JPH07272458A - 媒体記録再生装置 - Google Patents

媒体記録再生装置

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Publication number
JPH07272458A
JPH07272458A JP7784694A JP7784694A JPH07272458A JP H07272458 A JPH07272458 A JP H07272458A JP 7784694 A JP7784694 A JP 7784694A JP 7784694 A JP7784694 A JP 7784694A JP H07272458 A JPH07272458 A JP H07272458A
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JP
Japan
Prior art keywords
disc
key
information
recording medium
access
Prior art date
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Pending
Application number
JP7784694A
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English (en)
Inventor
Yukio Yoshino
幸夫 吉野
Hideaki Muramatsu
秀哲 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7784694A priority Critical patent/JPH07272458A/ja
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  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーが当該装置内に収納された記録媒体
から所望の記録媒体に対して迅速にアクセスすることが
できる媒体記録再生装置を提供することにある。 【構成】 装置内に収納されたディスクのタイトル名を
表示する表示器117と、情報表示指令を入力するDI
SPキー118と、装置内に収納された各ディスクを指
定する媒体指定指令を入力するNo.キー103〜10
6と、装置内に収納された各ディスクに対して再生動作
させる再生指令を入力するプレイ/ポーズキー108
と、媒体指定指令に係る情報表示指令が入力されると、
当該媒体指定指令に係るディスクのタイトル名を表示器
117に表示させ、当該タイトル名の表示中に再生指令
が入力されると、当該表示中のタイトル名に相当するデ
ィスクに対して再生動作を行わせるCPU217とを有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に記録された
情報データを再生する、殊にオートチェンジャー機能を
備えた媒体記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような媒体記録再生装置とし
てはCDオートチェンジャーが普及しているが、当該C
Dオートチェンジャーとしては、複数枚のディスクをマ
ガジンと称する収納手段に収納し、当該マガジンを装着
したプレーヤを自動車のトランク内に載置し、ヘッドユ
ニットと称する本体装置を運転席近傍に配置して、当該
ヘッドユニットからの指令により、当該マガジンに収納
したディスクを再生させるようにしたものである。
【0003】当該CDオートチェンジャーによれば、前
記マガジンに収納された複数枚のディスクの中から所望
のディスクを選択し、当該選択されたディスクを再生す
るようにしたので、ユーザーは、一枚ものCDプレーヤ
のように所望のディスクを一枚毎に入れ替えて再生する
作業を行うことなく、操作性を著しくを良好にすること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の媒体記録再生装置としてのCDオートチェンジャー
によれば、一度ディスクをマガジンに収納してしまう
と、当該マガジンからディスクを取り出すか、もしく
は、最悪の場合、当該マガジン内の全てのディスクを再
生するかしない限り、ユーザーは所望のディスクに対し
てアクセスすることができないといった問題点があっ
た。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ユーザーが収納ディ
スクの中から所望のディスクに対して迅速にアクセスす
ることができる媒体記録再生装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の媒体記録再生装置は、識別情報を含む情報を
担う記録媒体を複数枚収納可能とし、当該記録媒体に対
して情報の再生又は情報の記録を施す媒体記録再生装置
であって、当該装置内に収納された記録媒体の識別情報
を表示する表示手段と、情報表示指令を入力する表示指
令手段と、当該装置内に収納された各記録媒体を指定す
る媒体指定指令を入力する媒体指定手段と、当該装置内
に収納された各記録媒体に対してアクセス動作させるア
クセス指令を入力するアクセス指令手段と、前記媒体指
定指令に係る情報表示指令が入力されると、当該媒体指
定指令に係る記録媒体の識別情報を前記表示手段に表示
させ、当該識別情報の表示中に前記アクセス指令が入力
されると、当該表示中の識別情報に相当する記録媒体に
対してアクセス動作を行わせる制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0007】
【作用】かかる構成により、本発明の媒体記録再生装置
によれば、媒体指定指令に係る情報表示指令が入力され
ると、当該媒体指定指令に係る記録媒体の識別情報を前
記表示手段に表示させ、当該識別情報の表示中に前記ア
クセス指令が入力されると、当該表示中の識別情報に相
当する記録媒体に対してアクセス動作を行わせるように
したので、ユーザーは当該装置内に収納された記録媒体
から所望の記録媒体に対して迅速にアクセスすることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の媒体記録再生
装置を適用した車載用MDオートチェンジャーについて
説明する。
【0009】当該MDオートチェンジャー(以下、単に
MD装置と称する)とは、ミニディスク(以下、単にM
Dと称する)を挿入し、当該挿入されたMDに記録され
た情報を再生したり、又は当該挿入されたMDに情報を
記録する録再機能と、複数枚のMDを当該装置内に収納
するオートチェンジャー機能とを有するものである。
【0010】当該MDは、保護用カートリッジケースに
情報記録用ディスクを収納した光磁気記録方式の記録媒
体であり、記録された情報を再生するばかりでなく、新
たに情報を記録したり、既に記録された情報を書き換え
て記録することも可能となっている。
【0011】まず、当該MD装置に用いられる一般的な
MDについて説明する。図2は一般的なMDの構成を示
す平面図である。
【0012】図2においてMD300は、直径6cm程
度の光ディスク又は光磁気ディスクである情報記録用の
ディスク本体301と、当該ディスク本体301を保護
する保護用カートリッジケース(以下、単にケースと称
する)302と、ディスク本体301にアクセスするた
めに該ケース302に形成されたアクセス用孔303
と、当該アクセス用孔303を開閉するスライドシャッ
ター304と、当該ケース302に形成された後述する
ディスクタイプを示すIDホール305とを有してい
る。
【0013】前記ディスクタイプには、予め固定した情
報が記録された読出専用のプリマスタードタイプと、書
込可能なレコーダブルタイプとがある。
【0014】前記プリマスタードタイプは、そのスライ
ドシャッター304をケース302の片面にのみ設け、
後述するプレーヤ部の光ピックアップからの光ビームを
ディスク本体301のディスク面に照射することができ
る構造となっている。尚、当該プリマスタードタイプに
おけるIDホール305は、ホール部305aのみであ
る。
【0015】また、前記レコーダブルタイプは、そのス
ライドシャッター304をケース302の両面に設け、
ディスク本体301への記録時には、光ビームを照射す
るディスク面と反対側のディスク面に磁界をかけるプレ
ーヤ部の磁気ヘッドが対向する構造となっている。尚、
当該レコーダブルタイプにおけるIDホール305は、
前記ホール部305aとホール部305bとの二つであ
り、前記ホール部305aの開口は、図示せぬ録音防止
用フックにより開閉可能となっており、当該ホール部3
05aの開口が閉塞状態とすると当該ディスクは録音可
能となり、開口状態とすると当該ディスクは録音不可能
となる。
【0016】以下、特にこだわらない限り、説明の便宜
上、記録媒体である当該MD300を総称してディスク
という。
【0017】では、次に該ディスクの再生又は記録を行
う本実施例のMD装置を図1に基づいて説明する。図1
は当該MD装置における内部構造の概略を示す断面図で
ある。尚、図面中の矢印X1,X2は該MD装置の前後
方向を示すものであり、矢印X1側を手前側、矢印X2
側を奥側とし、矢印Y1,Y2は該MD装置の上下方向
を示すものであり、矢印Y1側を下側、矢印Y2側を上
側とする。
【0018】図1においてMD装置は、直方体状の機器
ケース1と、該機器ケース1内部に設けられた後述する
主要部とから構成されている。
【0019】該機器ケース1正面の上側縁部にはディス
クを挿入するディスク挿入口2が形成されており、当該
ディスク挿入口2には当該装置内への異物侵入を防止す
る挿入防止シャッター3が開閉自在に取り付けられてい
る。また、当該ディスク挿入口2の近傍部にはディスク
の抜き取りを検知する後述するディスク抜取センサー4
aが設けられている。
【0020】該機器ケース1内部に設けられた主要部と
しては、挿入されたディスクを搬送及び保持するキャリ
ア5と、該ディスクを回転駆動して、当該ディスクに記
録された情報を再生したり、又は当該ディスクに情報を
記録するプレーヤ部6と、該ディスクを収納するストッ
カ7とを有している。
【0021】前記キャリア5は、前記ディスク挿入口2
の奥側にて昇降可能に配置されており、当該キャリア5
の上部には当該キャリア5内に挿入されたディスクを装
着したり、又は搬送したりするための搬送ローラ8が回
転可能に設けられている。尚、前記搬送ローラ8の回転
動作は図示せぬローディングモーターにより行われるも
のである。
【0022】また、該キャリア5には、キャリア5内へ
のディスク挿入を検知するディスク挿入センサー4b
と、該キャリア5内にディスクが装着されたことを検知
するローディング完了センサー4cと、イジェクトセン
サー4dとを有している。
【0023】前記ローディング完了センサー4cは、前
記搬送ローラ8によりキャリア5内にローディングされ
たディスクの端部が、図1のAの位置に至ることにより
完全に装着されたことを検知し、かつ、該キャリア5内
にディスクがあることを検知するものである。また、前
記イジェクトセンサー4dは、ディスクが前記ディスク
挿入口2から取出可能となる位置(リロード位置)にま
で排出されたことを検知するものである。
【0024】また、前記ディスク挿入口2の近傍に設け
られたディスク抜取センサー4aは、前記キャリア5か
らディスク挿入口2より排出された、すなわちリロード
位置にあるディスクが抜き取られたか否かを検知するも
のである。
【0025】また、該キャリア5には、当該キャリア5
の昇降位置を正確に検知する図示せぬキャリア位置セン
サーが設けてあり、当該キャリア位置センサーにより、
前記キャリア5の位置と、前記ディスク挿入口2及びス
トッカ7の後述する収納部の位置とを相対向させること
により、ディスクの前後方向における水平移動をスムー
ズに行わしめるものである。
【0026】前記プレーヤ部6は、前記キャリア5の下
方で当該キャリア5と対向して配置されており、該プレ
ーヤ部6には図示しないダンパ及び防振スプリングによ
り遊動可能に機器ケース1に取り付けられている。この
ためにディスク回転駆動時には、前記ダンパ及び防振ス
プリングによってフローティング状態となり、外部から
受ける機器ケース1への振動が該プレーヤ部6に伝達す
るのを防止することができる。
【0027】尚、ディスクの回転駆動時でない場合に
は、当該プレーヤ部6は、該機器ケース1に固定される
構造となっている。また、ディスクの回転駆動時である
場合には、当該プレーヤ部6は、ディスクを装着したキ
ャリア5と連結状態となり、これにより、当該キャリア
に装着中のディスクはプレーヤ部6の後述するターンテ
ーブル上に装着された状態となる。
【0028】該プレーヤ部6においては、ディスクのデ
ィスク本体301を装着するターンテーブル9と、当該
ターンテーブル9上に装着されたディスクを回転駆動す
るスピンドルモーター10と、当該ディスク本体301
に光ビームを照射し、当該ディスク本体301に反射さ
れた光ビームにより当該ディスクに記録された情報を読
み取る光ピックアップ11と、当該ターンテーブル9上
にディスクが装着されたことを検知するディスク装着完
了センサー4eとを有している。尚、当該光ピックアッ
プ11は、図示せぬスレッドモーターによりディスク半
径方向にスライドする構造となっている。
【0029】また、前記ストッカ7は、ディスクを収納
する4つの収納部70a〜70dを上下方向に積層した
直方体状のケースであり、前記ディスク挿入口2から見
て前記キャリア5よりも奥側に昇降可能に配置されてい
る。
【0030】前記収納部70a〜70dは、識別番号#
1〜#4に区別され、収納部70aを#1、収納部70
bを#2、収納部70cを#3、収納部70dを#4と
する。尚、当該識別番号は、後述するディスクNo.に
相当するものであり、#1から順次に#2、#3、#4
の順序としている。
【0031】各収納部70a〜70dには、手前側にデ
ィスクが挿入可能な開口部が形成され、これら各開口部
の奥側にディスクを水平に収納可能なスペースが設けら
れている。また、各収納部70a〜70dにはディスク
の収納完了を検知するストック完了センサー71a〜7
1dと、バネの付勢力によりディスクの排出又は吸引を
行うディスク排出吸引機構(図示せぬ)とが夫々設けら
れている。
【0032】尚、前記ディスク挿入口2に開閉自在に設
けられた挿入防止シャッター3は、前記キャリア5がデ
ィスク挿入口2に対向する位置にあるときにはロック解
除状態とし、前記キャリア5が前記収納部70aの開口
部と対向する位置以外にあるときはロック状態としてい
る。また、該キャリア5の待機状態にあるときとは、該
キャリア5が前記収納部70bの開口部に対向する位置
にあり、前記挿入防止シャッター3をロック状態にし
て、キャリア待機時における該MD装置内への異物侵入
を防止するようにしている。
【0033】また、前記機器ケース1の正面部には、様
々な指令を操作入力する操作部を有する入力機能又は情
報表示機能を備えたエスカッション100が設けられて
いる。図3は当該エスカッション100を示す平面図で
ある。
【0034】図3において、101は前記機器ケース1
に形成したディスク挿入口2と挿通する挿入口に開閉自
在に設けられた開閉ドアであり、102は当該装置内に
挿入されたディスクを前記ストッカ7の各収納部70a
〜70dに収納する収納指令を入力するストックキーで
ある。103乃至106は各収納部70a〜70dに収
納した4枚のディスク、もしくは、これら各収納部70
a〜70dを特定するNo.指定キー(以下、単にN
o.キーと称する)であり、107は挿入されたディス
クを当該ストッカ7に収納せずに直接プレーヤ部6に装
着し、また、このように装着されたディスク(αディス
ク)を指定するα指定キーであり、103a〜107a
は各キー入力に応じて点灯するLEDインジケータ(以
下、No.ランプと称する)が設けてある。尚、前記α
指定キー107の詳細は後述する。また、前記No.キ
ー103は収納部70aに係るディスク指定、No.キ
ー104は収納部70bに係るディスク指定、No.キ
ー105は収納部70cに係るディスク指定、No.キ
ー106は収納部70dに係るディスク指定のキーであ
る。
【0035】108はディスクの再生指令又は記録指令
等を入力するプレイ/ポーズキーであり、当該プレイ中
でないときに当該プレイ/ポーズキー108が入力され
ると、プレイモードとなり、ディスクのプレイ中に当該
プレイ/ポーズキー108が入力されると、当該プレイ
動作をポーズ又は停止させる。109乃至111は特殊
なプレイモードを設定する特殊再生モードキーであり、
RPTキー109はディスク及び/又は曲を繰り返し演
奏をさせるリピート演奏モードを、RDMキー110は
各ディスク及び/又は各曲をランダムに演奏させるラン
ダム演奏モードを、SCNキー111は各ディスクの先
頭曲又は各ディスクの各曲の最初の部分だけを次々に演
奏させるスキャン演奏モードを設定するキーである。
【0036】112は一つ先の曲の演奏指令を入力する
キーであり、113は一つ前の曲の演奏指令を入力する
キーである。114及び115は早送りキー及び早戻し
キーであり、プレイ動作中に当該早送りキー又は早戻し
キーを入力すると、いわゆるキュー/レビューによるサ
ーチ演奏となる。116は当該装置内からディスクを排
出させるイジェクト指令を入力するイジェクトキーであ
り、117は当該装置の動作状態等の様々な情報を表示
する表示手段であるLCD表示器であり、118は各デ
ィスクのタイトル情報を前記表示器117に表示させる
ディスプレイキー(以下、単にDISPキーと称する)
である。尚、前記表示器117は、例えば最大15桁の
文字、記号、数字を表示することができ、当該15桁を
超えるような場合には、適宜スクロールするようになっ
ている。
【0037】また、前記α指定キー107を含むNo.
キー103〜106及び前記DISPキー118が入力
されると、当該α指定キー107を含むNo.キー10
3〜106に対応するディスクNo.のディスクに係る
タイトル情報が前記表示器117に表示される。
【0038】では、ここで前記α指定キー107が入力
された場合について説明する。当該装置においてはスト
ックキー102の押下によりストックモードとなると、
その後、ディスク挿入口2より挿入されたディスクを空
き収納部に順次収納していくのであるが、前記α指定キ
ー107が入力されると、前記ディスク挿入口2より挿
入されたディスクはαディスクとなり、仮に収納部70
a〜70dのいずれかが空き状態であっても、これら収
納部70a〜70dには収納されず、プレーヤ部6に直
接装着される。そして、当該MD装置内から該αディス
クが排出されるまで、これらの収納部70a〜70dに
収納されることはない。
【0039】従って、当該MD装置内にαディスクが存
在する場合には、各収納部70a〜70dにディスクが
収納されていても、これらのディスクに対するアクセス
は禁止され、記録及び/又は再生は、当該プレーヤ部6
に装着されたαディスクのみアクセスが可能となる。
【0040】また、当該MD装置内にαディスクが存在
する場合にイジェクトキー116が入力されると、当該
αディスクのみがMD装置内から即座に排出され、各収
納部70a〜70dに収納された任意のディスクを引き
出して、各ディスクに対するアクセスが再び可能とな
る。
【0041】このようにαディスクが当該装置内に存在
する場合には、当該装置が複数枚のディスクを収納可能
とする、いわゆるオートチェンジャー装置であるにもか
かわらず、当該α指定キー107にて指定された一枚の
αディスクのみを収容する一枚ものプレーヤとして機能
することになる。尚、空き収納部がないにもかかわらず
ディスクが挿入されたときは、そのディスクは自動的に
αディスクとされ、プレーヤ部6に直接装着される。
【0042】では、次に当該MD装置を制御する制御
部、及び信号処理部について説明する。図4は該制御部
及び信号処理部の構成を示すブロック図である。尚、前
記ターンテーブル9、スピンドルモーター10、光ピッ
クアップ11、ディスク本体301は既に述べたので説
明を省略する。
【0043】図4において当該MD装置は音声系統、サ
ーボ系統及び制御系統とを有しており、当該音声系統に
おいては、当該光ピックアップ11にて読み取られた高
周波信号を増幅するRFアンプ201と、当該RFアン
プ201から得られるアドレス信号をデコードするAD
IP(ADdress In Pre-groove )信号処理部202と、
当該RFアンプ201から得られる読取信号をデジタル
信号の音声データに変換すると共に、所定の信号処理を
行う信号処理部203と、当該信号処理部203より得
られる音声データを時間軸に圧縮してメモリ204に書
き込むと共に、当該メモリ204より読み出した音声デ
ータを書込時とは非同期、すなわち遅い読出レートで出
力させるメモリコントローラ205と、当該メモリコン
トローラ205より得られる音声データの時間軸を伸長
すると共に、当該音声データに種々の聴感補正を施すA
TRAC (Adaptive TRansform Acoustic Coding) 信号
処理部206と、当該ATRAC信号処理部206より
得られるデジタル信号の音声データをアナログ音声信号
に変換するD/Aコンバータ207とを有している。
【0044】そして、該D/Aコンバータ207は、当
該アナログ音声信号を増幅するオーディオアンプ208
を介して、当該オーディオアンプ208にて増幅された
アナログ音声信号を音声出力するスピーカ209に接続
される。
【0045】また、前記サーボ系統においては、前記R
Fアンプ201にて得られる読取同期信号成分、トラッ
キングエラー信号等のその他の信号を受けて、駆動制御
信号を生成するサーボ処理部210と、当該サーボ処理
部210からの制御信号により光ピックアップ11の光
ビームの照射手段、トラッキングアクチュエータ、フォ
ーカスアクチュエータ、スレッドモーター(いずれも図
示せず)を駆動する駆動信号を生成するドライバー21
1と、当該サーボ処理部210からの制御信号により前
記スピンドルモーターの回転数を制御する回転数制御信
号を生成するドライバー212とを有している。
【0046】また、前記制御系統においては、該ディス
クのケース302に設けたIDホール305を検出する
IDホール検出機構213と、図3に示すエスカッショ
ン100に設けられた操作部からの入力データを受ける
キー入力インターフェース214と、前記キャリア5の
ローディング動作や昇降動作といった動作等に係るアク
チュエータと前記ディスク抜取センサー4a、ディスク
挿入センサー4b、ローディング完了センサー4c、イ
ジェクトセンサー4d、キャリア位置センサー(図示せ
ず)等とから構成されるディスクローディング機構21
5と、前記ストッカ7の動作に係るアクチュエータと前
記ストック完了センサー71a〜71dから構成される
ディスクストック機構216と、当該MD装置全体を制
御すると共に、ラジオチューナーやテープデッキ機能等
やボリューム調整機能等を有する図示せぬセンターユニ
ットとを通信を行うCPU217と、当該CPU217
から出力される表示データに基づいて前記表示器117
を駆動させる表示用ドライバー218とを有している。
尚、前記CPU217の内部には、様々な情報データを
記憶する図示せぬメモリ部がある。
【0047】では、次に当該MD装置の動作について説
明する。
【0048】本発明の主眼とするところは、当該装置内
に収納されているディスクに係るタイトル情報の表示中
に前記イジェクトキー116又はプレイキー108等の
アクセス指令キーが入力されると、当該タイトル情報表
示中のディスクに対してイジェクト動作又はプレイ動作
等のアクセスを行うディスクアクセス処理にある。
【0049】まず、当該装置内に収納されているディス
クのタイトル情報を表示させるのに必要な当該タイトル
情報のデータ記憶処理について説明する。
【0050】当該データ記憶処理は、当該装置内に収納
されている全てのディスクのTOC情報を前記CPU2
17のメモリ部に記憶させるものである。尚、当該TO
C情報には、当該ディスクに記録された音声データのア
ルバム名や曲名やアーティスト名といったタイトル情報
等が記録されているが、プリマスタードタイプのディス
クにおいては当該タイトル情報が記録されていないもの
と、記録されているものとがある。また、レコーダブル
タイプのディスクにおいては当該タイトル情報が記録可
能である。
【0051】では、図5のフロチャートに基づいて当該
データ記憶処理におけるCPU217の処理動作につい
て説明する。尚、当該データ記憶処理は、前記ディスク
挿入口2より当該MD装置内にディスクが挿入される毎
に行われるものとする。
【0052】図5において、前記ディスク挿入口2より
ディスクが装置内に挿入されたか否かを判定する(ステ
ップS11)。当該装置内にディスクが挿入されたので
あれば、当該挿入されたディスクをキャリア5内に装着
し(ステップS12)、当該キャリア5とプレーヤ部6
とを連結することにより、当該キャリア5に装着したデ
ィスクをプレーヤ部6に装着する、すなわち当該ディス
クのディスク本体301をターンテーブル9上に装着す
る(ステップS13)。
【0053】当該ターンテーブル9上に装着されたディ
スクから光ピックアップ11にてTOC情報を読み取る
読取動作を開始させ(ステップS14)、当該読み取ら
れたタイトル情報を含むTOC情報を前記メモリ部に記
憶し終えたか否かを判定する(ステップS15)。
【0054】前記メモリ部に当該TOC情報を記憶し終
えたのであれば、当該ターンテーブル9上に装着中のデ
ィスクが先に説明したαディスクであるか否かを判定す
る(ステップS16)。当該ディスクがαディスクであ
れば、プレイ動作を実行し(ステップS17)、当該デ
ータ記憶処理を終了する。
【0055】また、ステップS16にて当該ターンテー
ブル9上に装着中のディスクがαディスクでなければ、
当該光ピックアップ11による読取動作を停止させ(ス
テップS18)、該プレーヤ部6と該キャリア5との連
結状態を解除し、先にNo.指定キー103〜106に
て指定された収納部70a〜70dと対向する位置に当
該ディスク装着中のキャリア5を移動させ、当該キャリ
ア5に装着中のディスクを当該指定された収納部70a
〜70dに収納させ(ステップS19)、当該キャリア
5を待機位置、すなわち収納部70bと対向する位置に
移動させ(ステップS20)、当該データ記憶処理を終
了する。尚、TOC情報の読取タイミングは、図5の例
に限定されることなく、例えば再生指令が入力されたと
きにTOC情報を読取って記憶するようにしても良い。
【0056】では、次に本発明の主眼となるディスクア
クセス処理について説明する。図6は当該ディスクアク
セス処理におけるCPU217の処理動作を示すフロー
チャートである。
【0057】図6においてα指定キー107を含むN
o.キー103〜106が入力されたか否かを判定する
(ステップS31)。当該α指定キー107を含むN
o.キー103〜106が入力されたのであれば、当該
キー入力されたキーNo.を前記メモリ部に記憶させ
(ステップS32)、タイマーをスタートさせ(ステッ
プS33)、ステップS33のタイマースタートから所
定時間が経過したか否かを判定する(ステップS3
4)。当該所定時間が経過したのであれば、当該ディス
クアクセス処理を終了する。
【0058】また、ステップS34にて所定時間が経過
したのでなければ、DISPキー118が入力されたか
否かを判定する(ステップS35)。当該DISPキー
118が入力されたのであれば、ステップS31にて入
力されたキーNo.のディスクNo.に相当するディス
クのTOC情報を前記メモリ部より読み出し、当該TO
C情報に基づいてディスクタイトル情報、及びディスク
No.を前記表示器117に表示させ(ステップS3
6)、タイマーをスタートさせ(ステップS37)、ス
テップS37のタイマースタートから所定時間が経過し
たか否かを判定する(ステップS38)。当該所定時間
が経過したのであれば、当該ディスクアクセス処理を終
了する。
【0059】また、ステップS38にて所定時間が経過
したのでなければ、プレイキー108が入力されたか否
かを判定する(ステップS39)。当該プレイキー10
8が入力されたのであれば、ステップS36にて表示器
117に表示中のディスクNo.及びタイトル情報に相
当するディスクに対してプレイ動作を行わせる(ステッ
プS40)。
【0060】また、ステップS39にてプレイキー10
8が入力されたのでなければ、イジェクトキー116が
入力されたか否かを判定する(ステップS41)。イジ
ェクトキー116が入力されたのであれば、ステップS
36にて表示中のディスクNo.及びタイトル情報に相
当するディスクに対してイジェクト動作を行わせる(ス
テップS42)。
【0061】また、ステップS35にてDISPキー1
18が入力されたのでなければ、ステップS34に移行
する。また、ステップS41にてイジェクトキー116
が入力されたのでなければ、ステップS38に移行す
る。
【0062】従って、上記実施例におけるMD装置のデ
ィスクアクセス処理によれば、α指定キー107を含む
No.キー103〜106及びDISPキー118が入
力されると、前記CPU217のメモリ部より前記N
o.キー103〜106に入力されたディスクNo.に
相当するディスクのディスクNo.及びタイトル情報を
前記表示器117に表示させ、プレイキー108やイジ
ェクトキー116といったアクセス指令キーが入力され
ると、当該表示中のディスクNo.及びタイトル情報に
相当するディスクに対してプレイ動作やイジェクト動作
といったアクセス動作を行うようにしたので、ユーザー
は当該装置内の収納ディスクの中から所望のディスクに
対して迅速にアクセスを行うことができる。
【0063】尚、上記実施例の図6のフローチャートに
おいては、ステップS38にて所定時間が経過したか否
かを判定する処理を行うようにしたが、当該処理を省略
するようにしても良い。
【0064】また、上記実施例のMD装置においては、
前記キャリア5及びプレーヤ部6とを連結してディスク
再生を行う構造としていたが、当該プレーヤ部6単独で
ディスク再生を行う構造としても良い。つまり、当該プ
レーヤ部6にディスク装着中であっても、キャリア5に
よりストッカ7内のディスクに対してアクセス可能とす
るようにしても良い。
【0065】また、上記実施例のMD装置においては、
再生、イジェクト時にのみ本発明を適用するようにした
が、記録時であっても適用可能であることは言うまでも
ない。
【0066】また、上記実施例のMD装置における表示
器117は、最大15文字まで表示可能とするとように
したが、当該表示器を大型ディスプレイとして当該装置
内の複数の、或いは全てのディスクに係るディスクN
o.及びタイトル情報を該大型ディスプレイに一括表示
するようにし、当該表示中のディスクNo.から所望の
ディスクを選択可能とするスクロール機能を持たせるよ
うにすれば、他のディスクを見比べながら迅速に当該所
望のディスクに対してアクセスを行うことができる。
【0067】また、上記実施例のMD装置においては、
最大5枚までのディスクが収納可能であるが、前記スト
ッカ7の収納部の数を増やすことにより、より多くの枚
数のディスクを収納することができることは言うまでも
ない。
【0068】また、上記実施例においては、記録媒体を
MDとしたためにMD装置に適用して説明したが、記録
媒体をCD、ビデオディスク等の光記録媒体、すなわち
タイトル名等のTOC情報等を記録した記録媒体を取り
扱う装置であれば適用可能であること言うまでもない。
【0069】さらにまた、図6ではディスクを選択表示
するものとしたが、曲を選択表示し、その後のプレイキ
ー操作によって表示された曲を再生するようにしても良
い。
【0070】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の媒体記
録再生装置によれば、媒体指定指令に係る情報表示指令
が入力されると、当該媒体指定指令に係る記録媒体の識
別情報を表示手段に表示させ、当該識別情報の表示中に
アクセス指令が入力されると、当該表示中の識別情報に
相当する記録媒体に対してアクセス動作を行わせるよう
にしたので、ユーザーが当該装置内に収納された記録媒
体から所望の記録媒体に対して迅速にアクセスすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体記録再生装置を適用した車載用M
Dオートチェンジャーにおける内部構造の概略を示す断
面図である。
【図2】一般的なMDの構成を示す平面図である。
【図3】MDオートチェンジャーの正面部にあるエスカ
ッションを示す平面図である。
【図4】MDオートチェンジャーを制御する制御部、及
び信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図5】MDオートチェンジャーのデータ記憶処理にお
けるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図6】MDオートチェンジャーの本発明の主眼となる
ディスクアクセス処理におけるCPUの処理動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
103〜106 No.キー(媒体指定手段) 107 α指定キー(媒体指定手段) 108 プレイ/ポーズキー(アクセス指令手段) 116 イジェクトキー(アクセス指令手段) 117 表示器(表示手段) 118 DISPキー(表示指令手段) 217 CPU(制御手段) 300 ディスク(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 33/10 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報を含む情報を担う記録媒体を複
    数枚収納可能とし、当該記録媒体に対して情報の再生又
    は情報の記録を施す媒体記録再生装置であって、 当該装置内に収納された記録媒体の識別情報を表示する
    表示手段と、 情報表示指令を入力する表示指令手段と、 当該装置内に収納された各記録媒体を指定する媒体指定
    指令を入力する媒体指定手段と、 当該装置内に収納された各記録媒体に対してアクセス動
    作させるアクセス指令を入力するアクセス指令手段と、 前記媒体指定指令に係る情報表示指令が入力されると、
    当該媒体指定指令に係る記録媒体の識別情報を前記表示
    手段に表示させ、当該識別情報の表示中に前記アクセス
    指令が入力されると、当該表示中の識別情報に相当する
    記録媒体に対してアクセス動作を行わせる制御手段とを
    有することを特徴とする媒体記録再生装置。
JP7784694A 1994-03-25 1994-03-25 媒体記録再生装置 Pending JPH07272458A (ja)

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JP7784694A JPH07272458A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 媒体記録再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008146822A (ja) * 2007-12-20 2008-06-26 Sony Corp 電子機器

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