JPH0726647A - ガラス板の取付構造体 - Google Patents
ガラス板の取付構造体Info
- Publication number
- JPH0726647A JPH0726647A JP19278093A JP19278093A JPH0726647A JP H0726647 A JPH0726647 A JP H0726647A JP 19278093 A JP19278093 A JP 19278093A JP 19278093 A JP19278093 A JP 19278093A JP H0726647 A JPH0726647 A JP H0726647A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass plate
- glass board
- adhesive
- mounting bracket
- temporary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ガラス板3の裏面縁部に取付金具1を接着し、
取付金具を介してガラス板を躯体5に取付けるガラス板
の取付構造体である。取付金具1とガラス板3とは、中
央部で仮接着され、縁部で本接着材4により本接着さ
れ、かつ、仮接着部材2とガラス板3との間には、薄い
本接着材の層6が設けられている。 【効果】ガラス板の表面から観察したとき、仮接着部材
の部位が本接着されている部位と同一の色調を呈し、外
観が優れる。
取付金具を介してガラス板を躯体5に取付けるガラス板
の取付構造体である。取付金具1とガラス板3とは、中
央部で仮接着され、縁部で本接着材4により本接着さ
れ、かつ、仮接着部材2とガラス板3との間には、薄い
本接着材の層6が設けられている。 【効果】ガラス板の表面から観察したとき、仮接着部材
の部位が本接着されている部位と同一の色調を呈し、外
観が優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板の接着構造体
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の裏面縁部にアルミニウム製の
取付金具を接着し、この取付金具を躯体に取付けるガラ
ス板の取付構造体が種々提案されている。かかる取付構
造体におけるガラス板と取付金具の接着は、水平断面図
である図2のような構造になっている。即ち、取付金具
1の接着面の中央部で仮接着部材2により取付金具とガ
ラス板3とが仮接着される。
取付金具を接着し、この取付金具を躯体に取付けるガラ
ス板の取付構造体が種々提案されている。かかる取付構
造体におけるガラス板と取付金具の接着は、水平断面図
である図2のような構造になっている。即ち、取付金具
1の接着面の中央部で仮接着部材2により取付金具とガ
ラス板3とが仮接着される。
【0003】この仮接着部材は硬質ウレタンで構成さ
れ、その取付金具に当接面とガラス板に当接する面とに
両面粘着テープが設けられている。この仮接着部材はス
ペーサーの作用をしており取付金具とガラス板とを所定
の間隔で仮接着する。取付金具の接着面の縁部は、シリ
コーン系の本接着材4により取付金具とガラス板とが本
接着される。このように取付金具の接着されたガラス板
は、取付金具が躯体5に取付られる。
れ、その取付金具に当接面とガラス板に当接する面とに
両面粘着テープが設けられている。この仮接着部材はス
ペーサーの作用をしており取付金具とガラス板とを所定
の間隔で仮接着する。取付金具の接着面の縁部は、シリ
コーン系の本接着材4により取付金具とガラス板とが本
接着される。このように取付金具の接着されたガラス板
は、取付金具が躯体5に取付られる。
【0004】しかし、かかる取付構造体をガラス板3の
表面から観察すると、仮接着された部位と本接着された
部位とが互いに異なる色調を呈するため、外観が低下す
るという課題があった。
表面から観察すると、仮接着された部位と本接着された
部位とが互いに異なる色調を呈するため、外観が低下す
るという課題があった。
【0005】
【発明ガ解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
が有していた上記課題を解消し、仮接着の部位と本接着
の部位とで、色調の差を実質的になくし、外観の向上を
図ったガラス板の取付構造体の提供を目的とする。
が有していた上記課題を解消し、仮接着の部位と本接着
の部位とで、色調の差を実質的になくし、外観の向上を
図ったガラス板の取付構造体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス板の取付
構造体は、ガラス板の裏面縁部に取付金具を接着し、取
付金具を介してガラス板を躯体に取付けるガラス板の取
付構造体において、取付金具とガラス板とは、取付金具
の接着面の中央部で仮接着部材により仮接着され、取付
金具の接着面の縁部で本接着により本接着され、かつ、
仮接着部材とガラス板との間には、薄い本接着材の層が
設けられていることを特徴とする。
構造体は、ガラス板の裏面縁部に取付金具を接着し、取
付金具を介してガラス板を躯体に取付けるガラス板の取
付構造体において、取付金具とガラス板とは、取付金具
の接着面の中央部で仮接着部材により仮接着され、取付
金具の接着面の縁部で本接着により本接着され、かつ、
仮接着部材とガラス板との間には、薄い本接着材の層が
設けられていることを特徴とする。
【0007】以下、図面に基づいて説明する。図1は、
本発明によるガラス板の取付構造体の水平断面図であ
る。図において、1は取付金具、2は仮接着部材、3は
ガラス板、4は本接着材、5は躯体、6は本接着材の
層、8はシーリング材である。図のように、取付金具1
がガラス板3の裏面縁部に仮接着部材2、本接着材4に
より接着されている。
本発明によるガラス板の取付構造体の水平断面図であ
る。図において、1は取付金具、2は仮接着部材、3は
ガラス板、4は本接着材、5は躯体、6は本接着材の
層、8はシーリング材である。図のように、取付金具1
がガラス板3の裏面縁部に仮接着部材2、本接着材4に
より接着されている。
【0008】この仮接着部材2は、取付金具1とガラス
板とを所定の間隔を保持した状態で仮接着するものであ
り、仮接着とスペーサーの作用をする。仮接着部材2は
硬質ウレタン等の耐溶剤性に優れた軽量な材料で構成さ
れ、その上面即ち取付金具1の接着面に当接する面及び
その下面には両面粘着テープが設けてあり、ガラス板及
び取付金具の接着面の中央部が仮接着される。
板とを所定の間隔を保持した状態で仮接着するものであ
り、仮接着とスペーサーの作用をする。仮接着部材2は
硬質ウレタン等の耐溶剤性に優れた軽量な材料で構成さ
れ、その上面即ち取付金具1の接着面に当接する面及び
その下面には両面粘着テープが設けてあり、ガラス板及
び取付金具の接着面の中央部が仮接着される。
【0009】仮接着部材の巾dは、狭過ぎると取付金具
とガラス板とが本接着されるまで、両者を確実に仮接着
できないので好ましくなく、広過ぎると本接着材による
接着面積が小さくなり、本接着後の強度が低下するので
好ましくない。仮接着部材の巾は5〜15mmの範囲が
望ましい。
とガラス板とが本接着されるまで、両者を確実に仮接着
できないので好ましくなく、広過ぎると本接着材による
接着面積が小さくなり、本接着後の強度が低下するので
好ましくない。仮接着部材の巾は5〜15mmの範囲が
望ましい。
【0010】仮接着部材の厚さは、薄過ぎると、地震風
圧等により接着部に応力集中を生じ、接着部が剥離した
り、ガラス板の破損が生じたりするので好ましくない。
一方、厚過ぎると、本接着材の使用量が多くなり、コス
トアップになるので好ましくない。仮接着部材の厚さ
は、6〜15mmの範囲が望ましい。
圧等により接着部に応力集中を生じ、接着部が剥離した
り、ガラス板の破損が生じたりするので好ましくない。
一方、厚過ぎると、本接着材の使用量が多くなり、コス
トアップになるので好ましくない。仮接着部材の厚さ
は、6〜15mmの範囲が望ましい。
【0011】仮接着部材とガラス板との間には、薄い本
接着材の層6が設けてある。この本接着材の層6は、仮
接着部材の幅と同じか、若干広く設けることにより、ガ
ラス板3の表面即ち下面より観察した場合、仮接着部材
が見えず充分な陰蔽性を有するので好ましい。
接着材の層6が設けてある。この本接着材の層6は、仮
接着部材の幅と同じか、若干広く設けることにより、ガ
ラス板3の表面即ち下面より観察した場合、仮接着部材
が見えず充分な陰蔽性を有するので好ましい。
【0012】本接着材の層6の厚さとしては0.05〜
2mmの範囲が好ましい。本接着材の層6の厚さが0.
05mm未満では、上記本接着材の層6の陰蔽性が不充
分となり外観が低下するので好ましくない。一方、本接
着材の層6の厚さが2mmを超えると、硬化が遅くなり
生産性が低下するので好ましくない。
2mmの範囲が好ましい。本接着材の層6の厚さが0.
05mm未満では、上記本接着材の層6の陰蔽性が不充
分となり外観が低下するので好ましくない。一方、本接
着材の層6の厚さが2mmを超えると、硬化が遅くなり
生産性が低下するので好ましくない。
【0013】本接着材としては、経時的な劣化が少ない
のでシリコーン系接着材、変性シリコーン系接着材が適
している。その硬化タイプとしては、湿気硬化する一成
分タイプ、硬化剤により硬化する二成分タイプのいずれ
のタイプでもよい。かかる本接着材には、通常黒色顔料
が含有されている。
のでシリコーン系接着材、変性シリコーン系接着材が適
している。その硬化タイプとしては、湿気硬化する一成
分タイプ、硬化剤により硬化する二成分タイプのいずれ
のタイプでもよい。かかる本接着材には、通常黒色顔料
が含有されている。
【0014】取付金具1は、この本接着材の層6に仮接
着部材2により仮接着され、取付金具の接着面の縁部
は、本接着材4によりガラス板3の裏面と本接着され
る。この本接着材としては層6を形成する本接着材と実
質的に同一のものが使用される。取付金具1は中空形状
をしており、その上面に躯体5と係合する係合部7が設
けてある。この取付金具の材質は成形性の点でアルミニ
ウムが好ましい。
着部材2により仮接着され、取付金具の接着面の縁部
は、本接着材4によりガラス板3の裏面と本接着され
る。この本接着材としては層6を形成する本接着材と実
質的に同一のものが使用される。取付金具1は中空形状
をしており、その上面に躯体5と係合する係合部7が設
けてある。この取付金具の材質は成形性の点でアルミニ
ウムが好ましい。
【0015】この取付金具、仮接着部材等は紙面に垂直
方向に延設され、実質的にガラス板3と同じ長さを有す
る。さらに、ガラス板3としては、通常の透明ガラス、
熱線吸収ガラス、熱線反射ガラス等広範囲に使用され
る。
方向に延設され、実質的にガラス板3と同じ長さを有す
る。さらに、ガラス板3としては、通常の透明ガラス、
熱線吸収ガラス、熱線反射ガラス等広範囲に使用され
る。
【0016】かかるガラス板の取付構造体の製造にあた
っては、先ず、ガラス板3の縁部で、仮接着部材2の当
接部位に本接着材を塗布し、本接着材の層6を形成す
る。次いで、この層6上に仮接着部材2を仮接着し、仮
接着部材の上面中央部に取付金具1を仮接着する。次い
で、取付金具1の接着面の縁部とガラス板3との間隙に
本接着材4を充填しガラス板と取付金具とを本接着す
る。次いで、取付金具の係合部7を躯体5に取付ける。
っては、先ず、ガラス板3の縁部で、仮接着部材2の当
接部位に本接着材を塗布し、本接着材の層6を形成す
る。次いで、この層6上に仮接着部材2を仮接着し、仮
接着部材の上面中央部に取付金具1を仮接着する。次い
で、取付金具1の接着面の縁部とガラス板3との間隙に
本接着材4を充填しガラス板と取付金具とを本接着す
る。次いで、取付金具の係合部7を躯体5に取付ける。
【0017】なお、ガラス板に本接着材の層6を形成す
るにあたっては、ガラス板に所定厚さのマスキングテー
プを仮接着部材の巾離間して2本貼り付け、両テープの
間に本接着材をヘラ等で押し付けると、作業性がよく行
なえる。
るにあたっては、ガラス板に所定厚さのマスキングテー
プを仮接着部材の巾離間して2本貼り付け、両テープの
間に本接着材をヘラ等で押し付けると、作業性がよく行
なえる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス板の表面から観
察したとき、仮接着部材の部位が本接着されている部位
と同一の色調を呈するので、外観が極めて優れる。
察したとき、仮接着部材の部位が本接着されている部位
と同一の色調を呈するので、外観が極めて優れる。
【図1】本発明によるガラス板の取付構造体の水平断面
図
図
【図2】従来のガラス板の取付構造体の水平断面図
1:取付金具 2:仮接着部材 3:ガラス板 4:本接着材 5:躯体 6:本接着材の層
Claims (1)
- 【請求項1】ガラス板の裏面縁部に取付金具を接着し、
取付金具を介してガラス板を躯体に取付けるガラス板の
取付構造体において、取付金具とガラス板とは、取付金
具の接着面の中央部で仮接着部材により仮接着され、取
付金具の接着面の縁部で本接着により本接着され、か
つ、仮接着部材とガラス板との間には、薄い本接着材の
層が設けられていることを特徴とするガラス板の取付構
造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19278093A JP3280766B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ガラス板の取付構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19278093A JP3280766B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ガラス板の取付構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726647A true JPH0726647A (ja) | 1995-01-27 |
JP3280766B2 JP3280766B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=16296888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19278093A Expired - Fee Related JP3280766B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ガラス板の取付構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280766B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP19278093A patent/JP3280766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3280766B2 (ja) | 2002-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 9 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |