JPH09308302A - 整畦機 - Google Patents

整畦機

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JPH09308302A
JPH09308302A JP12452296A JP12452296A JPH09308302A JP H09308302 A JPH09308302 A JP H09308302A JP 12452296 A JP12452296 A JP 12452296A JP 12452296 A JP12452296 A JP 12452296A JP H09308302 A JPH09308302 A JP H09308302A
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Isao Minagawa
功 皆川
Takeshi Iioka
毅 飯岡
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Fuji Trailer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整畦体により締圧整畦された後の畦を回転整
畦体により更に締圧することができ、それだけ堅牢な畦
を得ることができると共に畦表面の仕上がり状態も良化
することができる。 【解決手段】 走行機体1に連結機構2により機枠3を
連結し、機枠に畦上に土を盛り上げる盛土機構4を設
け、盛土機構の上方にカバー部材10を設け、盛土機構
の進行方向後方位置に整畦体12を設け、整畦体を整畦
動作させる整畦機構13を配設し、整畦体の進行方向後
方位置に回転整畦体25を配設し、回転整畦体を強制回
転させる回転機構28を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば畦の造成作業
や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の整畦機としては、特開昭5
1−141212号公報、実公昭51−47785号公
報、実開昭53−102411号公報、実開昭53−2
0316号公報、特開昭51−100409号公報、実
開昭60−119209号公報、実開昭61−1759
05号公報、特開昭61−47103号公報、特開昭6
1−212202号公報、実開昭62−1507号公
報、実開昭61−158105号公報、実開平3−79
605号公報、実開平5−60207号公報に示す構造
のものが知られている。
【0003】これらの従来構造にあっては、走行機体と
してのトラクタに連結機構により機枠を上下動可能に連
結し、機枠に盛土機構としての旧畦上に土を跳ね上げる
回転ロータをその回転軸線を畦造成方向と平行又は交差
する方向に設け、機枠に回転ロータの上方及び畦の上方
にカバー部材を設け、回転ロータの進行方向後方位置に
畦の上面及び畦の一方側面に合わせた形状の整畦体を設
け、かつ該走行機体の動力取出軸を駆動源として整畦体
を往復畦叩動作させるクランク式又は油圧式の畦叩機構
を設け、走行機体を旧畦に沿って走行させ、回転ロータ
で圃場中の泥土を旧畦上に盛り上げ、この盛土を整畦体
の畦叩き動作により叩き付けるようにして構成したもの
である。
【0004】又、他のこの種の整畦機としては特公平6
−20361号公報に示す如く、走行機体としてのトラ
クタに機枠を連結し、機枠に旧畦上に土を盛り上げる回
転ロータを設け、回転ロータの上方にカバー部材を設
け、回転ロータの進行方向後方位置に畦を圧締可能な整
畦体を設け、整畦体を振動々作させる振動機構を設けて
構成したものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、前者にあっては、整畦体は畦上面を叩締め
整畦可能な平坦面をもつ上面叩き整畦板部分と上面叩き
整畦板部分の機枠側側面に一体に形成されて畦一方側面
を叩締め整畦可能な平坦面をもつ側叩き整畦板部分とか
らなり、これら上面叩き整畦板部分及び側叩き整畦板部
分の平坦面は畦上面及び畦一方側面に適合する略ヘ形状
に一体に形成されて、整畦体の畦叩き整畦動作により各
平坦面の全面をもって畦を叩き締め整畦する構造となっ
ており、叩き整畦動作の際に土質条件等によっては、整
畦体が畦土を叩いて畦内に沈下したり泥土の付着が生ず
ることがあり、このため、全体に亙って堅牢な畦を得る
ことができないことがあると共に畦表面の仕上がり状態
が悪くなり、従って、良好な整畦作業を行い得ないこと
があり、又、後者にあっても、整畦体は畦上面を圧締可
能な平坦面をもつ上面締め板部分と上面締め板部分の機
枠側側面に一体に形成されて畦一方側面を圧締可能な平
坦面をもつ側締め板部分とからなり、これら上面締め板
部分及び側締め板部分の平坦面は畦上面及び畦一方側面
に適合する略ヘ形状に一体に形成されて、整畦体の振動
動作により各平坦面の全面をもって畦を締める構造とな
っており、この畦締め動作の際に土質条件等によって
は、前者の構造と同様に全体に亙って堅牢な畦を得るこ
とができないことがあると共に畦表面の仕上がり状態が
悪くなり、従って、良好な整畦作業を行い得ないことが
あるという不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、本発明のうち
で、請求項1記載の発明は、走行機体に連結機構により
機枠を連結し、該機枠に畦上に土を盛り上げる盛土機構
を設け、該盛土機構の上方にカバー部材を設け、該盛土
機構の進行方向後方位置に整畦体を設け、該整畦体を整
畦動作させる整畦機構を配設し、該整畦体の進行方向後
方位置に回転整畦体を配設し、該回転整畦体を強制回転
させる回転機構を設けてなることを特徴とする整畦機に
ある。
【0007】又、請求項2記載の発明は、上記盛土機構
の進行方向前方位置に旧畦の上面部分を削土可能な削土
機構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請
求項3記載の発明は、上記整畦機構として整畦体を畦叩
き動作させる畦叩機構を設けてなることを特徴とするも
のであり、又、請求項4記載の発明は、上記整畦機構と
して整畦体を振動動作させる振動機構を設けてなること
を特徴とするものである。
【0008】又、請求項5記載の発明は、上記回転整畦
体は、畦上面を整畦可能な略円筒状外周面をもつ円筒状
部分と該円筒状部分の機枠側側面に一体に形成されて畦
一方側面を整畦可能な略円錐状外周面をもつ傘状部分と
からなる回転ロール状に形成してなることを特徴とする
ものであり、又、請求項6記載の発明は、上記回転整畦
体を畦上面を整畦可能な略円筒状外周面をもつ回転ロー
ル状の円筒状部分と、該円筒状部分とは別体に形成され
て畦一方側面を整畦可能な略円錐状外周面をもつ回転ロ
ール状の傘状部分とにより形成すると共に上記回転機構
を該円筒状部分と傘状部分とを各別に回転させる構造に
形成してなることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図12は本発明の実施の
形態例を示し、図1乃至図7は第一形態例、図8乃至図
12は第二形態例である。
【0010】図1乃至図7の第一形態例において、1は
走行機体、この場合トラクタであって、走行機体1の後
部に三点リンク式の連結機構2により機枠3を上下動可
能に連結している。
【0011】4は盛土機構であって、この場合回転ロー
タ5からなり、この回転ロータ5はロータ胴5aの外周
に複数個の掻上刃5bを突設すると共にロータ胴5aに
取付軸5cを突設してなり、上記機枠3に回転ロータ5
をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回転自在に取
付け、機枠3に走行機体1に設けられた動力取出軸6に
より回転する主軸7を軸受し、回転ロータ5を主軸7よ
り変向用ギヤ列8及びチェーン機構9を介して回転さ
せ、回転ロータ5により畦際の圃場面Mの土を削出して
旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げるように構成してい
る。
【0012】10はカバー部材であって、この場合上記
機枠3に取り付けられ、上記回転ロータ5の上方及び畦
Wの上方を覆う形状に形成され、カバー部材10の畦側
に畦上面W1に倣って上下動作する側部カバー部材11
を設けている。
【0013】12は整畦体、13は整畦機構であって、
この場合整畦体12は畦上面W1及び畦一方側面W2に合
うヘ形状に形成され、又、整畦機構13として畦叩機構
14が採用されている。
【0014】この畦叩機構14は、機枠3に設けたカバ
ー部材10の後面に支持部材15を突設し、支持部材1
5に筒部材16を斜設し、機枠3に歯車箱17を突設
し、筒部材16の上部に駆動軸18を横設し、駆動軸1
8を上記主軸7により自在継手19を介して回転させる
ように設け、筒部材16に押動ロッド20を進退自在に
設け、駆動軸18の端部にクランク板21を取付け、ク
ランク板21にその中心より所定量偏心した半径上に連
結ロッド22の上端部を連結ピン23により枢着すると
共にその下端部を押動ロッド20の下部に連結ピン24
により枢着し、押動ロッド20の下部に整畦体12を取
付けて構成している。
【0015】25は回転整畦体であって、この場合畦上
面W1を叩締め整畦可能な略円筒状外周面26aをもつ
円筒状部分26と、この円筒状部分25の機枠3側側面
に一体に形成されて畦一方側面W2を叩締め整畦可能な
機枠3側に向けて次第に拡径する略円錐状外周面27a
をもつ傘状部分27とからなり、この回転整畦体25の
左右両側面にロール軸25aを突設し、全体として、畦
の造成方向に対して交差する方向の回転軸線Rを中心に
転動自在な回転ロール状に形成されている。
【0016】28は回転機構であって、この場合上記支
持部材15に回転軸29を横設し、回転軸29を上記主
軸7により自在継手30を介して回転させるように設
け、回転軸29に回転整畦体25のロール軸25aを連
結し、回転整畦体25を回転軸線Rを中心として図中矢
印方向に強制回転させるように構成している。
【0017】31は削土機構であって、この場合カバー
部材10の進行方向前面にピン32により保持アーム3
3を上下揺動自在に枢着し、保持アーム33を弾圧用バ
ネ34aにより下方に弾圧可能な弾圧機構34を設け、
保持アーム33の先端部に削土ロータ35を回転自在に
取付け、削土ロータ35は回転軸35aをもつ回転板3
5bに三個の削土刃35cを取り付けてなり、保持アー
ム33に削土ロータ35の上方を覆うカバー36を取付
け、保持アーム33に走行機体1に設けられた油圧源に
より駆動される油圧モータ37を取付け、油圧モータ3
7の主軸と削土ロータ35の回転軸35aとを連結し、
上記盛土機構4の回転ロータ5の進行方向前方位置の旧
畦の上面部分を削土刃35cにより回転削土するように
構成したものである。
【0018】38は反力受体であって、上記支持部材1
5に上下調節自在に取り付けられ、圃場内に穿入進行可
能な薄円盤状に形成されている。
【0019】39安定部材であって、上記機枠3の側部
に上下調節自在に取り付けられ、圃場面に接触して機枠
3の安定走行を可能にする。
【0020】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、走行機体1を旧畦に沿って走行しつつ動力取出軸6
を回転すると一方では盛土機構4としての回転ロータ5
が畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて盛り上
げ、カバー部材10及び側部カバー部材11は回転ロー
タ5の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上げ
られた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方では
整畦機構13の駆動により整畦体12は整畦動作し、
又、他方では、回転整畦体25が回転機構28により回
転軸線Rを中心として横回り回転して畦面を転動しつつ
進行し、整畦体12により締圧整畦された後の畦を回転
整畦体25により更に締圧することができ、それだけ堅
牢な畦を得ることができると共に畦表面の仕上がり状態
も良化し、良好な整畦作業を行い得ることができる。
【0021】又、この場合、盛土機構4の進行方向前方
位置に旧畦の上面部分及び上側側面部分を削土可能な削
土機構31を設けているので、削土機構31により旧畦
の上面部分及び上側側面部分を整畦前において予め削土
でき、この削土された畦面上に盛土機構4により盛土
し、この盛土を整畦体12により整畦すると共に回転整
畦体25により整畦することになるから、旧畦土と盛土
との結着性を高めることができ、それだけ強固な畦を得
ることができ、又、この場合整畦機構13として、畦叩
機構14を用いているので、畦叩機構14の駆動により
整畦体12は往復叩き動作し、整畦体12はヘ形状に形
成されているので、旧畦の上面W1及び一方側面W2は同
時に叩かれて締圧整畦され、叩かれて締められた畦Wを
回転整畦体25により締圧整畦するので、それだけ堅牢
な畦を得ることができる。
【0022】又、この場合、回転整畦体25は、畦上面
1を整畦可能な略円筒状外周面26aをもつ円筒状部
分26と、この円筒状部分26の機枠3側側面に一体に
形成されて畦一方側面W2を整畦可能な略円錐状外周面
27aをもつ傘状部分27とからなり、畦Wの造成方向
に対して直交する方向の回転軸線Rを中心に転動自在な
回転ロール状に形成されているから、回転整畦体25は
回転軸線Rを中心として畦面を転動しつつ進行し、畦上
面W1及び畦一方側面W2に接触して整畦することにな
り、それだけ回転整畦体25により畦上面W1及び畦一
方側面W2を同時に締圧整畦することができ、畦角部が
一層堅牢な畦を得ることができる。
【0023】図8乃至図12の第二形態例は、整畦機構
13として、振動機構40を採用したものであり、この
振動機構40は、この場合機枠3に取り付けられたカバ
ー部材10の後面に支持部材41を取付け、支持部材4
1に上下一対のガイドロール42により押動部材43上
下動自在に斜設し、かつ支持部材41に押動部材43を
跨ぐ形状の固定部材44を取付け、固定部材44に押動
部材43に形成された選択穴45に嵌挿される固定調節
ピン46を取付け、固定調節ピン46を適宜位置の選択
穴45に嵌挿することにより押動部材43の上下位置を
調節固定し、押動部材43の下部に取付板47を取付
け、取付板47に円筒コイルバネ状の四個の吊下用バネ
48の上方端部を固定し、吊下用バネ48の下方端部に
支持枠49を取付け、支持枠49内に二個の回転軸50
を回転自在に横設し、各回転軸50に半月ブロック状の
偏心重錘51を取付けると共にプーリ52・52を固定
し、このプーリー52・52間にベルト53を掛回し、
一方の回転軸50に走行機体1の油圧源により駆動され
る油圧モータ54を連結し、支持枠49にヘ形状の整畦
体12を取付け、油圧モータ54を走行機体1の動力源
を駆動源とする油圧ポンプ55により駆動し、油圧モー
タ54により一方の回転軸50を回転させると共にベル
ト53を介して他方の回転軸50を回転させ、両回転軸
50の回転により偏心重錘51の不つり合い回転作用
で、吊下用バネ48の吊下作用に相俟って整畦体12を
振動々作させるように構成している。
【0024】この実施の第二形態例は上記構成であるか
ら、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができ
ると共に、整畦機構13として、振動機構40を用いて
いるので、旧畦上に盛り上げられた土は走行機体1の動
力取出軸6を駆動源とする振動機構40により振動する
整畦体12の振動動作によって圧締され、整畦体12は
ヘ形状に形成されているので、旧畦の上面W1及び一方
側面W2は同時に振動により締圧整畦され、振動により
締められた畦Wを回転整畦体25により締圧整畦するの
で、畦の土条件によっては、堅牢な畦を得ることができ
る。
【0025】また、この場合振動機構40は不つり合い
回転する偏心重錘51により構成されているから、簡素
化を図ることができると共に偏心重錘51の回転数の可
変が容易であるので、整畦体12の振動動作を畦土の条
件や作業条件に適確に対応することができる。
【0026】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、図示省略したが、上記回転整畦体25
を、畦上面を整畦可能な略円筒状外周面26aをもつ回
転ロール状の円筒状部分26と、円筒状部分26とは別
体に形成されて畦一方側面W2を整畦可能な略円錐状外
周面27aをもつ回転ロール状の傘状部分27とにより
形成し、回転機構28を円筒状部分26と傘状部分27
とを各別に回転させる構造に形成することもでき、この
別体構造により円筒状部分26と傘状部分27の配置の
融通性が高まると共に各々別異の回転数で回転させるこ
とができる。
【0027】又、例えば盛土機構4として、畦造成方向
に対して交差する方向の回転軸線をもつ回転ロータを採
用することもでき、又、さらに上記実施の形態例では一
個の整畦体12となっているが、この整畦体12の進行
方向後方位置に、整畦体12と同様な構造の整畦体を配
置し、その後方位置に回転整畦体25を配置することも
でき、また畦叩機構14の構造として、油圧機構を用い
た構造を採用することもできると共に振動機構15の構
造として、油圧バイブレータ等の油圧機構を用いて畦を
締める構造、また、例えば整畦体12をバネ部材たとえ
ば機枠に設けた板バネ部材に取付けて整畦体12を振動
可能にすることもある。
【0028】また上記実施の形態例では、削土機構31
の削土ロータ35を油圧モータにより回転させるように
しているが、走行機体1の主軸7から機械的な伝導機構
を介して回転させることもでき、またこれとは逆に回転
ロータ5を油圧モータにより回転させる構造を採用する
こともある。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、走行機体を旧畦に沿って走行すると一方
では盛土機構が畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に盛り
上げ、カバー部材は泥土飛散を防止し、泥土は外方飛散
を防がれて自重落下し、他方では整畦機構の駆動により
整畦体は整畦動作し、又、他方では、回転整畦体が回転
機構により回転して畦面を転動しつつ進行し、整畦体に
より締圧整畦された後の畦を回転整畦体により更に締圧
することができ、それだけ堅牢な畦を得ることができる
と共に畦表面の仕上がり状態も良化し、良好な整畦作業
を行い得ることができる。
【0030】又、請求項2記載の発明にあっては、盛土
機構の進行方向前方位置に旧畦の上面部分を削土可能な
削土機構を設けているので、削土機構により旧畦の上面
部分を整畦前において予め削土でき、この削土された畦
面上に盛土機構により盛土し、この盛土を整畦体により
整畦すると共に回転整畦体により整畦することになるか
ら、旧畦土と盛土との結着性を高めることができ、それ
だけ強固な畦を得ることができ、又、請求項3記載の発
明にあっては、整畦機構として、畦叩機構を用いている
ので、畦叩機構の駆動により整畦体は往復叩き動作し、
叩かれて締められた畦を回転整畦体25により締圧整畦
するので、それだけ堅牢な畦を得ることができる。
【0031】又、請求項4記載の発明にあっては、整畦
機構として、振動機構を用いているので、旧畦上に盛り
上げられた土は振動機構により振動する整畦体の振動動
作によって圧締され、振動により締められた畦を回転整
畦体により締圧整畦するので、畦の土条件によっては、
堅牢な畦を得ることができ、又、請求項5記載の発明に
あっては、回転整畦体は、畦上面を整畦可能な略円筒状
外周面をもつ円筒状部分と、この円筒状部分の機枠側側
面に一体に形成されて畦一方側面を整畦可能な略円錐状
外周面をもつ傘状部分とからなる回転ロール状に形成さ
れているから、回転整畦体の円筒状部分と傘状部分とが
畦上面及び畦一方側面に同時に接触して整畦することが
でき、それだけ畦角部が一層堅牢な畦を得ることがで
き、又、請求項6記載の発明にあっては、回転整畦体
を、畦上面を整畦可能な略円筒状外周面をもつ回転ロー
ル状の円筒状部分と、円筒状部分とは別体に形成されて
畦一方側面を整畦可能な略円錐状外周面をもつ回転ロー
ル状の傘状部分とにより形成し、回転機構を円筒状部分
と傘状部分とを各別に回転させる構造に形成しているの
で、この別体構造により円筒状部分と傘状部分の配置の
融通性が高まると共に各々別異の回転数で回転させるこ
とができ、それだけ良好な締圧整畦を行うことができ
る。
【0032】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例の全体側面図であ
る。
【図2】本発明の実施の第一形態例の全体平断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の第一形態例の側面図である。
【図4】本発明の実施の第一形態例の側断面図である。
【図5】本発明の実施の第一形態例の後面図である。
【図6】本発明の実施の第一形態例の縦断面図である。
【図7】本発明の実施の第一形態例の前面図である。
【図8】本発明の実施の第二形態例の全体側面図であ
る。
【図9】本発明の実施の第二形態例の全体平断面図であ
る。
【図10】本発明の実施の第二形態例の側断面図であ
る。
【図11】本発明の実施の第二形態例の後面図である。
【図12】本発明の実施の第二形態例の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
W 畦 W1 畦上面 W2 畦一方側面 1 走行機体 2 連結機構 3 機枠 4 盛土機構 12 整畦体 13 整畦機構 14 畦叩機構 25 回転整畦体 26 円筒状部分 26a 略円筒状外周面 27 傘状部分 27a 略円錐状外周面 28 回転機構 31 削土機構 40 振動機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に連結機構により機枠を連結
    し、該機枠に畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該
    盛土機構の上方にカバー部材を設け、該盛土機構の進行
    方向後方位置に整畦体を設け、該整畦体を整畦動作させ
    る整畦機構を配設し、該整畦体の進行方向後方位置に回
    転整畦体を配設し、該回転整畦体を強制回転させる回転
    機構を設けてなることを特徴とする整畦機。
  2. 【請求項2】 上記盛土機構の進行方向前方位置に旧畦
    の上面部分を削土可能な削土機構を設けてなることを特
    徴とする請求項1記載の整畦機。
  3. 【請求項3】 上記整畦機構として整畦体を畦叩き動作
    させる畦叩機構を設けてなることを特徴とする請求項1
    又は2記載の整畦機。
  4. 【請求項4】 上記整畦機構として整畦体を振動動作さ
    せる振動機構を設けてなることを特徴とする請求項1又
    は2記載の整畦機。
  5. 【請求項5】 上記回転整畦体は、畦上面を整畦可能な
    略円筒状外周面をもつ円筒状部分と該円筒状部分の機枠
    側側面に一体に形成されて畦一方側面を整畦可能な略円
    錐状外周面をもつ傘状部分とからなる回転ロール状に形
    成してなることを特徴とする請求項1乃至4記載の整畦
    機。
  6. 【請求項6】 上記回転整畦体を畦上面を整畦可能な略
    円筒状外周面をもつ回転ロール状の円筒状部分と、該円
    筒状部分とは別体に形成されて畦一方側面を整畦可能な
    略円錐状外周面をもつ回転ロール状の傘状部分とにより
    形成すると共に上記回転機構を該円筒状部分と傘状部分
    とを各別に回転させる構造に形成してなることを特徴と
    する請求項1乃至4記載の整畦機。
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