JPH07268921A - 建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管構造、この配管構造を用いたパイプスペースユニット、これに用いる管継手、および建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管方法 - Google Patents

建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管構造、この配管構造を用いたパイプスペースユニット、これに用いる管継手、および建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管方法

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JPH07268921A
JPH07268921A JP6094594A JP6094594A JPH07268921A JP H07268921 A JPH07268921 A JP H07268921A JP 6094594 A JP6094594 A JP 6094594A JP 6094594 A JP6094594 A JP 6094594A JP H07268921 A JPH07268921 A JP H07268921A
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drainage
space
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Yoshihito Yamashita
良仁 山下
Takeshi Kimura
剛 木村
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプスペースPS内において、排水主管6
と排水枝管65とを連結する場合において、排水枝管6
5の位置の修正をすることなく、排水主管6と排水枝管
65との適正な連結をすることができるようにする。 【構成】 パイプスペース内において排水主管6に設け
た枝分かれ部を介して排水枝管65を連結する構造にお
いて、上記枝分かれ部は、下部排水主管を挿入連結する
下部連結部20aと、上部排水主管を挿入連結する上部
連結部20bと、排水枝管を連結する枝分かれ連結部2
1とを有する管継手18によって構成され、上記管継手
の上下位置を、所望量調節できるようにしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、建物のパイプスペー
スにおける排水管の枝分かれ配管構造、この配管構造を
用いたパイプスペースユニット、これに用いる配管継
手、および建物のパイプスペースにおける排水管の枝分
かれ配管方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばマンション等の集合住宅におい
ては、各住戸への給排管、あるいはガス配管は、廊下側
に開口するように建物の矩体に設けられたパイプスペー
スを介して行われるのが一般である。このパイプスペー
スは、各階ごとに廊下側に開口部を設けながら、コンク
リート壁によって底壁、天井壁、左右側壁、および奥壁
を形成することにより形成される。そして、各階のパイ
プスペースは、平面的に同一位置に設けられ、したがっ
て、各階のパイプスペースは、建物の高さ方向に積層す
る恰好となる。これらのパイプスペースを高さ方向に貫
通するようにして、少なくとも給水主管、排水主管、お
よびガス主管が配設される。各住戸ごとの給水枝管、排
水枝管、ガス枝管は、それぞれ、パイプスペース内で上
記給水主管、排水主管、ガス主管に連結される。パイプ
スペース内にはさらに、湯沸器のほか、電力積算計やガ
ス流量計等のメータ類が配設されるのが一般であり、こ
のパイプスペースの廊下側開口は、点検、修理作業が容
易となるように、開閉ドア式のカバーで覆われる。
【0003】また、上記給水主管、ガス主管、排水主管
は、パイプスペース内の比較的奥方に配管される。これ
は、パイプスペースの手前側、すなわち開口に近い空間
には、上述したように、ガス湯沸器やメータ類が配置さ
れるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給水主管か
ら枝分かれさせられる給水枝管およびガス主管から枝分
かれさせられるガス枝管の場合は、比較的管径が細く、
いったんT字管継手によって主管から枝分かれさせられ
たのち、パイプスペースの手前側空間に配置されるメー
タ類あるいはガス給湯器を介してパイプスペースの側壁
または奥壁を貫通して各住戸内に配管される。このよう
な配管は、T字管継手やエルボ、あるいは現場において
所定長さに切断した管を組み合わせ連結することにより
行われるので、パイプスペースの側壁または奥壁を貫通
する部分の上下高さや主管に介装される枝分かれ用T字
管継手の上下位置が多少狂っていても、それほど問題な
く配管工事を行うことができる。
【0005】しかしながら、排水主管と排水枝管の接続
については、この排水系を構成する管の径が各住戸の同
時大量排水に対応する必要上比較的太くなっている上
に、上述のように、排水主管がパイプスペースの奥壁近
くに配設されており、しかも排水主管から枝分かれさせ
られる排水枝管を直接的にパイプスペースの壁を貫通さ
せて各住戸に配管する必要がある。また、一般的には、
パイプスペース内での配管を終了したのちに、各住戸内
での配管および内装工事が行われるため、このような排
水系の配管工事において、次のような問題が頻発する。
【0006】すなわち、コンクリート打ちにより形成さ
れた建物矩体において各住戸ごとに床面高さの誤差があ
ったり、水洗トイレの配置高さに誤差があったりする場
合、各住戸からパイプスペースまで延びる排水枝管とパ
イプスペース内の排水主管に介装された枝分かれ用T字
管継手との間に上下方向の位置ずれが生じ、これらの間
の接続に難渋することがある。
【0007】たとえば、住戸内の水洗トイレの排水管高
さに比較し、上記パイプスペース内の枝分かれ用T字管
継手の相対位置が高くなってしまっている場合には、ト
イレ床面の高さを上げるという、各住戸内内装工事にお
いて大規模な修正を強いられる。逆に、住戸内の水洗ト
イレの排水管高さに比較し、上記パイプスペース内の枝
分かれ用T字管継手の相対位置が低すぎる場合には、住
戸側床面のコンクリートを削りとるなどして、住戸内排
水管の位置を低めるという、大規模な修正を強いられ
る。
【0008】このような修正は、いずれも、作業工数の
増加、工期の遅延、あるいは費用の増加を招く。また、
上記排水枝管に蛇腹部分を介在させることにより上記の
問題に対処して配管を行うことは可能である。しかしな
がら、排水に含まれる汚物が上記の蛇腹部分に溜まりや
すくなるし、たとえば、パイプスペースと住戸を仕切る
壁の至近に水洗トイレが配されているような場合には、
上記蛇腹部分を容易に組込むことができない。
【0009】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、住戸側の排水枝管のパイプスペ
ース導入部分の上下方向位置にずれがあったとしても、
これを無理なく吸収して、この排水枝管をパイプスペー
ス内の排水主管に接続することができるようにすること
をその課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では次の各技術的手段を講じている。
【0011】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配
管構造であって、複数階を有する建物の各階のパイプス
ペースが上下方向積層状に配置されており、各階のパイ
プスペースを上下方向に貫通するように排水主管が配設
されており、各パイプスペース内において上記排水主管
に設けた枝分かれ部を介して枝分かれさせられた排水枝
管が上記パイプスペースの側壁を貫通して各住戸に導入
される配管構造において、上記枝分かれ部は、下部排水
主管を連結する下部連結部と、上部排水主管を挿入連結
する上部連結部と、排水枝管を連結する枝分かれ連結部
とを有する管継手によって形成されており、上記管継手
における上記下部連結部と上記上部連結部の少なくとも
一方は、所望の挿入長さをもって上記排水主管を連結で
きるように構成されていることに特徴づけられる。
【0012】本願の請求項2に記載した発明は、複数階
を有する建物の各階のパイプスペースを構成するための
パイプスペースユニットであって、建物の各階層高さに
相当する高さを有するとともに側部が開放するボックス
状のハウジングと、このハウジング内に上下方向に配設
された排水主管要素、給水主管要素およびガス主管要素
とを含んでおり、上記排水主管要素に設けた枝分かれ部
を介して排水枝管が連結されるようになしたパイプスペ
ースユニットにおいて、上記枝分かれ部は、下部排水主
管要素を挿入連結する下部連結部と、上部排水主管要素
を挿入連結する上部連結部と、排水枝管を連結する枝分
かれ連結部とを有する管継手によって形成されており、
上記管継手における上記下部連結部と上記上部連結部の
少なくとも一方は、所望の挿入長さをもって上記排水主
管を連結できるように構成されていることに特徴づけら
れる。
【0013】本願の請求項3に記載した発明は、上記請
求項1または2の発明において枝分かれ部を形成するた
めに用いられる管継手であって、下部排水主管を挿入連
結する下部連結部と、上部排水主管を挿入連結する上部
連結部とが上下同一軸線をもつように形成されており、
かつ排水枝管を挿入連結する枝分かれ連結部が側部に形
成された管継手であって、上記下部連結部と上記上部連
結部の少なくとも一方は、少なくとも排水主管の内径と
同等以上の寸法の調整範囲をもって上記排水主管を挿入
できるようになっていることに特徴づけられる。
【0014】本願の請求項4に記載した発明は、請求項
3の管継手において、少なくとも1以上の補助的な枝分
かれ連結部がさらに設けられていることに特徴づけられ
る。
【0015】本願の請求項5に記載した発明は、建物の
パイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管方法であ
って、複数階を有する建物の各階のパイプスペースを上
下方向積層状に配置するとともに、各階のパイプスペー
スを上下方向に貫通するように排水主管を配設し、各住
戸ごとの排水枝管を上記パイプスペース内において上記
排水主管に連結する方法において、上記排水主管に、下
部排水主管を挿入連結する下部連結部と、上部排水主管
を挿入連結する上部連結部と、排水枝管を挿入連結する
枝分かれ連結部とを有する管継手を上下方向位置調節可
能に設ける一方、上記排水枝管と上記枝分かれ連結部と
の上下位置が一致するように上記管継手の上下位置を調
節した上で、上記枝分かれ連結部と上記排水枝管とを連
結することを特徴としている。
【0016】本願の請求項6に記載した発明は、請求項
5の配管方法において、上記管継手における上記下部連
結部と上部連結部の少なくとも一方は、少なくとも排水
主管の内径と同等以上の調整範囲をもって上記排水主管
を挿入できるようになっていることに特徴づけられる。
【0017】本願の請求項7に記載した発明は、請求項
2のパイプスペースユニットを利用した排水管の配管方
法であって、請求項2のパイプスペースユニットを建物
矩体に組み込んでパイプスペースを形成するに際し、上
記管継手における下部連結部または/および上部連結部
に対する排水主管要素の挿入量を調節することによって
上記管継手の上下位置を調節し、この管継手の枝分かれ
連結部に各住戸につながる排水枝管を連結するようにし
たことに特徴づけられる。
【0018】そして、本願の請求項8に記載した発明
は、請求項7の配管方法において、上記パイプスペース
ユニットは、あらかじめ複数個を上下方向に連結した上
で建物矩体に組込むことを特徴としている。
【0019】
【発明の作用および効果】本願発明の基本的思想は、パ
イプスペースが上下積層状に重なる建物において、この
パイプスペースを上下貫通状に延びる比較的太径の排水
主管に各住戸につながる排水枝管を接続するにあたり、
各住戸の排水枝管の上下位置に多少の狂いが存在して
も、建物の矩体あるいは住戸の内装に修正を加えること
なく、容易に上記排水枝管をパイプスペース内の排水主
管に接続しうるようにするというものである。
【0020】そのために、本願発明では、排水主管の途
中に介装される枝分かれ部を上下位置調節可能に構成し
ている。より具体的には、この枝分かれ部は、下部排水
主管を挿入連結する下部連結部と、上部排水主管を挿入
連結する上部連結部と、排水枝管を連結する枝分かれ連
結部を有する管継手によって基本的に構成され、このよ
うな管継手において、各排水主管を連結する上下連結部
の一方または双方は、排水主管を所望量挿入して連結で
きるようになっている。したがって、この管継手は、基
本的に、上下方向に延びる排水主管に対し、各連結部が
排水主管の挿入量を調節しうる範囲において、上下位置
調節可能となる。本願発明において、上記管継手の上下
位置調節可能な程度は、単に管どうしを挿入嵌合するた
めの構造において許容される程度とは異なり、少なくと
も、比較的大径に設定される排水主管の内径程度(たと
えば100mm程度)の範囲で調節可能とすることが求
められる。
【0021】請求項1の発明は、コンクリートの打ち込
みによって各階の矩体を構成してゆく過程において、同
時に、各階のパイプスペースを構成してゆく、在来工法
の建物において、パイプスペース内での排水主管と排水
枝管との接続を問題なく行えるようにしたものである。
周知のように、コンクリートを打ち込みながら各階を構
成してゆく建物においては、こうして形成される打ちっ
放しの建物矩体には、それほど精度がなく、したがっ
て、各パイプスペースを上下に貫通するように排水主管
を設け、その途中に枝分かれ部を設けたとしても、各枝
分かれ部の上下位置と、各住戸内に配設される排水枝管
の上下位置が一致することは少ない。本願発明において
は、上記パイプスペース内に配置される排水主管の途中
に設けるべき枝分かれ部が、所定の調節範囲において上
下に位置調節できるので、この枝分かれ部、より具体的
には、排水枝管連結部の位置を、各住戸につながる排水
枝管の上下位置に合わせることができる。
【0022】従来においては、このような場合、各住戸
のフロアを上げる比較的大規模な内装修正を行って、各
住戸内の排水枝管とスペース内の枝分かれ部との一致を
図ったり、各住戸のフロアを削りとって、排水枝管の位
置をパイプスペース内の排水主管枝分かれ部の位置と合
わせるといったきわめて煩雑な作業を必要としたが、本
願発明によれば、前述したように、排水主管の枝分かれ
連結部の位置を上下に調節するだけで、容易に上記の問
題に対処することができるのである。
【0023】請求項2の発明は、前述した本願発明の基
本的思想を、パイプスペースユニットに適用したもので
ある。最近の建物においては、その工期を短縮する等の
ために、建物矩体の一部を含め、これをユニット化して
予め工場内で形成しておき、現場においてこのユニット
を組み込むという建築手法が採用されつつある。建物の
パイプスペースについても、これをユニット化し、建築
現場においてこうしたユニットを上下方向に積層した状
態において建物矩体に組み込み、工期を短縮するという
ことが行われることがある。
【0024】請求項2の発明においては、各階に対応す
るパイプスペースがユニット化されている。すなわち、
このパイプスペースユニットは、ボックス状のハウジン
グと、このハウジング内に上下方向に配設された排水主
管要素、給水主管要素およびガス主管要素等含んでい
る。そして、上記排水主管要素に設けた枝分かれ部を介
して、ハウジングの側壁を貫通して各住戸に延びる排水
枝管が枝分かれ連結されるようになっている。
【0025】この場合においても、上記枝分かれ部は、
上下位置調節可能な管継手によって形成されている。そ
のため、各住戸に配設される排水枝管の上下位置に合わ
せるようにして、上記管継手からなる枝分かれ部の上下
位置を調節することにより、問題なく、排水枝管を排水
主管に連結することができる。
【0026】また、各パイプスペースユニットを上下積
層状に連結するためには、ハウジングどうしを連結する
ことに加え、各ユニット内の排水主管どうしを連結する
必要がある。本願発明において、この排水主管要素どう
しの連結は、排水主管要素を挿入連結する連結部を有す
る管継手によって形成されているため、たとえこの管継
手を排水主管要素の最下部に設けたとしても、下位にあ
るパイプスペースユニット内の排水主管要素の上端をハ
ウジングの上端より突出させて上位にあるパイプスペー
スユニットの排水主管に設けた管継手に挿入させるた
め、排水主管要素の上端を上記ハウジングより突出させ
る必要がある。予め各パイプスペースユニットにおける
各排水主管要素の上端を上述のようにハウジングの上面
より所定量突出させておくと、これが複数個のパイプス
ペースユニットを積層連結する際の邪魔になり、各ユニ
ットの連結に難渋することがある。しかしながら、本願
発明においては、上記枝分かれ部を構成する管継手にお
ける上部連結部が、排水主管要素を所望量挿入できるよ
うに構成されているので、排水主管要素の上端がハウジ
ングの上面より没入するようにその位置を下げつつ、各
パイプスペースユニットの上下連結作業を行うことがで
き、かかる作業が著しく効率化される。
【0027】請求項3の発明は、請求項1の発明のよう
に、在来工法において建物を構成する場合、あるいは請
求項2のように、パイプスペースユニットを用いてパイ
プスペースを構成する場合の双方において、上下位置調
節可能な排水主管用の枝分かれ部を構成するための管継
手である。この管継手は、特に、請求項4のように、1
以上の補助的な枝分かれ連結部をさらに備えていると、
排水主管の枝分かれ部の清掃に便利であるし、住戸スペ
ースが広く、別系統の排水枝管を必要とする場合等に容
易に対応することができるようになる。
【0028】請求項5ないし8は、本願発明の基本的思
想を方法的に表現したものであり、請求項1および2の
発明と同等の作用効果を発揮する。
【0029】以上説明したように、本願発明によれば、
パイプスペース内の排水主管における枝分かれ部の位置
と、各住戸に配設される排水枝管の位置に上下方向の狂
いが生じていても、建物矩体や内装に大規模な修正を必
要とすることなく、容易に、上記各住戸内の排水枝管を
パイプスペース内の排水主管に連結することができるよ
うになり、建物の配管工事の工数を削減することができ
るとともに、それだけ工期を短縮することもできる。
【0030】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0031】図1ないし図5は、在来工法によって各階
にパイプスペースPSを形成する場合において、本願発
明を適用した例を示している。
【0032】各階の廊下に開口部1を設けるようにし
て、建物矩体形成時のコンクリート打ち込みにより、パ
イプスペースPSが形成されている。このパイプスペー
スPSは、各住戸内空間を仕切る左右側壁2,3および
奥壁4、ならびに各階を仕切る床壁(天井壁)5によっ
て囲まれた空間である。このパイプスペースPSは、複
数階を有する建物において、平面的に同位置に配置さ
れ、したがって、図1ないし図3に示すようなパイプス
ペースが、各階を区切る床壁(天井壁)を介して上下方
向に積層状に配置されることになる。
【0033】このパイプスペースPS内には、その上下
方向に貫通するようにして、排水主管6、給水主管7、
およびガス主管8が少なくとも配設される。本実施例に
おいては、これら各主管6,7,8は、奥壁4近傍に配
置されている。
【0034】排水主管6は、各住戸からの同時排水に対
応できるように、比較的大径の管部材61が用いられて
いる。一般には、この排水主管用の管部材61は、内径
が100mm以上のものが用いられる。排水主管6は、
各住戸から生じる排水を集めて建物の下部下水配管に導
くものであり、したがって、各パイプスペースPSにお
いて、各住戸内に延びる排水枝管65が床面近くにおい
て接続されている。本願発明は、このような排水枝管6
5とパイプスペース内排水主管6との接続構造に特徴づ
けられるのであり、この点はさらに後述する。
【0035】ガス主管8から枝分かれさせられたガス枝
管85は、ガスメータ9を介した後、さらに枝分かれさ
せられ、その一方85aは湯沸器10に、他方85bは
住戸内に配管される。
【0036】また、給水主管7から枝分かれさせられた
給水枝管75は、水道メータ11を介した後、さらに枝
分かれさせられ、その一方75aはヘッダ12を介して
住戸内各給水場所まで配管され、その他方75bは、上
記湯沸器10に配管されている。湯沸器10には、給湯
配管13が接続されており、この給湯配管13は、ヘッ
ダ14を介して、住戸内の各給湯場所まで配管される。
なお、図1および図2において、湯沸器10に接続され
ているさらに2本の配管15,16は、追い焚き用の配
管であり、浴槽内の湯(水)を湯沸器10内に循環させ
て再加熱できるようにしてある。
【0037】図1および図3からわかるように、上記各
主管6,7,8は、パイプスペースPSの奥方に配置さ
れる一方、湯沸器10、ガスメータ9、および水道メー
タ11ならびにこれらが介装される配管類は、パイプス
ペースPSの手前側(開口近く)に配設されている。パ
イプスペースPSの開口は、通常、ドア式のカバー17
によって塞がれる。
【0038】さて、本願発明においては、上記比較的大
径の排水主管6と、各住戸に配設される排水枝管65と
の間の連結構造に特徴づけられる。排水主管6と排水枝
管65とを連結するための枝分かれ部は、図4および図
5に詳示するような管継手18によって形成されてい
る。この管継手18は、上下方向の軸線を有する管状の
主部19の上下各端部に、それぞれ、排水主管を挿入連
結しうる連結部20a,20bを備えており、上記管状
主部19の側面には、排水枝管65を挿入連結しうる枝
分かれ連結部21が形成されている。
【0039】この実施例において、上部連結部20b
は、排水主管6を所望の挿入長さにおいて挿入連結でき
るように構成されている。たとえば、排水主管6の内径
を100mmとすると、上記上部連結部20bにおいて
この排水主管6を挿入しうる長さ、すなわち、いわゆる
呑み込み代を、たとえば、150mm以上とすることが
できる。挿入連結に最小限必要な挿入長さをたとえば5
0mmとすると、上記呑み込み代を170mmとする場
合、上記上部連結部20bは、排水主管6の挿入量を1
20mmの範囲で調節しうることになる。
【0040】上部連結部20bは、上記排水主管6を所
望量挿入した状態において、排水主管6との間を水密状
に固定するための構造として、次のような構造が採用さ
れている。すなわち、上記管状主部19の上端部内周に
上方に拡径するコーン内面状のシール座部22が形成さ
れる一方、この管状主部上端の外周には、雄ねじ23が
形成されている。この雄ねじ23には、シールリング2
6を軸方向下方に押圧しうる内向フランジ24aをもつ
袋ナット24が螺合される。上記内向フランジ24と上
記シール座部22との間には、上記シール座部22と対
応するコーン外面をもつゴム製のシールリング25が介
装される。上記袋ナット24を十分に緩めた状態におい
て、この上部連結部20bに排水主管6を所望量挿入し
た後、上記袋ナット24を締めつける。そうすると、上
記シール座部22の斜面効果により、上記ゴム製のシー
ルリング26は、排水主管6の外周面に強く押し付けら
れ、これにより、上部連結部20bと排水主管6との間
が、水密シール状に固定される。
【0041】一方、下部連結部20aは、次のような構
造が採用されている。管状主部19の下端部には、下方
に向かうほど拡径するコーン内面状のシール座部27が
形成されるとともに、その外周には、フランジ部28が
形成される。このシール座部27には、コーン外面をも
つゴム製シールリング29が対応させられ、一方、この
シールリング29は、ボルト・ナット30によって上記
管状主部19のフランジ部28に対して連結されるドー
ナツ状フランジ部材31によって上下軸線方向に挟圧さ
れる。上記ボルト・ナット30を十分緩めた状態におい
て、排水主管6を上記管状主部19の下端部に挿入した
後、上記ボルト・ナットを締めつけて、上記フランジ部
材31を上方に向けて押しつける。そうすると、上記シ
ール座部27の斜面効果により、上記環状シールリング
29は挿入された排水主管6の外周に強く押しつけら
れ、このようにして、下部連結部20aと排水主管6と
の間が、水密シール状に連結される。
【0042】一方、上記管状主部の側面に延出する枝分
かれ連結部21は、上記管状主部19の側面に設けた開
口32に対してフランジ接合される枝分かれ管21aに
よって形成されており、上記上部連結部20bと同様の
挿入連結構造を採用している。すなわち、枝分かれ管2
1aの端部内周には、コーン内面状のシール座部33が
形成される一方、その外周部に設けた雄ねじ34には、
袋ナット35が螺合される。この袋ナット35には、内
向フランジ部35aが形成されており、この内向フラン
ジ部35aと上記シール座部33との間には、上記シー
ル座部と対応するコーン外面をもつ環状シールリング3
6が介装される。袋ナット35を十分緩めた状態におい
て、排水枝管65を挿入した後、上記袋ナット35を締
めつけると、上記シール座部33の斜面効果によって環
状シールリング36が排水枝管65の外周面に強く押し
つけられ、この排水枝管65は、上記枝分かれ連結部2
1に対して水密シール性をもって連結される。
【0043】図4および図5からわかるように、上記管
継手18の管状主部19の側面には、上記枝分かれ管2
1aを連結するための開口32に加えて、さらに二つの
開口37が形成されている。この開口37は、通常にお
いては、図5に表れているように、蓋部材38によって
塞いでおけばよいが、必要に応じて、付加的な排水枝管
を連結するために用いることができる。また、蓋部材3
8を取り外すことにより、この管継手18の内部を清掃
することが容易にできる。
【0044】さて、上記のような管継手18を介装した
排水主管6の配設、並びに、上記管継手18に対する排
水枝管65の接続は、たとえば、次のようにして行うこ
とができる。コンクリート打ちされた状態でのパイプス
ペースPSには、その床壁(天井壁)に、排水主管用、
給水主管用、およびガス主管用の挿通孔39が十分な余
裕をもってあけられている。このような挿通孔39を通
すようにして、たとえば、排水主管6の場合、所定長さ
の排水管部材61と、上記管継手18とをつなぎあわせ
ながら、上下方向に積層する各階のパイプスペースPS
を貫通するようにして、一連の排水主管6が形成され
る。
【0045】一方、各住戸内の排水を集める排水枝管6
5は、パイプスペースPSの壁を貫通させて、パイプス
ペース内に延ばされ、そうして、この排水枝管65は、
上記管継手18における枝分かれ連結部21に連結され
る。この場合、建物矩体の形成誤差等により各住戸から
延出される排水枝管65と、管継手18の枝分かれ連結
部21との上下位置が狂っている場合が生じる。この場
合には、排水枝管65の上下位置を変更するのではな
く、上記管継手18の上下位置を変更することにより、
枝分かれ連結部21と排水枝管65との上下位置を合わ
せ、その上でこれらを互いに連結する。
【0046】図4および図5に示す管継手18の例で
は、上部連結部20bのみ、実質的に120mmの範囲
で排水主管の挿入量が変更でき、下部連結部20aにつ
いては排水主管に対する挿入量の変更は実質的にできな
い。しかしながら、この管継手18は、各階ごとに1個
ずつ排水主管6に介装されるのであるから、下部連結部
20aと排水主管6との間の挿入量調節ができなくと
も、実質的に所定階における管継手18の上下位置調節
を行うことができる。
【0047】たとえば、3階部分における管継手18の
位置を下げたい場合には、2階部分の管継手18におい
て、その上部連結部20bに対する排水主管6の挿入量
を増せばよい。
【0048】このようにして、管継手18の上下位置の
調節が終わると、前述したようして、その枝分かれ連結
部21に対して排水枝管65を連結する。そうして、パ
イプスペースPSの床壁の通挿孔39のすきまがセメン
ト等によって埋められる。
【0049】発明者の検討によると、この種の管継手1
8において、安全性をもって管を挿入連結するために
は、50mm程度の挿入量が必要である。一方、20階
程度の建物において、矩体形成の誤差を吸収しつつ、前
述したような管継手18の上下位置を調節するには、少
なくとも、100mmの上下調節範囲が必要であること
が判明している。各管継手に求められる上下調節範囲
は、事情が許す範囲において100mmより長くしても
よく、そのゆえに、図4および図5に示す実施例では、
120mmの実質的な調節範囲を有するようなってい
る。
【0050】上記したように、本願発明によれば、建物
矩体形成時の誤差により、各住戸に配設される排水枝管
65の上下位置が多少狂っていても、この排水枝管65
の位置を上げたり下げたりするといった大規模な修正作
業を必要とすることなく、都合よく、この排水枝管65
をパイプスペースPS内の排水主管6に連結することが
できるようになり、パイプスペース内の配管ないし住戸
内配管の作業性が、従来に比較して著しく向上すること
になる。
【0051】図6は、本願発明を、パイプスペースユニ
ットPSU、あるいはこのパイプスペースユニットPS
Uによって建物矩体に組み込まれるパイプスペースPS
に対し、本願発明を適用した例を示している。
【0052】パイプスペースユニットPSUは、好まし
くは耐火コンクリート板によって囲まれた所定高さを有
するボックス状のハウジング40内に、各階ごとの配管
を予め組み込んだものである。このハウジング40は、
一方側面において開口しており、この開口には、ドア状
のカバー17が設けられる。ハウジング40内には、排
水主管要素6’、給水主管要素(図に表れず)、および
ガス主管要素8’が少なくとも含まれる。給水主管要素
7’から枝分かれさせられる給水枝管75’、ガス主管
要素8’から枝分かれさせられるガス枝管85’、ある
いは湯沸器10ないしは各メータ類がそれぞれ予めこの
ハウジング内に組み込まれている。
【0053】そして、上記排水主管要素6’と各住戸に
つなげるべき排水枝管65’との間の連結は、本願発明
においては、上記実施例と同様、図4および図5に示し
た管継手18を用いて行われる。上記管継手18は、ボ
ックス状のハウジング40の最下部、すなわち床壁部近
傍に配される。
【0054】図1と図6を比較すればわかるように、上
記パイプスペースユニットPSU内の配管は、排水主管
要素6’、給水主管要素(図に表れず)、ガス主管要素
8’が、それぞれ各階ごとに分断された状態において、
予めハウジング内に組み込まれていることを除き、図1
ないし図3に示した在来工法によるパイプスペース内の
配管と実質的に、同じとすることができる。
【0055】このパイプスペースユニットPSUは、工
場内において予め組み立てられ、現場に搬入された後、
所定個数が上下方向に連結された上、建物矩体に組み込
まれる。この際、管継手18の上部連結部20bに対
し、排水主管要素6’を十分に挿入した状態としてお
く。そうすると、排水主管要素6’の上端がハウジング
40の上端から没入した状態とすることができ、ハウジ
ング40を上下方向に積み重ねる作業が容易に行える。
ハウジング40どうしの連結の後、排水主管要素6’を
所望量上方に引き出し、上位階用のパイプスペースユニ
ットの管継手18の下部連結部20aに対してこれを連
結する。そして、給水主管要素7’およびガス主管要素
8’は、たとえばフランジ結合によって上下一連に連結
される。
【0056】こうして上下方向に各階ごとのパイプスペ
ースPSが形成された後において、各住戸から延びる排
水枝管65’の排水主管6に対する連結が行われるが、
その際、各住戸の排水枝管65の上下位置を修正するこ
となく、上記管継手18の上下位置を調整することによ
り、この管継手18と排水枝管65’との連結作業を容
易に行える点は、前述した例と同様である。なお、この
場合、ハウジング40の壁に設けられる排水枝管通挿用
の穴は、上下方向に十分に余裕をもった穴としておく必
要がある。
【0057】もちろん、本願発明の範囲は、上述した実
施例に限定されるものではない。まず、本願発明は、パ
イプスペース内の排水主管に対する排水枝管の接続構造
に特徴づけられたものであるから、パイプスペース内に
配設されるべき他の構成要素は何ら限定されるものでは
ない。
【0058】また、図に示す実施例において管継手18
は、その上部連結部のみ排水主管の挿入量を調節できる
にしてあるが、下部連結部についても挿入量の調節を行
うようにしてももちろんよい。また、排水主管を水密状
に挿入連結する構造として、上部連結部については袋ナ
ットによって環状シールリングを締めつけるように構成
し、下部連結部についてはフランジ部材を押しつけるこ
とによってシールリングを締めつけるように構成してい
るが、管部材をそれより大径の管部材内に水密状に挿入
連結するための構造としては、他に種々の構造のものが
公知であり、そのいずれの構造を採用することもでき
る。
【0059】さらに、図に示す実施例において、上記管
継手18の管状主部19側面に、付加的な開口を設けて
いるが、この付加的な開口を設けるかどうかは選択的事
項である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す例の正面図である。
【図3】図1に示す例の横断面図である。
【図4】管継手の一例を示す一部断面側面図である。
【図5】図4に示す管継手の平面図である。
【図6】本願発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
PS パイプスペース PSU パイプスペースユニット 6 排水主管 7 給水主管 8 ガス主管 18 管継手 19 主部 20a 下部連結部 20b 上部連結部 65 排水枝管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管構造、この配管構造を用いたパイプスペー スユニット、これに用いる管継手、および建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管 方法

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階を有する建物の各階のパイプスペ
    ースが上下方向積層状に配置されており、各階のパイプ
    スペースを上下方向に貫通するように排水主管が配設さ
    れており、各パイプスペース内において上記排水主管に
    設けた枝分かれ部を介して枝分かれさせられた排水枝管
    が上記パイプスペースの側壁を貫通して各住戸に導入さ
    れる配管構造において、 上記枝分かれ部は、下部排水主管を挿入連結する下部連
    結部と、上部排水主管を挿入連結する上部連結部と、排
    水枝管を連結する枝分かれ連結部とを有する管継手によ
    って形成されており、 上記管継手における上記下部連結部と上記上部連結部の
    少なくとも一方は、所望の挿入長さをもって上記排水主
    管を連結できるように構成されていることを特徴とす
    る、建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配
    管構造。
  2. 【請求項2】 建物の各階層高さに相当する高さを有す
    るとともに側部が開放するボックス状のハウジングと、
    このハウジング内に上下方向に配設された排水主管要
    素、給水主管要素およびガス主管要素とを含んでおり、
    上記排水主管要素に設けた枝分かれ部を介して排水枝管
    が連結されるようになしたパイプスペースユニットにお
    いて、 上記枝分かれ部は、下部排水主管要素を挿入連結する下
    部連結部と、上部排水主管要素を挿入連結する上部連結
    部と、排水枝管を連結する枝分かれ連結部とを有する管
    継手によって形成されており、 上記管継手における上記下部連結部と上記上部連結部の
    少なくとも一方は、所望の挿入長さをもって上記排水主
    管を連結できるように構成されていることを特徴とす
    る、パイプスペースユニット。
  3. 【請求項3】 下部排水主管を挿入連結する下部連結部
    と、上部排水主管を挿入連結する上部連結部とが上下同
    一軸線をもつように形成されており、かつ排水枝管を挿
    入連結する枝分かれ連結部が側部に形成された管継手で
    あって、上記下部連結部と上記上部連結部の少なくとも
    一方は、少なくとも排水主管の内径と同等以上の寸法の
    調整範囲をもって上記排水主管を挿入できるようになっ
    ていることを特徴とする、請求項1の配管構造または請
    求項2のパイプスペースユニットにおける枝分かれ部形
    成用管継手。
  4. 【請求項4】 少なくとも1以上の補助的な枝分かれ連
    結部をさらに備えている、請求項3の管継手。
  5. 【請求項5】 複数階を有する建物の各階のパイプスペ
    ースを上下方向積層状に配置するとともに、各階のパイ
    プスペースを上下方向に貫通するように排水主管を配設
    し、各住戸ごとの排水枝管を上記パイプスペース内にお
    いて上記排水主管に連結する配管方法であって、 上記排水主管に、下部排水主管を挿入連結する下部連結
    部と、上部排水主管を挿入連結する上部連結部と、排水
    枝管を挿入連結する枝分かれ連結部とを有する管継手を
    上下方向位置調節可能に設ける一方、上記排水枝管と上
    記枝分かれ連結部との上下位置が一致するように上記管
    継手の上下位置を調節した上で、上記枝分かれ連結部と
    上記排水枝管とを連結することを特徴とする、パイプス
    ペース内の排水管の配管方法。
  6. 【請求項6】 上記管継手における上記下部連結部と上
    部連結部の少なくとも一方は、少なくとも排水主管の内
    径と同等以上の調整範囲をもって上記排水主管を挿入で
    きるようになっている、請求項5の配管方法。
  7. 【請求項7】 請求項2のパイプスペースユニットを建
    物矩体に組み込んでパイプスペースを形成するに際し、
    上記管継手における下部連結部または/および上部連結
    部に対する排水主管要素の挿入量を調節することによっ
    て上記管継手の上下位置を調節し、この管継手の枝分か
    れ連結部に各住戸につながる排水枝管を連結すること特
    徴とする、パイプスペース内の排水管の配管方法。
  8. 【請求項8】 上記パイプスペースユニットは、あらか
    じめ複数個を上下方向に連結した上で建物矩体に組込
    む、請求項7の配管方法。
JP6094594A 1994-03-30 1994-03-30 建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管構造、この配管構造を用いたパイプスペースユニット、これに用いる管継手、および建物のパイプスペースにおける排水管の枝分かれ配管方法 Pending JPH07268921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020176428A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 株式会社ブリヂストン 清掃口一体型管継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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