JPH072666A - 鎮痛または抗炎症剤 - Google Patents

鎮痛または抗炎症剤

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JPH072666A
JPH072666A JP5338015A JP33801593A JPH072666A JP H072666 A JPH072666 A JP H072666A JP 5338015 A JP5338015 A JP 5338015A JP 33801593 A JP33801593 A JP 33801593A JP H072666 A JPH072666 A JP H072666A
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chloro
carboxamide
oxindole
thenoyl
fluoro
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JP5338015A
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ケルヴィン・クーパー
Bruce H Littman
ブルース・エイチ・リットマン
Christopher J Pazoles
クリストファー・ジェイ・パゾルス
Keith D Wilner
キース・ディー・ウィルナー
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Pfizer Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3−アシル−2−オキシインドール−1−カ
ルボキサミド化合物からなる、鎮痛または抗炎症反応を
誘発する薬剤を提供する。 【構成】 本発明の薬剤は、6−クロル−5−フルオル
−3−(2−テノイル)−2−オキシインドール−1−
カルボキサミドまたはその医薬として許容される塩基塩
からなる、正常尿蛋白/クレアチニン比を維持しつつ鎮
痛または抗炎症反応を誘発する鎮痛または抗炎症剤であ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者に蛋白尿を誘発さ
せることなしに、鎮痛させ、あるいは炎症性疾患を治療
する薬剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,556,672号におい
てカデイン(Kadin)は、3位にアシル置換基を有
する特定の2−オキシインドール−1−カルボキサミド
化合物群はシクロ−オキシゲナーゼ(CO)およびリポ
キシゲナーゼ(LO)酵素阻害剤であることを述べてい
る。これらの化合物は哺乳類の鎮痛剤として有用であ
り、手術または外傷から回復しつつある患者が経験する
痛みのような疼痛を和らげるかあるいは除くのに有用で
ある。これらの化合物はまた、哺乳類に長期間投与して
リュウマチ性関節炎および骨関節炎に伴う炎症および疼
痛のような慢性疾患の症状を軽減するのに有用である。
カデインは特に、哺乳類において鎮痛反応を誘発する方
法および炎症性疾患を治療する方法であって、哺乳類を
2−オキシインドール−1−カルボキサミド化合物群か
ら選択された化合物の有効量で治療することからなる方
法をクレームしている。この化合物群には6−クロル−
5−フルオル−3−(2−テノイル)−2−オキシイン
ドール−1−カルボキサミドが含まれている。しかし、
この化合物を使用することは特に示されてはいない。カ
デインの2−オキシインドール−1−カルボキサミド化
合物群は高度に鎮痛性且つ抗炎症性であるが;この化合
物群のうちの5−クロル−3−(2−テノイル)−2−
オキシインドール−1−カルボキサミドは何人かの患者
において非進行性で可逆性の蛋白尿を誘発することが見
いだされた。6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
は蛋白尿を誘発しない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、3−アシル−
2−オキシインドール−1−カルボキサミド化合物から
なる、鎮痛または抗炎症反応を誘発する薬剤であって、
6−クロル−5−フルオル−3−(2−テノイル)−2
−オキシインドール−1−カルボキサミドまたはその医
薬として許容される塩基塩からなる、患者の正常尿蛋白
/クレアチニン比を維持しつつ鎮痛または抗炎症反応を
誘発する、改良された薬剤を提供する。
【0004】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
(I)は上述の国特許第4,556,672号および
製造例1−3に記載された下記反応経路によって製造さ
れる。
【0005】
【化1】 6−クロル−5−フルオル−3−(2−テノイル)−2
−オキシインドール−1−カルボキサミドは酸性であっ
て塩基塩を形成する。そのような塩基塩はすべて本発明
の範囲内にあり、従来方法によって製造できる。たとえ
ば、これらの化合物は、酸性物質と塩基性物質を通常化
学量論的比率で水性媒体、非水性媒体あるいは部分的水
性媒体中で適宜一緒にするだけで、あるいは1つの塩を
もう1つの塩と内部転換するだけて製造できる。これら
の塩は濾過、他の溶媒による沈殿および濾過、溶媒の蒸
発、によって適宜回収し、水溶液の場合は、凍結乾燥に
よって回収する。好ましい塩は、天然アミノ酸のエステ
ルの塩である。
【0006】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
は多くのエノール体の形で存在していることが認められ
ている。そのようなすべての変異体も本発明の範囲内で
ある。
【0007】蛋白尿作用の”有意の増加または減少”は
ここでは分散分析を行うことによって測定された統計上
の有意性を有する増加また減少として定義される。ま
ず、回帰直線を各患者および治療期間についての蛋白/
クレアチニン(PC)比のデータに合わせ、勾配を測定
する。次いで、この勾配を分散分析を使用して分析して
配列、期間および治療の効果について試験し、対照群と
処置群との間に相違が存在するか否か決定する。
【0008】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
およびその塩は鎮静活性を有する。この活性は、マウス
に2−フェニル−1、4−ベンゾキノン(PBQ)を投
与することによって誘発される腹部の捩れの阻止によっ
て示めし得る。この方法は、ジークムント(Siegm
und)ら、Proc.Soc.Exp.Biol.M
ed.95,729−731,(1957)の方法に
基づいており、スループットが高い[さらにミルネ(M
ilne)とツメイ(Twomey)、Agents
and Actions10,31−37(198
0)]。これらの実験に使用されるマウスは体重18−
20gのアルビノCF−1系統のカーワース(Carw
orth)雄である。すべてのマウスを薬物投与および
試験の前に一晩絶食させた。
【0009】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)2−オキシインドール−1−カルボキサミドを
エタノール(5%)、エマルフォー(emulpho
r)620(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類の混
合物、5%)および生理塩水(90%)からなる媒体に
溶解または懸濁させた。この媒体は対照としても役立て
た。投与量は対数目盛り(すなわち、0.32,1.
0,3.2,10.32....mg)の上にあり、適
用される塩の重量から計算される。投与経路は経口投与
であり、濃度を変えて、マウスに10mg/kgの一定
の投与量を投与できるようにした。ミルネ(Miln
e)とトエニー(Twoney)の上記方法を使用して
効果と効力を測定した。マウスに化合物を経口投与して
1時間後、PBQを2mg/kg腹腔内投与した。個々
のマウスを次いで暖めたルーサイト箱(lucite
chamber)に入れ、5分後にPBQ投与を開始
し、続く5分の間に生じた腹部のよじれを記録した。鎮
痛保護の程度、すなわち最大可能効果(%MPE)は同
日に併行して行われた対照群から得られたカウントに比
例して腹部のよじれが抑制されるのに基づいて計算され
た。少なくとも4回そのような投与を行って、MPE50
を得るための用量−反応データを得、腹部のよじれを対
照群に比較して50%低下させるに要する投与量の最良
の測定値を得た。
【0010】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
はまた、抗炎症活性を有している。この活性はラットに
おいて、標準的カラゲニン誘導ラット後肢浮腫試験に基
づく方法によって示される。[Winter et a
l.,Proc.Soc.Exp.Biol.Me
d.,111,544(1963)]体重150gない
し190gの未麻酔の大人の雄のアルビノラットを数
え、体重を測り、インクで右後くるぶしで印を付けた。
四肢をインクで印したところまで正確に水銀に浸けた。
水銀はスタタム圧力変換計(Statham Pres
sure Transducer)に連結されたガラス
シリンダーに入っている。変換計からのアウトプットを
コントロールユニットを通して微電流計に入れた。浸け
た肢によって置き換えられた水銀の容量を計測した。胃
管を通して薬物投与1時間後、印を付けた四肢の足裏の
組織に0.05mlの1%カラゲニン溶液を注射するこ
とによって浮腫を誘導した。その直後、足の容積を測っ
た。カラゲニン投与3時間後の足の容積の増加が個々の
炎症反応である。
【0011】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
およびその塩は鎮痛活性があるので痛み、たとえば後処
置可能な痛みおよび外傷の痛みの抑制のために哺乳類に
急性投与するのに有用である。さらに、6−クロル−5
−フルオル−3−(2−テノイル)−2−オキシインド
ール−1−カルボキサミドはリュウマチ性関節炎の炎症
のような慢性疾患の症状ならびに骨関節炎および他の筋
骨格および炎症性疾患に伴う疼痛を軽減するために哺乳
類に慢性投与するのに有用である。
【0012】患者の正常尿には、大量のクレアチニンお
よびそれよりはるかに少量の蛋白が排泄され、通常は蛋
白/クレアチニン比約0.05ないし0.1が維持され
る。ここで、正常尿の蛋白/クレアチニン比とは医薬投
与前の患者の蛋白/クレアチニン比である。”非蛋白尿
誘発量”とは患者の蛋白/クレアチニン比を正常値より
も有意には増大させない鎮痛および抗炎症性化合物の投
与量を意味する。
【0013】5−クロル−3−(2−テノイル)−2−
オキシインドール−1−カルボキサミドは80mg/日
で4週間以内に10−15%の患者に蛋白尿を引き起こ
すことが分かった。この蛋白尿は非進行性であって、投
薬を止めると元に戻る。本発明の化合物は320mg/
日で蛋白尿を誘発しない。実施例1および2参照。
【0014】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
またはその医薬として許容し得る塩を鎮痛剤または抗炎
症剤として使用しようとする場合、ヒト患者に単独ある
いは、好ましくは標準的調剤技術によって、医薬組成物
の医薬として許容され得る担体または希釈剤と組み合わ
せて投与できる。上記化合物は経口または非経口投与で
きる。非経口投与は、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下お
よび局所投与である。
【0015】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
またはその医薬として許容し得る塩からなる医薬組成物
において、担体対活性成分の重量比は通常1:4ないし
4:1であり、好ましくは1:2ないし2:1である。
しかし、いかなる場合も、選択される比は活性成分の溶
解度、意図する投与量および適確な投与経路に依る。
【0016】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
の経口投与のためには、この化合物をたとえば、錠剤ま
たはカプセルの形で、あるいは水溶液または水性懸濁液
として投与できる。経口投与のための錠剤の場合、通常
使用される担体は、乳糖およびコーンシロップであり、
通常、ステアリン酸マグネシウムのような滑剤を添加で
きる。カプセルの形で経口投与するための有用な希釈剤
は乳糖および乾燥コーンスターチである。水性懸濁液が
経口投与のため必要である時は、活性成分を乳化剤と懸
濁化剤と組み合わせる。所望なら、特定の甘味剤および
/または香味剤を加えることができる。筋肉内、腹腔
内、皮下および静脈内投与のためには、通常、活性成分
の滅菌溶液を調製し、該溶液のpHを適当に調節し緩衝
液を加えるべきである。静脈内投与のためには、溶質の
総濃度を調節して製剤を等張にしなくてはならない。
【0017】6−クロル−5−フルオル−3−(2−テ
ノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミド
またその塩をヒト患者に使用する場合、日用量は通常主
治医が決めるが、個々の患者の年齢、体重および反応な
らびに症状の程度および特定の配合物の効力に依って変
わるであろう。しかし、疼痛を軽減するために急性投与
するには、ほとんどの場合有効量は0.01ないし0.
5gが必要とされる(たとえば4ないし6時間毎)。慢
性投与のためには、ほとんどの場合、0.01ないし
1.0g/日、好ましくは320mg/日、より好まし
くは、40−160mg/日を一回またいくつかに分け
て投与されよう。一方、幾つかの場合、これらの限度を
外れて投与する必要があるかも知れない。
【0018】
【実施例】以下の実施例および製造例は本発明をさらに
詳細に説明するためだけに示されている。
【0019】実施例1 二重盲検法においてプラセボ(偽薬)を対照とした投薬
計画(doubleblind placebo−co
ntrolled design)により、6−クロル
−5−フルオル−3−(2−テノイル)−2−オキシイ
ンドール−1−カルボキサミドを1日一回、40,8
0,160および320mgの投与量で36人の患者に
投与した。1日目に一回量を投与し、7日間の洗い出し
期間(aseven day washout per
iod)を置き、次いで、さらに21日間投薬を続け
た。上記各投薬量の6−クロル−5−フルオル−3−
(2−テノイル)−2−オキシインドール−1−カルボ
キサミドを9人の患者に、同量のプラセボを3人の患者
に投与した。ここで、プラセボは試験薬と同一形態の剤
形とした。研究は、群の内に関しては二重盲検法で行
い、群の間では単一盲検法(single blin
d)で行った。コンピューターによって患者を無作為に
種々の治療計画に割り当てた。240mlの水で一晩絶
食させた後、各投与量の薬物およびプラセボを投与し
た。投与の最初の日および最後の日に、投与後0時間
(ベースライン)、および0.5,1,2,3,4,
6,8,12,16,24,48,72,96,12
0,144および168時間の時点で、1mlの血漿を
得るのに十分量の血液を集めた(投与の最後の日につい
ては、192,216および240時間の時点でも試料
を集めた)。投与の最初と最後の日には、クレアチニ
ン、尿酸、β2−マイクログロブリン、アルブミンおよ
び総蛋白の測定のために、尿(24時間)をも集めた。
さらに、第2、第8および第22の投与に続いて、最後
の投与の240時間後に、早朝尿に続く尿であるが試験
薬の投与前の尿の20ml部分を蛋白質およびクレアチ
ニンの測定用に取り出した。これらの研究を通して、薬
物処理群とプラセボ処理群との間に尿蛋白/クレアチニ
ン比の有意の差はなかった。
【0020】実施例2 二重盲検法においてプラセボ(偽薬)を対照とした交差
投薬計画(double blind placebo
−controlled crossoverdesi
gn)により、6−クロル−5−フルオル−3−(2−
テノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミ
ドを80mg/日の投与量で25人の患者に投与した。
患者を無作為に分けて、6−クロル−5−フルオル−3
−(2−テノイル)−2−オキシインドール−1−カル
ボキサミド4週間投与し、次いでプラセボを4週間投与
するか、プラセボを4週間投与し、次いで6−クロル−
5−フルオル−3−(2−テノイル)−2−オキシイン
ドール−1−カルボキサミド4週間投与した。患者は、
症状が耐え難くなったら、早めに他方の脚に切り替える
ことができた。治療を開始する前に、現在行っている非
ステロイド系抗炎症剤の投与をすべて停止して、1週間
の洗い出し期間を設けた。尿蛋白/クレアチニン比を研
究期間中、ベースライン時点および週毎に測定した。2
4時間尿を集め、蛋白/クレアチニン比にもとづく24
時間蛋白排泄測定量の増加を確認した。尿蛋白/クレア
チニン比の有意の変化は6−クロル−5−フルオル−3
−(2−テノイル)−2−オキシインドール−1−カル
ボキサミドによる治療の間に観察されず、6−クロル−
5−フルオル−3−(2−テノイル)−2−オキシイン
ドール−1−カルボキサミドおよびプラセボによる治療
の期間中、蛋白/クレアチニン比に有意の差は見られな
かった。
【0021】製造例1 6−クロル−5−フルオル−2−オキシインドール 130mlのトルエンに、撹拌しながら24.0g
(0.165モル)の3−クロル−4−フルオルアニリ
ンおよび13.5ml(0.166モル)のピリジンを
加えた。得られた溶液を約0℃に冷却し、13.2ml
(0.166モル)の2−クロル酢酸クロリドを加え
た。得られた反応混合物を室温で5時間撹拌し、次いで
100mlの1N塩酸で2回、100mlの飽和塩化ナ
トリウム溶液で抽出した。得られたトルエン溶液を硫酸
マグネシウムで乾燥し、次いで真空下で濃縮し、32.
6g(収率88%)のN−(2−クロルアセチル)−3
−クロル−4−フルオルアニリンを得た。
【0022】26.63gのN−(2−クロルアセチ
ル)−3−クロル−4−フルオルアニリンを64gの無
水塩化アルミニウムと混合し、混合物を210℃−23
0℃で8.5時間加熱した。反応混合物を次いで氷と1
N塩酸の混合物に撹拌しつつ注いだ。撹拌を30分続
け、次いで、固体を濾取した(22.0g)。この固体
を酢酸エチルとヘキサンの1:1混合物に溶解し、80
0gのシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。カ
ラムを溶出し、フラクションを蒸発させて11.7gの
N−(2−クロルアセチル)−3−クロル−4−フルオ
ルアニリン、次いで、3.0gの6−クロル−5−フル
オル−2−オキシインドールを生成した。後者の物質を
トルエンから再結晶して1.70g(収率7%)の表題
化合物を得た。融点196℃−206℃。NMRスペク
トルによる分析の結果、生成物にはいくらか4−クロル
−5−フルオル−2−オキシインドールが混入している
ことを示した。
【0023】製造例2 6−クロル5−フルオル−2−オキシインドール−1
−カルボキサミド アセトニトリル(80ml)中6-クロル−5-フルオル
−2-オキシインドールキサミド(0.04モル)のスラ
リーに、イソチアン酸クロルスルホニル(6.65g、
0.047モル)を加え、得られた混合物を45分間撹
拌した。水(100ml)を次いで加え、この水性混合
物を1時間撹拌した。形成した沈殿物を濾去し、アセト
ニトリルから再結晶して0.92gの表題化合物を得
た。上記水性混合物からの濾液を酢酸エチル(300m
l)で抽出し、抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を減圧下に蒸発させてさらに生成物を得た。アセトニ
トリルから再結晶してさらに2.2gの生成物を得た。
融点229−231℃。
【0024】製造例3 6−クロル−5−フルオル−3−(2−テノイル)−2
−オキシインドール−1−カルボキサミド 200mlのN,N−ジメチルホルムアミド中0.1モ
ルの6−クロル−5−フルオル−オキシインドール−2
−カルボキサミドおよび26.9g(0.22モル)の
4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンの撹拌された
スラリーを氷浴温度に冷却し、次いで50mlのN,N
−ジメチルホルムアミド中16.1g(0.11モル)
の溶液を滴下して加えた。撹拌を約30分続け、次いで
この反応混合物を1リットルの水と75mlの3N塩酸
の混合物に注いだ。得られた混合物を氷浴中で冷却し、
次いで固体を濾取した。固体を水で洗い、1800ml
の酢酸から再結晶して、26.6gの表題化合物を綿毛
様の黄色結晶として得た。融点220−221℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルース・エイチ・リットマン アメリカ合衆国コネチカット州06378,ス トニントン,プレンティス・ウィリアム ズ・ロード 28 (72)発明者 クリストファー・ジェイ・パゾルス アメリカ合衆国コネチカット州06385,ウ ォーターフォード,トゥイン・レイクス・ ドライブ 36 (72)発明者 キース・ディー・ウィルナー アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロートン,ノース・ロード 860

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6−クロル−5−フルオル−3−(2−
    テノイル)−2−オキシインドール−1−カルボキサミ
    ドまたはその医薬として許容される塩基塩からなる、正
    常尿蛋白/クレアチニン比を維持しつつ鎮痛または抗炎
    症反応を誘発する鎮痛または抗炎症剤。
JP5338015A 1993-01-22 1993-12-28 鎮痛または抗炎症剤 Pending JPH072666A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/007,217 US5298522A (en) 1993-01-22 1993-01-22 6-chloro-5-fluoro-3-(2-thenoyl)-2-oxindole-1-carboxamide as an analgesic and anti-inflammatory agent while maintaining a normal urine protein/creatinine ratio
US007217 1993-01-22

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