JPH0727074Y2 - 中ぐり加工装置 - Google Patents

中ぐり加工装置

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JPH0727074Y2
JPH0727074Y2 JP7139889U JP7139889U JPH0727074Y2 JP H0727074 Y2 JPH0727074 Y2 JP H0727074Y2 JP 7139889 U JP7139889 U JP 7139889U JP 7139889 U JP7139889 U JP 7139889U JP H0727074 Y2 JPH0727074 Y2 JP H0727074Y2
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JP
Japan
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coolant
boring
quill
tool
boring machine
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7139889U
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English (en)
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JPH0311543U (ja
Inventor
勲 松本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えばエンジンのシリンダブロックにおけ
るシリンダボア部を中ぐり加工する立中ぐり盤のような
中ぐり加工装置に関する。
(従来技術) 従来、中ぐり加工装置としては例えば実開昭63-127854
号公報に記載の装置がある。
すなわち、主軸ヘッドの主軸にクイル(quill)を取付
け、このクイル先端と対向する側に設けた治具の所定部
にクーラントノズルを配設し、上述のクイルに取付けた
中ぐりバイトによるワークの中ぐり加工中に、上述のク
ーラントノズルから中ぐりバイトに向けてクーラント
(coolant、冷却液)を吐出すべく構成した横中ぐり盤
である。
しかし、上述の中ぐり加工装置においては次のような問
題点があった。
つまり、上述のクイルはワークの穴部を中ぐり加工始端
から中ぐり加工終端に向けて移動する一方、上述のクー
ラントノズルのクーラント噴孔は予め設定された特定の
方向に指向しているので、上述の加工始端から加工終端
の全ての範囲にわたって中ぐりバイトにクーラントを供
給することが困難なため、切削部位に対する的確なクー
ラントの供給ができないうえ、クイル先端面に当接した
クーラントはクイルの回転による遠心力で径方向外方へ
吹き飛ばされるので、中ぐりバイトの刃先部冷却に寄与
しない問題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、クーラントを中ぐりバイトの刃先部に確実
に供給することができる中ぐり加工装置の提供を目的と
する。
(考案の構成) この考案は、中ぐりバイトを取付けるクイルの挿入側と
は反対の側にクーラントノズルを設ける一方、上記クイ
ルには、クーラントノズルから吐出されるクーラントを
クイル端からクイルの軸方向内方へ導く第1クーラント
通路と、上記第1クーラント通路から中ぐりバイト数に
対応して該中ぐりバイトへ導出する径方向の第2クーラ
ント通路とを形成した中ぐり加工装置であることを特徴
とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述のクイルの中ぐり加工始端から
中ぐり加工終端に向けての移動にかかわらず、クーラン
トノズルから吐出されたクーラントは、クイル端から軸
方向内方の第1クーラント通路に供給された後に、この
第1クーラント通路からクイルの回転による遠心力で上
述の第2クーラント通路を介して取付け対応数の中ぐり
バイトに的確に供給される。
この結果、上述のクーラントをクイルの移動位置の如何
にかかわらず、中ぐりバイトの刃先部に確実に供給し
て、冷却、潤滑効果の向上を図ることができる効果があ
る。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエンジンのシリンダブロックにおけるシリンダボ
ア部を中ぐり加工する多軸形の立中ぐり盤を示し、第1
図、第2図において、ベッド1上に2つのワークテーブ
ル2,2を離間配設する一方、フレーム3上には2つのコ
ラム4,4を立設し、これらの各コラム4,4にはY軸用サー
ボモータ5,5および他の機構(図示せず)によりX軸、
Y軸、Z軸の三次元方向へNC制御される主軸ヘッド6,6
を設けている。
上述の各主軸ヘッド6,6の下部には多軸形の主軸7,7(第
3図参照)を介して回動駆動されるクイル8,8を取付け
ている。
上述の各クイル8,8の所定部にはカートリッジ9,9を介し
てツールとしての中ぐりバイト10,10を取付けている。
一方、上述の各ワークテーブル2,2の前後両側にはクラ
ンクベース11,12を介して油圧シリンダ13,14を取付け、
これら前後の各油圧シリンダ13,14でクランプ動および
アンクランプ動操作される単一ワーク当り4個のクラン
プ爪15…により上述のワークテーブル2上に、ワークと
してのエンジンのシリンダブロック16を固定すべく構成
している。
ここで、上述のシリンダブロック16はクランプ爪15…の
アンクランプ時に搬送手段17で搬送される。
ところで、上述の各クイル8…の挿入側とは反対の側つ
まりワークテーブル2側には、上述の各クイル8…の先
端に指向するクーラントノズル18…を設け、これら各ク
ーラントノズル18の上流側に連通接続したクーラント供
給ライン19…から上述のクイル8先端にクーラントを吐
出すべく構成している。
上述のクイル8には、第3図に示すように、クーラント
ノズル18から吐出されるクーラントをクイル先端からク
イル8の軸方向内方へ導く第1クーラント通路21と、こ
の第1クーラント通路21から中ぐりバイト10の数に対応
して該中ぐりバイト10の刃先部に導出する径方向の第2
クーラント通路22,22とを形成している。
この実施例では、カートリッジ式2枚刃構造を例示して
いるので、上述の第2クーラント通路22は中ぐりバイト
10,10の数に対応して合計2通路形成しているが、3枚
刃、4枚刃等の場合には、中ぐりバイト数に対応して3
通路、4通路となるように上述の第2クーラント通路22
を形成する。
なお、上述のクイル8は自動工具交換装置いわゆるATC
(図示せず)でツールチェンジされるため、その基部に
環状のV溝20と、ツールシャンク23、プルスタッド24と
を備えている。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
主軸7を回転させて、この主軸7の回転力をツールシャ
ンク23を介してクイル8に伝達させ、第3図に示すツー
リングシステムの全体を回転駆動させながら、上述のク
イル8に取付けた中ぐりバイト10で、ワークとしてのシ
リンダブロック16のシリンダボアを中ぐり加工たとえば
仕上げ削り加工する。
このとき、上述のクーラント供給ライン19に介設した電
磁弁(図示せず)を開いてクーラント供給源からのクー
ラントを、図面に点線矢印で示す如く、上述のクーラン
ト供給ライン19およびクーラントノズル18を介してシリ
ンダブロック16の下方から中ぐり加工中のシリンダボア
内を上方に向けて上述のクイル8先端に吐出する。
上述のクーラントノズル18からシリンダボア内を介して
吐出されたクーラントは、クイル8先端から軸方向内方
の第1クーラント通路21に供給された後に、この第1ク
ーラント通路21からクイル8の回転による遠心力で上述
の第2クーラント通路22,22を介して取付け対応数の中
ぐりバイト10,10に的確に供給される。
このようなクーラントの各通路21,22を介しての中ぐり
バイト10刃先部への供給は、クイル8の中ぐり加工始端
から中ぐり加工終端に向けての移動にかかわらず、常に
的確に行なわれる。
この結果、上述のクーラントをクイル8の移動位置の如
何にかかわらず、中ぐりバイト10,10の各刃先部に常時
確実に供給して、冷却、潤滑効果の向上を図ることがで
きる効果がある。
なお、上記実施例においては中ぐり加工装置として、エ
ンジンのシリンダブロックにおけるシリンダボア部を中
ぐり加工する多軸形の立中ぐり盤を例示したが、上記構
成を横中ぐり盤に適用してもよく、また他のワークの中
ぐり加工を行なう装置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は立中ぐり盤の正面図、 第2図は立中ぐり盤の右側面図 第3図はクイルの構造を示す拡大図である。 8……クイル 10……中ぐりバイト 18……クーラントノズル 21……第1クーラント通路 22……第2クーラント通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中ぐりバイトを取付けるクイルの挿入側と
    は反対の側にクーラントノズルを設ける一方、 上記クイルには、クーラントノズルから吐出されるクー
    ラントをクイル端からクイルの軸方向内方へ導く第1ク
    ーラント通路と、上記第1クーラント通路から中ぐりバ
    イト数に対応して該中ぐりバイトへ導出する径方向の第
    2クーラント通路とを形成した中ぐり加工装置。
JP7139889U 1989-06-19 1989-06-19 中ぐり加工装置 Expired - Lifetime JPH0727074Y2 (ja)

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JP7139889U JPH0727074Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 中ぐり加工装置

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JP7139889U JPH0727074Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 中ぐり加工装置

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JPH0311543U JPH0311543U (ja) 1991-02-05
JPH0727074Y2 true JPH0727074Y2 (ja) 1995-06-21

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