JPH07270023A - ビールディスペンサ - Google Patents

ビールディスペンサ

Info

Publication number
JPH07270023A
JPH07270023A JP8363194A JP8363194A JPH07270023A JP H07270023 A JPH07270023 A JP H07270023A JP 8363194 A JP8363194 A JP 8363194A JP 8363194 A JP8363194 A JP 8363194A JP H07270023 A JPH07270023 A JP H07270023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
cooling
beer
cooling water
cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8363194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Matsuda
和人 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP8363194A priority Critical patent/JPH07270023A/ja
Publication of JPH07270023A publication Critical patent/JPH07270023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却水と良く触れて溶け易い氷を冷却器に作
るように氷厚制御して冷却能力を高め、連続注出能力
(一定温度でのビール量)が多くなるビールディスペン
サを提供する。 【構成】 冷却水槽13内にビール冷却パイプ17を内
側に配してコイル状の冷却器16を設け、冷却器16に
成長する内側と外側の氷19を各々厚さ制御する氷厚検
出センサ201,20Bを設けて、氷のビール冷却パイ
プ17及び冷却水槽壁13aへの接触を防止して、氷1
9全体に冷却水15を巡らせて順調に氷を溶かし、冷却
水の冷却能力を高く維持することで適冷温度のビール注
出量を大とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却水槽内に氷を作
り、その融解熱にてビールが冷却水槽内のビール冷却コ
イルを流れる間に、瞬間的に冷却されて注出されるビー
ルディスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビールディスペンサとして、実開
昭63−190880号公報に示すように、ビール樽か
ら送られてくるビールが冷却水槽内の冷却水中に配した
コイル状の冷却パイプを通過し、この冷却水槽の槽壁に
設けた注出コックより適時注出されるようにしたものが
ある。
【0003】ここで、冷却水槽内には冷却装置の一部を
構成するコイル状の冷媒管から成る冷却器を配し、氷を
成長させると共に撹拌翼にて冷却水を撹拌し、これによ
って氷を溶かし、その融解熱にて冷却水を冷却し、ビー
ル冷却パイプを冷却している。
【0004】従って、注出されるビールの温度は、冷却
水の温度、即ち氷の溶け具合によって影響を受ける。そ
して、冷却水を一定の低温度に確保する為に、冷却器に
は過不足ない量の氷が形成できるように、氷の厚みを検
出する氷厚検出センサにて冷凍サイクルの運転制御を一
般的には行うものとなっている。
【0005】図4及至図6は、この種タイプの瞬間冷却
式のビールディスペンサを示している。尚、図4の全体
的構成については、本発明と同一構成である為、後述す
る実施例中でも同図を用いて説明する。
【0006】同ビールディスペンサは、その本体ケース
1の前面パネル1bの上方位置にビールを注出する注出
レバー2aを備えた注出コック2が設けられると共に、
注出時にジョッキ等から溢れてこぼれるビール及び本体
ケース1内部からのドレン水を受ける為のドレン皿3が
下部に設けられている。
【0007】4はビール供給源(樽)からのビールホー
スを着脱自在に装着する為の接続口金である。前記本体
ケース1内は、ユニット天板7にて上下に仕切られて、
下方の部屋に圧縮機8、凝縮器9、凝縮器冷却用ファン
10及びこのファン10の駆動モータ11等から成る凝
縮ユニットが収納されている。他に、第1のキャピラリ
チューブ5a,ドライヤ6を収納している。
【0008】一方、上方の部屋にはステンレス金属製の
冷却水槽13が前記ユニット天板7の上に固定されて配
設されている。この金属製の冷却水槽13はその周りを
断熱材14で囲まれた構造で、内部に十分な量の冷却水
15が貯められ、そしてこの冷却水15中には冷却水を
冷却する為の冷媒管16aをコイル状に巻回して形成し
た冷却器16と、この冷却器16の内側に配置されて、
ビール源からのビールを通過させて瞬間的に冷却可能と
する二重コイル状のビール冷却パイプ17が設けられて
いる。
【0009】尚、前記冷却器16は吐出用の冷媒配管1
2a及び吸引用の冷媒配管12bにて前記凝縮ユニット
と接続されて冷凍サイクルを形成している。即ち、圧縮
機8より吐き出し、凝縮器9、第2のキャピラリチュー
ブ5bを経た冷媒は、吐出用の冷媒配管12aにて冷却
器16の下方の冷媒管に入り、上方の冷媒管へと流れ
て、吸引用の冷媒配管12bから圧縮機8へと戻る方向
に流れる。このように冷媒が下から上へと流れる時は、
冷媒の回りが遅くなり、冷却器16の上方は氷ができ難
い傾向にある。また、冷却器16は、後で詳述するよう
に複数枚の鉄板等を多角筒状に溶接して形成した支持体
18に取付固定されて冷却水槽13内に設置されている
と共に、ビール冷却パイプ17も取付金具(図示せず)
によりこの支持体18に取付固定されている。更に、冷
却水槽13の内底部中心には冷却水を撹拌させる撹拌翼
21が設けられ、この撹拌翼21は前記凝縮器冷却用フ
ァン10の駆動モータ11が共用されて回転される。こ
こで冷凍サイクルが運転されると、冷却器16の冷媒管
16aに氷が成長し始め、徐々にその厚みを増し、冷却
器16全体を取り巻くように氷19が形成される。この
場合、静電容量式の氷厚検出センサ20,20を冷却器
16の上方内側に、検出厚みに応じた距離だけ離して取
り付け、この氷厚検出センサ20,20が氷19で覆わ
れると冷凍サイクルの運転を停止し、氷19が溶け冷却
水15に触れると再開するように冷却運転制御して適当
量の氷の形成を行っている。氷厚検出センサ20,20
を冷却器16の上方内側としたのは、成長した氷がビー
ル冷却パイプ17に接触し、その中のビールまたは洗浄
水を凍結させてしまうのを未然に防ぐ為に、冷却器16
とビール冷却パイプ17との間に配すことが良策である
と共に、取付上の容易性を考慮したことに依る。
【0010】こうして形成される氷19が、撹拌してい
る冷却水15と接触して溶け、その融解熱にて均一な温
度(0℃)の冷却水15となってビール冷却パイプ17
を冷却している。
【0011】さて、本体ケース1内には、接続口金4か
ら入ったビールをビール冷却パイプ17に導く為の管路
(図示せず)が設けられる一方、ビール冷却パイプ17
から出たビールを注出コック2へと導く連絡用の配管2
3A,23Bが配設されている。前記配管23A,23
Bは断熱材22a,22bで覆っているが、これは注出
コック2が閉じられ次回の販売まで待機している連絡配
管23A,23B中の滞留ビールの温度上昇を抑え、泡
立ちの少ないビールを供給する為である。
【0012】また、このビールディスペンサの場合、通
常生ビールが冷却水槽13内のビール冷却パイプ17内
を通過してビール注出が行われ、必要時に洗浄水をビー
ル冷却パイプ17に流して清掃が簡単にできるように配
管経路が切り換えられる構成とする為、配管23Aと配
管23Bとの間に三方弁25を介挿し、その三方弁25
の共通入口に前記配管23Bが接続されると共に、2つ
ある出口の一方に前記配管23Aが接続され、また他方
の出口に洗浄水配管(図示せず)を接続し、三方弁25
を外部に突出する操作部25bで、ビール注出側、洗浄
用側に切り換え操作できるものとしている。
【0013】尚、33は台脚であり、また34はフィル
タを示す。そして35は着脱自在な上蓋である。また3
6はドレンホースを示す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、氷を溶かし
た冷却水でビールを冷却し注出する上述のビールディス
ペンサでは、一定温度(例えば10℃)以下のビールが
連続して注出できる総量、即ち連続注出能力(何杯注出
できるか)の大小がそのビールディスペンサの優劣を決
める。その場合、その優劣は冷却水の冷却能力に係るこ
ととなる。
【0015】そして、冷却水の冷却能力を高めるには、
冷却水槽13中で氷が定量ずつ順調に溶ける状態に維持
することが大事となる。
【0016】そこで、上述したビールディスペンサにお
いて冷却器16に成長する氷19の様相を見ると、均一
な厚みの氷ではなく、冷却器16の上と下で、またその
内側と外側とで厚みが違う不均一な形で氷19が形成さ
れる(図5参照)。
【0017】このように氷19が形成されるが、従来で
は氷厚検出センサ20,20を冷却器16の上方位置で
且つその内側にのみ配していたので、この氷厚検出セン
サ20,20が内側に成長する氷を検出する以前に、冷
却器16の外側に成長する氷が冷却水槽13の壁面13
aに接触してしまう状況が生じる(図5中の図番19b
で示す部分)。
【0018】こうなると、撹拌翼21にて冷却水15の
撹拌をいくら強くしても、氷の冷却水槽13と接触して
いるその間には冷却水15が入り込まない為、氷19が
溶けない。よって、冷却水15と氷19との接触面積が
少ない為、溶ける量も少なくなり、冷却水15の冷却度
が弱まり、連続注出能力が小さくなると同時に、注出さ
れるビール温度が違うといったバラツキが生じてくる問
題があった。
【0019】そこで、本発明では、冷却器の内側と外側
とに氷厚検出センサを設置して、ビール冷却パイプへの
氷の接触の防止と冷却水槽壁面への氷の接触を防止し、
氷全体が常に冷却水と接触するような状態に氷を形成で
きるように冷却制御して、連続注出能力を多くすること
ができるように図ったビールディスペンサを提供するも
のである。
【0020】また、冷却器16に、冷媒は前述したよう
に下から上へ流れ、そして氷厚検出センサ20,20は
冷却器16の上方にある。従って、蒸発温度が冷媒の入
口部である冷却器16の下部で低く冷媒の出口部である
上部に行くに従い高くなると共に、上部の方では外部か
らの熱の侵入がある為冷却器16の上層で氷が厚く下層
で薄くなり、この分氷厚検出センサ20,20の検知が
遅れ、氷19が冷却水槽13の水槽壁面にくっついてし
まう。よって、この場合も冷却水と氷との接触割合が減
り、冷却能力の低下となる。
【0021】そこで本発明では、冷却器16に設ける氷
厚検出センサ20,20を氷の成長の早い冷媒の入口付
近に設けて、氷の冷却水槽への接触を未然に防止するよ
うにしたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却装置を内
蔵すると共に、前面に注出コックを設けた本体ケース
と、前記本体ケース内に設けられ、冷却水を撹拌しなが
ら貯溜する冷却水槽と、前記冷却水槽内に該冷却水槽壁
と所定の間隔を存して冷媒管を上下方向に巻回配設して
形成した冷却管と、前記冷却器の内側に所定間隔を存し
て上下方向に巻回配設され、前記注出コックに連絡配管
を介して接続されているビール冷却パイプと、前記冷却
器の内方と外方に配設され、該冷却器に成長する氷の厚
さが所定の厚さとなったことを検出する氷厚検出センサ
と、前記氷厚検出センサの出力に基づいて前記冷却装置
の運転を制御する制御手段とから成るものである。
【0023】また本発明は、冷却装置を内蔵すると共
に、前面に注出コックを設けた本体ケースと、前記本体
ケース内に設けられ、冷却水を撹拌しながら貯溜する冷
却水槽と、前記冷却水槽内に該冷却水槽壁と所定の間隔
を存して冷媒管を上下方向に巻回配設して形成した冷却
管と、前記冷却器の内側に所定間隔を存して上下方向に
巻回配設され、前記注出コックに連絡配管を介して接続
されているビール冷却パイプと、前記冷却器の冷媒管の
冷媒入口近傍に配設され、該冷却器に成長する氷の厚さ
が所定の厚さとなったことを検出する氷厚検出センサ
と、前記氷厚検出センサの出力に基づいて前記冷却装置
の運転を制御する制御手段とから成るものである。
【0024】
【作用】氷は冷却器の内側と外側に不揃いに成長する
が、冷却器の内側に設けた氷厚検出センサでビール冷却
パイプに氷が接触しないような厚さに制限され、また冷
却器の外側に設けた氷厚検出センサで冷却水槽に氷が接
触しないような厚さに制限される。よって、氷に冷却水
が巡らない箇所は無くなり、氷の溶け方が経常時的に均
一に行われて、冷却水温度の変動の無い、高い冷却能力
を発揮し、適冷温度でのビールの注出杯数をより多くす
ることがきる。
【0025】また、冷媒が上下方向に巻回した冷媒管に
流れて冷却器に氷が成長する際、冷媒の入口付近で氷の
成長が早まり、冷媒の出口へ向かう程氷の成長が遅れる
傾向にあるが、氷厚検出センサが冷媒入口付近に配して
あると、確実に氷のビール冷却パイプへの接触、及び冷
却水槽の壁面への接触を未然に防止でき、冷却水槽の冷
却能力を高める為の氷厚制御を行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及至図4に基づ
いて説明する。尚、従来装置と構成的に同一、または同
等の部分については同一番号を付す。
【0027】本発明のビールディスペンサにおいても、
その本体ケース1の前面パネル1bの上方位置にビール
を注出する注出レバー2aを備えた注出コック2が設け
られると共に、注出時にジョッキ等から溢れてこぼれる
ビール及び本体ケース1内部からのドレン水を受ける為
のドレン皿3が下部に設けられている。
【0028】4はビール供給源(樽)からのビールホー
スを着脱自在に装着する為の接続口金である。前記本体
ケース1内は、ユニット天板7にて上下に仕切られて、
下方の部屋に圧縮機8、凝縮器9、凝縮器冷却用ファン
10及びこのファン10の駆動モータ11等から成る凝
縮ユニットが収納されている。他に、第1のキャピラリ
チューブ5a,ドライヤ6を収納している。
【0029】一方、上方の部屋にはステンレス金属製の
冷却水槽13が前記ユニット天板7の上に固定されて配
設されている。この金属製の冷却水槽13はその周りを
断熱材14で囲まれた構造で、内部に十分な量の冷却水
15が貯められ、そしてこの冷却水15中には冷却水を
冷却する為の冷媒管16aをコイル状に巻回して形成し
た冷却器16と、この冷却器16の内側に配置されて、
ビール源からのビールを通過させて瞬間的に冷却可能と
する二重コイル状のビール冷却パイプ17が設けられて
いる。
【0030】尚、前記冷却器16は吐出用の冷媒配管1
2a及び吸引用の冷媒配管12bにて前記凝縮ユニット
と接続されて冷凍サイクルを形成している。即ち、圧縮
機8より吐き出し、凝縮器9、第2のキャピラリチュー
ブ5bを経た冷媒は、吐出用の冷媒配管12aにて冷却
器16の上方の冷媒管に入り、下方の冷媒管へと流れ
て、吸引用の冷媒配管12bから圧縮機8へと戻る方向
に流れる。このように冷媒が上から下へと流れる時は、
冷媒の回りが早くなり、冷却器16に氷ができ易くな
る。また冷却器16は、図3に示すように複数枚の鉄板
等を多角筒状に溶接して形成した支持体18に取付固定
されて冷却水槽13内に設置されていると共に、ビール
冷却パイプ17も取付金具(図示せず)によりこの支持
体18に取付固定されている。更に、冷却水槽13の内
底部中心には冷却水を撹拌させる撹拌翼21が設けら
れ、この撹拌翼21は前記凝縮器冷却用ファン10の駆
動モータ11が共用されて回転される。ここで冷凍サイ
クルが運転されると、冷却器16の冷媒管16aに氷が
成長し始め、徐々にその厚みを増し、冷却器16全体を
取り巻くように氷19が形成される。
【0031】こうして形成される氷19が、撹拌してい
る冷却水15と接触して溶け、その融解熱にて均一な温
度(0℃)の冷却水15となってビール冷却パイプ17
を冷却している。
【0032】さて、本体ケース1内には、接続口金4か
ら入ったビールをビール冷却パイプ17に導く為の管路
(図示せず)が設けられる一方、ビール冷却パイプ17
から出たビールを注出コック2へと導く連絡用の配管2
3A,23Bが配設されている。前記配管23A,23
Bは断熱材22a,22bで覆っているが、これは注出
コック2が閉じられ次回の販売まで待機している連絡配
管23A,23B中の滞留ビールの温度上昇を抑え、泡
立ちの少ないビールを供給する為である。
【0033】また、このビールディスペンサの場合、通
常生ビールが冷却水槽13内のビール冷却パイプ17内
を通過してビール注出が行われ、必要時に洗浄水をビー
ル冷却パイプ17に流して清掃が簡単にできるように配
管経路が切り換えられる構成とする為、配管23Aと配
管23Bとの間に三方弁25を介挿し、その三方弁25
の共通入口に前記配管23Bが接続されると共に、2つ
ある出口の一方に前記配管23Aが接続され、また他方
の出口に洗浄水配管(図示せず)を接続し、三方弁25
を外部に突出する操作部25bで、ビール注出側、洗浄
用側に切り換え操作できるものとしている。
【0034】尚、33は台脚であり、また34はフィル
タを示す。そして35は着脱自在な上蓋である。また3
6はドレンホースを示す。
【0035】次に、以上説明したビールディスペンサに
おける本発明の特徴を以下に詳述する。先ず、第1の発
明について説明する。
【0036】図1及び図2に示すように、1個の静電容
量式の氷厚検出センサ20Aは、従来通り冷却器16の
内側に氷の制御厚さ分だけ離して、即ちビール冷却パイ
プ17と冷却器16との間に設置して、冷却器16の内
側から成長してビール冷却パイプ17に接触しないよう
に氷の厚さを制御するものとして働かせる。
【0037】そして、もう1個の静電容量式の氷厚検出
センサ20Bを冷却器16の外側に氷の制御厚さ分だけ
離して、即ち冷却水槽13の壁面13aと冷却器16と
の間に設置して、冷却器16の外側から成長して冷却水
槽13の壁面に接触しないように氷の厚さを制御するも
のとして働かせる。
【0038】このように、冷却器16の内側と外側とに
静電容量式の氷厚検出センサ20A,20Bを検出厚み
に応じた距離だけ離して配置する方式とすれば、氷厚検
出センサ20Aが氷19で覆われると冷凍サイクルの運
転が停止し、ビール冷却パイプ17とは距離l1を余し
ての氷厚制御が可能となり、ビール冷却パイプ17への
氷の接触を防止し、また氷厚検出センサ20Bが氷19
で覆われると冷凍サイクルの運転が停止し、冷却水槽1
3の壁面13aとは距離l2を余しての氷厚制御が可能
となって、冷却水槽13の壁面13aへの氷の接触が防
止できる。こうして、氷19はビール冷却パイプ17に
も冷却水槽壁面12aへも接触せず、常に冷却水15が
氷19の周りに循環し、氷19全体が冷却水15と接触
する様になる。
【0039】この為、少ない撹拌力で冷却水15の冷却
能力を一定に長期間維持でき、連続注出能力を多くする
ことができる。よって、小型の機種でも連続注出能力は
大きくでき、性能の良いビールディスペンサとすること
ができる。
【0040】次に、第2の発明を説明する。
【0041】図2に示すように、この場合は冷却器16
への冷媒は冷媒管16a中を上から下へと流れる方式と
している。
【0042】即ち、図3に示すように、第2のキャピラ
リチューブ5bを出ると、冷媒は吐出用の冷媒配管12
aにより冷却器16の最上位置の冷媒管16aへ入り、
下の方に巡って一番下まで行くと冷却水中を立ち上がっ
て、吸引用の冷媒管12bから圧縮機8へと戻してい
る。また同図に示すように、冷媒管16aは、数枚の鉄
板18a等を溶接で接続した多角筒状の支持体18に巻
くと共に、それらは波形の補助部材24を用いて等間隔
に支持体18に取り付け固定させている。
【0043】そして、氷厚検出センサは、冷却器16の
内側に設置する従来と同じ氷厚検出センサ20,20を
用いた氷厚制御であり、またこの氷厚検出センサ20,
20は、外観的な位置は冷却器16の上方ではあるがこ
の上方位置は冷媒の入口であるから、氷厚検出センサ2
0,20は氷の成長の早い箇所に設置したものとなって
いる。よって、上の方の早く厚くなる氷をこの氷厚検出
センサ20,20が検出して冷却運転を停止できる。
【0044】このように、冷却器16内に上から下へ冷
媒を入れ、冷媒の入口である冷却器16の上方に氷厚検
出センサ20,20を設けることとすると、冷媒が上か
ら下へ流れる為入口から出口へ冷媒が回るのが早くなる
のと、上からの氷を溶かし易い熱の侵入があってもそれ
を上回る程の冷却度が得られる冷媒の上から下への流入
がある為、上の氷の方がよりでき易くなっている。
【0045】この為、図2に示すように、氷が溶けても
下の氷の厚さとほぼ同じ厚さで、上から下までほぼ均一
な厚さの氷19に形成することができる。
【0046】よって、この方式によりビール冷却コイル
17への氷の接触と、冷却水槽13の壁面13aへの氷
19の接触を防止でき、冷却能力の増大及び連続注出能
力を同様に多くすることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、冷却水を
冷却する為に冷却水槽内に配した冷却器に対し、その内
側と外側とに氷厚検出センサを配して冷却器に成長する
氷が冷却器の内側に設けたビール冷却パイプに接触しな
いような厚さに、また冷却水槽の壁面にも接触しないよ
うな厚さで氷を形成することができるようにしたので、
氷全体に冷却水が常に接触する状況となり、氷が順調に
溶けていく。この為、冷却水の冷却力を高く維持でき、
飲み心地の良い適冷温度でのビールの連続注出能力
(量)が大となるビールディスペンサを、低価格で且つ
小型化のものとして提供できる。
【0048】また、氷の成長が早い冷媒の入口付近に、
氷厚検出センサを取り付けるという位置調整でもって、
同じように冷却器に成長する氷がビール冷却パイプ及び
冷却水槽の壁面に接触し冷却能力を低下させるという従
来の不具合を簡単に防止することができ、販売効率の優
れた性能の良いビールディスペンサを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】氷厚検出センサを冷却器の内側と外側とに付け
た本発明の第1発明に係るビールディスペンサの上蓋取
り外し状態における平面構成図。
【図2】冷媒が上から下へと流れるコイル状の冷却器に
氷厚検出センサを冷媒の入口(上方)位置に設けた構成
とした本発明の第2発明に係るビールディスペンサの縦
断側面図。
【図3】冷却器の外観斜視図。
【図4】本発明のビールディスペンサの外観斜視図。
【図5】冷却器の内側に氷厚検出センサを設けた従来の
ビールディスペンサの場合に氷が冷却水槽壁面にくっつ
く不具合の様相を示す同ビールディスペンサの縦断側面
図。
【図6】図5と同上趣旨を説明する従来式ビールディス
ペンサの上蓋取り外し時の平面構成図。
【符号の説明】
2 注出コック 13 冷却水槽 15 冷却水 16 冷却器 17 ビール冷却パイプ 19 氷 20,20A,20B 氷厚検出センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却装置を内蔵すると共に、前面に注出
    コックを設けた本体ケースと、 前記本体ケース内に設けられ、冷却水を撹拌しながら貯
    溜する冷却水槽と、 前記冷却水槽内に該冷却水槽壁と所定の間隔を存して冷
    媒管を上下方向に巻回配設して形成した冷却管と、 前記冷却器の内側に所定間隔を存して上下方向に巻回配
    設され、前記注出コックに連絡配管を介して接続されて
    いるビール冷却パイプと、 前記冷却器の内方と外方に配設され、該冷却器に成長す
    る氷の厚さが所定の厚さとなったことを検出する氷厚検
    出センサと、 前記氷厚検出センサの出力に基づいて前記冷却装置の運
    転を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするビー
    ルディスペンサ。
  2. 【請求項2】 冷却装置を内蔵すると共に、前面に注出
    コックを設けた本体ケースと、 前記本体ケース内に設けられ、冷却水を撹拌しながら貯
    溜する冷却水槽と、 前記冷却水槽内に該冷却水槽壁と所定の間隔を存して冷
    媒管を上下方向に巻回配設して形成した冷却管と、 前記冷却器の内側に所定間隔を存して上下方向に巻回配
    設され、前記注出コックに連絡配管を介して接続されて
    いるビール冷却パイプと、 前記冷却器の冷媒管の冷媒入口近傍に配設され、該冷却
    器に成長する氷の厚さが所定の厚さとなったことを検出
    する氷厚検出センサと、 前記氷厚検出センサの出力に基づいて前記冷却装置の運
    転を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするビー
    ルディスペンサ。
JP8363194A 1994-03-31 1994-03-31 ビールディスペンサ Pending JPH07270023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8363194A JPH07270023A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ビールディスペンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8363194A JPH07270023A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ビールディスペンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07270023A true JPH07270023A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13807822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8363194A Pending JPH07270023A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ビールディスペンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07270023A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047403A (ja) * 2007-07-20 2009-03-05 Coca Cola Co:The 飲料ディスペンサ
KR200448509Y1 (ko) * 2009-10-28 2010-04-21 주식회사 에프씨이노베이션 케이스 냉각수단을 구비한 생맥주 인출장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047403A (ja) * 2007-07-20 2009-03-05 Coca Cola Co:The 飲料ディスペンサ
CN101960240A (zh) * 2007-07-20 2011-01-26 可口可乐公司 饮料分配器
KR200448509Y1 (ko) * 2009-10-28 2010-04-21 주식회사 에프씨이노베이션 케이스 냉각수단을 구비한 생맥주 인출장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6581391B2 (en) Ice thickness control system and sensor probe
US4124994A (en) Beverage cooling bath
JP2017165445A (ja) 飲料ディスペンサ
JPH07270023A (ja) ビールディスペンサ
JPS6225658Y2 (ja)
US2713251A (en) Bulk milk cooler
JPH05296633A (ja) 温・冷水機
JP2003192097A (ja) 冷飲料供給装置
US2840996A (en) Milk cooler
JP2810436B2 (ja) 飲料供給機
JP2003012092A (ja) 飲料ディスペンサ
JPS629504Y2 (ja)
JP2816913B2 (ja) 温・冷水機
JP2828679B2 (ja) 飲料供給機
JP2003165600A (ja) 冷飲料供給装置
KR102288731B1 (ko) 수처리 장치
JPS6133492Y2 (ja)
JPH08284223A (ja) 冷水供給装置
JPH09152245A (ja) 冷却装置
JPH0325111Y2 (ja)
JP3911314B2 (ja) 過冷却連続製氷装置
JP2000028249A (ja) 飲料冷却注出装置
JP3714835B2 (ja) 冷水供給装置
JPH033904Y2 (ja)
JP2000018787A (ja) 飲料冷却注出装置