へ入力される。除算器34では入力データが1/2にされるため、画素情報GrとGbとの平均値である画素情報GADが得られる。画素情報GADは色コンポーネントセレクタ35へ入力される。よってこの処理で画素情報R、Gr、Gb、Bの4画素分の情報から、画素情報R、GAD、Bの3画素分の情報へ変換される。
3カウンタ36では、データクロックDCLKごとに0〜2がカウントされる。3カウンタ36からは、カウントされた値に応じてRGB識別信号ISが出力される。RGB識別信号ISは、色コンポーネントセレクタ35に入力される。RGB識別信号ISは、色コンポーネントセレクタ35に入力される画素情報R、GAD、Bからどの画素情報を選択するかを識別する信号である。色コンポーネントセレクタ35は、RGB識別信号ISに応じて、画素情報R、GAD、Bの3画素分の情報をサイズ変換画像情報VDATとして、データクロックDCLKに同期して順次出力する(図11)。表示デバイス18ではサイズ変換画像情報VDATに応じた画像が表示される。
以上詳細に説明したとおり、第4実施形態に係る画像処理装置1bによれば、画像変換部によって、JPEGアルゴリズムにより復元された画像情報から表示デバイスに応じて所定の画素情報を選択し間引き処理を行うことで、サイズ変換画像情報を生成することができる。そして当該サイズ変換画像情報を用いて、表示デバイスに画像を表示することが可能となる。なお表示デバイスの画素数は、単板式イメージセンサから出力される画素数に比して極端に少ない場合が多いため、当該間引き処理による画像変換方式によっても、表示デバイス18に表示される画質には実使用上の支障はない。ただし、一般に縮小処理を行う前に縮小前の高域成分をローパスフィルタ等を用いて除去しておかないと、折り返し歪が発生し、モアレ発生の原因になるので、RAM部30の後段にローパスフィルタ(前置フィルタ)を置いた方が望ましい。本実施例では、水平・垂直共に約1/4に縮小するので、帯域を1/4に制限する必要がある。
なお表示デバイス18が、単板式イメージセンサ10が出力する画素情報(色補間3板化未処理)が直接扱えない構造のデバイスである場合には、画像変換部17における画素数変換処理に加えて、色補間・色変換処理が必要である。この場合、画像処理装置1bにおいて、画像変換部17と表示デバイス18との間に色補間・色変換処理を行う回路を配置し、画像変換部17から出力されるサイズ変換画像情報VDATに対して色変換処理を行えばよい。なお、表示デバイス18の画素数が少ない場合には、複雑な演算を要する色補間処理を省略し、色補間処理に比して簡易なマトリクス演算である色変換処理のみを行う構成としても、画質には実用上の問題は発生しない。この場合には、画像変換部17と表示デバイス18との間に配置する回路量は非常に小さくなり、画像処理装置1bの回路規模増大を防止することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。例えば第4実施形態において、画像変換部17は、周辺画素を参照して、重み付け平均を行うバイリニアといわれる手法を用いると、より良い鮮明な画像が表示デバイス18に表示されることは言うまでもない。また画像変換部17において画素数変換処理を行う前に、高周波成分を取り除くローパスフィルタ(LPF)処理を施すと、折り返しノイズの無い画像が表示デバイス18に表示されるためより好ましい。
ここで、本発明の技術思想により、背景技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1) 単板式イメージセンサにより取得される画像情報の画像処理装置において、
前記画像情報の色コンポーネントごとに隣り合う画素情報を、8×8画素からなる基本画素単位として抽出する抽出部を備え、
前記基本画素単位ごとにJPEGアルゴリズムにより処理が行われることを特徴とする画像処理装置。
(付記2) 前記画像情報の水平方向および垂直方向のそれぞれに、前記各色コンポーネントの前記画素情報を8の整数倍有する基本処理単位を備え、
前記抽出部は、前記基本処理単位ごとに前記基本画素単位を抽出することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
(付記3) 前記基本処理単位は、前記画像情報がRGBベイヤ配列を備える場合には、16×16画素からなる最小単位の組み合わせにより構成されることを特徴とする付記2に記載の画像処理装置。
(付記4) 前記JPEGアルゴリズムにより復元された画像情報の画素数と表示デバイスの画素数との比率に応じて、前記復元された画像情報の前記画素情報を所定ピッチで選択して、サイズ変換画像情報を生成する画像変換部を備えることを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
(付記5) 前記画素情報が9ビット幅以上で構成される場合に、前記JPEGアルゴリズムにより圧縮が行われるにあたり、
前記画素情報の上位8ビットを圧縮する第1圧縮部と、
前記画素情報の上位8ビットを除いた下位ビットを圧縮する第2圧縮部と
を備えることを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
(付記6) 前記第2圧縮部は、
前記画素情報の上位8ビットを除いた下位ビットの上位側もしくは下位側に0を詰めて8ビット長にされたデータを圧縮することを特徴とする付記5に記載の画像処理装置。
(付記7) 単板式イメージセンサにより取得される画像情報の画像処理方法において、
前記画像情報の色コンポーネントごとに隣り合う画素情報を、8×8画素からなる基本画素単位として抽出するステップを備え、
前記基本画素単位ごとにJPEGアルゴリズムにより処理が行われることを特徴とする画像処理方法。
(付記8) 単板式イメージセンサにより取得される画像情報の画像処理プログラムにおいて、
前記画像情報の色コンポーネントごとに隣り合う画素情報を、8×8画素からなる基本画素単位として抽出するステップを備え、
前記基本画素単位ごとにJPEGアルゴリズムにより処理が行われることを特徴とする画像処理プログラム。
第1実施形態に係る画像処理装置1を示す図である。 色コンポーネント抽出装置11の回路図を示す図である。 RGBベイヤ配列(16×16画素)を示す図である。 BAYRAM部20のアドレスを示す図である。 16×8画素の422形式のデータを示す図である。 第2実施形態に係る画像処理装置1cを示す図である。 第3実施形態に係る画像処理装置1aを示す図である。 第4実施形態に係る画像処理装置1bを示す図である。 画像変換部17のブロック図を示す図である。 RGBベイヤ配列(その2)を示す図である。 画像処理装置1bのタイミングチャートを示す図である。 従来の一般的な撮像装置における回路ブロックの構成例を示す図である。 従来の画像情報変換の様子を示す図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c 画像処理装置
10 単板式イメージセンサ
11 色コンポーネント抽出装置
12 3板化処理装置
13 JPEG圧縮装置
13a 第1JPEG圧縮装置
13b 第2JPEG圧縮装置
16 JPEG復元装置
16a 第1JPEG復元装置
16b 第2JPEG復元装置
17 画像変換部
18 表示デバイス
20 BAYRAM部
23 アドレスエンコーダ
30 RAM部
BPU 基本画素単位
BPU1 上位側基本画素単位
BPU2 下位側基本画素単位
R、Gr、Gb、B 画素情報

Claims (5)

  1. 単板式イメージセンサにより取得される画像情報の画像処理装置において、
    前記画像情報の色コンポーネントごとに隣り合う画素情報を、8×8画素からなる基本画素単位として抽出する抽出部を備え、
    前記基本画素単位ごとにJPEGアルゴリズムにより処理が行われることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像情報の水平方向および垂直方向のそれぞれに、前記各色コンポーネントの前記画素情報を8の整数倍有する基本処理単位を備え、
    前記抽出部は、前記基本処理単位ごとに前記基本画素単位を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記JPEGアルゴリズムにより復元された画像情報の画素数と表示デバイスの画素数との比率に応じて、前記復元された画像情報の前記画素情報を所定ピッチで選択して、サイズ変換画像情報を生成する画像変換部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画素情報が9ビット幅以上で構成される場合に、前記JPEGアルゴリズムにより圧縮が行われるにあたり、
    前記画素情報の上位8ビットを圧縮する第1圧縮部と、
    前記画素情報の上位8ビットを除いた下位ビットを圧縮する第2圧縮部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 単板式イメージセンサにより取得される画像情報の画像処理方法において、
    前記画像情報の色コンポーネントごとに隣り合う画素情報を、8×8画素からなる基本画素単位として抽出するステップを備え、
    前記基本画素単位ごとにJPEGアルゴリズムにより処理が行われることを特徴とする画像処理方法。
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