JPH07265966A - 超塑性成形装置 - Google Patents

超塑性成形装置

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JPH07265966A
JPH07265966A JP6060815A JP6081594A JPH07265966A JP H07265966 A JPH07265966 A JP H07265966A JP 6060815 A JP6060815 A JP 6060815A JP 6081594 A JP6081594 A JP 6081594A JP H07265966 A JPH07265966 A JP H07265966A
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flange
forming
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邦夫 能鹿島
Shizuo Kimura
静雄 木村
Yasuo Hashimoto
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D26/00Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces
    • B21D26/02Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces by applying fluid pressure
    • B21D26/053Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces by applying fluid pressure characterised by the material of the blanks
    • B21D26/055Blanks having super-plastic properties

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Abstract

(57)【要約】 【目的】成形型やその型締装置等を小型なものとするこ
とができ、さらには成形品の種類や形状の変更に対して
安価且つ簡単に対応することができる超塑性成形装置を
提供する。 【構成】成形型1を複数の分割型3〜5により構成し、
分割型3〜5の接合箇所にフランジ7〜12を設ける。
成形に際して成形型1を収容する炉体2を各分割型3〜
5に着脱自在に装着した分割炉体13〜15により構成
し、フランジ7〜12を炉体2の外方に突出させる。炉
体2の内壁部にヒータ18を取着する。炉体2の外方に
突出したフランジ7〜12をクランプ手段3,24によ
り挟持して成形型1を型締めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板をその加熱状態
で加圧気体により超塑性変形させて成形する超塑性成形
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の成形装置としては、例え
ば実開平2−87513号公報に開示されているものが
知られている。
【0003】この成形装置は、上型及び下型間に超塑性
変形可能な金属板を保持すると共に、上型及び下型の内
部に埋設したヒータにより金属板を加熱し、この状態で
型内に形成されたキャビティに加圧ガスを供給すること
により、金属板をキャビティの成形面に沿って超塑性変
形させて所望形状に成形するようにしている。
【0004】しかしながら、かかる成形装置にあって
は、上型及び下型の内部に前記ヒータを埋設しているた
め、型の耐久性を確保するために型を厚肉なものとする
必要があり、このため、型が大型なものとなると共に、
これに伴って、それらの型の型締装置(上型の昇降装
置)や、前記ヒータ、型の放熱を防ぐための断熱材等も
大型化してしまう。
【0005】そして、成形品の種類や形状の変更があっ
た場合には、上記のように大型な型を新たなものに交換
することとなり、さらにはこれに付随して前記ヒータ
や、断熱材等も新たなものに交換する必要が生じる場合
があるため、コスト的に不利なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
超塑性成形装置の改良を目的とし、より詳細には、成形
型やその型締装置等を小型なものとすることができ、さ
らには成形品の種類や形状の変更に対して安価且つ簡単
に対応することができる超塑性成形装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、成形型内に保持した金属板をその加熱状
態で加圧気体により超塑性変形させて成形する超塑性成
形装置において、前記成形型を複数の分割型により分割
・接合自在に構成すると共に、各分割型の接合部にフラ
ンジを形成し、各分割型のフランジを外方に突出させつ
つ各分割型の外周面部を包囲して各分割型にそれぞれ着
脱自在に装着された複数の分割炉体により構成され、該
分割型を互いに接合したとき、前記フランジを外方に突
出させて前記成形型を収容する炉体と、該炉体と前記成
形型との間の空間で各分割炉体の内壁部に設けられた発
熱手段と、前記分割型間に前記金属板を保持して各分割
型を接合した状態で前記フランジを挟持するクランプ手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】さらに、前記クランプ手段は、断熱材を介
して前記フランジを挟持することを特徴とする。
【0009】さらに、前記炉体の内壁部は断熱材により
形成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記金属板の成形に際して
は、前記分割型間にそれらの接合面で金属板を支持して
各分割型を接合することで、それらの分割型が合わさっ
て単一的な前記成形型が形成されると共に、該成形型内
に金属板が保持される。同時に、各分割型に装着された
前記分割炉体が合わさって単一的な前記炉体が形成され
ると共に、各分割型の互いに接合された前記フランジが
該炉体の外方に突出した状態で該炉体内に成形型が収容
される。この状態で、前記クランプ手段により前記フラ
ンジが挟持されて、各分割型が気密的な接合状態に保持
され、さらに、前記発熱手段により該成形型が金属板と
共に加熱される。そして、この状態で成形型内に加圧気
体を供給することで、前記金属板の成形がなされる。
【0011】この場合、本発明の超塑性成形装置の構成
によれば、前記成形型と、これを金属板と共に加熱する
ための炉体とは基本的には別体物であると共に、前記発
熱手段は炉体の内壁に設けられているので、該成形型内
には別の発熱手段を設ける必要がなく、これにより該成
形型を小型なものとすることが可能となる。そして、こ
のように成形型を小型なものとすることができるので、
前記フランジも比較的小さなものとすることが可能であ
り、従って、最終的に該フランジを挟持して型締めを行
う前記クランプ手段の構成も小型なものとすることが可
能である。さらに、重量物である成形型を小型なものと
することができると共に、該成形型を構成する各分割炉
に装着された前記分割炉体は成形型に較べて軽量なもの
とすることができるので、それらの分割型を分割炉体と
共に接合・分離するための装置構成も比較的小型なもの
とすることが可能となる。また、前記炉体は各分割型に
着脱自在に装着された分割炉体により構成されているた
め、製品の形状変更等の際には、該炉体を交換すること
なく、小型な分割型のみを交換すればよく、また、その
際、新たな分割型に前記フランジを設けておくことで、
前記クランプ手段をそのまま使用することが可能とな
る。
【0012】また、前記クランプ手段による前記フラン
ジの挟持を断熱材を介して行うことで、前記成形型から
クランプ手段への放熱が防止されて、成形型の加熱を効
率よく行うことが可能となる。
【0013】また、前記炉体の内壁を断熱材により形成
しておくことで、成形型の加熱を効率よく行うことが可
能となると共に、炉体を薄肉なものとしてその構成をよ
り小型化することが可能となる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2を参照して
説明する。図1は本実施例の超塑性成形装置の説明的縦
断面図、図2は図1の装置の成形型及び炉体を分割した
状態を示す縦断面図である。
【0015】図1及び図2を参照して、1は成形型、2
は炉体、Wは超塑性変形により成形を行う金属板であ
る。
【0016】成形型1は、図2に示すように、例えば上
型3、左下型4及び右下型5の3個の分割型により構成
され、下型4,5は左右方向で接合・分割自在とされ、
上型3は下型4,5に対して上下方向で接合・分割自在
とされている。図1では、上型3及び下型4,5の接合
状態を示しており、その接合状態において、金属板Wか
ら所望形状の製品を得るためのキャビティ6が下型4,
5間の内部に形成される。この場合、金属板Wの中央部
にはあらかじめ凹部aが形成されており、後述の成形に
際しては、下型4,5の接合状態で、凹部aをキャビテ
ィ6に臨ませて金属板Wの両側部が下型4,5上面(上
型3との接合面)に支承されるようになっている。そし
て、この状態で上型3を下型4,5上に接合させること
により、上型3及び下型4,5間に金属板Wが図1のよ
うに保持されるようになっている。
【0017】上型3の周縁部には、複数のフランジ7が
水平方向に張り出すように形成されており、それらのフ
ランジ7に対応して、各下型4,5の上面周縁部にも複
数のフランジ8が形成されている。これらのフランジ
7,8は、上型3と下型4,5との接合状態で、互いに
接合するようになっている。
【0018】これと同様に、下型4,5の下面部には、
それらの接合箇所で下方に張り出すように形成されたフ
ランジ9,10が設けられ、これらのフランジ9,10
は下型4,5の接合状態で互いに接合する。尚、下型
4,5の側面部の接合箇所にも同様のフランジ11,1
2(図1参照)が設けられている。
【0019】炉体2は、上型3上に装着された上炉体1
3と、左下型4の外周面部に装着された左下炉体14
と、右下型5の外周面部に装着された右下炉体15との
3個の分割炉体により構成されている。
【0020】上炉体13は、上型3の上面部をそのほぼ
全面にわたって覆うような形状に形成されており、前記
フランジ7の基端部に断熱材16を介して装着されてい
る。この場合、上炉体13は上型3に図示しないボルト
等を用いて着脱自在に装着されている。また、上炉体1
3の内壁部は断熱材17により形成され、その断熱材1
7と上型3の上面部との間には空間が形成されている。
そして、その空間において、上炉体13の内壁部の断熱
材17には、複数のヒータ(発熱手段)18が取着され
ている。
【0021】これと同様に、左下炉体14及び右下炉体
15は、それぞれ左下型4及び右下型5の外周面部をそ
のほぼ全面にわたって覆うような形状に形成されてお
り、前記フランジ9,10の基端部に断熱材16を介し
て着脱自在に装着されている。また、各下炉体14,1
5の内壁部は、各下型4,5の外周面部との間に空間を
有して断熱材17により形成されている。そして、各下
炉体14,15の内壁部の断熱材17には、複数のヒー
タ18が取着されている。
【0022】これらの上炉体13及び下炉体14,15
により構成された炉体2は、上型3及び下型4,5を互
いに接合した状態で、全体として大略箱形状となり、上
型3及び下型4,5により構成された成形型1の外面部
をそのほぼ全面にわたって包囲する。そして、このと
き、前記フランジ9〜12の先端部は、炉体2の外方に
突出する。尚、この場合、フランジ9〜12を除く箇所
では、上炉体13及び下炉体14,15は、断熱材16
を介して互いに接合するようになっている。
【0023】また、前記上型3の中央部には、金属板W
の凹部aを超塑性変形させるための加圧ガスを導入する
給気孔19が上型3の上面部から金属板Wの凹部aに向
かって穿設され、この給気孔19は、炉体2の上方から
上炉体13を貫通して配管された加圧ガスの供給管19
aに接続されている。
【0024】次に、図1を参照して、金属板Wの成形作
業に際して前記成形型1や炉体2の接合や分割等を行う
ための駆動機構の構成を説明する。
【0025】同図において、20は下炉体14,15を
支持する台車、21は左下炉体14及び左下型4の組と
右下炉体15及び右下型5の組との接合・分割を行うた
めの移動手段、22は上型3及び上炉体13を昇降させ
るための昇降手段、23は上型3及び下型4,5の接合
状態で上型3と下型4,5との接合箇所に設けられた前
記各フランジ7,8の組を挟持するクランプ手段、24
は下型4,5の接合状態でそれらの下端部の接合箇所に
設けられた前記フランジ9,10の組を挟持するクラン
プ手段である。
【0026】台車20上には、左右方向に延在するガイ
ドレール25が設けられ、このガイドレール25上に前
記各下炉体14,15がそれらの下面部に固設されたフ
レーム26,27を介して左右方向に移動自在に支持さ
れている。尚、この場合、右下炉体15は、ガイドレー
ル25の右側所定の位置で図示しないストッパにより係
止されている。また、台車20は、その右側側方に立設
された支柱28に向かってキャスタ29,29を介して
移動可能とされているが、図においては、連結ピン28
aを介して支柱28に連結されている。
【0027】前記移動手段21は、台車20上の左側に
設けられたシリンダ30を備えている。このシリンダ3
0はその軸心をガイドレール25と平行に向けて設けら
れ、該シリンダ30の後端部が台車20上に固設された
ブラケット31に枢支されると共に、該シリンダ30の
ピストンロッド30aが左下炉体14側のフレーム26
に固設された連結部材32に連結されている。これによ
り、移動手段21は、シリンダ30のピストンロッド3
0aを伸長させることで、左下炉体14を左下型4と共
に右下炉体15及び右下型5に向かってガイドレール2
5上を移動せしめ、それらを接合する。また、ピストン
ロッド30aを短縮させることで、両下炉体14,15
を分離させると共に両下型4,5を型開きさせる。
【0028】昇降手段22は、前記支柱28の上部側面
部に上下方向に延在して設けられた複数のガイドレール
33と、該ガイドレール33にローラ34を介して昇降
自在に係合された昇降体35と、該昇降体35を昇降駆
動するシリンダ36とを備えている。昇降体35から上
炉体13の上面部に向かって連結アーム37が延設さ
れ、該連結アーム37は上炉体13の上面部に固設され
たフレーム38に連結されている。また、シリンダ36
は、炉体2と支柱28との間で軸心を上下方向に向けて
設けられ、該シリンダ36の後端部は支柱28にブラケ
ット39を介して枢支され、該シリンダ36のピストン
ロッド36aが昇降体35に連結部材40を介して連結
されている。
【0029】これにより、昇降手段22は、シリンダ3
6のピストンロッド36aを伸長させることで、昇降体
35を介して上炉体13を上型3と共に上昇させ、上炉
体13及び上型3をそれぞれ下炉体14,15及び下型
4,5から分離させる。また、ピストンロッド36aを
短縮させることで、上炉体13を上型3と共に下炉体1
4,15及び下型4,5に向かって下降させ、それらを
接合する。
【0030】前記クランプ手段23は、上型3と下型
4,5とのフランジ7,8の各組毎に同一構成でもって
設けられ、例えば左側のフランジ7,8を挟持するクラ
ンプ手段23は、開閉シリンダ41により開閉する一対
のハンド部材42,42と、それらの開閉シリンダ41
及びハンド部材42,42を揺動させる揺動シリンダ4
3とを備えている。
【0031】揺動シリンダ43は、上炉体13の左側上
方で軸心を左右方向に向けて設けられ、該揺動シリンダ
43の後端部が前記フレーム38上に立設されたブラケ
ット38aに枢支され、該揺動シリンダ43のピストン
ロッド43aが上炉体13の左上方からフランジ7,8
の側方位置に向かって略上下方向に延びる揺動アーム4
4の上端部に枢着されている。この揺動アーム44の中
間部はフレーム38の左端部に設けられた支軸45に枢
着され、該支軸45の回りに揺動自在とされている。こ
の場合、揺動アーム44の下部は、揺動シリンダ43の
ピストンロッド43aを伸長させることでフランジ7,
8にその左側方から接近し、ピストンロッド43aを短
縮させることでフランジ7,8から離反する。
【0032】また、揺動アーム44の下部には、フラン
ジ7,8の側方で上下に間隔を存して配置された前記ハ
ンド部材42,42のそれぞれの中間部が支軸46,4
6を介して枢着され、さらに、該ハンド部材42,42
の後端部(左端部)はそれぞれ開閉シリンダ41の本体
部とピストンロッド41aとに枢着されている。これに
より、ハンド部材42,42の先端部(左端部)は、開
閉シリンダ41のピストンロッド41aを短縮・伸長さ
せることで、支軸46,46を支点として開閉し、ま
た、該ハンド部材42,42及び開閉シリンダ41は、
揺動アーム44の揺動に伴って、フランジ7,8に接近
・離反する。そして、該ハンド部材42,42の先端部
は、前記揺動アーム44をその下部がフランジ7,8に
接近する側に揺動させたとき、フランジ7,8の上下に
位置するようになっており、この状態でハンド部材4
2,42を開閉シリンダ41により閉じることで、フラ
ンジ7,8がハンド部材42,42の先端部間に挟持さ
れる。この場合、ハンド部材42,42により挟持され
るフランジ7,8の先端部には、それぞれ断熱材47を
介してクランプ座48が固着されており、ハンド部材4
2,42は断熱材47及びクランプ座48を介してフラ
ンジ7,8を挟持する。
【0033】かかるクランプ手段23の構成は、上型3
及び下型4,5の各組のフランジ7,8について同一で
あり、各組のフランジ7,8はそれぞれの組に対応する
クランプ手段23により挟持される。
【0034】下型4,5の下端部に設けられた前記フラ
ンジ9,10を挟持するクランプ手段24は、前記クラ
ンプ手段23と同様に、下炉体14,15の下方で左右
方向に延在して中間部が前記フレーム27に支軸49を
介して枢支された揺動アーム50と、フランジ9,10
の下方に位置する揺動アーム50の先端部(左端部)に
支軸51,51を介して中間部が枢支された一対のハン
ド部材52,52と、該ハンド部材52,52を開閉せ
しめる開閉シリンダ53と、ハンド部材52,52がフ
ランジ9,10に接近・離反するように揺動アーム50
を揺動せしめる揺動シリンダ54とを備えている。ハン
ド部材52,52の後端部(下端部)は開閉シリンダ5
3の本体部とピストンロッド53aとに枢着されてい
る。また、揺動シリンダ54は、右下炉体15の右側方
で上下方向に向けて設けられ、該揺動シリンダ54の後
端部は、右下炉体15の右側面部に固設されたフレーム
55にブラケット56を介して枢着され、該揺動シリン
ダ54のピストンロッド54aは揺動アーム50の後端
部(右端部)に枢着されている。
【0035】かかるクランプ手段24にあっては、前記
クランプ手段23と同様に、ハンド部材52,52がフ
ランジ9,10に接近する側に揺動アーム50を揺動さ
せた状態で、開閉シリンダ53によりハンド部材52,
52を閉じることでフランジ9,10の先端部がハンド
52,52の先端部間に挟持される。この場合、フラン
ジ9,10の先端部には、前記フランジ7,8と同様に
断熱材47を介してクランプ座48が固着されており、
ハンド部材52,52は断熱材47及びクランブ座48
を介してフランジ9,10を挟持する。
【0036】尚、図示は省略するが、本実施例の装置に
おいては、下型4,5の側面部に設けられたフランジ1
1,12を挟持するクランプ手段も前記クランプ手段2
3,24と同様の構成でもって設けられている。
【0037】次に、本実施例の装置による金属板Wの成
形時の作動を説明する。
【0038】金属板Wを成形する際には、まず、前記各
クランプ手段23の揺動シリンダ43により揺動アーム
44を介してハンド部材42,42を各組のフランジ
7,8から離反させた状態で、昇降手段22のシリンダ
36により昇降体35及び連結アーム37を介して上炉
体13が上型3と共に上昇され、上型3の型開きがなさ
れる。尚、この時、左下炉体14及び左下型4は、あら
かじめ移動手段21のシリンダ30によりガイドレール
25上を移動されて、右下炉体15及び右下型5に接合
されている。さらに、クランプ手段24のハンド部材5
2,52が下型4,5のフランジ9,10に揺動シリン
ダ54により接近させた状態で開閉シリンダ53のピス
トンロッド54aを伸長させることで、ハンド部材5
2,52が閉じられ、該ハンド部材52,52の先端部
間に下型4,5の下端部のフランジ9,10が断熱材4
7及びクランプ座48を介して挟持される。また、下型
4,5の側面部のフランジ11,12も図示しないクラ
ンプ手段により挟持され、これにより、下型4,5の型
締めがなされている。
【0039】かかる状態で、金属板Wがその凹部aを下
型4,5内のキャビティ6に臨ませて下型4,5上に支
承され、次いで、昇降手段22のシリンダ36により上
炉体13が上型3と共に下降され、それらが下炉体1
4,15及び下型4,5に接合される。これにより、上
型3及び下型4,5を併せて成形型1が構成されると共
に、該成形型1の内部に金属板Wが保持される。また、
上炉体13及び下炉体14,15を併せて大略箱形状の
炉体2が構成され、成形型1は前記フランジ7〜12の
部分を除き、炉体2内に収容されて該成形型1の外面が
そのほぼ全面にわたって炉体2により包囲される。
【0040】次いで、前記各クランプ手段23の揺動シ
リンダ43によりハンド部材42,42がこれに対応す
る各組のフランジ7,8に向かって揺動・接近され、さ
らに、開閉シリンダ41のピストンロッド41aを伸長
させることで、ハンド部材42,42が閉じられ、該ハ
ンド部材52,52の先端部間に下型4,5の下端部の
フランジ9,10が断熱材47及びクランプ座48を介
して挟持される。これにより上型3及び下型4,5は、
クランプ手段23等により気密的に型締めされる。
【0041】この状態で、炉体2の内壁に取着されたヒ
ータ18により、成形型1がその内部に保持された金属
板Wと共に適宜の温度に加熱される。この時、成形型1
はその大部分が内壁を断熱材17により形成した炉体2
内に収容されていると共に、炉体2の外方に突出するフ
ランジ7〜12は、断熱材47を介してハンド部材4
2,47により挟持されているので、ハンド部材42,
47を介しての放熱が防止され、従って、成形型1を金
属板Wと共に、効率よく所望の温度に加熱することがで
きる。
【0042】次いで、上記のように金属板Wを加熱した
状態で、供給管19aから上型3の給気孔19を介して
成形型1内に加圧ガスが供給され、これにより金属板W
の凹部aが超塑性変形によりキャビティ6の形状に倣っ
て膨出し、該キャビティ6内に所望の形状の製品が成形
される。
【0043】その後、クランプ手段23のハンド部材4
2,42が開閉シリンダ41により開かれてフランジ
7,8の挟持が解除され、さらに、揺動シリンダ43に
よりハンド部材42,42がフランジ7,8から離反さ
れた後に、昇降手段22により上炉体13及び上型3が
上昇されて上型3が型開きされる。また、クランプ手段
24のハンド部材52,52が開閉シリンダ53により
開かれてフランジ9,10の挟持が解除され、さらに揺
動シリンダ54によりハンド部材52,52から離反さ
れる。尚、この時、フランジ11,12を挟持するクラ
ンプ手段(図示しない)についても同様にハンド部材
(図示しない)の挟持の解除と離反とがなされる。そし
て、移動手段21のシリンダ30により左下炉体14が
左下型4と共に左方に移動されて、両下型4,5の型開
きがなされ、この状態で、製品が下型4,5のキャビテ
ィ6内から取り出される。
【0044】かかる本実施例の装置においては、ヒータ
18を内壁部に備えた炉体2と成形型1とは基本的に別
体物であるので、成形型1を小型なものとすることがで
きる。また、炉体2は、その内壁部が断熱材17により
形成されていると共に、成形型1を内部に収容して加熱
する構成としているので、比較的小型な構成でもって、
成形型1内の金属板Wを効率よく、しかも均一的に加熱
することができる。そして、成形型1の型締めはクラン
プ手段23,24等によるフランジ7〜12の挟持によ
り行われるので、上記のように成形型1や炉体2を小型
なものとすることができることと併せて、上型3及び下
型4,5をそれぞれ分離・接合するための昇降手段22
や移動手段26をも小型な構成とすることができ、従っ
て、本実施例の装置を安価なものとすることができる。
【0045】また、炉体2は成形型1に対して着脱自在
であるので、成形する製品の種類や形状の変更が生じた
場合には、新たな成形型に本実施例と同様のフランジを
設けておくことで、本実施例の成形型1のみを新たな成
形型に交換すればよく、しかもその際、炉体2や昇降手
段22、移動手段26等の装置はそのまま使用すること
ができ、従って、製品の種類や形状の変更に簡単且つ安
価に対応することができる。
【0046】尚、本実施例においては、クランプ手段2
3,24等によるフランジ7〜12の挟持をそれらのフ
ランジ7〜12に固着した断熱材47及びクランプ座4
8を介して行うようにしたが、それらの断熱材をクラン
プ手段側に設けておくようにしてもよいことはもちろん
である。
【0047】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、成形型を複数の分割型により分割・接合自在
に構成すると共に、各分割型の接合部にフランジを形成
し、また、各分割型の接合時に成形型を収容する炉体を
各分割型に着脱自在に装着した複数の分割炉体により構
成し、さらに、該炉体の内壁部に発熱手段を設けると共
に、炉体の外方に突出する成形型のフランジをクランプ
手段により挟持して該成形型の型締めを行うようにした
ことによって、成形型やその型締装置等を小型なものと
することができ、さらには成形品の種類や形状の変更の
際には、炉体等を交換することなく小型な成形型のみを
交換すればよいので、成形品の種類や形状の変更に対し
て安価且つ簡単に対応することができる。
【0048】さらに、クランプ手段によるフランジの挟
持を断熱材を介して行うことで、炉体の外方に突出する
フランジからの放熱を防止することができ、また、炉体
の内壁部を断熱材により形成することで、炉体を比較的
薄肉で小型なものとしつつ成形型や金属板の加熱を効率
よく均一的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超塑性成形装置の一実施例の説明的縦
断面図。
【図2】図1の装置の成形型及び炉体を分割した状態を
示す縦断面図。
【符号の説明】
1…成形型、2…炉体、3〜5…分割型、7〜12…フ
ランジ、13〜15…分割炉体、18…発熱手段、2
3,24…クランプ手段、17,47…断熱材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦野 誠 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形型内に保持した金属板をその加熱状態
    で加圧気体により超塑性変形させて成形する超塑性成形
    装置において、 前記成形型を複数の分割型により分割・接合自在に構成
    すると共に、各分割型の接合部にフランジを形成し、 各分割型のフランジを外方に突出させつつ各分割型の外
    周面部を包囲して各分割型にそれぞれ着脱自在に装着さ
    れた複数の分割炉体により構成され、該分割型を互いに
    接合したとき、前記フランジを外方に突出させて前記成
    形型を収容する炉体と、 該炉体と前記成形型との間の空間で各分割炉体の内壁部
    に設けられた発熱手段と、 前記分割型間に前記金属板を保持して各分割型を接合し
    た状態で前記フランジを挟持するクランプ手段とを備え
    たことを特徴とする超塑性成形装置。
  2. 【請求項2】前記クランプ手段は、断熱材を介して前記
    フランジを挟持することを特徴とする請求項1記載の超
    塑性成形装置。
  3. 【請求項3】前記炉体の内壁部は断熱材により形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の超塑性成
    形装置。
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