JPH07267670A - 光ファイバ母材の製造装置 - Google Patents

光ファイバ母材の製造装置

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JPH07267670A
JPH07267670A JP8250394A JP8250394A JPH07267670A JP H07267670 A JPH07267670 A JP H07267670A JP 8250394 A JP8250394 A JP 8250394A JP 8250394 A JP8250394 A JP 8250394A JP H07267670 A JPH07267670 A JP H07267670A
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gripping
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Fumio Otake
文雄 大竹
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01486Means for supporting, rotating or translating the preforms being formed, e.g. lathes
    • C03B37/01493Deposition substrates, e.g. targets, mandrels, start rods or tubes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性を向上させることができるとともに、
製造コストの低減を図る。 【構成】 出発棒1全体がチャンバ室4内に完全に収ま
る短尺寸法に形成されていると共に、出発棒1の一端を
握持する握持部2およびこの握持部2と連結されて出発
棒1に駆動部104からの回転力を伝達させる駆動軸3
の先端側が、チャンバ室4内に収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバ母材製造
の際に、所定のチャンバ室内に配置された出発棒にガラ
ス微粒子が付着・堆積されて多孔質母材が形成される光
ファイバ母材の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ母材を製造する方法の一つと
して、VAD法(気相軸付法)が周知であるが、この方
法により光ファイバ母材を製造する場合には、図2に示
すように、所定のチャンバ室100内に出発棒101の
先端側を配置し、この出発棒101に向けてバーナ10
2から所定の原料ガスを吹き付け、スートと呼ばれるガ
ラス微粒子を付着・堆積させ、これによってまず多孔質
母材103を製造するようになっている。
【0003】このような多孔質母材を製造する際に使用
する出発棒は、一定方向、例えば鉛直下方へ移動させな
がらスートを軸方向に堆積させていく都合上、軸方向に
おける最終的なスートの堆積部分の長さL1 に対しスー
トの非堆積部分の長さL2 の割合が、最低でもおよそ1
乃至1.5程度を必要としている。
【0004】また、このようにして形成された多孔質母
材103は、出発棒101を固定していた駆動部104
側の握持部105から取り外された後、新たに焼結炉に
装着し直してその多孔質母材103を透明化させるため
に加熱されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この焼結作
業では、多孔質母材の均質透明化のため微妙な温度の設
定・調節が必要である等の理由から、出発棒を再装着す
る場合に正確な軸心合わせが要求されており、その分作
業性の低下をもたらしている。また、この多孔質母材の
透明化作業において一層均一な透明化を図るためには、
同時に出発棒にも加工精度の良好なものが求められてお
り、これに伴って製造コストの増大も招いている。
【0006】そこで、この発明は、上記した欠点に鑑
み、作業性を向上させることができるとともに、製造コ
ストの低減を図ることができる光ファイバ母材の製造装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
光ファイバ母材製造の際に、所定のチャンバ室内に配置
された出発棒にガラス微粒子が付着・堆積されて多孔質
母材が形成される光ファイバ母材の製造装置であって、
出発棒の全体が前記チャンバ室内に完全に収まる短尺寸
法に形成されていると共に、前記出発棒の一端を握持す
る握持部およびこの握持部と連結されて前記出発棒に駆
動部からの回転力を伝達させる駆動軸の先端側が、前記
チャンバ室内に収容されているものである。
【0008】
【作用】この発明では、出発棒を短尺化させてあり、軸
心合わせの際にある程度精度的な誤差を生じても、寸法
的には誤差が大きく拡大しなくて済む。また、出発棒を
製造するときの精度も、許容誤差をある程度緩和させる
ことができる。
【0009】
【実施例】以下この発明について添付図面を参照しなが
ら説明する。なお、この実施例において先の従来例と同
一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。図1は
この発明にかかる光ファイバ母材の製造装置を示す概略
構成図である。この光ファイバ母材の製造装置は、出発
棒1が短尺化されていると共に、握持図2および駆動軸
3の一部がチャンバ室4に配置されている。
【0010】出発棒1は、通常2000〜2500mm程
度の長さの従来のものと異なり、例えば300乃至60
0mm程度の長さに短尺化されているが、そのうちスート
が付着する部分は従来とほぼ同様の寸法(L1 )になっ
ており、非堆積部分L2 ′(L2 ′<<L2 )のみが短
縮化されている。
【0011】握持部2は、出発棒1を降下させていく際
に、初めからチャンバ室4内に配置されているととも
に、別言すれば、スートの堆積状態にあわせてチャンバ
室4内で出発棒1とともに、上下方向に移動していくよ
うになっている。しかもこの握持部2は、短尺寸法の出
発棒1を取付けているのであるから、焼結作業の際には
焼結炉の内部に配置されることとなるので、チャンバ室
4内部の化学反応に耐え得るだけでなく一定の高温雰囲
気にも耐え得るように、耐熱性・耐腐食性の被覆材料、
例えばセラミック,テフロンでコーティングされてい
る。
【0012】駆動軸3の先端部分も握持部2と同様の環
境下におかれるので、同様の材料でコーティングされて
おり、またチャンバ室4は、駆動軸3の先端側を回転自
在に挿入させるように構成されている。
【0013】従って、この実施例によれば、出発棒1を
短尺化させても、製造される光ファイバ母材103の寸
法は従来のものと変わらない大きさのものが得られるの
で、出発棒1を短尺化させた分だけ、さらに製造コスト
の削減を図ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、出発棒を短尺化させてあり、軸心合わせの際にあ
る程度精度的な誤差を生じても、寸法的には誤差が大き
く拡大しなくて済むとともに、出発棒を製造するときの
精度も、許容誤差をある程度緩和させることができるの
で、作業性の大幅な向上を図ることができ、同時に製造
コストの大幅削減も実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる光ファイバ母材の製造装置を
示す概略構成図。
【図2】従来の光ファイバ母材の製造装置を示す概略構
成図。
【符号の説明】
1 出発棒 2 握持部 3 駆動軸 4 チャンバ室 103 光ファイバ母材 104 駆動部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材製造の際に、所定のチャ
    ンバ室内に配置された出発棒にガラス微粒子が付着・堆
    積されて多孔質母材が形成される光ファイバ母材の製造
    装置であって、 この出発棒の全体が前記チャンバ室内に完全に収まる短
    尺寸法に形成されていると共に、 前記出発棒の一端を握持する握持部およびこの握持部と
    連結されて前記出発棒に駆動部からの回転力を伝達させ
    る駆動軸の先端側が、前記チャンバ室内に収容されてい
    ることを特徴とする光ファイバ母材の製造装置。
JP8250394A 1994-03-29 1994-03-29 光ファイバ母材の製造装置 Expired - Lifetime JP3080532B2 (ja)

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JP8250394A JP3080532B2 (ja) 1994-03-29 1994-03-29 光ファイバ母材の製造装置

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