JPH07267843A - ２層型化粧料 - Google Patents
２層型化粧料Info
- Publication number
- JPH07267843A JPH07267843A JP6063822A JP6382294A JPH07267843A JP H07267843 A JPH07267843 A JP H07267843A JP 6063822 A JP6063822 A JP 6063822A JP 6382294 A JP6382294 A JP 6382294A JP H07267843 A JPH07267843 A JP H07267843A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用中さらさら感を得、使用後しっとり感を
得られる２層型化粧水を提供する。 【構成】 本発明の２層型化粧量は、疎水性粉末と、揮
発性油分及び／又はエステル系油分とを配合したことを
特徴とする。
得られる２層型化粧水を提供する。 【構成】 本発明の２層型化粧量は、疎水性粉末と、揮
発性油分及び／又はエステル系油分とを配合したことを
特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、疎水性粉末を含有して
なる２層型化粧水において、同時に揮発性油分及び／又
はエステル系油分を配合する使用性が良好な粉末入り２
層型化粧水である。
なる２層型化粧水において、同時に揮発性油分及び／又
はエステル系油分を配合する使用性が良好な粉末入り２
層型化粧水である。
【０００２】
【従来の技術】従来、粉末入り２層型化粧水はさっぱり
して、クール感の感じられる使用性を特徴としている。
しかしながら、粉末を配合すると使用性的には乾く瞬間
べたつき、また、粉末量を減量してゆくとさっぱりしな
いという問題があった。
して、クール感の感じられる使用性を特徴としている。
しかしながら、粉末を配合すると使用性的には乾く瞬間
べたつき、また、粉末量を減量してゆくとさっぱりしな
いという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記事情
に鑑み、使用性面で乾く瞬間べたつかず、そして使用後
しっとりしさらさら感を得るべく鋭意研究をかさねた結
果、疎水化粉末と油分に注目し、これらを２層型化粧水
に配合することにより、これらの問題を解決しうること
を見出し、本発明を完成するに至った。
に鑑み、使用性面で乾く瞬間べたつかず、そして使用後
しっとりしさらさら感を得るべく鋭意研究をかさねた結
果、疎水化粉末と油分に注目し、これらを２層型化粧水
に配合することにより、これらの問題を解決しうること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、疎
水性粉末及び揮発性油分及び／又はエステル系油分とを
配合したことを特徴とする２層型化粧水である。
水性粉末及び揮発性油分及び／又はエステル系油分とを
配合したことを特徴とする２層型化粧水である。
【０００５】本発明に用いられる粉末は、ナイロン、シ
リコン樹脂やチタン、タルク、無機顔料、セリサイト等
の粉末をシリコーンオイルあるいは各種カップリング剤
を用いて無機粉体を表面改質することにより得られる疎
水性粉末である。上記粉末を用いると本発明の効果が得
られるが、特に、ポリメチルシルセスキオキサン粉末を
用いると好ましい。
リコン樹脂やチタン、タルク、無機顔料、セリサイト等
の粉末をシリコーンオイルあるいは各種カップリング剤
を用いて無機粉体を表面改質することにより得られる疎
水性粉末である。上記粉末を用いると本発明の効果が得
られるが、特に、ポリメチルシルセスキオキサン粉末を
用いると好ましい。
【０００６】本発明において、疎水性粉末は、化粧量全
量中の0.001 〜10重量％（以下、％という）配合される
ことが好ましい。0.001％未満になるとさらさら感が不
足することになり、また、10％を超えるとべたつき感が
増すためである。
量中の0.001 〜10重量％（以下、％という）配合される
ことが好ましい。0.001％未満になるとさらさら感が不
足することになり、また、10％を超えるとべたつき感が
増すためである。
【０００７】さらに、揮発性油分としては、オクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、軽質イソパラフィン、デカ
メチルシクロテトラシロキサン等が挙げられ、エステル
系油分としては、パルミチン酸イソステアリル、ミリス
チン酸イソプロピル、トリオクタン酸トリメチロールプ
ロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ２−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、
トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル、ジカプリン酸ネ
オペンチルグリコール、２−エチルヘキサン酸セチル等
が挙げられる。配合量は、0.05〜5.0 ％とすると好まし
い。0.05％未満になるとしっとり感が不足することにな
り、5.0％を超えるとさらさら感が不足し、安定性が不
十分となるためである。また、安定性として油浮き等の
弊害を有さない点で0.1 〜2.0 ％程度がより好ましい。
尚、揮発性油分とエステル系油分を併用する場合は、エ
ステル系油分よりも揮発性油分を多く配合するほうが、
さらさら感を得るためには好ましい。
ルシクロテトラシロキサン、軽質イソパラフィン、デカ
メチルシクロテトラシロキサン等が挙げられ、エステル
系油分としては、パルミチン酸イソステアリル、ミリス
チン酸イソプロピル、トリオクタン酸トリメチロールプ
ロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ２−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、
トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル、ジカプリン酸ネ
オペンチルグリコール、２−エチルヘキサン酸セチル等
が挙げられる。配合量は、0.05〜5.0 ％とすると好まし
い。0.05％未満になるとしっとり感が不足することにな
り、5.0％を超えるとさらさら感が不足し、安定性が不
十分となるためである。また、安定性として油浮き等の
弊害を有さない点で0.1 〜2.0 ％程度がより好ましい。
尚、揮発性油分とエステル系油分を併用する場合は、エ
ステル系油分よりも揮発性油分を多く配合するほうが、
さらさら感を得るためには好ましい。
【０００８】本発明の２層型化粧水には上記した必須成
分に加えて、必要により、水、界面活性剤、保湿剤、エ
タノール、香料、紫外線吸収剤、キレート剤、色素、防
腐防黴剤等、通常化粧料に用いられる成分を本発明の効
果を損なうことなく配合することができる。
分に加えて、必要により、水、界面活性剤、保湿剤、エ
タノール、香料、紫外線吸収剤、キレート剤、色素、防
腐防黴剤等、通常化粧料に用いられる成分を本発明の効
果を損なうことなく配合することができる。
【０００９】
【実施例】つぎに実施例をもって詳細に説明する。本発
明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立
ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立
ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
【００１０】（実施例１〜４及び比較例１〜５） （使用性試験）専門パネル20名で使用性を確認した。 ◎…使用中さらさら感があり、使用後しっとりする。 ○…使用中さらさら感があり、使用後しっとりしない。 △…使用中さらさら感がなく、使用後しっとりする。 ×…使用中さらさら感がなく、使用後しっとりしない。
【００１１】次の表１に記載の配合組成よりなる２層型
化粧水を調製し、使用性を確認した結果を実施例及び比
較例として示す。表中の成分欄の数字は次の各成分を示
す。
化粧水を調製し、使用性を確認した結果を実施例及び比
較例として示す。表中の成分欄の数字は次の各成分を示
す。
【００１２】(1)グリセリン (2)硫酸亜鉛 (3)エタノール（９５％） (4)紫外線吸収剤 (5)ポリメチルシルセスキオキサン末 (6)精製水 (7)液状フェノール（８０％） (8)酸化亜鉛 (9)カオリン (10)ベントナイト (11)オクタメチルシクロテトラシロキサン (12)エデト酸三ナトリウム (13)パルミチン酸イソステアリル (14)テトラ２−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット
【００１３】
【表１】 表１の比較例１〜５、実施例１〜４に示す通り、本発明
の２層型化粧水は優れた性能を示した。
の２層型化粧水は優れた性能を示した。
【００１４】（実施例５） (1)グリセリン 5.0 (2)硫酸亜鉛 0.1 (3)エタノール (95 ％) 10.0 (4)紫外線吸収剤 0.1 (5)オクタメチルシクロテトラシロキサン 2.0 (6)香料 0.05 (7)ナイロン末 0.01 (8)塩化ナトリウム 2.0 (9)精製水 to 100%
【００１５】（製法）(3)(5)(6)(7)を室温にて湿潤し、
同じく室温にて混合溶解した(1)(2)(4)(8)(9) の中へ加
えて均一に分散する。この２層型化粧水は上記の性能評
価試験を行い20名中18名が使用中さらさら感があり、使
用後しっとりする結果が得られた。
同じく室温にて混合溶解した(1)(2)(4)(8)(9) の中へ加
えて均一に分散する。この２層型化粧水は上記の性能評
価試験を行い20名中18名が使用中さらさら感があり、使
用後しっとりする結果が得られた。
【００１６】（実施例６） (1)ジプロピレングリコ−ル 5.0 (2)硫酸亜鉛 0.1 (3)エタノール (95 ％) 15.0 (4)紫外線吸収剤 0.1 (5)パルミチン酸イソステアリル 0.8 (6)香料 0.05 (7)カオリン 2.0 (8)ポリメチルシルセスキオキサン末 8.0 (9)塩化ナトリウム 2.0 (10)ｄＩ−α−トコフェノール ２−Ｌ−アスコルビン酸 リン酸ジエステルカリウム塩 0.02 (11)ヒアロン酸ナトリウム 0.05 (12)精製水 to 100%
【００１７】（製法）(3)(5)(6)(7)を室温にて湿潤し,
同じく室温溶解した(1)(2)(4)(8)(9)(10)(11)(12)の中
へ加えて均一に分散する。この２層型化粧水は上記の性
能評価試験を行い20名中17名が使用中さらさら感があ
り、使用後しっとりする結果が得られた。
同じく室温溶解した(1)(2)(4)(8)(9)(10)(11)(12)の中
へ加えて均一に分散する。この２層型化粧水は上記の性
能評価試験を行い20名中17名が使用中さらさら感があ
り、使用後しっとりする結果が得られた。
【００１８】（実施例７） (1)１，３ブチレングリコール 3.0 (2)硫酸亜鉛 0.1 (3)エタノール (95 ％) 5.0 (4)紫外線吸収剤 0.1 (5)軽質イソパラフィン 0.1 (6)香料 0.05 (7)ポリアクリル酸アルキル 3.0 (8)塩化ナトリウム 2.0 (9)エリスリトール 0.1 (10)アラントイン 0.03 (11)精製水 to100%
【００１９】（製法）(3)(5)(6)(7)を室温にて湿潤し、
同じく室温にて混合溶解した(1)(2)(4)(8)(9)(10)(11)
の中へ加えて均一に分散する。この２層型化粧水は上記
の性能評価試験を行い20名中18名が使用中さらさら感が
あり、使用後しっとりする結果が得られた。
同じく室温にて混合溶解した(1)(2)(4)(8)(9)(10)(11)
の中へ加えて均一に分散する。この２層型化粧水は上記
の性能評価試験を行い20名中18名が使用中さらさら感が
あり、使用後しっとりする結果が得られた。
【００２０】（実施例８） (1)グリセリン 4.0 (2)ポリエチレングリコール (分子量1500) 3.0 (3)エタノール (95 ％) 15.0 (4)カンファー 0.1 (5)液状フェノール（95％) 0.3 (6)酸化亜鉛 2.0 (7)カオリン 2.0 (8)ベントナイト 1.5 (9)ポリメチルシルセスキオキサン 0.01 (10)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 0.8 (11)香料 0.01 (12)エデント酸三ナトリウム 0.1 (13)精製水 to100%
【００２１】（製法）(6)(7)(8)(9)を室温にて湿潤し同
じく室温溶解した(3)(4)(5)(10)(12) を同じく室温溶解
した(1)(2)(11)(13)の中へ均一混合した。この２層型化
粧水は上記の性能評価試験を行い20名中18名が使用中さ
らさら感があり、使用後しっとりする結果が得られた。
じく室温溶解した(3)(4)(5)(10)(12) を同じく室温溶解
した(1)(2)(11)(13)の中へ均一混合した。この２層型化
粧水は上記の性能評価試験を行い20名中18名が使用中さ
らさら感があり、使用後しっとりする結果が得られた。
【００２２】（実施例９） (1)ソルビトール 1.0 (2)エリスリトール 0.5 (3)ポリエチレングリコール （分子量１５００） 2.0 (4)エタノール（９５％） 40.0 (5)香料 0.01 (6)デキストリン脂肪酸複合粉末 2.0 (7)エデント酸三ナトリウム 0.1 (8)球状セルロース 2.0 (9)無水ケイ酸 1.5 (10)デカメチルシクロペンタシロキサン 0.05 (11)精製水 to100%
【００２３】（製法）室温にて混合溶解した(1)(2)(3)
(10) と同じく室温にて混合溶解した(4)(5)を加えて混
合する。その中へ室温にて湿潤した (6)(7)(8)を混合分
散する。この２層型化粧水は上記の性能評価試験を行い
20名中16名が使用中さらさら感があり、使用後しっとり
する結果が得られた。
(10) と同じく室温にて混合溶解した(4)(5)を加えて混
合する。その中へ室温にて湿潤した (6)(7)(8)を混合分
散する。この２層型化粧水は上記の性能評価試験を行い
20名中16名が使用中さらさら感があり、使用後しっとり
する結果が得られた。
【００２４】
【発明の効果】本発明の２層型化粧水は、使用中さらさ
ら感を得、使用後しっとり感を得られるものである。
ら感を得、使用後しっとり感を得られるものである。
Claims (4)
- 【請求項１】 疎水性粉末と、揮発性油分及び／又はエ
ステル系油分とを配合したことを特徴とする２層型化粧
水。 - 【請求項２】 前記疎水性粉末がポリメチルシルセスキ
オキサン粉末である請求項１記載の２層型化粧水。 - 【請求項３】 前記疎水性粉末は０．００１〜１０重量
％配合したことを特徴とする請求項１又は２に記載の２
層型化粧水。 - 【請求項４】 前記揮発性油分及び／又はエステル系油
分は０．０５〜５．０重量％配合したことを特徴とする
請求項１乃至３のいずれか１項に記載の２層型化粧水。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6063822A JPH07267843A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ２層型化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6063822A JPH07267843A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ２層型化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07267843A true JPH07267843A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13240449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6063822A Pending JPH07267843A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ２層型化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07267843A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10291924A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Kao Corp | 濡れ肌用皮膚化粧料 |
| JPH10291925A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Kao Corp | 皮膚化粧料 |
| JP2000505095A (ja) * | 1996-08-23 | 2000-04-25 | 花王株式会社 | 水系皮膚化粧料 |
| JP2004506665A (ja) * | 2000-08-22 | 2004-03-04 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 透明または半透明のパッケージ内の分離する多層の個人用洗浄組成物 |
| JP2005068162A (ja) * | 1996-08-23 | 2005-03-17 | Kao Corp | 水系皮膚化粧料 |
| WO2020175398A1 (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社コーセー | 多層型メイクアップ保護化粧料 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01268615A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-26 | Kao Corp | 化粧料 |
| JPH0449215A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-18 | Kao Corp | 二層分離型化粧料 |
| JPH0525019A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-02 | Kao Corp | 化粧用粉体及び該粉体を含有する化粧料 |
| JPH0543420A (ja) * | 1991-08-16 | 1993-02-23 | Kao Corp | 化粧料 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6063822A patent/JPH07267843A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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| JP2004506665A (ja) * | 2000-08-22 | 2004-03-04 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 透明または半透明のパッケージ内の分離する多層の個人用洗浄組成物 |
| JP4794806B2 (ja) * | 2000-08-22 | 2011-10-19 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 透明または半透明のパッケージ内の分離する多層の個人用洗浄組成物 |
| WO2020175398A1 (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社コーセー | 多層型メイクアップ保護化粧料 |
| CN112969506A (zh) * | 2019-02-27 | 2021-06-15 | 株式会社高丝 | 多层型彩妆保护化妆料 |
| JPWO2020175398A1 (ja) * | 2019-02-27 | 2021-09-13 | 株式会社コーセー | 多層型メイクアップ保護化粧料 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020703 |