JPH0727009A - スロットルバルブ制御装置 - Google Patents

スロットルバルブ制御装置

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JPH0727009A
JPH0727009A JP5192797A JP19279793A JPH0727009A JP H0727009 A JPH0727009 A JP H0727009A JP 5192797 A JP5192797 A JP 5192797A JP 19279793 A JP19279793 A JP 19279793A JP H0727009 A JPH0727009 A JP H0727009A
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JP
Japan
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throttle valve
fully closed
control device
fully
step motor
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Pending
Application number
JP5192797A
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English (en)
Inventor
Katsumi Ishida
克己 石田
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン可動中にスロットルバルブを駆動す
るステップモータを脱調させることがなく、全閉ステッ
プを検知可能なスロットルバルブ制御装置を提供するこ
と。 【構成】 スロットルバルブ制御装置17は、イグニッ
ションキー40をオフした時にも電源を供給するECU
リレー25と、ステップモータ15をスロットルバルブ
12が全閉する方向に1ステップづつ回転させるスロッ
トルバルブ閉駆動プログラム27と、スロットルバルブ
12の位置を検出するスロットルセンサ33と、ステッ
プモータを回転させようとしたときにスロットルバルブ
の回転を検出しない場合にスロットルバルブが全閉状態
にあると判断するスロットルバルブ全閉検知プログラム
28と、スロットルバルブ12の全閉状態を検知したと
きのステップに応じて、不揮発性RAM23aが記憶す
る全閉ステップSMINを書き換える全閉ステップ書換
えプログラム29とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータにより
スロットルバルブの開閉を制御するスロットルバルブ制
御装置に関し、さらに詳細には、運転状態においてスロ
ットルバルブが全閉状態になったときに、発生する恐れ
のあるステップモータの脱調を回避したスロットルバル
ブ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車エンジンのスロットルバル
ブをステップモータにより電子的に制御する方法が実施
され、自動車においてもステップモータの駆動および停
止を制御してスロットルバルブの回転位置を制御するた
めのスロットルバルブ制御装置が広く使用されている。
ここで、スロットルバルブの開閉量をアクセルの踏み込
み量に追従して制御する必要があるため、スロットルバ
ルブ制御装置は、アクセルの踏み込み量をポテンショメ
ータ等でアナログデータとして計測し、そのポテンショ
メータの計測値を一定間隔でサンプリングしA/D変換
して目標値とし、その目標値に応じてステップモータの
停止位置を制御することにより、スロットルバルブの開
閉量を制御している。
【0003】一方、スロットルバルブは、吸入空気パイ
プ内で回転動作を行っており、全閉状態位置付近におい
て、パイプ内面につかえる等してスロットルバルブに外
力が加わる場合がある。このとき、ステップモータに対
する指示ステップと実際のステップモータの現在位置ス
テップとにずれが発生し、ステップモータが脱調状態と
なる恐れがあった。ステップモータの脱調が発生するの
を防止するために、スロットルバルブを全閉状態になる
前の位置を限界位置と定めて全閉ステップとして記憶
し、スロットルバルブが全閉ステップを越えない範囲内
で、ステップモータの位置を制御することが行われてい
る。しかし、この方法によると、スロットルバルブの限
界位置が安全を見込んで広く採られるため、スロットル
バルブの制御範囲が制限をうけ、スロットルバルブの制
御機能が低下する問題があった。
【0004】この問題を解決する手段として、特開平4
−272434号公報において、スロットルバルブ制御
量から求められる開度と実際のスロットルバルブとの偏
差を調べることによりステップモータの脱調状態を検出
する脱調検出手段と、この脱調検出手段による検出に基
づいて脱調が生じない範囲で全閉ステップを調整するガ
ード値調整手段とを有するスロットルバルブ制御装置が
開示されている。この制御装置は、エンジンの可動中に
随時脱調状態の発生を検出して、スロットルバルブの全
閉状態の限界ステップを変更するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スロットルバルブ制御装置には、次に示すような問題が
あった。すなわち、エンジンの可動中にステップモータ
を脱調させることにより、スロットルバルブの全閉限界
を求めているため、ステップモータが脱調したときにス
ロットルバルブは全開方向に付勢するバネにより瞬間的
に全開状態に移動される。ここで、ステップモータによ
り駆動される電気式スロットルバルブと直列に、アクセ
ルと連動された機械式スロットルバルブが付設されてい
るため、電気式スロットルバルブが脱調して全開状態に
された場合、機械式スロットルバルブでエンジンへの吸
入空気量の調整は可能である。しかし、電気的スロット
ルバルブが脱調したとき、しばらくの間アクセルの踏み
込み量と吸入空気量との対応関係が急激に変化する問題
があった。また、機械式スロットルバルブでは、吸入空
気量の微調整が難しいという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、エンジン可動中にスロットルバルブ
を駆動するステップモータを脱調させることがなく、全
閉ステップを検知可能なスロットルバルブ制御装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のスロットルバルブ制御装置は、アクセルの踏み
込み量を検出するアクセル量検出手段と、スロットルバ
ルブを駆動するステップモータと、スロットルバルブが
全閉状態にある全閉ステップを記憶する全閉ステップ記
憶手段とを有し、全閉ステップを越えない範囲内で、ア
クセル量検出手段が検出したアクセル量に応じてステッ
プモータの位置制御を行うスロットルバルブ制御装置で
あって、(1)イグニッションキーをオフした時にも、
スロットルバルブ制御装置に電源を供給する制御電源回
路と、(2)イグニッションキーがオフされた時に制御
電源回路からの電源の供給を受けて、ステップモータを
スロットルバルブが全閉する方向に、1ステップづつ回
転させるスロットルバルブ閉駆動手段と、(3)スロッ
トルバルブの回転位置を検出するスロットルバルブ検出
手段と、(4)スロットルバルブ閉駆動手段がステップ
モータを回転させようとしたときに、スロットルバルブ
検出手段がスロットルバルブの回転を検出しない場合
に、スロットルバルブが全閉状態にあると判断するスロ
ットルバルブ全閉検知手段と、(5)全閉検知手段がス
ロットルバルブが全閉状態になったときのステップに応
じて、全閉ステップ記憶手段が記憶する全閉ステップを
書き換える全閉ステップ書換え手段とを有している。
【0008】また、上記構成を有するスロットルバルブ
制御装置において、スロットルバルブ全閉検知手段がス
ロットルバルブが全閉状態にあると判断した後、ステッ
プモータを逆回転させてスロットルバルブを全開位置ま
で回転させるスロットルバルブ全開駆動手段を有するこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明のスロットルバルブ制御装置
は、アクセルの踏み込み量を検出するアクセル量検出手
段と、スロットルバルブを駆動するステップモータと、
スロットルバルブが全開状態にある全開ステップを記憶
する全開ステップ記憶手段とを有し、全開ステップを越
えない範囲内で、アクセル量検出手段が検出したアクセ
ル量に応じてステップモータの位置制御を行うスロット
ルバルブ制御装置であって、(1)イグニッションキー
をオフした時にも、スロットルバルブ制御装置に電源を
供給する制御電源回路と、(2)イグニッションキーが
オフされた時に、制御電源回路からの電源の供給を受け
て、ステップモータをスロットルバルブが全開する方向
に、1ステップづつ回転させるスロットルバルブ開駆動
手段と、(3)スロットルバルブの回転位置を検出する
スロットルバルブ検出手段と、(4)スロットルバルブ
開駆動手段がステップモータを回転させようとしたとき
に、スロットルバルブ検出手段がスロットルバルブの回
転を検出しない場合に、スロットルバルブが全開状態に
あると判断するスロットルバルブ全開検知手段と、
(5)全開検知手段がスロットルバルブが全開状態にな
ったときのステップに応じて、全開ステップ記憶手段が
記憶する全開ステップを書き換える全開ステップ書換え
手段とを有している。
【0010】また、本発明のスロットルバルブ制御装置
は、アクセルの踏み込み量を検出するアクセル量検出手
段と、スロットルバルブを駆動するステップモータと、
スロットルバルブが全閉状態にある全閉ステップを記憶
する全閉ステップ記憶手段とを有し、全閉ステップを越
えない範囲内で、アクセル量検出手段が検出したアクセ
ル量に応じてステップモータの位置制御を行うスロット
ルバルブ制御装置であって、(1)イグニッションキー
をオフした時にも、スロットルバルブ制御装置に電源を
供給する制御電源回路と、(2)イグニッションキーが
オフされた時に、前記制御電源回路からの電源の供給を
受けて、ステップモータをスロットルバルブが全閉する
方向に、1ステップづつ回転させるスロットルバルブ閉
駆動手段と、(3)スロットルバルブが回転できなかっ
たときに発生するステップモータの脱調を検出し、脱調
したときの脱調ステップを記憶する脱調検知手段と、
(4)脱調検知手段が記憶する脱調ステップに応じて、
全閉ステップ記憶手段が記憶する全閉ステップを書き換
える全閉ステップ書換え手段とを有している。
【0011】また、上記構成を有するスロットルバルブ
制御装置において、スロットルバルブを全開側に付勢す
るスロットルバルブ付勢手段と、スロットルバルブを全
開位置で停止させるストッパであって、スロットルバル
ブ付勢手段によりスロットルバルブが衝突されるときの
衝撃を和らげるための緩衝部材を備える全開ストッパと
を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】このような構成を有する本発明のスロットルバ
ルブ制御装置のアクセル量検出手段は、アクセルの踏み
込み量を検出する。検出されたアクセルの踏み込み量
は、一定間隔でサンプリングされ、A/D変換されてス
ロットルバルブ制御装置に入力される。また、ステップ
モータはスロットルバルブを回転駆動させ、所定の位置
で保持する。また、全閉ステップ記憶手段は、スロット
ルバルブが全閉状態にある全閉ステップを記憶する。そ
して、スロットルバルブ制御装置は、全閉ステップを越
えない範囲内で、アクセル量検出手段が検出したアクセ
ル量に応じてステップモータの位置制御を行う。
【0013】制御電源回路は、イグニッションキーがオ
フされた時にもスロットルバルブ制御装置に、バッテリ
ーから電源を供給する。これにより、イグニッションキ
ーがオフされている状態でスロットルバルブを駆動する
ことが可能となる。スロットルバルブ閉駆動手段は、イ
グニッションキーがオフされた時に制御電源回路からの
電源の供給を受けて、ステップモータをスロットルバル
ブが全閉する方向に、1ステップづつ回転させる。ま
た、スロットルバルブ検出手段は、スロットルバルブの
回転位置を検出する。また、スロットルバルブ全閉検知
手段は、スロットルバルブ閉駆動手段がステップモータ
を回転させようとしたときに、スロットルバルブ検出手
段がスロットルバルブの回転を検出しない場合に、スロ
ットルバルブが全閉状態にあると判断する。また、全閉
ステップ書換え手段は、全閉検知手段がスロットルバル
ブが全閉状態になったときのステップに応じて、全閉ス
テップ記憶手段が記憶する全閉ステップを書き換える。
また、スロットルバルブ全開駆動手段は、スロットルバ
ルブ全閉検知手段がスロットルバルブが全閉状態にある
と判断した後、ステップモータを逆回転させてスロット
ルバルブを全開位置まで回転させる。
【0014】また、本発明のスロットルバルブ制御装置
の全開ステップ記憶手段は、スロットルバルブが全開状
態にある全開ステップを記憶する。そして、スロットル
バルブ制御装置は、全開ステップを越えない範囲内で、
アクセル量検出手段が検出したアクセル量に応じてステ
ップモータの位置制御を行う。スロットルバルブ開駆動
手段は、イグニッションキーがオフされた時に、制御電
源回路からの電源の供給を受けて、ステップモータをス
ロットルバルブが全開する方向に、1ステップづつ回転
させる。また、スロットルバルブ全開検知手段は、スロ
ットルバルブ開駆動手段がステップモータを回転させよ
うとしたときに、スロットルバルブ検出手段がスロット
ルバルブの回転を検出しない場合に、スロットルバルブ
が全開状態にあると判断する。また、全開ステップ書換
え手段は、全開検知手段がスロットルバルブが全開状態
になったときのステップに応じて、全開ステップ記憶手
段が記憶する。
【0015】また、脱調検知手段は、スロットルバルブ
が回転できなかったときに発生するステップモータの脱
調を検出し、脱調したときの脱調ステップを記憶する。
また、全閉ステップ書換え手段は、脱調検知手段が記憶
する脱調ステップに応じて、全閉ステップ記憶手段が記
憶する全閉ステップを書き換える。また、スロットルバ
ルブ付勢手段は、スロットルバルブを全開側に付勢す
る。また、全開ストッパは、スロットルバルブを全開位
置で停止させるストッパであって、スロットルバルブ付
勢手段によりスロットルバルブが衝突されるときの衝撃
を和らげるための緩衝部材を備える。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1に第一の実施例であるスロット
ルバルブ制御装置17の構成をブロック図で示す。自動
車用ガソリンエンジン11に、ガソリンと空気の混合気
体を吸気する吸入空気パイプ13が接続している。吸入
空気パイプ13には、ガソリンエンジン11に供給する
混合気体の量を調節するための機械式スロットルバルブ
32および電気式スロットルバルブであるスロットルバ
ルブ12が直列に配設されている。スロットルバルブ1
2は、吸入空気パイプ13に対してスロットル軸14を
中心に回転可能に保持されている。スロットル軸14
は、減速機構を介してステップモータ15の出力軸に接
続している。また、スロットル軸14には、スロットル
軸14の回転角度を検出するためのスロットルセンサ3
3が接続している。機械式スロットルバルブ32は、ア
クセルと機械的に接続され、アクセルの踏み込み量に対
応して回転する。
【0017】ステップモータ15は、スロットルバルブ
制御装置17のステップモータ用の駆動回路18に接続
している。駆動回路18は、演算装置であるCPU19
に接続している。CPU19には、一時的にデータ等を
記憶するためのRAM23、制御プログラム等を記憶し
ているROM22が接続している。RAM23は、電源
がオフされた場合に記憶が維持される不揮発性RAM2
3aを含んでいる。また、CPU19には、ポテンショ
メータ16が計測するアナログデータであるアクセルデ
ータをA/D変換するためのA/Dコンバータ21が接
続している。A/Dコンバータ21は、入力信号処理部
20を介してアクセルの踏み込み量を計測するためのポ
テンショメータ16に接続している。また、CPU19
には、入力信号処理部20を介してメインリレー41の
ノーマルオープン接点(以下A接点と言う。)の一方が
接続している。また、この接点は、スロットルバルブ制
御装置17に制御電源Bとして接続している。また、こ
の接点の一方は、他の電装品に接続している。
【0018】メインリレー41のA接点の他方は、バッ
テリ24に接続している。また、バッテリ24は、イグ
ニッションキー40のA接点の一方に接続している。ま
た、イグニッションキー40がオフされたときに、スロ
ットルバルブ制御装置17に電源を供給するためのEC
Uリレー25のA接点の一方に接続している。イグニッ
ションキー40のA接点の他方は、メインリレー41の
コイルに接続している。ECUリレー25のA接点の他
方は、スロットルバルブ制御装置に制御電源Bとして接
続している。ECUリレー25のコイルは、出力回路2
6に接続している。出力回路26は、CPU19に接続
している。
【0019】ROM22には、ポテンショメータ16が
計測するアクセルデータを一定のサンプリング時間T毎
にサンプリングするためのサンプリングプログラム38
が記憶されている。また、ROM22には、そのサンプ
リング値とステップモータの現在位置との差を演算し
て、その差に応じて駆動回路18を介してステップモー
タ15を加速し、ステップモータ15がサンプリング値
に近づいたときにステップモータ15を減速させ、サン
プリング値でステップモータ15を停止させるステップ
モータ加減速プログラム34が記憶されている。
【0020】また、ROM22には、スロットルバルブ
12を全閉方向に1ステップづつ回転させるスロットル
バルブ閉駆動プログラム27が記憶されている。また、
ROM22には、スロットルバルブ閉駆動プログラム2
7によりステップモータ15を回転させたときに、スロ
ットルセンサ33がスロットルバルブ12の回転を検出
しない場合に、スロットルバルブ12が全閉状態にある
と判断する全閉検知プログラム28が記憶されている。
また、ROM22には、全閉検知プログラム28がスロ
ットルバルブ12が全閉状態になったときのステップに
応じて、全閉ステップを書き換える全閉ステップ書換え
プログラム29が記憶されている。また、ROM22に
は、スロットルバルブ全閉検知プログラム28がスロッ
トルバルブ12が全閉状態にあると判断した後、ステッ
プモータ15を逆回転させてスロットルバルブ12を全
開位置まで回転させるスロットルバルブ全開駆動プログ
ラム30が記憶されている。
【0021】次に、上記構成を有するスロットルバルブ
制御装置17の作用について説明する。図2および図7
に本実施例のスロットルバルブ制御装置17の作用をフ
ローチャートで示す。アクセルが運転者により操作され
ると、ポテンショメータ16がアクセルの移動量をリニ
アなアナログデータとして計測する。CPU19は、サ
ンプリングプログラム38により、図7に示すように、
ポテンショメータ16のアナログデータを一定のサンプ
リング時間毎に入力信号処理部20から取り込んで、A
/Dコンバータ21によりA/D変換して、その値をサ
ンプリングした値をアクセル開度TACCとしてRAM
23に記憶する(S61)。そして次に、アクセル開度
TACCに応じて、スロットルバルブ14の目標位置を
計算し、ステップモータ15の目標ステップTSTEP
としてRAM23に記憶する(S62)。
【0022】図2は、ステップモータ15の1ステップ
動作毎に起動されるプログラムで、イグニッションキー
40がオフでない場合(S1,NO)、S2へ進む。そ
して、目標ステップTSTEPへ向けて、ステップモー
タ15の現在ステップSTEPを1ステップ増減する
(S2)。そして、ステップモータ加減速プログラム3
4により、目標ステップTSTEPとステップモータ1
5の現在ステップSTEPとの偏差Hを演算して、その
偏差Hに応じてステップモータを加減速させるためのデ
ータMSPDを決定する(S3)。すなわち、偏差Hが
大きければMSPDを1づつ増加させステップモータ1
5を増速し、偏差Hが小さくなるとMSPDを1づつ減
少させてステップモータ15を減速する。次に、現在ス
テップSTEPの下位3bitの0〜7の数値を用い
て、図9に示す励磁パターンによりステップモータ15
に供給する(S4)。そして、図10に示す励磁時間だ
け上記励磁パルスを供給する(S5)。
【0023】次に、本発明の主要部であるイグニッショ
ンキー40がオフされた後のスロットルバルブ12の制
御について図2のフローチャートに基づいて説明する。
本実施例のスロットルバルブ制御装置17によれば、イ
グニッションキー40がオフされたときに、CPU19
が出力回路26を介してECUリレー25のコイルに通
電しているので、スロットルバルブ制御装置17には、
ECUリレー25のA接点を介してバッテリ24から電
源Bが供給されている。従って、運転者がイグニッショ
ンキー40をオフさせて、エンジン11を停止させた後
でもスロットルバルブ制御装置17は駆動を続けること
が可能である。
【0024】イグニッションキー40がオフされた場合
(S1,YES)、スロットルバルブ12を全開させる
ための開要求フラグが1でない場合(S6,NO)、S
7へ進む。イグニッションキー40をオンしたときに、
イニシャライズ処理により開要求フラグはイグニッショ
ンキー40がオン状態のとき0になっているので、始め
はS7へ進む。次に、現在のスロットルセンサ33が検
出しているスロットルバルブ12の開度が、アイドル開
度以下(すなわちエンジン11にアイドリングを行わせ
ている時のスロットルバルブ12の開度より全閉状態に
近い状態)でない場合(S7,NO)、TSTEPをア
イドル開度にし、アイドル位置までスロットルバルブ1
2を加減速制御で速やかに移動させる(S8)。通常
は、イグニッションキー40がオフされるのは、エンジ
ン11がアイドリング中であって、スロットルバルブ1
2は全閉位置に近いアイドル開度にあるので、S8の制
御が行われる頻度はきわめて少ない。しかし、スロット
ルバルブ12が開いた状態でイグニッションキー40が
オフされた場合は、S8によりスロットルバルブを早急
にアイドル状態まで閉じた後、本制御を行っている。こ
れは、エンジン停止時のバッテリ24の消費を抑えるた
めである。
【0025】次に、スロットルバルブ12の位置がアイ
ドル開度以下の場合(S7,YES)、ステップモータ
の前回ステップ値TAOが0か否かを判定する(S
9)。TAOは、イグニッションキー40がオンされた
ときに、0にイニシャライズされているので、TAOが
0であることはS9〜S18の処理に初めて入ってきた
ことを示しているため(S9,YES)、スロットルバ
ルブ12の全閉動作に入る。すなわち、ステップを1づ
つ減数しながら(S12)、MSPD=0とする(S1
3)。次に、現在のスロットルセンサ33が検出してい
るスロットルバルブ12の開度TAをTAOに代入する
(S14)。そして、MSPD=0であるから、図10
に示すように1ステップ25msecの最低速度で、ス
テップモータ15を駆動する(S4,S5)。ステップ
モータ15の駆動を1ステップ25msecとしている
のは、スロットルセンサ33のサンプリング時間が6m
secであり、それより十分長い時間をとることによ
り、ステップモータ15が駆動中に確実にスロットルバ
ルブ12の開度の変化を検出するためである。
【0026】次回からS9において、TAOは0でない
ので(S9,NO)、TAOとTAとの差を演算してD
TAとする(S10)。次に、ステップモータ15が1
ステップ回転した時に、スロットルバルブ12が回転す
べき設計値である所定値SAとDTAとを比較する(S
11)。SA>DTAでないならば(S11,NO)、
S12へ進み、全閉方向へスロットルバルブ12を順次
回転させる(S12〜S14,S4,S5)。SA>D
TAならば(S11,YES)、ステップモータ15の
現在ステップSTEPに1加算し(S15)、その値を
全閉ステップSMINとして全閉ステップ記憶手段であ
る不揮発性RAM23aに記憶する(S16)。すなわ
ち、SA>DTAであるということは、ステップモータ
15に1ステップ駆動させる励磁パルスを与えたにもか
かわらず、実際のスロットルバルブ12が所定値SAだ
け回転しなかったことを意味するので、現在ステップS
TEPより1つ前のステップを全閉位置での限界である
全閉ステップとするのである。ここで、S9〜S14が
スロットルバルブ全閉検知プログラム28の内容であ
り、S15〜S16が全閉ステップ書換えプログラム2
9である。
【0027】以上詳細に説明したように、本実施例のス
ロットルバルブ制御装置17によれば、これらのプログ
ラムがイグニッションキー40がオフされている状態で
実行されるので、自動車の運転に影響を与えることな
く、全閉ステップの限界位置を確実に学習することがで
きる。また、イグニッションキー40をオフする毎に全
閉ステップの限界位置を学習しているので、部品のばら
つき、温度による変化、経時変化によらず、全閉ステッ
プを確実に把握できるため、運転中にステップモータ1
5を脱調させずに、かつ広い動作範囲で制御することが
できる。また、全閉ステップを基準位置とすることによ
りスロットルバルブ12の開閉制御を正確に行うことが
できる。
【0028】次に、開要求フラグを1とし(S17)、
スロットルバルブ12を初期状態である全開位置に戻す
ために、目標TSTEPに全開ステップSMAXを入れ
る(S18)。次に、目標ステップに応じてSTEPを
更新し(S2)、MSPDを計算して(S3)、ステッ
プモータ15を駆動する(S4,S5)。次に、開要求
フラグ=1なので(S6,YES)、S19へ進み、ス
テップモータ15の現在ステップSTEPが全開ステッ
プSMAXと等しくなるまで、順次ステップモータ15
の駆動を繰り返す(S2〜S5)。そして、ステップモ
ータ15の現在ステップSTEPが全開ステップSMA
Xと等しくなると(S19,YES)、出力回路26を
介してECUリレー25のコイルへの通電をオフする
(S20)。これにより、スロットルバルブ制御装置1
7への全ての通電が遮断される。
【0029】以上説明したように、本実施例のスロット
ルバルブ制御装置17では、全閉ステップを学習した後
で、ステップモータ15を全開ステップまで順次駆動し
ているので、スロットルバルブ12をゆっくりと全開状
態に移動できるため、スロットルバルブ12が全開スト
ッパと当接したときの衝撃音をなくすことができる。従
来、スロットルバルブ12は、全開位置にバネにより戻
されていたが、本実施例の場合、イグニッションキー4
0がオフされた後、スロットルバルブ12を駆動してい
るため、運転者に無用の心配をかけることになる。従っ
て、本実施例では、スロットルバルブ12をバネによら
ず、ステップモータ15を駆動して戻すことに特別の効
果がある。
【0030】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。第二の実施例の特徴は、全閉ステップを検知する
代わりに全開ステップを検知していることである。図3
に第二の実施例のスロットルバルブ制御装置17の全体
構成をブロック図で示し、その作用を図4にフローチャ
ートで示す。概略の構成および作用は第一実施例と同様
であるので、異なる点のみ説明する。ROM22には、
スロットルバルブ12を全開方向に1ステップづつ回転
させるスロットルバルブ開駆動プログラム35が記憶さ
れている。また、ROM22には、スロットルバルブ開
駆動プログラム35によりステップモータ15を回転さ
せたときに、スロットルセンサ33がスロットルバルブ
12の回転を検出しない場合に、スロットルバルブ12
が全開状態にあると判断するスロットルバルブ全開検知
プログラム36が記憶されている。また、ROM22に
は、スロットルバルブ全開検知プログラム36がスロッ
トルバルブ12が全開状態になったときのステップに応
じて、全開ステップPを書き換える全開ステップ書換え
プログラム37が記憶されている。
【0031】次に、第二実施例の作用について、第一実
施例と異なる点のみ説明する。イグニッションキー40
がオフされた場合(S41,YES)、S47へ進む。
次に、現在のスロットルセンサ33が検出しているスロ
ットルバルブ12の開度が、全開ステップ近傍の所定値
以上でない場合(S47,NO)、TSTEPを全開ス
テップ近傍の所定値にし、スロットルバルブ12を加減
速制御で速やかに移動させる(S48)。
【0032】次に、スロットルバルブ12の位置が全開
ステップ近傍の所定値以上の場合(S47,YES)、
ステップモータの前回ステップ値TAOが0か否かを判
定する(S49)。TAOは、イグニッションキー40
がオンされたときに、0にイニシャライズされているの
で、TAOが0であることはS49〜S57の処理に初
めて入ってきたことを示しているため(S49,YE
S)、スロットルバルブ12の全開動作に入る。すなわ
ち、ステップを1づつ増数しながら(S52)、MSP
D=0とする(S53)。次に、現在のスロットルセン
サ33が検出しているスロットルバルブ12の開度TA
をTAOに代入する(S54)。そして、MSPD=0
であるから、図10に示すように1ステップ25mse
cの最低速度で、ステップモータ15を駆動する(S4
4,S45)。ステップモータ15の駆動を1ステップ
25msecとしているのは、スロットルセンサ33の
サンプリング時間が6msecであり、それより十分長
い時間をとることにより、ステップモータ15が駆動中
に確実にスロットルバルブ12の開度の変化を検出する
ためである。
【0033】次回からS49において、TAOは0でな
いので(S49,NO)、TAOとTAとの差を演算し
てDTAとする(S50)。次に、ステップモータ15
が1ステップ回転した時に、スロットルバルブ12が回
転すべき設計値である所定値SBとDTAとを比較する
(S51)。SB>DTAでないならば(S51,N
O)、S52へ進み、全開方向へスロットルバルブ12
を順次回転させる(S52〜S54,S44,S4
5)。SB>DTAならば(S51,YES)、ステッ
プモータ15の現在ステップSTEPに1減算し(S5
5)、その値を全開ステップSMAXとして全開ステッ
プ記憶手段である不揮発性RAM23aに記憶する(S
56)。
【0034】すなわち、SB>DTAであるということ
は、ステップモータ15に1ステップ駆動させる励磁パ
ルスを与えたにもかかわらず、実際のスロットルバルブ
12が所定値SBだけ回転しなかったことを意味するの
で、現在ステップSTEPより1つ前のステップを全開
位置での限界である全開ステップSMAXとするのであ
る。以上説明したS49〜S54がスロットルバルブ全
開検知プログラム36の内容であり、S55〜S56が
全開ステップ書換えプログラム37である。これらのプ
ログラムがイグニッションキー40がオフされている状
態で実行されるので、自動車の運転に影響を与えること
なく、全開ステップの限界位置を確実に学習することが
できる。また、イグニッションキー40をオフする毎に
全開ステップの限界位置を学習しているので、部品のば
らつき、温度による変化、経時変化によらず、全開ステ
ップを確実に把握できるため、運転中にステップモータ
15を脱調させずに、かつ広い動作範囲で制御すること
ができる。また、全開ステップを基準位置とすることに
よりスロットルバルブ12の開閉制御を正確に行うこと
ができる。
【0035】次に、リレー出力をオフとし(S57)、
出力回路26を介してECUリレー25のコイルへの通
電をオフする。これにより、スロットルバルブ制御装置
17への全ての通電が遮断される。以上第一実施例と第
二実施例とを別々に説明したが、第一実施例と第二実施
例とを組み合わせて実施することも可能である。
【0036】次に、第三実施例について説明する。第三
実施例の特徴は、全閉ステップの検出にステップモータ
15の脱調検出を利用している点である。しかし、従来
運転中に脱調を検出していたのと異なり、イグニッショ
ンキー40をオフした後、脱調を発生させ脱調を検知し
ているので、運転に影響を与えることがない方法であ
る。図5に第三実施例の全体構成をブロック図で示す。
第一実施例と異なっているのは、スロットルバルブ全閉
検知プログラム28の代わりに、脱調検知プログラム3
1がROM22に記憶されている点、およびスロットル
バルブ全開駆動プログラム30が省略されている点であ
る。
【0037】次に、第三実施例の作用を図6のフローチ
ャートに基づいて説明する。運転中は、イグニッション
キー40がオン状態であり(S21,NO)、CPU1
9は、サンプリングプログラム38により、図7に示す
ように、ポテンショメータ16のアナログデータを一定
のサンプリング時間毎に入力信号処理部20から取り込
んで、A/Dコンバータ21によりA/D変換して、そ
の値をサンプリングアクセル開度TACCとしてRAM
23に記憶する(S61)。そして次に、アクセル開度
TACCに応じてスロットルバルブ14の目標位置を計
算し、ステップモータ15の目標ステップTSTEPと
してRAM23に記憶する(S62)。図6のS25で
は、目標ステップTSTEPへ向けて、現在ステップS
TEPを1ステップ増減する。そして、ステップモータ
加減速プログラム34により、目標ステップTSTEP
とステップモータ15の現在ステップSTEPとの差H
を演算して、その偏差Hに応じてステップモータを加減
速させるためのデータMSPDを決定する(S26)。
すなわち、偏差Hが大きければMSPDを1づつ増加さ
せステップモータ15を増速し、偏差Hが小さくなると
MSPDを1づつ減少させてステップモータ15を減速
する。次に、図10に示すように、STEPに対応する
ステップモータ15の励磁パターンを、STEPの下位
3bitを用い、図9に示す励磁パターンによりステッ
プモータ15に供給する(S27)。そして、図10に
示す励磁時間だけ上記励磁パルスを供給する(S2
8)。
【0038】イグニッションキー40がオフされると
(S21,YES)、脱調検出が動作中か否かを判定す
る(S22)。最初は、NOであり、S23へ進む。次
に、現在ステップSTEPが所定開度以下か否かを判定
する(S23)。ここで、所定開度は機械のばらつきや
経時変化を考慮して決定されるが、第一実施例と同様ア
イドル開度としても良い。所定開度以上の場合は(S2
3,NO)、目標ステップTSTEPを所定開度として
(S24)、早急に現在ステップを所定開度に移動させ
る(S25〜S28)。現在ステップSTEPが所定開
度以下になると(S23,YES)、STEPを1づつ
減算して(S30)、MSPD=0として(S31)、
検出動作が開始されたことを示す検出動作フラグをオン
する(S32)。
【0039】これにより、ステップモータ15は全閉ス
テップに向けて1ステップづつ駆動される。次に、検出
動作フラグがオンされているので(S22,YES)、
スロットルセンサ33が検出しているスロットルバルブ
の開度TAが、ステップモータ15が1ステップ駆動さ
れるときにスロットルバルブ12が回転すべき設計値よ
り大きい任意の所定値SCより小さければ(S29,N
O)、脱調が発生していないと判断して全閉ステップへ
の動作を繰り返す(S30〜S32,S27,28)。
ステップモータ15が脱調した場合は、スロットルバル
ブ12は一気に全開位置まで、全開方向に付勢するバネ
(図示せず)により戻されるため、スロットルバルブ1
2の開度TAは所定値SCより大きくなる(S29,Y
ES)。本実施例では、ステップモータ15を最低速度
(MSPD=0)で駆動しているので、脱調位置が正確
に検出できる。
【0040】脱調を検出したならば、全閉ステップSM
INを脱調発生時のステップSTEPに4加えたステッ
プSTEP+4とする。ここで、SMIN=STEP+
4としているのは、本実施例のステップモータ15では
図9に示すように、8ステップで励磁相が一巡するの
で、スロットルバルブ12が全閉位置で停止した後、4
ステップ以上閉方向へ励磁を進めると、その8ステップ
開側の同一励磁相の方にスロットルバルブ12が引き寄
せられて、脱調してしまうことから、脱調を検出したと
きのステップSTEPに4加えたステップが全閉ステッ
プに到達したステップ位置と考えられるからである。
【0041】本実施例では、イグニッションキー40を
オフした後で脱調を発生させ、バネによりスロットルバ
ルブ12を全開ストッパに衝突させているので、衝撃音
を和らげるため、図11に示すように、スロットルバル
ブのスロットル軸14を回転させるラックギア43が全
開ストッパ45に当接する部分に、ゴム等の緩衝部材4
5aを取り付けている。従来より脱調した場合、スロッ
トルバルブ12は、全開位置にバネにより戻されていた
が、本実施例の場合、イグニッションキー40がオフさ
れた後、スロットルバルブ12を駆動しているため、衝
撃音が運転者に無用の心配をかけることになる。従っ
て、本実施例により全開ストッパ45に緩衝部材45a
を取り付けることには、特別の効果がある。
【0042】以上説明したように第三実施例によれば、
イグニッションキー40がオフされている状態で脱調を
発生させ、脱調が発生するステップを検出しているの
で、運転に影響を与えることなく、かつ正確に脱調が発
生するステップを検出できる。図8に第三実施例の変形
例を示す。すなわち、図8にフローチャートで示すよう
に、通常のステップモータ加減速プログラム34を実行
している中で、スロットルバルブ12の回転位置TAを
所定値と比較しても良い。
【0043】以上、いくつかの実施例について本発明を
説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形
改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施例では、ガソリンエンジンについて説明
したが他のエンジンのスロットルバルブの制御装置にも
当然実施可能である。また、本実施例では、全閉ステッ
プおよび全開ステップとして限界値のぎりぎりまで使用
しているが、イグニッションキーがオフされた状態で全
閉ステップ等を検出し、安全係数を見てスロットルバル
ブの制御範囲を決定しても良い。また、本実施例では、
イグニッションキーをオフする毎に全閉ステップの検知
を行っているが、イグニッションキーのオンオフ回数を
計数したり、また時間間隔により、一定の間隔をおいて
全閉ステップ等の検知を行うようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のスロットルバルブ制御装置によれば、イグニッシ
ョンキーがオフされた状態で、スロットルバルブ制御装
置に電源を供給し、脱調状態になる全閉ステップ等を検
知し、検知した全閉ステップ等を限界値としてスロット
ルバルブの制御を行っているので、自動車の運転に影響
を与えることなく、全閉ステップの限界位置を確実に学
習することができるため、スロットルバルブを安全かつ
広範囲で制御することができる。また、適当な間隔で全
閉ステップの限界位置を学習することができるので、部
品のばらつき、温度による変化、経時変化が存在して
も、全閉ステップを確実に把握できるため、個別の自動
車に最適な全閉ステップ等の広い動作範囲内でスロット
ルバルブを制御できる。また、全閉ステップ等を基準位
置とすることによりスロットルバルブの開閉制御を正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例であるスロットルバルブ制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第一実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第二実施例であるスロットルバルブ制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】第二実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第三実施例であるスロットルバルブ制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】第三実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図7】サンプリングプログラムの作用を示すフローチ
ャートである。
【図8】第三実施例の変形例の作用を示すフローチャー
トである。
【図9】ステップモータの励磁パターンを示すデータ図
である。
【図10】ステップモータの加減速用の駆動パルスを示
すデータ図である。
【図11】第三実施例のスロットルバルブの全開ストッ
パの構造を示す分解図である。
【符号の説明】
12 スロットルバルブ 15 ステップモータ 16 ポテンショメータ 17 スロットルバルブ制御装置 18 駆動回路 19 CPU 21 A/Dコンバータ 23a 不揮発性RAM 25 ECUリレー 27 スロットルバルブ閉駆動プログラム 28 スロットルバルブ全閉検知プログラム 29 全閉ステップ書換えプログラム 30 スロットルバルブ全開駆動プログラム 31 脱調検知プログラム 34 ステップモータ加減速プログラム 35 スロットルバルブ開駆動プログラム 36 スロットルバルブ全開検知プログラム 37 全開ステップ書換えプログラム 38 サンプリングプログラム 40 イグニッションキー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルの踏み込み量を検出するアクセ
    ル量検出手段と、スロットルバルブを駆動するステップ
    モータと、スロットルバルブが全閉状態にある全閉ステ
    ップを記憶する全閉ステップ記憶手段とを有し、全閉ス
    テップを越えない範囲内で、アクセル量検出手段が検出
    したアクセル量に応じてステップモータの位置制御を行
    うスロットルバルブ制御装置において、 イグニッションキーをオフした時にも、前記スロットル
    バルブ制御装置に電源を供給する制御電源回路と、 前記イグニッションキーがオフされた時に、前記制御電
    源回路からの電源の供給を受けて、前記ステップモータ
    を前記スロットルバルブが全閉する方向に、1ステップ
    づつ回転させるスロットルバルブ閉駆動手段と、 前記スロットルバルブの回転位置を検出するスロットル
    バルブ検出手段と、 前記スロットルバルブ閉駆動手段が前記ステップモータ
    を回転させようとしたときに、前記スロットルバルブ検
    出手段がスロットルバルブの回転を検出しない場合に、
    前記スロットルバルブが全閉状態にあると判断するスロ
    ットルバルブ全閉検知手段と、 前記全閉検知手段がスロットルバルブが全閉状態になっ
    たときのステップに応じて、前記全閉ステップ記憶手段
    が記憶する前記全閉ステップを書き換える全閉ステップ
    書換え手段とを有することを特徴とするスロットルバル
    ブ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するスロットルバルブ制
    御装置において、 前記スロットルバルブ全閉検知手段が前記スロットルバ
    ルブが全閉状態にあると判断した後、前記ステップモー
    タを逆回転させて前記スロットルバルブを全開位置まで
    回転させるスロットルバルブ全開駆動手段を有すること
    を特徴とするスロットルバルブ制御装置。
  3. 【請求項3】 アクセルの踏み込み量を検出するアクセ
    ル量検出手段と、スロットルバルブを駆動するステップ
    モータと、スロットルバルブが全開状態にある全開ステ
    ップを記憶する全開ステップ記憶手段とを有し、全開ス
    テップを越えない範囲内で、アクセル量検出手段が検出
    したアクセル量に応じてステップモータの位置制御を行
    うスロットルバルブ制御装置において、 イグニッションキーをオフした時にも、前記スロットル
    バルブ制御装置に電源を供給する制御電源回路と、 前記イグニッションキーがオフされた時に、前記制御電
    源回路からの電源の供給を受けて、前記ステップモータ
    を前記スロットルバルブが全開する方向に、1ステップ
    づつ回転させるスロットルバルブ開駆動手段と、 前記スロットルバルブの回転位置を検出するスロットル
    バルブ検出手段と、 前記スロットルバルブ開駆動手段が前記ステップモータ
    を回転させようとしたときに、前記スロットルバルブ検
    出手段がスロットルバルブの回転を検出しない場合に、
    前記スロットルバルブが全開状態にあると判断するスロ
    ットルバルブ全開検知手段と、 前記全開検知手段がスロットルバルブが全開状態になっ
    たときのステップに応じて、前記全開ステップ記憶手段
    が記憶する前記全開ステップを書き換える全開ステップ
    書換え手段とを有することを特徴とするスロットルバル
    ブ制御装置。
  4. 【請求項4】 アクセルの踏み込み量を検出するアクセ
    ル量検出手段と、スロットルバルブを駆動するステップ
    モータと、スロットルバルブが全閉状態にある全閉ステ
    ップを記憶する全閉ステップ記憶手段とを有し、全閉ス
    テップを越えない範囲内で、アクセル量検出手段が検出
    したアクセル量に応じてステップモータの位置制御を行
    うスロットルバルブ制御装置において、 イグニッションキーをオフした時にも、前記スロットル
    バルブ制御装置に電源を供給する制御電源回路と、 前記イグニッションキーがオフされた時に、前記制御電
    源回路からの電源の供給を受けて、前記ステップモータ
    を前記スロットルバルブが全閉する方向に、1ステップ
    づつ回転させるスロットルバルブ閉駆動手段と、 前記スロットルバルブが回転できなかったときに発生す
    る前記ステップモータの脱調を検出し、脱調したときの
    脱調ステップを記憶する脱調検知手段と、 前記脱調検知手段が記憶する前記脱調ステップに応じ
    て、前記全閉ステップ記憶手段が記憶する前記全閉ステ
    ップを書き換える全閉ステップ書換え手段とを有するこ
    とを特徴とするスロットルバルブ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載するスロットルバルブ制
    御装置において、 前記スロットルバルブを全開側に付勢するスロットルバ
    ルブ付勢手段と、 前記スロットルバルブを全開位置で停止させるストッパ
    であって、前記スロットルバルブ付勢手段により前記ス
    ロットルバルブが衝突されるときの衝撃を和らげるため
    の緩衝部材を備える全開ストッパとを有することを特徴
    とするスロットルバルブ制御装置。
JP5192797A 1993-07-06 1993-07-06 スロットルバルブ制御装置 Pending JPH0727009A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060679A1 (ja) * 2007-11-06 2009-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システム
JP2015102009A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置

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WO2009060679A1 (ja) * 2007-11-06 2009-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システム
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