JPH0727194Y2 - 電子黒板の筆記媒体駆動装置 - Google Patents

電子黒板の筆記媒体駆動装置

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JPH0727194Y2
JPH0727194Y2 JP7516388U JP7516388U JPH0727194Y2 JP H0727194 Y2 JPH0727194 Y2 JP H0727194Y2 JP 7516388 U JP7516388 U JP 7516388U JP 7516388 U JP7516388 U JP 7516388U JP H0727194 Y2 JPH0727194 Y2 JP H0727194Y2
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gear
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JP7516388U
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JPH01178994U (ja
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政実 斉藤
稔 今井
一徳 加藤
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Tec Corp
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Tec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電子黒板の筆記媒体駆動装置に関する。
従来の技術 従来、複数のローラに巻回されたエンドレスの筆記媒体
に画像を描き、この筆記媒体を回転させる過程で描かれ
た画像を光学読取部により読み取る電子黒板において、
第7図に示すように筆記媒体4が巻回された二本のロー
ラの内の一本のローラ7の一端とモータに駆動されるプ
ーリ24とにタイミングベルト25を掛け渡し、このプーリ
24の回転をタイミングベルト25からローラ7に伝達する
ことにより、筆記媒体4を回転させるようにした筆記媒
体駆動装置がある。
また、第8図に示すように、筆記媒体4が巻回されたロ
ーラ7の端部に従動ギヤ14を固定し、モータに駆動され
る伝動ギヤ15とこの伝動ギヤ15に常時噛合された遊動ギ
ヤ28とをリンク26の両端に回転自在に取付け、このリン
ク26をスプリング27により付勢して遊動ギヤ28を従動ギ
ヤ16に常時噛合させ、伝動ギヤ15の回転を遊動ギヤ28を
介して従動ギヤ14に伝達して筆記媒体4を回転させるよ
うにした筆記媒体駆動装置が存する。
考案が解決しようとする問題点 一般の黒板に字や絵を筆記する場合に、上部への筆記に
際しては自然に立つた楽な姿勢を維持しうるが、筆記位
置が下方に移るに従い、腰を屈める等の不自然な姿勢が
要求される。この点、電子黒板においては、筆記媒体を
少しずつ手で回転させて筆記する高さを調整し、或い
は、筆記後に聴講者に筆記内容を見せるため、筆記量に
応じて筆記媒体を手で回す使い方がなされている。ま
た、電子黒板の前面に現れている筆記媒体の部分を1頁
として複写する機種もあり、このような機種においては
複写範囲を設定する上で筆記媒体を手で回す使い方が頻
繁になされる。しかし、第7図及び第8図に示すもの
は、何れもローラ7とモータとの間が常時動力伝達状態
にあり、モータは自己保持力により回転軸がロツクされ
ているため、筆記媒体4を手で回すことが極めて困難で
ある。また、第8図に示すものは、スプリング27の強さ
にもよるが、筆記媒体4を手で時計方向へ回転させた時
に、従動ギヤ14の歯と遊動ギヤ28の歯との当接力によ
り、伝動ギヤ15の軸心を支点としてリンク26を従動ギヤ
14から離反させる方向に回動させ、従動ギヤ14から遊動
ギヤ28を離反させることにより、筆記媒体4を手で回す
ことが可能となる。しかし、手で筆記媒体4を回転させ
る場合はモータ駆動の場合と異なり少しずつしか回転さ
せることはできず、手を止める度にリンク26がスプリン
グ27の力により復帰し遊動ギヤ28と従動ギヤ14とが噛合
し、また、スプリング27の抵抗を受けるため、手で筆記
媒体4を回すにもある程度の労力を要する。かつ、筆記
媒体4を反時計方向へ回転させることができないので、
筆記媒体4の静止位置を合わせることが面倒である。し
かも、手を止める都度遊動ギヤ28がスプリング27の力に
より復帰して従動ギヤ14に衝突し、衝突に伴う異音が発
生する。さらに、第8図に示すものは、筆記媒体4を時
計方向に回転させると従動ギヤ14から遊動ギヤ28が外れ
るため、モータ駆動の場合に筆記媒体4を反時計方向に
しか駆動することができない。
問題点を解決するための手段 光学読取部に対向するエンドレスの筆記媒体が巻回され
た複数のローラの一つに従動ギヤを連結し、正逆回転自
在のモータに連結されて定位置で回転する伝動ギヤと前
記従動ギヤとの軸心を結ぶ直線の両側に前記伝動ギヤに
常時噛合された一対の遊動ギヤを配設し、前記伝動ギヤ
の軸心に中心部を回動自在に取り付けたリンクに前記従
動ギヤに選択的に噛合するように前記遊動ギヤを回動自
在に取り付けた。
作用 モータにより伝動ギヤを駆動するとその回転は遊動ギヤ
に伝達され、これらの伝動ギヤ又は遊動ギヤの回転力は
摩擦力によりリンクに伝達されるため、伝動ギヤの回転
方向に応じてリンクが何れかの方向に揺動し、何れか一
方の遊動ギヤが従動ギヤに噛合され、モータの回転が筆
記媒体に伝達される。これにより、モータ駆動時の筆記
媒体の回転方向を選択することが可能となる。また、モ
ータを停止させた状態においては、従動ギヤから遊動ギ
ヤに回転力を付与することにより、リンクは遊動ギヤを
伝動ギヤの外周に沿つて転動させながら従動ギヤから離
反する方向に回動し、したがつて、モータ停止時は筆記
媒体を何れの方向にも軽い力で手で回すことが可能とな
る。
実施例 本考案の一実施例を第1図ないし第6図に基づいて説明
する。第6図は電子黒板の斜視図で、図中、1はケース
本体で、このケース本体1には、脚2とプリンタ3とが
取付けられ、前面にはエンドレスの筆記媒体4を露出さ
せる開口部5が形成されている。
第1図はケース本体1の縦断側面図で、ケース本体1の
両側には筆記媒体4を巻回状態で保持するローラ6,7が
設けられている。一方のローラ6は定位置で回転自在に
保持されているが、他方のローラ7はローラ6から離反
する方向に付勢された軸受(図示せず)により回転自在
に保持され、これにより、筆記媒体4に張力が付与され
ている。また、ケース本体1の内部に固定されたフレー
ム(図示せず)には光学読取部8が設けられている。こ
の光学読取部8は、筆記媒体4を照明するランプ9と、
ランプ9の背面に位置する反射板10と、筆記媒体4上の
画像を集光部11に反射するミラー12と、PC板13とよりな
る。このPC板13には集光部11で収束される光の画像信号
を電気信号に変換するイメージセンサ(図示せず)が保
持されている。さらに、ローラ6の端部には従動ギヤ14
が固定され、この従動ギヤ14と伝動ギヤ15との軸心を結
ぶ直線の両側には、伝動ギヤ15に常時噛合された一対の
遊動ギヤ16,17が配設され、中央部が伝動ギヤ15の軸心
に回動自在に取付けられたリンク18の両端に遊動ギヤ1
6,17が回転自在に保持されいる。
第2図はモータ20から遊動ギヤ16、17に至る動力伝達機
構を示す正面図で、伝動ギヤ14はケース本体1に設けた
モータフレーム19に固定された正逆回転自在のモータ20
に直結されている。そして、伝動ギヤ15とリンク18との
間、及び、遊動ギヤ16,17とリンク18との間には、弾性
体であるばね座金21が挾持されている。したがつて、リ
ンク18は回転する伝動ギヤ15及び遊動ギヤ16,17の摩擦
抵抗をばね座金21を介して受けることにより回動方向の
トルクを受ける。
このような構成において、第3図に示すように、モータ
20により伝動ギヤ16を反時計方向へ回転させると、遊動
ギヤ16,17が時計方向へ回転し、リンク18が伝動ギヤ15
の軸心を支点に反時計方向に回動し、遊動ギヤ16が従動
ギヤ14に噛合され、遊動ギヤ17が従動ギヤ14から離反さ
れる。これにより、従動ギヤ14がローラ6とともに反時
計方向へ駆動され、筆記媒体4が反時計方向に回転す
る。この過程で、筆記媒体4に記載された画像は光学読
取部8に読み取られ、この読取信号はメモリに蓄えら
れ、必要に応じてメモリのデータを呼び出してプリンタ
3により印字する。
第4図に示すように、モータ20を逆転させ伝動ギヤ15を
時計方向へ回転させると、前述した動作と逆の動作によ
りリンク18が時計方向へ回動し、伝動ギヤ15の時計方向
の回転が他方の遊動ギヤ17を介して従動ギヤ14に伝達さ
れ、これにより、筆記媒体4が時計方向に駆動される。
第3図又は第4図の何れの駆動状態においても、モータ
20を停止させた状態では、遊動ギヤ16又は遊動ギヤ17は
従動ギヤ14に噛合する状態に維持される。したがつて、
第3図の停止状態から筆記媒体4を手で引き従動ギヤ14
を反時計方向へ回転させると、伝動ギヤ15がモータ20に
ロツクされているため、従動ギヤ14の歯から遊動ギヤ16
の歯に作用する力が、リンク18を時計方向へ回動させる
トルクとして作用する。これにより、第5図に示すよう
に、従動ギヤ14から遊動ギヤ16が離反した位置でリンク
18が静止する。同様に、第4図の停止状態から筆記媒体
4を手で引き従動ギヤ14を時計方向へ回転させると、従
動ギヤ14の歯から遊動ギヤ17の歯に作用するトルクによ
り、第5図に示すように、従動ギヤ14から遊動ギヤ17が
離反した位置でリンク18が静止する。この状態では、リ
ンク18がばね座金21の摩擦力で安定する。したがつて、
モータ20の抵抗を受けることなく筆記媒体4を何れの方
向にも手で楽に回転させることができる。
なお、伝動ギヤ15の軸部とリンク18との嵌合部の摩擦力
により、リンク18を追従させることにより、ばね座金21
を省略してもよい。
考案の効果 本考案は上述のように構成したので、モータにより伝動
ギヤを駆動して遊動ギヤを回転させた時に、伝動ギヤ又
は遊動ギヤの回転力を摩擦力によりリンクに伝達するこ
とにより、伝動ギヤの回転方向に応じてリンクを何れか
の方向に揺動させ、何れか一方の遊動ギヤを従動ギヤに
噛合させ、モータの回転を筆記媒体に伝達することがで
き、これにより、モータ駆動時の筆記媒体の回転方向を
選択することができ、また、モータを停止させた状態に
おいては、従動ギヤから遊動ギヤに回転力を付与するこ
とにより、伝動ギヤの外周に沿つて遊動ギヤを転動させ
ながらリンクを回動させて対をなす遊動ギヤを従動ギヤ
から離反させることができ、したがつて、モータ停止時
は筆記媒体を何れの方向にも軽い力で手で回すことがで
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は縦断側面図、第2図は伝動ギヤと遊動ギヤとリ
ンクとの取付関係を拡大して示す正面図、第3図及び第
4図はモータ駆動時におけるリンクの動作を示す側面
図、第5図はモータ非駆動時において筆記媒体を手で回
転させる状態を示す側面図、第6図は全体図を示す斜視
図、第7図及び第8図は従来例を示す一部の平面図であ
る。 4……筆記媒体、6,7……ローラ、8……光学読取部、1
4……従動ギヤ、15……伝動ギヤ、16,17……遊動ギヤ、
18……リンク、20……モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学読取部に対向するエンドレスの筆記媒
    体が巻回された複数のローラと、これらのローラの一つ
    に連結された従動ギヤと、正逆回転自在のモータに連結
    されて定位置で回転する伝動ギヤと、中央部が前記伝動
    ギヤの軸心に回動自在に取り付けられたリンクと、前記
    伝動ギヤと前記従動ギヤとの軸心を結ぶ直線の両側に配
    設されて前記伝動ギヤに常時噛合する状態で前記リンク
    に回動自在に取り付けられるとともに前記従動ギヤに選
    択的に噛合する一対の遊動ギヤとよりなることを特徴と
    する電子黒板の筆記媒体駆動装置。
JP7516388U 1988-06-06 1988-06-06 電子黒板の筆記媒体駆動装置 Expired - Lifetime JPH0727194Y2 (ja)

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JP7516388U JPH0727194Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 電子黒板の筆記媒体駆動装置

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JPH01178994U JPH01178994U (ja) 1989-12-21
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JP7516388U Expired - Lifetime JPH0727194Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 電子黒板の筆記媒体駆動装置

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