JPH0744972A - 媒体記録再生装置 - Google Patents

媒体記録再生装置

Info

Publication number
JPH0744972A
JPH0744972A JP20459093A JP20459093A JPH0744972A JP H0744972 A JPH0744972 A JP H0744972A JP 20459093 A JP20459093 A JP 20459093A JP 20459093 A JP20459093 A JP 20459093A JP H0744972 A JPH0744972 A JP H0744972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
disc
recording
storage
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20459093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Ido
和弘 井戸
Mitsuhiro Shiromoto
光弘 白本
Manabu Gomachi
学 五町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP20459093A priority Critical patent/JPH0744972A/ja
Publication of JPH0744972A publication Critical patent/JPH0744972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MD演奏の取扱いにおける簡便性を向上させ
た媒体記録再生装置を提供することにある。 【構成】 各MDを識別番号にて区別された各収納部5
0a〜50dに収納するストッカ5と、演奏駆動信号に
応じて、装着したMDに記録された情報を再生するプレ
ーヤ部4と、収納駆動信号に応じて装着中のMDをスト
ッカ5に収納し、媒体搬送駆動信号に応じて装着中のM
Dをプレーヤ部4に装着するキャリア3と、MDの収納
指令、演奏指令、並びに識別番号に対応するMDを指定
する収納媒体指定及び、収納媒体指定で指定されるMD
以外の予備のMDを指定する予備媒体指定を入力する操
作手段と、収納媒体指定に係る、収納指令に応じて収納
駆動信号を、演奏指令に応じて演奏駆動信号及び媒体搬
送駆動信号を送出し、予備媒体指定に係る収納指令に応
じて媒体搬送駆動信号を送出するCPU233とを有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を担う記録媒体を
記録又は再生する媒体記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を記録した記録媒体として、コンパ
クトディスク(以下、単にCDと称する)が広く知られ
ている。最近では、複数のCDをマガジンと称する収納
手段に収納して、該マガジンを装着したプレーヤを自動
車のトランク内に収納し、ヘッドユニットと称する本体
装置を運転席近くに配置するCDオートチェンジャー装
置が普及してきている。
【0003】一方、近年、保護用のカートリッジケース
に情報記録用ディスクを収納した記録媒体で、光磁気記
録方式のミニディスクカートリッジ(以下、MDと称す
る)が提案されている。このMDは、記録された情報を
再生するばかりでなく、新たに記録すること、及び既に
記録された情報の書き換えも可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるMDに対して記
録又は再生を行う媒体記録再生装置としては、現在、種
々の製品企画がなされている段階である。
【0005】本発明の目的とするところは、MD等の取
扱いにおける簡便性の向上を図ることのできる媒体記録
再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、各記録媒体を識別番号で区
別される各収納領域に収納する媒体収納手段と、演奏駆
動信号に応じて、装着した記録媒体に記録された情報を
再生し、又は新たに情報を記録媒体に記録する媒体駆動
手段と、収納駆動信号に応じて、挿入口から挿入された
記録媒体又は前記媒体駆動手段に装着された記録媒体を
装着して、該装着した記録媒体を前記媒体収納手段に収
納し、媒体搬送駆動信号に応じて、前記挿入口から挿入
された記録媒体又は前記媒体収納手段に収納された記録
媒体を装着して、該装着した記録媒体を前記媒体駆動手
段に装着する搬送手段と、記録媒体の収納指令、演奏指
令、並びに前記識別番号に対応する記録媒体を指定する
収納媒体指定、及び該収納媒体指定で指定される記録媒
体以外の予備の記録媒体を指定する予備媒体指定を入力
する操作手段と、前記収納媒体指定に係る、収納指令に
応じて前記収納駆動信号を、演奏指令に応じて前記演奏
駆動信号及び媒体搬送駆動信号を送出し、前記予備媒体
指定に係る収納指令に応じて媒体搬送駆動信号を送出す
る制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記制御手段が、前記媒体駆動手段に装着中の予備
の記録媒体における識別情報を読み取らせる演奏駆動信
号を該媒体駆動手段に送出することを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項2におい
て、前記制御手段が、前記読み取られた識別情報を記憶
することを特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項2又は3に
おいて、前記制御手段が、前記識別情報の読取後、又は
該識別情報の記憶後に、前記媒体駆動手段を一時停止さ
せる演奏駆動一時停止信号を送出することを特徴とす
る。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項4におい
て、前記制御手段が、前記媒体駆動手段の一時停止を解
除するように促す警告手段を有することを特徴とする。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項4又は5に
おいて、前記制御手段が、所定時間経過後に前記媒体駆
動手段の一時停止を解除することを特徴とする。
【0012】請求項7に係る発明は、請求項2、3又は
6において、前記制御手段が、前記識別情報の読取後、
又は該読み取られた識別情報の記憶後、又は前記媒体駆
動手段の一時停止解除後に、前記演奏駆動信号を送出す
ることを特徴とする。
【0013】請求項8に係る発明は、請求項2、3又は
6において、前記制御手段が、前記識別情報の読取後、
又は該読み取られた識別情報の記憶後、又は前記媒体駆
動手段の一時停止解除後に、該媒体駆動手段を停止させ
る演奏駆動停止信号を送出することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明によれば、操作手段による
予備媒体指定に係る収納指令に応じて搬送手段に装着中
の記録媒体を媒体駆動手段に装着するようにしたので、
収納媒体指定に係る収納指令のように不容易に該記録媒
体を媒体収納手段を収納してしまうといった事態を打開
することができる。
【0015】請求項2に係る発明によれば、媒体駆動手
段に装着中の記録媒体における識別情報を読み取るよう
にしたので、該識別情報に基づいて該記録媒体を媒体駆
動手段により迅速に再生又は選曲動作を行うことができ
る。
【0016】請求項3に係る発明によれば、前記読み取
られた識別情報を記憶するようにしたので、該識別情報
に基づいて該記録媒体を媒体駆動手段により迅速に再生
又は選曲動作を行うことができる。
【0017】請求項4に係る発明によれば、前記識別情
報の読取後、又は該識別情報の記憶後に、媒体駆動手段
を一時停止させるようにしたので、ユーザーは操作入力
なしに該媒体駆動手段を一時停止させることができる。
【0018】請求項5に係る発明によれば、前記媒体駆
動手段の一時停止状態の解除をユーザーに促す警告手段
を有しているので、ユーザーは該警告手段により該媒体
駆動手段における一時停止の解除動作を行うことができ
る。
【0019】請求項6に係る発明によれば、前記媒体駆
動手段の一時停止状態を所定時間経過後に解除するよう
にしたので、ユーザーは操作入力なしに該媒体駆動手段
の一時停止状態を自動的に解除することができる。
【0020】請求項7に係る発明によれば、前記識別情
報の読取後、又は該識別情報の記憶後、又は該媒体駆動
手段の一時停止解除後に、該媒体駆動手段に再生又は記
録動作を行わせるようにしたので、ユーザーは操作入力
なしに該媒体駆動手段を再生又記録動作に移行させるこ
とができる。
【0021】請求項8に係る発明によれば、前記識別情
報の読取後、又は該識別情報の記憶後、又は該媒体駆動
手段の一時停止解除後に、前記媒体駆動手段を停止させ
るようにしたので、ユーザーは操作入力なしに該媒体駆
動手段を停止させることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の媒体記録再生
装置である車載用MDオートチェンジャー装置(以下、
単にMD装置と称する)の実施例について説明する。
【0023】該MD装置は、MDを挿入して、該MDに
記録した情報を記録/再生するものである。
【0024】まず、該MD装置に用いられる一般的なM
Dについて説明する。図2は一般的なMDの構成を示す
平面図である。
【0025】図2において、201はカートリッジケー
ス、202は該カートリッジケース201に収納された
直径6cm程度の光磁気ディスクである情報記録用のデ
ィスク本体、203はカートリッジケース201に設け
られた該ディスク本体202にアクセスするアクセス用
孔、204は該アクセス用孔203を開閉するスライド
シャッター(以下、単にシャッターと称する)である。
該シャッター204は使用時以外は閉じられているの
で、ディスク本体202が外部環境から保護され、実用
性や耐久性に優れている。
【0026】尚、このMDの種類には、予め固定した情
報が記録された読出専用のプリマスタード(PRE−
M)タイプと、書込可能なレコーダブル(RECORD
ABLE)タイプとがある。プリマスタードタイプのシ
ャッター204はカートリッジケース201の片面のみ
に設けられ、後述するピックアップからの光ビームをデ
ィスク本体202のディスク面に照射することができ
る。また、レコーダブルタイプのシャッター204はカ
ートリッジケース201の両面に設けられ、ディスク本
体202への記録時には、光ビームを照射するディスク
面と反対側のディスク面とに、磁界をかける磁気ヘッド
が当接する構造となっている。
【0027】以下、特にこだわらない限り、説明の便宜
上、前記カートリッジケース201及びディスク本体2
02を含めて該記録媒体を総称してディスクという。
【0028】では、次に該ディスクを再生・記録を行う
本実施例におけるMD装置について説明する。尚、図面
中の矢印X1,X2は該MD装置の前後方向を示すもの
であり、矢印Y1,Y2は該MD装置の上下方向を示す
ものである。そこで、矢印X1側を前側、矢印X2側を
後側とし、矢印Y1側を下側、矢印Y2側を上側とす
る。
【0029】図1はディスク挿入時のMD装置における
内部構造の概略を示す断面図である。
【0030】図1においてMD装置は、直方体状の機器
ケース1と、該機器ケース1内部に設けられた後述する
主要部とから構成されている。
【0031】該機器ケース1正面の上側縁部にはディス
クを挿入する挿入口212が形成されており、該挿入口
212には該MD装置内への異物の侵入を防止する開閉
ドア217が開閉自在に取り付けられている。
【0032】該機器ケース1内に設けられた主要部とし
ては、挿入されたディスクを搬送及び保持する搬送手段
であるキャリア3と、該挿入されたディスクを回転駆動
する媒体駆動手段であるプレーヤ部4と、該挿入された
ディスクを収納する媒体収納手段であるストッカ5とか
ら構成されている。
【0033】前記キャリア3は、前記挿入口212の後
側にて昇降可能に配置されており、該キャリア3の上部
には、挿入されたディスクを装着(ローディング)した
り、又は装着しているディスクを前記ストッカ5に収納
したり、又は前記挿入口212から排出したりするため
の後述するローラ215が回転可能に設けられている。
【0034】また、該キャリア3には、該ディスクの挿
入、装着、排出等を検出するための各種センサーが設け
られており、ディスクの挿入を検出するディスク挿入セ
ンサー216aや、ディスク装着完了を検出するローデ
ィング完了センサー216bや、イジェクトセンサー2
16cや、ディスクが抜取られたか否かを検出するディ
スク抜取センサー216d等がある。
【0035】前記ローディング完了センサー216b
は、挿入されローラ215でローディングされたディス
クの端部が、図1のAの位置に至ることにより完全に装
着されたことを検出するものである。また、前記イジェ
クトセンサー216cは、ディスクがストッカ5から取
出可能となる位置(リロード位置)にまで排出されたこ
とを検出するものである。前記ディスク抜取センサー2
16dは、前記挿入口212の近傍に設けられ、キャリ
ア3から挿入口212に排出(リロード位置までの移
動、すなわち一部を突出した状態)されたディスクが抜
取られたか否かを検出するものである。
【0036】また、該キャリア3には、該キャリア3の
昇降位置を正確に検出するキャリア位置センサー(図示
せず)が設けられており、該キャリア位置センサーによ
り、キャリア3の位置と、挿入口212及びストッカ5
の後述する各収納部の位置とを相対向させることによ
り、ディスクの前後方向における水平移動をスムーズに
行わしめる。
【0037】また、前記プレーヤ部4は、前記キャリア
3の下方で該キャリア3と対向して配置されており、該
プレーヤ部4には図示しないダンパ及び防振スプリング
により遊動可能に機器ケース1に取り付けられている。
このため、ディスクの回転駆動時には、前記ダンパ及び
防振スプリングによってフローティング状態となり、外
部から受ける機器ケース1への振動が該プレーヤ部4に
伝達するのを防止することができる。尚、ディスクの回
転駆動時でない場合には、該プレーヤ部4は機器ケース
1に固定される構造となっている。
【0038】該プレーヤ部4において、219はディス
ク回転駆動用のスピンドルモーター、220はディスク
(ディスク本体202)を装着するターンテーブルであ
る。221はディスクに光ビームを照射して情報の読取
を行うピックアップ部(PU)であり、ターンテーブル
220に装着されたディスクの半径方向にスライドする
構造となっている。また、該プレーヤ部4には、カート
リッジケース201の当接により、該ターンテーブル2
20上にディスクが装着されたことを検出するディスク
装着完了センサー216eが設けられている。
【0039】また、前記ストッカ5は、ディスクを収納
する4つの収納領域である収納部50a〜50dを上下
方向に積層した直方体状のケースであり、前記挿入口2
12から見て前記キャリア3よりもさらに後側に昇降可
能に配置されている。尚、前記収納部50a〜50d
は、識別番号#1〜#4に区別され、収納部50aを#
1、収納部50bを#2、収納部50cを#3、収納部
50dを#4とする。
【0040】各収納部50a〜50dには、前側にディ
スクが挿入可能な開口部が形成され、これら各開口部の
後側にディスクを水平に収納可能なスペースが設けられ
ている。各収納部50a〜50dには、ディスクの収納
完了を検出するストック完了センサー(51a〜51
d)と、バネの付勢力によりディスクの排出又は吸引を
行うディスク排出吸引機構(図示せず)とが夫々設けら
れている。
【0041】尚、前記挿入口212に開閉自在に設けら
れた開閉ドア217は、前記キャリア3が収納部50a
の開口部に対向する位置にある時にロック解除状態と
し、前記キャリア3が収納部50aの開口部に対向する
位置以外にある時にロック状態としている。従って、該
キャリア3が待機状態である場合には、該キャリア3は
前記収納部50bの開口部に対向する位置にあり、前記
開閉ドア217をロック状態にして、キャリア待機時に
おける該MD装置内への異物侵入を防止するようにして
いる。
【0042】また、前記機器ケース1の正面部には、操
作入力を行う操作手段又は情報表示機能を備えた前面パ
ネルが設けられている。図3は該前面パネルを示す平面
図である。
【0043】図3において、102は挿入したディスク
を装置内のストッカ5に収納する収納指令を入力するス
トックキーである。103乃至106は4枚のディスク
を特定するための収納媒体指定であるMD指定キー(以
下、単にNo.キーと称する)であり、107は予備記
録媒体である5枚目のディスクを指定するための予備媒
体指定である予備MD指定キーα(以下、単にαキーと
称する)である。103a乃至107aは、各キーに設
けられたLEDインジケータ(以下、単にNo.ランプ
と称する)である。
【0044】108はディスクを演奏する場合の演奏指
令を入力するプレイ/ポーズキーであり、プレイ中でな
いときにこのキーを押下すると、プレイモードとなり、
ディスクのプレイ中にこのキーを押下するとポーズモー
ド又はストップモードとなる。109乃至111は特殊
なプレイモードを設定する入力キーであり、RPTキー
109は繰り返し演奏するリピート演奏モードを、RD
Mキー110は各ディスク及び/あるいは各トラック
(曲)をランダムに演奏するランダム演奏モードを、S
CNキー111は各トラックの最初の部分だけを次々に
演奏するスキャン(サーチ)演奏モードを設定するもの
である。
【0045】112は一つ先のトラックの演奏の指令を
入力するキーであり、113は一つ後のトラックの演奏
の指令を入力するキーである。114及び115は早送
りキー及び早戻しキーであり、プレイモード中にこのキ
ーを押下すると、いわゆるキュー/レビューによるサー
チ演奏となる。116はディスクをイジェクト、すなわ
ち排出する排出指令を入力するイジェクトキーである。
117は該装置の動作状態を表示するLCD表示器であ
る。該表示器117は例えば最大15桁の文字、記号、
数字を表示することができる。
【0046】では、先に説明したキャリア3を図4に基
づいてより詳細に説明する。図4はキャリア3の構造を
示す平面図であり、ディスクを装着した状態を示してい
る。図4において、21はキャリアの骨格をなすシャー
シ、22はディスクをスムーズにローディング又はイジ
ェクトするためのガイド、215は図1において説明し
たローラである。24はローラ215を回転させるロー
ラ軸、25はローラ軸24の端部を回転自在に支持する
支持アーム、26はディスクケース201を押圧するた
めに支持アーム25を引っ張るバネ、27は支持アーム
26を回転自在にシャーシ21に係合する支点軸であ
る。
【0047】かかる構成により、ローラ215はバネ2
6により付勢され、ディスクのケース201に圧接され
る。そのため、ローラ駆動機構(図示せず)によりロー
ラ215が回転すると、ディスクはガイド22に沿って
図のX1,X2方向にスライドする。図4で明らかなよ
うに、ローラ215はシャッター204に接触しない位
置に偏倚して設けられている。したがって、搬送時にロ
ーラ215によりシャッター204が開いて、ディスク
面を破損するという不具合を回避することができる。ま
た、ローラ215の圧接によりシャッター204が変形
して開閉に支障をきたすのを防止することができる。
【0048】尚、このように構成されたMD装置は、本
出願人により特願平4−329694、特願平4−28
0052及び実願平4−82016として出願されてい
る。
【0049】では、次に該MD装置を制御する制御部、
及び信号処理部について説明する。図5は該制御部及び
信号処理部の構成を示すブロック図である。
【0050】なお、スピンドルモータ219、ターンテ
ーブル220、ピックアップ221、ディスク本体20
2及び表示器117は既に述べたので説明を省略する。
図5において、222は前記ピックアップ221から出
力される高周波信号を増幅するRFアンプ、223は該
RFアンプ222から得られる信号をディジタル信号の
音声データに変換するとともに、所定の処理を行う信号
処理部である。224は該信号処理部223からの音声
データをメモリ225に書き込むとともに、該メモリ2
25から読み出した音声データの時間軸を伸長するメモ
リコントローラである。226は音声データに種々の音
響補正を施すディジタルフィルタ、227はディジタル
信号である音声データをアナログ信号に変換するD/A
コンバータ、228はこのアナログ音声信号を増幅する
オーディオアンプ、229はこの音声信号の供給により
音声を発するスピーカである。
【0051】230は前記RFアンプ222からの読取
同期信号成分その他の信号を受けて、駆動制御信号を生
成するサーボ処理部である。231は該サーボ処理部2
30からの駆動制御信号により、前記ピックアップ22
1の光ビームの照射手段、トラッキングアクチュエー
タ、フォーカスアクチュエータ(いずれも図示せず)を
駆動する駆動信号を生成するドライバー、232は前記
サーボ処理部230からの駆動制御信号により、前記ス
ピンドルモータ219等のメカ駆動機構を駆動させる駆
動信号を生成するドライバーである。
【0052】233はこの装置を制御するとともに、ヘ
ッドユニット(図示せず)と通信を行う制御手段として
のCPUである。234は図3に示す前面パネルに設け
られたキー入力を受けて、その入力データをCPU23
3に供給するキー入力インターフェースである。235
はCPU233によって制御されるディスクローディン
グ機構であり、上記した各種センサー(216a〜21
6e)及びアクチュエータ等により構成され、キャリア
3の動作を制御する。236はCPU233によって制
御されるディスクストック機構であり、ストック完了セ
ンサー(51a〜51d)及びアクチュエータ等により
構成され、ストッカ5の動作を制御する。また、237
はCPU233から出力される表示データに基づいて表
示器117を駆動する表示用ドライバーである。尚、こ
の例は再生のみを対象としたものであるが、磁気ヘッド
を設けるようにすれば記録/再生システムの構成となる
ことはいうまでもない。
【0053】次に該MD装置におけるCPU233の動
作を図6乃至図19のフローチャートに基づいて説明す
る。尚、図6乃至図19に示すフローチャートにおいて
各収納部50a〜50dを示す場合には総称してストッ
カとし、ストッカ全体を示す場合にはストッカ5とす
る。
【0054】図6は該MD装置のCPU233における
主な処理動作を示すメインルーチンのフローチャートで
ある。
【0055】図6において該MD装置への電源がONさ
れると、前記ストッカ5及びキャリア3内にあるディス
クに係るディスクデータが、車両のバックアップ電源に
て前記メモリ225に保持されているか否かを判定する
(ステップS1)。
【0056】ディスクデータが保持されていなければ、
前記ディスク挿入センサー216a、ローディング完了
センサー216b、イジェクトセンサー216c、ディ
スク抜取センサー216d、ディスク装着完了センサー
216e、ストック完了センサー(51a〜51d)等
の各センサーにより前記ストッカ5及びキャリア3内に
あるディスクを検知してディスクデータを作成し、該デ
ィスクデータ(ストッカ5のどの位置にディスクが収納
されているか等を示すデータ)を前記メモリ225に記
憶させる(ステップS2)。
【0057】次にストックキー102が押下されたか否
かを判定する(ステップS3)。ストックキー102が
押下されたのでなければ、イジェクトキー116が押下
されたか否かを判定する(ステップS4)。イジェクト
キー116が押下されたのでなければ、プレイキー10
8が押下されたか否かを判定する(ステップS5)。プ
レイキー108が押下されたのでなければ、ステップS
3に移行する。
【0058】また、ステップS1にてディスクデータが
保持されているのであれば、ステップS3に移行する。
【0059】また、ステップS3にてストックキー10
2が押下されたのであれば、ディスクを前記ストッカ5
に収納するストックモードに移行してから(ステップS
6)、ステップS4に移行する。
【0060】また、ステップS4にてイジェクトキー1
16が押下されたのであれば、ディスクをMD装置内か
ら排出させるイジェクトモードに移行してから(ステッ
プS7)、ステップS5に移行する。
【0061】また、ステップS5にてプレイキー108
が押下されたのであれば、ディスクの再生等を行うプレ
イモードに移行してから(ステップS8)、ステップS
3に移行する。
【0062】では、次に各イジェクトモード、ストック
モード、プレイモードにおけるCPU233の処理動作
について説明する。
【0063】では、図7乃至図9に基づいて第1実施例
のイジェクトモードにおけるCPU233の処理動作に
ついて説明する。
【0064】図7においてαフラグが“1”であるか否
か判定する(ステップS11)。尚、αフラグが“1”
の場合には、ストッカ5内に収納されずに直接プレーヤ
部4上に装着されるディスク(αディスク)が当該装置
内に存在することを示す。
【0065】ステップS11にてαフラグが“1”であ
れば、イジェクトモードに移行したことを示す“EJE
CT MODE”を表示させ(ステップS12)、該キ
ャリア3内のディスクがプレイ中であるか否かを判定す
る(ステップS13)。
【0066】該ディスクがプレイ中であれば、該プレイ
動作を停止させ(ステップS14)、該ディスクをイジ
ェクト処理してリロード位置に待機させる(ステップS
15)。次にイジェクト処理が完了したことを示す“E
JECT END”を表示させ(ステップS16)、該
CPU233内部の図示せぬタイマーをスタートさせ
(ステップS17)、図8に示すE1に移行する。尚、
前記タイマーは、所定時間、例えば10秒間を監視して
いるものとする。
【0067】図8に示すE1において現在リロード位置
にあるディスクが引抜かれたか否かを判定する(ステッ
プS22)。該リロード位置にあるディスクが引抜かれ
たのでなければ、該リロード位置にあるディスクが押込
まれたか否かを判定する(ステップS23)。該ディス
クが押込まれたのであれば、ローディング準備完了を示
す“STOCK LOAD”を表示させ(ステップS2
4)、該ディスクをローディング処理してキャリア3内
に収容させ(ステップS25)、αフラグが“1”であ
るか否を判定する(ステップS26)。αフラグが
“1”であれば、後述する図18に示すP1に移行す
る。
【0068】また、ステップS22にてディスクが引抜
かれたのであれば、後述する図9に示すE2に移行す
る。
【0069】また、ステップS23にてディスクが押込
まれたのでなければ、ステップS17にてスタートした
タイマーが10秒経過したか否かを判定する(ステップ
S27)。10秒が経過したのでなければ、ステップS
22に移行し、また、10秒が経過したのであれば、
“STOCK LOAD”を表示させ(ステップS2
8)、該ディスクをローディング処理してキャリア3内
に収容させ(ステップS29)、αフラグが“1”であ
るか否かを判定する(ステップS30)。
【0070】αフラグが“1”であれば、該キャリア3
内に収容されたディスクをプレーヤ部4に装着させ(ス
テップS31)、現在表示中の“STOCK LOA
D”を消灯させ(ステップS32)、メインルーチンに
移行する。尚、ステップS30にてαフラグが“1”で
あれば、ステップS31にてディスクをプレーヤ部4に
装着させるようにしたが、該ディスクをプレーヤ部4以
外の位置に配置するようにしても良い。
【0071】また、ステップS30にてαフラグが
“1”でなければ、該キャリア3内に収容されたディス
クを、前記メモリ225に記憶されたディスクデータに
基づいて元のストッカ(以前、そのディスクが収納され
ていたストッカ)に収納させ(ステップS33)、キャ
リア3の位置を#2の位置(開閉ドア217のロックが
解除される直前の位置)に移動させて(ステップS3
4)、“EJECT MODE”を表示させ(ステップ
S35)、図9に示すE3に移行する。尚、ステップS
34を省略し、ステップS33にてディスクを元のスト
ッカに戻したら、キャリア3をその位置で待機させるよ
うにしても良い。また、ステップS26にてαフラグが
“1”でなければ、ステップS33に移行する。尚、ス
テップS26にてαフラグが“1”であれば、図18に
示すP1に移行するようになっているが、ステップS3
1に移行するようにしても良い。
【0072】図9に示すE3において、イジェクトキー
116が押下されたか否かを判定する(ステップS3
6)。イジェクトキー116が押下されたのでなけれ
ば、プレイキー108が押下されたか否かを判定する
(ステップS37)。プレイキー108が押下されたの
でなければ、ストックキー102が押下されたか否かを
判定する(ステップS38)。
【0073】ステップS37にてプレイキー108が押
下されたのであれば、図6のプレイモード(ステップS
8)に移行する。また、ステップS38にてストックキ
ー102が押下されたのであれば、図6のストックモー
ド(ステップS6)に移行する。
【0074】ステップS38にてストックキー102が
押下されたのでなければ、αキーを含むNo.キー(1
03〜107)が押下されたか否かを判定する(ステッ
プS41)。No.キー(103〜107)が押下され
たのでなければ、ステップS36に移行する。また、ス
テップS41にてNo.キー(103〜107)が押下
されたのであれば、該押下されたNo.キー(103〜
107)に対応するストッカのディスク、又はαディス
クがあるか否か判定する(ステップS42)。
【0075】該No.キー(103〜107)に対応し
たストッカのディスク、又はαディスクがなければ、該
当ディスクが無いことを示す“NO DISC”を表示
させ(ステップS43)、ステップS36に移行する。
【0076】また、ステップS42にて該No.キー
(103〜107)に対応したストッカのディスクがあ
れば、現在、キャリア3内にディスクがあるか否かを判
定する(ステップS44)。
【0077】該キャリア3内にディスクがあるのであれ
ば、該キャリア3内のディスクと前記押下されたNo.
キー(103〜107)に対応したストッカのディスク
とが同一であるか否かを判定する(ステップS45)。
【0078】該キャリア3内のディスクが同一でなけれ
ば、該キャリア3内のディスクを元のストッカ内に収納
させ(ステップS46)、前記押下されたNo.キー
(103〜107)に対応するストッカのディスクをキ
ャリア3内に収容させ(ステップS47)、図7に示す
E4に移行する。
【0079】また、ステップS44にてキャリア3内に
ディスクがなければ、ステップS47に移行する。ま
た、ステップS45にてキャリア3内のディスクが同一
でなければ、図7に示すE4に移行する。
【0080】また、図7におけるステップS11にてα
フラグが“1”でなければ、MD装置内にディスクがあ
るか否かを判定する(ステップS18)。ディスクがあ
れば、“EJECT MODE”を表示させ(ステップ
S19)、該MD装置内にあるディスクが複数枚である
か否かを判定する(ステップS20)。該ディスクが複
数枚であれば、図9に示すE3に移行する。また、ステ
ップS20にて該ディスクが複数枚でなければ、ステッ
プS13に移行する。
【0081】また、ステップS18にてMD装置内にデ
ィスクがなければ、ディスクが無いことを示す“NO
DISC”を表示させ(ステップS21)、メインルー
チンに移行する。
【0082】また、前述した図8におけるステップS2
2にてディスクが引抜かれたのであれば、図9に示すE
2に移行するのであるが、図9に示すE2においては、
キャリア3を#2の位置に移動させ(ステップS4
8)、ステップS22にて引抜かれたディスクがαディ
スクであるか否かを判定する(ステップS49)。αデ
ィスクであれば、現在のαフラグを“0”にして(ステ
ップS50)、引き抜かれたディスクに対応するNo.
ランプ(103a〜107a)を消灯させ(ステップS
51)、MD装置内にディスクがあるか否かを判定する
(ステップS52)。
【0083】MD装置内にディスクがあれば、ステップ
S36に移行し、MD装置内にディスクがなければ、表
示中の“EJECT MODE”を消灯させ(ステップ
S53)、メインルーチンに移行させる。また、ステッ
プS36にてイジェクトキー116が押下されたのであ
れば、ステップS53に移行する。
【0084】だが、第1実施例のイジェクトモードによ
れば、#1〜#4間のストッカに収納されたディスクが
イジェクト処理されると、各ストッカ間に空き収納領域
である空きストッカが生じてしまう。
【0085】そこで、このような各ストッカ間における
空きストッカ、すなわち歯抜けを防止するために、次に
示すような第2実施例のイジェクトモードが考えられ
る。
【0086】では、次に該第2実施例のイジェクトモー
ドにおけるCPU233の処理動作を図10及び図11
に基づいて説明する。尚、第1実施例と重複する処理動
作については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0087】第2実施例のイジェクトモードにおけるC
PU233の処理動作としては、第1実施例の処理動作
にストッカ5内のディスクを順次に整列させ、各ストッ
カ間における空きストッカを防止するディスク整列処理
を加えたものである。
【0088】図10においてステップS36にてイジェ
クトキー116が押下されたのであれば、ディスク整列
処理を施す(ステップS54)。尚、図示していない
が、ステップS37及びステップS38において、肯定
判断が行われた場合にも、このディスク整列処理を実行
してから、それぞれ図6のプレイモード(ステップS
8)又はストックモード(ステップS6)に移行する。
【0089】該ディスク整列処理としては図11に示す
ように、#1内にディスクがあるか否かを判定する(ス
テップS61)。#1内にディスクがあれば、#2内に
ディスクがあるか否かを判定する(ステップS62)。
#2内にディスクがあれば、#3内にディスクがあるか
否かを判定する(ステップS63)。#3内にディスク
があれば、メインルーチンに移行する。
【0090】また、ステップS61にて#1内にディス
クがなければ、#2内にディスクがあるか否かを判定す
る(ステップS64)。#2内にディスクがあれば、該
ディスクを#1内に収納して該ディスクデータを修正し
(ステップS65)、#3内にディスクがあるか否かを
判定する(ステップS66)。
【0091】#3内にディスクがあれば、該ディスクを
#2内に収納して該ディスクデータを修正し(ステップ
S67)、#4内にディスクがあるか否かを判定する
(ステップS68)。#4内にディスクがあれば、該デ
ィスクを#3内に収納して該ディスクデータを修正する
(ステップS69)。
【0092】また、ステップS64にて#2内にディス
クがなければ、#3内にディスクがあるか否かを判定す
る(ステップS70)。#3内にディスクがあれば、該
ディスクを#1内に収納して該ディスクデータを修正し
(ステップS71)、#4内にディスクがあるか否かを
判定する(ステップS72)。#4内にディスクがあれ
ば、該ディスクを#2内に収納して該ディスクデータを
修正する(ステップS73)。
【0093】また、#4内にディスクがあるか否かを判
定する(ステップS74)。#4内にディスクがあれ
ば、該ディスクを#1内に収納して該ディスクデータを
修正する(ステップS75)。
【0094】また、ステップS62にて#2内にディス
クがなければ、ステップS66に移行し、ステップS6
6にて#3内にディスクがなければ、ステップS72に
移行し、ステップS72にて#4内にディスクがなけれ
ば、メインルーチンに移行する。また、ステップS74
にて#4内にディスクがなければ、同様にメインルーチ
ンに移行する。また、ステップS63にて#3内にディ
スクがなければ、ステップS68に移行し、ステップS
68にて#4内にディスクがなければ、メインルーチン
に移行する。
【0095】従って、上記第2実施例のイジェクトモー
ドによれば、該ディスク整列処理により、#1〜#4間
のストッカからディスクが抜かれたとしても、該ディス
クを抜かれた空きストッカに#1から順次にディスクを
詰めるようにしたので、各ストッカ間における空きスト
ッカ、すなわち歯抜けが生じるといった事態を打開する
ことができる。
【0096】では、次に第1実施例のストックモードに
おけるCPU233の処理動作を図12及び図13に基
づいて説明する。
【0097】図12においてαフラグが“1”であるか
否かを判定する(ステップS81)。αフラグが“1”
でなければ、該MD装置内、すなわちキャリア3内及び
ストッカ5の各ストッカ#1〜#4内にディスクが満杯
であるか否かを判定する(ステップS82)。該MD装
置内にディスクが満杯でなければ、“STOCK MO
DE”を表示させ(ステップS83)、キャリア3内に
ディスクがあるか否かを判定する(ステップS84)。
【0098】キャリア3内にディスクがあれば、“WA
IT”を表示させ(ステップS85)、現在プレイ中で
あるか否かを判定する(ステップS86)。プレイ中で
あれば、該プレイ動作を停止させ(ステップS87)、
該ディスクを元のストッカ(ディスク取出し前に収納さ
れていたストッカ)内に収納させる(ステップS8
8)。
【0099】次にキャリア3を#2の位置へ移動させて
(ステップS89)、ストック準備完了を示す“STO
CK STANDBY”を表示させて(ステップS9
0)、図13に示すS1に移行する。
【0100】図13のS1において、ストックキー10
2が押下されたか否かを判定する(ステップS10
1)。ストックキー102が押下されたのでなければ、
プレイキー108が押下されたか否かを判定する(ステ
ップS102)。プレイキー108が押下されたのでな
ければ、イジェクトキー116が押下されたか否かを判
定する(ステップS103)。イジェクトキー116が
押下されたのでなければ、αキーを含むNo.キー(1
03〜107)が押下されたか否かを判定する(ステッ
プS104)。
【0101】No.キー(103〜107)が押下され
たのでなければ、ステップS101に移行し、また、ス
テップS104にてNo.キー(103〜107)が押
下されたのであれば、該No.キー(103〜107)
に対応するストッカのディスク、又はαディスクがある
か否かを判定する(ステップS105)。該押下された
No.キー(103〜107)に対応するストッカのデ
ィスク、又はαディスクがあれば、該ストッカ内に収納
されるディスクがあることを示す“DISC”を表示さ
せ(ステップS106)、ステップS101に移行す
る。また、該押下されたNo.キー(103〜107)
に対応するストッカのディスク、又はαディスクがなけ
れば、該ストッカが空きストッカであり、該ストッカに
ディスクが収納可能である旨を示す“STOCK LO
AD”を表示させ(ステップS107)、キャリア3を
#1の位置へ移動させて(ステップS108)、ディス
クが挿入口212から挿入されたか否かを判定する(ス
テップS109)。ディスクが挿入されたのであれば、
図12に示すS2に移行する。
【0102】また、ステップS101にてストックキー
102が押下されたのであれば、表示中の“STOCK
STANDBY”を消灯させ(ステップS110)、
メインルーチンに移行する。また、ステップS102に
てプレイキー108が押下されたのであれば、図6のプ
レイモード(ステップS8)に移行する。また、ステッ
プS103にてイジェクトキー116が押下されたので
あれば、図6のイジェクトモード(ステップS7)に移
行する。
【0103】また、ステップS109にてディスクが挿
入されたのであれば、該ディスクをローディング処理し
てキャリア3内に収容させ、図12に示すS2に移行す
るのであるが、図12に示すS2において、該挿入され
たディスクがαディスクであるか否かを判定する(ステ
ップS93)。αディスクであれば、αフラグを“1”
にして(ステップS94)、αキー107に該当するN
o.ランプ107aを点灯させ(ステップS95)、後
述する図18に示すP1に移行する。
【0104】また、ステップS93にて該挿入されたデ
ィスクがαディスクでなければ、該No.キー(103
〜106)に該当するストッカに該ディスクを収納させ
(ステップS96)、該ストッカに対応したNo.キー
(103〜106)に該当するNo.ランプ(103a
〜106a)を点灯させ(ステップS97)、現在のキ
ャリア3の位置が#2の位置であるか否かを判定する
(ステップS98)。
【0105】キャリア3の位置が#2の位置であれば、
ステップS90に移行する。キャリア3の位置が#2の
位置でなければ、“WAIT”を表示させ(ステップS
99)、ステップS89に移行する。
【0106】また、ステップS84にてキャリア3内に
ディスクがなければ、ステップS98に移行する。
【0107】また、ステップS81にてαフラグが
“1”であれば、ストッカ5内に収納されずに直接プレ
ーヤ部4上に装着されるディスク(αディスク)である
ことを示すα−DISCを表示させ(ステップS9
1)、ステップS82にてMD装置内にディスクが満杯
であれば、すなわち全ての収納部内にディスクが収納さ
れ、しかもキャリア3内にもディスクが収容されていれ
ば、該MD装置内にはディスクが満杯であることを示す
“FULL DISC”を表示させ(ステップS9
2)、メインルーチンに移行する。
【0108】だが、第1実施例のストックモードによれ
ば、αディスクのローディングの後に、直ぐに曲の先頭
から再生が行われてしまうので、利用者の曲の選択行為
ができず使い勝手に問題が生じる。
【0109】そこで、このような事態を打開するために
第2実施例のストックモードが考えられる。
【0110】では、次に第2実施例のストックモードに
おけるCPU233の処理動作を図13及び図14に基
づいて説明する。尚、第1実施例のストックモードにお
ける処理動作と重複するものには、同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0111】第2実施例のストックモードにおける処理
動作は、第1実施例のストックモードにおける処理動作
に加えて、αディスクにおける識別情報であるTOC情
報を予めメモリ225に記憶した後、ポーズ状態にして
おくことである。
【0112】図14においてステップS81乃至ステッ
プS92の処理動作を行ってから、図13に示すS1に
移行し、図13のS1にてステップS101乃至ステッ
プS110の処理動作を行い、ステップS109にてデ
ィスクが挿入口212に挿入されたのであれば、図14
に示すS3に移行する。
【0113】図14に示すS3において該挿入されたデ
ィスクがαディスクであるか否かを判定する(ステップ
S121)。該挿入されたディスクがαディスクであれ
ば、αフラグを“1”にして(ステップS122)、α
キー107に該当するNo.ランプ107aを点灯させ
(ステップS123)、該αディスクをプレーヤ部4に
装着させる(ステップS124)。
【0114】次に該プレーヤ部4に装着されたαディス
クのTOC情報を読込ませ、該TOC情報をメモリ22
5に記憶させ(ステップS125)、該ディスクにおけ
る曲頭のアドレスで一時停止させ(ステップS12
6)、タイマーをスタートさせ(ステップS127)、
一時停止の解除を促す“ポーズを解除して下さい”を表
示させる(ステップS128)。
【0115】次にタイマーにて所定時間が経過したか否
かを判定する(ステップS129)。所定時間が経過し
たのであれば、後述する図18に示すP1に移行する。
また、所定時間が経過したのでなければ、プレイキー1
08が押下されたか否かを判定する(ステップS13
0)。プレイキー108が押下されたのでなければ、ス
トップキー117が押下されたか否かを判定する(ステ
ップS131)。ストップキー117が押下されたので
あれば、ポーズ動作を解除、すなわち停止させ(ステッ
プS132)、メインルーチンに移行する。尚、ステッ
プS129にて所定時間が経過したのであれば後述する
図18に示すP1に移行するようにしたが、停止するよ
うにしても良い。
【0116】また、ステップS130にてプレイキー1
08が押下されたのであれば、後述する図18に示すP
1に移行し、ステップS131にてストップキー117
が押下されたのでなければ、ステップS129に移行す
る。
【0117】また、ステップS121にて挿入されたデ
ィスクがαディスクでなければ、図13におけるステッ
プS104及びステップS105にて指定された該N
o.キー(103〜106)に該当するストッカに該デ
ィスクを収納させ(ステップS133)、該ストッカに
対応したNo.キー(103〜106)に該当するN
o.ランプ(103a〜106a)を点灯させ(ステッ
プS134)、現在のキャリア3の位置が#2の位置で
あるか否かを判定する(ステップS135)。
【0118】キャリア3の位置が#2の位置であれば、
ステップS90に移行する。キャリア3の位置が#2の
位置でなければ、“WAIT”を表示させ(ステップS
136)、ステップS89に移行する。
【0119】また、ステップS84にてキャリア3内に
ディスクがなければ、ステップS135に移行する。
【0120】従って、上記第2実施例のストックモード
によれば、αディスクのプレーヤ部4装着時に該αディ
スクのTOC情報を読込んで、該TOC情報をメモリ2
25に記憶した後、ポーズするようにしたので、例えば
プレイを実行する前に選曲動作を行うことができて、使
い勝手が良い。
【0121】また、第1実施例のストックモードによれ
ば、各ストッカ内に収納する各ディスクにおけるTOC
情報の読込みは、各ディスクを再生する際にTOC情報
を読み込むようにしていたので、少なくとも収納後、最
初に再生を行う際にはTOC読込み時間が必要であり、
時間が掛かるといった事態が生じた。
【0122】そこで、このような事態を打開するために
第3実施例のストックモードが考えられている。
【0123】では、次に該第3実施例のストックモード
におけるCPU233の処理動作を図13及び図15に
基づいて説明する。尚、第1実施例のストックモードに
おける処理動作と重複するものには、同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0124】第3実施例のストックモードにおける処理
動作は、第1実施例のストックモードにおける処理動作
に加えて、各ストッカに収納する各ディスクのTOC情
報を予めメモリ225に記憶しておくことである。
【0125】図15においてステップS81乃至ステッ
プS92の処理動作を行ってから、図13に示すS1に
移行し、図13のS1にてステップS101乃至ステッ
プS110の処理動作を行い、ステップS109にてデ
ィスクが挿入口212に挿入されたのであれば、図15
に示すS7に移行する。
【0126】図15に示すS7において、ステップS1
09にて挿入されたディスクがαディスクであるか否か
を判定する(ステップS141)。αディスクであれ
ば、αフラグを“1”にし(ステップS142)、該α
キー107に該当するNo.ランプ107aを点灯させ
(ステップS143)、後述する図18に示すP1に移
行する。
【0127】また、ステップS141にてαディスクで
なければ、該ディスクをプレーヤ部4に装着させ(ステ
ップS144)、該ディスクにおけるTOC情報と、該
ディスクがPRE−Mタイプであるか又はRECORD
ABLEタイプであるかを識別するディスク情報とを読
み込んでメモリ225に記憶保持させ(ステップS14
5)、該記憶保持されたTOC情報の内容、例えば該デ
ィスクに記録されているアルバム名や、その演奏トータ
ル時間等を表示させる(ステップS146)。
【0128】次にステップS104及び105にて指定
されたNo.キー(103〜106)に対応するストッ
カに該ディスクを収納させ(ステップS147)、該N
o.キー(103〜106)に該当するNo.ランプ
(103a〜106a)を点灯させ(ステップS14
8)、現在のキャリア3の位置が#2の位置であるか否
かを判定する(ステップS149)。
【0129】キャリア3の位置が#2の位置でなけれ
ば、“WAIT”を表示させ(ステップS150)、ス
テップS89に移行する。キャリア3の位置が#2の位
置であれば、ステップS90に移行する。また、ステッ
プS84にてキャリア3内にディスクがなければ、ステ
ップS149に移行する。もちろん、この第3実施例に
おいても、第2実施例のようにαディスク挿入後はTO
C情報を読み取って、ポーズ状態としても良い。
【0130】従って、上記第3実施例のストックモード
によれば、各ストッカ内の各ディスクのプレーヤ装着時
に各ディスクのTOC情報を読込んで、該TOC情報を
メモリ225に記憶するようにしたので、該メモリ22
5に格納したTOC情報に基づいて、TOC情報を利用
した選曲機能動作等を敏速に行うことができる。
【0131】ところで、第1実施例のストックモードに
よれば、ストッカ5にディスクを収納する場合には、N
o.キー(103〜106)にて所望のストッカ5を指
定しなければならないといった事態が生じた。
【0132】そこで、このような事態を打開するために
第4実施例のストックモードが考えられる。
【0133】では、次に該第4実施例のストックモード
におけるCPU233の処理動作を図16及び図17に
基づいて説明する。尚、第1実施例のストックモードに
おける処理動作と重複するものには、同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0134】第4実施例のストックモードにおける処理
動作は、第1実施例のストックモードにおける処理動作
に加えて、各ディスクを所定順序で順次に各ストッカに
収納するようにしたものである。
【0135】図16においてステップS81乃至ステッ
プS88の処理動作を行った後、キャリア3の位置を挿
入口212の位置へと移動させ(ステップS161)、
“STOCK LOAD”を表示させ(ステップS16
2)、図17に示すS4に移行する。
【0136】図17に示すS4において、ストックキー
102が押下されたか否かを判定する(ステップS17
1)。ストックキー102が押下されたのでなければ、
プレイキー108が押下されたか否かを判定する(ステ
ップS172)。プレイキー108が押下されたのでな
ければ、イジェクトキー116が押下されたか否かを判
定する(ステップS173)。イジェクトキー116が
押下されたのでなければ、前記挿入口212にディスク
が挿入されたか否かを判定する(ステップS174)。
【0137】ディスクが挿入されたのでなければ、ステ
ップS171に移行し、また、ディスクが挿入されたの
であれば、図中のS6に移行する。
【0138】S6においてステップS174にて挿入さ
れたディスクがαディスクであるか否かを判定する(ス
テップS175)。αディスクであれば、αフラグを
“1”にして(ステップS176)、該αキー107に
該当するNo.ランプ107aを点灯させ(ステップS
177)、後述する図18に示すP1に移行する。
【0139】また、ステップS175にてディスクがα
ディスクでなければ、#1のストッカ内にディスクがあ
るか否かを判定する(ステップS178)。#1内にデ
ィスクがなければ、#1内に該挿入されたディスクを収
納させ(ステップS179)、該収納された#1のスト
ッカに該当するNo.ランプ(103a〜106a)を
点灯させる(ステップS180)。
【0140】次にディスクを収納するストッカ5が満杯
であるか否かを判定する(ステップS181)。ストッ
カ5が満杯であれば、表示中の“STOCK LOA
D”を消灯させ(ステップS182)、現在のキャリア
3の位置が待機位置であるか否かを判定する(ステップ
S183)。現在のキャリア3の位置が待機位置でなけ
れば、キャリア3の位置を待機位置へと移動させ(ステ
ップS184)、メインルーチンに移行する。また、ス
テップS183にて現在のキャリア3の位置が待機位置
であれば、メインルーチンに移行する。
【0141】ステップS171にてストックキー102
が押下されたのであれば、ステップS182に移行す
る。
【0142】また、ステップS172にてプレイキー1
08が押下されたのであれば、図6のプレイモード(ス
テップS8)に移行し、また、ステップS173にてイ
ジェクトキー116が押下されたのであれば、図6のイ
ジェクトモード(ステップS7)に移行する。
【0143】また、ステップS178にて#1内にディ
スクがあれば、#2内にディスクがあるか否かを判定す
る(ステップS185)。#2内にディスクがなけれ
ば、#2内に前記挿入されたディスクを収納させ(ステ
ップS186)、ステップS180に移行する。また、
ステップS185にて#2内にディスクがあれば、#3
内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS18
7)。#3内にディスクがなければ、#3内に前記挿入
されたディスクを収納させ(ステップS188)、ステ
ップS180に移行する。また、ステップS187にて
#3内にディスクがあれば、#4内に前記挿入されたデ
ィスクを収納させ(ステップS189)、ステップS1
80に移行する。
【0144】また、ステップS181にてストッカ5が
満杯でなければ、図16に示すS5に移行する。
【0145】図16に示すS5において現在のキャリア
3の位置が挿入口212の位置であるか否かを判定する
(ステップS163)。挿入口212の位置であれば、
ステップS162に移行し、挿入口212の位置でなけ
れば、“WAIT”を表示させ(ステップS164)、
ステップS161に移行する。また、ステップS84に
てキャリア3内にディスクがなければ、ステップS16
3に移行する。
【0146】従って、上記第4実施例のストックモード
によれば、No.キー(103〜106)によるキー選
択を必要とすることなく、ディスクを予め設定された所
定の順序で敏速にストッカ5に収納することができる。
【0147】尚、第4実施例のストックモードにおいて
は、ストッカ5の上部のストッカから順次に1番目のス
トッカを#1、2番目のストッカを#2、3番目のスト
ッカを#3、4番目のストッカを#4としてある。これ
により少数枚のディスクを収納する際には、挿入口21
2に近接したストッカからディスクを収納するようにし
たので、該収納時間が短くて済むという効果がある。ま
た、次に示すような順序にしても良好な効果を得ること
ができる。
【0148】まず、前記1番目のストッカを#4、前記
2番目のストッカを#3、前記3番目のストッカを#
2、前記4番目のストッカを#1とする収納順序にした
場合には、1枚や2枚といった少数枚のディスクを上か
ら3番目及び4番目のストッカに収納することにより、
3番目及び4番目のストッカはよりプレーヤ部4に近接
しているので、これらストッカに収納したディスクを敏
速にプレーヤ部4に装着することができる。尚、前記1
番目のストッカを#4としたのは、前記1番目のストッ
カからディスクをキャリア3に収容する際には、開閉ド
ア217のロックが解除されるといったことがあるから
である。
【0149】また、前記1番目のストッカを#4、前記
2番目のストッカを#1、前記3番目のストッカを#
2、前記4番目のストッカを#3とする収納順序にした
場合には、ディスクを各ストッカに敏速に収納すること
ができる。
【0150】また、前記1番目のストッカを#4、前記
2番目のストッカを#3、前記3番目のストッカを#
1、前記4番目のストッカを#2としても同様の効果を
得ることができる。
【0151】では、次にプレイモードにおけるCPU2
33の処理動作を図18及び図19に基づいて説明す
る。尚、ディスク再生中にプレイキー108を押下する
と、ストップ又はポーズとなり、さらに押下すると再び
再生が行われる。ストップ又はポーズの際に他のモード
キーが押下されたときは、そのモードに移行する。
【0152】図18においてαフラグが“1”であるか
否かを判定する(ステップS201)。αフラグが
“1”であれば、“PLAY MODE”を表示させ
(ステップS202)、プレーヤ部4上にディスクがあ
るか否かを判定する(ステップS203)。プレーヤ部
4上にディスクがなければ、該ディスクをプレーヤ部4
に装着させ(ステップS204)、プレイ動作に移行さ
せ(ステップS205)、表示中の“PLAY MOD
E”を消灯させ(ステップS206)、メインルーチン
に移行する。
【0153】また、ステップS203にてプレーヤ部4
上にディスクがあれば、ステップS205に移行する。
【0154】また、ステップS201にてαフラグが
“1”でなければ、MD装置内にディスクがあるか否か
を判定する(ステップS207)。MD装置内にディス
クがなければ、“NO DISC”を表示させ(ステッ
プS208)、メインルーチンに移行する。
【0155】また、ステップS207にてMD装置内に
ディスクがあれば、“PLAY MODE”を表示させ
(ステップS209)、ディスクが複数枚であるか否か
を判定する(ステップS210)。ディスクが複数枚で
なければ、キャリア3内にディスクがあるか否かを判定
する(ステップS211)。キャリア3内にディスクが
あれば、ステップS203に移行する。キャリア3内に
ディスクがなければ、ディスクをキャリア3内に収容さ
せ(ステップS212)、ステップS204に移行す
る。
【0156】また、ステップS210にてディスクが複
数枚あるのであれば、図19に示すP2に移行する。
【0157】図19に示すP2において、プレイキー1
08が押下されたか否かを判定する(ステップS22
1)。プレイキー108が押下されたのでなければ、ス
トックキー102が押下されたか否かを判定する(ステ
ップS222)。ストックキー102が押下されたので
なければ、イジェクトキー116が押下されたか否かを
判定する(ステップS223)。イジェクトキー116
が押下されたのでなければ、αキーを含むNo.キー
(103〜107)が押下されたか否かを判定する(ス
テップS224)。No.キー(103〜107)が押
下されたのであれば、該No.キー(103〜107)
に対応するストッカの該当ディスク、又はαディスクが
あるか否かを判定する(ステップS225)。該当ディ
スク、又はαディスクがあれば、現在、キャリア3内に
ディスクがあるか否かを判定する(ステップS22
6)。キャリア3内にディスクがなければ、ステップS
224及びステップS225にて指定されたストッカの
該当ディスク、又はαディスクをキャリア3内に収容さ
せ(ステップS227)、該ディスクをプレーヤ部4上
に装着させ(ステップS228)、プレイ動作に移行さ
せて(ステップS229)、ステップS221に移行す
る。
【0158】また、ステップS221にてプレイキー1
08が押下されたのであれば、図18に示すP3に移行
する。また、ステップS222にてストックキー102
が押下されたのであれば、図6のストックモード(ステ
ップS6)に移行し、また、ステップS223にてイジ
ェクトキー116が押下されたのであれば、図6のイジ
ェクトモード(ステップS7)に移行する。
【0159】また、ステップS224にてNo.キー
(103〜107)が押下されたのでなければ、ステッ
プS221に移行する。また、ステップS225にて該
当するディスクがなければ、該当するディスクがないこ
とを示す“NO DISC”を表示させ(ステップS2
32)、ステップS221に移行する。
【0160】また、ステップS226にてキャリア3内
にディスクがあれば、該キャリア3内のディスクとステ
ップS224及びステップS225にて指定されたスト
ッカの該当ディスクとが同一であるか否かを判定する
(ステップS233)。同一であれば、ステップS22
8に移行する。また、同一でなければ、キャリア3内の
ディスクを元のストッカに収納させ(ステップS23
4)、ステップS227に移行する。
【0161】尚、該プレイモードにおいては、図19の
P2の処理に移行してから所定時間が経過したか否かの
判定を、ステップS221の直前に設け、当該所定時間
が経過したと判定された場合、(すなわち、各種キー入
力がない場合、あるいは受け付けられない場合)に、自
動的に所定の順序で、例えば1番目のストッカに収納さ
れたディスク、又は4番目のストッカに収納されたディ
スクから順番に演奏するようにしても良い。
【0162】尚、上記実施例においては、キャリア3と
プレーヤ部4とが独立した構成としたが、他の実施例と
して、プレーヤ部4がキャリア3に組み込まれて一体構
造とする。かかる構成により、プレーヤ部4が図1のY
1及びY2方向に変位するので、キャリア3に装着され
たMDを迅速に回転駆動することができる。
【0163】また、上記実施例においては、αキー10
7の入力によってαフラグを“1”としたが、ストッカ
5が収納不可能な状態、例えば全てのストッカが満杯の
場合や、何等かの理由でストッカ5が故障した場合等を
CPU233が検知して前記αフラグを“1”とするよ
うにしても良く、殊に該ストッカ5が故障したことを検
知する場合には、該ストッカ5の故障状態を検知する故
障検知手段を該MD装置内に設け、該故障検知手段から
の検知信号に応じて前記αフラグを“1”とするように
しても良い。
【0164】また、上記実施例においては、ディスクの
識別情報をTOC情報としたが、ディスク固有の識別情
報、例えば該ディスクの製造番号等といった情報であっ
てもよい。
【0165】また、上記実施例においては、再生専用の
MD装置について述べたが、記録も可能なMD装置につ
いても同じ構成とすることにより、同一の効果を得るこ
とができる。さらに、プレイ/ポーズキー108は、プ
レイ/ストップキーとしても良く、また、ストップキー
やポーズキーをプレイキーとは別に設けても良い。
【0166】また、上記実施例においては、記録媒体を
MDとしたためにMD装置に適用して説明したが、記録
媒体をCD,ビデオディスク等の光記録媒体、又はフロ
ッピーディスク等の磁気記録媒体にすることにより、こ
れら記録媒体を取り扱う装置についても同様に適用可能
であることは言うまでもない。
【0167】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、操作手段
による予備媒体指定に係る収納指令に応じて搬送手段に
装着中の記録媒体を媒体駆動手段に装着するようにした
ので、収納媒体指定に係る収納指令のように不容易に該
記録媒体を媒体収納手段を収納してしまうといった事態
を打開することができる。
【0168】請求項2に係る発明によれば、媒体駆動手
段に装着中の記録媒体における識別情報を読み取るよう
にしたので、該識別情報に基づいて該記録媒体を媒体駆
動手段により迅速に再生又は選曲動作を行うことができ
る。
【0169】請求項3に係る発明によれば、前記読み取
られた識別情報を記憶するようにしたので、該識別情報
に基づいて該記録媒体を媒体駆動手段により迅速に再生
又は選曲動作を行うことができる。
【0170】請求項4に係る発明によれば、前記識別情
報の読取後、又は該識別情報の記憶後に、媒体駆動手段
を一時停止させるようにしたので、ユーザーは操作入力
なしに該媒体駆動手段を一時停止させることができる。
【0171】請求項5に係る発明によれば、前記媒体駆
動手段の一時停止状態の解除をユーザーに促す警告手段
を有しているので、ユーザーは該警告手段により該媒体
駆動手段における一時停止の解除動作を行うことができ
る。
【0172】請求項6に係る発明によれば、前記媒体駆
動手段の一時停止状態を所定時間経過後に解除するよう
にしたので、ユーザーは操作入力なしに該媒体駆動手段
の一時停止状態を自動的に解除することができる。
【0173】請求項7に係る発明によれば、前記識別情
報の読取後、又は該識別情報の記憶後、又は該媒体駆動
手段の一時停止解除後に、該媒体駆動手段に再生又は記
録動作を行わせるようにしたので、ユーザーは操作入力
なしに該媒体駆動手段を再生又記録動作に移行させるこ
とができる。
【0174】請求項8に係る発明によれば、前記識別情
報の読取後、又は該識別情報の記憶後、又は該媒体駆動
手段の一時停止解除後に、前記媒体駆動手段を停止させ
るようにしたので、ユーザーは操作入力なしに該媒体駆
動手段を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による車載用MDオートチェン
ジャー装置におけるディスク挿入時の内部構造を示す断
面図である。
【図2】一般的なMDの構成を示す平面図である。
【図3】該車載用MDオートチェンジャー装置の前面パ
ネルを示す図である。
【図4】キャリアの構造を示す平面図である。
【図5】該車載用MDオートチェンジャー装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】該車載用MDオートチェンジャー装置における
CPUのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図7】第1実施例のイジェクトモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】第1実施例のイジェクトモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】第1実施例のイジェクトモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】第2実施例のイジェクトモードにおけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。
【図11】第2実施例のイジェクトモードにおけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。
【図12】第1実施例のストックモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図13】第1実施例のストックモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図14】第2実施例のストックモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図15】第3実施例のストックモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図16】第4実施例のストックモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図17】第4実施例のストックモードにおけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【図18】プレイモードにおけるCPUの処理動作を示
すフローチャートである。
【図19】プレイモードにおけるCPUの処理動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
3 キャリア(搬送手段) 4 プレーヤ部(媒体駆動手段) 5 ストッカ(媒体収納手段) 50a〜50d 収納部(収納領域) 212 挿入口 233 CPU(制御手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各記録媒体を識別番号で区別される各収
    納領域に収納する媒体収納手段と、 演奏駆動信号に応じて、装着した記録媒体に記録された
    情報を再生し、又は新たに情報を記録媒体に記録する媒
    体駆動手段と、 収納駆動信号に応じて、挿入口から挿入された記録媒体
    又は前記媒体駆動手段に装着された記録媒体を装着し
    て、該装着した記録媒体を前記媒体収納手段に収納し、
    媒体搬送駆動信号に応じて、前記挿入口から挿入された
    記録媒体又は前記媒体収納手段に収納された記録媒体を
    装着して、該装着した記録媒体を前記媒体駆動手段に装
    着する搬送手段と、 記録媒体の収納指令、演奏指令、並びに前記識別番号に
    対応する記録媒体を指定する収納媒体指定、及び該収納
    媒体指定で指定される記録媒体以外の予備の記録媒体を
    指定する予備媒体指定を入力する操作手段と、 前記収納媒体指定に係る、収納指令に応じて前記収納駆
    動信号を、演奏指令に応じて前記演奏駆動信号及び媒体
    搬送駆動信号を送出し、前記予備媒体指定に係る収納指
    令に応じて媒体搬送駆動信号を送出する制御手段とを有
    することを特徴とする媒体記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記媒体駆動手段に装
    着中の予備の記録媒体における識別情報を読み取らせる
    演奏駆動信号を該媒体駆動手段に送出することを特徴と
    する請求項1記載の媒体記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記読み取られた識別
    情報を記憶することを特徴とする請求項2記載の媒体記
    録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記識別情報の読取
    後、又は該識別情報の記憶後に、前記媒体駆動手段を一
    時停止させる演奏駆動一時停止信号を送出することを特
    徴とする請求項2又は3記載の媒体記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記媒体駆動手段の一
    時停止を解除するように促す警告手段を有することを特
    徴とする請求項4記載の媒体記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、所定時間経過後に前記
    媒体駆動手段の一時停止を解除することを特徴とする請
    求項4又は5記載の媒体記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記識別情報の読取
    後、又は該読み取られた識別情報の記憶後、又は前記媒
    体駆動手段の一時停止解除後に、前記演奏駆動信号を送
    出することを特徴とする請求項2、3又は6記載の媒体
    記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記識別情報の読取
    後、又は該読み取られた識別情報の記憶後、又は前記媒
    体駆動手段の一時停止解除後に、該媒体駆動手段を停止
    させる演奏駆動停止信号を送出することを特徴とする請
    求項2、3又は6記載の媒体記録再生装置。
JP20459093A 1993-07-27 1993-07-27 媒体記録再生装置 Pending JPH0744972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20459093A JPH0744972A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 媒体記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20459093A JPH0744972A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 媒体記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0744972A true JPH0744972A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16492990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20459093A Pending JPH0744972A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 媒体記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744972A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100209075B1 (ko) 광디스크장치
US5590047A (en) Information processing apparatus
EP0836183A2 (en) Recording and reproducing apparatus and recording and reproducing method
EP0594118B1 (en) Recording and playback unit
JP3531650B2 (ja) 情報記録媒体の記録/再生装置
JP3656761B2 (ja) 情報記録媒体の記録/再生装置
JP2607622Y2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3531952B2 (ja) 媒体記録再生装置
JPH0744972A (ja) 媒体記録再生装置
JP3531649B2 (ja) 記録媒体演奏装置
JPH0744970A (ja) 媒体記録再生装置
JPH1064154A (ja) ディスク再生装置
JP3841408B2 (ja) 再生表示装置及び再生表示方法
JP3458241B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3418767B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3670312B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3398739B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3440953B2 (ja) 媒体記録再生装置
JPH0765486A (ja) 媒体記録再生装置
JPH0765491A (ja) 媒体記録再生装置
JPH0765492A (ja) 媒体記録再生装置
JP3398740B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3483597B2 (ja) 媒体記録/再生装置
JP3449640B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3398743B2 (ja) 媒体記録再生装置