JPH0726857Y2 - フレキシブルプリントサーキット - Google Patents

フレキシブルプリントサーキット

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JPH0726857Y2
JPH0726857Y2 JP1990404748U JP40474890U JPH0726857Y2 JP H0726857 Y2 JPH0726857 Y2 JP H0726857Y2 JP 1990404748 U JP1990404748 U JP 1990404748U JP 40474890 U JP40474890 U JP 40474890U JP H0726857 Y2 JPH0726857 Y2 JP H0726857Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
substrate
reinforcing plate
flexible printed
fpc
printed circuit
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990404748U
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English (en)
Other versions
JPH0492669U (ja
Inventor
辰也 川越
泰弘 植木
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はフレキシブルプリント
サーキットに関する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブルプリントサーキット(以
下、FPCと略記する)は、周知のように、可撓性を有
するフィルム等の基板に銅箔等の回路要素を設けて構成
され、各種の電気機器に多用されている。このようなF
PCは可撓性という特性から運動する部材に設けられる
回路の接続に有用であり、磁気ディスク装置あるいは光
ディスク装置等の電気機器にあっては、アームの先端に
設けられたヘッドと本体側の記録再生回路との接続等に
FPCを使用している。
【0003】そして、このようなFPCはその撓みやす
さが基板の厚さと密接に関連するため、上述のようなデ
ィスク装置に用いられるFPCは基板を薄肉化してアー
ムの駆動系の負荷を小さくすることが行なわれている。
ところが、基板を薄肉化したFPCは、その強度も小さ
くなるため外力に対して破断しやすく、また、剛性も全
体的に低下するため電子部品を取り付ける部分も撓みや
すくなるという不具合があった。
【0004】 そこで、近年では、基板の電子部品が取
り付けられる部分に補強板を積層して固着したFPCが
提案され、撓み易さを損うことなく強度の改善と剛性の
向上とが図られる。そして、このようなFPCは、通
常、ポリイミド等の合成樹脂からなる大きなシート状部
材の一面に個々のFPCの銅箔等の回路素子をフォトエ
ッチング等で多数形成し、また、シート状部材の他面に
補強板を積層して形成し、後に、個々のFPCに分断す
ることで製造する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たFPCにあっては、基板の補強板に裁断で鋭い角部が
形成されるため、製造工程等において取り扱う上で基板
には補強板の角部と対応する位置に外力による応力集中
的現象が生じやすく、また、薄肉の基板に補強板を設け
るため、基板および補強板の全体としての断面積が補強
板の縁部で大きく変化して応力集中的現象を発生しやす
く、破断を招く原因になるという問題がある。
【0006】さらに、上述のようなFPCにあっては、
基板は補強板を設けられた部分の剛性が大きくなるた
め、基板を補強板の部分で折り曲げた際に基板には補強
板の縁部の位置に大きな応力が発生し、この応力が破断
の原因になるという問題もあった。
【0007】この考案は、上記問題に鑑みてなされたも
のであり、曲げ強度が大きいFPCを提供し、その破断
を防ぐことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の考案は、折り曲げ可能な基板の少なくとも一
面に回路要素が取り付けられ、基板あるいは回路要素を
少なくとも一部分覆うカバーレイに補強板が設けられる
フレキシブルプリントサーキットにおいて、前記補強板
を縁部が前記基板の縁部と略一致するように設けるとと
もに、この補強板の縁部を面積がなだらかに変化するよ
うに成形した。
【0009】また、第2の考案は、折り曲げ可能な基板
の少なくとも一面に回路要素が取り付けられ、基板ある
いは回路要素を少なくとも一部分覆うカバーレイに折り
曲げ部分に対応した位置で補強板が設けられるフレキシ
ブルプリントサーキットにおいて、前記補強板の折り曲
げ部分に曲げ剛性が小さい低剛性部を形成した。
【0010】
【作用】第1の考案のFPCは、補強板の縁部を面積が
なだらかに変化するように成形するため、基板と補強板
の全体としての断面積の変化もなだらかとなり、応力集
中的現象の発生を防止できる。
【0011】第2の考案のFPCは、補強板の折り曲げ
部分に曲げ剛性が小さな低剛性部を形成するため、補強
板自体も撓みやすく、基板に補強板の縁部の位置で大き
な応力が発生することを防止でき、高い耐破断性を得ら
れる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。図1a,bは第1の考案の第1実施例にかかる
FPCを示し、図1aが要部の平面図、図1bが同正断
面図である。
【0013】図中、11はポリイミド等の合成樹脂から
なるシート状の基板であり、この基板11は可撓性を有
する。基板11には、一面に補強板12(便宜上、図1
a中に斜線を付して示す)が固着され、他面に銅箔(回
路要素)13がカバーレイ14により被覆されて設けら
れている。周知のように、銅箔13は銅等の導電材をフ
ォトエッチング等で所定のパターンに形成してなり、カ
バーレイ14はポリイミド等の合成樹脂からなる。な
お、補強板12はカバーレイ14に設けることもでき、
また、銅箔13等の回路要素は基板11の両面に設ける
ことも可能である。詳細な説明は割愛するが、この実施
例では、前述のディスク装置のヘッドの接続に用いるF
PCを例示し、銅箔13は揺動するアームの先端に設け
られたヘッドを本体側の記録再生回路に接続する。
【0014】この実施例の補強板12は、基板11と同
一材料であるポリイミドからなり、図1中上下の縁部を
基板11の縁部と一致させて高い剛性が求められる部分
に貼着される。補強板12には、角部にR面取りが施さ
れ、このR面取りにより切り欠き部12aが形成されて
いる。この補強板12は、切り欠き部12aによって図
中左右の縁部の面積がなだらかに変化する。
【0015】 このようなFPCにあっては、基板11
上の補強板12に切り欠き部12aが形成されるため、
基板11および補強板12の面積の変化もなだらかとな
り、応力集中的現象の発生が防止できる。したがって、
外力に対して大きな強度を得られる。なお、従来、基板
の厚さが25.4μm、銅箔の厚さが35.0μm、カ
バーレイの厚さが25.4μm、補強板の厚さが125
μmのFPCは充分な強度が得られたが、曲げ剛性を低
下させるために基板、銅箔あるいはカバーレイの少なく
とも1つを薄くすると強度が低下するが、本願考案のF
PCは、基板11の厚さを12.5μm、銅箔13の厚
さを17.5μm、カバーレイ14の厚さを12.5μ
m、補強板12の厚さを125μmで上述の従来のFP
Cと同等の強度が得られた。
【0016】図2aには第1の考案の第2実施例を示
す。なお、この第2実施例および後述する各実施例で
は、上述の実施例と同一の部分には同一の番号を付して
説明を省略する。この第2実施例は、補強板12の縁部
にC面取りで切り欠き部12aを形成する。この第2実
施例でも、基板11および補強板12の面積がなだらか
に変化し、応力集中的現象の発生が防止できる。
【0017】図2bには第1の考案の第3実施例を示
す。この第3実施例は、補強板12の縁部にそれぞれ、
基板11の縁部に沿って左右に延出する略三角形状の延
出部12bを一体に形成したものである。この延出部1
2bは、基板11の縁部側の辺部が基板11の縁部と一
致し、対向する内側の辺部が円弧上の曲線で規定され
る。
【0018】図2cには第1の考案の第4実施例を示
す。この第4実施例も、補強板12に三角形状の延出部
12bを形成する。この延出部12bは各辺部がそれぞ
れ直線で規定される。
【0019】上述の第3実施例および第4実施例にあっ
ても、基板11および補強板12の面積は延出部12b
の面積でなだらかに変化するため、応力集中的現象の発
生が防止でき、耐破断性を改善できる。
【0020】図3aには第2の考案の第1実施例を示
す。この第1実施例は、補強板12の折り曲げ部分に折
り曲げ中心(折り曲げ線B)に沿って延在する長孔状の
切り欠き部20を折り曲げ線Bを中心として形成したも
のである。この第1実施例は、補強板12の曲げ剛性を
小さくでき、全体としても折り曲げ線Bを中心として容
易に折り曲がるため、基板11には補強板11の左右側
縁部の位置に応力集中的現象が生じることがなく、折り
曲げ強度を向上でき、また、耐破断性も改善できる。そ
して、このFPCを意図的に折り曲げる場合には、切り
欠き部20を目印に折り曲げることができるため、折り
曲げが容易に行なえる。
【0021】図3bには第2の考案の第2実施例を示
す。この第2実施例は、補強板12の折り曲げ部分に基
板11の長手方向に延在する切り欠き部(低剛性部)2
0を形成する。この切り欠き部20は基板11の側縁側
に折り曲げ線Bと一致する位置で基板11の側縁に向っ
て三角形状の張り出し部20aを有する。この第2実施
例にあっても、曲げ剛性を小さくでき、容易に折り曲る
ため、基板11に応力集中的現象が生じることを防止で
きる。
【0022】なお、上述の第2の考案は上述の実施例に
示される態様に限らず、切り欠き部20に変えて肉厚が
薄い薄肉部を形成する態様等も採用できる。
【0023】また、述べるまでもないと解するが、上述
の第2の考案の各実施例に第1の考案を適用することが
でき、その逆も可能である。さらに、第1の考案および
第2の考案は前述のディスク装置に限らず、各種の電気
機器に適用できることは述べるまでもない。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、第1の考案によれ
ば、基板に応力集中的現象が生じることを防止でき、耐
破断性を改善できる。また、第2の考案によれば、曲げ
剛性を小さくでき、基板に補強板の縁部の位置で発生す
る応力を小さくでき、曲げ強度と耐破断性とを改善でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の考案の第1実施例にかかるFPC
を示し、図1aが平面図、図2が正断面図。
【図2】図2は第1の考案の他の実施例にかかるFPC
を示し、図2aが第2実施例の平面図、図2bが第3実
施例の平面図、図2cが第4実施例の平面図。
【図3】図3は第2の考案の実施例にかかるFPCを示
し、図3aが第1実施例の平面図、図3bが第2実施例
の平面図。
【符号の説明】
11・・・基板、12・・・補強板、12a・・・切り欠き部、
12b・・・延出部、13・・・銅箔(回路要素)、20・・・
切り欠き部(低剛性部)。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げ可能な基板の少なくとも一面に
    回路要素が取り付けられ、基板あるいは回路要素を少な
    くとも一部分覆うカバーレイに補強板が設けられるフレ
    キシブルプリントサーキットにおいて、前記補強板を縁
    部が前記基板の縁部と略一致するように設けるととも
    に、この補強板の縁部を面積がなだらかに変化するよう
    に成形したことを特徴とするフレキシブルプリントサー
    キット。
  2. 【請求項2】 折り曲げ可能な基板の少なくとも一面に
    回路要素が取り付けられ、基板あるいは回路要素を少な
    くとも一部分覆うカバーレイに折り曲げ部分に対応した
    位置で補強板が設けられるフレキシブルプリントサーキ
    ットにおいて、前記補強板の折り曲げ部分に曲げ剛性が
    小さい低剛性部を形成したことを特徴とするフレキシブ
    ルプリントサーキット。
JP1990404748U 1990-12-26 1990-12-26 フレキシブルプリントサーキット Expired - Lifetime JPH0726857Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990404748U JPH0726857Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 フレキシブルプリントサーキット

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JP1990404748U JPH0726857Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 フレキシブルプリントサーキット

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JPH0492669U JPH0492669U (ja) 1992-08-12
JPH0726857Y2 true JPH0726857Y2 (ja) 1995-06-14

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ID=31882303

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JPH0492669U (ja) 1992-08-12

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