JPH0726714U - レーザ光線中心点表示装置 - Google Patents

レーザ光線中心点表示装置

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JPH0726714U
JPH0726714U JP6111593U JP6111593U JPH0726714U JP H0726714 U JPH0726714 U JP H0726714U JP 6111593 U JP6111593 U JP 6111593U JP 6111593 U JP6111593 U JP 6111593U JP H0726714 U JPH0726714 U JP H0726714U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光線の中心点を受光位置と同軸的に表
示し、表示されたレーザ光線中心点を直接基準点として
利用することができるレーザ光線中心点表示装置を得
る。 【構成】 レーザ光線を感知する光センサーで構成され
た受光手段3と液晶表示盤4とを鉛直線上にX−Y座標
原点を一致させて一体的にハウジングに固定し、受光手
段3で受光したレーザ光線の中心点を演算処理手段で求
めて液晶表示盤4に表示する。表示手段に表示された中
心位置が即実際の中心点と一致するので、その表示位置
に直接アクセスして墨出し等の基準点として利用するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、土木、建築等の分野において、レーザ光線を利用して鉛直度を測定 する装置におけるレーザ光線中心点表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、高層建築工事等において、レーザ光線を利用して鉛直度を測定する方法 が多く採用されているが、レーザ光線はある面積を持っており、距離に比例して 面積が大きくなり、しかも高層建築等においては構造建築物自体の揺れ等のため レーザ光線のスポットが点々と移動するので、その中心点を求めなければ正確な 鉛直度を測定することはできない。従来、この種の鉛直度測定におけるレーザ光 線の中心点を求める方法として、(1)直接半透明の目盛盤等にレーザ光線を受 けて、該レーザ光線の軌跡から目測で中心点を求める方法、(2)受光手段を発 光ダイオード等で構成し、発光ダイオードでレーザ光線検出位置を表示すること により求める方法、(3)レーザ光線受光手段とケーブル等で接続された外部表 示手段に受光位置をX−Y二次元座標で表示する方法、等が採用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術において、(1)の方法は目測のため測定者の個人差が大きく 、また直接レーザ光線を目視するので労働衛生上も良くないという欠点あり、( 2)の方法は発光ダイオードの極小化に限界があるため、mm単位の正確な位置を 表示することができない欠点があり、これらの方法ではレーザ光線中心を正確に 求めることができなかった。一方、(3)の方法は受光位置を電子的に演算処理 して外部表示装置のX−Y座標に表示するので前記(1)、(2)の方法に比べ て座標上では正確に中心点を表示することができるが、受光手段と外部表示装置 とは別の位置にあるため、該方法では受光中心点の鉛直位置とのずれ具合が判断 できるのみであり、前記(1)及び(2)の場合と違って、表示位置に直接アク セスしてその位置を墨出し等の基準点にすることは出来ないという欠点がある。 従って、従来の上記何れの方法によっても、正確にレーザ光線の中心点を特定化 又は固定化して、目視することができないという欠点があり、正確に鉛直度を求 めることが出来ず、従来、建築等の墨出しにおいて、基準階の基準点を正確に上 層階に移設するということが困難である等の問題点があった。
【0004】 本考案は、このような問題点を解決し、例えば建築工事等において基準階の基 準点を人為的な要素を排除して正確に且つ容易に上層階に移設する手段を得よう するものであって、レーザ光線の中心点を正確に、且つ受光位置と同軸的に同位 置で表示し、表示されたレーザ光線中心点を直接基準点として利用することがで きるレーザ光線中心点表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案のレーザ光線中心点表示装置は、レーザ光線を感知 する光センサーで構成された受光手段と受光位置を表示する表示手段とを有し、 前記受光手段と前記表示手段が鉛直線上に一体的に固定され、前記受光手段で受 光したレーザ光線の中心点を前記表示手段に表示するようにしたことを特徴とす る構成を有している。
【0006】 本考案のレーザ光線中心点表示装置は、前記受光手段のレーザ光線受光位置を 検出してデータ処理を行いレーザ光線中心部を演算処理する演算処理部を有し、 該演算処理部は前記ハウジングに一体に設けることが望ましい。また、前記表示 手段としては、液晶表示盤であることが望ましい、
【0007】
【作用】
レーザ発振器から鉛直方向に発振されたレーザ光線は、一定の面積をもって直 進し、受光手段の光センサーによって感知され、演算処理部でその位置をX−Y 座標に置換してその中心位置を求め、表示手段にその位置を表示する。従って、 人為的によらず、演算処理によって中心点を求めるので、正確に中心点を求める ことができる。しかも特に、本考案では、レーザ光線を受光している受光手段と 液晶表示面とは同一鉛直上に座標原点を一致させているので、あたかもレーザ光 線を直視した場合と同様に、表示手段に表示された中心位置が即実際の中心点と 一致するので、その表示点に直接アクセスして墨出し等の基準点として利用する ことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。 図1は、本実施例に係るレーザ光線中心点表示装置1を鉛直度を求めるために 上層階床に設置した状態を示し、図2はその内部構成を示す為の概略構成図であ る。
【0009】 本実施例に係るレーザ光線中心点表示装置1は、図2に示すように、プラスチ ック又は金属等の適宜の材料で形成されたケーシング2に、受光手段3、表示手 段としての液晶表示盤4、及び演算処理手段5が一体に設けられて構成されてい る。
【0010】 受光手段3は、ケーシング2の下面に該ケーシングと一体成形又は別個に取付 けられた円筒状又は多角形筒状のフード6内に、多数の光センサーを平面に配列 してマトリック状に構成することによって、レーザ光線受光位置が正確に検出で きる。なお、7は微弱な光をカットするために設けられたフィルタである。
【0011】 液晶表示盤4は、受光手段3で検知したレーザ光線の中心位置を、後述する演 算処理手段で求めて液晶画面に表示するものであり、該液晶画面は前記光センサ ーマトリックスのX−Y座標と同様なX−Y座標面を有し、その座標原点が光線 受光手段3の座標原点と鉛直線上で一致する(即ち、共通のZ軸を有する)よう に、前記ケーシングの上面に設けられている。なお、受光手段と液晶表示盤の座 標軸を鉛直線上で機械的に完全に一致させることは困難であるが、液晶画面の座 標軸はプログラムによって電子的に設定されるものであるので、装置組立完了後 にソフトウェアで座標軸を調整することによって、完全に一致させることが可能 である。
【0012】 演算処理手段5は、マイクロプロセッサーで構成され、受光手段3のレーザ光 線を検出した光センサーの信号により、受光位置を検出してデータ処理を行い、 レーザ光線中心部を演算処理し、該レーザ光線中心位置をX−Yの二次元座標に 置き換えて、液晶表示盤4に出力するようになっている。なお、図2に示す実施 例では、演算処理手段5は、受光手段3と液晶表示盤4との間にサンドイッチ状 に設けられているが、その設置場所は特定されるものでなく、ケーシング内の任 意の場所で良く、また場合によっては別体に設けることも可能である。
【0013】 前記ハウジングは、測定位置で水平に設置できるように、複数本の高さ調整ネ ジ8及び必要に応じて水準器等任意の水平調節手段が設けられている。
【0014】 本実施例のレーザ光線中心点表示装置は以上のように構成され、該装置を使用 して、建築の墨出しにおいて基準階の基準点を上層階に移設する場合について説 明する。 レーザ発振器10を、レーザ光線を鉛直方向に発振するように基準階11の基 準点に正確に設置し、且つレーザ光線中心点表示装置1を柱又は壁12に固定さ れた上昇階床13に受光手段3が前記レーザ発振器10と対向するように設置す る。
【0015】 基準階に設置されたレーザ発振器10から鉛直方向に投光されたレーザ光線1 4は、一定の面積をもって直進し、レーザ光線中心点表示装置1のフィルタ7を 通って受光手段3によってその面積と位置が感知される。 受光手段3は、レーザ光線14のゆらぎ及びレーザ発振器10とレーザ光線中 心点表示装置自体の振動等による誤差を少なくするために、レーザ光線14を複 数回計測し、計測した各位置及び大きさからその中心点の平均値を二次元座標に 置換して最終値とし、それを受光手段と一体的に固定された液晶表示盤4に表示 する。
【0016】 レーザ光線を受光している受光手段と液晶画面とは同一鉛直上に座標原点を一 致させているので、該表示された中心位置が即基準点である。従って、表示され た中心位置に直接墨糸を合わせて墨出しすることができ、従来と比べて熟練を要 することなく正確に且つ容易に墨を打つことができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案のレーザ光線中心点表示装置は以上のように構成され、次のような格別 の効果を奏する。 レーザ光線の中心点が表示手段に表示され、且つ受光手段と表示手段は同一鉛 直線上に座標原点を一致しているので、該表示された中心位置が即実際のレーザ 光線中心位置であり、測定者の経験や勘等の人為的な判断を要することなく、正 確にレーザ光線中心位置を求めることができる。
【0018】 そして、液晶面に表示されたレーザ光線の中心位置が実際の中心点と一致して いるので、表示された中心位置にダイレクトにアクセスして、その点を基準点と して直接墨出し等することができ、熟練を要することなく正確に且つ短時間に容 易に基準点を求めることができ、高層建築工事等において従来と比べて高精度に 鉛直を求めることができる。
【0019】 また、画面の観測と墨出し作業が同一人でできるから、従来と比べて省人化を 図ることができる。 さらに、レーザ光線を直接目視する必要がないので、労働衛生上も安全である 。
【0020】 表示手段を液晶盤で構成することによって、装置全体を小型軽量に構成するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉛直度測定状態での、本考案の一実施例による
レーザ光線中心点表示装置の概略側面図である。
【図2】その状態における概略断面図である。
【符号の説明】
1 レーザ光線中心位置測定装置 2 ケー
シング 3 受光手段 4 液晶
表示盤(表示手段) 5 演算処理手段(マイクロプロセツサー) 6 フー
ド 7 フィルタ 8 高さ
調整ネジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光線を感知する光センサーで構成
    された受光手段と受光位置を表示する表示手段とを有
    し、前記受光手段と前記表示手段が鉛直線上に一体的に
    固定され、前記受光手段で受光したレーザ光線の中心点
    を前記表示手段に表示するようにしたことを特徴とする
    レーザ光線中心点表示装置。
  2. 【請求項2】 前記受光手段のレーザ光線受光位置を検
    出してデータ処理を行いレーザ光線中心部を演算処理す
    る演算処理部が、前記受光手段及び表示手段と共にハウ
    ジングに一体に設けられている請求項1記載のレーザ光
    線中心点表示装置。
JP1993061115U 1993-10-20 1993-10-20 レーザ光線中心点表示装置 Expired - Fee Related JP2596971Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019219319A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 株式会社トプコン 鉛直測定システム及び基準点のトレース方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63217213A (ja) * 1987-03-05 1988-09-09 Tokyu Constr Co Ltd 変位自動検出システム
JPH02168766A (ja) * 1988-09-09 1990-06-28 Tamura Electric Works Ltd 光学読取装置
JPH0469515A (ja) * 1990-07-09 1992-03-04 Shimizu Corp 鉛直度測定システム

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