JPH0543420A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH0543420A JPH0543420A JP3205915A JP20591591A JPH0543420A JP H0543420 A JPH0543420 A JP H0543420A JP 3205915 A JP3205915 A JP 3205915A JP 20591591 A JP20591591 A JP 20591591A JP H0543420 A JPH0543420 A JP H0543420A
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Abstract
水化処理粉体を含有する化粧料。 【効果】 肌への密着性が良好で、化粧くずれが少な
く、かつ感触良好な化粧料を得る。
Description
くは肌への密着性が良好で、化粧くずれが少なく、さら
に感触良好な化粧料に関する。
粉体を含有する化粧料としては、ファンデーション、白
粉、ほほ紅、アイシャドウ、アイブロウ等のメークアッ
プ化粧品、ボディパウダー、ベビーパウダー等のボディ
ー化粧品が市販されている。
化粧料においては、肌上での伸びや平滑感の欠如、及び
化粧くずれなどの問題点が指摘されてきている。
び耐水(汗)性向上のために疎水化処理粉体が使用され
ている。ところが、一般に上記疎水化処理粉体を使用し
た場合には、伸びの悪化、感触の悪化(きしみ)等使用
感の面で問題が生じてくる。
くずれが少なく、さらに感触良好な化粧料の開発が望ま
れていた。
情に鑑み鋭意検討した結果、ポリメチルシルセスキオキ
サン粉末と疎水化処理粉体とを併用することにより、肌
への密着性が良好で、化粧くずれが少なく、しかも感触
良好な化粧料が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
(B) (A)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 (B)疎水化処理粉体 を含有することを特徴とする化粧料を提供するものであ
る。
ポリメチルシルセスキオキサン粉末はシロキサン結合が
三次元的にのびた網状構造をなし、ケイ素原子に1個の
メチル基が結合した無機と有機の中間的構造を有するも
のである。その製造方法については特開昭63−297
313号公報に詳述されている。
形は真球状であり、平均粒子径は0.1〜20μm、特
に2〜12μmのものが好ましく、さらには粒度分布が
平均粒子径の±30%の範囲にあるものが好ましい。
は、例えば平均粒子径5μmの真球状粒子からなり、真
比重1.3、カサ比重0.35、比表面積15〜30cm
2/g、アマニ油吸油量75ml/100gの白色微粉末
である「トスパール120」及び平均粒子径4.5μm
の粒子からなり、真比重1.3、カサ比重0.43、比
表面積15〜30cm2/g、アマニ油吸油量58ml/1
00gの白色微粉末である「トスパール145」として
東芝シリコーン株式会社より販売されている。
ルセスキオキサン粉末の配合量は、剤型に応じて変える
ことができるが、化粧料中に0.01〜40重量%、特
に1〜20重量%配合されることが好ましい。
成分の疎水化処理粉体は、例えば無機粉体及び有機粉体
から選ばれる粉体の1種または2種以上の表面を疎水化
処理することにより得られるものである。
脂を吸着させたり、水酸基等の官能基を利用し、エステ
ル化やエーテル化を起こさせ粉体を親油的にする油脂処
理法、脂肪酸の亜鉛塩やマグネシウム塩を用いる金属石
鹸処理法、ジメチルポリシロキサンまたはメチル水素ポ
リシロキサンを用いるシリコーン処理法、パーフルオロ
アルキル基を有するフッ素化合物で処理する方法が挙げ
られる。
フッ素化合物とは、例えば一般式[RfCnH2nO]yPO(OM)3-y
(式中、Rf は炭素数3〜21の直鎖状又は分岐状のパ
ーフルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル
基を示す。nは1〜12の数を示し、yは1〜3の数を
示す。Mは水素、アルカリ金属、アンモニウム又は置換
アンモニウムを示す)で表わされるパーフルオロアルキ
ルリン酸エステル(米国特許第3632744号公報に
記載)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭
55−167209号公報に記載)、四フッ化エチレン
樹脂、パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ
化合物、パーフルオロカルボン酸、パーフルオロ硫酸
塩、パーフルオロアルキルシラン(特開平2−2186
03号公報に記載)等が挙げられる。
吸収剤等の水及び油に実質的に不溶な物質であれば特に
限定されず、例えば酸化チタン、酸化鉄、群青、亜鉛
華、酸化マグネシウム、マイカ、セリサイト、タルク、
シリカ、カオリン、水酸化クロム、カーボンブラック等
の無機顔料、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレ
ート、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチ
レン粉末等の有機粉体及び有機色素等が挙げられる。
以上を組み合わせて用いることができる。粉体の粒径は
使用感触等の観点から0.01〜80μm、特に0.0
5〜20μmが好ましい。
粉体の配合量は、剤型に応じて変えることができるが、
化粧料中に0.01〜95重量%配合される。
て、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合
しうる。例えばワセリン、ラノリン、セレシン、マイク
ロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャンデリ
ラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形
油分;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグ
リセライド、トリグリセライド、シリコーン油等の流動
油分;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリ
ン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤;水溶性及
び油溶性ポリマー、界面活性剤、無機及び有機顔料、有
機染料等の色剤、エタノール、防腐剤、酸化防止剤、色
素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、
血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等は
本発明の目的、効果を損なわない質的、量的範囲内で配
合可能である。
造することができ、ファンデーション、アイシャドウ、
ほほ紅等のメイクアップ化粧料や乳液、クリーム等の基
礎化粧料などに適用することができる。
で、化粧くずれが少なく、さらに感触にすぐれており、
従来の疎水化処理粉体の使用により生じていた問題点を
一挙に解決するものである。
るが、本発明がこれらに限定されるものでないことはい
うまでもない。
れ、混合しながら60℃まで加熱する。これに、(C6F
13CH2CH2O)2P(O)OH 13gをイソプロピルアルコール
1500gに加熱溶解(50℃)しておいたものを加
え、60℃で4時間混合する。その後、50〜60℃に
て、イソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥して疎
水化処理顔料157gを得た。
れ、混合しながら60℃まで加熱する。これに、(C8F
17CH2CH2O)2P(O)OH 13gをイソプロピルアルコール
1500gに加熱溶解(50℃)しておいたものを加
え、60℃で4時間混合する。その後、50〜60℃に
て、イソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥して疎
水化処理顔料161gを得た。
法により調製した。調製方法;粉体成分を混合粉砕し、
これをヘンシェルミキサーに移し、油剤と香料を加えて
均一となるよう混合した。これを金皿にプレス成型して
パウダーファンデーションを得た。
いて、その化粧持ち及び使用感(のび、及びきしみ感の
ないこと)を専門パネラー10人が下記基準により官能
評価した。結果を表2に示す。 ○ … 良いと答えたパネラーが8人以上 △ … 良いと答えたパネラーが4〜7人以上 × … 良いと答えたパネラーが3人以下
比較品に比べ化粧持ち及び使用感にすぐれるパウダーフ
ァンデーションであった。
顔料を先に混合、粉砕した後雲母チタンを混合し、その
他は実施例1と同様にして得た。
ン) 下記組成の両用パウダーファンデーションを、実施例1
と同様にして得た。 (重量%) (1)疎水化処理粉体(製造例2に従って処理したものを後から混合) マイカ バランス タルク 4.8 酸化チタン 14.0 雲母チタン 3.5 酸化鉄(赤、黄、黒) 8.2 酸化亜鉛 4.5 酸化アルミニウム 10.0 硫酸バリウム 5.0 (2)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 15.0 (「トスパール145」、東芝シリコーン社製) (3)ジメチルポリシロキサン 4.0 (「KF96A」信越化学工業製、6cs) (4)ラノリン 6.0 (5)ワセリン 1.0 (6)流動パラフィン 1.0 (7)イソプロピルミリステート 1.0 (8)防腐剤 1.5 (9)香料 0.1
液) 下記組成の2層分離型サンスクリーン乳液を、油相を室
温にて溶解した後顔料を添加しディスパーで分散させ、
さらに水相を撹拌しながら添加し乳化することにより得
た。 (重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (2)パーフルオロポリエーテル 10.0 (「FOMBLIN HC-04」、モンテフロス社製) (3)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 1.0 (「SH3775C」、東レダウコーニング社製) (4)グリセリン 2.0 (5)エタノール 12.0 (6)精製水 残量 (7)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (8)疎水性酸化亜鉛(メチル水素ポリシロキサン処理) 7.5 (9)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 7.0 (「トスパール145」、東芝シリコーン社製) (10)香料 微量
2を成分9中にディスパーにて分散させたものと成分6
〜8の均一混合溶液とを撹拌下、成分1〜5の水性成分
に添加し、乳化して得た。 (重量%) (1)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5 (2)ポリオキシエチレン(50)ソルビタン 1.0 パルミテート (3)グリセリン 6.0 (4)1,3−ブチレングリコール 6.0 (5)精製水 15.5 (6)スクワラン 5.0 (7)ホホバ油 5.0 (8)オクタメチルシクロテトラシロキサン 18.0 (9)パーフルオロポリエーテル 33.0 (「FOMBLIN HC-04」、モンテフロス社製) (10)疎水化処理酸化チタン(製造例2に従って処理したもの) 1.0 (11)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 7.0 (「トスパール120」、東芝シリコーン社製) (12)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0
ン) 下記組成の2層分離型液状ファンデーションを、油相を
室温にて溶解した後顔料を添加しディスパーで分散さ
せ、水相を撹拌しながら添加し乳化して得た。 (重量%) (1)疎水化処理顔料(メチル水素ポリシロキサンで処理したものを後から混合 ) 酸化チタン 6.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2 (2)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 9.0 (「トスパール145」、東芝シリコーン社製) (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (4)ジメチルポリシロキサン 12.0 (「KF96A」信越化学工業製、6cs) (5)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 1.0 (「SH3775C」、東レダウコーニング社製) (6)グリセリン 2.0 (7)エタノール 15.0 (8)精製水 残量 (9)香料 適量 上記実施例2〜7で得られた化粧料はいずれも使用感に
すぐれ、かつ化粧持ちが良好なものであった。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B)を含有するこ
とを特徴とする化粧料。 (A)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 (B)疎水化処理粉体
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