JP2005175339A - フレキシブルプリント基板及び光ヘッド装置 - Google Patents

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克美 宮坂
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Abstract

【課題】 配線負荷の影響が少ないフレキシブルプリント基板を提供する。
【解決手段】 フレキシブルプリント基板30の最上層に位置される第1面41は、長部42と短部43とからなる略L字状又は略T字状に形成されている。第2面44は、長部42の長手方向に対してほぼ直交する方向に延びる第1面41の短部43の側部から長部42の長手方向に沿って形成され、かつ、短部43との境界を形成する折曲線で略180度折り曲げられて短部43の下方に第2階層として位置されている。第1面41の長部42には、給電コネクタ31が実装され、第1面41の短部43には、記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバIC32が実装されている。第1面41及び前記第2面44には、記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバICの回路素子33が実装されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバIC(以下、レーザーダイオードドライバICという。)と給電コネクタとレーザーダイオードドライバICの回路素子(以下、IC回路素子という。)とが少なくとも実装され、光ヘッド装置に搭載される3階層以上の多階層構造のフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit 基板。以下、FPC基板という。)及びそのFPC基板を備えた光ヘッド装置に関するものである。
CDやDVD等の光記録ディスクの記録・再生等に用いられる光ヘッド装置は、アルミニウムなどの金属製のフレームと、そのフレーム内に収容された光学要素及び対物レンズ駆動装置とを有している。こうした光ヘッド装置には、その対物レンズ駆動装置及び光学要素を制御するための回路基板であるFPC基板が装着されている。このFPC基板には、レーザーダイオードドライバICが実装されている。
レーザーダイオードドライバICは、光ヘッド装置が設けられるCDやDVD等のメインボードに実装されていたが、記録速度が速くなるにつれて光ピックアップとメインボードとの間の配線負荷によって記録波形に遅れが生じて記録品位が悪化したり、記録速度を上げられなくなったりした。このため、レーザーダイオードドライバICを光ヘッド装置のFPC基板に実装することにより、配線負荷の影響をなくし高速記録に対応することが可能となった。
FPC基板にレーザーダイオードドライバICを搭載する場合、FPC基板に実装する回路規模が小さければ、図8に示すように、レーザーダイオードドライバIC32とIC回路素子(図示せず)とを給電コネクタ31が実装されている第1面101に実装することができる。その他の付随回路などの回路等は第2面102に実装され、この第2面102と第1面101とを折曲部103で電気的に接続し、この折曲部103を折曲線L5、L6で折り曲げて第1面101の下面に第2面102が位置される2層構造とすることにより、FPC基板100をフレームに搭載していた。
しかし、より記録速度が速くなると、回路規模が大きくなって2層構造のFPC基板にレーザーダイオードドライバICやIC回路素子を実装することができない。このため、回路等を実装するFPC基板の面積を増やすことが考えられるが、IC回路素子はできるだけ給電コネクタの近傍に実装したいことから、図9に示すように、第1面111にIC回路素子を実装し、給電コネクタ31と反対側の第1面111の側部を延長してFPC基板110の面積を増やし、この増やした第3面113となる箇所にレーザーダイオードドライバIC32を実装することが提案されている。
このように、実装面積を増やした箇所(第3面113)にレーザーダイオードドライバIC32を実装することにより、回路規模が大きくなってもレーザーダイオードドライバIC32やIC回路素子等をFPC基板110に実装することが可能となる。このFPC基板110のフレームへの搭載は、実装面積を増やした箇所である第3面113と第1面111との境界部分(折曲線L7)を略90度に折り曲げることにより行える。このように、FPC基板110を略90度に折り曲げて搭載することは、例えば特許文献1に開示されている。
特開平11−103136号公報
しかしながら、前述の先に提案されているFPC基板は、回路規模が大きくなってもレーザーダイオードドライバICやIC回路素子等が実装されるが、より一層記録速度が速くなると、第3面にレーザーダイオードドライバICを実装した場合でも、レーザーダイオードドライバICと給電コネクタとは同じ面に実装されずに離れて実装されているので、配線負荷も無視できなくなってくる。
本発明は、前述した問題を解決するためになされたものであって、その目的は、配線負荷の影響が少ないFPC基板及びそのFPC基板を備えた光ヘッド装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明のFPC基板は、レーザーダイオードドライバICと給電コネクタとIC回路素子とが少なくとも実装され、光ヘッド装置に搭載される3階層以上の多階層構造のフレキシブルプリント基板であって、該フレキシブルプリント基板の最上層に位置される第1面は、長部と短部とからなる略L字状又は略T字状に形成され、第2面は、前記長部の長手方向に対してほぼ直交する方向に延びる第1面の短部の側部から前記長部の長手方向に延びて形成され、かつ、前記短部との境界を形成する折曲線で略180度折り曲げられて前記短部の下方に第2階層として位置され、前記第1面の長部には、前記給電コネクタが実装され、前記第1面の短部には、前記レーザーダイオードドライバICが実装され、前記第1面及び前記第2面には、前記IC回路素子が実装されていることを特徴とする。
この発明によれば、第2面が第1面の短部の側部から長部の長手方向に沿って形成されているために、第2面は第1面に実装されている給電コネクタとの距離が近いので、第2面にもIC回路素子を実装できる。これによって、第1面の短部にレーザーダイオードドライバICを実装できる。すなわち、レーザーダイオードドライバICを給電コネクタに近接して実装できるので、配線負荷の影響を少なくすることができる。
本発明のFPC基板において、(a)前記第3面以降の面は、1つ前の面から延びて形成され、かつ、1つ前の面との間で略180度折り曲げられて1つ前の面の下方に位置され、多階層構造を形成する2つの面であって実装面が対向する2つの面に搭載されている電子部品が、互いに対向する電子部品に接触するのを防止する接触防止手段を設けたこと、(b)前記多階層構造が、第2面の実装面と第3面の実装面とが対向する3階層構造に形成され、前記接触防止手段が、前記第2面と前記第3面とを連結する連結部と、前記光ヘッド装置に設けられる載置台と、を有し、前記連結部が、前記第2面との境界を形成する折曲線で略90度折り曲げられると共に前記第3面との境界を形成する折曲線で略90度折り曲げられ、かつ、これら2つの折曲げ線の間が、剛性を有し、前記第2面の電子部品と前記第3面の電子部品とが非接触し得る寸法に形成されてなり、前記載置台が、前記第1面が載置されて前記第1面の短部側の近傍の第2面と前記第3面との間に電子部品の接触を防止する空間が形成されるべく前記ヘッド装置に設けられていること、が好ましい。この発明によれば、接触防止手段が設けられているため、多階層構造を形成する2つの実装面が対向してもこれらの実装面にそれぞれ実装されている電子部品同士の接触を防止することができる。
本発明のFPC基板において、前記折曲線には、折り曲げを容易にする折曲容易部が設けられていること、が好ましい。
また、本発明の光ヘッド装置は、前記のFPC基板が搭載されていることを特徴とする。この発明の光ヘッド装置は、前記の本発明のFPC基板が搭載されているので、配線負荷の影響を少なくすることができる。
以上説明したように、本発明のFPC基板によれば、第2面が第1面の短部から長部の長手方向に沿って形成されているために、第2面にもIC回路素子を実装でき、第1面の短部にレーザーダイオードドライバICを実装できるので、配線負荷の影響を少なくすることができる。また、本発明の光ヘッド装置は、前記の本発明のFPC基板が搭載されているので、配線負荷の影響を少なくすることができる。
以下、本発明のFPC基板及びそのFPC基板を備える光ヘッド装置を添付図面に基づいて詳述する。
(光ヘッド装置)
図1は本発明の光ヘッド装置の光学系を示す概略構成図である。図2及び図3は本発明の光ヘッド装置の一例を示す図である。図4は本発明の光ヘッド装置のフレームの一例を示す図である。
本発明の光ヘッド装置は、図1乃至図3に示すように、CDまたはDVDなどの光記録ディスク5に対する情報記録と情報再生を行うものであり、フレーム2と、そのフレーム2に収容される対物レンズ駆動装置4及び光学要素3と、その対物レンズ駆動装置4及び光学要素3を制御するための回路基板であるFPC基板30とを主に備えている。
対物レンズ駆動装置4は、レーザー光源であるレーザーダイオード16からの出射光を光記録ディスク5に収束させる対物レンズ7を、少なくともフォーカシング方向(フォーカシングエラー補正方向)及びトラッキング方向(トラッキングエラー補正方向)に駆動制御させるためのレンズアクチュエータである。この対物レンズ駆動装置4は、トラッキング駆動用コイルとフォーカシング駆動用コイルを備え、さらにトラッキング用駆動マグネットとフォーカシング用駆動マグネットを備えている。
光学要素3は、レーザーダイオード16、ビームスプリッター17、レンズ18及び反射ミラー19等を備えるものであり、光記録ディスク5で反射した戻り光を受光する光検知器(図示しない)もその光学要素に含まれる。こうした光学要素3は、例えば接着剤等によりフレーム2に精度よく位置決め固定されている。
フレーム2は、図1及び図4に示すように、対物レンズ駆動装置4と略同じ厚さで水平方向に延びるアルミダイキャスト製品である。その内側は、概ね上述した光学要素3を収容する取付領域と、対物レンズ駆動装置4を収容する取付領域とに分けられる。フレーム2の両端部には、丸穴からなる主軸ガイド穴11と、コ字状に突き出した副軸ガイド溝12とが形成されている。光ヘッド装置1は、これらの主軸ガイド穴11及び副軸ガイド溝12の各々に通された記録再生装置本体側の主軸28及び副軸29に沿って、光記録ディスク5の半径方向に移動制御される。
フレーム2内等には、対物レンズ駆動装置4及び光学要素3が収容される。フレーム2は、図1に示すように、光記録ディスク側(以下、上面側または上側という。)の上面部分13と、その上面部分13の外周縁部から、光記録ディスク5とは反対側(以下、下面側または下側という。)の下面部分14に対して直交する方向に延びている外周壁部分15とを備えている。こうしたフレーム2は、上面側と下面側の一方又は両方に開口部を有し、対物レンズ駆動装置4及び光学要素3は、その開口部(上面側開口部、下面側開口部)から収容され、必要に応じて接着剤等によりフレームに固定される。また、フレーム2の下面側開口部には、光学要素3を覆う下面カバー10が装着されている。
フレーム2の上面には、図3及び図4に示すように、その上面からそれぞれ突出した3つの基板載置台21、22、23が設けられており、これらの基板載置台21、22、23上に、図2に示すように、対物レンズ駆動装置4及び光学要素3に電気信号を与えてそれらを制御するためのFPC基板30が搭載されている。3つの基板載置台21、22、23のうちの1つの第1基板載置台21は、図4に示すように、フレーム2の長手方向に延びて形成されており、給電コネクタ31が実装されているFPC基板30の部分(後述する長部)が搭載されるものである。また、第1基板載置台21には、FPC基板30をネジ26等の締結部材で固定するためのネジ孔24が設けられている。残りの2つの基板載置台22、23のうちの1つの第2基板載置台22は、FPC基板30をネジ27等の締結部材で固定するためのネジ孔25が設けられた第2基板載置台である。残りの1つの基板載置台23は、FPC基板30が単に載置されるだけの第3基板載置台である。
(FPC基板)
図5は本発明のFPC基板の一例を示す図である。図6は本発明のFPC基板をフレームに搭載した状態を示す概略側面図である。
FPC基板30は、例えばポリイミドからなる基材フィルムとカバーフィルムとの間に銅箔配線パターンが形成された積層基板である。FPC基板30の少なくとも一方の面(通常、カバーフィルム側の面(実装面))には、図5及び図6に示すように、給電コネクタ31、レーザーダイオードドライバIC32、IC回路素子33、チップ34等の電子部品が実装されている。FPC基板30は、光ヘッド装置1(フレーム2)に搭載された際に3階層以上の多階層構造となるものであるが、本発明の形態では3階層のものについて説明する。
FPC基板30は、第1面41、第2面44及び第3面45の3つの面から構成されている。第1面41は、フレーム2に搭載された際に最上層に位置される面であると共に、ネジ26、27等の締結部材によりフレーム2に固定される面である。第1面41は、長部42と短部43とからなる略L字状(または略T字状)に形成されている。具体的には例えば、長部42は細長の略矩形状に形成されており、FPC基板30をフレーム2の所定の位置に搭載したときに前記の第1基板載置台21上に載置される。この長部42の実装面には、その長手方向に延びる給電コネクタ31が面実装されている。長部42の先端部(短部43が接続されている端部(基端部)とは反対側の端部)の近傍には、第1面41(FPC基板30)を第1基板載置台21(フレーム2)上に搭載してネジ26等の締結部材で固定するための固定孔46が設けられている。
短部43は、正方形に近い略矩形状に形成されており、FPC基板30をフレーム2の所定の位置に搭載したときに第2基板載置台22及び第3基板載置台23上に載置される。短部43の実装面には、レーザーダイオードドライバIC32が面実装されている。短部43の先端部の角部のうちの長部42が延びている側の角部が第2基板載置台22に載置される箇所であり、この角部には、第1面41(FPC基板30)をネジ27等の締結部材でフレーム2に固定するための略U字状の固定部47が設けられている。
また、第1面41には、光ヘッド装置1のレーザーダイオード16、対物レンズ駆動装置4、IC等に接続される接続部61、62、63、64が設けられている。これら接続部61、62、63、64は、例えば、(1)長部42の先端部、(2)長部42の2つの側部(長辺)のうちの短部43が接続されていない側部の先端部近傍、(3)長部42の基端部、及び(4)短部43の2つの側部(長部42の長手方向と直交する方向に延びる辺)のうちの長部42が延びている側とは反対側の側部(第1側部)の4箇所に設けられている。
第2面44は、第1面41の短部43の第2側部(残りの側部)から長部42の長手方向に延びて形成されている面であり、短部43と略同じ矩形状に形成されている。なお、第2面は短部43の第1側部側に形成されていてもよいが、第2側部に形成されていることが好ましい。この第2面44及び前記の第1面41には、IC回路素子33やチップ等が実装されている。
第2面44は、短部43との境界(短部43の第2側部)を第1折曲線L1として略180度折り曲げられて短部43の下方に第2階層目として位置される面である。短部43と第2面44との境界(第1折曲線L1)は、長部42の長手方向に対して略直交する方向に延びて形成されていることが好ましく、これによって、短部43と重なり合うように第2面44を短部43の下方に位置させることができる。第2面44には、短部43(FPC基板30)をフレーム2に搭載したときに第2載置台22上に第1面41のみが載置されるようにするための切欠部48が設けられている。
第3面45は、第2面44から短部43とは反対方向に連結部50を介して延びている面であり、第2面44と略同じ矩形状に形成されている。第3面45には、他の付随回路などの回路などのチップ34等が実装されている。第3面45は、第2面44の折り曲げ方向とは反対側に略180度折り曲げられて第2面44の下方に最下層目として位置される面である。第3面45にも、FPC基板30をフレーム2に搭載したときに第2載置台22上に第1面41のみが載置されるようにするための切欠部49が設けられている。
連結部50は、例えばFPC基板30の一部であって第2面44と第3面45との間に設けられた略矩形状の部分であり、第3面45を折り曲げてフレーム2に搭載したときに第2面44に実装された電子部品と第3面45に実装された電子部品とが接触しないようにするためのものである。連結部50は、第2面44と連結部50との境界(第1境界)を第2折曲線L2として連結部50及び第3面45を略90度に折り曲げると共に連結部50と第3面45との境界(第2境界)を第3折曲線L3として第3面45を略90度に折り曲げて全体として第3面45を略180度に折り曲げることができ、かつ、このように折り曲げたときに、第1境界と第2境界との間が屈曲し難い剛性を有するものである。
第2面44と連結部50との境界(第2折曲線L2)及び連結部50と第3面45との境界(第3折曲線L3)は、長部42の長手方向に対して略直交する方向に延びて形成されていることが好ましく、これによって、短部43と重なり合うように第2面44及び第3面を短部43の下方に位置させることができる。
連結部50は、屈曲し難い剛性であれば特に限定されず、例えば、連結部50の幅を広げたり、幅の狭い連結部を複数設けたり、連結部50における銅箔を広くしたり、FPC基板30全体の銅箔の厚さを厚くしたり、ダミーのパターンを形成したり、基材フィルムやカバーフィルムの厚さを厚くしたりして形成されていることが好ましい。また、連結部50はFPC基板30の一部であるためにその剛性が不十分の場合があるが、この場合には、連結部50の表面の両方又は一方の面に、剛性を上げるために補強板等を張り合わせるようにすることが好ましい。なお、連結部50の剛性が十分である場合にも補強板等を張り合わせてその剛性を上げるようにしてもよい。
連結部50の長さ(FPC基板30を図5に示すように展開したときの第2面44と第3面45との間隔)は、第2面44の電子部品と第3面45の電子部品とが接触しない範囲であれば特に限定されないが、FPC基板30をフレーム2に搭載したときに第3面45がフレーム2の上面に面接触し得る寸法に形成することが好ましい。この連結部50及び前記の基板載置台特に第2基板載置台22により、接触防止手段55(図6参照)が構成されている。接触防止手段55は、対向する実装面に搭載された電子部品同士が接触するのを防止するためのものであり、電子部品同士の接触を防止できれば、他の手段を用いてもよいが、連結部50及び基板載置台特に第2基板載置台22で構成することが好ましい。なお、図6において電子部品はそれぞれの実装面に1つしか記載されていないが、これは全ての電子部品を記載すると、分り難くなるためであり、電子部品に対して符号71及び符号72を付する。
第1面41、第2面44及び第3面45からなるFPC基板30は、図5に示すように、展開した状態では略コ字状に形成されている。このFPC基板30の裏面であって、第1面41、第2面44及び第3面45に相当する箇所には、図5(b)に示すように、それぞれ第1補強板51、第2補強板52及び第3補強板53が張り合わされている。これら補強板51、52、53は、電子部品の実装面の強度を高めて電子部品の実装を容易にするため、FPC基板30の屈曲等により実装された電子部品が剥離して脱落するのを防止するため、及び/又はFPC基板30をフレーム2に安定して脱着可能とするためのものである。このような補強板51、52、53としては、例えば、ガラス布基材、ガラス布とガラス不織布との積層基材、フェノール樹脂基材などの各種の樹脂板、亜鉛めっき鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板などの各種の金属板等が挙げられる。補強板51、52、53の厚さ(肉厚)は、少なくとも電子部品を実装するための補強板としての機能を備えることができる寸法に形成されている。
第1補強板51、第2補強板52及び第3補強板53は、同一の補強板でもよいし、それぞれ異なる補強板でもよいが、実装される電子部品が発熱する場合には例えば第1補強板51にはアルミニウム板などの金属板を用いることが好ましい。補強板51、52、53のFPC基板30への張り合わせは、特に限定されないが、FPC基板30の裏面には通常シリコン層が設けられているため、例えばエポキシ系の接着剤や粘着剤等を用いて行うことができる。
また、FPC基板30の第2折曲線L2である第1境界及び第3折曲線L3である第2境界には、第2折曲線L2及び第3折曲線L3での折り曲げを容易にするための折曲容易部57が設けられていることが好ましい。折曲容易部57としては、FPC基板30の第1境界線上及び第2境界線上に1又は2以上の孔を設けるようにしてもよいし、図5に示すように、FPC基板30の第1境界線の両端部及び第2境界線の両端部にそれぞれ略U又は略V字状の切欠部58を設けるようにしてもよい。また、折曲容易部57は、第1折曲線L1である第1面41と第2面44との境界にも設けるようにしてもよい。
次に、本発明のFPC基板30を光ヘッド装置1のフレーム2(フレーム2の上面上)に搭載する場合について説明する。まず、図5に示すように、FPC基板30の第1面41、第2面44及び第3面45が展開している状態において、第1面41と第2面44と間の境界を第1折曲線L1として第2面44を第1面41(短部43)の下方に位置される方向に略180度折り曲げて短部43の下方に第2階層目として位置させる。
次に、第2面44と連結部50との境界(第1境界)を第2折曲線L2として連結部50及び第3面45を第2面44の折り曲げとは反対方向に略90度に折り曲げると共に、連結部50と第3面45との境界(第2境界)を第3折曲線L3として第3面45を略90度に折り曲げて全体として第3面45を略180度に折り曲げ、第3面45を第2面44の下方に第3階層目として位置させる。このとき、第2折曲線L2である第1境界及び第3折曲線L3である第2境界には折曲容易部57が設けられているため、所定の位置で確実にしかも容易に折り曲げを行える。
このように、折り曲げた状態つまり多階層構造の状態のままのFPC基板30を、図3及び図6に示すように、フレーム2上の所定の位置に搭載する。すなわち、フレーム2の3つの基板載置台21、22、23上の所定の位置にFPC基板30の第1面41を搭載(載置)してネジ26、27等を用いてFPC基板30(第1面41)をフレーム2(基板載置台21、22)に固定する。
このとき、第2面44と第3面45とは、第1面41の短部43の下方に重なり合うように位置されているので、フレーム2に搭載されたFPC基板30がピックアップの投影面積より大きくならず、しかも受光素子20の調整時にFPC基板30が邪魔になることもない。これは、図9に示すように、第1面111の側部を延長した第3面113を折曲線L7で略90度に折り曲げてFPC基板110をフレーム2に搭載した場合、フレーム2に搭載されたFPC基板110がピックアップの投影面積より大きくなったり、フレーム2の側部に設けられる受光素子20を調整するときにFPC基板110が邪魔になる理由からである。
また、第1面41の短部43の下方に第2面44と第3面45とが位置され、これら第2面44の実装面と第3面45の実装面とは対向した状態であるが、接触防止手段55が設けられているため、それらの実装面に実装されている電子部品71、72が互いに接触(接触)することがない。つまり、第2面44の近傍の第1面41の短部43が第2基板載置台22上に搭載されていると共に、第1面41の短部43と第2面44との間にはそれらの境界(第1折曲線L1)があるだけであり、かつ、第1面41の近傍の第2面44の実装面と対向する第3面45がフレーム2の上面に搭載されているので、これらの第2面44と第3面45との間には、これらの実装面に実装されている電子部品71、72が互いに接触することがない空間が形成されている。
また、第2面44と第3面45とを連結する連結部50は、第1境界と第2境界との間が剛性を有して屈曲し難いため、フレーム2に実装したとき、これらの第2面44と第3面45との間には、これらの実装面に実装されている電子部品71、72が互いに接触することがない空間が形成されている。よって、対向する第2面44の実装面に実装されている電子部品71と第3面45の実装面に実装されている電子部品72とが接触することなく、FPC基板30をフレーム2に搭載することができる。なお、連結部が剛性を有していない場合には、図10に示すように、連結部90が屈曲して第2面44の電子部品71と第3面45の電子部品72とが接触することがあるが、本発明のFPC基板30においては電子部品71、72が互いに接触することがない。
この本発明のFPC基板30の第1面41は、図2及び図5に示すように、長部42と短部43とからなる略L字状(または略T字状)に形成されているが、これは、フレーム2上にFPC基板30を搭載するスペースが限られているからである。また、第1面41の長部42には給電コネクタ31が実装されているため、FPC基板30の実装面積を増やした場合、増やした部分をフレーム2上に搭載する箇所は第1面41の短部43の下方の限られたスペースしかない。このため、第2面44及び第3面45を第1面41の短部43の下方の限られたスペースに位置させるが、第2面44を第1面41の短部43の第2側部から長部42の長手方向に沿って形成することにより、第2面44は第1面41に実装されている給電コネクタ31との距離が近いので、第2面44にもIC回路素子33を実装できることになる。これによって、第1面41の短部43にレーザーダイオードドライバIC32を実装できる。すなわち、レーザーダイオードドライバIC32を給電コネクタ31に近接して実装できることになる。
したがって、本発明のFPC基板30は、第2面44が第1面41の短部43から長部42の長手方向に沿って形成されているために、第1面41の短部43にレーザーダイオードドライバIC32を実装できるので、配線負荷の影響を少なくすることができる。また、IC回路素子33もレーザーダイオードドライバIC32の周辺に配置できるので、発振等を回避することができ安定した回路動作が可能となる。
また、接触防止手段55が設けられているため、多階層構造を形成する第2面44の実装面と第3面45の実装面とが対向してもこれらの実装面にそれぞれ実装されている電子部品71、72同士の接触を防止することができる。
また、接触防止手段55が、基板載置台特に第2基板載置台22と連結部50とにより構成されていると、粘着材、絶縁材や他の部材を用いることがないので、FPC基板30の材料取りもそのままでよく大幅にコストがアップすることなく電子部品同士の接触を防止することができる。また、粘着材や絶縁材を使用しないため、ゴミ等がFPC基板30に付着することがない。このため、粘着材や絶縁材を使用した場合には、粘着材や絶縁材に付着したゴミが別工程や輸送中に脱落して光学系に影響を及ぼすことがない。さらに、連結部50が設けられているため特に連結部50の幅が図5に示すように広いと、連結部50が例えば第2面44と第3面45との間へのゴミ等の侵入を防止する壁の働きを兼ねるので、ゴミ等による光学系への影響を抑制することができる。
また、本発明のFPC基板30は、図5に示すように、展開した状態では略コ字状に形成されているため、FPC基板30の材料取り数を、例えば、第2面及び第3面が第1面41の長手方向に対して直交する方向に延びている場合(略L字状にFPC基板が形成されている場合)に比して多くすることができ、低コスト化を図れる。
また、本発明のFPC基板30は、発熱する電子部品であるレーザーダイオードドライバIC32を最上層に位置される第1面41に実装できるため、レーザーダイオードドライバIC32の放熱効果が十分に得られるが、さらに放熱を促進するために、図7に示すように、レーザーダイオードドライバIC32の上面に放熱板80が設けられていることが好ましい。
本発明の光ヘッド装置の光学系を示す概略構成図である。 本発明の光ヘッド装置の一例を示す平面図である。 図2に示されている光ヘッド装置の左側面図である。 本発明の光ヘッド装置のフレームの一例を示す図で、(a)は左側面図、(b)は平面図である。 本発明のFPC基板の一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は裏面図である。 本発明のFPC基板をフレームに搭載した一例を示す概略側面図である。 本発明のFPC基板の他の例を示す概略側面図である。 従来のFPC基板を示す平面図である。 先に提案されているFPC基板を示す平面図である。 先に提案されているFPC基板をフレームに搭載した例を示す概略側面図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
21 第1基板載置台
22 第2基板載置台
23 第3基板載置台
30 フレキシブルプリント基板
31 給電コネクタ
32 記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバIC
33 IC回路素子
41 第1面
42 長部
43 短部
44 第2面
45 第3面
50 連結部
55 接触防止手段
57 折曲容易部
58 切欠部

Claims (5)

  1. 記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバICと給電コネクタと記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバICの回路素子とが少なくとも実装され、光ヘッド装置に搭載される3階層以上の多階層構造のフレキシブルプリント基板であって、
    該フレキシブルプリント基板の最上層に位置される第1面は、長部と短部とからなる略L字状又は略T字状に形成され、
    第2面は、前記長部の長手方向に対してほぼ直交する方向に延びる第1面の短部の側部から前記長部の長手方向に延びて形成され、かつ、前記短部との境界を形成する折曲線で略180度折り曲げられて前記短部の下方に第2階層として位置され、
    前記第1面の長部には、前記給電コネクタが実装され、前記第1面の短部には、前記記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバICが実装され、前記第1面及び前記第2面には、前記記録波形パターン発生回路付きレーザーダイオードドライバICの回路素子が実装されていることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  2. 前記第3面以降の面は、1つ前の面から延びて形成され、かつ、1つ前の面との間で略180度折り曲げられて1つ前の面の下方に位置され、
    多階層構造を形成する2つの面であって実装面が対向する2つの面にそれぞれ搭載されている電子部品が、互いに対向する電子部品に接触するのを防止する接触防止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント基板。
  3. 前記多階層構造が、第2面の実装面と第3面の実装面とが対向する3階層構造に形成され、
    前記接触防止手段が、前記第2面と前記第3面とを連結する連結部と、前記光ヘッド装置に設けられる載置台と、を有し、
    前記連結部が、前記第2面との境界を形成する折曲線で略90度折り曲げられると共に前記第3面との境界を形成する折曲線で略90度折り曲げられ、かつ、これら2つの折曲げ線の間が、剛性を有し、前記第2面の電子部品と前記第3面の電子部品とが非接触し得る寸法に形成されてなり、
    前記載置台が、前記第1面が載置されて前記第1面の短部側の近傍の第2面と前記第3面との間に電子部品の接触を防止する空間が形成されるべく前記ヘッド装置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のフレキシブルプリント基板。
  4. 前記折曲線には、折り曲げを容易にする折曲容易部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板が搭載されていることを特徴とする光ヘッド装置。

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