JPH072697Y2 - 地下室の取り付け装置 - Google Patents

地下室の取り付け装置

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Publication number
JPH072697Y2
JPH072697Y2 JP12477989U JP12477989U JPH072697Y2 JP H072697 Y2 JPH072697 Y2 JP H072697Y2 JP 12477989 U JP12477989 U JP 12477989U JP 12477989 U JP12477989 U JP 12477989U JP H072697 Y2 JPH072697 Y2 JP H072697Y2
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JP
Japan
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basement
tubular body
anchor bolt
washer
hole
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Application number
JP12477989U
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JPH0365742U (ja
Inventor
健吉 宮田
Original Assignee
有限会社宮田鉄工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、地下室を地中に取り付けるための装置に関す
る。
〔従来の技術〕 地中の有効作用のために、地下室などが実用化されてい
る。通常、地下室は、地中に埋め込まれるため、浮力の
影響を受ける。
出願人は、先の出願(特願昭63-165903号(特開平2-162
19号)「地下構造物の埋設工法」)で、地中の地下室を
外側のワイヤによって押さえつけ、浮き上がらないよう
にすることを提案している。ところが、上記のようなワ
イヤによる締め付け手段によると、地下室の埋め込み時
に、ワイヤ締め付けのための空間を考慮して、大きな埋
め込み空間が必要となり、また一旦地下室が埋め込まれ
ると、地下室内部からの調整操作や保守点検が不可能と
なる。
〔考案の目的〕
したがって、本考案の目的は、地下室の地下の据え付け
面に対し地下室の内部から固定できるようにし、取り付
け位置の位置合わせや水密構造に特別な工夫を施すこと
である。
〔考案の解決手段〕
上記目的のもとに、本考案は、地下室の底部材に筒状体
を取り付け、この筒状体の内部で地下据え付け面のアン
カーボルトをナットによって固定できるようにし、また
アンカーボルトと地下室側の取り付け位置との位置合わ
せを筒状体の底部の大きな孔内で、筒状体の内部の長孔
付の座金の回転によって調整できるようにし、さらに水
漏れ防止構造を筒状体の上面のパッキンとカバーにより
行うようにしている。
〔考案の作用〕
地下室と地下据え付け位置のアンカーボルトとは、地下
室の内部から筒状体の部分で行われるため、その取り付
け作業が容易であり、地下の埋め込み空間も最小限度で
足りる。また、筒状体の底部の大きな孔がアンカーボル
トの位置ずれに対し大きな許容誤差を有しており、回転
可能な長孔付座金によってナットの締め付け状態が確保
できるため、位置調整が容易となる。さらに筒状体の上
面がパッキンやカバーによって完全に密閉されるため、
水漏れが確実に防止できる。
〔実施例〕
第1図は、据え付け状態の地下室1を示している。
地下室1は、地表2よりもやや低い位置で埋め込み穴3
の内部に納められており、地表2より上の部分で出入口
4を備えている。
そして、この地下室1は、底部で本考案の取り付け装置
5によって浮き上がらないように基礎コンクリート6に
取り付けられる。
第2図および第3図は、その取り付け装置5の構成を示
している。
すなわち、上記地下室1は、底部材7の例えば4隅位置
で垂直方向の筒状体8を備えている。この筒状体8は、
外周部分で溶接などによって、底部材7に固定されてお
り、その底部9でアンカーボルト10の先端を受け入れる
ために、大きな孔11を形成している。
上記アンカーボルト10は、基礎コンクリート6内のアン
グル材12などに対しナット13によって取り付けられてお
り、基礎コンクリート6の表面より突出した部分で高さ
調節ナット14およびその上で受け座金15を備えている。
高さ調節ナット14は、他のものとの関係で、予め所定の
高に調整される。
そして、地下室1の据え付け時に、筒状体8の底部9
は、上記受け座金15の上に乗せられる。このとき、アン
カーボルト10の先端部分は、大きな孔11から上方に突出
し、筒状体8の内部に入り込んでいる。ここで、筒状体
8は、孔11の範囲内でアンカーボルト10に対し水平方向
に位置調整可能な状態となっている。このため、地下室
1の据え付け位置とアンカーボルト10の位置とに施工誤
差が発生したとしても、上記大きな孔11の範囲内であれ
ば、許容できる。したがって、アンカーボルト10を従来
のように無理に曲げなくても、簡単に位置調整ができる
ことになる。
この状態で、筒状体8の上方内部からアンカーボルト10
の先端に座金16を挿入し、例えば2つの締め付け用のナ
ット17などによって筒状体8をアンカーボルト10の先端
部分に固定される。この座金16は、アンカーボルト10の
直径に相当する幅の長孔18を有しており、筒状体8の内
部で回転させることによってアンカーボルト10の底部9
に対する中心のずれを吸収していく。なお、底部9の上
面と座金16との間に、必要に応じてオーリング19などが
介在させられる。
このようにして、地下室1の筒状体8は、底部材7の部
分で、基礎コンクリート6に埋め込まれたアンカーボル
ト10に固定され、水平方向に動き止め状態となり、しか
も浮力の影響を受けて浮き上がらないように取り付けら
れる。
このあと、筒状体8の上面は、パッキン20を介在させな
がらカバー21によって、ボルト・ナット22で密閉さる。
この結果、地下室1の内部は、外部の水などの浸入から
完全に密閉された状態となる。
なお、地下室内の床材23は、上記カバー21よりも高い位
置に設定される。
〔考案の効果〕
本考案では、次の特有の効果が得られる。
地下室が底部の筒状体を介して基礎コンクリートのアン
カーボルトに取り付けられるため、その取り付け作業が
地下室の内部から行える。したがって、地下室の埋め込
みに際し、地下室の外側からの取り付け作業が不要とな
り、埋め込み穴も地下室の埋め込みに必要な最小限度の
空間で足りる。
筒状体の底部に大きな孔が形成されており、この孔の内
部にアンカーボルトが突入できるようになっているた
め、その大きな孔の面積内で地下室とアンカーボルトと
の相対的な位置誤差が吸収できる。しかも、筒状体とア
ンカーボルトとの固定に際し、筒状体の内部に長孔付の
座金が回転可能な状態で挿入されるため、高さ調節ナッ
トと締め付け用のナットとの締め付け力が座金を介して
筒状体の底部に均一に分散し、局部的な大きな応力が発
生せず、締め付け状態も安定化する。
さらに、筒状体の上面が地下室の内部からパッキンおよ
びカバーによって完全に密閉できる構造となっており、
必要に応じ取り付け後も開放できる構造となっているた
め、水漏れが完全に遮断でき、また必要に応じ点検する
ことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は地下室の取り付け状態の側面図、第2図は本考
案の取り付け装置の拡大断面図、第3図は筒状体および
長孔付の座金の拡大平面図である。 1……地下室、5……取り付け装置、6……基礎コンク
リート、7……底部材、8……筒状体、9……底部、10
……アンカーボルト、11……大きな孔、14……高さ調節
ナット、15……受け座金、16……座金、17……締め付け
用のナット、18……長孔、20……パッキン、21……カバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下室(1)の底部材(7)に筒状体
    (8)を垂直方向で取り付け、地下室(1)の据え付け
    位置に埋め込まれたアンカーボルト(10)の上部を上記
    筒状体(8)の底部(9)の大きな孔(11)内に突入さ
    せ、アンカーボルト(10)と筒状体(8)とを筒状体
    (8)の内部で長孔(18)付の座金(16)およびナット
    (17)により固定するとともに、筒状体(8)の上面を
    パッキン(20)およびカバー(21)により密閉すること
    を特徴とする地下室の取り付け装置(5)。
JP12477989U 1989-10-25 1989-10-25 地下室の取り付け装置 Expired - Lifetime JPH072697Y2 (ja)

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JP12477989U JPH072697Y2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 地下室の取り付け装置

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JP12477989U JPH072697Y2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 地下室の取り付け装置

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JPH0365742U JPH0365742U (ja) 1991-06-26
JPH072697Y2 true JPH072697Y2 (ja) 1995-01-25

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