JPH07273455A - 多層セラミック基板及びその製造方法 - Google Patents

多層セラミック基板及びその製造方法

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JPH07273455A
JPH07273455A JP5962294A JP5962294A JPH07273455A JP H07273455 A JPH07273455 A JP H07273455A JP 5962294 A JP5962294 A JP 5962294A JP 5962294 A JP5962294 A JP 5962294A JP H07273455 A JPH07273455 A JP H07273455A
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JP
Japan
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land
ceramic substrate
stacking
multilayer ceramic
layers
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JP5962294A
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English (en)
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Hitoshi Shibuya
仁 渋谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層ずれ補償用ランドの径を層ごとに変化さ
せて形成し、これを圧着することにより、圧力抜け及び
内部配線層であるAgマイグレーションの発生による短
絡のない信頼性の高い上下連続接続用ビアを有する多層
セラミック基板及びその製造方法を提供する。 【構成】 多層セラミック基板において、セラミックグ
リーンシート21に形成される上下連続接続用ビア28
と、この上下連続接続用ビア28に接続され、セラミッ
クグリーンシート21の層間で径の異なる上下連続接続
用ビア28の積層ずれ補償用ランド31,32,33
と、これらの積層ずれ補償用ランド31,32,33の
周辺から一定の間隔を有して内部配線層29a,29b
を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下連続接続用ビアが
形成される多層セラミック基板及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の上下連続接続用ビアが形成
される多層セラミック基板の製造工程図(その1)、図
4はその多層セラミック基板の製造工程図(その2)で
ある。まず、図3(a)に示すように、セラミックグリ
ーンシート1にパンチング等により孔を形成し、この孔
にAu,Ag,Cuあるいはそれらの化合物にて調整さ
れたビア用ペースト2をスクリーン印刷等により充填
し、ビアを形成する。
【0003】これに、Au,Ag,Cuあるいはそれら
の化合物にて調整された内部配線層用導体ペースト3を
スクリーン印刷等により印刷し、内部配線層を形成す
る。次に、図3(b)−1に示すように、上記により、
作製されたシートを重ねて変形可能なポリエチレン、ナ
イロン、ゴム等の袋4に入れ、圧力媒体5にN2 等の不
活性ガスや水を使用し、全方向から加圧、加熱圧着す
る。
【0004】または、図3(b)−2に示すように、軸
圧プレス6により加圧、加熱圧着する。以上より、図4
(a)に示すように、得られた圧着体7は各層のビア及
び内部配線層が接続され、これを焼成することで一体化
してセラミック多層基板が形成される。この時、上下連
続接続用ビアは、図4(b)に示すように、最短の上下
連続接続を可能にするために、グリーンシート1にビア
用ペーストにより形成された接続用ビア8、その内部配
線層用導体ペーストにより形成されたφDの径を持つ積
層ずれ補償用ランド10、このランドと間隙Lで、その
内部配線層用導体ペーストにより形成された内部配線層
9a,9bを、各層間で同位置に配置する構造になって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた上下連続接続用ビアが形成される多層セラミック基
板では、上下連続接続用ビア、積層ずれ補償用ランド、
内部配線層が、各層間で同位置に配置する構造になって
いるため、図3(b)−1または図3(b)−2の圧着
工程において、図4(b)に示すように、積層ずれ補償
用ランドと内部配線層の間で、全層間に導体が存在しな
い縦方向に一直線の部分11が生じ、導体の存在する部
分に比較し、圧力抜けが起こる。特に、圧着体の積層数
が10〜20層を越えた場合、圧力抜けによる圧着不
良、すなわち空隙12を生じることがある。
【0006】この場合、湿度が空隙12に侵入すると、
例えば、内層導体用ペーストにAgを使用していれば、
短時間で、そのランドとその内部配線層間の電位差によ
るAgマイグレーションの発生により短絡が起こり、信
頼性上満足できるものではなかった。本発明は、上記問
題点を除去し、積層ずれ補償用ランドの径を層ごとに変
化させて形成し、これを圧着することにより、圧力抜け
及び内部配線層であるAgマイグレーションの発生によ
る短絡のない、信頼性の高い上下連続接続用ビアを有す
る、多層セラミック基板及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、多層セラミック基板において、グリーン
シートに形成される上下連続接続用ビアと、この上下連
続接続用ビアに接続され、グリーンシートの層間で径の
異なる上下連続接続用ビアの積層ずれ補償用ランドと、
この積層ずれ補償用ランドの周辺から一定の間隔を有し
て内部配線層を配置するようにしたものである。
【0008】また、多層セラミック基板の製造方法にお
いて、グリーンシートの上下連続接続用ビアの積層ずれ
補償用ランド径を層間で変化させて形成する工程と、前
記グリーンシートを積層し、圧着して圧着体を形成する
工程と、この圧着体を焼成する工程とを施すようにした
ものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、上記したように、上下連続接
続用ビアが形成される多層セラミック基板において、積
層ずれ補償用ランド径が層間で異なり、その積層ずれ補
償用ランドの周辺から一定の間隔を有して内部配線層を
配置するようにしたので、積層ずれ補償用ランドと内部
配線層間の間隙の位置が各層間で異なり、その間隙の上
層あるいは下層には必ず積層ずれ補償用ランドもしくは
内部配線層が存在する。
【0010】これにより、全層間の同位置で導体の存在
しない部分がなくなり、圧力抜けが起こらない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す上下
連続接続用ビアが形成される多層セラミック基板の製造
工程図(その1)、図2はその多層セラミック基板の製
造工程図(その2)である。
【0012】まず、図1(a)に示すように、セラミッ
クグリーンシート21にパンチング等により孔を形成
し、Au,Ag,Cuあるいはそれらの化合物にて調整
されたビア用ペースト22をスクリーン印刷等により充
填する。これに、Au,Ag,Cuあるいはそれらの化
合物にて調整された内部配線層用導体ペースト23を、
スクリーン印刷等により形成する。
【0013】次いで、図1(b)−1に示すように、上
記により、作製されたシートを重ねて変形可能なポリエ
チレン、ナイロン、ゴム等の袋24に入れ、圧力媒体2
5にN2 等の不活性ガスや水を使用し、全方向から加
圧、加熱圧着する。または、図1(b)−2に示すよう
に、軸圧プレス26により加圧、加熱圧着する。以上よ
り、図2(a)に示すように、得られた圧着体27は各
層のビア及び内部配線層が接続され、これを焼成するこ
とで一体化してセラミック多層基板が形成される。この
時、図2(b)に示すように、最短の上下接続を可能に
するため、セラミックグリーンシート21にそのビア用
ペースト22により形成された上下連続接続用ビア28
が各層間で同位置に配置され、さらに、その内部配線層
用導体ペースト23により形成された最小径φAの積層
ずれ補償用ランド31、中間径φCの積層ずれ補償用ラ
ンド32、及び最大径φBの積層ずれ補償用ランド3
3、各ランドと間隙Lで前記内部配線層用導体ペースト
23により形成された内部配線層29a,29bにて構
成される。
【0014】この時、各定数は、φB≧φA+2Lを満
足する。また、φB>φC>φAを満たすφCの径を持
つ3種類の積層ずれ補償用ランド31,32,33を形
成しているが、積層ずれ補償用ランド径はφAとφBの
2種類であってもよい。ここでは、通常φA=200〜
400μm、L=100〜300μmとしてφBを決定
する。例えば、φA=300μm、L=200μmの場
合、φB≧700μm、φC=500μmである上下連
続接続用ビア構造とする。
【0015】なお、上記実施例における上下連続接続用
ビアは、各層の上下の内部配線層に順次接続するものに
限定されるものではなく、例えば、セラミックグリーン
シートの最下層に形成される配線を途中の内部配線層に
順次接続することなく、スキップして、直接最上層のセ
ラミックグリーンシートに形成される配線に電気的接続
を行うような場合も含まれることは言うまでもない。
【0016】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、上下連続接続用ビアが形成される多層セラミッ
ク基板において、積層ずれ補償用ランド径が層間で異な
り、その積層ずれ補償用ランドの周辺から一定の間隔を
有して内部配線層を配置するようにしたので、積層ずれ
補償用ランドと内部配線層間の間隙の位置が各層間で異
なり、その間隙の上層あるいは下層には必ず積層ずれ補
償用ランドもしくは内部配線層が存在する。これによ
り、全層間の同位置で導体の存在しない部分がなくな
り、圧力抜けが起こらない。
【0018】したがって、グリーンシートの圧着不良、
すなわち、グリーンシート間の空隙がなくなり、信頼性
の高い上下連続接続用ビアが形成される多層セラミック
基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す上下連続接続用ビアが形
成される多層セラミック基板の製造工程図(その1)で
ある。
【図2】本発明の実施例を示す上下連続接続用ビアが形
成される多層セラミック基板の製造工程図(その2)で
ある。
【図3】従来の上下連続接続用ビアが形成される多層セ
ラミック基板の製造工程図(その1)である。
【図4】従来の上下連続接続用ビアが形成される多層セ
ラミック基板の製造工程図(その2)である。
【符号の説明】
21 セラミックグリーンシート 22 ビア用ペースト 23 内部配線層用導体ペースト 24 袋 25 圧力媒体 26 軸圧プレス 27 圧着体 28 上下連続接続用ビア 29a,29b 内部配線層 31 最小径φAの積層ずれ補償用ランド 32 中間径φCの積層ずれ補償用ランド 33 最大径φBの積層ずれ補償用ランド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)グリーンシートに形成される上下連
    続接続用ビアと、(b)該上下連続接続用ビアに接続さ
    れ、グリーンシートの層間で径の異なる上下連続接続用
    ビアの積層ずれ補償用ランドと、(c)該積層ずれ補償
    用ランドの周辺から一定の間隔を有して内部配線層を配
    置してなる多層セラミック基板。
  2. 【請求項2】 前記積層ずれ補償用ランドの最大径をφ
    B、最小径をφ、最小径のランドと内部配線層との間隙
    をLとすると、φB≧φA+2Lを満足する請求項1記
    載の多層セラミック基板。
  3. 【請求項3】 前記補償用ランド径を2種類又は3種類
    に変化させてなる請求項1記載の多層セラミック基板。
  4. 【請求項4】(a)グリーンシートの上下連続接続用ビ
    アの積層ずれ補償用ランド径を層間で変化させて形成す
    る工程と、(b)前記グリーンシートを積層し、圧着し
    て圧着体を形成する工程と、(c)該圧着体を焼成する
    工程とを施すことを特徴とする多層セラミック基板の製
    造方法。
JP5962294A 1994-03-30 1994-03-30 多層セラミック基板及びその製造方法 Withdrawn JPH07273455A (ja)

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