JPH0726881Y2 - 振動式整畦機 - Google Patents
振動式整畦機Info
- Publication number
- JPH0726881Y2 JPH0726881Y2 JP1985066001U JP6600185U JPH0726881Y2 JP H0726881 Y2 JPH0726881 Y2 JP H0726881Y2 JP 1985066001 U JP1985066001 U JP 1985066001U JP 6600185 U JP6600185 U JP 6600185U JP H0726881 Y2 JPH0726881 Y2 JP H0726881Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- plate
- pretreatment
- rectifying
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、振動整畦板のバイブレーション作用と押圧作
用とにより田んぼの畦を所定形状に整形する振動式整畦
機に係るものである。
用とにより田んぼの畦を所定形状に整形する振動式整畦
機に係るものである。
振動式整畦機において、振動整畦前に畦の表面の雑草や
古い土を削り取る前処理を行ったらその上に盛土した新
しい土に振動を与え乍ら締め固めるときお互いが新しい
土同志になってなじみ易く緻密に締め固められて所定形
状のくずれない丈夫な畦に仕上げることができるのでは
ないかと着眼し、更に従来の整畦機は、畦形状に合わせ
た整畦板を昇降させて畦に強く叩きつける動作を反復さ
せることにより盛土を叩き固めて整畦を行っているが、
その叩き動作の反動が機体に強く働くからそれだけ耐久
性がなくなり、故障も多いなどの欠点があることに着眼
し、この欠点を是正し且つ前記の着眼を活かした整畦機
にすることが技術的課題であった。
古い土を削り取る前処理を行ったらその上に盛土した新
しい土に振動を与え乍ら締め固めるときお互いが新しい
土同志になってなじみ易く緻密に締め固められて所定形
状のくずれない丈夫な畦に仕上げることができるのでは
ないかと着眼し、更に従来の整畦機は、畦形状に合わせ
た整畦板を昇降させて畦に強く叩きつける動作を反復さ
せることにより盛土を叩き固めて整畦を行っているが、
その叩き動作の反動が機体に強く働くからそれだけ耐久
性がなくなり、故障も多いなどの欠点があることに着眼
し、この欠点を是正し且つ前記の着眼を活かした整畦機
にすることが技術的課題であった。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
機体Ａの前進方向前側の畦側に畦２の上部と畦２の角部
を凹状に削土する畦削取刃13を進行方向と直交する面で
回転するように配設した前処理削土機構ｄを設け、機体
Ａの前進方向後側の畦側に畦上面と機体側の畦斜面を整
畦する水平板と斜側板を縦断面略 状に連設した振動整畦板５と，この振動整畦板５を畦２
に弾圧押動する保持機構６とより成る整畦機構ａを設
け、この整畦機構ａの振動整畦板５の上部にフレキシブ
ルシャフト８により動力を分取した起振動装置ｅを付設
し、前記前処理削土機構ｄと整畦機構ａとの間に畦２の
上面に盛土する土起こし機構ｂを機体Ａに設け、この土
起こし機構ｂへの動力伝達機構11より前記前処理削土機
構ｄの動力を分取するように構成したことを特徴とする
振動式整畦機に係るものである。
を凹状に削土する畦削取刃13を進行方向と直交する面で
回転するように配設した前処理削土機構ｄを設け、機体
Ａの前進方向後側の畦側に畦上面と機体側の畦斜面を整
畦する水平板と斜側板を縦断面略 状に連設した振動整畦板５と，この振動整畦板５を畦２
に弾圧押動する保持機構６とより成る整畦機構ａを設
け、この整畦機構ａの振動整畦板５の上部にフレキシブ
ルシャフト８により動力を分取した起振動装置ｅを付設
し、前記前処理削土機構ｄと整畦機構ａとの間に畦２の
上面に盛土する土起こし機構ｂを機体Ａに設け、この土
起こし機構ｂへの動力伝達機構11より前記前処理削土機
構ｄの動力を分取するように構成したことを特徴とする
振動式整畦機に係るものである。
トラクターｃで本機を牽引するタイプを採用した実施例
について説明すると、畦２に添って本機を走行させると
前処理削土機構ｄの進行方向と直交する面で回転する畦
削取刃13によって畦２の上部と畦２の角部を凹状に削り
取り、土起こし機構ｂによって畦側面若しくは畦基部の
田んぼ３の土を掘り起こし、この掘土を凹状に削土して
新しい露出凹面を形成した畦２の表面に盛土し、この盛
土上に整畦機構ａの振動整畦板５を保持機構６により弾
圧状態で強く押し付け乍らバイブレーションを与えて新
しい畦面に新しい盛土を緻密に押し締め固め、所定形状
の畦２に整畦し、この整畦作業をトラクターｃの走行に
より連続的に行うものである。
について説明すると、畦２に添って本機を走行させると
前処理削土機構ｄの進行方向と直交する面で回転する畦
削取刃13によって畦２の上部と畦２の角部を凹状に削り
取り、土起こし機構ｂによって畦側面若しくは畦基部の
田んぼ３の土を掘り起こし、この掘土を凹状に削土して
新しい露出凹面を形成した畦２の表面に盛土し、この盛
土上に整畦機構ａの振動整畦板５を保持機構６により弾
圧状態で強く押し付け乍らバイブレーションを与えて新
しい畦面に新しい盛土を緻密に押し締め固め、所定形状
の畦２に整畦し、この整畦作業をトラクターｃの走行に
より連続的に行うものである。
この際、起振動装置ｅにはフレキシブルシャフト８を介
して動力伝達を行うから機体Ａ側に整畦振動が伝わらな
い。また、前処理削土機構ｄには土起こし機構ｂへの動
力伝達機構11より動力を分取する。
して動力伝達を行うから機体Ａ側に整畦振動が伝わらな
い。また、前処理削土機構ｄには土起こし機構ｂへの動
力伝達機構11より動力を分取する。
図面は好適な実施例を示すもので、機体Ａの前進方向前
側の畦側に畦２の上部と畦２の角部を凹状に削土する畦
削取刃13を進行方向と直交する面で回転するように配設
した前処理削土機構ｄを設け、機体Ａの前進方向後側の
畦側に畦上面と機体側の畦斜面を整畦する水平板と斜側
板を縦断面略 状に連設した振動整畦板５と，この振動整畦板５を畦２
に弾圧押動する保持機構６とより成る整畦機構ａを設
け、この整畦機構ａの振動整畦板５の上部にフレキシブ
ルシャフト８により動力を分取した起振動装置ｅを付設
し、前記前処理削土機構ｄと整畦機構ａとの間に畦２の
上面に盛土する土起こし機構ｂを機体Ａに設け、この土
起こし機構ｂへの動力伝達機構11より前記前処理削土機
構ｄの動力を分取するように構成する。
側の畦側に畦２の上部と畦２の角部を凹状に削土する畦
削取刃13を進行方向と直交する面で回転するように配設
した前処理削土機構ｄを設け、機体Ａの前進方向後側の
畦側に畦上面と機体側の畦斜面を整畦する水平板と斜側
板を縦断面略 状に連設した振動整畦板５と，この振動整畦板５を畦２
に弾圧押動する保持機構６とより成る整畦機構ａを設
け、この整畦機構ａの振動整畦板５の上部にフレキシブ
ルシャフト８により動力を分取した起振動装置ｅを付設
し、前記前処理削土機構ｄと整畦機構ａとの間に畦２の
上面に盛土する土起こし機構ｂを機体Ａに設け、この土
起こし機構ｂへの動力伝達機構11より前記前処理削土機
構ｄの動力を分取するように構成する。
図面において、機体Ａは、機枠１の上方周囲をカバーケ
ース４で被覆した場合を図示している。
ース４で被覆した場合を図示している。
前処理削土機構ｄは、機体Ａの前側畦側に２本の回転軸
12を前後方向に併設し、この回転軸12に畦削取刃13を突
設して畦２上部と畦角部とを凹状に削土するように構成
した場合を図示し、この回転軸12の動力は前記土起こし
機構ｂの動力伝達機構11より分取する場合を図示してい
る。
12を前後方向に併設し、この回転軸12に畦削取刃13を突
設して畦２上部と畦角部とを凹状に削土するように構成
した場合を図示し、この回転軸12の動力は前記土起こし
機構ｂの動力伝達機構11より分取する場合を図示してい
る。
土起こし機構ｂは、回転筒９の外周に土掘起こし刃杆10
を放射状に設けた場合を図示し、この土起こし機構ｂの
動力は駆動機構ｆより動力伝達装置11を介して分取する
場合を図示しているが、トラクターｃより分取しても良
い。
を放射状に設けた場合を図示し、この土起こし機構ｂの
動力は駆動機構ｆより動力伝達装置11を介して分取する
場合を図示しているが、トラクターｃより分取しても良
い。
整畦機構ａは、畦２の上面と片側斜面が同時に整畦され
る畦形状に合わせた水平板と斜側板を一体的に連設した
縦断面 状の振動整畦板５を採用し、この振動整畦板５の前後２
箇所に下端部を枢着した吊杆の上部を機枠１の上部に止
着し、スプリング７を配設した保持機構６により振動整
畦板５を常に下方に強く弾圧状態で押圧するように吊下
した場合を図示している。
る畦形状に合わせた水平板と斜側板を一体的に連設した
縦断面 状の振動整畦板５を採用し、この振動整畦板５の前後２
箇所に下端部を枢着した吊杆の上部を機枠１の上部に止
着し、スプリング７を配設した保持機構６により振動整
畦板５を常に下方に強く弾圧状態で押圧するように吊下
した場合を図示している。
起振動機構ｅは、偏心盤を高速回転させて振動圧を振動
整畦板５に伝え、この振動整畦板５を畦２の上部の盛土
に押し当てて、土を締固める方式を採用した場合を図示
している。
整畦板５に伝え、この振動整畦板５を畦２の上部の盛土
に押し当てて、土を締固める方式を採用した場合を図示
している。
この振動機構ｅの動力は土起こし機構ｂの動力伝達機構
11よりフレキシブルシャフト８を介して分取する。
11よりフレキシブルシャフト８を介して分取する。
本機はトラクターｃで牽引する場合を図示しているが、
他の走行車でも良い。トラクターｃへの本機の連結は機
体Ａを油圧アーム14,支持杆15,吊上杆16,連結杆17とよ
りなる支持連結機構18を介して略水平に且つ昇降自在に
トラクターｃの後部に連結した場合を図示している。
他の走行車でも良い。トラクターｃへの本機の連結は機
体Ａを油圧アーム14,支持杆15,吊上杆16,連結杆17とよ
りなる支持連結機構18を介して略水平に且つ昇降自在に
トラクターｃの後部に連結した場合を図示している。
図中19は案内輪,20は本機の直進をはかる抵抗輪,21は土
飛散カバー,22はフレキシブルシャフト,23は支持杆,24
はスプリング,25は受金具,26はナットである。
飛散カバー,22はフレキシブルシャフト,23は支持杆,24
はスプリング,25は受金具,26はナットである。
本考案は、上述の様に構成したから本機を畦に添って前
進せしめ、前処理削土機構で畦の上部と畦の角部とを凹
状に削土し、この新しい凹状の露出面に土起こし機構で
新しい掘土を盛土し、この盛土を起振動機構を付設した
外側を解放した天井板と斜側板とを縦断面略 状に連設した振動整畦板とこの振動板整畦板を畦面に押
し当てる保持機構により、盛土を強く弾圧状態で押しつ
け乍らバイブレーションを与えて新しい凹状の露出面と
そこに盛られた新しい盛土を緻密に押し締め固めて整畦
して行くもので、過剰な盛土は振動整畦板の水平板の外
側開放端より押し出し乍ら従来の叩き動作で盛土を叩き
固める整畦機よりも静かに能率的に而かもきれいな畦面
に仕上げる上、機体の振動も叩き式整畦機に比して小さ
く耐久的に使用し得る振動式整畦機となる。
進せしめ、前処理削土機構で畦の上部と畦の角部とを凹
状に削土し、この新しい凹状の露出面に土起こし機構で
新しい掘土を盛土し、この盛土を起振動機構を付設した
外側を解放した天井板と斜側板とを縦断面略 状に連設した振動整畦板とこの振動板整畦板を畦面に押
し当てる保持機構により、盛土を強く弾圧状態で押しつ
け乍らバイブレーションを与えて新しい凹状の露出面と
そこに盛られた新しい盛土を緻密に押し締め固めて整畦
して行くもので、過剰な盛土は振動整畦板の水平板の外
側開放端より押し出し乍ら従来の叩き動作で盛土を叩き
固める整畦機よりも静かに能率的に而かもきれいな畦面
に仕上げる上、機体の振動も叩き式整畦機に比して小さ
く耐久的に使用し得る振動式整畦機となる。
更に、振動機構にはフレキシブルシャフトを介して動力
伝達するから振動整畦板の振動が機体側に伝達しないか
ら一層耐久的な振動式整畦機となる。
伝達するから振動整畦板の振動が機体側に伝達しないか
ら一層耐久的な振動式整畦機となる。
第１図は本装置の斜面図、第２図はその一部を切欠ける
平面図、第３図は畦前処理機構の正断面図である。 Ａ……機体、ａ……整畦機構、ｂ……土起こし機構、ｄ
……前処理削土機構、ｅ……起振動装置、２……畦、５
……振動整畦板、６……保持機構、８……フレキシブル
シャフト、11……動力伝達機構、13……畦削取刃。
平面図、第３図は畦前処理機構の正断面図である。 Ａ……機体、ａ……整畦機構、ｂ……土起こし機構、ｄ
……前処理削土機構、ｅ……起振動装置、２……畦、５
……振動整畦板、６……保持機構、８……フレキシブル
シャフト、11……動力伝達機構、13……畦削取刃。
Claims (1)
- 【請求項１】機体Ａの前進方向前側の畦側に畦２の上部
と畦２の角部を凹状に削土する畦削取刃13を進行方向と
直交する面で回転するように配設した前処理削土機構ｄ
を設け、機体Ａの前進方向後側の畦側に畦上面と機体側
の畦斜面を整畦する水平板と斜側板を縦断面略 状に連設した振動整畦板５と、この振動整畦板５を畦２
に弾圧押動する保持機構６とより成る整畦機構ａを設
け、この整畦機構ａの振動整畦板５の上部にフレキシブ
ルシャフト８により動力を分取した起振動装置ｅを付設
し、前記前処理削土機構ｄと整畦機構ａとの間に畦２の
上面に盛土する土起こし機構ｂを機体Ａに設け、この土
起こし機構ｂへの動力伝達機構11より前記前処理削土機
構ｄの動力を分取するように構成したことを特徴とする
振動式整畦機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985066001U JPH0726881Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 振動式整畦機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985066001U JPH0726881Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 振動式整畦機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61182204U JPS61182204U (ja) | 1986-11-13 |
| JPH0726881Y2 true JPH0726881Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=30598497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985066001U Expired - Lifetime JPH0726881Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 振動式整畦機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726881Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009011273A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 畦塗り機 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5991867B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-09-14 | 小橋工業株式会社 | 畦塗り機 |
| JP5991868B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-09-14 | 小橋工業株式会社 | 畦塗り機 |
| JP6009052B2 (ja) * | 2015-09-14 | 2016-10-19 | 小橋工業株式会社 | 畦塗り機 |
| JP7161761B2 (ja) * | 2019-01-15 | 2022-10-27 | 小橋工業株式会社 | 畦塗り機 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5419212U (ja) * | 1977-07-11 | 1979-02-07 | ||
| JPS6037905A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-27 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 整畦装置 |
| JPS6098903A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-06-01 | 皆川 功 | 整畦装置 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP1985066001U patent/JPH0726881Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009011273A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 畦塗り機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61182204U (ja) | 1986-11-13 |
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